今後の運勢の分れ目
2022.06.30
[歴史の大河と逆流] ― どの波に乗るのかで将来が決まる ―



◆「勢いを増す逆流に乗っても降りる潮時をお間違えなく





逆流うず巻く昨今は、個人も国家も運勢の分れ目です。

錯綜する「星のディレクション」(運勢変化)のどれに乗るか。

ご判断はご自由ですが、それが運勢の分れ目をもたらします。

日常的なパーソナル・プラネットの「星のディレクション」であれば、そこまでではありません。

ですが、人生の要所要所ではたらくソーシャル・プラネットの「星のディレクション」は、ご対応を誤ると流れに呑み込まれてしまうことがあります。




≪天運の方向を知る ≫

どの、時代の流れに乗るか、ポイントは天運の方向性です。

多かれ少なかれ、時代の変化に伴う流れに乗れば、相応に運勢は伴なうものです。

ですが、それが歴史の本流ではなく、実は渦巻く逆流だった場合、いくら勢いがあっても流れに乗っかってしまうと、待ち受ける結果は大きく次の2つです。

1、逆巻く渦に呑み込まれる。

2、歴史の大河のなかに消えていく。

逆流なので仕方ありません。

一時的に乗っかることは有効でも、降りる潮時を間違えないように、本流である歴史の大河の動きにも目を配っておかなければなりません。

時代の流れには大きいものと小さいものがあります。

また、逆流もあれば、個人がもつ性質や運勢によって乗れる流れと乗りたくても乗れない流れがあります。

ご自身のホロスコープ(出生天球図)の運勢傾向によって決まるので、知っておくことも必要です。





【One Point】 そのときどきにおいて、複雑に変化していく時代の流れや波を宝瓶宮占星学では「星のディレクション」(運勢変化)と呼んでいます。

単なる未来予測とは異なり、宇宙波動エネルギーによるオリジナルなリーディングです。




≪2種類のディレクション≫

「星のディレクション」には大きくわけて次の2種類があります。

1つは個人にはたらく日常的な運勢変化で、もう1つは個人の人生の要所要所で訪れる運勢変化、ならびに社会にエポックメイキングをもたらす時代変化です。

いずれも吉凶は関係がありません。

宇宙波動に基づいた実際的な現実のディレクションだからです。

前者の日常的な運勢変化は、ほとんどがパーソナル・プラネットによってもたらされます。

「もたらされる」という表現は厳密にいえば語弊があるのですが、ニュアンスによってとらえていただければと存じます。

パーソナル・プラネットというのは、太陽、水星、金星、月、火星の5つの星で、個々人に対する短期間の弱いディレクションにとどまるのがふつうです。


【One Point】 数週間と短く、長くても月単位です。

毎年のことなので、生まれてこのかた慣れっこになっていて、パーソナル・プラネットのディレクションを受けていても気づかずにスルーしていることが多く、繊細で過敏なかた以外は気づきにくいでしょう。




≪ご理解されて運勢の波に≫

一方、ソーシャル・プラネットによる「星のディレクション」(運勢変化)は、人生上の大きな変化をもたらします。

年単位と長く、人生を根本から変えることもありますので、ご対応を間違えないようにしないと、必要以上の運勢の分れ目をもたらします。

波乱万丈の運勢傾向を生まれもつかたほど、そうなりやすいのでご注意が必要です。

「何か調子がイマイチだな、乗らないな」と感じながら、「星のディレクション」を受けていることを知らずにいつもどおりにとらえて対処していると、ジワジワと水に溶けていくドロ舟に乗っているような目に遭いかねません。

逆に「星のディレクション」を知っていれば、変化すべき方向性が見えてきますので、どのような流れかを把握されて波に乗る手立てを思いつくこともあるでしょう。


【One Point】 ソーシャル・プラネットというのは、木星以遠の星で、冥王星、海王星、天王星、土星、木星の5つの星です。

動きの遅い星たちで、影響の軽い木星を除くと短くても3~6年単位、だいたいは10年単位や、なかには一生に一度というものもあります。




≪星のディレクションの背景≫

なぜ、このような「星のディレクション」が起こるのでしょうか。

宇宙の采配によって起こるようになっているもので、個人的には成長のためです。

社会的には人類歴史を前に進め発展していくためです。

「星のディレクション」をもたらす宇宙波動エネルギーは、そのような方向性を根幹に内包しています。

有史以来、今も宇宙が膨張し続け、地球上においても生命進化や人類歴史が発展してきた理由は、それゆえにあります。

ただし、個々人は意志をもちますので、「星のディレクション」に逆らうのはご自由です。

宇宙波動エネルギーによる「星のディレクション」に、無意識であっても反することもできますし、活かすこともできます。

ただ、そういった人の意志にかかわりなく、宇宙波動エネルギーは変わらずに、あまねく万民にはたらき続けます。

そのため、重要なことは、個の総体として人類社会は動いていることから、どちらが時代の流れに伴なう天運を受けやすくなるか、また運勢的かはご賢察のとおりです。


【One Point】 宇宙波動エネルギーは一人ひとりには微弱な作用にすぎません。

ですが共鳴関係論に基づいて人類全体をみると、共振的に強まっていくことが起こります。

宇宙開闢以来、「基本三数」(数理法則)を伴ないつつ、人知れず働き続けているのです。




≪土星外惑星のディレクション≫

昨今の「星のディレクション」はとくに重要です。

土星外惑星(トランス・サタニアン)のディレクションが、日本と日本人をメイン・ターゲットに花盛りの今日だからです。

冥王星は、宝瓶宮時代を実際的にスタートしていくための深層の「精神意識の変革」のデレクションを投げかけています。

2020年頃からその影響圏がはじまり、昨年2021年12月から正式に影響圏入りすることで、実質的にはじまっていきました。

個々人の深層の精神意識(霊性、深層心理)を、宝瓶宮時代の方向へとうながし、変革をもたらしていくものです。

海王星は、2009年から歴史の大河に逆行する「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションをもたらしています。

これには反面教師的な役割もあるので、単純ではありません。

たとえば、ロシアのウクライナ侵攻といった「対立二元論」による混乱や混迷をもたらすことによって、国際情勢的には中国の勢いを削ぎ警戒を強めたり、世界の人々に友愛精神(和、絆、民度)による宝瓶宮時代へのご認識を深める働きを植えつけることになります。

今年2022年は、その「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも終盤なので、最後の混迷がピークを迎えています。

来年2023年春ごろには一段落して、次の「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションに移っていきます。

天王星は、3年ほど前から「日常生活の変化のディレクション」をもたらしています。

代表的には新型コロナの影響です。

これら、昨今の土星外惑星のディレクションは「民族性」を魚宮、「国体」を水瓶宮として「天運」を伴なってきた日本、および日本人をメイン・ターゲットとして、運勢の分れ目をもたらすものになっています。


【One Point】 根拠の定かでない「ホロスコープ占い」のお話ではありません。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」に基づいた解釈によって、宇宙波動エネルギーのはたらきをリーディングした実際的な「星のディレクション」のお話です。









参院選2022をリーディング
2022.06.18
 
[7月10日投開票]参院選2022をリーディング
― 投票日のホラリー・ホロスコープ ―



◆「投票率の多寡にかかわらず政権与党の圧勝か



恒例の国政選挙のリーディングです。

参院選2022の投開票が、来月2022年7月10日(日)に行なわれます。

当日のホラリー・ホロスコープを作成し選挙結果をリーディングしてみました。

結果は、ウソかマコトか投票率の多寡にかかわらず岸田首相の「政権与党」の圧勝というものでした。



≪占いとホロスコープ≫

第26回参議院議員通常選挙は、7月28日の任期満了に伴うものです。

「選挙は水もの」と言われるようにフタを開けてみないと結果は分かりません。

世間一般的には国民が1票を投じる大事な選挙なのに、「占いごときに何が分かる。ホロスコープで?」と思われるかもしれません。

逆にいえば、大事な国政選挙だからこそ関心をもって、毎回リーディングをお伝えしています。

宝瓶宮占星学は“事実”が前提なので「当たる/当たらない」を問わず将来のご参考にされていただければよいものです。

ふつうの占いであれば、“当たるも八卦 当たらぬも八卦”とむかしから言われますので、確率的にはサイコロを用いた「丁半博打」と同じで、半分は当たり半分は外れだと極論できます。


【One Point】 当学は当たるも八卦の占いというより、宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」(ほうへい ほしがく)と自称しています。

これだと、世間一般的には分かりにくいので、通称:宝瓶宮占星学です。

宇宙の根幹法則「基本三数」に基づいた現実理論によるアストロロジーです。



≪現実的な解釈を行なう≫

確率50%の占いで「当たった!」という事例のみをみられて、「スゴイ!」と驚いたり信じてしまうかたがいらっしゃるのも事実です。



それをクールにご判断されて、「占いごときに何がわかる?」と思われるのもごもっともなことです。

「空の星を写しとっただけのホロスコープで?」というのも理論なき占星術は確かにそうです。

過去の象意解釈を参考にするしかなく、「ああでもない、こうでもない」と解釈しているのが現代占星術だからです。

ですが、宇宙の事実に基づいた客観的な理論による根拠をともなったホロスコープ解釈があったらどうでしょう?

「宝瓶星学」こと通称:宝瓶宮占星学がそうです。

宇宙この世界すなわち現実に基づいた理論によって宇宙太陽系の星を写しとったホロスコープを作成して、解釈しリーディングを行ないます。

リーディングのマスターとビギナーでは違いが生じますが、現実的な解釈が可能なことに変わりません。

そのように客観的な理論に基づいてリーディングした参院選2022の結果は、一部、岸田首相への反発は読めますが、大勢は岸田与党の圧勝でした。


【One Point】 占いに必要な“霊感力”や優れた“直観力”をもたらしてきた双魚宮時代は終わりました。

本物の占星術師が出にくくなった時代です。

それでも現在は、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションにあるために、最後のスポットが当たっています。



≪ホロスコープの違い≫

「宝瓶星学」こと宝瓶宮占星学は、本来の自分自身の理想像といった「あるべき未来の姿」や、星のディレクション(運勢変化)にともなう「進むべき方向性」をリーディングしてお伝えするものです。

「当たる/当たらない」はあまり関係がなく、より希望ある未来をホロスコープから見出すもので、逆にいえば当たるのは前提です。

社会や実生活に役立つ実学を標榜しているからです。

現代の宇宙科学者が言うには、宇宙の95%以上はまだ解明されていないそうです。

宝瓶宮占星学のホロスコープ解釈は、そんな宇宙の見えない「宇宙波動エネルギー」を量子論(量子力学)などをヒントに導き出しつつ、宇宙の根幹法則「基本三数」によって行ないます。

そこからみたときに、有権者の自由な意志判断による個々の1票はともかく、社会全体を総体的にみた場合の参院選2022のリーディングが可能になります。


【One Point】 占星術と超訳される「Astrology」(アストロロジー)には、占いという要素がありません。

「Astro」は星また天体ですし、「logy」は学で学問や科学を意味するので、まるで正反対です。

なので、宝瓶宮時代の新しいアストロロジーは「宝瓶星学」になります。



≪参院選2022のホロスコープ≫




上図は、参院選2022のホラリー・ホロスコープです。

投票が締め切られる午後8時で作成しています。

場所は国会議員に関連し、皇居と国会議事堂がある首都東京です。


【One Point】 既存の「ホロスコープ作成ソフト」には適切なハウスシステムがありません。

比較的に許容できるのが「レジオモンタナス・ハウスシステム」で、それで作成し許容度数(オーブ)などを微調整しています。

ふつうのホロスコープと何か波動が異なると思いませんか?



≪保守と改革の星の逆転現象≫

国政選挙のホロスコープ・リーディングは、以前とは象意などが変わりました。

政権与党の「保守」を象わす占星要素と、野党の「改革」を象わす占星要素が、かつてはハッキリと分かれていて「対立二元論」に基づいてリーディングすればよかったのです。

ところが安倍政権の登場によって、与党が「改革」の様相を帯び、野党が現行憲法堅持といった「保守」に変わったことなどから、保革逆転現象が起きました。

以前よりも複雑なリーディングが必要になってきたのです。

今回もそうだと思い、身構えつつ上掲のホロスコープ作成したのですが、拍子抜けでした。

保革は関係がなく、むしろ岸田首相自身が問われる参院選2022のホロスコープになっていました。

その観点からリーディングしていくと、一部に岸田首相に反発する占星要素があって、首相自身が見えなくなる象意もあるのですが、真逆に、ポテンシャル(潜在力)を最大限に発揮する可能性があり、全体として大勢を示唆をしていました。

投票獲得数や当選者数によって結果がハッキリと分かれる選挙なので、「当たる/当たらない」でご判断せざるをえませんが、「岸田与党圧勝」の可能性が大きいリーディング結果でした。


【One Point】 どのように占星要素を現状に当てはめてリーディングして、あるべき未来を導き出すかがポイントです。

選挙は水ものなので断定は避けますが、「与党圧勝」の未来が示されており、良識ある有権者の1票の総体としてその可能性を示唆するホロスコープになっているということです。









星のディレクションの秘密
2022.06.15
 
[近未来予測 新時代編] 星のディレクションの秘密
― 歴史の大河と逆流の選択肢 ―



◆「負の戦争とウクライナ侵攻とその果て



混沌とした生きづらい昨今です。

どなたでも感じていると存じます。

日々の日常生活もそうですし、世知辛い海外情勢もそうです。

このような2022年の現状を、どのようにとらえたらよいのでしょうか。

「星のディレクション」が分かれば、希望の未来が見えてきます。

また、どのような方向に舵を切ればよいのかも見えてきます。



≪逆流が渦巻く世情≫

今年2022年はとくに逆流が渦巻く時期です。

負の出来事が起こる一種の終末期になっています。

思うようにはいかない時代です。

そのような現時点になっていることが「星のディレクション」から読めます。

人類の新しい未来に向かう歴史の大河の流れと、過去の支配をぶり返す時代の逆流とが混在し、大きく渦巻く昨今になっているからです。

そのため、歴史の大河を感覚的にでも体感されておられるかたほど、自由で平和な暮らしを標榜しながら、現実は世情の新型コロナやロシアのウクライナ侵攻に心を痛めたり、不安を覚える今日になっています。


【One Point】 多くのかたがなぜ? どうして? いつまで続くの? とお思いになります。

ご自身で理由を考えられるかたも多いでしょう。

今日の情勢から何らかの理由を見出して、ご自分なりにご理解されるかたもいらっしゃるでしょう。

また、スルーせざるをえないかたも多いでしょう。




≪歴史のエポック・メイキング≫

今年2022年は「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの土壇場です。

来年2023年3月に一段落して終焉に向かうためです。

土壇場ゆえに混乱することが起こりやすいのです。

当該ディレクションの終息とともに、次の新しい時代への動きが加速していくためです。

現代は、約2,000年ぶりの歴史的エポック・メイキングが起きかねないときなので、渦巻く逆流の中から、次代の新しい芽が息吹いていくことになります。




【One Point】 人類歴史のエポック・メイキングは、暦の紀元ともなっている約2,000年前のイエス・キリストの出現でした。

BC(Before Christ)、AD(Anno Domini)の由縁です。

日本では、2世紀に倭国大乱が起き、卑弥呼の共立による大乱の終息とともに、「国体」の原点がはじまっていきます。

ある意味、今日も似たような時代です。



≪東西冷戦の終結宣言≫

もう少し、身近な事実を書きましょう。

30年ほど前、それまで約2,160年(計算値)間続いた双魚宮時代が幕を閉じました。

その最後の20世紀に、世界を二分した3次にわたる人類歴史最大の大混乱が起きました。

第1次世界大戦と第2次世界大戦そして続く44年間もの東西冷戦です。

双魚宮時代の歴史パラダイム「対立二元論」に基づいた最後の世界的な二元対立でした。

ですが人知れず宝瓶宮時代がはじまった1989年、東西両陣営の盟主国、東側の盟主ソ連と西側の盟主アメリカの首脳によって、「東西冷戦の終結宣言」が12月になされました。

ここにおいて紀元前2世紀に始まった「善か悪か」(または神かサタンか)など「支配/被支配」といった「対立二元論」を歴史パラダイムとしてきた双魚宮時代が幕を閉じたのです。

ところがです。

わずか20年後の2009年のことです。

1846年に発見された海王星がホロスコープを一周し、自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の影響圏に入ったことによって、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまりました。

双魚宮時代の復活現象が一時的に起きはじめ、今日に至ります。


【One Point】 日本では、そのとき何が起きたのでしょうか。

自民党が国政選挙で大敗し、民主党(旧)による鳩山政権が2009年に誕生しました。

首相に就任した彼は「これは革命です」と言ってのけたのです。

しかし、逆流は歴史の大河に消えていく運命(さだめ)です。



≪ウクライナ侵攻のミス・チョイス≫

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが末期の土壇場にある今日も、先の双魚宮時代の最後の20世紀に類似します。

来年2023年3月には当該ディレクションが終息に向かうため、最後の逆流「対立二元論」が一時的に強まります。

それがロシアによる「ウクライナ侵攻」です。

本来は、宝瓶宮時代に向かう歴史の大河にあることから警戒すべき「負の戦争」の時代なのですが、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションをロシアのプーチン大統領は選択したことになります。

「星のディレクション」を受け入れる、受け入れないは、個人の場合、自由な意志判断に任されています。

ロシアのような専制国家の場合、TOPの意志によって国の方針が変わりますので、歴史の大河に逆流する道を選ぶこともできたのです。

ただし、この場合は次第に運勢を失い、歴史の大河に呑み込まれていくことになります。


【One Point】 日本は、どちらの道を選ぶのでしょうか。

主権在民の自由民主主義国家なので、国民の総体的なご判断次第です。

大和民族から世界民族へ」でお伝えいたしましたように、古来よりの「天運」にかかわる時代ディレクションの最中にあります。



≪星のディレクションの秘密≫

最後に「星のディレクション」についてです。

シンプルにいえば、「宇宙波動エネルギー」の流れをホロスコープの星の動きからリーディングしたものです。

占いではなく、現実の宇宙の根幹法則「基本三数」(数理法則)に基づいた新しい宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」通称:宝瓶宮占星学によるホロスコープ解釈の一端です。

人為的に創作された星座や神話をおためごかしに根拠とするのではなく、現実の宇宙の星の動きを写しとったホロスコープゆえに、恣意を交えずに宇宙そのものに解釈の根拠を置くことで「基本三数」に行きつきました。

現実による実学的なディレクション・リーディングです。

「星のディレクション」(運勢変化)は個々人に対しても働きます。

個人の場合はホロスコープ(出生天球図)によって「星のディレクション」の時期も内容も強さも千差万別です。

ご本人の意志判断によって対処はご自由ですが、「星のディレクション」自体は変わらず一定期間続きます。

運勢ポイントです。

重要な分かれ目になっていきます。


【One Point】 「星のディレクションの秘密」を実際を交えつつ一部ご紹介させていただきました。

ディレクション・リーディングのノウハウは「基本三数」に起因します。

「基本三数」については、ホロスコープ解釈の「マスター・キー」として奥義講座でお伝えしています。









クオリアル生活-年齢編
2022.06.07
 
クオリアル生活-年齢編
― 時間とともに訪れ去り行く何々 ―



◆「運勢変化の方向性は時間(年齢)によって百態



年齢によって興味の対象は変わっていくと言われます。

子供はお菓子、青年は異性、壮年は仕事、老年は健康に意識やご関心を持たれるそうです。

なるほどと納得はできますが、クオリアル生活にはもう一味、必要でしょう。

そう決めつけずに、背後をみてみましょう。




≪子供時代はお菓子に関心≫

あくまでも一般論です。

子供はお菓子が大好きです。

それが好きなアニメやキャラクターものなら、夢中になってバクバクパクパクひたすら口を動かして、日がな一日、なにやらちっこいモニター画面に見入っていたりします。

1日3食のご飯だけではもの足りないので、間食やお菓子は欠かせません。

だって、活発な身体の成長期ですし、勉強で脳細胞も使います。

糖分などのエネルギー補給をしないと身体が持ちません。


【One Point】 子どもの頃は身体が食べ物を求めます。

お遊戯や体育の授業。

ある程度、年齢がいくと、ただ食べればいいということから、何を食べるか気をつけるようになりますが、子供時代はあまり関係がありません。

掃除機みたいにパクパク、バクバク。



≪青年時代は異性に興味≫

これが、思春期になると変わります。

年齢や個人差はありますが、体形や美貌維持のために、食べ物にも気をつけるようになります。

食の嗜好が変わったのではなく、異性のほうに意識や目を向けるようになり、より強く関心を持つようになるためです。

かっこよく見せよう、美しく見せようと、ファッションやメイクもそうですが、それ以前に体形やスタイルを気にするようになるので当然でしょう。

昨今は、ただ単に見かけだけの整形などへのチェックが厳しく、なかには嫌悪感を持たれるかたも多くなったようです。


【One Point】 韓流ブームの影響も大きいのでしょう。

見かけだけではなく、中身や本物の気遣う心、また社会的な民度が必要なことに結局、気づくようになるからです。

たた、未成熟な思春期は、表面のカッコよさやキレイさに心を奪われ、それがすべてかのように感じてしまうのは若さの特権かもしれません。



≪誰でも磨けば光る≫

いろんな異性と付き合ったり、恋愛を重ねたり、結婚をすればわかるのです。

見かけのカッコよさや美貌だけでなく、心の豊かさといった人を思いやれる心の大切さです。

「美人は3日で飽きる」というのは、ホンネでしょうか、やっかみでしょうか。

美人またはハンサムで心の豊かな人であればベストですよね。

そう考えがちですが、次元上昇した宝瓶宮時代のアストロロジーまた共鳴関係論から補足しておきますと、もって生まれた人間関係運やお互いの相性のほうが重要です。

それだけではなく、「瑠璃も玻璃も照らせば光る」といった素質や才能のある人はどこにいても目立つといったことわざがありますが、「誰でも磨けば光る」ことがあります。


【One Point】 後天的な努力も含めて、人間関係運や相性はあらわれます。

ただ、未熟な若いときほど「好き/嫌い」といった対立二元論の相性が出やすくなります。

人生経験を積まれるなど成長されるほど、そう単純にいえない度合いが高くなりますので、吉凶解釈は子供向けの占いです。




≪一生の課題やテーマ≫

そんな相応のご年齢の夫婦やカップルは多いのです。

というか、それが現実なので、次元上昇した宝瓶宮占星学のアストロロジーでは、ベースとなる人間関係運やお二人の相性をリーディングしたうえで、ご参考にアドバイスを差し上げることになります。

まあ、ダメなものはだめですけどね。

さて、異性へのご関心の次は、対外的な社会活動や仕事に意識や興味が移っていくのが一般的です。

才能や個性また適性を発揮されるなど、俗にいう自己実現ですね。

生活は必要不可欠なので、どんな仕事が向いていて、要りような収入を得られるかは成人し親元を離れてから、老年まで一生の課題やテーマです。


【One Point】 健康であれば何でもできます。

身体が資本ともいわれる所以です。

それでも、ご自身の体調にあった仕事ややり方を発見すればよいのです。

熟年から高齢期になると、やはり体や健康そのものに意識やご関心が向いてくるのが一般的です。



≪宇宙波動エネルギーの変化≫

さて、結局のところ、時間の流れによって課題となる分野は変化していきます。

そのときどきの人生に応じたテーマが、時間の流れによってもたらされるからです。

そのことをリーディングできる「星のディレクション」は重要と思われませんか。

「星のディレクション」というのは、未来予測のトランシット法に似ていますが、宇宙の根幹法則に基づいたホロスコープ理論をバックボーンにして、結局「宇宙波動エネルギー」の変化をリーディングするものです。

過去の占術師かどなたかが人為的に考えた不確定な象意解釈を根拠にする「占い」解釈とは、根本的に異なるものです。

時間の経過による、お二人の相性変化もリーディングできるのが「星のディレクション」になっています。

「すべてをもたらし、すべてを奪い去る」、時間経過による運勢変化の方向性を知ることは、豊かなクオリアル生活の一助になります。


【One Point】 時間は悠久です。

ただ個人にとっては有限です。

時計から時間が読めるように、宝瓶宮占星学のホロスコープ解釈から「基本三数」理論を知れば、誰でも星のデレクションのリーディングができるようになります。

時間とともに、今、それぞれに必要なものは千差万別です。









天王星と新しい快適生活
2022.05.25
 
[星のディレクション] 天王星と新しい快適生活
 ― ウィズコロナを超えて未来へ ―



◆「深層の精神意識と現実の快適な個性的クオリアル生活



牡牛宮をトランシットする天王星のデレクションに関する第3稿です。

先の記事「新型コロナと牡牛宮の天王星」はご高覧いただけましたでしょうか。

牡牛宮の天王星は、過去の常態からの生活変化をもたらすだけでなく、今月、牡牛宮15度を超えたために、本格的な快適生活への転換をもたらしはじめます。

個々人の個性に応じた宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)への実際的な日常生活のはじまりです。

新型コロナのピークアウトの兆しとともに、ご自分らしいクオリアル生活への転換を心掛けてまいりましょう。



≪牡牛宮の天王星デレクション≫

簡単に「星のデレクション」の解説をいたします。

宝瓶宮占星学が独自にお伝えしている「星のデレクション」は、見えない宇宙波動による運勢変化や時代変化を、宇宙の根本理論にもとづいてリーディングしたものです。

昨今、牡牛宮をトランシットする天王星のデレクションには、次の理由があって注目が必要です。

1、宝瓶宮時代は、天王星を共鳴星(占星術では支配星)とするため。

2、戦後日本の「現体制」は、牡牛宮によって象徴されるため。

3、牡牛宮は、一般に身近な現実の日常生活を象わすため。

4、また、牡牛宮は快適性を象わし、天王星は過去とは異なる変化をもたらすため。


【One Point】 占星術をご存じであれば、牡牛宮は、たとえば所有欲や安定性また堅実さなどを象わすと解釈されているのをご存じでしょう。

それはそれでいいのですが、宝瓶宮占星学では根本の宇宙理論にもとづいて、日常生活や快適(安全)性などを象わすとシンプルに解釈しています。



≪占星術との解釈の違い≫

占星術と宝瓶宮占星学の違いは、簡単にいえば次のようになります。

理論がないため過去からの象意解釈をベースにするしかなく、個々のホロスコープや時代状況に応じて「ああでもないこうでもない」と試行錯誤せざるをえないのが現代の占星術です。



一方、宇宙この世界をつらぬく根幹の理論に基づいて、個々のホロスコープに応じた象意解釈をご自分で自在に見出せるのが後者です。

宝瓶宮時代の新しいアストロロジー、通称:宝瓶宮占星学がそれです。

牡牛宮を例にとれば、1数、2数、3数の「基本三数」のうち、「2数=空間(実体)」に共鳴するサイン(宮)なので、現実の「実体」を第一義とする性質(意志)を特徴とします。

そのため、ご自分の身体や現実の安全性や快適性を、日常の生活に求めます。


【One Point】 そのことが身近で安全快適なご自身の部屋やご自宅を好み、あまり外出したがらない性質となってあらわれます。

また、ふだん着慣れたものや、食べ慣れたものなど、安心でき安全だと確認できているものを嗜好していく偏食傾向や、ボロボロになっていても子供のころから身近にあるものに愛着を持つなどの傾向としてあらわれます。



≪過去とは異なる生活≫

「星のデレクション」は、単なる未来予測の占星術とは異なります。

また「日本は何座宮」(宝瓶宮占星学サイト)に書いた国家を象わす3サイン(宮)についても、理論のない現代占星術からは出てこないもので、あるとすれば表層的に模倣したものでしょう。

それはともかく、牡牛宮をトランシットする天王星には、2つの意味があります。

1つめは、昨今、水瓶宮の影響圏をトランシットする冥王星と同様に、深層の精神意識(霊性、深層心理)にかかわるデレクションです。

2つめは、良し悪しはともかく過去とは異なる生活変化や転換を象わすディレクションになります。

これまでは、魚宮をトランシットする海王星による「双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)のリバイバル」のデレクションによって、新型コロナによる過去からの生活の変化がもたらされてきました。


【One Point】 今年2022年5月に牡牛宮15度を天王星は超えたために、過去ではなく、宝瓶宮時代の未来に向けた独自の個性に応じた快適な生活への転換がもたらされるようになっていきます。

意識されるほど、そうなっていくのです。




≪新しい霊性意識の目覚め≫


早い人であれば、天王星が牡牛宮に正式入宮した2019年前後から、新型コロナに関係なく、過去にないご自分らしい快適な日常生活に変えていったことでしょう。

一般的には新型コロナによって、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションらしく、規制された生活を強いられることになっていきます。

ですが、今年2022年5月に天王星が牡牛宮15度を超えたことで、意識次第ではピークアウトの可能性が出てきました。

厳密には、今年8月下旬に牡牛宮24度まで進んで、そこで逆行に転じ、来年1月下旬に14度まで戻りますので、本格的には来年以降からになるでしょう。

一方、トランシットの海王星をみましても、来年2023年3月に魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に入るために、「新しい霊性意識の目覚め(覚醒)」のデレクションへと徐々に移行していきます。

ということから、今後は新しい時代の方向へと深層の精神意識を向けられるとよいのです。


【One Point】 時代の流れとともにある「天運」や「デレクション」と共鳴する方向です。

新型コロナのわだちから離れ、ご自分に合った深層の精神意識や快適な現実の日常生活の方向に、少しずつでも意識を向けていかれることをおすすめいたします。



≪クオリアル生活のすすめ≫

牡牛宮は安全で快適な現実の日常生活を象わします。

それが、ご自分の部屋やご自宅にかぎらず、マイカーというかたもいらっしゃるかもしれません。

いずれにしても、過去の衣食住といった日常生活とは異なる新しい方向に深層の精神意識や現実の生活環境を、ご自分らしく心地よく快適なものに転換させていく「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)すなわち宇宙波動エネルギーの変化が訪れはじめています。

日常のファッションや、日々食するグルメ、また生活空間のインテリアを、過去のご自分から次元上昇させて異なった快適な方向へと、質的転換をされていかれるよい心身の快適性向上といった「クオリアル生活」をはじめていく星のデレクションです。

ご自身で意識されていかれるとよい自主的なディレクションです。


【One Point】 もうすでに変わったというかたも、これからというかたもいらっしゃるでしょう。

また、病気や体調変化などで変わらざるをえなかったというケースもありえます。

転勤や引っ越しなどで変わるケースもあるでしょう。

いずれも快適な日常生活の方向性ですすめましょう。









ゼレンスキーのホロスコープ
2022.05.23
 
[4つの基本点に着目] ゼレンスキーのホロスコープを読む
― TOP運はあるが信用はしがたい ―



◆「結局、ゼレンスキーはプーチンと同じ権力志向の大統領



ロシアのプーチン大統領のホロスコープ(出生天球図)はさておき、ウクライナのゼレンスキー大統領のホロスコープをご参考に解読してご紹介いたします。

結論をいえば、二人とも「権力」や「支配」の志向が強い点で「同じ穴のムジナ」でした。

ウクライナ侵攻に至った深因がそこに隠されていますが、それは別稿にゆずり、ここではゼレンスキー大統領のホロスコープ(出生天球図)を解説してまいります。

星を読むだけでは見えてこないホロスコープ(出生天球図)でした。




≪ゼレンスキーのホロスコープ≫

下図はゼレンスキー氏のホロスコープ(出生天球図)です。




「あれ? ホロスコープ作成ソフトで出力したものとは違う」と思われたかた、正解です。

通常のホロスコープ作成ソフトの設定のように、サイン(宮)を30度ずつにして出力したものではなく、ハウスシステムにのっとって、12ハウス(室)のほうを正しく30度にずつ区分したハウスホイールによるホロスコープになっています。

また、宇宙の根本法則「基本三数」(数理法則)による「ホロスコープ理論」にもとづく宝瓶宮占星学のオリジナルのホロスコープなのでご了承ください。


【One Point】 ハウスシステムによるホロスコープは、ハウス(室)がメインでなければなりません。

そのため、ハウス区分で重要な4つの基本点「ASC」「MC」「DES」「 IC」が、きっかりと90度ずつに表示しています。

一方、「ホロスコープ作成ソフト」は、MCとICの軸が右に傾いたり左に傾いたりしますが、プログラミングが困難な関係上、仕方がないとはいえます。



≪ホロスコープの特徴≫

上掲のゼレンスキー氏のホロスコープの特徴は、次のとおりです。

1、ASC=上昇点とMC=南中点に、冥王星がともに三分=120度。

2、ASC=上昇点に、木星が合=0度で、海王星とケレスが衝=180度、すなわちDES=下降点に海王星とケレスが合=0度です。

3、IC=北中点とMC=南中点を交えて天王星がT矩=90/90/180を形成。

4、IC=北中点に月が合=0度で、月は上述の海王星&DES&ケレスの連続合=0/0度に上三分=120度。

5、ASC=上昇点に木星が合=0度をとって上昇星(象徴星)となっていて、これらにケレスが衝=180度。


【One Point】 「ASC」はAscendant:アセンダント=上昇点、「IC」はImmn Coeli:イムン・コエリ=北中点、「DES」はDesendant:ディセンダント=下降点、「MC」はMedium Coeli:メディウム・コエリ=南中点のことです。

これらは、ハウスシステムで重要な4つの「基本点」になっています。



≪ホロスコープ・リーディングの必要性≫

一般的には、太陽&金星が合=0度で、火星と衝=180度というのが特徴だと、星を読まれるかたが多いでしょう。

他人を受け容れる性質面をもちつつも、他人を非難し反発する傾向が強く、平和と闘争志向といった厄介な両面性をもつことになります。

間違いではありませんが、ゼレンスキー氏独自の特徴といえるほどではありません。

彼独自の特徴は、やはり4つの基本点です。

ちなみに、「基本点」というのは、ハウスシステムにおいて12ハウス(室)を区分する要(かなめ)になっています。

その基本点のすべてに、土星外惑星(トランス・サタニアン)の冥王星、海王星、天王星が、複数のアスペクトをとっていることが、彼独自の特徴だといえます。

「TOP運」や「権力運」をもつと同時に、政治家としてはデリケートな「感受性」と、不適性といえる非現実的な地に足が着かない「事実誤認」(妄想)といった見通しの甘さをもっています。


【One Point】 そのため、星をいくら読んでも正しい占断はできません。

特徴は星ではなく、4つの基本点にあるために、ハウスシステムを正しく理解しておくことが必要なのです。

そういったホロスコープ・リーディングが必要になってきます。



≪ハウスシステムの正しい理解≫

西洋占星術はハウスシステムの理解に弱点を抱えています。

そのため、どのハウスシステムを使うべきかが定まっていません。

当然、12ハウス(室)の象意も曖昧模糊としているのは、占星術に詳しいかたならよくご存じでしょう。

宝瓶宮時代のアストロロジーこと通称:宝瓶宮占星学は、奥義講座でも述べていますように、ハウスシステムや4つの基本点はもちろん、ホロスコープ自体の象意構造をお伝えしています。

ご受講者の皆さまはすぐにおわかりでしょう。

日本で代表的にもちいられるプラシーダス、コッホ、レジオモンタナス、キャンパナスといったハウスシステムは、どれであっても4つの基本点は共通で、それだけ重要な占星点(アストロロジカル・ポイント)になっています。

ちなみに、通常のハウスシステムによるホロスコープではなく、太陽を始点としたイコールハウスによる「ソーラーチャート」であれば12サイン(宮)が基本なので、「星読み」でこと足りるのです。


【One Point】 何を書いているのかわからないというかたは申し訳ありません。

古くなったかつての理論を捨てたのが現代の占星術なので、いたしかたがありません。

どうしても海王星の象意を受けた神秘的なホロスコープ解釈になりますので、感覚的にとらえるしかないからです。



【正しいハウスシステム】

ハウスシステム自体は、近世以降の古典占星学または現代に入って近代天文学の発達とともに、あれやこれやと生みだされたものです。

なので、過去を参考にするしかない現代占星術は、ハウスシステムを用いながらもハウスシステムそのもののご理解や認識が充分でない現状です。

たとえば、アンギュラー・ハウスや、サクシデント・ハウス、またカデント・ハウスといった言葉だけ残しても、19世紀のアラン・レオが古代ギリシャからのアストロロジーにあった古く使えなくなった理論を完全に捨てた以上、それらの言葉の意味も正しい象意も把握していないのです。

そういう事情があるので仕方ありません。

ちなみに、宝瓶宮時代のアストロロジーこと通称:宝瓶宮占星学は、宇宙の根本法則をホロスコープに適用させることで、正しいハウスシステムをお伝えしています。



≪政治家に不向き≫

お話をゼレンスキー氏のホロスコープ解釈に戻します。

基本点の象意からわかるように、一部で「TOP運」や「権力運」をもったゼレンスキー大統領です。

また、前向きで積極的であろうとするのはいいのですが、政治家に必要なプラグマチック(実際的、実用的)な面に乏しく、イージーでトリッキーな側面が読めます。

内面的(精神的)にもナイーブな面があり、感性的な「スピリチュアリスト」の運勢もお持ちです。

そのため、地に足を着けた現実的な政策遂行やご判断が求められる政治家には向いておらず、活動家や夢想家の一面が強いので、どうしてもそこに歪みが生じてしまいます。



イメージしにくいのであれば、大変失礼ですが、かつて「頭がお花畑」や「宇宙人」と揶揄された、どこかの元首相と“ご親戚”のようなかただとお考えいただければ、類推できるのではないでしょうか。


【One Point】 4つの基本点に見る彼の運勢の特徴から、そうならざるをえないのです。

一般的に付記しておきますと、他者を受け入れる温和さと同時に、TOPに立とうとする強い闘争心を気ままに発揮しますので、どちらか一面だけで彼に接しご判断されると間違うでしょう。









頼朝役 大泉洋をリーディング
2022.05.16
 
[ホロスコープ解説] 頼朝役:大泉洋をリーディング 
― 人気役者の運勢(宿命)をもつ ―



◆「大河ドラマの主役小栗旬を食っている鎌倉殿




今年2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を途中回から観たとき「アレ?」と思いました。

キャストの最初に「小栗旬」と出てきたからです。

てっきり源頼朝を演じる「大泉洋」が主人公だとばかり思ってみていました。

その理由がなんだったのか、両者の「ホロスコープ」(出生天球図)をみて納得したのです。



≪人気役者のホロスコープ≫

北海道が生んだヒーロー(大スターとも)大泉洋(おおいずみ よう)のことは以前からそれなりに知っていました。

キャラが面白いので、コメディアンだとばかり思っていたのです。

そういったことがあって彼のドラマ作品もそういう目で見ていました。

ところが「鎌倉殿の13人」を観て印象が変わったのです。

最初は「コメディアンが源頼朝役って似合わない」と思っていました。

違いました。


【One Point】 コメディータッチのドラマはみたことがあるのですが、シリアスな時代劇は初めてでした。

今作2022年のNHK大河ドラマの最初は、伊豆に流されてネコを被っていた頼朝を演じていましたので、いつもの洋(よう)だったのですが、平家打倒を旗揚げしたあたりからシリアスな演技に変わっていったのです。



≪演技にリアリティー≫

佐藤浩市演じる上総広常を謀反の濡れ衣で謀殺させたとき、一部で「頼朝嫌い」が沸き起こったそうです。

時代的な史実はともかくエンターテインメントの面白さでをみせる三谷作品なので、事実とはかぎらないのです。

ですが「頼朝嫌い」の現象が起きたことは、演出やカメラワークのうまさもそうですが、大泉洋の演技にリアリティーがあったことを意味します。

役者冥利につきるエピソードゆえか、彼は余裕で「想定済み」みたいな発言をしていました。

というわけで主人公の小栗旬を食っている源頼朝役の大泉洋です。

小栗旬が演じる北条義時が主役を務めはじめるのは、大河ドラマではどう描かれるのかわかりませんが、頼朝がいなくなってのち鎌倉幕府の「十三人の合議制」になって以降のことです。

そんなこんなで小栗旬のホロスコープを出してみたついでに、興味本位で大泉洋のホロスコープも出してみることにしました。

これが「ビックリ!」だったのです。


【One Point】 「こんなにスゴイ、ホロスコープだったの!」というくらい、人気役者としての運勢をもっていました。

最初は「出生時間」が不明だったのでそう思わなかったのですが、「15時5分生まれ」という情報をえて出力したところスゴイことになりました。



≪大泉洋のホロスコープ≫

下図がその「ホロスコープ」(出生天球図)です。





【One Point】 ハウスシステムは「レジオモンタナス」を採用しています。

「ホロスコープ作成ソフト」のままだと12サイン(宮)のほうが30度ずつに通常は出力されます。

それでは本来のハウスシステムとはいえませんので、上掲のホロスコープでは、12ハウス(室)のほうをちゃんと30度ずつにして理論どおりに作成しなおしています。



≪ポイント解説:YOD(ヨッド)≫

上掲のホロスコープをみて、どこがスゴイの? と思われるかもしれません。

代表的には並々ならぬ人気運や財産運また運命的な役者運です。

「神の手」といった単語の意味を持つ「YOD」(ヨッド=150/150/60)がその代表になっています。

その頂点はもちろん底辺の星たちをふくめて、構成されている占星要素が秀逸なのです。

YODの頂点は、「基本点」(アングル)の代表「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)です。

それだけなら何人かみたことがあります。

YOD=150/150/60をはじめとした「アスペクト・パターン」は、構成する星や占星点によって象意内容が大きく変わってきます。

キャラが面白い彼はコメディアンだとばかり思っていたのですが、「人気役者の運勢」(宿命)が際立つホロスコープ(出生天球図)の持ち主でした。

YODの頂点が「ASC=上昇点」なので、彼は「否応なき運勢」(宿命)を大なり小なり持っていることを意味します。


【One Point】 しかも、底辺の星が「太陽&月&金星」の三重合(トリプル・コンジャクション=0度)と「木星&火星」の合(コンジャクション=0度)というエクセレントな構成。

さらに、後者には「冥王星」が上三分(アッパー・トライン=120度)をとるに至っては、ナニコレ? というほどです。




≪3種類もの神秘長方形≫

これで、彼の人気のナゾが解けました。

水星の状態がいくぶん神経質ですが、それが凶だという意味ではありません。

このような「ホロスコープ」(出生天球図)の持ち主なら、生まれもつ運命によって「北海道が生んだヒーロー」と呼ばれても納得せざるをえません。

ほかにも、「太陽&月&金星」の三重合=0/0/0度をベースに、「土星」と「天王星」と「ケレス」を交えた神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120)があって、さらには「海王星&IC=北中点」と「冥王星」と「MC=南中点」をも交えた神秘長方形があり、ダメ押し的に書けば、ASC(上昇点)と水星とドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テールとの3種類もの神秘長方形があって、独自の個性を生み出しています。

意外性をともなった個性(キャラ)立ちが必要なコメディアン(個性派タレント)の運勢要素も充分です。

このことは、常道を外れてエンターテイメントでみせる三谷幸喜のおメガネにかなう資質で、その点、当該脚本家と役者として彼の相性もよいといえるでしょう。


【One Point】 ほかにも細かな部分は、さまざまにリーディングできます。

ですが、特徴となる要点は上述のようになります。

最初にここを押さえておかないと、枝葉のリーディングをこまごまと行なっても、単なる「当てものゲーム」の占いになってしまいます。



【星のデレクションの重要性】

昨今の星のトランシットをみると、2022年の現在は「牡羊宮の終盤」(20度~29度)あたりに出生時の「太陽」などデレクション・ポイントをもつかたが、組織や社会のトップクラスに立ちやすい「星のデレクション」(運勢変化)を受けています。

だれもが知っている例を挙げれば、若くして大臣や副幹事長になったKS氏がそうです。

ですが、運勢を得て持続させるには、やはりご本人の実力が作用します。

でないと、有名になったゆえに注目され、次第に馬脚をあらわして評価を下げることがあります。

結局、“当たる/当たらない”の占星術にとどまることなく、本物の実力や見識また人格を培っておかないと、せっかくの運勢を得たとしても、逆方向に出てしまうことが起こりえますので両方が必要になっています。



【役者人生へのブレイク】

大泉洋氏は、北海道のローカル番組で大人気を博したのち、パフィーの番組をきっかけに東京進出をはかることになります。

20年ほど前のことで、まだ上述のKS氏のような「星のデレクション」を受けていませんでした。

当時は、ローカルのキモイお兄さんタレントだったのです。

ところが、10数年ほど前あたりから上述のKS氏のような組織や社会のトップクラスに立てる「星のデレクション」を受けはじめたのです。

それが、2005年の全国ネットの連続ドラマ初主演の『救命病棟24時』(フジテレビ)だったのです。

ここから最優秀主演男優賞など、もはやローカル人気タレントにとどまらない、彼の役者人生がひらけていくことになります。

もともと、運勢(宿命)的な「人気役者のホロスコープ」をお持ちなので、頼朝役を期にいっそう注目され、さらにブレイクしていくこともありそうです。









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