第2回米朝会談は“大成功”
2019.03.06
先月2月27日と28日にベトナムで行なわれた第2回米朝会談についてです。

何の合意もなく、トランプ大統領が足早に引き上げたことで、「交渉決裂」として「成果なし」の報道もみえました。

しかし、交渉決裂は、一歩前進の「大成功」なのです。

「交渉決裂」の一報後、なにか特別なウラ事情があかされるのかをみていましたが、当初の情報以外に、たいした後負い記事はでてきません。

なので、当初の結論どおりにアップいたします。

答え合わせは、簡単です。

1、「完全核放棄」の合意以外に、北朝鮮への“制裁解除”や“朝鮮戦争の終結宣言”などへの調印はありえません。

2、なぜなら、北朝鮮と“合意”した時点で、「反日反米」つまり反自由陣営での「南北統一」が既定路線になるからです。

3、そうなると、半島に「親中親ロ」の統一国家が誕生しますので、半端な「米朝合意」や「制裁解除」はありえません。

4、ちなみに、もし、文在寅韓国大統領が親共路線をとらずに、“反日反米”や“反自由民主主義陣営”へ舵を切っていなかったら、半端な核放棄でも「米朝合意」はありえました。

ご理解いただけますでしょうか。

今、北朝鮮への制裁解除をするということは、単純にいえば、核ミサイルを隠し持った「反米」の半島統一国家が、いずれ誕生することを意味します。

それは、反米だけでなく反日の「南北統一朝鮮」になりますので、日本やアメリカが、約束どおり北朝鮮に経済復興支援をするということは大矛盾が生じます。

第一、交渉決裂しても、元の状態に戻るだけで、アメリカはたいした痛手は受けません。

北朝鮮が以前のように、再び核実験やミサイル発射実験の動きをみせれば、元のようにアメリカは欧米などとともに“制裁強化”や“攻撃”の動きをみせればいいだけです。

その際は、北朝鮮をウラから韓国が支援することが明らかなので、韓国も作戦対象にしていくことになります。

要は、半端な妥協や合意は、将来に禍根を残すだけです。

なので、今回の米朝会談は、「完全なる核放棄」か「交渉決裂」の2托しかアメリカに選択肢はなく、そのいずれであっても、アメリカは金正恩に「冷厳な現実」をみせつけたことで、一歩前進の「大成功」の会談となるわけです。








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