えなこ/超人気キャラの理由
2022.10.13
[コスプレイヤー] ― 月の強烈な複合三分=120度 ―


教科書の見本のような「人気運」のホロチャート




知る人ぞ知る超人気コスプレイヤー「えなこ」さん。

昨年2021年、プロゲーマー「けんき」さんとの交際と同棲の事実を双方ともに認めましたが、その後、ご本人は「結婚は今のところ考えてない。予定がないです。」ときっぱり否定されました。

昨今の相性変化のディレクションからも、その事実はうなづけます。

出生時間がわかりませんので、ソーラーチャートから特徴をご紹介いたします。

占星術の教科書に載ってもおかしくないほどの「月」の複合三分(トライン=120度)による「人気運」の星の配置をお持ちでした。




≪ウィキペディアからの抜粋≫

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、次のように紹介されています。

一部抜粋です。

日本の女性コスプレイヤー、グラビアアイドル、タレント、歌手、声優。

PPエンタープライズ所属。プラチナムプロダクションと業務提携をしている。

2020年4月、内閣府に「クールジャパン」のアンバサダーに任命される。

月収は100万円以上で、コミックマーケットでは夏と冬を合わせて2日間で1,000万円以上を売り上げた。

ただし、同人写真集(電子書籍:CD-ROM)の衣装・装備品・入稿・スタジオ・カメラマンの代金も自費で支払っている。

2019年のテレビ番組で売り上げを2,000万円以上と語る。etc。


【One Point】 テレビやネットで見たことあるよという方もいらっしゃるでしょう。

数多くのコスプレイヤーの方がいて、コミケなどでも取り囲んで写真撮影をされているのですが、えなこさんの場合、その輪の大きさが桁違いに大きく、ざっと3桁以上の“カメラ小僧”が集まるほどの大人気です。





≪えなこのソーラーチャート≫

そんな超人気のえなこさんのソーラーチャートが下図です。



出生時間がわかりませんので、日の出の時刻で星の位置を出し、動きの早い月のみ当日一日に動く範囲の度数を記しています。

12サイン(宮)と12ハウス(室)がともに30度ずつの「ハウスホイール」でのソーラーチャートです。


【One Point】 出生時間が分からない場合、通常、お昼12時で割り出すのが一般的です。

平均値をとれるからなのですが、動きの早い月までもそれで決定するのは早計です。

また、春分点やASC=上昇点がリーディング・ポイントのホロスコープなので日の出の時刻で作成しています。




≪超人気運のアスペクト・パターン≫

名古屋城ならぬ「名古屋嬢」で有名な名古屋のご出身です。

名古屋嬢は、名古屋で生まれ育ったブランド好きで名古屋巻きと呼ばれる独特の巻き髪や可愛らしくてゴージャスな服装などを好む独身のお嬢様のことをいいます。

そういったあでやかな地元の風潮の中、持ち前の「人気運」と「パワフル」さを発揮されて夢見る個性とタフな頑張りによって、名古屋嬢に負けない超がつく有名コスプレーヤーに昇りつめたようです。

上掲のソーラーチャートの特徴は次の2点です。

特徴1:超人気運

「金星&太陽」と「太陽&火星」の合(コンジャクション=0度)と「火星&天王星&海王星」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)が連続した5つの星による複合合(マルチプル・コンジャクション=0度)をお持ちです。

このすべてに「月」が複合した三分(トライン=120度)をとるという「超人気運」のアスペクト・パターンの星まわりが最大の特徴になっています。


【One Point】 「火星」を共通項にした強烈な複数の合=0度を持つために、オモテ向きの人気運や見た目の女性らしさとはうらはらに、かなりの負けず嫌いであることを象わします。

それに輪をかけているのが「天王星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)の「土星」を軸にしたT矩(Tスクエア=90/90/180度)です。




≪内面の強さと行動力≫

「太陽&金星」の合=0度に「月」が下三分(ロウアートライン=120度)なので、受け身的な女性らしい温和さを持つことが超人気運のベースになっています。

ほかにも「月」が「天王星&海王星」と三分=120度であることも拍車をかけています。

ですが、「太陽&火星」の合=0度や「火星&天王星&海王星」の三重合=0/0/0度など、「火星」が威力を発揮していることから、男性的と言っては失礼ながら積極果敢な行動力をお持ちです。

自ら新境地を切り開く活動力やフロンティア精神があり、女性らしさの反面、男性に負けないしたたかな強さを内面に持つことになります。

それをバックアップしているのが、次の第2の特徴です。

特徴2:辛抱強くパワフル

超人気運を象わす「月」が、「冥王星」と衝(オポジション=180度)で「天王星」と交歓(M.R.)の「土星」が軸となったT矩(Tスクエア=90/90/180度)形成しています。

「月」は本質的に“感性”や“感受性”を象わします。

とくに女性にとっては重要で、その「月」が「冥王星」を衝=180度としていることは、ご本人が気づくと気づかないとにかかわらず、“トップ志向”が強く、冥王星の“頂上運”にかかわる「宇宙波動エネルギー」を運勢的に受けることになります。


【One Point】 一方、「月」は「天王星」と交歓(M.R.)の「土星」を上方矩(アッパースクエア=90度)としていることも見逃せません。

実力次第ですが、「月」による“超人気運”や“トップ志向”を交え“独自の個性や才能”とともに現実社会で発揮していける運勢をお持ちです。




≪相性変化の土星回帰≫

特徴をまとめますと、女性らしさをベースにした「超人気運」とともに、内面には男性顔負けの勝気な強さや頑張りやトップへの志向など、「パワフル」さと「辛抱強さ」を秘めています。

この10月10日に初めてショートカットにした画像をインスタグラムにのせて話題になったニュースを目にしましたが、内面の強さを併せ持つタイプです。

彼女の出生時の「月」は、けんきさんの出生時の「太陽」とも、また「月」とも合=0度の可能性が高く、お二人には「夫婦相性」があります。

ですが、そう簡単な相性とはなっていません。

なぜなら、お互いに「天王星」とM.R.の「土星」と「太陽」また出生時間によっては「月」が、自他ともに矩=90度の相性で、「冥王星」との衝=180度をご自身にも相性にも持ち、破局の相性になっていますので予断は許しません。

とくに、今年2022年と来年2023年は、お互いの出生時の土星の位置に、トランシットの土星が巡ってくる「土星回帰」(サターンリターン)を迎える時期です。

土星回帰が必ずしも「不運」とはかぎりませんが、お二人の場合は波乱必至の運勢期で、また破局含みの相性変化のときになっています。

そういったこともありまして、初めての「ショートカット」かもと推測できます。

いずれにしても逆境への強さをお持ちなので、持ち前のパワーを発揮されて、コスプレ活動や芸能活動を今後とも活性化していくことになるのではないでしょうか。


【One Point】 細かくはほかにもいろいろあるのですが、特徴のポイントのみご紹介させていただきました。

ちなみに、許容度数(オーブ)は、太陽と月は10度、ほかの星は6度をとっています。


インスタグラムにアップされたという
ショートカットの画像。











歴史の大河へ転換の始まり
2022.10.08
[冥王星&カロン] ― 順行へ戻る“ラスボス”冥王星 ―



“支配/被支配”時代の終わりの始まりを意味




“歴史の逆流”の時期はもうしばらく続きますが、終わりの秋(とき)がはじまったようです。

なぜなら、“ラスボス”冥王星が、逆行から順行に戻るためです。

「何のことを言っているのか、わけが分からない」という方がいらっしゃるでしょう。

星のことはともかく、懸案となっています国内外を交えた数々の“お騒がせ”の出来事の推移をオモテ向きのニュースに惑わされずに、眼光紙背に徹すかのようにご賢察いただければ、見えてくるものがますます生じてくるのではないかと存じます。

10月9日の冥王星を皮切りに、今後の4か月間ほどで、すべての「ソーシャル・プラネット」が次々と順行に戻って、歴史を推し進める方向に時代変化をもたらすようになるためです。



《 時代のフィクサー冥王星 》

冥王星以外の「ソーシャル・プラネット」は、まだまだ逆行中なので、今すぐすべてが新時代に向けて変わるというわけにはまいりません。

ですが、冥王星(&カロン)は、時代を動かし変革していく「宇宙波動エネルギー」(仮称)からみると、ラスボスのような黒幕(フィクサー)です。

悪い意味とはかぎらず、ホワイトハッカーやホワイトナイトのような存在です。

水瓶宮の影響圏、山羊宮28度において、この10月9日に逆行から順行へ転じていく冥王星は、時代を前に推し進めていく“大変革”などを象わす星です。

旧い「専制国家」の“世界覇権”の野望や、独裁的な“国家権力”をなきものにする役割を、今後、水瓶宮をトランシットしていく冥王星は果たしていくようになります。


【One Point】 その一方で個々人においては、深層の精神意識に“友愛精神”をもたらしていく役割を果たします。

たとえて申し上げますと、異次元もののアニメやゲームなどで、閉じ込められたダンジョンから脱出して、次元を上げていくような状況で、そのような新段階の時代に移っていくことになります。



【ご参考:ソーシャル・プラネットの動き】

ご参考です。

ソーシャル・プラネットというのは、木星から冥王星まで5つの星です。

今年は4月以降、順次、逆行に転じていきました。

それが、この10月9日の冥王星の順行にはじまり、同月下旬の土星、その1か月後の木星、さらに12月初旬の海王星、そして最後に来年2023年1月下旬の天王星と、ソーシャル・プラネットのすべてが順行に戻っていきます。

冥王星が4月に逆行に転じたことによって、新時代に向けて平和や“友愛精神”をうながす「深層の精神意識の変革」のデレクションが振り出しに向かい、それに反して旧時代の“支配/被支配”を復活させる「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが強まって混迷のピークを迎えていった今年2022年でした。

この間にいったい何が起きたのでしょうか。

国内外の情勢を見れば、誰もが分かるとおりです。

代表的には、ロシアのウクライナ侵攻の激化で、国内では安倍元首相銃撃事件とマスコミの一種異様な高揚でした。

新時代に向かう歴史の大河にストップがかかり、世情不安が生じていった2022年だったのです。



《 冥王星の留(ステーション) 》

実は、今年2022年の10月以前から、冥王星は留(ステーション)の状態に入り、順行へ転じる準備をしていました。

留(ステーション)というのは、順行から逆行へ、または逆行から順行へと転じる際に、星の動きが一時的に止まっているようにみえることです。

スイッチバックをしながら急こう配を登っていく登山列車のように、進行方向を変えるために、いったん停止するような状態です。

山羊宮28度での冥王星の留(ステーション)は、山羊宮ながらも水瓶宮の影響圏に位置するために、個々人の内奥を宝瓶宮時代へと向かわせる「深層の精神意識の変革」のディレクション(運勢変化、社会変化)をもたらしはじめる「宇宙波動エネルギー」(仮称)を象わします。

こののちは来年2023年3月に、海王星の魚宮25度通過と土星の魚宮入宮にタイミングを合わせるかのように、一過的に水瓶宮に入宮する冥王星(&カロン)です。

海王星の魚宮25度の通過は、次の牡羊宮の影響圏に入って新しい象意へ変化していくために、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくことを意味しています。


【One Point】 一方、土星の魚宮入宮は、それに歩調を合わせるかのように、それまで海王星がもたらしてきた世界覇権などの“妄想”に「グランディング」(現実着地)をもたらし、夢から醒めていくといった出来事を象わします。

結局、短日時ながらも水瓶宮に入宮する冥王星を含めて、新たな時代の息吹が強まり、歴史が動き出すエポック・メイキングな出来事が奈辺で起こることもあるでしょう。



《 ロシア、中国、北朝鮮の断末魔 》




冥王星が順行に戻っていくことによって、どのように世界が変わっていくのでしょうか。

「星のディレクション」(運勢変化)に対して、個々人は比較的自由に意志決定をすることができます。

無意識の深層に、「星のディレクション」を確かに受けていくのですが、気づく気づかないはもちろん、顕在意識でどのようにご判断をされて進んでいかれるかは、ご本人の自由な意思決定に委ねられているからです。

ただし、個々人が集まった社会や国家や世界といったように、パイが大きくなるほど「星のディレクション」は全体的に共鳴して影響をおよぼしますので、その動きに対しては無視はできにくくなるのがふつうです。

宝瓶宮時代の流れに反する「専制国家」(共産主義体制国家のなれの果て)のロシア、中国、北朝鮮は、今後、そのような国民(人民)の覚醒によって、どこまで日本に正しく伝わってくるかはともかく、断末魔の動きが生じていく時代になってまいります。


【One Point】 冥王星が順行に戻ることよって、「深層の精神意識」が友愛精神(和、絆、民度)へと確実に動きだします。

その流れに反する国家や国民は、時代の流れとともにある「天運」から離れていくため、体制を変えなければ生き残れず、最悪は滅亡していくことになりかねません。

それは日本も例外とはいえない側面があります。



《 近隣諸国それぞれの動き 》

では、近隣諸国は今後、どのような動きを見せていくのでしょうか。


【韓国、北朝鮮】

まずは、文在寅前大統領のもと、親北親中共でバリバリの反日反米だった韓国の昨今と今後です。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)新大統領に変わり、「国家間の約束を守れる国にならないといけない」と明言し、日韓関係改善に着手しています。

さらには、アメリカとの信頼回復に成功しつつあり、北朝鮮の手前、前大統領下で中断していた「米韓合同軍事演習」を規模を拡大して、この10月にも行なっています。

焦ったのは北朝鮮で、演習海域にミサイルを着弾させるという抵抗を試みたり、前アメリカ大統領のトランプとの会談を望むなど、今にも米韓が攻めてくるのではないかと窮地に陥り、焦っている様子が伝わってきます。


【中国】

一方、中国も習近平氏が3選をしようが、指導層全体的に独裁支配の共産主義傾向が薄れていく時代になってまいります。

習主席自身の見果てぬ世界制覇や台湾併合の“大望”(妄想)も、海王星が順行に戻り、土星が魚宮に進むにしたがって、現実認識に目覚めて、もはや不可能なことを悟っていくようになるでしょう。

当初、「6月生まれ」というだけで、出生日時不明とされていた習近平の誕生日が、昨今では最初の6月1日や真ん中の6月15日とされることに、その信ぴょう性を問わざるをえません。

大雑把に「双子宮生まれ」(太陽)の習近平氏とした場合、上述のようにいえます。


【ロシア】

また、ロシアも10月に入って、親クレムリンの女性アナウンサーが、軍事指導者へのインタビューで、劣勢を認める発言を引き出してしまいました。

いわく「ロシア軍が戦っている相手はウクライナ軍ではなく、ロシアより優れたNATOの衛星情報で、ロシア軍の動きが筒抜けになっている」といった内容です。

苦境の現状が全国的に放送されたのです。

このような動きは、どこまで意図したものかは不明ですが、大きなうねりになっていかざるをえません。


【One Point】 「窮鼠猫を噛む」の例えどおり、行き詰ったプーチンには注意が必要です。

ですが、長引く侵攻に、冥王星の水瓶宮(影響圏)トランシットによる「深層の精神意識の変革」のデレクションとも相まって、ロシア国内の徴兵回避の動きや厭戦気分はますます高まっていくことになります。



《 冥王星/水瓶宮の意味 》

さて、冥王星(&カロン)は、どのような宇宙波動エネルギーをもたらすのでしょうか。

冥王星がかつて獅子宮をトランシットし、“世界覇権”をもたらした「第2次世界大戦」当時とは正反対になります。

今日、ロシアや中国が“世界覇権”の動きを復活させたのは、ホロスコープを1周した海王星によって、13年前の2009年から“支配/被支配”の「対立二元論」の歴史パラダイムを再びもたらす「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まったためです。

“狂い咲き”ともいえる最後のあだ花ゆえです。

冥王星が順行に転じたため、今後は水瓶宮(影響圏)の宇宙波動エネルギーとの共鳴関係が再び強まっていき、リバイバルのディレクションは“ストップ”がかかったように次第に勢いを失っていくようになります。

実際的にも、来年2023年3月に「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション自体が一段落していきますので、今後はますますそうなっていかざるをえません。

冥王星の水瓶宮トランシットは、個人的には深層の精神意識に「友愛精神」(和、絆、民度:平和)をもたらしていき、社会的には情報宣伝戦やサイバー戦など“負の戦争”をもたらす「星のディレクション」(運勢変化。時代変化)を象わします。

なので、“世界覇権”や“国家権力”とは対極に位置する国民(人民)お一人ひとりが、メインになっていく時代がパワーアップしていくようになります。


【One Point】 いずれにしましても、今年2022年は歴史に残る暗黒の1年になりました。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えると同時に、ソーシャル・プラネットのすべてが逆行に転じたためです。

ですが、“ラスボス”冥王星がこの10月に順行に転じたために、今後は漸次、“逆流の逆流”となる大変革期を迎えていくことになります。









天王星と土星の逆行90度
2022.10.04
[新旧共存] ― 獅子宮&蠍宮はTスクエアのとき ―



旧守の動きと新しい動きの中からの新生




今は逆行する土星と天王星の矩(スクエア=90度)が形成されています。

矩=90度は、必ずしも“凶座相”と解釈されるわけではありません。

土星と天王星は共通する“現実”の象意と、同時に正反対の“新旧”にかかわる象意を持ちます。

両星の矩(90度)は、当該象意による出来事が、同時並行的に個人の内面にも対外的な言動や周囲や社会にも生じやすくなります。

一例を挙げますと、国葬儀に関する新旧の動きもそうですし、ロシアのウクライナ4州併合の新旧に関する動きにかかわっています。




≪新旧交錯や転換の出来事≫

皆さまの回りにおいて似た動きはありませんでしょうか。

「土星と天王星の逆行矩=90度」にかかわってもたらされる“新旧”の交錯や転換の出来事です。

土星と天王星だけでなく、すべての星や占星点(アストロロジカル・ポイント)によって、世の動きは象わされますので当然、土星と天王星の逆行矩=90度はワンノブゼンにすぎません。

また、お一人ひとりホロスコープ(出生天球図)は異なりますので、星の影響度はさまざまです。

なかには、一目して「土星と天王星の逆行矩=90度」だと分かる新旧交錯や転換の出来事もあれば、何の因果もないものまであって、十把一絡げとならないのは当然です。

ですが、現在の星の動きの特徴となっているのが「土星と天王星の逆行矩=90度」なので、類する動きがふだんよりも起こりやすくなっていることにご注目いただければと存じます。


【One Point】 天王星は2019年から「牡牛宮」をトランシット(運行)しはじめました。

土星は、それまで“新旧共存”の位置関係にあった「山羊宮」から、2020年3月に「水瓶宮」に入宮し、以後、土星と天王星の矩=90度が随時、形成されていく2022年の本年までになっています。




≪日常生活と現体制の変化≫

牡牛宮は、実際的な“日常生活”を象わし、また日本の“現体制”を象徴します。

その牡牛宮を、“現実変化”を象わす天王星がトランシットし、もたらされていくのが前者は「日常生活の変化」のディレクションです。

日本では、2020年1月からですが、すでに2019年から始まっていた「新型コロナ」による日常変化の出来事です。

一方、後者は、予期しない“突発的な変化”が日本の“現体制”にもたらされることになります。

それが、代表的には7月8日の「安倍元首相銃撃事件」です。

この事件は、陰暴論を超える深い意味が、事件の瞬間の「ホラリー・ホロスコープ」(事件事故天球図)からリーディングできます。

あまりにも完璧な星の配置だったので、多くのかたが悲しみと憤りを感じるなか、その真意を知って筆も心も止めて書くことを躊躇せざるをえませんでした。

ここに来て、国葬儀がようやく終わりましたので、その意外な真相を次の単発メール講座「水星編-蠍宮」(新時代 Vol9)でお伝えいたします。

この出来事は、水瓶宮の「土星」を軸に、牡牛宮で逆行する「天王星&ドラゴンヘッド」と蠍宮の「ドラゴンテール」とを交えたT矩(Tスクエア=90/90/180度)が始まったときに起きています。


【One Point】 T矩=90/90/180度には“凶座相”を超える深い意味があります。

立場の相違が際立つのと同時に新たなスタートが二重にもたらされることがあるためです。

通常の解釈で気づくことは難しく、表層的に“凶座相”と解釈するとまったく真相が見えなくなります。




≪国葬儀とウクライナ4州併合≫



「土星と天王星の逆行矩=90度」にお話を戻して、ご説明をいたします。

土星も天王星も相応に“現実”を象わします。

なので、現実的に新旧が「対立」したり、「併存」したり、「共立」していくことで、結果的に“新たな現実がスタート”していくことが、オモテに出てこない深層を含めて起こります。

そのような「土星と天王星の逆行矩=90度」のディレクションです。

具体的な事例は、ニュースや身近な出来事からご確認いただければと存じますが、安倍元首相の国葬儀をみても、論調や風向きが新たな方向へと変わってくることが起こりえます。

国際的には、ロシアのウクライナ4州併合の“新”の動きと、それを戻そうとする“旧”の動きによって、どこまで表層化するかはともかく深層も含めて新たなスタートへと向かって行くことになります。

そのような現実へのスタートとなる転換点が「土星と天王星の逆行矩=90度」のディレクションです。


【One Point】 双魚宮時代の「対立二元論」によって“新旧対立”の出来事ととらえることがあるでしょう。

ですが、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」によって、事実や真相をとらえていくと“新旧共鳴”によって新たなスタートがもたらされていくことが見えてきます。

過去に留まらない未来志向のリーディングができるようになっていきます。




≪時代の本流は「天運」を伴なう≫

人それぞれにご自由な解釈があっていいのです。

いずれであっても、「土星と天王星の逆行矩=90度」にかかわって「星のディレクション」(運勢変化)を受けている獅子宮や蠍宮また水瓶宮に象意をもつ一部の方は、ここでご紹介したことにかかわる出来事を体験される人生の転換期にあります。

生まれもつネイタル・ホロスコープ(出生天球図)によっても詳細は異なり、「星のディレクション」(運勢変化)を受けていくのは太陽サイン(宮)とはかぎりませんので、ほかの方でも該当することがあります。

さらには、宝瓶宮時代へ向かう歴史の大河の一方で、双魚宮時代への逆流が最後のピークを迎えている混迷期の今年2022年となっています。

“逆流”は、過去に慣れ親しんだり体験してきた動きと重なりますので、察知やご理解しやすいのですが、本流の歴史の大河の流れは、未体験のこれからの動きなので、ご理解しにくく見えにくい出来事として現出することになります。

そういう傾向を持つという意味ですが、両方の流れが錯綜し、混濁したご認識や社会情勢がもたらされる昨今になっています。

とはいえ「天運」を伴なう時代の方向性はハッキリしていますので、ご留意ください。


【One Point】 「土星と天王星の逆行矩=90度」を迎えた今日、新しい時代の実質的なスタートはすぐそこに迫ってきています。

前人未到の新時代が、黎明の中に足音を忍ばせて、ボンヤリと姿を現わしつつあるときになっています。



【国葬儀を巡る2つのエピソード】

とあるワイドショーの番組内で、菅元首相の感動的な弔辞を、国葬儀を取り仕切った電通による演出だと、自信満々に言い放った反権力的なコメンティターがいました。

事実無根の発言に、各所からツッコミが入ったことをご存じの方も多いでしょう。

また、麻生元首相は、福岡市での国会議員パーティーで、安倍元首相に献花をたむけようと日が暮れても自主的に並ぶ一般人に、しぜんと頭が下がりお辞儀をされたそうです。

そのうえで、「若い人たちのなかに、多くの日本人が育ちつつある。若い人のなかに希望を確信して、日本の政治に取り組んで参りたい」とのあいさつを述べたという報道を目にしました。









混濁時代のシナジー
2022.10.03
[日本の天運] ― エネルギー宇宙があった! ―



現代物理科学の通念と新しい共鳴関係論




日本は、なぜ世界で唯一、有史以来続く国家なのでしょうか。

理由は“民族性”を「魚宮」とし“国体”を「水瓶宮」とし、「天運」を有するからなのですが、なぜそうなっているのかという謎解きをお楽しみください。

地上世界の人類歴史もそうですが、現実宇宙の背後にどのような仕組みがあって、私たちは動じ静じていくのか、その真実の一端がそろそろ明かされてもいい時代です。

ご賛同いただけるかどうかはともかく、時代が混濁をみせる「秋」(とき)だからこそ、宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」からお届けいたします。




≪日本が「天運」を抱く理由は≫

日本は「天運」を抱く国家です。

宝瓶宮占星学からみて、日本の天運の理由は次のようになります。

約2,000年前の双魚宮時代のはじまりとともに、日本列島は“邦(くに)のカタチ”が整ってきました。

その際、死者の霊魂によって口寄せ(託宣)を行なう“鬼道”を用いた「卑弥呼」(ひみこ)を女王に共立し、当時の北部九州「倭国」の大乱を収めることに成功しました。

通称、魏志倭人伝で知られる2~3世紀のお話です。

それが後年、7~8世紀に大和朝廷による統一律令国家のプロトタイプ(原型)となっていきます。

祭祀を行なう「卑弥呼」を権力なき女王として御輿にかついで、諸邦(くに)の合議制で平和をもたらした統治形態は、祭祀を執り行う「天皇」を戴く統一国家「大和」の国体となっていきました。

これが日本人の“民族性”が「魚宮」で、日本の“国体”が「水瓶宮」となった由縁です。


【One Point】 鬼道は「魚宮」の象意です。

権力なき臣民平等の統治形態は「水瓶宮」の象意です。

また、大自然に恵まれた気候風土によって、日本的霊性がはぐくまれた土地柄も民族性「魚宮」の一因となって今日に続いています。






≪時空を超えた宇宙波動エネルギー≫

「天運」は個人ではいかんともすることができません。

時代の流れに伴なうものだからです。

個人では左右することができない時代の流れと共にあるため、為政者といえどもどうこうできません。

社会全体としての総意や偶然の出来事も交え、因果不明の数々の出来事によって時代は変化し、進んでいくからです。

さらに時代の流れの背後には、時空を超えた「宇宙波動エネルギー」(仮称)なるものが人知れずにあって、見えない世界から影響をおよぼし続けています。

古代の日本では、“怨霊”や“言霊”が信じられてきましたが、科学的な認識が進んだ現代では、「エネルギー」という見えない力の存在が実証されています。


【One Point】 宝瓶宮時代の影響圏に入って電気や電磁波など見えないエネルギーの存在が近代科学によって発見されました。

昨今では従来の物理科学では説明ができない「量子もつれ」といった時空を超えた不思議な現象が確認されています。

将来は「波動共鳴科学」といった“宇宙エネルギー”の領域が超越科学的に開かれていくでしょう。




≪時空を超えた共鳴作用の実在≫

これまで私たちの社会の通念は、近代物理科学をベースとしてきました。

現代物理科学によって「物質宇宙」の姿がわずかばかり分かってきましたが、その背後に「エネルギー宇宙」といった時空を超えた世界があることも、またご認識をされなければエンタングルメントといった量子もつれの謎などは解明できないでしょう。

アストロロジーの「ホロスコープ」もまた、そのような背後の世界がかかわって成り立っています。

時空を超越した「宇宙波動エネルギー」による共鳴関係論の世界です。

「星のディレクション」から申し上げますと、無意識の「深層の精神意識」と「宇宙波動エネルギー」との見えざる共鳴関係のシナジー(相乗効果)にかかわって運勢変化や歴史変化の方向性がもたらされています。

今後重要になる「深層の精神意識」は、“深層の心理”でもあり、古い言葉でいえば“霊性”ともいえますが、別名だと“超越心性エネルギー”や“深層意識エネルギー”といった波動またバイブレーションと言いかえることができます。

いずれにしても、宇宙波動エネルギーをキャッチできる「受容体」になっています。


【One Point】 お一人ひとりの「深層の精神意識」に友愛精神(和、絆、民度)を今後の時代の流れとともに内在することで、「天運」が継続的に日本に伴ない、世界の安定と平和が築かれていくようになります。

日本人の“民族性”「魚宮」と日本の“国体”「水瓶宮」が密接にかかわった今日的なテーマです。




≪自由に友愛精神を持てばいい≫

誰も強制することはありません。

そういう時代なのでご自由でかまいません。

友愛精神(和、絆、民度)なるものを意識されるだけでよく、無理に行動しなくてもかまいません。

意識をされておかれるだけで、時代の流れとともにある共鳴関係によって波及し、将来的に現実化していくようになっています。

そのとっかかりや知識化をお伝えするのが宣伝めいて恐縮ですが、単発のメール講座「宝瓶宮時代を生きる」(新時代-水星編)です。

今年、「深層の精神意識の変革」のデレクションを投げかけはじめた「冥王星」とトランシットの「水星」が合(コンジャクション=0度)をとったまま、お正月に「水瓶宮」に入宮していきました。

それゆえ、今年2022年の水星のメッセージは、注目すべきものになっています。

お好きにご賢察をされていただければいいのですが、日本の天運も、“民族性”魚宮や“国体”水瓶宮も、深層の精神意識も、宝瓶宮時代のアストロロジーも、宇宙波動エネルギーも、なんだかんだ見えない多くの事象が、現代物理科学や時空を超えた「エネルギー宇宙」また「共鳴関係論」にかかわり成り立っているからです。


【One Point】 「にわかには信じられない」という方と、「占星学的な見地はともかく、そんなの当たり前でナニ言っているの」という両方の方がいらっしゃると存じます。

仕方ありません。

双魚宮時代への逆流のピークであり、同時に新しい宝瓶宮時代への本流とが、渦巻くように交錯する混濁の昨今になっているからです。

そのカオスの中から生まれていくものが何なのか、お楽しみいただければと存じます。









新しい海王星を象徴
2022.09.26
[ウェッブ宇宙望遠鏡] ― 美しい象意のはじまり ―



まだ見ぬ理想(幻想)から実現可能なヴィジョン(構想)へ




「海王星」は今後、新しい象意に変わっていきます。

発見時の海王星の象意は“まだ見ぬ理想”(実現不能な夢想:幻想)でした。

それから約150年、新しい象意“実現可能なヴィジョン”(構想)へと今後は変わっていきます。

そのことを象徴する出来事が先ごろありました。

今年9月にNASAによって公開された海王星の新しい画像がそれです。




≪美しい海王星の姿≫




上の画像は、昨年2021年12月に打ち上げられたジェームス・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)が赤外線で撮影した海王星です。

左下に付記したのは従来の青い海王星の画像です。

JWSTの画像は少し粗いのですが、土星のようなリングをもった海王星がハッキリと写っています。

このリングは、占星学的に重要な意味を持ちます。

ご賛同いただけないかもしれませんが、リングは“現実”にかかわる象意を象徴します。

宇宙理論による宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」こと通称:宝瓶宮占星学では、そのように理解しています。

そのため、海王星の象意が現実的に変わっていくことを暗示する画像になっています。


【One Point】 明確なリングを持つことで知られる土星は、“誤魔化すことのできない現実”を象わします。

一方、土星とほぼ90度ほど異なるタテ方向にリングを持つ天王星は、現実を変えていく“改革”や常道とは異なる“意外性”などの現実変化を象わします。




≪海王星の象意の変化≫

海王星が発見されたのは19世紀半ばの1846年です。

その2年後の1848年に端を発した2つのムーブメントがあります。

近代スピリチュアリズムと美称される「心霊ブーム」と、理想的共産主義の「マルキシズム」です。

両者の共通点は、海王星の“まだ見ぬ理想”によって、実現不能な世界を夢見ていることです。

それから約150年ほどが経った2010年頃、海王星はホロスコープと太陽を1周しました。

そのまま魚宮へと進み、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションをもたらしてきたのです。

その海王星も、来年2023年3月に牡羊宮の影響圏に進んでいきます。

これは理論上、古い海王星の終わりと新しい海王星の始まりを意味します。

そのことを象徴するのが上掲のJWSTの画像です。


【One Point】 個人的なお話になりますが、新しい海王星のヴィジョンは、美しいピンクっぽい色でした。

上掲の画像とよく似ていたのです。




≪時代とともに変わる象意≫

星の象意は、時代とともに少なからず変わっていきます。

金星は、かつて“凶星”でしたが、現代占星術では“吉星”とされます。

白羊宮時代(前24世紀-前2世紀頃)に東の地平線上に昇る星を観測していたカルデア人は、「火星が昇るときに生まれた子供は健康である」といったことに気づきました。

その火星は、次の“支配/被支配”などの「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(≒BC172-1989)になると、支配をもたらす“戦いの星”に変わっていきました。

「木星」は、20世紀あたりまでは古代ギリシャに由来して“思想哲学”を象わすと解釈されていました。

ですが最近では、思想哲学自体が衰退したこともあってあまり聞かれません。


【One Point】 宝瓶宮時代が実質的に動き出していくと「共鳴関係論」による社会の実現へと向かっていきます。

海王星も過去の“まだ見ぬ理想”から、現実を視野にした“実現可能なビジョン”を象わす星へと変わります。



≪現実的な新しい霊性意識≫

双魚宮時代は終わったのです。

ですが2009年からはじまった「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションによって、時代の逆行現象が起きています。

そのため、宝瓶宮時代に向かう底流と、双魚宮時代の逆流とが錯綜する「混迷期」の社会状況が現出しています。

今年2022年はその最後のピークの年です。

なぜなら、来年2023年3月に海王星は牡羊宮の影響圏に進んで、古い象意を一段落させていくからです。

上掲の画像が象徴するように、新しい象意がもたらされていくことになります。


【One Point】 「新しい霊性意識の覚醒」(めざめ)のディレクションの始まりです。

実現可能な美しいヴィジョンによって新時代を下支えしていく海王星の活躍がはじまっていくことになります。










原田泰造氏の怪演を読む
2022.09.24
[アスペクトの特徴] ― 「魔法のリノベ」でみせた豹変演技 ―



個性派の脇役を怪演するソーラーチャート




お笑いトリオ「ネプチューン」ではボケ担当の原田泰造氏。

役者としてのご活躍が目立ちます。

名倉潤氏や堀内健氏のようにピンでのバラエティー出演はほぼありませんが、ドラマで魅せる演技は秀逸なものがあります。

彼のどこにそんな個性的な役者の才能や運勢があるのでしょうか。

気になりましたので、ソーラーチャートから実際はどうなのかリーディングをしてみることにしました。




≪「魔法のリノベ」での怪演≫

今年2022年4月~6月期は、異色のTBSドラマ「インビジブル」で警視庁刑事部捜査一課長役でした。

続く、同年7月~9月期の関テレ制作のドラマ「魔法のリノベ」では、柔和な笑顔から驚くほどに表情を豹変させて、真顔で部下たちを威圧する敵役で、準主役ともいえる大手リフォーム会社の部長役をスパイシーに怪演しました。

芸人としてのキャラよりも、役者としての個性や才能が光ります。

その違いに興味を持ち、いったいどんなホロスコープをお持ちなのか拝見してみました。

すると、なかなかに特徴的なアスペクト・パターンをお持ちでした。


【One Point】 芸能人の場合、テレビでの印象やドラマの役柄に影響されないように、無着色でリーディングをすることを心掛けています。

そのような実際的なリーディングの一端をお届けいたします。





≪原田泰造氏のソーラーチャート≫

出生時間が不明なので、生年月日だけで作成できるソーラーチャートでのリーディングです。




宝瓶宮占星学の理論に沿って、12プラネット(星)を用いています。

十大惑星(メイン・プラネット)+ケレス+ドラゴンヘッド&ドラゴンテールです。

ドラゴンヘッド&ドラゴンテールは、太陽と月の軌道の2つの交点(ノード)で、天体ではなく占星点(Astrologcal Point)です。


【One Point】 出身地は東村山市ですが、出生地は広島市です。

誕生日当日の広島市の日の出の時刻をもって作成しています。

「月」はその日1日に動く度数を記し、出生時間によるリーディングの違いが分かるように配慮しています。




≪アスペクト・パターン≫

一目瞭然ながら、つづみ型(シーソー・タイプ)の星の配置です。

「太陽&水星」「月&天王星」「火星&土星」の3つの合(コンジャクション=0度)を含め、6つもの衝(オポジション=180度)があります。

逆に、矩(スクエア=90度)は一つもありません。

2か所4つの三分(トライン=120度)を交えて、衝=180度のすべてが調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を形成しています。

ただし、「月」は出生時間によっては該当しません。

許容度数(オーブ)を少し広めにとると、「月」と「天王星」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60)が形成されます。

転(クインカンクス、インコンジャクション=150度)がほかにあることから、出生時間による通常のホロスコープ(出生天球図)の場合、4か所の基本点を含めてYODが増える可能性があります。


【One Point】 「転」という表記は、150度の象意を考慮して、宝瓶宮占星学で命名したものです。

インコンジャクトを“非合”と訳すとご理解が難しくなるのですが、一例を挙げますと“自分であって自分ではない”といった転じるような象意が特徴だからです。




≪怪演の理由は「天王星」≫

上掲のソーラーチャートからリーディングできる原田泰造氏の「怪演」の正体は、次の3点がポイントになります。

1、「月」と合=0度の「天王星」がYOD=150/150/60の頂点。

2、「火星&土星」が上記YODの底辺の星になっていて、「火星」を共鳴星とする牡羊宮の「太陽」。

3、その「太陽&水星」と「月&天王星」が衝=180度。

いずれも、“個性”や“意外性”などを象わす「天王星」と、“闘争心”などを象わす牡羊宮(火星)が、基本的に“受動性”などを象わすことが多いつづみ型(シーソータイプ)の星の配置や“穏やかさ”などを象わす天秤宮の「月」とともに、両面性を内包しやすいことがリーディングできます。

「柔和な笑顔から驚くほどに表情を豹変させて、真顔で部下たちを威圧する」といった、個性的で意外性を伴なった役柄を上手に演じられる適性が、上掲のソーラーチャートからリーディングできるのです。

彼自身がそうだというのではなく、演じる適性を持っておられるという意味です。


【One Point】 「月」の位置は、出生時間が不明なので天秤宮8度~21度の間です。

午後3時30分頃までの生まれの場合、YODの頂点の星「天王星」と合=0度をとることにご留意ください。




≪アスペクトの解釈は簡単≫

以下は、アスペクト・リーディングに関するサジェスチョンです。

ホロスコープは、「位置関係」が象意の70~90パーセントを決していることをご存じでしょうか。

そのため、アスペクト(座相や位相)の象意を把握しておくことは、ホロスコープ・リーディングにとって必要不可欠になっています。

どんなに複雑なアスペクト・パターンのホロスコープでも、そこから秘められた象意を見抜くことができるようになるためです。

では、どうすれば、単独アスペクトをはじめアスペクト・パターンまた位置関係の象意を理解することができるようになるのでしょうか。

「奥義講座」などをご受講のかたはご存じのとおりでしょう。

根本理論の「基本三数」また「数理法則」によって驚くほど簡単にご理解できることが、宝瓶宮占星学の特徴になっているからです。


【One Point】 結局、共鳴リーディングが可能になりますので、秘められた個性や運勢また隠れた内面性などを知って、現実の生活や社会に活用できるようになってまいります。








星の象意を見抜く根拠
2022.09.22
 [根本命題] ― 共鳴リーディングの理由 ―



ホロスコープは地上を知る宇宙解読装置




ホロスコープからなぜ個性や相性や運勢が分かるのでしょうか?

占いの場合は不要ですが、科学的なアストロロジーを標榜するのであれば、そうはまいりません。

宇宙と地上世界がなぜ、どのようにかかわっているのかは重要な大問題です。

そこにはシンプルに、ホロスコープ自体に“解読”できる秘密が隠されているとお考えになれば正解に近づきます。

ホロスコープのヒ・ミ・ツです。




≪双魚宮時代の物理科学≫

常識的にお考えください。

「空の星から、なぜ地上のことがわかるのか?」

古来からの根本命題だとされます。

この命題に解答を見出せなければ、ホロスコープ・リーディングは占いに留まります。

僭越ですが、宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」通称:宝瓶宮占星学では諸講座などでお伝えしています。

近代科学は信仰を排して、この世界に「なぜ?」を問いかけてきたのですが、中世カトリックの手前もあって心理面はアンタッチャブル(不可触)で、結局は物理科学として発展してきた経緯があります。


【One Point】 客観的に事実を解明してきたゆえに物理科学は学校教育や社会の通念となっています。

ですが、宇宙この世界は、物質だけで成り立っているわけではないため、弊害が散見できるのも事実だといえます。




≪正しいホロスコープ≫

宇宙太陽系の星をいくら観測しても、地上の人間との時空を超えた関係性は見えてきません。

ですが、ホロスコープに写しとることで、そこから個人や出来事の象意的な関係性をリーディングできます。

結論を申し上げますと、「基本三数」とそれが展開された「数理法則」の12数理によって、ホロスコープは構成され、宇宙太陽系の「動き」と多彩な「配置」とによって、地上との「関係性」を象わしているためです。

これらは「1数=時間」による“動き”、「2数=空間」による“配置”、そして「3数=人間(関係)」との「関係性」が読みとれます。

すべては、「基本三数」から成り立っています。


【One Point】 宇宙太陽系の星と地上との「関係性」は、物理的なものではないことは明白です。

それゆえ、物理科学で解き明かすことは不可能です。時空を超越した共鳴関係を明らかにしなければ見えてきません。




≪現実の法則「基本三数」≫




ホロスコープの象意や論拠は、実在する宇宙の中に見出すことができます。

物質的なものではなく、時空を超越したエネルギーや共鳴関係の作用です。

なぜでしょう?

実は、宝瓶宮時代のアストロロジー、通称:宝瓶宮占星学から考えていけばヒントが見出せます。

たとえば、宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとし、天王星の空間域は「宇宙」を象わすからです。

さらには、宇宙この世界には、「光の三原色」など根本の三要素が多々あって、集約的に言えば「基本三数」が宇宙の根幹法則になっているためです。


【One Point】 ホロスコープも同様です。

「基本三数」から成り立っています。

さらには基本三数が基本三数展開された「数理法則」の12数から構成されているのです。

「基本三数」また「数理法則」が時空を越えた根幹法則になっています。




≪宇宙森羅の最小象徴数=12数≫

「基本三数」などの詳細な解説は、当サイトの講座でお伝えしていますので、ここでは省略せざるをえません。

ご注目、ご理解いただきたいのは、宇宙この世界で「基本三数」によらないものは何一つないことです。

宇宙はもちろん地上のすべてが同様です。

ホロスコープを作成するための出生データをみても、「基本三数」によっていることにお気づきでしょうか。

その「基本三数」をベースとして展開された「数理法則」は宇宙森羅の最小象徴数=12数によって成り立つホロスコープの個々の構成要素(占星要素)です。

結論的に、「基本三数」や「数理法則」によって、ホロスコープ・リーディングは、論理的に可能になっています。


【One Point】 古代ギリシャの四角いホロスコープから、古典占星術を経て、今日の丸いホロスコープになった経緯があります。

それをさらに「基本三数」と「数理法則」によって完璧なものにして論理解釈を可能にしているのです。




≪受信器&解読装置≫

ホロスコープで用いる星の動きや存在の背後に、見えざる「エネルギー宇宙」があります。

量子論でいう「波動性」と「粒状性」を併せもつように、「物質宇宙」と「エネルギー宇宙」の重ね合わせによる「共鳴関係」によって成り立っています。

電波をキャッチして、音声化や映像化するラジオやテレビと類似の“解読装置”がホロスコープです。

分かりやすく申し上げますと、時空を越えた「宇宙波動エネルギー」を想定されてみられてください。

「宇宙波動エネルギー」の働きといえる象意を、見えない宇宙の根幹法則から構成された「ホロスコープ」を用いて、リーディングという解読をしているだけです。

「基本三数」や「数理法則」によって、星の動きや位置関係を“波動チューニング”をすれば脳内にイメージ変換ができるようになっています。

第三者に伝える場合、その象意イメージを言語化する“翻訳”という人為的なプロセスが必要です。


【One Point】 双魚宮時代の物理的な「対立二元論」ではご理解いただけませんので、柔らかく時空を超越した「共鳴関係論」によってお考えいただければ、ご理解いただけると存じます。

引力といった古典力学でなく、量子論(量子力学)の未知なる数々の不思議な現象に類似しています。









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