「日韓合意」の“ワナ”
2017.01.24
なかなか書けなったのですが、状況の裏づけが明確になりつつありますので書いておきます。

一昨年2015年12月に「日韓合意」が結ばれたとき、多くの識者が異をとなえました。
そのとき、類似のことを問われたので、こう答えました。

「いいことだ、これでボールは韓国に投げられた」

現在、かの国の状況をみると、まんまと安倍首相の“ワナならざる誠意”にかかったことが、明らかになりつつあります。
「バカ」ですねぇ~。

つまり、「日韓合意」は、当時の日米韓中朝の政治情勢の中で、中国よりに傾いていた韓国を日米側に引き戻し、最重要課題であるTHAAD(高々度迎撃ミサイルシステム)を韓国に配備するために必要な、アメリカが絡んだ日本の“妥協”でした。

要は、国際的にも慰安婦問題においても「肉を切らせて骨を断つ」高々度な政治判断が「日韓合意」だったのです。

多分、多くの識者が反対していたことから、このことに気づいていた人は多くはいません。

いまさらながら、「韓国が日韓合意を守らないのは当たり前だ」というコメントが聞かれますが、そんなことは、歴史的にも平然と「ウソ」をついてきた“かの国”の常套手段を知っていれば、当初から予測できたことです。

もちろん、安倍首相や官邸側も、その可能性はハナから予測していたことです。
それゆえ、日韓合意には「最終的かつ不可逆的に解決」という一言が入っているのです。

日本は、「日韓合意」によって“肉”を切られる痛手を負い10億円も払いましたが、合意を破れば韓国の“骨”を断つことができることをわかったうえでのことです。

あとは、ウラに中国がいて、反日勢力が設置した“慰安婦像”を「最終的かつ不可逆的に解決」にもとづいて韓国側が撤去し、合意を遵守する誠意を示すか否かです。

つまり、ボールは“意”をもって韓国に投げられたのです。


結論を書きますと、最終的に韓国は「日韓合意」の内容を相応に実行せざるをえません。
ですが、今はしないというか、できません。

そのため、結局のところ、「日韓合意」を遵守するためには、現大統領の父親の朴元大統領のときのように“軍事クーデター”を起こして、政権を奪取しTHAAD配備に進むか、そうでなければ実質的に中国か北に併呑されていく道しか韓国側には残されていません。

問題は、軍事クーデターを実行できる軍人が韓国にいるかどうかです。

いれば自由の道はまだ残りますが、いなければ、日本は国防のために、核の所有はともかくとして、トランプの言質にそって再軍備をしていくしかありませんが、それは中国の崩壊とどっちが先かといった時間の問題です。



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