天皇と「日本の天運」特別編
2021.05.08
 
● 「太平洋戦争」と「大東亜戦争」の結末
 

天皇と「日本の天運」の“特別編”をお届けいたします。

先の“敗戦”に関して、誤解されるかたがいらっしゃるかもしれないと思ったからです。

次のような“誤解”です。


“明治天皇の御世になって、天皇のもとに「日本の天運」は復活したというけれど、ではなぜ太平洋戦争で日本は負けたのか”


戦後GHQのプロパガンダ(政治宣伝)にダマされず、実際のところを申し上げますと、先の戦争で日本は“2つの戦争”を戦いました。

太平洋を舞台にしたアメリカとの「太平洋戦争」と、東アジアを舞台にした西欧列強との「大東亜戦争」です。

結論的には、アメリカとの「太平洋戦争」には“負けた”ともいえますが、西洋列強の植民地となっていた東アジア諸国は、「大東亜戦争」によって、次々と独立を勝ちとりました。

日本は、“戦争目的”を達成していたのです。


当時、「日本」(とタイ)を除く東アシアの国々は、西洋列強の「植民地」下にあり、次は「日本!?」という切迫した危機的状況にありました。

それを防ぐには、アジア人(黄色人種)として、ともに西洋列強を駆逐し、近隣諸国の「近代化」と「友邦化」をすすめるしか、当時の人種偏見の状況下では、なかったといえます。

いわゆる「大東亜共栄圏構想」がこれにあたります。


しかし、東アジア解放のための“正義の戦争”を日本が行なったとすると、いろいろとマズイために、戦後のGHQは、“大東亜戦争”という言葉を使うことを禁止しました。

そして、「太平洋戦争」と総称するように言論統制をしたまま今日にいたります。

日本が真珠湾を攻撃をして、やむをえずアメリカとの「太平洋戦争」の火ぶたを切らざるをえなかった“根本”には、このような「西洋列強によるアジア蚕食」(植民地化)がありました。

要は、オモテ向きアメリカとの「太平洋戦争」には“負け”ましたが、「大東亜戦争」の“戦争目的”は達成していたことから、一方では戦争に“勝って”いたのです。


それでも“負け”は“負け”だというかたがいらっしゃるでしょう。


では、以下のことを考えてみてください。

まずは、占星学から時代の「天運」をもつ日本が、なぜ「アメリカ」に“負け”ざるをえなかったのか、ご説明しておきます。


日本もアメリカも“国体”を「水瓶宮」とします。

終戦から44年後に正式に「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)を迎えることから、“宇宙プログラム”は両国とも“勝者”とするしかありませんでした。

日本もアメリカも歴史的に重要な国家だからです。

アメリカは、占星学からみたときに、“世界の自由民主主義体制を守る”という「天命」をもちます。

なぜなら、建国以来、“民族性”を「射手宮」とし、“国体”を「水瓶宮」とし、“現体制”を「蟹宮」とするからです。

この“解釈”は長くなりますので、かってながら省略させていただきます。

そのため、日本とアメリカがやむをえず戦うことになった先の大戦においては、44年後に訪れる「宝瓶宮時代」のベースとなる“自由民主主義体制”これを“守る”「天命」をもつアメリカを、ここで負けさせるわけにはいきませんでした。

当時、自由民主主義に敵対する共産主義の国家「ソ連」が台頭していたからです。

米ソ両国とも当時は「連合国側」であり戦争当事者でもあったことから、もしアメリカが負ければ、それはソ連が世界を牛耳り、“世界共産化”という人類破滅の危機を招くことになるからです。

それゆえ、「天命」をもつアメリカを勝利させ、「天運」を有する日本を、アメリカの軍事力によってソ連の侵略から“庇護”するとともに、“経済”を優先させることで、来るべき「宝瓶宮時代」に向けた日本の復興を図ったのです。

実際、終戦間際や、敗戦時、また占領下の日本を巡る出来事をみると、そのように解釈しなければ説明がつかないことが起きています。


ご参考に書いておきますと、江戸時代の“現体制”は「武家諸法度」などによって「乙女宮」でした。

そのため、江戸時代は“武家社会”ではあるものの「お役人(官僚)的幕藩体制」でした。

江戸時代が終わり、明治から終戦までの日本の“現体制”は、「大日本帝国憲法」などによって「射手宮」でした。

「射手宮」は、“海外”や“拡大”などを象わします。

そのため、明治の御一新によって、海外の西洋に追いつき追い越せと「近代化」を推しすすめてきました。

近代化が成功すると、当時の世界植民地化の国際情勢をかんがみて、“日本防衛”と“アジア解放”にむけた「海外進出」を図っていきます。

台湾や朝鮮半島など近隣諸国の「近代化」を推し進めたのは、その一環です。

もっとも、このことが西洋列強や“民族性”「射手宮」のアメリカとの競合を招いたのは、避けられない時代の趨勢でした。

「日露戦争」に勝った日本は、白人国家から“警戒心”を抱かれていたからです。


いずれにしても、当時は、欧米列強による「植民地」の時代でした。

そのような状況下にあって、双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)最後の「世界的な対立二元論」のピークを星はもたらします。

先進国が「連合国」側と「枢軸国」側とに分かれて戦うことになります。

そのような、“世界覇権のディレクション”によって起きたのが「第二次世界大戦」です。


ドイツ第三帝国のポーランド侵攻による西欧戦線にはじまった「第二次世界大戦」は、劣勢に立たされたイギリスがアメリカに参戦を求めます。

ところが、ルーズベルト米大統領は、「非戦」を公約にかかげて当選していたために、自ら参戦することができませんでした。

一方、ドイツもアメリカとの直接の戦争は避けていました。

そこで、ドイツやイタリアと「三国同盟」を結んでいた日本がターゲットになります。

どうしても「参戦」したいルーズベルトは、日本を追い込んでいきます。

石油も物資も止められ、このまま座して待てば、国が滅ぶしかない日本は、真珠湾奇襲攻撃によって「太平洋戦争」に踏み切ります。

それはそうなのですが、あくまでも日本の主眼は、東アジアから西洋列強を追い出して、アジア諸国の“解放”と“友邦化”による日本の「国家存続」にありました。


重要なことは、戦争には“戦争目的”があることです。

その根幹は、“国体の護持”であり、国家の永続的な“維持発展”です。


たしかに、日本は、「天命」をもつアメリカとの「太平洋戦争」には負けざるをえませんでしたが、東アジアを戦場とした「大東亜戦争」においては、“東アジアの解放”という「戦争目的」を達成しています。

「白人にはかなわない」と思っていたアジア諸国の人々は、またたくまに西洋列強を駆逐していく、“神のごとき日本兵”をみて、自分たちもやれると勇気をもち、次々と独立をしていきました。

そればかりではなく、戦後の日本は、アメリカの軍事力のもとで、“国体の護持”と“国家の維持発展”を成し遂げたのはご存じのとおりでしょう。


では、欧米はどうでしょうか。


西洋列強は、戦争には“勝った”ものの「アジア植民地」をすべて失うことになります。

また、ソ連もアメリカも、さらなる“世界覇権”を競って、その後44年間もの長き「東西冷戦」に突入していくことになります。

その間、日本は、「天運」によって、またたくまに経済復興を成し遂げると、“ジャパン・アズ・ナンバーワン”と呼ばれるほど、一時はアメリカをしのぐ発展を遂げています。


さて、最後に東西両陣営の盟主国「米ソ」のTOPの評価をご紹介して終わります。


1989年のことです。

約2.160年(計算値)続くことになる現在の「宝瓶宮時代」が正式にはじまった年です。

アメリカの「レーガン大統領」とソ連の「ゴルバチョフ大統領」は、「東西冷戦の終結」(米ソ冷戦の終結宣言)にむけて、地中海のマルタ島で会談をします。

そのさい、「東西冷戦」のはじまりとなった先の「第二次世界大戦」において、“真の勝者”はどの国かというお話になりました。

二人の大統領がそろって挙げたのは「日本」でした。


アメリカもソ連も、世界各地の“東西代理紛争”と“軍拡競争”とによって、経済的に疲弊していました。

また、多大な犠牲者を出したドロ沼の「ベトナム戦争」などをみても、あまりにも大きな代償を長きにわたり払ってきていたからです。

逆に「日本」は、“戦争目的”を達成したばかりか、戦後はアメリカの軍事力に守られて、平和と経済的な繁栄を手にしていたのです。


終戦後、しばらくは“世界覇権のディレクション”が続いていましたので、次の仮説も重要です。


もし、日本が「太平洋戦争」に勝っていたら…。

当然、1945年で戦争は終わることはありません。

次は、植民地を失ったものの本体は残っていた「西洋列強」による反転攻勢や、ドイツのモスクワ侵攻を下した「ソ連」の日本への南下といった、いずれの国々をも相手に、“世界覇権”をかけた第2ラウンドの戦いが続くことになります。

物資に不足していた日本は、国家が滅びるか、ソ連に占領されるまで戦争を遂行せざるをえなかったでしょう。

なぜなら、日本が「戦争や~めた」と言っても、“世界共産化”をもくろむソ連は、決して日本を攻めることをやめないからです。


以上のようなことから、天皇とともにある「日本の天運」は、“敗戦”のようにみえる先の戦争においても、絶妙な“天業”でもって、たしかに働いていたことがわかるでしょう。



【ご参考】

1、
「水瓶宮」を“国体”とする日米両国は、「水瓶宮生まれ」(太陽)のルーズベルト米大統領の“策謀”によって「太平洋戦争」を戦わざるをえなくなりました。

2、
その占星学的な理由は、当時、「水瓶宮」の対宮=「獅子宮」に「冥王星」が入宮し、トランシット(運行)しはじめたために、“世界覇権のディレクション”がもたらされたからです。

3、
“国体”を「水瓶宮」とする日米両国と、“両極端”の象意をもつ冥王星の「獅子宮」への入宮またトランシットは、「牡牛宮生まれ」(太陽)の“昭和天皇”の御世でした。

そういうこともありまして、歴史的な大役を果たされた昭和天皇は、「東西冷戦の終結」と「宝瓶宮時代」が正式にはじまった、1989年(1月7日)に崩御されたのは、単なる偶然とはいえないようです。

4、
結果、戦後の日本においては、新「憲法」をはじめ、「サンフランシスコ講和条約」によるGHQの占領下からの脱却によって、“現体制”を「牡牛宮」として新たにスタートすることになりました。

「牡牛宮」の代表的な象意は、“日常生活の安全と快適性”です。たとえば“衣食住”(ファッション、グルメ、インテリア)などのアメニティー(快適な環境)などを象わします。

この“現体制”もあって、「宝瓶宮時代」にむけて“家電製品”などにみられるように、快適な生活環境が花開いて今日に至っています。













※5月10日、一部追記補足を行ないました。
コメント一覧
ひつじ - 2021年05月13日 21:46
管理人様

お忙しいところ、早速のご回答ありがとうございます。「法」に基づいた動きを天は導くということかと解釈いたしました。

秋篠宮家はなぜ沈黙しているのか理解に苦しみます。

宮内庁内部に秋篠宮家を貶めようとする勢力が小室親子を援助しているという話もあります。最終的には女系天皇と女性宮家の成立を目指すといわれています。

真偽のほどはわかりませんが、小室親子の動きを見るとそれが正しいのではないかという気が致します。

もし、今後お時間がある時に小室親子のリーディング、仮に二人が反対を押切り結婚した場合、天はわれわれに何を啓示するのか、ご教示頂ければ有難いです。よろしくお願い申し上げます。

ちなみに、ポイントは「法」で、弁護士試験を受けようとしているKKが「法」によってその野望を木端微塵にされることを願ってやみません。
セイ☆ジミト - 2021年05月13日 19:18
ひつじ さま

お問い合わせの「この騒動はどこに落ち着くのか、また天はこの騒動をどのように導くのか」に、以下の3点からお答えさせていただきます。

1、法的結論
日本は「法治国家」なので、憲法や皇室典範によってご判断されればすむことです。
まして、天皇また皇室は、それらを権威をもって承認し遵守されるお立場なのは明白です。
なので、秋篠宮家が正しく「法」にのっとってご判断をされれば問題は起こりませんでした。
そうでない以上、関係者が「法」にのっとったお考えをされるよう陰に陽に講釈されれば解決するはずです。
ちなみに、皇室の経費を“借金返済”に使うことは法的にできません。

2、皇位継承
問題の根因は、秋篠宮家の皇位を継承するお立場としての意識や教育の欠如にあります。
そのため、ご当主はともかくとして、悠仁さまに将来の「天皇」としての意識やご自覚をもっていただくために、ご両親のあり方や姉のあり方の問題点を身近でもって“ご体験”させることによって、結果、反面教師として教育をされているように思えます。
秋篠宮家の現状においては、そのような荒療治をするしか、結局は道がないのでしょう。

3、リーディング
悠仁さまがご誕生されたとき「ホロスコープ」(出生天球図)を作成してみたことがあります。
結論のみ書きますと、将来の「天皇」にふさわしい立派な内容でした。
一方、KK氏との結婚が騒がれた数年前の当初、眞子さまの「ホロスコープ」を一度だけリーディングしてみたことがあります。
結論は、その内容が現在のトラブルを招いています。
皇族にかぎらず、一般人であっても、情のままに自由に行動してよいということはありません。
日本に住む以上「法」を遵守したうえでの恋愛やご結婚なので、皇族といえども「法」を無視して情のまま突っ走ることはできないため、このような違法なご結婚が認められることはないと考えています。
ひつじ - 2021年05月13日 16:27
管理人様、こんにちは。

いつも興味深く拝読しております。
早速ですが、我が国のかなめでもある皇室について伺います。

ご承知の通り、秋篠宮家の眞子内親王とあの小室というこの上なく胡散臭い、また出自も某半島系といわれる御仁についてのことです。

あんな男と結婚なんて、国民の大多数は反対ですが、もしこのまま押し切るようなことがあれば皇室崩壊、はては日本国そのものにも大きな影響をあたえるのではないかと危惧しております。

特にあの小室親子、母親の異常さは驚くばかりです。

この騒動はどこに落ち着くのか、また天はこの騒動をどのように導くのか支障のない程度でご教示いただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。
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