日本覚醒のディレクション
2023.03.20
[海王星と新時代] ― 幻想と従属から自主性へ ―


ふつうに伝統的な“日本的霊性”でOK!



日本にとって重要な岐路に立つときが訪れました。

といっても、私たちはふつうにやるべきことをやればいいだけでご心配はいりません。

ふつうに日本人として言動をされればOKです。

以前にも少し触れましたが、時代の“宇宙的背景”が変わってきたからです。

そのあたりの事情を日本を取りまく「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からご紹介させていただきます。



≪時代の“回天”のお話≫

先の「夢から醒めて現実を認識」や「新しい霊性意識の覚醒[1]」の続きともなるお話です。

今後は次のようなことが起きていくようになります。

「これまで真実だと思っていたことがどうやら“夢”だったみたいだ」

何のことか分かりにくいかもしれません。

極論いたしますと、“夢見る”ことが当然だった時代の流れの中にいたけれども、時代が変わってきたということです。

もっとも、現在は、人知れず起きた1989年の“波動変化”「宝瓶宮時代のビックバン」によって目覚めておられる方が増えています。

それ以前は、歴史波動の真っ只中にいるため気づくことは難しいのですが、双魚宮時代末期の海王星の古い象意“まだ見ぬ理想”の影響を、陰に陽にまた大なり小なり気づかずに誰もが受けていました。

なぜなら、1846年に海王星が発見されて以来、19世紀後半の「マルキシズム」(共産主義)運動や心霊ブームこと「近代スピリチュアリズム」の影響のもとに社会風潮や“常識”が培われてきたからです。


【One Point】 海王星のディレクションの特徴は、自分が“夢想”の中にいるとは気づきにくいことです。

紛(まご)うことなき“事実”や“真実”だと、主観的に思い込んでしまう象意を持つためです。





【ご参考:海王星による“混迷”の20世紀】

海王星の発見は、ディレクション的にみますと、日本をはじめ世界に「新興宗教」を林立させました。

また、宗教を否定する「マルキシズム」も同様で、プロレタリアートによる「共産主義理想社会」の到来を信じ、ブルジョアジーまた国家権力との対立闘争こそが“歴史の真実”であり“正義”だと信じ込んでいる点で、新興宗教と似たりよったりです。

両者がベースとなった世界的な「対立二元論」によって、20世紀は“混迷”を深め、“戦争の世紀”と呼ばれました。

第1次世界大戦や第2次世界大戦、続く東西冷戦と呼ばれる事実上の第3次世界大戦がそれです。

しかし、人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、「対立二元論」の双魚宮時代はいったん終わりを迎えます。

米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」が同年12月に出されたのも、それゆえです。

ところが、発見後、ホロスコープを1周した海王星が、2009年に魚宮の影響圏またその後、魚宮に入宮していくことによって「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まりました。

一例ですが、2009年頃以降、ロシアや中国が世界覇権の野望をむき出しにしはじめ、世界を再び混乱に陥れていったのです。




≪日本人らしい精神意識≫

もう少し正しく申し上げます。

実際は“夢想”半分、“現実”半分なのですが、すべてが現実だと思い込んでしまいやすいのです。

歴史の流れには、実は深い“宇宙意志”の計らいがあるために、良し悪しの問題ではなく、必然的にそのような人類歴史を経ざるをえませんでした。

気づくと気づかないとにかかわらず、とくに日本人は“夢想”しやすくなります。

なぜなら、日本人の“民族性”は、海王星を共鳴星とする「魚宮」で象徴されているからです。

そのため、魚宮と共鳴する「双魚宮時代」の歴史パラダイム「対立二元論」によって、二律背反的な思いや考えを持つことになります。

一方では、伝統的な日本的霊性に通じる「スピリチュアリズム」の感性を根底に持ち、もう一方では、近年の共産主義による「唯物論的合理主義」といった非合理的な影響をわれ知らずとも強く受けていても気づくことはできませんでした。


【One Point】 海王星が魚宮25度を通過していった今年2023年3月前後から、時代の“宇宙波動”は変わりました。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの一段落です。

ネットで話題の“Colabo問題”や“小西文書”などの出来事は“夢想”から“現実”にめざめていくための一例です。




≪新しい霊性意識の覚醒≫

海王星のディレクション(運勢変化、時代変化)の影響は、ゆるやかに現われます。

魚宮25度を通過したから急激に変わるというのではなく、すでに昨年末から徐々に変化の兆しが現われはじめ、今年3月13日以降は、もはや後戻りすることなく進んでいくことになります。

2009年以降、約13年間続いた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくためで、これは古代ギリシャ文明の紀元前2世紀以降、約2,160年間(計算値)続いた「双魚宮時代」の終焉となる歴史的エポック・メイキングです。

今後、約16年間近く続く「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのはじまりともなっています。

ちなみに“新しい霊性意識”というのは、10年以上前に伝授講座こと「数理法則とクオリアル・ワールド」において「今後30年間のメイン・ディレクション」の中で使った言葉です。

当時は、既存の単語を用いて表現しないと伝わりにくかったため“新しい霊性意識”という言葉を用いました。

海王星の古い象意“心霊”や一部の“お花畑スピリチュアリズム”とは異なる概念です。

「霊識」や「クオリチュアル」への“次元拡張”(次元上昇)を意味します。


【One Point】 海王星による「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションには、次のような意味があります。

冥王星による「深層の精神意識の変革」のデレクションと並行して、日本また日本人の覚醒をもたらしていく複合ディレクションになります。



【ご参考:重要ポイント】

現代は、約2,160年(計算値)ぶりの歴史的なアストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)の転換期です。

そのため、今後の流れや方向性を何となくでも意識的にインプットしておくことは重要です。

「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)がそうで、時代の流れとともにある「天運」と共鳴しやすく、知らないうちにご判断やヒラメキやが誤りにくくなります。

もし、従来どおりの「対立二元論」の慣習や社会通念のまま、神秘主義やマルキシズムといった観念論による言動を続けられると、歴史の流れに逆行するように渦巻いていくことになります。




≪日本人の命運の分岐点≫

冥王星は、今月2023年3月23日に一時的ながら水瓶宮に入宮します。

すでに昨年2022年(正確には2021年末)から始まっているのですが、いよいよ「深層の精神意識の変革」のデレクションが本格化していくことになります。

同時に、日本においては“繁栄か滅亡”かといった“両極端”の命運を投げかけていく冥王星のディレクションになっていきます。

なぜなら、日本の“国体”を象徴する水瓶宮に“両極端”の出来事を象わす冥王星が入宮していき、今後約20年間をかけてトランシットしていくからです。

さらに申し上げますと、現在、水瓶宮と宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」は、水瓶宮の下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の牡牛宮をトランシットしており、日本に新たなスタートをうながす重大な時期となるディレクションを投げかけています。


【One Point】 かといって、難しく深刻に考える必要はありません。

日本人らしくふつうであることに、勇気をもてばいいのです。

なお、天王星は今年2023年1月に順行に戻り、今月3月に牡牛宮15度を超えて、次のステップへと移っていきます。



【ご参考:日本の「天運」と現在】

日本は、この時のために有史以来「天運」に守られてきました。

他国に侵略されることなく、国体が護持されてきたのはそれゆえです。

縄文時代以来、平和的な国民性と大自然に恵まれ、日本的霊性(精神性)がしぜんとはぐくまれてきました。

人間が教団など組織の維持と拡大のために作った教理や教義とは相容れなかったのです。

昨今、神学ゆえの弱者保護また正当ではない歪められた人為的なLGBT政策や、異様な食料政策などはもとより日本には馴染みません。

大自然をありのままに崇敬し、受け入れる「かんながら」の道による日本に人為的な政策は不要です。

「深層の精神意識の変革」や「新しい霊性意識の覚醒」のディレクションが始まっていくために、ふつうに日本的霊性(精神)によって、「友愛精神」(和、絆、民度)や「共鳴関係論」を伴なえばことたりるお話です。






≪建設的な日常生活へ≫

天王星の牡牛宮デレクションについてです。

牡牛宮に天王星が影響圏を含めて2019年から入宮することで、「日常生活の変化」のディレクションが日本などをメインにもたらされました。

「新型コロナ」にかかわる日常生活の変化や、身体の安全に関心が深まり、過度に生活や人生が脅かされてきました。

なぜなら、牡牛宮の象意は、“衣食住”をはじめとした“身体”や“日常生活の安全や安定”、また生活環境の“快適性”を特徴とするからです。

結果、当然のように知らずに“ワクチン接種”を受けることになりますが、美食や安全にこだわる牡牛宮を“現体制”とする以上、さすがに“コオロギ食”は相当に無理が生じます。

トランシットの天王星が今年2023年3月に牡牛宮15度を正式に越えたことで、「日常生活の変化」のディレクションが後半期に進むことから、今後は建設的な方向でのご応対が可能になってまいります。

「新型コロナ」に一段落がもたらされ、国民の一人ひとりが多様な考えや意見をもたれていたとしても、ネットの活用とともに「友愛精神」や「共鳴関係論」によって、宝瓶宮時代の新たな国民社会を築いていくことが可能になります。


【One Point】 かつてのように、政府や専門家やマスコミなど、お上の一部がトップダウン式に“支配的”に物事を進めるのではなく、ネットなどの活用を含めて国民の一人ひとりが主体的に、ボトムアップ式に行なっていく宝瓶宮時代になります。



【ご参考:昨今の「天王星」の動き】

ご参考に、昨今の「天王星」の動きを記載しておきます。

宝瓶宮時代の共鳴星と同時に日本の“国体”を象徴する水瓶宮の共鳴星でもある天王星は、現在、日本の“現体制”を象徴する牡牛宮をトランシットしています。

2018年5月 牡牛宮に一時入宮。
2018年11月 逆行により牡羊宮に戻る。
2019年3月 牡牛宮に正式に入宮。
2022年5月 牡牛宮15度を一時的に通過し、その後、逆行。
2023年3月 再度、牡牛宮15度を通過。
 ※後半期のディレクションに移行。
2025年7月 双子宮に一時入宮。
2026年4月 双子宮に正式に入宮。

今回のディレクションは、15度を通過する前半期は「新型コロナ」による混乱や変化がもたらされました。

一方、15度を過ぎた後半期は、いくぶんの“後遺症”は残るものの、衣食住など日常生活の安全や安定性を築いていくことになります。


※注) すべてのサイン(宮)で「15度」が分岐点になるものではありません。









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