水星のメッセージ 木星編
2022.02.28
「星講座] 水星のメッセージ Vol.6:木星編」
“大吉星”ではなく解放の星
― 次元上昇に重要な役割 ―
◆「水星&海王星との三重合がもたらす木星の先輩風」
水星のメッセージ Vol.6は、木星編です。
冥王星から順番に土星までお届けして、木星をお届けしないわけにはいきません。
そのメッセージのひとつ「フリー」は、先の今年2022年2月2日の記事「「水星編-魚宮」検討中」でもお伝えいたしました。
今回は、この2022年3月に、「魚宮」で「水星&木星&海王星」が三重合=0/0/0度をとっていく重要なデレクション・メッセージの一端をお届けします。
≪先を急ぐ水星と木星≫
通常、トランシット(運行)の「木星」は、平均して各サイン(宮)に約1年間ほど留まります。
今年2022年の元日の直前に魚宮に入宮した「木星」は、先を急ぐかのように早々に5月中旬には、次の牡羊宮に入宮していきます。
わずか4か月ほどの「魚宮トランシット」です。
その後、11月~12月中旬の2か月弱ほど逆行によって「魚宮」に戻りますが、28度までしか戻りませんので、牡羊宮の影響圏内です。
先を急ぐのは、「木星」だけでなく「水星」も同様です。
そのため、出生時の「太陽」などを魚宮にもたれるかたにトランシットの「木星」がデレクションを投げかける期間は、極度に短くなります。
ただし、昨今、魚宮をトランシットする「海王星」の影響をご自身でも気づかず想定外に大きく受けておられるかたにとっては、悪いことではありません。
≪木星は大吉星とはかぎらない≫
上述の「One-Point」を読まれて、木星の合(コンジャクション=0度)の期間が今年2022年は極度に短いと知って、「えーっ、そんなぁ」と思われたかた。
「木星は大吉星」という迷信を信じ込みすぎかもしれません。
「木星」は、イージーに「何とかなる」といった気分をもたらしますので、一見、吉星かのように感じます。
そういったこともあるために一概に否定はしませんが、何ごとも信じ込み過ぎたり、度が過ぎるのは考えものです。
ということで「木星は大吉星」というのは、「木星」にかぎらずほかの星も状況によってはそういうケースがありえますので、必ずしも正解ではありません。
逆に、大問題を引き起こすケースもありますので、けっして「大吉星」とは断定できないのです。
解釈の重要ポイントです。
「木星」の象意が茫漠として膨張展延していく今年2022年4月前半をピークとした3月中旬~5月中旬あたりは、要注意の時期になります。
たとえば、左傾国家の暴挙、宗教がらみのテロ、スピや神秘系グループの現実無視など、問題が生じやすい可能性があるからです。
個人的にはイージーでマイペースになり、安易な気分ですが、反社会的な出来事も起こりえます。
≪水星の重要なメッセージ≫
平均して1つのサイン(宮)に1か月ほどとどまる「水星」です。
ですが、本年は3月10日に魚宮に入宮したかと思えば、同月27日には次の牡羊宮に早々に移っていきます。
わずか17日間です。
次の牡羊宮でも、3月27日~4月11日まで16日間にとどまり、次の牡牛宮に移ります。
ただ、この間の「水星のメッセージ」はあなどれません。
魚宮では、「ケレス」に上方矩(アッパースクエア=90度)をとり、「木星」と「海王星」に合=0度また三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)をとっていくからです。
次の牡羊宮の終盤には、「冥王星」に下方矩(ロウアー・スクエア=90度)をとっていくことも同様です。
そのすべてに重要なメッセージがあって、宝瓶宮時代をうながしていきます。
ふだんの「水星」であれば、パーソナルなデレクション・メッセージにとどまります。
ですが、宝瓶宮時代を実際的にスタートしていくための「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革がうながされている現在は特別です。
その重要なメッセージの一端を、以下ご紹介いたします。
ただし詳細な経緯は「水星編-魚宮」にゆずります。
≪海王星への引導≫
「水星のメッセージ Vol.6 木星編」のポイントです。
その一端のご紹介です。
「水星」が「木星」とジャストの合=0度をとっていく3月21日の直前、3月15日に「ケレス」にジャストの上方矩=90度をとります。
その後の「木星」との合=0度だけでなく、その勢いのまま3日後の24日に「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションをもたらしている「海王星」とジャストの合=0度を含めて、水星&木星&海王星の三重合(コンジャクション=0度)を形成していきます。
これは想像以上に重要です。
なぜなら、双魚宮時代の「海王星」に引導をわたし、宝瓶宮時代の「海王星」への転化をうながしていくことになるからです。
そういうことがありまして、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションの勢いは、今後は漸次、弱まっていくことになります。
また、現代占星術で“凶星”とされる古い双魚宮時代の「海王星」ではなく、宝瓶宮時代の美しい理想をもたらす姿に変容していくためのはじまりになっていきます。
なぜ、そのようなことが「魚宮トランシット」で起こりえるのか?
その理由は長くなるので、「水星編-魚宮」でお届けしていたしました。
先の「水瓶宮」の影響圏で「水星」が、「冥王星」と3度も合=0度をとってメッセージを投げかけていく理由も同様です。
双魚宮時代から宝瓶宮時代への移行なので、「星講座 水星編-水瓶宮」と「水星編-魚宮」はワンセットです。
基本三数で申し上げますと、「水星編-水瓶宮」は1数の方向性をソフトに示し、「水星編-魚宮」は2数のハードともいえる実際的な内容でお届けしています。
≪木星は海王星の大先輩≫
最後に、「木星」と「海王星」の関係です。
「木星」は、「海王星」の大先輩にあたります。
なぜなら、古代ギリシャはじまったアストロロジー(通称:古典占星学)以来、「魚宮」また「双魚宮時代」の支配星(共鳴星)の役割を「木星」は長い間、担ってきたからです。
※【注】 宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)では、支配星ではなく「共鳴星」と呼びます。
しかし、19世紀中ごろに「海王星」が発見されると、「木星」は支配星の任を解かれてフリーになりました。
自由の象意を手にしたのはもちろん、個人レベルや地球規模ながら遠くの世界を気ままにいっそう象わすようになったのです。
「海王星」に対しても、過去の“凶星”という呪縛からの解放をうながし、メッセンジャーの「水星」と協力して、宝瓶宮時代の美しい象意や姿への転化をうながすなど、先輩風を吹かす「木星」です。
解釈は皆さまのご自由です。
吉凶解釈を続ければ、「海王星」は“凶星”のまま、ご自身やクライアントに象意的な影響をおよぼすでしょう。
宇宙この世界は「共鳴関係論」によって、そのようなっています。
その場合は、美しい象意や姿に変容していく「海王星」の真実を見失いかねません。
【水星のメッセージ、次回は「星講座」】
「宝瓶宮時代を生きる星講座」の次回Vol.3は、「水星編-牡羊宮&牡牛宮」を予定しています。
そのほうが、内容的にしっくりくるし、基本三数にも沿っているためです。
初回の「水星編-水瓶宮は、基本三数でいえば「1数=時間(意志)」で、宝瓶宮時代をソフトにご紹介して方向性をメッセージするものでした。
先回の「水星編-魚宮」は、「2数=空間(実体)」に相当し、宝瓶宮時代に向かう実際をハード気味にメッセージするものでした。
次回のVol.3は「3数=人間(関係)」に該当し、2方向性をもつことから「牡羊宮」と「牡牛宮」の合併がふさわしいのではないかと考えています。
その中で、牡羊宮の共鳴星「火星」について「水星のメッセージ Vol.7:火星編」をお届けする予定です。
これまでの「火星」とは異なる、その象意の本質に触れてまいります。
なお、Vol.3の詳細は後日ご案内いたします。
明日を生き抜く[判断]
2022.02.20
[星講座] 明日を生き抜く[判断]
― 未来の方向性を知る ―
◆「星講座で学べる最大のポイント=[天運]を掴む」
「星講座」で学べる最大のメリットのお話です。
それは何かといえば、今、そこにある未来へのチャンス、すなわち明日を生き抜くための「ご判断」です。
人生を生き抜くには、今、何を選択するか、すべて「ご判断」にかかっています。
未来が分かる“天気予報”や人生の“道路標識”があれば、「ご判断」の助けになるのです。
≪真っ直ぐ進んだら≫
それをお教えします。
まず最初に、このまま真っ直ぐ進んだら崖(ガケ、谷底)というお話をします。
もちろん、たとえ話です。
ですが、案外と今の時代に当てはまるお話です。
私たちは今、「歴史の大きな曲がり角」に立っています。
このまま曲がらずに真っ直ぐ進んで行って、その先も平坦で広い道が続いていればいいのですが、残念ですね。
ここが運命の分岐点です。
人生の“交差点”はすぐそこにあります。
ですが、世の中は相変わらずの霧の中という現状にあります。
昨今の状況をたとえてみました。
「私は関係がない」と断言できるかたは、以下の文章を読まれる必要はありません。
自己責任のご時世です。
ですが、今後もできるだけ人生のドライブを楽しみたいというかたは、以下ご一読ください。
≪双魚宮時代のリバイバル≫
少し、なぞ解きをいたします。
「このまま真っ直ぐに進めればいい」というのは、私たちがこれまで生きてきた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)を象わします。
約2,160年(計算値)つづいた双魚宮時代は、30年ほど前の1989年に終わったのです。
ですが、その社会風潮や慣習が根強く残っていることはもちろん、現在、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(運勢変化、時代変化)が継続中です。
かつて、民主党が政権を奪取し、頭がお花畑と揶揄された当時のH首相が「これは革命です」と言ってのけた2009年から、海王星が魚宮の影響圏をトランシット(運行)しはじめたことによって、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションがはじまりました。
そういったことがありまして、私たちは現在、宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)のハナ(端)を生きているものの、かつての双魚宮時代の影響も今なお受けているといった状況です。
ただし、当該デレクションはまもなく終わります。
そのため、「歴史の曲がり角」はすぐそこに迫っているのです。
トランシット(運行)の海王星は、来年2023年3月に、次の牡羊宮の影響圏に進みます。
そして、新たに「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションをうながしはじめます。
すると、冥王星と海王星のダブル・ディレクションを受けていくことになります。
たいへんですね。
ということを、まずはご理解いただきたいと存じます。
ですが、今の世の中は相変わらずの濃霧の中にある状況です。
これをドライブにたとえれば、交差点どころか信号機も道路標識も見えず、真っ直ぐに進んでいる状況です。
≪予感は時空を超える≫
でも、大丈夫ですよ。
現世に生きている私たちには、時空を超える霊性や霊感、もとい「深層の精神意識」があります。
ちょっとした知識やアドバイス、またサジェスチョン(示唆)があれば、未来を予見したり、正しくご理解「ご判断」されることは可能だからです。
たとえば、「魚宮」に太陽や月また水星などの星を生まれもつ場合、精神状態や環境条件が穏やかであれば、理論理屈を超えて未来を予感したり、真実をつく直感や霊感がはたらくことがあります。
そんなかたはもちろん、そうでなくても大丈夫です。
「星講座」Vol.2があるので、お教えいたします。
「深層の精神意識」(霊性、深層心理)は、だれでもお持ちです。
当サイトの記事を読まれているかたは、ご自身でどこまでご自覚されておられるのかはともかく、未来感度が高かったり、精神意識のバイブレーションが敏感だったり、優れているかたでしょう。
≪宇宙波動を読む≫
よく、次のような言葉を見聞きすることがあります。
「人生一寸先は闇」、「人生は霧の中」。
そうですね。
そういう側面が一部にあるのは事実です。
それは結局、「人間、明日のことは分からない」また「未来は見えない」ということですが、本当でしょうか。
それが皆無ではないにしても、人類の英知「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)からは、未来の方向性がみえてきます。
宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)は、時代の流れの根底にある“宇宙波動エネルギー”をリーディングして、「星のデレクション」としてお伝えしています。
これまでも、多くの記事をアップしてまいりましたように、案外と未来予測は可能です。
宇宙この世界をつらぬく基本法則をベースとした「基礎理論」(ホロスコープ理論)があるからです。
宝瓶宮時代の新しい宇宙観によって、宇宙この世界をつらぬく根本法則を明らかにし、「宇宙創成プロセス」や「宇宙この世界の根本様態」などを「数理法則」とともに伝授できるからです。
それがリーディングのバックボーンともなっているためです。
【ご参考:基礎理論】
今では疑似科学(迷信)となったのが、古代ギリシャの世界観「四大元素説」です。
その「基礎理論」(占星学理論)を捨てて、19世紀後半に萌芽した現代占星術は、完全に「占い」に変容しました。
基礎理論がないということは、科学的な客観性がないことを意味します。
なので、実際のホロスコープにおける象意展開をご自身で見出すことに困難をともないます。
≪未来へのご判断≫
宝瓶宮占星学の基礎理論(ホロスコープ理論)は、けっしてむずかいものではありません。
根本法則だからです。
いずれにしましても、明日や将来また未来の方向性(行き先)が見えないために、道に迷われたり、ご判断ができないのです。
ですが、「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)によって、人類歴史はもちろん個々人の未来や近未来の方向性がリーディングできます。
宝瓶宮時代の新しい宇宙観にもとづいた「数理法則」からそれが可能になりました。
でないと、宇宙太陽系の「星の動きや配置」を忠実に写しとった「ホロスコープ」から、地上の人類や個人の性質や運勢(星のデレクション)といった未来予測はできません。
信じられないかたがいらっしゃるとは存じますが事実です。
未来の方向性が見えればどうでしょうか。
どなたでもそうですが、現状の把握や、どのように進めばよいか「ご判断」の助けになります。
すると、時代の流れとともにある「天運」がともなっていくようになるのです。
当然です。
時代の流れと共鳴するようになるためです。
「星講座」からそれが学べるのですが、このことの意味をよくお考えいただきたく存じます。
【ご参考:星講座】
適宜、お届けしています「宝瓶宮時代を生きる星講座」の意味や価値は、ここにあります。
昨年2021年12月に水瓶宮の影響圏入りした冥王星による深層の「精神意識の変革のデレクション」の方向性が「水星編-水瓶宮」でした。
次に、来年2023年3月から牡羊宮の影響圏に入り、魚宮の共鳴星「海王星」によってはじまっていくのが「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)のデレクション」です。
冥王星と海王星のコンビによる両デレクションは、私たちの精神意識が「歴史の曲がり角」にあって逃れられないことを意味しています。
交差点に差しかかっているのです。
そういうことがありまして、現在、ターニング・ポイントにあることをお伝えしつつ、星の“英知のメッセージ”をシェアすべく、「星講座」をタイムリーに期間限定ではじめました。
「ご判断」に役立つサジェスチョン(示唆)に富んだ単発のメール講座です。
「真っ直ぐに進んだらキケン」という道路標識の役割でもあり、宝瓶宮時代の方向性を指し示す行き先表示の案内板ともなっています。
“メッセンジャー”の「水星」による“希望のメッセージ”です。
先回「水星編-水瓶宮」をご受講されたかたは、実際編となる「水星編-魚宮」を読まれることで、より深くご理解できるでしょう。
→「講座お申込みフォーム」
水星のメッセージ 土星編
2022.02.14
[星講座] 水星のメッセージ vol.5:土星編
“大凶星”ではなく栄光の星へ
― 交錯していく現実世界 ―
◆「新しく生まれ変わった海王星からみた「土星」
本年2022年1月3日にアップいたしました「ご報告:水星のメッセージ」第1回めに続く第5回めvol.5です。
第2回めvol.2は「冥王星編」、第3回めvol.3は「海王星編」、第4回めvol.4は「天王星編」でした。
今回、vol.5は「土星編」です。
「土星」の重要な“現実メッセージ”を一部ながらお届けいたします。
≪水星のメッセージの継続≫
予期しないことが起こるのが「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)です。
なぜなら、宝瓶宮時代と共鳴する「天王星」は、過去の常識や体制をひっくり返すなど予期しにくい“改革”の象意をもつからです。
ということがありまして、正直なところ1月2日の「水星」の水瓶宮入宮にはじまる一連の「水星のメッセージ」をvol.5までお届けするようになるとは思いませんでした。
単発で終わると思っていたのです。
水瓶宮に入宮直前の昨年2021年12月30日に「水星」が合(コンジャクション=0度)をとっていった「冥王星」でした。
その「冥王星」がもたらしているのが、深層の「精神意識の変革のデレクション」です。
「冥王星」自身が、宝瓶宮時代に新たに生まれ変わることもあって、「冥王星」などの「土星外惑星」(トランス・サタニアン)をご紹介することになりました。
≪土星外惑星≫
これまでの「水星のメッセージ」vol.2~vol.4は、宝瓶宮時代の影響圏に1630年頃に入って以降、発見された土星外惑星でした。
古代ギリシャに発祥したアストロロジー(通称:古典占星学)においては、まだ発見前なので使われていない星たちです。
そのため、古典占星学から派生した古典占星術の象意を受け継ぐ19世紀後半以降の現代占星術では、どちらかというと土星外惑星の象意解釈は定まっていません。
たぶん、実占研究された蓄積が少なく、あいまいさを残したり、苦手としているのが、一部の占星術師は反論するかもしれませんが、「冥王星」「海王星」「天王星」の土星外惑星です。
仕方ありません。
1781年の「天王星」の発見と、続く1801年の「ケレス」の発見によって、古典占星学(術)は理論破綻し、引導を渡されたからです。
双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)からみて、新しく発見された土星外惑星の第1号は「天王星」でした。
天王星は、双魚宮時代の次の宝瓶宮時代の共鳴星(現代占星術では“支配星”)ゆえに、そうなります。
続いて、一時は第8惑星発見かと騒がれた「ケレス」も、その象意から古典占星学(術)は、上述のようにならざるをえませんでした。
≪アストロロジーと占星術の違い≫
その後、「海王星」(太陽系第8惑星)が1846年に発見されます。
海王星は、たとえばスピチュアリズム(当時は心霊主義、神秘主義)など、“まだ見ぬ世界や理想”など形而上世界(けいじじょう せかい)を象わします。
その象意によって、著名な霊媒師マダム・ブラバツキー率いる神智学協会から神秘的(オカルトチック)な現代占星術が萌芽していきました。
さはさりながら現代占星術は、その後に発見された「冥王星」をふくむ土星外惑星を取り入れて、十大惑星(メインプラネット)をもちいることになります。
結局、「太陽」~「土星」まで7つの星による古典占星学(術)の古い「基礎理論」を捨てて、“当たる/当たらない”の占いに特化した神秘占星術が現代占星術の原点です。
古代ギリシャ以来、「木星」を“支配星”として、その象意の学問や哲学的なアストロロジー(天体学、星の学問)ではなくなったのです。
しかしながら、今ではアストロロジー(Asorology)といえば、“占星術”と誤訳されるほどです。
この違いは、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)を理解するポイントともなっています。
宇宙この世界にもとづいた「基礎理論」をもつのが、本来の「アストロロジー」です。
現実にもとづく論拠がなければ、それは“当たるも八卦、当たらぬも八卦”の占いといえます。
≪海王星と正反対の「土星」≫
それはそれとして、「古典占星学」の7つの星を代表して土星のメッセージをお伝えいたします。
「土星」が、ほかの星と決定的に異なるのは、“誤魔化すことのできない現実”(形而下世界:けいじか せかい)を象わすことです。
心の中の“想い”や“観念”また“まだ見ぬ理想”など、形而上世界を象わす海王星とは、正反対の象意をもちます。
良し悪しは関係がありません。
「土星」は、実際的な現実社会を象わしますので、海王星の象意によってはじまった神秘的な占いの範疇(はんちゅう:カテゴリー)に収まりにくい象意をもつのは事実です。
むしろ、占いとは相容れない星です。
ということから、占星術師がもっともご理解しにくい星になっているため、そのことが“大凶星”かのように誤ってとらえられる理由の一つになっているようです。
一方、木星は逆です。
「魚宮」や「双魚宮時代」のかつての“支配星”でもあるからでしょう。
また、学術や哲学など形而上世界を象意の一つとして持つために、海王星と類似しています。
なので、占星術師にとっても理解しやすいこともあり、“大吉星”として扱われています。
そのような吉凶解釈自体が誤りなのですが…。
≪「交錯」のメッセージ≫
さて、“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星のメッセージは、一言でいえば「交錯」でした。
現実世界の交錯(クロス)、すなわちクロッシング(交差、横断、渡航、交差点、十字路、踏切)です。
「土星」なので、現実世界が交錯していくという意味になります。
もう一つ、「土星」にはメッセージがあるのですが、それはまだ時期尚早とのことのようです。
機会があれば、後日、ご紹介することになるでしょう。
いずれにしましても、現代は時代の「交錯」(交差)、すなわち「歴史の曲がり角」にあることを、「土星」は誤魔化すことなく実直にメッセージしてくれました。
先の「水星のメッセージ Vol.3:海王星編」でお伝えいたしましたように、美しい姿に生まれ変わった海王星です。
もはや「土星」を“大凶星”などと解釈することはなくなり、理想の現実社会を象わす栄光の星へと漸次、次元上昇していくことになると考えています。
【「星講座」のご案内】
「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編)は、“希望のメッセージ”を分かち合うものです。
単発でのメール講座なので、お気軽なご受講が可能です。
文章ゆえ何度でも読み返しができ、後日、いつでも閲覧できます。
現在、Vol.2「水星編-魚宮」のご受講お申込み受付け中です。
「講座お申込みフォーム」からお申込みできます。
今月2022年2月25日までの期間限定になっています。
宝瓶宮占星学でしか読めないタイムリーな内容と充実したボリュームの単発講座です。
星講座 水星編-魚宮 概要
2022.02.10
「宝瓶宮時代を生きる星講座」 新時代へ「水星編-魚宮」の概要
― 「水星編-水瓶宮」へのご解答 ―
◆「最終サイン「魚宮」で未来をメッセージする「水星」
「宝瓶宮時代を生きる星講座」Vol.2となる「水星編-魚宮」のコンテンツ項目と概要をご紹介いたします。
先回「水星編-水瓶宮」と構成は変わりませんが、中身は異なる斬新な内容と解答となる内容ふくまれています。
「水星編-水瓶宮」は、脅さないように表現が控えめでした。
「魚宮」はホロスコープの最終サイン(宮)なので、メッセージも解答的で強力です。
「宝瓶宮時代を生きるアドバイス…共鳴関係論編」は必見の保存版となっているのは先回同様です。
≪コンテンツ項目ご紹介≫
早速、コンテンツをご紹介いたします。
以下の8項目です。
項目の中身となる内容としては、初回の「水星編-水瓶宮」とは異なり、サジェスチョンに富んでいます。
1■はじめに
2■星講座「水星編」の意図と目的
3■「宝瓶宮時代」の位置づけ…12サイン(宮)編
4■「魚宮」2022と「水星デレクション」
【トランシットの「ケレス」に上方矩=90度】
【トランシットの「木星」と合=0度】
【トランシットの「海王星」と合=0度】
5■「星講座」で宝瓶宮時代を生きる重要性
6■「水星」が「魚宮」にある場合…新旧解釈例
7■宝瓶宮時代を生きるアドバイス…共鳴関係論編
8■「水星」の12サイン(宮)入宮日…2022年
充実した内容で、ボリュームも先回と同等か以上です。
「水星編-水瓶宮」で表現が抑えめだったぶん、消化不良の一面を感じたかもしれませんが、「水星編-魚宮」では、そのご解答もふくめてたコンテンツ内容になっています。
≪コンテンツの概説≫
では、「水星編-魚宮」のコンテンツの概要をご紹介いたします。
1■はじめに
骨子は同じです。より詳しい内容にリライトいたしました。。
2■星講座「水星編」の意図と目的
これも内容が変わることはなく、上と同様に分かりやすくリライトいたしました。
3■「宝瓶宮時代」の位置づけ…12サイン(宮)編
先回の「水星編-水瓶宮」は「人類歴史編」でした。
今回は12ハウス(室)に共鳴する「12サイン(宮)編」です。
ホロスコープの12ハウス(室)の配置から、「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の共鳴サイン(宮)やハウス(室)から、宝瓶宮時代はどのような位置づけになるのか、また私たちが何に気をつけて、どう意識すればよいのかがメッセージされています。
この項はもちろん、「宝瓶宮時代を生きる星講座」は、星読みやホロスコープ・リーディングの学びとなる一石二鳥の内容がふくまれます。
その点、お得です。
「魚宮」が共鳴する第12ハウス(室)は、太陽が昇る東の地平線上「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)の直後に位置することから、宝瓶宮時代の位置づけがみえてきます。
≪入宮時のアスペクトの影響≫
4■「魚宮」2022と「水星デレクション」
【トランシットの「ケレス」に上方矩=90度】
【トランシットの「木星」と合=0度】
【トランシットの「海王星」と合=0度】
「水星編-水瓶宮」に引き続き重要な内容です。
先回、水瓶宮入宮の直前や逆行また再入宮のさいに「水星」は、深層の「精神意識の変革のデレクション」をもたらす「冥王星」と、なぜ3度も合(コンジャクション=0度)をとっていったのか。
また、今回、「魚宮」への入宮と同時に、なぜ双子宮の「ケレス」に「水星」が上方矩(アッパースクエア=90度)をとっていくのか。
これらには、当該サイン(宮)で「水星」がもたらす重要なデレクション・メッセージの意図が秘められています。
「水星編-魚宮」では両者の理由を明らかにして解説しています。
現代占星術はもちろん宝瓶宮占星学のリーディングでも明かされなかった特殊なデレクション・リーディングです。
「水星」が今般、当該サイン(宮)を通過する一定期間に、「冥王星」また「ケレス」とのアスペクトによる“特別なメッセージ”を伝える内容になっています。
≪占断またリーディングのご参考に≫
5■「星講座」で宝瓶宮時代を生きる重要性
表題どおりの内容ですが、リライトしました。
6■「水星」が「魚宮」にある場合…新旧解釈例
「水星」が「魚宮」にある場合の伝統的な解釈例と、宝瓶宮時代に次元上昇した「水星」の場合の解釈例です。
まず、これまでの解釈例を信頼できる既存の西洋占星術本などから、ご紹介しています。
次に、宝瓶宮時代が定着し、次元上昇していったさいの解釈例をご紹介しています。
「対立二元論」の象意は、近い将来、しぜんと当てはまらなくなっていきます。
ホロスコープ・リーディングや、占断また星読みをされるかたはご参考になります。
占断や星読みが“吉凶解釈”のまま身についてしまうと、なかなか元に戻れなくなります。
意識の根底が、“吉凶”や“善悪”の思考回路になってしまうためです。
これはキケンです。「対立二元論」と「共鳴関係論」は正反対に近いので、宝瓶宮時代を生きるにさいして、適応できにくくなるためです。
≪保存必須のアドバイス≫
7■宝瓶宮時代を生きるアドバイス…共鳴関係論編
先回「水星編-水瓶宮」の「友愛精神編」に続き、今回の「水星編-魚宮」の宝瓶宮時代を生きるアドバイスも保存必須です。
「歴史パラダイム」(枠組み)となっている「共鳴関係論編」です。
「共鳴関係論」は、「対立二元論」とはまるで正反対ともいえる内実をもちますので、正しくご理解されることが必要です。
両者の違いをご理解いただくために、宗教の「神と人間」の関係やとらえ方の違いを一例としてご紹介いたしました。
過去の宗教概念に凝り固まっておられるかたは、「そんなバカな」という想いを抱かれるかもしれませんが、「共鳴関係論」に似た考えかたは、実は双魚宮時代からも一部にありました。
ただし、異端として排除されてきたために一般化しなかっただけです。
「共鳴関係論」は、先回の「宝瓶宮時代を生きるアドバイス…友愛精神編」ともリンクしています。
西洋キリスト教用語の和訳ゆえに日本人には理解しがたい、「友愛精神」や「人類愛」といったときの「愛」の正しい概念について触れています。
最後の「8■「水星」の12サイン(宮)入宮日…2022年」内容は変わりません。
【お申込み期間と料金のご案内】
「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)は、単発のメール講座です。
先回同様、期間限定の配信です。
受付開始は2月11日です。
締切は2月25日で、「講座お申込みフォーム」」からお申し込みできます。
料金は、定価7,500円(税込)です。
ただし、先回「水星編-水瓶宮」をご受講のかたは、5,000円(税込)です。
また、「水星編-水瓶宮」をバックナンバーとしてご購読の場合、個別に手間暇をいただくことから、ご購読料金1万円です。
そのうえで「水星編-魚宮」をお申込みの場合は、5,000円(税込)でご受講いただけます。合計1万5千円(税込)です。
いずれも、ご入金をもちまして正式のお申し込みになります。
配信は、2月22日~3月1日です。
星講座 水星編-魚宮決定
2022.02.06
宝瓶宮時代を生きる星講座 「水星編-魚宮」のご案内
― 配信を決定いたしました ―
◆「将来に役立つ宝瓶宮時代を生き抜く単発メール講座」
結局というかやっぱりというか、「水星編-魚宮」をお送りすことにいたしました。
先回同様、単発のメール講座で期間限定での配信になります。
理由は、以下の本文に書いたとおり、美しい姿に生まれ変わった「海王星」だからです。
宝瓶宮時代の海王星は、対立二元論の“凶星”ではなく、むしろ「共鳴関係論」の“共星”になっていきます。
そのような新旧“支配星”の「海王星」また「木星」と、「水星」が「魚宮」で合=0度をとってメッセージを投げかけていくためです。
≪焦らずに納得する≫
「宝瓶宮時代を生きる星講座」…は、焦ると間違う方向に行きかねません。
? 主語「星講座」と、述語「焦る」の関係がヘンです。
書き直しますと、「星講座」でお伝えしようとしている内容の「体感や体得」は、焦る必要はないということをお伝えしたいのです。
というか、逆に焦らないほうがよいのです。
なぜなら、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)は、すぐには変わりません。
霊性や魂は、その人の“根っこ”のようなものなので、そうなります。
つまり、心からのご納得やご理解をしながら、ゆっくりと「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)を生き抜く「深層の精神意識」にかわっていくことが重要です。
なにごとも焦りは禁物です。
焦って変えようとすると、間違った方向に進んだり、逆に“根っこ”を地上に引っこ抜いてしまうことになりかねません。
≪心からの納得と喜び≫
「深層の精神意識」(霊性、深層心理)といった“根っこ”は、恐怖や脅し文句でなんとかしようとしても、本当に変ったことにはなりません。
霊性や魂は、心からのご納得や喜んでこそ変わっていきます。
そういった実情がありますので、先の「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)では、穏やかな表現で、新たに訪れた宝瓶宮時代の一端をご紹介し、ご理解いただくことに努めました。
むやみに恐怖心をあおる脅しのような文章で、一気に変えようとする書き方は逆効果を生みかねません。
皆さまの「霊性や魂」はすでに“知って”いるからです。
顕在意識にまで表面化していなくても、重要だと知っておられるからこそ、ご受講をお申し込まれたのです。
深層の精神意識をご理解するポイントがここにあります。
霊性や魂はすでに分かっていることが多いのです。
もちろん、霊性では知っておられながら、古い観念やさまざまな世情によって、アクションにまで結びつかなかったというかたはいらっしゃるでしょう。
それはそれでいいのです。
両者の兼ね合いといった解決すべき課題がご当人にはあるからです。
≪ご自分なりでOK≫
いずれにしましても、宝瓶宮時代を生き抜くにあたって、今般の「水星」の「水瓶宮トランシット」はタイムリーでした。
「水瓶宮」の影響圏にあって、深層の「精神意識の変革のデレクション」をもたらしている「冥王星」と3度の合(コンジャクション=0度)をとっていくなど、ほかにも重要なメッセージを「水星」は投げかけていくことになるからです。
皆さまなりに「星講座」をご参考にされたりヒントにされて、プラス・アルファとして「水星」の“希望のメッセージ”を感じとっていただければと存じます。
最初のうちは、よくご注意しておかないと、気づけないような小さなことだったりします。
何も感じなくても気にされる必要はありません。
最初はそんなものです。
焦りは禁物なのです。
焦ると、逆に感じとれなくなるのはまだしも、間違ってしまいやすくなるためです。
重要なのは、力を抜いてメッセージを受け止めようとする姿勢が少しあるかどうかです。
≪新しい「木星」と「海王星」≫
そんなこんなで、次は3月10日に「魚宮」に入宮していく「水星」です。
そして、魚宮を現在トランシット中の「木星」と「海王星」に合=0度をとっていきます。
その前に、もう一つあるのですが、重要なポイントなので「水星編-魚宮」で解説いたします。
「海王星」と「木星」は「魚宮」の新旧の共鳴星(現代占星術では“支配星”)なので、これまたタイムリーです。
ただし、「木星」は、すでに「魚宮」の“支配星”から解放されて“自由”になっています。
「海王星」は、宝瓶宮時代の海王星として美しい“理想のビジョン”をもたらす姿に生まれ変わっています。
そのため「海王星」は今後、宝瓶宮時代の実際的なスタートに向けて“理想のメッセージ”をもたらします。
そんな「水星」のデレクション・メッセージを感じとられてみてください。
すでにプレ・メッセ―ジの骨子は、「水星編-魚宮 検討中」の記事に書いておきました。
「宝瓶宮時代を生きる星講座」では解説を交えて、さらに詳しい内容でお届けします。
先回同様、単発のメール講座で期間限定です。
宝瓶宮時代を生きるアドバイスは、「共鳴関係論」を予定しています。
≪Vol.2予価のご案内≫
先回のメール講座で、念のためにふっておいた「Vol.1」が役立ちました。
次回「水星編-魚宮」は、「星講座」のVol.2ということになります。
今回、新たに「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)をご受講のかたがいらっしゃるでしょう。
そのため「星講座」の意図と目的などを掲載しておく必要があります。
「水星編-水瓶宮」をご受講のかたにはご理解をいただきたいのですが、内容が一部とはいえダブらざるをえません。
そこはご配慮して、ご受講料金にも反映いたします。
新規ご受講の料金は、定価は7,500円(税込)です。
前回ご受講のかたにかぎり5,000円(税込)とさせていただきます。
もちろん、新たな必読の内容がふくまれています。
先回の「水星編-水瓶宮」や、今回の「水星編-魚宮」をバックナンバーとして後日、ご希望の場合、個別に手間暇を頂戴することもあり、お知らせしてまいりましたとおり1万円(税込)です。
※ほかでは学べない特別な講座です。
将来的に大きく役立つ内容なので割安です。
受け付け開始は2月11日を予定しており、配信は2月22日から3月1日を予定しています。
コンテンツの項目や概要はそれまでにお知らせいたします。
星講座 水星編-魚宮検討
2022.02.02
[星講座] 「水星編-魚宮」検討中
― 精神意識世界のリセット ―
◆「木星」と「海王星」による水星のプレ・メッセージ」
「水星」の水瓶宮トランシットに続き、3月10日に水星が「魚宮」に入宮します。
「魚宮」をトランシットする「水星」は、同宮の新旧“支配星”「木星」と「海王星」に合(コンジャンクション=0度)をとって、連続的にメッセージを投げかけていきます。
先回の「水星編-水瓶宮」に続く「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)を検討中なのですが、水星のプレ・メッセージをお届けいたします。
宝瓶宮時代は、常識離れしたことが起こりえます。
これまでの社会通念が通用せず、過去とは異なる状況が「ふつう」になっていきます。
≪「海王星」の象意の変化≫
既存の記事、今年2022年1月22日にアップした「水星のメッセージ その3:海王星編」は斬新な内容でした。
「海王星」の“姿”(象意)が大きく変わっていくというものです。
「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)が今後、実際的にスタートし定着に向かって次元上昇していくと、未来へ向かう“夢と希望”をもたらす「海王星」へと変わっていきます。
そこには、もはや現代占星術で“凶星”とされた「海王星」の姿はありません。
ですが、考えてみれば当然のお話でした。
「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)は終わったからです。
ただし、現在は「海王星」が「魚宮」をトランシット中なので、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションによって、一時的に双魚宮時代がぶり返している部分があります。
それもあと数年を経ずして終わります。
そういうこともありまして、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革の準備が、今からでも必要になっています。
「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションが終わると、当然、「対立二元論」の世界ではなくなります。
そのため、社会通念だった“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”といった考えかたも、漸次、人々の意識や記憶から消えていきます。
そうなるほど「海王星」の姿(象意)は変わっていくことになります。
≪“凶意”が働けない≫
上述には、奥深い意味があります。
現代占星術で“凶星”に区分されている「海王星」ですが、双魚宮時代が終わり、世の中から“凶意”そのものがなくなるとどうなるのでしょうか?
宝瓶宮時代を生きる人々から次第に“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”といった古い考えや意識また通念が、漸次とはいえなくなるのです。
すると、「共鳴関係」が成立しなくなるため“働けなく”なります。
結果、「海王星」は、本来の“美しい象意”のみをもつ星に変わっていきます。
具体的に申し上げますと、“未来への夢や想い”また“理想のイメージ”や“希望のビジョン”といった、バラ色に輝く象意が本来の姿です。
個々人が今後、「深層の精神意識」を宝瓶宮時代の新しい「友愛精神」や「共鳴関係論」に変わられたぶんだけ、そうなっていきます。
生まれ変わった個人に、美しい象意のみを投げかけていくようになるのです。
≪木星と海王星への合=0度≫
さて、3月10日に「魚宮」に入宮する「水星」は、貴重なメッセージをもたらします。
「魚宮」また「双魚宮時代」の新旧の共鳴星(現代占星術では“支配星”)の「木星」と「海王星」に、連続的に合=0度をとっていくからです。
「木星」とのジャストの合=0度は、3月21日です。
「海王星」とのジャストの合=0度は、その3日後の3月24日です。
これらの前後、数日間がそうなります。
許容度数(オーブ)は、占星者によって異なりますが、なぜ違いがでてくるのかといった理由は把握しています。
宝瓶宮占星学では、いろんなケースを想定して、太陽と月またマイナー・アスペクトを除いて一律6度にしています。
≪木星のプレ・メッセージ≫
最初に「水星」と「木星」の合=0度によるプレ・メッセージです。
今から2,000年以上前の古代ギリシャ時代に発祥したアストロロジー(通称:古典占星学)では、「魚宮」また「双魚宮時代」の“支配星”は「木星」でした。
「海王星」が発見される前だったからです。
「海王星」の発見は、今から180年ほど前の1846年です。
その後、「魚宮」の新しい“支配星”になります。
そのときまでは“哲学”や“学術”を象わす「木星」が、「魚宮」また双魚宮時代の“支配星”でした。
結局、木星は「海王星」の発見によってその任を解かれ、“自由”になり“遠くの世界”などを象わします。
自由(気まま)になった「木星」と合=0度をとっていくトランシット(運行)の「水星」のプレ・メッセージは、それこそ「フリー」でした。
次のようなことからの解放です。
これまでは時代や国家また地域や組織の支配者、さらには思想や宗教の祭司など、トップ層の“支配”を受けて影響されてきました。
身近な例でいえば、学校教育やマスコミなどによっても、“こうあるべき”といったルールや風潮をわれ知らずとも刷り込まれてきたのです。
いわば、一種の“洗脳”による時代でもありました。
それらを全面否定するものではありませんが、「木星」はそれらから“遠くの世界”(精神的自立)をうながし、“気まま”やマイペースなど、個性にもとづいた“自由”(フリー)になることをメッセージしています。
ご理解やご判断は、それこそ皆さまの自由です。
状況や置かれた立場に応じて、ご自由にご判断されていけばよいのです。
「木星のメッセージ」で終わるのではなく、引き続き「海王星のメッセージ」がもたらされていきます。
≪海王星のプレ・メッセージ≫
「木星」の次は、「海王星」のプレ・メッセージです。
「海王星」には、2通りのメッセージがありました。
双魚宮時代の「海王星」と、次元上昇した宝瓶宮時代の「海王星」のメッセージです。
個別にお伝えすると、かえって誤解が生じかねません。
そのため、まとめてご紹介いたします。
いずれも古い「霊性」のあり方と、新しい霊性ともいえる「深層の精神意識」のあり方に関するものです。
皆さまが現段階で、どちらをご選択されてもご自由なのですが、「海王星のデレクション」によっては、いったん“リセット”されることが起こります。
全員がそうだとはかぎりません。
「海王星」の象意と共鳴する“バイブレーション”の持ち主、すなわち感覚や感性が豊かだったり鋭敏なかたのみになるでしょう。
いずれにしても、“リセット”になったとき重要なのは、“あわてたり混乱しない”ことです。
まずは落ち着いて、“美しい理想のビジョン”をもたらす「海王星」のメッセージを受けとれる自分自身になっていくことがベストだからです。
1月配信の「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)に続いて、「水星編-魚宮」を検討中です。
その場合、同じく単発のメール講座で、期間限定になるのは変わりません。
※本文中の「木星」と「海王星」のメッセージに関する詳しい内容は、そのさいに「水星編-魚宮」でご紹介することになると存じます。
水星のメッセージ 天王星編
2022.01.31
[星講座] 水星のメッセージ その4:天王星編
革命的「友愛」からの脱却
― 古い概念を断ち切って ―
◆「フランス革命の「同胞愛」から生まれ変わる「天王星」
土星外惑星(トランス・サタニアン)の「冥王星」「海王星」につづく水星のメッセージ第4回は「天王星」です。
フランス革命の直前、アメリカ独立戦争の最中に「自由」の機運が高まるなか、1781年に「天王星」は発見されました。
それまで「太陽~土星」まで7つの星をもちいてきた古典占星学(術)が事実上、終焉(しゅうえん)を迎えたのです。
なぜなら、近代科学の発祥による古代ギリシャの世界観「四大元素説」の破綻のみならず、「天王星」の発見によって古典占星学の「基礎理論」までも崩壊したからです。
≪「天王星」発見と時代変化≫
「天王星」の発見は、単なる偶然ではありません。
「占星学的な時代区分」でいえば、「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の到来を象わすものでした。
なぜなら、宝瓶宮時代は水瓶宮のみならず、「天王星」と共鳴する時代だからです。
このことは「天王星」発見まで、約2,000年近く続いていた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の終わりが近いことを予見していました。
事実、発見の150年ほど前、1630年から次の「宝瓶宮時代の影響圏」に入っていたのです。
具体的には、ガリレオらによる近代科学の発祥であり、宗教から科学的思考への転換がはじまった時代でした。
ほかにも、専制君主や宗教的な支配から、市民また個々人の自由を求める改革が進んだ時代です。
アストロロジーに目を向けますと、通用しなくなった古代ギリシャの世界観「四大元素説」をベースとした双魚宮時代の“占星術”の終わりのはじまりの時代でした。
≪歴史の大河の猛変化≫
そして、「天王星」発見から200年以上が経った現在、宝瓶宮時代に向かって人類社会は大きく方向転換をしています。
現代に生きる私たちは、大きな歴史の大河の中で、周囲の状況や環境変化とともに流されていますので、現状を“当たり前”の状態と思っているのです。
ですが、客観的にみると、近年、猛スピードで宝瓶宮時代へと変わっているのです。
それどころか、1989年に人知れず起きた“宝瓶宮時代のビッグバン”(波動変化)によって、宝瓶宮時代はすでに正式にはじまっています。
この年は、昭和天皇が崩御され、元号が「平成」に変わりました。
ただし、書き添えておきます。
宝瓶宮時代を実感しにくいのは、影響圏入りをふくめると2009年からはじまった「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(運勢変化、社会変化)が、今なお続いているからです。
双魚宮時代の世情が、一時的とはいえ復活しており、古い切り口や概念のマスコミ報道が、依然、巷にはあふれているからでしょう。
「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションは、あと数年で終わります。
一方、宝瓶宮時代を実際的にスタートさせるための深層の「精神意識の変革のデレクション」が、昨年2021年12月から正式に影響圏入りしました。
そのため、状況によっては数年を経ずして一気に流れが変わる可能性もあります。
≪現代人の課題と準備≫
いずれにしても、現代に生きる私たちには課題があります。
まもなく実際的にスタートしていく宝瓶宮時代に向けて、深層の精神意識(霊性、深層心理)をはじめとした、内面の「精神宇宙」を少しずつでも変えていかなければなりません。
いつからでしょうか?
いますぐにでもご準備されて、はじめられておかれるとよいのです。
どのように?
手前味噌で申し訳ありませんが、「宝瓶宮時代を生きる星講座」が適切です。
なぜなら、内面性の意識変革は複雑なので、まずは意識化のためにも、新しい時代はどんな時代なのか、まずは現代人らしく、正しい知識(情報)が必要だからです。
そのように認識を深めつつ、体感や体得また実行に向けた準備をされておかれるとイザというときに役立ちます。
ご判断に誤りが少なくなるのです。
そのため、急遽「宝瓶宮時代を生きる星講座」を開始しました。
単発のフレキシブルなチョイスが可能なメール講座です。ただし期間限定です。
「水星編-水瓶宮」は、2月1日をもって配信終了しましたが、現在「水星編-魚宮」を検討中です。
また、バックナンバーのご購読は可能です。
≪「天王星」も生まれ変わる≫
さて、今後、重要になってくるのが、「天王星」の象意です。
既述のように、「冥王星」や「海王星」が宝瓶宮時代に向けて、美しく生まれ変わったように、今回の「水星のメッセージ」も「天王星」の新たな象意や、古い風習を断ち切るといったものでした。
そのため、当然、古い「天王星」の象意解釈で“星読み”や“占断”を続けると、次第に占断ミスが生じるようになっていきます。
ご注意されてださい。
古いタイプの人物に対してはともかく、時代的に啓発されり、次元上昇されたかたが次第に増えていきますので、その場合、今後は漸次、適応しなくなっていくからです。
双魚宮時代の“良識”(good sense)と宝瓶宮時代の“常識”(common sense)は、かなり違ってきます。
「対立二元論」と「共鳴関係論」のように、真逆ほどに異なってきます。
両者を二元的に“敵対対立”するものとしてとらえるか、見えない世界をふくめて共鳴し関係するものとしてとらえるかなどのようにです。
≪改革(革命)は不要≫
分かりやすい一例を挙げます。
「天王星」の象意とされる「改革」(革命)や「友愛」(同胞愛)について考えてみましょう。
「双魚宮時代のリバイバル」の影響圏に入った2009年に、民主党(当時)が大勝して政権をとったとき、“頭がお花畑”と揶揄された鳩山首相(当時)は、「これは革命です」と言ってのけました。
フランス革命の有名なスローガン「友愛」が意識の根底にあったからです。
ですが、考えてみましょう。
双魚宮時代から共鳴関係論による新しい宝瓶宮時代に向かっていたために、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」には、“改革”(革命)の象意があったのです。
宝瓶宮時代が定着したら、改革は必要だと思われますか?
必要ありません。
双魚宮時代に、王政や宗教などによる支配から、個人の「自由、平等、友愛」をスローガンとして求めた「フランス革命」も同様です。
宝瓶宮時代が定着したら、革命もスローガンも必要がなくなっていきます。
新しく生まれ変わった「天王星」は、そんな古い象意や概念を断ち切っていきます。
【「星講座」のご案内】
「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編)は、“希望のメッセージ”を分かち合うものです。
単発のメール講座なので、フレキシブルでお気軽なご受講が可能です。
何度でも読み返しができ、後日、いつでも閲覧できます。
現在、第2弾の「水星編-魚宮」を検討中です。
詳細は、後日ご案内をいたします。
宝瓶宮占星学でしか読めない内容のタイムリーな講座になっています。