新総理「菅義偉」を読む
2020.09.16
 
今夜にも新閣僚人事が発表される予定です。

すでに陣容は固まっていますが、その「顔ぶれ」をみると、「菅義偉」新首相の「ホロスコープ」(出生天球図)の特徴に“うり二つ”の閣僚人事になっています。

菅義偉氏の「ソーラー・チャート」をひと言でいうと、“氷の下の炎”です。

表向きの“面白味”のなさそうな印象や、手堅い“実務家”と同時に、内面には“ロマン”や“改革”また抑制された“闘争心”など案外と“ホット”な内面をもちます


現在、発表されている閣僚の顔ぶれでいえば、その特徴は次のようになります。

菅義偉氏の表向きの“手堅さ”は、前厚労省だった「加藤勝信」(蠍宮、64歳)の「官房長官」人事にあらわれています。

一方、菅義偉氏の内面の“改革心”や“闘争心”は、前防衛相だった「河野太郎」(山羊宮、57歳)を「行革担当相」にすえたことにあらわれています。

河野大臣に、いわゆる“縦割り行政をぶっこわす”など、「行政改革」を期待しているようです。

さらに、菅義偉氏が内面にもつ“前向き”や“ロマン”は、今般、菅氏が新設する「デジタル改革相」の人事にあらわれており、前IT担当相だった「平井卓也」(水瓶宮、62歳)を充てることにあらわれています。

中共による“コロナ渦”がいまだに残る現在、「安倍政権」の実務を当面は継承するため、そのまま横滑りになった閣僚人事が多いのは事実です。

それは実務のあらわれの一つなのですが、上記の三閣僚は、「菅義偉」新首相のホロスコープの特徴にそっていて今回の人事の目玉でもあり特徴になっています。


菅義偉新首相の“分身”のような「実務+改革+ロマン」による人材配置です。

それはそうなのですが、ご自分の「ホロスコープ」(出生天球図)の場合は、自分自身の内面での“コントロール”なので、比較的矛盾は少なくなります。

ですが、閣僚人事は対外的に個人の“コントロール”が必要なので別物になります。

それがどこまでうまく機能するのか、緻密でありつつ案外と“豪腕”な内面をもつ菅義偉新首相の手腕が見ものです。


これまで、パッと見、“令和おじさん”こと菅義偉氏のホロスコープを拝見したことはありませんでした。

しかし、先月8月28日の突然の安倍首相の辞任発表のとき、「宝瓶宮占星学」サイトの「今週の運勢」を執筆している最中で、ちょうど「射手宮」に象意を持つ人の「今週の運勢」を書いている途中でした。

そのとき、射手宮は“TOP運”の今週また昨今に入ることをリーディングしていたこともあって、一例としてそこに「菅官房長官」の名前を書いておきました。

つまり、トランシット・ホロスコープによる「星のディレクション」からは、安倍首相の辞任発表と同時に菅義偉官房長官の「新首相」への選出がリーディングできていたのです。

それは、翌日(29日)の未明にアップした「今週の運勢2」の「射手宮」の項をご高覧いただいたかたであれば、周知の事実です。


そういったこともありまして、今般、下掲のように菅義偉氏の「ソーラー・チャート」を作成してみました。

たしかに、「TOP運」を生まれもっています。

出生時間が不明なので、“断定”は避けますが、およその出生時間の推測はできていることから、“抑制”は効いているものの、かなりの“豪腕”(強権)も読みとれます。

見た目的には、オモテが“氷”(実務)なので、内面の“炎”(闘争心)や“ロマン”(構想)は外からは見えにくいものになっています。

このような菅氏の運勢は、法にのっとって正々堂々と行なえば、成果(実績)を期待できる新首相になります。

逆に、もし不正や権力を握ったことで傲慢(ワンマン)になれば、その時点で菅政権は終わりかねない運勢の両面性をもっています。

いずれにしましても、「菅義偉」新首相を一面的に“こうだ”と決めつけると、実は正反対の側面が目に入らなくなりますので、真意を読めず、実像を見誤まることになりかねません。

表向きの「実務能力」や“質実”さと、内面の「改革ロマン」また“剛健”さなどから、“うり二つ”の閣僚人事で、予断を許さない“質実剛健内閣”ともいえそうです。


最後になりましたが、以上をリーディングした菅義偉氏の「ソーラー・チャート」を掲載しておきます。




出生時間が不明なため、日の出の時間の「太陽」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の位置におく「イコール・システム」で作成しています。

個人のホロスコープ(出生天球図)の場合、宝瓶宮占星学では「太陽」と「月」のみ、許容度数(オーブ)10度をとっているのは、当サイトをご覧のかたならご存じのとおりです。


ちなみに、“一言解説”をしておきますと。

「射手宮生まれ」(太陽)の菅義偉氏の場合、「金星」を軸とする「月」と「冥王星」のT矩(Tスクエア=90・90・180)もそうですが、「土星」が「太陽」に上方矩(アッパー・スクエア=90度)をとっていることが、政治家としてこのソーラーチャートの場合、“ベスト”(最高度)に効いています。

このへんは、大三角(グランド・トライン=120度×3)を一方的に“大吉座相”と占断する古い“吉凶解釈”の西洋占星術からは見えてこない、「実学的」な宝瓶宮時代のリーディングの真骨頂のひとつだといえます。












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