ご結婚認知記事の危うさ
2021.10.08
 
最近、眞子様のご結婚や複雑性PTSD報道に対する賛否が相次いでいます。

たとえば、“ご結婚反対”への反論は次のようにヘンなのです。


“10月1日に発表された眞子さまの「複雑性PTSD」というご病気。眞子さまを追い詰めたもののひとつは、マスメディアによる「わがまま」批判や、小室圭さんや母親への非難である。

驚いたことに病名発表の翌日も、(中略) 眞子さま批判を放送するテレビ番組があった。(中略) こういう無責任な番組が眞子さまを追い詰めていたと思うと、そのまま放送されたことが残念でならない。”


元毎日新聞記者で、現在は成城大学文芸学部教授の森暢平(もり・ようへい)氏の記事です。

これと対象的に専門の精神科から述べたのが、次の記事でした。


「1991~94年にアメリカに留学して以来、この疾患に向き合ってきた私は、宮内庁のその後の説明を聞くにつけて、腰を抜かすほど驚いてしまった。

なぜなら、複雑性PTSDとは虐待のような悲惨な体験を長期間受け続けた人に生じる心の病であり、治療も大変困難なものとされているからだ。」


と本来の「複雑性PTSD」は、悪口レベルのもので生じるのではなく、もっと重度で自己解離さえ生じるものだという精神科医・和田秀樹氏の意見です。

和田氏は、「眞子さまはおそらく適応障害なのではないか」と述べています。


また、作家の下重暁子氏は、「崩壊した『家制度』を皇族にだけ求める愚かさ」と題する記事で、次のような勘違い論を述べています。


“何より素晴らしいのは、皇室の中にいた眞子さまが大学で小室さんと知り合い、「恋」を知ったということ。本当に心から愛する人と出会えたのは幸せなことです。

互いを愛する気持ちを、30歳になるまでずっと守り続けたお二人は立派です。心から拍手を送りたいですね。”


この人たちは、何を言っているのだろう? と思いました。


まず、第一に重要なのは、眞子様が小室家に嫁がれて、「幸せになれるの?」という、良識ある国民の心からの心配だからです。

当然、「家制度」が一部で崩壊しているとしても、だから伝統ある皇室に求めてはいけないということでもないのは、誰でも分かるところです。


歴史学者の小田部雄次氏も次のように客観論を述べています。


「皇室に育った女子が、一般民間に嫁いでその後の暮らしをやっていけるかどうか、父親である天皇は当然、心配した。天皇の娘をもらう側でも、ことの重大さは知っていた。」


“純愛”は純愛として、美談にされるのはご自由ですが、物語の「ロミオとジュリエット」しかり、現実的にも、“純愛”がハッピーエンドに結びつかないことは、良識ある一般国民は知っています。

なぜなら、日常の結婚生活はもちろん、家族どうしの両家の関係や、仕事をはじめとした社会生活は、純愛といった純粋な愛情だけで、営んでいけないことを常識的に知っているからです。

“純愛”と誉めそやすのはカンタンですが、その結果、お二人の将来が“見えない”ことを、心ある人々は心配して、眞子様の小室家への嫁入りに“杞憂”の声を上げていることがわかっていないのです。

それを、国民の“嫉妬”としかとらえられない元毎日新聞記者や、“純愛”とほめそやす作家、また掲載しませんでしたが、小室氏を“スター”だの“男性版シンデレラ”だのと勘違いが甚だしい著名女性3人がいました。

「もういい加減、祝福しましょうよ」と状況をみていない、男を見る目のない「だめんず」をはじめ、知性派といわれる女性らです。

結局、彼ら彼女らにとって、眞子様はもちろん皇室などどうでもいいという想いが根底にあるために、眞子様のご結婚に反対の声を、何かと押さえ込もうとしているようです。

これこそ、“杞憂”であればいいのですが…。










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