#FreeAgnes:日本発
2020.08.16
 
「それにしても“大”の中国が香港の一人の“女の子”を逮捕とは…」

“大国”のなすべきことではありませんよね。

もし、“本気”でそうしたのであれば、たった一人の“女の子”にうろたえるなど“大国”いや中国はもはや終わっています。

常識的にはそういうことです。


ちなみに、香港の一人の“女の子”とは、もちろん周庭(Agnes Chow Ting、射手宮:23歳)さんです。

40日ほど前に施行された「香港国家安全維持法」(国安法)によって、民主化のリーダー「蘋果日報」の創業者・黎智英(Jimmy Lai Chee-ying、射手宮:71歳)氏とともに、今月8月10日に逮捕され、翌11日の深夜に保釈されたのはご存じのとおりです。

「国安法」で逮捕されると“保釈”はないといわれていましたが、周さんは270万円、黎氏は690万円で即保釈されました。

香港当局は、保釈の理由を「罪状を見極めるため」といった旨の理由を述べているようです。

でも、それだと“罪状”も定まらないまま逮捕したことになってしまい、ナニかヘンです。


推測ですが、中国特有の“ウラ”事情があるのではないでしょうか。

たとえば、本来は総資産額 1,060億円以上とされる黎智英氏の資産を、没収することが狙いだとか。

黎智英氏のみを逮捕すると、モロバレなので、だれもが知る周庭さんも一緒に逮捕してカムフラージュし、周さんに対しては「SNSで国際社会と連携した」などとワケのわからない“罪状”をつけたということも考えられます。

ところが、上層部(本土)は、いずれ自分たちが横取りするために“保釈”を香港当局に命じたという推測です。

オモテ向きの理由は、“日米”などからの強い反発があったこと、今は国際社会からの孤立を避けるために事を荒立てたくないこと、などです。

なぜなら、周さんの保釈金270万円はともかく、黎氏の保釈金は、総資産額に対して“690万円”は少なすぎることからそういえます。

要は、なにか“ウラ”がなければ、国家の威信をかけた「国安法」で逮捕しておいて、翌日の即保釈はありえないのです。


それはともかく、「#FreeAgnes」が話題になりました。

ご存じのように、“周庭さんの自由を求める”という「#FreeAgnes」は、日本をはじめ各国でツイートされました。

10日の逮捕から翌11日の保釈までの間に17時間連続で「トレンド1位」を占めたのです。


各国の内訳をみると、日本が「61.1%」でトップでした。

以下は、香港が「27.4%」、アメリカが「2.7%」、タイが「2.6%」、台湾が「1.2%」、イギリスが「1.1%」、その他が「3.8%」となっています。

香港の場合、ヘタにツイートすると当局に目をつけられるという思惑があったのかもしれません。

それはそうと、「#FreeAgnes」を立ち上げて呼びかけたのは日本でした。

中国寄りの日本のテレビが報道することはないかもしれませんが、ダントツのトップは、日本人の「香港」へ高いの関心を示す“嬉しい”数字です。

そういうこともあって、周庭さんは日本語をはじめ、広東語と英語でも感謝のメッセージを述べていました。










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