重要なお話「占星学の黎明」
2021.09.18
 
次の文章は、「奥義講座」の序「基礎編A#1」を、奥義講座の内容紹介として特別公開する第1回めです。

「Astrology is FAKE」(西洋占星術は偽物)といった主張が見受けられる今日、本来の「占星学」はどのようなものなのか、黎明期から歴史をおってご紹介した「基礎編A」の「#1」です。

今日、日本で「Astrology」と訳される「西洋占星術」の歴史は150年ほどしかなく、本来のAstrologyことメソポタミア文明が発祥した古代オリエントより4,000年以上の歴史をもつ占星学とは、似て非なる別物です。

本来の占星学は、白羊宮時代(はくようきゅう じだい)にカルデア人の天体観測からはじまりました。

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こんにちは、宝瓶宮占星学のセイ☆ジミトです。

今から宇宙と人生(人類歴史と日常生活)にかんする重要な話をします。

かといって、宗教のお話ではなく、こむずかしい物理科学のお話でもありません。

宇宙この世界をつらぬく「数理法則」によるホロスコープ・リーディングの奥義のお話です。

ホロスコープの語源は「ホロス・コポス」で、“時の見張り人”といった意味です。

人類文明が芽生えた古代メソポタミアのチグリス/ユーフラテス両河川にはさまれた肥沃な三角地帯(穀倉地帯)は、毎年の氾濫に悩まされていました。

王に仕える高度な知的集団のカルデア人は、東の地平線上にのぼる星を長年、天体観測し、記録し続けてきたことから、宇宙の星の動き(配置)によって、氾濫の時期を予測しました。

これが「カレンダー」の由来です。
日本でも、今では「カレンダー」を見るだけで、そろそろ梅雨だなとかわかります。

天体観測を続けたカルデア人は、「カレンダー」の語源となったのです。

こうして、約4,000年以上も前からの白羊宮時代(はくようきゅう じだい)の天体観測から「占星学」(Astrology)は、はじまりました。

ちなみに、白羊宮(はくようきゅう)というのは、「牡羊宮」(おひつじきゅう)の古典的名称で、白羊宮時代(はくようきゅう じだい)は、「占星学的な時代区分」の一つです。

占星学的な時代区分というのは、「春分点」の移動によって、約2,160年(計算値)ごとに変わります。

12サイン(宮)と同様に12種類あります。

通常の12サイン(宮)の順番とは逆順に進んでいきます。

なぜなら、「春分点」の移動が通常のサイン(宮)とは逆方向に進んでいくからです。

くわしくは、いずれお話させていただきます。

単純に、「春分点」が約72年に1度ずつ戻るとして、一つの「占星学的な時代区分」は30度の幅なので、それぞれ約2,160年(計算値)で1つのサイン(宮)を移動していくことになります。

もちろん、これは占星学的な時代区分のタイム・スパンで、通常、太陽が1つのサイン(宮)を通過していくタイム・スパンは、ご存じのように1か月ほどです。

ということで、白羊宮時代(牡羊宮時代)に発祥した占星学は、次の「魚宮」(うおきゅう)の古典的名称「双魚宮」(そうぎょきゅう)にちなむ「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)を経て、現在は「平成」に元号が変わった1989年以降、「水瓶宮」(みずがめきゅう)にちなむ宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)にあります。

ご認識いただきたいのは、かつて太陽の通りみちの「黄道上」に定められていた、12星座の位置や幅(広さ)と、占星学(術)の12サイン(宮)の位置は関係がないことです。

星座名を流用しているだけだからです。

今日では、黄道上には13星座が定められており、その“座”(Constellation)と、占星学の“宮”(Sign)とは、まったくの別物です。

占星学の12サイン(宮)は、毎年の「春分点」の位置を起点に、黄道上を正確に30度ずつに12等分されたものなのに対し、空の星座は地上から見える星を人間が勝手につなげて妄想した、バラバラな幅をもつ黄道上の13星座だからです。

これは、「占星学」またホロスコープの、“基礎中の基礎”のお話です。

西洋占星術師はともかく、この“基礎中の基礎”をご理解されていない「西洋占星術研究家」や「西洋占星術学者」もいらっしゃいますのでご注意ください。

占星学上の呼称も、正しくは「〇〇座」(Constellation)ではなく、たとえば「牡羊宮」や「魚宮」さらには「水瓶宮」などのように、「サイン=宮」(Sign)で呼ぶのが正しいのです。

にもかかわらず、旧来からの慣習なのか、誤ったまま星座名で“おひつじ座”とか“うお座”とか“みずがめ座”といったように、いまだに星座名で呼んでいます。

宝瓶宮時代の占星学が新しくはじまる今こそ、間違った悪習を改めるチャンスだと考えます。

一般のかたや西洋占星術師はともかく、西洋占星術研究家や西洋占星術学者が改めないのは、世間的には権威とうつる肩書だけに、ひどい言い方ですが、「ウソつき」また「資格なし」と言われてもおかしくはありません。

ウソをつかないことが「誠意」だからです。

これまで“座”と呼んできたものを「宮」に変えるわずらわしさを感じるのなら、“座”も「宮」もつけずに、「牡羊」、「魚」、「水瓶」だけでも占星術や占星学またホロスコープのお話だとわかっていれば、充分につうじます。

ウソを教えたり間違えるよりも、そのほうがいいのです。

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占星学は、白羊宮時代に「天体観測」として発祥しました。

次の双魚宮時代に古代ギリシャの世界観をともない、パーソナルな「古典占星学」として体系化され、世界に広がりました。

しかし近年、19世紀中頃の「海王星」の発見にともない、占星学理論を捨てて「占い」に特化したオカルトチック(神秘的)な今日の「西洋占星術」へと変容していきます。

つまり、西洋占星術は占星学の主流ではなく、似て非なる「FAKE」(偽物)であるというのは、一理があります。

それを、宝瓶宮時代がはじまった今日、本来の「占星学」に戻すチャンスのときです。

論理的な解釈や象意の応用展開が可能な本来の「占星学」が必要です。

宝瓶宮時代の新たな占星学理論「数理法則」によるによる「ホロスコープ・リーディング」をご紹介するのが、「宝瓶宮占星学の奥義講座」なのですが、そのご紹介は漸次、行ないます。
 
 
 
 
 
 
 
 
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