ネットvs中国≒マスコミ
2020.02.02
新型ウイルスに関する単純な計算問題です。

武漢から3次にわたって政府のチャーター便で帰国した日本人565人のうち、確実に感染者とされたのは8人です。

では、問題です。

人口1,108万人(2018年)、市区人口だけでも859万人(2016年)の武漢で、何人が感染していると推測できるでしょうか?

日本人の場合、比較的に壮健な働き盛りの会社出張の社員が多いのに対して、武漢の場合は感染しやすいとされる高齢者をふくむことになります。

ごく単純に比較しても、8人/565人の日本人感染者の割合は、武漢の市区人口の場合だと、12万人/859万人です。

日常的に黄砂や不衛生な環境に住み、肺炎にかかりやすい中国人と、衛生には気をつける日本人で働き盛りの出張組みを考えると、武漢ではさらに多くの人が感染しており、最低でも15万人程度が感染していることになります。

そのうち、死者は1%でも1,500人、3%だとすでに4,500人が新型ウイルスで死亡している計算になります。

これは2月2日現在の計算なので、今後はさらに増えます。

テレビのニュースやワイドショーでは、「毒性は弱いので必要以上に騒ぐ必要はない」、「ネットはフェイクで煽りすぎる」(ネットよりもテレビを信用しろ)、「中国人の人権も考えなければならない」など、訳知り顔でコメントするお抱え医師や文化人コメンテイターがいます。

かと思ったら、ネットの大手ニュースでも、K.B太郎など“良識派”と思われた人物が、要約していえば「生物兵器の流出はありえない」「その証拠はないなので仰々しくとらえてはいけない」など、世界各国のさまざまな報道を必要以上に挙げながら、ネットでの“注意喚起”に客観性を欠くと、意図的に反論しています。

考えてみてください。

自らの非を認める確実な証拠が、一党独裁の中国政府から出ないのは当然です。

そのような明確な“証拠”が発表されていないからといって、中国を擁護するような記事を書いていますが、逆にいえば、“生物兵器研究所”から研究過程のウイルスが研究者とともに流出したり、実験動物が逃走して武漢で感染がひろがったことを否定する確実な証拠もないのです。

結局、責任逃れで隠蔽体質の中国に関しては、“状況証拠”から推測し判断していくしかないのです。

ふつうに考えても、通常のウイルスであれば、中国がわずか10日間の突貫工事で新たに1,000人規模の病院を急遽建設する必要はないのです。

もっとも中国の場合、本当に“病院”なのか、それとも言い方は悪いのですが“アウシュビッツ”のような「収容所」なのか、笑えないお話ですがわからないのです。

マスコミやテレビは、中国のイメージを下げないように報道する反日で知られています。

また、親中派でスポンサーでもある経済界を忖度して、“コウモリから自然感染した”とプロパガンダを流したり、購買意欲が冷え込まないように“たいした毒性はない”といった「情報操作」しています。

ネット情報が、「玉石混交」なのは事実ですが、テレビやマスコミのようにスポンサーを忖度した「商業主義」や、WHOのテドロス事務局長のように「中国寄り」であるよりも、ご自分で判断できるだけネットのほうがまだ信頼できます。

いずれでもいいのですが、現状ではまだ不確定なのに“安易”にとらえるよりも、感染拡大しないように「自己防衛」を薦める情報のほうが、現段階では“良識的”だといえます。








2020.02.02 20:10 | 固定リンク | | コメント (0)
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