“常軌を逸する”星まわり
2018.04.18
たぶん、ご本人たちは気づいていないと思います。

4月に入るあたりから、どうにもこうにも、“常軌を逸する”ことになりやすい星まわりが続いています。

ふだんなら、さほどでもないのですが、ディレクションが重なって複合していますので、“現実化”しやすくなっているのです。

どれか一つの星や一つのアスペクトが、なにかディレクションをもたらしても、さほど全体的な影響は少なく、ごく一部の人にとどまったり、あんがいと自分自身でコントロールできたりします。

しかし、4月に入るあたりからは、昨年2017年末に続いて木星と海王星が、再び三分(トライン=120度)をとりはじめたために、顕著な事例でいえば、あることないこと“事実”かのように“信じ込んでしまう”ことが起こりやすくなっています。

もともと、海王星は、良し悪しともかく、“夢”やまだ見ぬ“理想”や“善意”、また“妄想”や“幻想”や“インスピレーション”といった、心の中の“想い”をわれ知らすとも事実かのように考えやすいはたらきを適時、もたらすことがあります。

2010年頃以降、そんな海王星の象意が出やすい“バブリー”な素地が昨今の時期はあるのですが、トランシットの木星が再び海王星に上三分(アッパー・トライン=120度)をとりはじめたために、いっそう輪をかけるかのように、安易に自分の中の妄想を、“事実”かのように思い込みやすくなっています。

先入観でもって、事実を深く検証することなく、“イージー”に決めつけていくために、事実無根のウソや風聞や批判がまかりとおり、ウソが氾濫し、信じ込みやすい昨今になっています。

アメリカ流にいえば、“フェイク・ニュース”です。
日本でいえば、重要な国会の場が、“ワイドショー化”していることなどが一例です。

一方、昨今は、ここ半月以上、心の奥の“情念”や激しい“情動”がわき起こり、それがたとえば恋愛や異性関係にむかいやすい時期にあります。

こちらは、もうそろそろ下火になるのですが、上述の木星と海王星の三分(120度)のバブリーなディレクションと相乗効果をもたらして、良し悪しはともかく、めでたくも「ご結婚」や不倫をはじめとした「異性スキャンダル」としてあらわれやすい時期にあります。

このディレクションの最初のほうは、真面目に愛をはぐくんできたカップルが、ようやく結婚にいたるはたらきをもたらしたのですが、後半の現在は、むしろ衝動的な異性関係として常軌を逸するかたちで出やすくなっています。

あえて分類すればそういうことで、いずれにしても蠍宮の「木星」と魚宮の「海王星」の三分(120度)は、どちらかというと、冷静な知性にもとづいた考えや判断よりも、自分自身の主観的な“情”にもとづいて、“正しい”と思い込み、自信をもってどこか“勘違い”した発言をしやすくなります。

よって、“事実誤認”や“フェイクニュース”まがいの主張を、思い込みによって“断言”してしまうことが多くみられるようになりますので、冷静なご判断が必要な時期です。

後者の恋愛や結婚など異性への情動としてはたらくディレクションは、今週中にも一段落します。

ですが、木星と海王星の三分(120度)は、今年9月ごろまで続きますので、そのかん、ほかの「星のディレクション」と複合して、いつでも“勘違い”や“事実誤認”を招来しやすい、地に足が着かない“バブリー”な現実錯誤の出来事を起こりやすくしています。

他人はともかく、自分自身がそうならないように気をつけたいところです。





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