新「海王星」への次元上昇
2022.03.21
新「海王星」への次元上昇
― 新しい霊性意識の覚醒 ―
◆「現実理想を底支えしていく宝瓶宮時代の海王星」
意外なことに「海王星」は今後、重要になっていきます。
宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)は「天王星」を共鳴星としますが、「海王星」は双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)末期の“支配星”ながら、実は底支えする星になっていきます。
理由はいくつかあります。
一つは、“吉凶”のない美しい「海王星」に変容していくからです。
≪海王星の次元上昇≫
「水星のメッセージ Vol.3 海王星編」などをお読みになられたかたは、ご存じでしょう。
次のようにお伝えいたしました。
●「水星のメッセージ Vol.3 海王星編」より抜粋――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ここにおよんで、「海王星」は宝瓶宮時代の「海王星」として新しく“衣替え”をはじめたのです。
もはや、古い「海王星」ではなくなります。
双魚宮時代の“支配星”だった「海王星」から、一時的かもしれませんが、宝瓶宮時代の“サブ共鳴星”としての「海王星」へと驚くべき次元上昇をしていきます。
「海王星」の本意(本当の象意)にもとづいて、宇宙の真実につうじる“理想のメッセージ”を、宝瓶宮時代の実際的なスタートと定着に向けて人類に投げかけていくようになります。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「海王星」の発見とともに起きたのが、近代スピリチュアリズム(神秘主義、心霊主義)とマルキシズム(理想的共産主義)でした。
もう一つ、神智学協会の占星術ロッジ(支部)から萌芽した現代占星術もそうです。
ほかに新興宗教(カルト宗教)などがあります。
≪海王星発見の時代≫
近代スピリチュアルブームは1848年に世に知られた「フォックス姉妹事件」によって起きました。
前年12月からはじまった「ポルターガイスト現象」がその発端です。
同じく1848年には、マルクスとエンゲルスの共著によって『共産党宣言』が出版されています。
先の20世紀を戦争の時代へと陥れた共産主義ムーブメントは、ここからはじまっています。
この両者、スピリチュアリズム(心霊主義)とマルキシズム(理想的共産主義)は正反対の分野ですが、象意的には類似点をもちます。
占星学からみると、いずれも“まだ見ぬ世界”にかかわる点で、「海王星」の“夢”や“まだ見ぬ理想”また“幻想”などの象意をもちます。
「海王星」は、1846年の発見から163年(※注)を経て、ホロスコープを一周し、水瓶宮25度Rの位置に戻りました。
その2009年からはじまったのが「双魚宮時代のリバイバル」の「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)です。
当該デレクションによって、左派政党の旧民主党へと政権交代が行なわれ、このとき鳩山総理は「これは革命です!」と述べたのです。
【※注】海王星の公転周期
海王星の天体学による公転周期は、165年(164.79年)です。
では、ホロスコープを1周するのに、やはり同じように165年かかるのでしょうか。
ホロスコープの基礎中の基礎「春分点歳差」をご存じなら、すぐにお分かりでしょう。
答えは、2年ほど短く、約163年(162.5年)になります。
小難しいお話はともかく、天体の公転周期と、春分点の移動にともなうホロスコープを1周する当該惑星の期間は、公転周期の長い星ほど比較的ながら大きく異なってきます。
≪霊性と深層の精神意識≫
上述の「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションは今や末期に至りました。
「海王星」は、来年2023年3月に魚宮25度を越えて牡羊宮の影響圏に進むと、「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のデレクションをもたらしはじめます。
当該デレクションは「冥王星」が現在、深層の「精神意識の変革のデレクション」をうながしていることから、同じく「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の覚醒(目覚め)をもたらしていくものになります。
なんのためでしょうか?
いずれも、宝瓶宮時代を実際的にスタートさせていくためです。
私たちに“魂”(深層の精神意識)の次元上昇(アセンション)を差し迫まっていくものになります。
逆もいえます。
個々人が“魂”を次元上昇させなければ、実際的にスタートしていく宝瓶宮時代の「天運」に乗りにくくなっていくからです。
宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていますので、共鳴関係によってそうなります。
≪美しい象意をもった海王星≫
これ以降、「海王星」は牡羊宮0度の「春分点」へと進んでいきます。
春分点を通過して、「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションとともに、自ら変容させていくのです。
そして、美しい象意をもった星に生まれ変わっていきます。
現代占星術で「海王星」は“凶星”に区分されていますが、そうではなくなります。
はたして、現代占星術また占術師はこのことに気づけるのでしょうか。
いったん“吉凶解釈”の占断や鑑定にはまってしまうと、中毒や宗教的洗脳に似た状態にわれ知らずとも陥ってしまうからです。
そうなると、ちょっとやそっとでは抜け出せません。
かつて宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)を立ち上げるまでは私もそうでした。
長いこと現代占星術に慣れ親しんでいたからです。
そのため、“吉凶解釈”の考えや思念から抜け出すのにタテの頭をヨコをするような苦闘をしばらく続けました。
≪友愛社会理想を示唆≫
結論的に、宝瓶宮時代の「海王星」は、現代占星術でいう“凶星”ではなく美しい“夢”や“ビジョン”、またまだ見ぬ理想とはいえ“バラ色の未来”をもたらす本来の姿に変容していきます。
なぜ、そういえるのか?
宝瓶宮時代は、双魚宮時代のように“吉凶”や“善悪”、また“支配/被支配”といった「対立二元論」の時代ではなくなるからです。
「共鳴関係論」を歴史パラダイムとしていく時代なので、“凶星”などではなく、本来の「海王星」になっていくからです。
さらに、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」は、“現実理想”(Reality Ideal)を象わします。
一方、次元上昇した「海王星」は、その現実理想に向かって“夢”や“ビジョン”をもたらし、宝瓶宮時代の現実的な友愛社会理想を示唆していくことになります。
宝瓶宮時代の「現実的な友愛社会」というのは、双魚宮時代の「対立」や「闘争」の対義となる古い概念の「友愛」(同胞愛)とは異なります。
「共鳴関係論」による「友愛精神」(和、絆、民度:人類愛)です。
詳細は、「宝瓶宮時代を生きる星講座」Vol.1~Vol.3(有料の単発メール講座)などをご参照いただければと存じます。
星の象意と宇宙波動
2022.03.15
星の象意と宇宙波動
― 体内に秘めた天体センサー ―
◆「宇宙波動をキャッチする受容体のお話」
宝瓶宮占星学サイトの初期にアップした「自存波仮説」につうじる宇宙波動のお話です。
「自存波」というのは、すべての存在を個体ならしめ、存在させている宇宙波動の一つです。
ホロスコープからみても、宇宙波動によって人は太陽系天体と共鳴関係にあり、それを星の象意として受けています。
宇宙波動は目には見えませんし、感じとることもできないために、認識はもちろん、ご自覚もできないのですが、胎内に秘めた天体センサー「受容体」によってキャッチしています。
それによって、私たちは星の象意といった見えない宇宙波動の影響を受けつつ、常日頃、現状を視野にご判断をしているのです。
≪宇宙波動と天体センサー≫
アストロロジーまた占星学(術)には、古来より根本命題があります。
「空の星から、なぜ地上のことがわかるのか」といった、だれも納得のいく答えを出せないでいる根本の大疑問です。
ところが、意外なことに、次元上昇した宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)は、宇宙この世界をつらぬく根本法則を「基礎理論」としているために、簡単に答えを出すことができます。
今回は、アストロロジーの根本命題と関連して、星の象意をもたらしている宇宙波動をキャッチする天体センサー「受容体」が人にはあるというお話です。
「受容体」は、目に見えません。
棒状や平面状またお椀状などさまざまな形のアンテナ、また古くは真空管や昨今ではICチップなどで構成された受信装置を肉眼で見ることができます。
だとしても、多様な電波の存在や受信の仕組みを知らなければ、何なのかご理解できないのと同じです。
≪新旧バージョン≫
天体センサー「受容体」とは何でしょうか。
たとえていえば、電波をキャッチして、音声化や映像化して楽しませてくれるラジオやテレビのアンテナや受信装置のようなものだとお考えください。
人には、宇宙波動をキャッチする天体センサー「受容体」が秘められているのです。
その感度や性能は、個々人によってさまざまです。
バージョンも新旧あります。
たとえば、古いAM放送のアンテナや受信装置では、高音質のFM放送を受信したり、聴くことはできません。
同じように、かつてのアナログテレビでは、昨今の高画質のデジタル放送を受信も視聴もできないのと同じです。
星の象意を伝える宇宙波動をうける「受容体」も同様です。
古いバージョンの「受容体」で、次元上昇した宝瓶宮時代の星の象意すなわち宇宙波動を正しくキャッチすることはできません。
旧バージョンの「受容体」では、そのことに気づくことさえできないのです。
きっと「何をバカなことを言っているんだ?」と反発されたり、感情的に否定するしかできないでしょう。
≪執行猶予の期間だった≫
旧バージョンの「受容体」では、次元上昇した宝瓶宮時代の新しい象意の存在に気づくことさえできません。
たとえば、1989年に「宝瓶宮時代のビッグバン」が人知れず起きました。
宇宙波動が宝瓶宮時代に変わったのです。
現代占星術は、自らが依って立つ「占星学的な時代区分」の宇宙波動が、発展的に変化したことにまだ気づいていないようです。
もっとも、その20年後の2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションがはじまりました。
そうことがありまして、実際的なスタートはこれからという「執行猶予」の期間が、これまで続いていました。
「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションは、もはや終盤です。
旧態依然の「受容体」からのバージョンアップが必要な時代が差し迫っています。
新しい宇宙波動は、いわゆるアナログ放送からデジタル放送へ、3Gから4G、4Gから5Gといったように変わっていきます。
≪宇宙波動と受容体≫
もし、古いままの「受容体」で、むりやり新しい宇宙波動をキャッチしようとすると、「誤変換」や「勘違い」を起こしかねません。
たとえば、“風の時代”といった「誤変換」はその代表です。
さらには、鑑定においても、開運を願ってご依頼されたはずなのに、古い“吉凶解釈”によって、わざわざ運勢を落とす占断を知らないうちに下していることも同様です。
星の象意に“吉凶”はなく、次元上昇した宝瓶宮時代の美しい象意をキャッチできないためです。
バージョンアップされた「受容体」によってのみ、キャッチが可能になっていきます。
ただし、相応の感性を人間は持っています。
なので、なかには「おかしいな?」と思うかたもいらっしゃるでしょう。
その小さな気づきの瞬間がチャンスです。
ただ、多くの場合、「占星術信仰」にどっぷりと浸かっていることが多いので、そうなると抜け出しにくいのもまた事実です。
≪「受容体」のバージョンアップ≫
結局、「受容体」のバージョンアップは、気づきの瞬間に動くなり、早いほうがいいのです。
今のうちなら、性能や感度は人それぞれでかまいません。
最初から完璧を求める必要はありません。
また「受容体」は、ご自身の個性や才能また使命に応じて相応に異なってきます。
結局、人は宇宙波動をキャッチする天体センサー「受容体」を有しているからこそ、宇宙太陽系の星の配置を忠実に写しとった「ホロスコープ」(出生天球図)から、リーディングが可能になっています。
「受容体」のバージョンアップは、ホロスコープ・リーディングにかぎれば、宇宙この世界の根本法則にもとづいた「基礎理論」によって、徐々に可能です。
いくつかの方法があります。
「受容体」のバージョンアップは、「深層の精神意識」の変革のデレクションが一般的になります。
占星学の分野では、宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)の「基礎理論」によって、理論的にバージョンアップしていくことが可能です。
ほかにご自身に応じたそれぞれの方法やステップ・バイ・ステップでのご対応があります。
星たちが教える2022年3月
2022.03.12
星たちが教える2022年3月
― 新時代へ意識化のはじまり ―
◆「そろって一つのデレクションを差し示す星たち」
今後の生き方にかかわる今年2022年1月~5月の「星のデレクション」の特徴をお伝えいたします。
重要な意識化のスタートがもたらされるからです。
動きの定まっている星なのに、予知していたとしか考えられません。
≪現在の星の動き≫
最初に、現在の星の動き(トランシット:運行)をご紹介いたします。
運勢的に影響力の大きいソーシャル・プラネットの「冥王星/海王星/天王星/土星/木星」の5つの星です。
【冥王星】…現在、「水瓶宮」の影響圏である山羊宮28度をトランシット中です。
【海王星】…自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の終盤をトランシット中です。
【天王星】…自らの共鳴サイン(宮)「水瓶宮」の下方矩(ロウアー・スクエア=90度)をトランシット中です。
まず「土星外惑星」(トランス・サタニアン)の現在をご紹介いたしました。
運勢的に影響力の大きな星たちだからです。
「冥王星」は、昨年2021年12月以降「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革をうながしはじめました。
昨今、「水瓶宮」の下方矩=90度をトランシットしている「天王星」も同様です。
それは「魚宮」の「海王星」も類似です。
「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションの本質は、「霊性意識の再認識」にあるからです。
≪新旧“支配星”のそろいぶみ≫
次に、ポピュラーなソーシャル・プラネットの「土星」と「木星」ご紹介いたします。
【土星】…現在、「水瓶宮」をトランシット中です。
【木星】…今年2022年1月から「魚宮」をトランシット中です。
この動きには、どのような意味があるのでしょうか。
「古典占星学」に詳しいかたなら、お気づきかもしれません。
「土星」は、かつての「水瓶宮」の“支配星”でした。
一方、「木星」は、「魚宮」また「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)のかつての“支配星”です。
現在の「水瓶宮」の共鳴星「天王星」は、前述のように共鳴サイン(宮)の下方矩=90度をトランシット中です。
「魚宮」の現在の共鳴星「海王星」は、自らの共鳴意サイン(宮)「魚宮」をトランシット中です。
新旧“支配星”(共鳴星)が、そろって自らのサイン(宮)にかかわってトランシットをしている現在です。
結局、「冥王星」をふくめて、すべてのソーシャル・プラネットが、双魚宮時代から宝瓶宮時代の「深層の精神意識」にかかわるデレクションを投げかけている現在また昨今です。
≪星は支配せず共鳴するのみ≫
“支配星”という呼び名は、古い双魚宮時代の古典占星学や現代占星術の用語です。
もはや、“支配/被支配”といった「対立二元論」の時代ではなく、「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代ゆえに、「共鳴星」という呼び名がふさわしいのです。
実際に「星」がほかの占星要素を支配したり、個々人の性質や運勢また人間社会を支配することなどありえません。
もはや迷信を、事実かのように信じ込む時代ではないのです。
宝瓶宮時代は、主体的で責任ある意志判断が重要になります。
ほかの誰かに支配されるといった考えや、その発想自体が古いので、ホロスコープも“支配星”ではなく「共鳴星」が適切なのです。
ご自身を欺く言葉やウソは、書くことも、使うこともしないほうがよい時代です。
宝瓶宮時代は、ご自分の心や魂また霊性にウソをつかないことが重要です。
真実が明らかになっていく時代なので、自分自身からはじめていかなければならないからです。
もちろん、皆さまがどのようにご判断されても、それは自己責任ですしご自由です。
≪宇宙の叡智の一端≫
残り余白が少なくなったので、先を急ぎます。
なぜ、運勢的に影響力の強い「ソーシャル・プラネット」は今、この時期に「水瓶宮」と「魚宮」にかかわりつつ、そろって「深層の精神意識」をうながすデレクションを投げかけているのでしょうか。
宝瓶宮時代を意識し、心の準備をしていくにふさわしい「実際的なはじまり」の時期だからです。
変革を象わす「冥王星」や改革を象わす「天王星」が、自らの共鳴サイン(宮)の下方矩=90度をトランシットしていることがポイントです。
「海王星」もまた、自らの共鳴サイン(宮)の「魚宮」をトランシットし、「霊性意識」の再認識をうながしています。
「海王星」が、まだ見ぬ理想や、いわゆる霊界をはじめとした形而上世界(けいじじょうせかい)にかかわる神秘的(オカルトチック)な象意をもつことを知れば、「霊性意識」の象意があることは自ずと明らかです。
「ソーシャル・プラネット」のすべてがそろって、「深層の精神意識」や「霊性意識」にかかわるデレクションを投げかけている現在2022年3月という重要局面です。
これらは「宝瓶宮時代」を実際的にスタートさせていくためのデレクションです。
不思議なのは、太陽系が生じた太古から、動きの定まっている星たちです。
にもかかわらず、この時期に見計らったように、そろっ、同じデレクションを投げかけているのです。
計り知れない「宇宙の叡智」を、ここに垣間見ることができます。
≪星のデレクションそろい踏み≫
さて、結論を書きます。
今年2022年1月~5月は、影響力の大きなソーシャル・プラネット「冥王星/海王星/天王星/土星/木星」のすべてが、宝瓶宮時代の実際的なスタートをうながしています。
「深層の精神意識」の変革すなわち次元上昇(アセンション)や、霊性意識といった「深層意識の再認識」です。
「宝瓶宮時代」の実際的なはじまりに「待ったなし!」と軍配が翻ったときに至った現在2022年3月です。
そのことを星たちは、この1月から「水星」にメッセージを託して発し続け、特別に皆さまにうながし続けているのです。
古い双魚宮時代のままの観念や常識から、今後の宝瓶宮時代を生きぬくためにの意識化をうながしています。
はじまりの時がきたからです。
星は太古からこのことを知っていたかのように、今このときにそろって上述のようなデレクションを投げかけています。
皆さまが新しい時代とともにあり、歴史の大河に逆行したり、無視して沈んでしまうことがないように、時の流れとともにある「天運」をもたらそうとしています。
【星講座の開始と現時点】
これらは、今年2022年1月から「宝瓶宮時代を生きる星講座」を急遽開始した事由ともなっています。
星講座Vol.3「水星編-牡羊宮&牡牛宮」は、この3月に「春分点」を通過して意識化の実際的なスタートと、「牡牛宮」をトランシットして現実的な日常生活をメッセージしていく、名実とものはじまりをお伝えする内容になっています。
火/土/風/水の四大元素説
2022.03.06
火/土/風/水の四大元素説
― 根拠のない疑似科学という迷信 ―
◆「古代ギリシャからあった宝瓶宮時代の呼称」
はっきり書きます。
“風の時代”というのは、占星学にはないウソですよ。
双児宮時代にも天秤宮時代にも該当する“風の時代”という茫漠たる言葉を信じて、今後の「宝瓶宮時代」を生きぬけるとお考えなら、お好きにどうぞ。
紀元前に、ホロスコープ12サイン(宮)の基礎中の基礎「春分点」を規定する「春分点歳差」の発見のときから、宝瓶宮時代という呼び名はあったのです。
そんな基礎を知らない占術師が、“風の時代”を吹聴しているようです。
≪世界宗教以前のお話≫
2,000年以上も前のお話です。
古すぎて、どんな時代なのかピンときにくいかもしれません。
現代から順番にさかのぼって概括してみましょう。
現在の直前、300~400年間ほどは、近現代物理科学(科学万能主義)の時代でした。
宝瓶宮時代の影響圏に入って以降からあたりです。
合理的な科学思考や客観的な知性に人類が目覚めていった時代です。
その前の中世にいたる紀元から1,600~1,700年間ほどは、信仰による宗教の時代でした。
人類歴史をリードしてきた西洋では、古代オリエント(中近東)に発祥したキリスト信仰が、ローマに伝播し国教となっていったキリスト教(ローマン・カトリック)の全盛期です。
2,000年以上前のお話といえば、さらにその前です。
当然、近現代科学が発祥するはるか前で、キリスト教の開祖とされるイエス・キリスト生誕以前です。
東洋ではブッダ(お釈迦さま)が生まれた直後あたりです。そんな古~い時代のことです。
≪ルーラーの時代≫
古代ギリシャ時代の当時に、最先端とされた学問が「四大元素説」です。
古代ギリシャといえば、「哲学」だの「フィロソフィー」(愛智)だのと言われますが、昨今の視点から当時を考えると見込み違いをします。
「占星学的な時代区分」でいえば、当時は双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の影響圏に入っていたものの、紀元前24世紀あたりから続いていた白羊宮時代(はくようきゅう じだい)の末期でした。
白羊宮時代というのは、牡羊宮に共鳴する時代です。
たとえば、独りよがりにもなりかねない支配者の考えによる「こうあるべき」というルールによる治世の時代でした。
そんなルールを定めて強制したのが、ルーラー(支配者、統治者)こと、戦いに勝った強者だったのです。
現代占星術で、今も使う「支配星」という用語「ルーラー」は、ここからきています。
白羊宮時代末期の古代ギリシャ時代、戦いで勝った「支配者」(統治者)の影響や概念が、まだ色濃く残っていました。
そこで「四大元素説」をもとに発祥した古いアストロロジー(通称:古典占星学)において、星が「ルーラー」だと考えたのです。
≪四大元素説のはじまり≫
白羊宮時代は、戦いで勝った強者の理不尽ともなりかねない思い込みによるルール(今でいう法律)があったようです。
そんな時代に「なぜ?」や「どうして?」また「どうあるべき?」と、正しいルールやあり方を思索し、発展してきたのが、いわゆる哲学やフィロソフィー(愛智)のはじまりだと考えられます。
そういった古代ギリシャ時代が、紀元前2世紀ころまで続きました。
そんなさなか、「そもそもこの世界は、何によってできているのか?」と感がるのは当然でしょう。
そこから、ルールのあるべき姿を見出そうとしたのかもしれません。
いずれにしても、「世界は。火/土/風/水の4つの元素からできている」というのが、当時、最先端とされた古代ギリシャの世界観「四大元素説」でした。
「そんなバカな。物理的にいうなら元素記号1の水素にはじまり、100個以上も元素はある」と現代人ならお思いでしょう。
また、直後にはじまった信仰者の立場からは、次のように唱えるでしょう。
「そんな物質的なお話ではありません。この世を創られたのは神様です。アーメン」
実際、そういった宗教の時代が、世の常識となったのが古代ギリシャ以降、近現代科学発祥以前にあったのです。
≪風の時代という迷信≫
当時、最先端とされ世界に影響を与え、一世を風靡した「四大元素説」も、近年、科学が発達すると、“迷信”とされます。
客観的な実験をともなって、この世界を構成している物理的な元素が、次々と明らかになってきたからです。
それによって、古代ギリシャの「四大元素説」は「疑似科学」とされます。
科学的な事実や現実ではなく、人々に信じられたという点で「疑似科学」は迷信と同様です。
その迷信を、今も真面目に信じて占っている人たちがいます。
12サイン(宮)を「火/土/風/水」の4つのエレメント(要素)に区分して、それぞれに象意をあてています。
そんな迷信信者の中に、“風の時代”などと、ホロスコープの12サイン(宮)の基礎中の基礎を知らずに、吹聴している人がいるようです。
笑ってはいけません。
ご本人たちは大真面目です。
ですが、“風の時代”というなら、双児宮時代(そうじきゅう じだい)も、また天秤宮時代(てんびんきゅう じだい)にも言えますので、混乱が生じてしまいます。
そうではなく、「春分点歳差」が発見された2,000年以上前から、「宝瓶宮時代」という呼称がありました。
≪春分点歳差の発見≫
ご説明いたします。
紀元前2世紀頃のことです。
古代ギリシャの天文学者で数学者のピッパルコス(B.C.190年頃-B.C.120年頃)は、地球の歳差運動から「春分点歳差」を発見しました。
その「春分点歳差」が、黄道を約25,920年(計算値)かけて1周する期間が「プラトン年」(グレート・イヤー)です。
そのプラトン年を12等分した「プラトン月」(グレート・マンス)が、「占星学的な時代区分」になります。
その一つは、次は「宝瓶宮時代」と当時から呼ばれていました。
「宝瓶宮」というのは、水瓶宮の古典的名称です。
「春分点」は、約72年に1度ずつ移動しています。
それにともなって、ホロスコープの12サイン(宮)の位置は、現在も微妙に変わり続けています。
この基礎を押さえていないと、12サイン(宮)の位置を正しく定められません。
12サイン(宮)のご理解、また「ホロスコープ作成ソフト」が、遠い過去や未来にわたって正しくプログラミングされているかどうかを、検証する基礎中の基礎です。
【ご参考】
一般のかたが「宝瓶宮時代」(Aquariun Age:アクエリアン エイジ または Age of Aquarius:エイジ オブ アクエリアス)という言葉を知らなくても、当然です。
人気のトレーディングカードゲームは、「Aquarian Age」(通称:アクエリ)で、綴りは「-an」です。
一方、宝瓶宮時代は「Aquariun Age」で、「-un」です。
いずれも「アクエリアン エイジ」と読むので紛らわしいのですが、「-an」と「-un」」とでは、意味が異なります。
それはともかく、占星師がホロスコープ12サイン(宮)の基礎中の基礎「春分点歳差」を知らないのは、もぐりです。
もっとも、それゆえ“風の時代”などと吹聴して、多くのかたを欺いているのでしょう。
もはや迷信とされた「火/土/風/水」を、いまだに信じて占っているくらい賢いのです。
牡牛宮、雄牛座、金牛宮
2022.03.01
牡牛宮、雄牛座、金牛宮
― どれが正しく妥当性があるのか ―
◆「混乱している現代占星術の“雄牛”表記」
サイン(宮)名の表記「牡牛宮」「雄牛座」「金牛宮」は、どれが妥当でしょうか?
というより、半分はイチャモンに思える記事になります。
アップしておいてなんですが、好きに読み飛ばしてください。
読んで時間のムダだったと思われても何の責任も持てません。
≪雄牛の表記はヘン≫
かねてより、おかしいと思っていました。
現代占星術がもちいている「雄牛座」についての表記です。
ホロスコープのサイン(宮)を「〇〇座」と読んだり、表記すること自体が間違いなのですが、ここではそれは問いません。
そうではなく、「The Constellation Taurus」(おうし座)ならぬ、英語で次のように表記されるホロスコープの第2サイン(宮)です。
「Sign Taurus」(サイン・トーラス)
「Taurus Zodiac Sign」(トーラス・ゾディアック・サイン)
「Astrological Sign Taurus」(アストロロジカル・サイン・トーラス)
いずれも、ホロスコープの第2サイン(宮)のことですが、どのように日本語訳して、表記するのが妥当なのかというお話です。
具体的には、「牡牛宮」「雄牛座(雄牛宮でも)」「金牛宮」は、どの表記がもっとも妥当性があるのかというお話です。
ホロスコープのサイン(宮)名を、「〇〇座」と表記するのは、何であれ間違いです。
約2,000年も前なら別ですが、現代占星術は知っていながら、修正する勇気も気概もありません。
空の星座「おうし座」の位置は、ホロスコープでは現在「双子宮」です。
星座「おひつじ座」の位置が、ホロスコープでは、ほぼ「Sign Taurus」(サイン・トーラス)になっています。
≪宝瓶宮占星学の表記≫
宝瓶宮占星学では、誤解を避けるために、次のように表記を使い分けています。
空の星座は「(ひらがな)座」、たとえば「おうし座」などのように、ひらがなで表記しています。
ホロスコープのサイン(宮)名は「(漢字)宮」です。
双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)や「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)といった「占星学的な時代区分」は「(旧名称漢字)時代」です。
ホロスコープの現「サイン(宮)」と「占星学的な時代区分」のサイン(宮)とは、位置が異なるため、古代シナ由来だと存じますが伝統的なサイン(宮)の名称で表記しています。
ちなみに、「占星学的な時代区分」というのは、2,000年以上前の「春分点」を起点として、黄道を12等分したもので、それぞれ約2,160年(計算値)ずつ続きます。
そのため、位置的には空の「黄道12星座」(現在は13星座)に類似します。
ちなみに、「おうし座」の位置に、かつて春分点があった約4,500~6,700年前のB.C.46~68世紀は、「Sign Taurus」(サイン・トーラス)に共鳴する「金牛宮時代」(きんぎゅう きゅうじだい)でした。
金牛宮時代のあとが、白羊宮時代(はくようきゅう じだい)で、次が双魚宮時代、その次が今日の宝瓶宮時代です。
そして約2,000年後には「磨羯宮時代」(まかつきゅう じだい)というように通常のサイン(宮)を逆順に進んでいきます。
≪牡牛宮でいいんじゃない≫
いずれにしましても、下記の理由などから、宝瓶宮占星学では「牡牛宮」という表記をもちいています。
ホロスコープのサイン(宮)名に「〇〇座」と星座名を用いるのは論外で誤りです。
さらに、以下の3つの理由から、「雄牛宮」はもちいません。
【理由1:牡羊宮との整合性】
存じのように、「牡羊宮」(おひつじ きゅう)は、現代占星術でも「牡」の字を使っています。
同じオスメスの用例なのに、かたや「牡羊」、かたや「雄牛」と、「牡」と「雄」の字を使うのは稚拙ではないでしょうか。
「牡羊」と「牡牛」とでは字面が似ているために紛らわしいと考えたのでしょうか。
正統的な呼称では、古来から「金牛宮」でした。
これが無難なのですが、星座名は「おうし座」だからかもしれませんが、いつから「雄牛」と表記するようになったのでしょうか。
≪雌牛表記はなかった?≫
【理由2:過去に「雌牛」の用例はなかった?】
「牝牛」(ひんぎゅう)という用例は昔からあります。
ですが、「雌牛」(めうし)という用例は、過去の文献にはないそうです。
どこかで見た記憶はあるのですが、近年、星占いで「雄牛座」と目にすることが多いために、「雌牛」があるに違いないと思ってだれかが使ったのでしょうか。
ですが、「雌牛」の用例が過去にはない以上、雌雄一対なので「雄牛」という表記は正当な根拠自体が怪しくなります。
深くは知りません。
念のために書いておきます。
間違った用例でも、長いこと使われていると、慣用になって認知されることがあります。
その点、世間がどのようにご判断されたり、お感じになられて使い続けていくのかが重要になってきます。
ですが、それはまた別のお話です。
≪女性サイン(宮)なのに?≫
【理由3:女性サイン(宮)に区分】
古典占星学また現代占星術では、12サイン(宮)を男性サイン(宮)と女性サイン(宮)に2区分することがあります。
そのさい、「Sign Taurus」(サイン・トーラス:Taurus Zodiac Sign、Astrological Sign Taurus)は、女性サイン(宮)に区分されます。
星座の「おうし座」は、占星学(術)の2区分とは関係がないので、「おうし」でいいのです。
ですが、自ら女性サイン(宮)に区分しておきながら、「雄牛」と表記するのはヘンではありませんか?
混乱や矛盾がそこにあるようです。
ちなみに、星座の「おうし座」の由来となった神話は、ゼウスが白い牛の姿になって云々というお話です。
ゼウスは男性神ゆえに、「おうし座」という星座名で問題ありません。
おかしいのは現代占星術の「雄牛」という表記で、二重に間違いなのが「雄牛座」です。
「〇〇座」という表記自体が現代では間違いなのは、関係者ならご存じのとおりです。
現代占星術でも良識ある人からは、「女性星座なのに、雄牛座という表記はおかしい」という疑問の声が上がっています。
もっとも、宝瓶宮占星学では、男性サイン(宮)女性サイン(宮)という2区分は採用していません。
ということがありまして、「牡牛宮」という表記をもちいています。
【ご参考:「牡」と「雄」の違い】
もともと「牡」と「雄」とでは用例が異なります。
「牡」は部首が「牛」ヘンなので、牛はもちろん動物に使うのが一般的です。
一方、「雄」は部首が「隹」(ふるとり)なので、雀や隼などのように鳥に使います。
また、雄しべや雌しべなどのように花にも使います。
結局、使い方からは「雄牛」という用例は間違いで、「牡牛」が正解なのです。
逆に、現代占星術はワザと「雄牛」と使って、「おうし座」とはいうものの2区分では牝牛だと匂わせたいのでしょうか。
それも姑息なので、やはり「雄牛」(座)は用例ミスなのでしょう。
もちろん、ご判断は皆さまのご自由です。
社会変革から個人変革へ
2022.02.18
社会変革から個人変革へ
― 新しい霊性意識の目覚め ―
◆「現在の冥王星と今後の海王星の両デレクション」
驚くことに、「星のデレクション」自体が変わりました。
昨年までは「社会」の変革をうながすデレクションがメインでした。
それが副次的になり、新たに「個人」の精神の変革をうながすディレクションになったのです。
その点で現代人は、「歴史の曲がり角」に立っています。
≪人類歴史と宗教≫
本来の宗教は、古来、個人の霊性(魂)の成長をうながすものでした。
約4,000年以上前にはじまった「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)から、約2,000年以上前の「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)への変化がそのためでした。
今日まで約2,160年間(計算値)続いた双魚宮時代は、いわゆる世界宗教にはじまっているのはそのためです。
たとえば、紀元前5~6世紀の影響圏において「仏教」の開祖ブッダ(お釈迦さま)が生まれました。
双魚宮時代が正式にはじまって約170年のちには、「キリスト教」の開祖イエス・キリストがあらわれています。
その後、イスラム教などをふくめて双魚宮時代の中期までは、宗教の全盛期でした。
では、なぜ現代人はそのことを感じにくいのでしょうか。
理由はかんたんです。
1630年から「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の影響圏に入ったからです。
近現代科学の発達をはじめ、個々人の信教の自由などが市民権を得て社会に定着したからです。
≪白羊宮時代は「ルール」≫
念のためにご説明しておきます。
牡羊宮に共鳴する白羊宮時代というのは、紀元前24世紀頃~紀元前2世紀頃までのことです。
この時代は、“国家”の興亡盛衰がめまぐるしく、群雄割拠の戦国時代で、宗教というより「ルール」の時代でした。
戦いに勝って王となったトップ(頭:かしら)が、社会のルールを決めるルーラー(支配者、統治者)となって、人々を統治した帝国志向の時代です。
宗教的にみれば、モーセ(BC16頃、BC13とも)の十戒などのように、「戒律」(ルール)でもって人々を戒(いまし)めてきた時代でもありました。
ルールは、表面的に従えばすむ問題です。
なので、その後、いわゆる本心からの魂や霊性への目覚めと成長とをうながす、宗教による双魚宮時代がはじまっていったわけです。
異論があるかたはご自由にご判断されてください。
「占星学的な時代区分」から、人類歴史の変遷をみたとき、そのような宇宙の意図や時代の流れがあります。
占いではなく、本来の「アストロロジー」(天体学、星の学問)が人類の英知の学問とされる事由の一つです。
≪双魚宮時代のリバイバル≫
このサイトをご高覧のかたはご存じのように、現在は「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)がはじまっています。
日本では、元号が「平成」に変わった1989年に「宝瓶宮時代のビッグバン」が人知れず起きて正式にはじまりました。
さりながら、現在は宝瓶宮時代を実感しにくいというかたも多いでしょう。
理由は、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(運勢変化)がはじまったからです。
当該ディレクションは、もはや終盤とはいえ現在も続いているからです。
また、「宝瓶宮時代のビッグバン」が“宇宙波動エネルギーの変化”だったこともあるでしょう。
そのような事由から、かつての双魚宮時代の“善(神)悪(サタン)”や“支配/被支配”といった「対立二元論」の歴史パラダイムが一時的にぶり返している現状です。
双魚宮時代がリバイバルしたことが問題ではありません。
その真意は、本来の宗教がうながしてきた個々人の霊性(魂)の成長を再認識して、宝瓶宮時代の実質的なスタートに備えていくことにあるためです。
≪深層の精神意識≫
いずれにしましても、これまで時代変化をうながしてきたデレクションは、20世紀中ごろの「世界覇権のデレクション」にはじまり、平成以降は「既成権力の崩壊」や「組織変革のデレクション」また「組織変革の深化のデレクション」など、社会の変革でした。
そういった「星のデレクション」自体が、個々人の精神変革をうながすものに変わったのです。
昨年2021年12月から正式に影響圏入りした深層の「精神意識の変革のデレクション」からがそうです。
詳細は、次の記事をご参照ください。(別画面で開きます)
「冥王星のデレクション」
「【重要】歴史の曲がり角」
「国家存在の変革」
ただ、国家など社会にデレクションの影響がないとは申しません。
「国家存在の変革」などのように、副次的ながら共鳴波動を受けるためです。
ですが、トランシット(運行)の「冥王星」が、山羊宮25度を通過して「水瓶宮」の影響圏に入ったために、冥王星自体が変わりました。
個々人の「深層の精神意識」(霊性、深層心理)に変革をうながすデレクション(運勢変化)を投げかけはじめたのです。
当該デレクションは、宝瓶宮時代の実際的なスタートに向けたものです。
双魚宮時代の「冥王星」ではなく、宝瓶宮時代の「深層の精神意識」(新しい宇宙的霊性、宇宙的生命エネルギー)をもたらす姿に変わったようです。
≪新しい霊性意識の覚醒≫
それは「冥王星」だけにとどまりませんでした。
「海王星」までもが冥王星に続いて、まもなく「霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションを投げかけはじめていくからです。
トランシットの「海王星」が魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に進むことによってはじまる「星のデレクション」(運勢変化)がそれです。
時期は、来年2023年3月からです。
「宝瓶宮時代を生きる星講座」を開催した事由の一つとなっている「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションが、早々と影響圏入りをしていきます。
「海王星」と「牡羊宮0度」いわゆる「春分点」の象意から、このことがリーディングできます。
正式入宮は3年後の2025年3月でいいのですが、遅くとも2026年正月からです。
何も考えずに星の動きをリーディングしていたのですが、冥王星も海王星も、個人の精神意識のアセンション(次元上昇)をうながすデレクションになっていました。
これでハッキリしました。
双魚宮時代の本来の宗教による、“霊性”(魂)の成就が、宝瓶宮時代の新しい「深層の精神意識」のはじまりをうながしていくのです。
それが実際的なスタートにつながっていたということです。
びっくりですよね。
太陽の影響度はどれくらい
2022.02.16
“太陽”の影響度はどれくらい?
― 今週の運勢を読むには ―
◆「太陽サイン(宮)の影響が強い人と弱い人」
「あなたは〇〇座生まれね」という言葉をよく聞きます。
それは生まれたときにあった「太陽」の位置、「太陽サイン(宮)」のことです。
「星占い」や「今週の運勢」などでは、「太陽星座」こと「太陽サイン(宮)」でもって、ご自身にあてはまるサイン(宮)を読まれると存じます。
では、実際のところ、「太陽星座」正しくは「太陽サイン(宮)」の運勢は、ご自分に何パーセントくらい当てはまるのでしょうか。
≪人によって異なる≫
次のようなことを考えてみられてください。
ある人の場合、「星占い? そんなもの当たったことない」。
また、ある人の場合、「スゴイよね。よく当たるよね」というかたもいらっしゃるでしょう。
同じ「星座」(正しくはサイン:宮)の生まれで、同じ内容を読んでいても、そういうことが起こります。
どちらかがウソをいっているのでしょうか?
違います。
どちらも本当なのです。
当然です。
ホロスコープ(出生天球図)また占星術の仕組みからいえば、そのようなことは当然に起こります。
その理由を以下、書いておきましょう。
≪占星師の力量は度外視≫
前提として、ここでは占星師の力量は度外視します。
同じ占断やリーディングの文章を読まれて、そういったことが起こるためです。
相応の力量はお持ちだとしても、占星師の力量はピンキリですし、占星師との相性もあるのですが、それは考慮にふくめません。
それでも、個々人によって評価が異なるのは当然なのです。
その理由です。
第一の理由は、「太陽」だけで、その人の運勢や性質は決まるものではないということです。
ほかの星やハウス(室)やアスペクトが影響します。
それ以外の要素も大なり小なりかかわっているためです。
それを「太陽星座」こと「太陽サイン(宮)」だけでご判断するのは無謀です。
第二に、重要な内容です。
「星占い」は俗にいう「太陽星座」しかみていません。
ですが、出生時の「太陽サイン(宮)」(太陽星座)が、どれくらいその人に影響を及ぼしているのかは、人それぞれに異なるからです。
まったく該当しないということはないのですが、100パーセント該当するということでもありません。
同じ「太陽サイン(宮)」(太陽星座)の生まれでも、そのサイン(宮)の象意が、どれくらい該当するかは、人それぞれに異なってきます。
「ホロスコープ」(出生天球図)の状態によって異なるのです。
≪2つとない出生天球図≫
さて、では出生時の「太陽」の影響度です。
一般的に、ホロスコープ(出生天球図)において「太陽」の影響度は何パーセントくらいなのでしょうか。
そのお答えは、問い自体が無意味だといえます。
ホロスコープの仕組みを正しくご理解していれば、出てこない質問だからです。
どれくらい「太陽」のあるサイン(宮)の象意があらわれるのかは、個々人のホロスコープ(出生天球図)の状態によって千差万別になります。
ある人は10パーセントしかないとしても、またある人は70~80パーセントも太陽サイン(宮)の象意を生まれもつことがあるためです。
ホロスコープ(出生天球図)は、そういうものです。
個々に異なっていて、世界に2つと同じものがありません。
いちがいに「太陽」の影響力は何パーセントと決められないのです。
≪太陽サイン(宮)の影響度≫
結局、ある人は太陽サイン(宮)の影響を10パーセントしか受けていないのに、太陽サイン(宮)の「星占い」さらには「占星術」の当該箇所が当たるという道理はありません。
逆に、太陽サイン(宮)の影響を70~80パーセントほども受けていれば、当たる確率は、ぐっと高まるはずです。
当然のお話ですよね。
そのため、太陽サイン(宮)だけをみる「星占い」や、一般に太陽サイン(宮)がメインの「占星術」に対して“当たる/当たらない”の評価は人によって異なってきます。
これに、さらに占星師のピンキリの力量を加味しますと、もはや魑魅魍魎(ちみもうりょう)ともいえる混沌世界になってまいります。
その人がうたぐり深いタイプなのか、逆に信じ込みやすいタイプかといったことを抜きにして、そういうことが起こります。
出生時の「太陽」はたしかに重要です。
ですが太陽といえども一部分なので、パーツのみをみて全体だと思い込むと間違います。
やはりホロスコープ(出生天球図)全体をみて、「共鳴関係」を交えつつ、ホロスコープ・リーディングをしなければなりません。
≪運勢にかかわるサイン(宮)≫
最後に、「運勢サイン(宮)」についてです。
「太陽サイン(宮)」以外に、大きく運勢にかかわるサイン(宮)があるのかどうかについてです。
太陽のあるサイン(宮)以外で代表的なのは、やはりASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)が位置する「上昇サイン(宮)」でしょう。
太陽サイン(宮)と同等、またはそれ以上だったり、人によっては限定的だったりします。
それ以外の「運勢サイン(宮)」となると、これまたホロスコープ(出生天球図)の星の配置などの状態次第なので、個々に異なり、千差万別です。
サイン(宮)も異なれば、その強さや運勢がはたらく分野、また関係性もてんでんばらばらになるのが実状になります。
しいていえば、星がより多く集まっている大会合(ステリウム)などがあれば、その星たちによって異なり、断定はいたしませんが、「運勢サイン(宮)」の候補にあげられるでしょう。
結局、相応のプロ以外、一般のかたをふくめて「運勢サイン(宮)」をみつけるいちばん簡単で確実な方法は、一定期間全サイン(宮)の運勢傾向をチェックされてみることです。
ご自身にあてはめてみられるとよいのですが、それでも時期によって当てはまりやすいときとそうでないときのバラツキがでてくるでしょう。
太陽サイン(宮)や上昇サイン(宮)以外に「運勢サイン(宮)」がある場合は、比較的確実なご確認方法です。