大勲位安倍晋三元首相
2022.07.30
[大勲位従一位] ― 自由世界で評価される大宰相 ―



安倍氏がいなければ世界は大混乱に陥っていた




日本と世界を救った偉大な人物でした。

安倍元首相は「美しい国日本」を守ろうとしたのです。

首相在任時、自由民主主義諸国を平和維持に向けて結束させることに成功しました。

現代の救世主と言っても過言ではありません。


※画像は合成しています。


≪面目躍如「外交の安倍」≫

明治天皇によって1888年に創設制定された最高位の「大勲位菊花章頸飾」(だいくんい きっかしょう けいしょく)を従一位とともに安倍晋三氏が叙せられたのは当然でした。

彼は日本と自由民主主義世界を守ったからです。

老子風に言えば次のようにいえます。

戦争を起こして勝利するのが英雄たる政治家ではない。

戦争が起こらないようにし、国民は何も知らず日常をただ平和に暮らせるようにするのが、真の政治家である。

在任中、世界各国の要人に接触し、「外交の安倍」といわれたその人がまさにそうでした。


【One Point】 先の参院選2022の最中、律令国家日本(統一大和)が発祥した奈良において、7月8日凶弾に倒れたのはご存じのとおりです。

しかし、事件のホラリー・ホロスコープをリーディングしてみると、あまりにも完璧すぎる人智を越えた星の配置がありました。




≪美しい国と希望の同盟≫

「美しい国日本を守る」、それが彼の政治信念だったのです。

現代は日本だけで守ることはできません。

誰もが平等にどの国も対等に存立する宝瓶宮時代は、友愛精神(和、絆、民度)によって国際法のもとにある時代だからです。

そのため彼は、世界に働きかけました。

日本と同じように「国体」を水瓶宮とする自由民主主義体制の雄「アメリカ」は、世界的なプレゼンスと日米同盟とともに、その一等国に挙げられます。


【One Point】 好き嫌いはともかく、リアルな現実政治をみればアメリカを抜きに日本は守れません。

話しても分からない思想を持った国や感情優先の国家はありますが、自由民主主義のアメリカはまだ話せば分かる「希望の同盟」の国家だからです。




≪希望の宝瓶宮時代に向けて≫

安倍首相が再登壇して5年後、トランプが当選すると、まだ就任前にもかかわらず、彼は会いに行きました。

その後の歴史の流れを決めた瞬間でした。

現在の開かれた自由と安全な「インド太平洋構想」、また戦略的同盟関係「クワッド」(日米豪印戦略対話)にも連なる「セキュリティー・ダイアモンド構想」を打ち明けたと思われます。

世界を巻き込んだ、安全と平和維持のミラクル構想が実現に向かいました。

まさに、希望の宝瓶宮時代を迎えスタートしていくために、天(宇宙)が配し、それ以上に応えた人物だといえます。




【One Point】 日米台でも、日米台比でも、日米台印でもなく、情勢と時流を完全に読んだ日米豪印でした。

裏庭に当たる南太平洋・ポリネシア諸国の雄「オーストラリア」を巻き込んだところに、西欧も視野に入れた安倍氏の慧眼(けいがん)がみられます。




≪国家の安全と存続責務≫

与野党を問わず、よっぽどの外交音痴の政治家でないかぎり、安倍元首相の卓越した業績は認めざるをえません。

内政もなにもかも、まずは日本の安全と存続が担保されなければ、はじまらないからです。

天皇に代わり、政権を担う一国の宰相として、ほかに誰も果たすことができない国家の安全と存続というその責務を、未来を視野に入れつつ果たした彼が、凶弾に倒れたわずか3日後の7月11日に最高位の大勲位菊花章頸飾や従一位に叙せられたのは当然でした。

国葬をもって報いるのも、また日本国民としておかしなことではありません。

野党議員は反与党の立場上、政権担当能力や経験が充分にあるわけではありませんので、その突出したリーダーだった安倍氏を批判しないと、レゾンデートル(存在意義、意味)がなくなり、例によってアベガーのかたがたの票を集めて当選できませんので、分かっていてもオモテ向き、やむをえず反安倍、反自民の言動をとらざるをえないのです。


【One Point】 左巻きで平和の真相を伝えない反権力を掲げたマスコミに踊らされたアベガーのかたがたも多いようです。

日本がなくなれば元も子もないことが分かっていれば、周辺国の脅威が迫るなか、平和を維持した偉大な人物だったことは誰でもわかるはずです。




≪精神意識エネルギーは活きている≫

上述のような日本の救世主にも似た彼が、なぜ突如として凶弾に倒れなければならなかったのか。

狭義の社会現実に関する世間的な理由は、世の識者などにお任せしたいと存じます。

宇宙の根本法則「基本三数」を根本理論とする宝瓶宮占星学としては、事件の瞬間のホラリー・ホロスコープによって、ことの真相をリーディングしてみたのです。

そのリーディング・ノウハウや事件の概要は、「水星編-獅子宮」(新時代 Vol.6)でお伝えしたとおりです。

実際の宇宙この世界は、クオリアルに成り立っていますので、狭義の社会現実(物的世界)だけでなく、宇宙波動エネルギー(共鳴波動世界)なども含めた、“広義の現実世界”(真の実際:クオリアル)を視野にリーディングしなければ、ことの真相はみえてきません。

本来のホロスコープはそうになっていますが、実際的なリーディング結果は意外なものでした。

今はまだ、ご理解されないことがありますので当面、非公開にさせていただきますが、あえて一般的にご理解できる範囲で申し上げますと、宇宙波動エネルギーと共鳴する彼の精神意識エネルギーは活きて、「美しい国日本」を人々とともに守り続けています。


【One Point】 世界各国のトップクラスは安倍元首相を高く評価しています。

ですがマスコミをはじめ、今も批判がうずまくごく一部の状況があります。

そんな狭義の社会現実ではなく、広義の現実世界に活きてご活躍の場を広げ、世界に影響を与えているといえます。









安倍元首相を追悼する
2022.07.14
[友愛精神の体現者] ― 完璧なホラリー・ホロスコープ ―



当ページでリーディング解説は行ないません




世界の平和と安定に貢献した偉大な人物を亡くしました。

事件から4日後、市役所の1Fロビーに設けられた「弔問記帳所」にて、個人的に献花と記帳をして参りました。

安倍氏が首相だったころ、トランプ大統領と習近平主席の間を取りもち、またドイツのメンケル首相とのいさかいに「シンゾーが言うなら」とトランプも納得するなど、日本のプレゼンスを世界的に知らしめた人物です。

そんな世界的にも高い評価を受ける安倍元首相が、なぜ凶弾に倒れなければならなかったのか…。







≪人知を超えた背後≫

事件当日の夕方、委細を調べて、犯行時刻を割り出し、ホラリー・ホロスコープを作成しました。

事件の隠された背景を知りたかったからです。

「基本三数」によってホラリー・ホロスコープをリーディングすると、真相がみえてきました。




完璧といえるホラリー・ホロスコープになっていたのです。

事件の仔細は象われていたのですが、人知を超えたものが背後にあることを悟りました。


【One Point】 もう少し落ち着いてからリーディングの詳細は、機会があれば示唆することがあるかもしれません。

ですが、現在は時期尚早なのでご了承ください。

宝瓶宮時代への流れが進んでからのほうが、ご理解いただけるでしょう。




≪隠れた獅子宮の象意≫

一般公開はできませんが、相応ながらもお届けしておかなければならないのも事実です。

そういった事由がありまして、今回は「水星編-獅子宮」でご紹介することにしました。

なぜなら、安倍氏は出生時間を設定しないソーラーチャートにおいても「獅子宮」の象意をお持ちになるからです。

ちなみに、出生時間は“2時35分”という旧2chのデータがありますが、ガセのようです。

それだと、ASC=上昇点「獅子宮」なので、一応の説得力はありますが、ホロスコープ全体としては、宰相たるにはあまりにも弱く、外交の安倍といわれる象意さえ出てきません。

占星術では占断できなくても、「基本三数」を根本理論とする宝瓶宮占星学からはリーディングできます。

そういった安倍氏のバース・チャート(出生天球図)と同時に、今般の事件は宝瓶宮時代に向かう「星のディレクション」とも関連していますので、「新時代 Vol.6」でお届けすることが適切だと考えます。


【One Point】 深い意味がある事件のホラリー・ホロスコープでした。

人智を超えたものさえリーディングできました。

宝瓶宮時代を生きるサジェスチョンも認められました。

そういった事由から、リーディング解説とともにお届けさせていただきます。




≪完璧なホラリー・ホロスコープ≫

初めて聞くかたがいらっしゃるかもしれませんが、「基本三数」というのは、宇宙この世界をつらぬく根幹法則です。

宝瓶宮時代のアストロロジーにおいて、ホロスコープの根本理論とするもので、この法則によらないものは、何一つありません。

宇宙この世界も、太陽系の星々も、その配置を忠実に写したホロスコープも、リーディングもそうです。

地上の社会や個々人も同様です。

そのため「基本三数」によってホロスコープを作成し、解釈し、地上に適応することによって、宇宙の秘密を解き明かす実際的で現実に即したリーディングが可能になります。

銃撃事件の真意もそこからみえてきました。

一見、上掲のホロスコープはどこにでもあるもののようですが、これまで見たことがない完璧なホラリー・ホロスコープになっています。


【One Point】 多くのかたが心を痛め、何かをお感じになっておられます。

いったい何が起きたのか…。

心の深層で何か感じておられても、言語化することがむずかしく、模索されたり、モヤモヤしたものを抱えておられるのではないでしょうか。




≪目標として慕われていた≫

深層の「精神意識の変革」のデレクションは、すでに昨年12月からはじまっています。

そこにもかかわる出来事です。

安倍元首相は、宝瓶宮時代の「友愛精神」(和、絆、民度)を世界レベルで体現されておられた先覚者です。

そのため、新時代を先駆けた傑出した人物ゆえに、旧時代の激しい抵抗に遭い、波頭を一身に受けてきました。

その一方で、宝瓶宮時代の深層の精神意識に啓発された方々からはヒーロー同然で、どこまでご自覚されておられるかはともかく、尊敬し、目標とし、密かな憧憬を抱いておられたのだと存じます。


【One Point】 自覚しにくい深層の精神意識(霊性、深層心理)です。

そのぶん、すぐに変わることはできません。

ただ今後は、少しずつでも意識し、知識を持たれて、ご認識を深めつつ、体感体得されていかれるディレクションの時代がはじまっています。




≪今日の三大ディレクション≫

現在は、錯綜した「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)の末期です。

当サイトをご高覧の皆さまであれば、すでに意識に留めておられると存じます。

土星外惑星(トランス・サタニアン)がもたらす歴史的なディレクションです。

天王星は、水瓶宮に下方矩=90度の「牡牛宮」をトランシットしています。

海王星は、双魚宮時代に共鳴する「魚宮」をトランシットしています。

冥王星は、山羊宮25度を越えて、自らの共鳴サイン(宮)の下方矩=90度にあたる「水瓶宮」の影響圏をトランシットしています。

これら土星外惑星は、一方で混乱をもたらすとともに宝瓶宮時代に向けた進捗をうながしています。


【One Point】 ということで、今年2022年は混乱の歴史の交差点にあたります。

今後、進みゆく宝瓶宮時代をどのように生き抜いていくのか。

曲がるのか直進するのか、ご判断はご自由ですが、天運を抱く日本また私たち日本人がメイン・ターゲットになっています。



最後に、2つの言葉を記して追悼の意とさせていただきます。

「一粒の麦 地に落ちて死なずば、ただ一つにてあらん。もし死なば多くの実を結ぶべし。」

「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」 (吉田松陰 『留魂録』)









中ロ朝の体制変化を問う
2022.07.12
[時代は動く] ― 双魚宮時代のリバイバルの終焉 ―



◆「急激な体制変革よりもソフトランディングがベスト




いつの世も時代は予測できずに動いていきます。

昨今は複雑に時代の流れが交錯する歴史の分岐点に差しかかっていますので、とくにそうなります。

ロシアのウクライナ侵攻など現在を混乱に導いた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは、まもなく終わりを迎えようとしています。

その親玉といえる約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代(DC171頃-1989)が断末魔を迎えた20世紀のようにです。

「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からリーディングするとそういえます。



≪星のディレクションとは≫

いくつかご説明が必要だと存じます。

「星のディレクション」というのは、ホロスコープを宇宙波動エネルギーを見据えて現実的に解釈しリーディングしたもので、残念ながら占星術にはありません。

宇宙の根幹法則「基本三数」(数理法則)と宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」をベースとするリーディングです。

そういった「星のディレクション」からみたとき、海王星が自らの共鳴サイン(宮)の魚宮を、その象意に基づいて幻想や混迷をもたらしつつトランシット(運行)していった2009~2022年の現在は、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション中で、もはやその末期です。

古代ギリシャのアストロロジーの時代から、次の占星学的な時代とされていたのが宝瓶宮時代(Ege of Aquarius)で、ついに33年前の1989年に正式にはじまりました。

その歴史の大河に逆流する支配/被支配の「対立二元論」を再び招来しているのが、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションです。

深い意味がある歴史の一時的な逆行現象なのですが、スイングバイ(かすめ飛行)のように、その反作用によって宝瓶宮時代への動きを加速させていくことになります。

海王星が来年2023年3月に魚宮25度を通過していくことによって、リバイバルのディレクションは漸次、一段落をしはじめます。


【One Point】 「星のディレクション」によって何を課題とし、どのような方向に変化がもたらされていくのかがわかります。

個人においても社会や人類歴史においても同様で、天気予報の雨雲レーダーみたいな役割です。




≪ソフトランディングがベスト≫

プライベートなお話を少しします。

以前、飛行機であちこち行くことがありました。

ドスンとタッチダウンして、すぐに逆噴射がはじまるときもあれば、なかなか着地せずに飛び続け、滑走路を飛び出すのではないかと冷やひやしたときもありました。

たった1度だけですが、なんの衝撃もなく着陸したことがあります。

見事なもので、車輪が接地するドスンという音もなく、気づかずに停機したのです。

たまたまなのかベテランのパイロットだったのか、昨今、断末魔を迎えつつあるロシアや北朝鮮また中国も、そのようなソフトランディングをしていくことが世界にとっても望ましいのです。


【One Point】 国家体制の問題なので、乗客という国民よりも専制国家という飛行機がいつまで飛び続けて、いつ安全に着陸するのかが重要です。

共産主義国家の成れの果ての専制国家は、すでに高度を下げつつあり、羽田沖墜落事故のように逆噴射をしないことを願っています。




3≪共産主義と現代占星術のはじまり≫

宝瓶宮時代のアストロロジー通称:宝瓶宮占星学によるディレクション・リーディングから、共産主義の流れをご説明させていただきます。




双魚宮時代の断末魔、20世紀を揺り動かした壮大な歴史実験といわれる共産主義は、1848年のマルクスらによる『共産党宣言』の出版からはじまりました。

その2年前の1846年に発見された海王星にかかわる出来事です。

天王星、海王星、冥王星といった土星外惑星(トランス・サタニアン)は、発見された時代の世相と共鳴する象意を持つために、共産主義は海王星の初期の象意どおりに「まだ見ぬ理想」といった本質を有します。

マルクスが描いた理想的共産主義がそうでした。

現代占星術の萌芽も同じく1848年のフォックス姉妹のポルターガイスト現象に端を発した世界的な心霊ブーム(近代スピリチュアリズム)に由来し、海王星の「まだ見ぬ理想」といった象意をもちます。


【One Point】 マルクスの共産主義とアラン・レオの現代占星術は、政治思想と神秘的な占いといった正反対に異なるカテゴリーに属しますが、「まだ見ぬ理想」を象意とする点で一致しています。

もっとも前者は、武力革命を肯定する「マルクス・レーニン主義」に変質していきました。




≪海王星のホロスコープ1周≫

まだ見ぬ理想こと、夢や幻想を象意とする海王星によって、共産主義運動は20世紀に隆盛を極め、現代占星術はホロスコープ占いに変容しつつはぐくまれていきました。

共産主義が一段落していったのは、1989年に人知れず起きた「宝瓶宮時代のビックバン」によって、宝瓶宮時代が正式にはじまったときで、米ソ首脳によって同年12月に東西冷戦の終結宣言がなされたときです。

これによってソ連は2年後の1991年に崩壊し、新ロシアへと変わりました。

ところが、わずか20年後の2009年に過去の双魚宮時代末期の混乱をぶり返す「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまったのです。

海王星がホロスコープを1周し、発見されたもとの位置、魚宮の影響圏がはじまる水瓶宮25度に戻ったからです。

ここから世界は、ロシアと中国の蠢動によって、再び20世紀のような混乱に陥っていったのです。


【One Point】 宝瓶宮時代へと進む歴史の大河の流れは変わりません。

逆流は今年2022年が最後のピークで、20世紀を混迷に陥れた共産主義国家の成れの果ての専制国家も、かつてのソ連に類似して、近々終末期を迎えていかざるをえないようです。




≪中ロの世界覇権への蠢動≫

ご参考に、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの当初のようすをご紹介しておきます。

当時のオバマ米大統領は、「アメリカは世界の警察官ではないとの考えに同意する」といった不用意な発言(2013年)によって、ソ連崩壊後、眠っていたロシアと中国の野望を再び目覚めさせました。

「アメリカに戦う意志なし」とみた両国は、ご存じのとおり、世界覇権への野望をむき出しにしはじめたのです。

ロシアは翌2014年のクリミア侵攻&併合にはじまり、今年2022年のウクライナ侵攻を引き起こしました。

その狙いは、黒海を経て地中海へと侵出し、軍事拠点を築くことでNATO(欧州)を北と南から揺さぶり、意のままに支配してアメリカに対抗することです。

一方、中国もオバマ発言後、南シナ海の占有と軍事拠点化を着々と進め、一帯一路やアフリカをはじめとした発展途上国に勢力を広げて、多数決による国連支配を強め、世界を牛耳ろうとしてきました。


【One Point】 日本では、2009年に旧民主党による鳩山政権が誕生しています。

ですが、逆流は最後は歴史の大河に呑み込まれていく運命です。

かつての双魚宮時代の末期、戦争の世紀と呼ばれた20世紀と類似した動きが、今年2022年「双魚宮時代のリバイバル」の末期に起きているようです。









KDDI通信障害を読む
2022.07.06
[日本の混乱] ― サイバー攻撃テストの可能性 ―


◆「突如起きた大規模な通信障害のバックアップを問う




かなりの混乱が起きたようです。

過去の経緯があってKDDIとAUは使わないと決めていたので、個人的には被害はありませんでした。

ですが、これはセキュリティーの甘さを示すもので、急成長の企業にはよく見られるものです。

イザという場合に備え、代替システムが用意されていないことが露呈したのですから。



≪KDDI通信障害のホロスコープ≫

何が原因なのか、ホラリー・ホロスコープからみてみましょう。

下図が、今般のKDDIの大規模通信障害が起きた時間のホラリー・ホロスコープです。



【One Point】 例によって「ホロスコープ作成ソフト」のままではなく、宝瓶宮時代のアストロロジー理論にそって、もちいる星や許容度数(オーブ)を修正し、ハンドメイドで作成しています。

また、12ハウス(室)を30度ずつ均等にした正しいハウスシステムになっていることがお分かりだと存じます。

時間は通信障害が発生した夜中1時35分です。




≪サイバー攻撃の可能性?≫

一見して、YOD(ヨッド=150/150/60)が目に飛び込んできます。

「蠍宮25度」のDES(Desendant:ディセンダント=下降点)を頂点(Apex)に、双子宮に位置する当該サイン(宮)の共鳴星「水星」と、同じく牡羊宮に位置する同サイン(宮)の共鳴星「火星」を底辺としたYODです。

もはや、結論は出ました。

障害発生の時間が正確であれば、サイバー攻撃の可能性をリーディングできます。

ですが、単純ではなさそうです。

複数の部分で星が交錯しており、本番ではなく、様子見のテストのようになっているからです。

KDDI回線の通信障害が起きた場合、どの程度の混乱が起きるかといったようなことでレポートはこれからでしょう。


【One Point】 そういった星まわりが複数の箇所でみられます。

重要なことは、今回の通信障害を奇貨として、いつ何が起きてもいいように代替システムをKDDIが準備できるかです。

サイバー戦の昨今、全国的な通信事業に携わる者は今後、そういった意識が必要になってきます。




≪社会のTOPクラスの関与≫

細かなリーディングのご説明は省いて、要点のみをご説明させていただきます。

YODの頂点、DES=下降点「蠍宮」の共鳴星「冥王星」は、正反対に位置するASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)「牡牛宮」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとっていることが、最大のポイントです。

単純にいえば、“自分”で意図し、それが目標となった今般の通信障害です。

一方で、この「冥王星」は、日本の実力者や中国(民族性)を象わすことも考慮に入れておかなければなりません。

その「冥王星」が、YODの底辺の一つ牡羊宮の「火星」を矩(スクエア=90度)とし、もう一方の底辺の双子宮の「水星」は「土星」を上三分=120度としていることから、攻撃的な大規模通信障害がリーディングできるものになっています。

そこに、社会のTOPクラスまた権力の関与が示唆されているホロスコープです。


【One Point】 ホラリー・リーディングの一つのご参考としてご高覧ください。

複数の星の配置が“自己完結型”になっていますので、KDDI自身の問題はもちろん、テストケースのサイバー攻撃のホラリー・ホロスコープになっているといえます。




≪不可解な自己完結型≫

宝瓶宮時代のアストロロジー通称:宝瓶宮占星学の新しいホラリー・リーディングでは、IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) を重要視します。

上掲のホロスコープでは、獅子宮のIC=北中点で、「月」がほぼジャストの合(コンジャクション=0度)をとり、蟹宮の「太陽」と交歓(ミューチュアル・レセプション)を形成している珍しいものになっています。

しかも、この「月」は、許容度数(オーブ)10度をとった場合、ギリギリながら上述のDES=下降点の共鳴星で、水瓶宮の影響圏にある山羊宮27度の「冥王星」と衝(オポジション=180度)をとって絡んでいるのです。

こうなると、ますます「なんじゃ、こりゃー!」(by 松田優作)といった自分であって自分のことではない、不可解な自己完結型の社会の「TOPクラス」また何らかの「権力」がかかわった大規模通信障害事件であることが垣間みえてきます。

このほかにも、錯綜した星の配置が複数あることは、自己完結型の通信障害である様相が強く、今すぐに何かが起きるといった可能性はみられません。


【One Point】 牡羊宮の「木星」は、IC=北中点に合=0度の「月」に上三分=120度です。

その一方で、「月」と交歓(M.R.)の「太陽」に矩=90度をとっていることは要チェックです。

「木星」は、海外など遠い世界を象わすことがあるからです。

また牡羊宮に位置することなどから、海外のサイバー攻撃部隊の関与は捨てきれません。





≪秘匿か大スキャンダル≫

困りました。

YODの頂点の「DES=下降点」やそれに合=0度の「ドラゴンテール」が、魚宮の「海王星」と蟹宮の「ケレス」を交えて、大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しているためです。

双魚宮時代の古い解釈のまま、大三角(120度×3)を大吉座相などと誤まってとらえると、占断ミスを招くことになります。

ホロスコープの真相が見えてこなくなるのです。

さらに、当該大三角(120度×3)は、ASC=上昇点はもちろん、MC(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)の共鳴星「天王星」と「ドラゴンヘッド」を尻尾として、大三角凧となるトライン・カイト=120/120/60/60を形成していて、トラブル必至がリーディングできるからです。

さらに、「理由がわかりません」ということも起こりえます。

今般のKDDI通信障害の原因は、真相が隠されて不明になるか、勘違いを含めて適当な理由がでっち上げられ偽装されることを意味しています。

逆に、もし真相が白日のもとにさらされた場合、大スキャンダルに発展することを象わすホロスコープになっています。


【One Point】 国家機密やトップクラスが絡むと往々にして隠ぺい工作がなされることが起こりえます。

ライバルなどが暴露すればお話は別ですが、KDDI側も企業の保身を第一に考えることでしょう。

ですが、国家規模の通信事業にかかわる者の責任は今日、小さくはありません。









IPEFの真の狙いは?
2022.07.02
[発足式をリーディング] ― インド太平洋経済枠組み ―



◆「バイデン大統領はなぜ日本で発足式を行なったのか?




バイデン大統領が初来日した5月22日の翌日、23日にアメリカ主導のIPEF(アイペフ)の発足式が行なわれました。

具体的な煮詰めはこれからですが、その狙いは何なのか発足式のホロスコープからホラリー・リーディングをしてみました。

中国やアジアは当然、視野に入っていますが、本当の狙いは「日本」で知的財産に関するもののようです。




≪発足式のホロスコープ≫

下図は、去る5月23日に東京で行われたIPEF(インド太平洋経済枠組み)発足式のホロスコープです。




発足式がはじまった16時30分で作成しています。

一見、どこにでもあるふつうのホロスコープに見えますが、宇宙の根幹法則「基本三数」によっていて以下の解釈も同様です。


【One Point】 用いる星や占星点またアスペクトや許容度数(オーブ)など「基本三数」による「数理法則」にもとづいています。

「ホロスコープ作成ソフト」のままでもいいのですが、そこは理論に基づいてハンドメイドのホラリー・ホロスコープを作成いたしました。




≪昨年バイデン大統領が提唱≫

すでに発足しているTPP11(環太平洋パートナーシップ協定)は日本主導でした。

ほかに、中国主導のRCEP(東アジア地域包括的経済連携)があります。

これらは関税を下げたり撤廃するなど、貿易流通を促進しようというものです。

そこに昨年2021年10月、「東アジア首脳会議」の場で、バイデン大統領によって提唱されたのがIPEFです。

具体的な内容は発足式後の閣僚級協議ののち、今年2022年7月から本格的な協議がはじまります。

TPP11の2番煎じや3番煎じを出し遅れの証文のようにアメリカが提唱するとは思えません。

深い意図が隠されているとみるべきでしょう。


【One Point】 IPEFの専門的な経済のお話は関係者にお任せいたします。

その真意や狙いを、ここでは発足式のホロスコープから宝瓶宮時代のアストロロジー、通称:宝瓶宮占星学によるホラリー・リーディングによってご紹介いたします。




≪IPEFの真の狙いは「日本」≫

以下、手短にご説明いたします。

ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、バイデン大統領の出生時の太陽サイン(宮)と同じ「蠍宮」です。

当然、その狙いやターゲットとなるDES(Desendant:ディセンダント=下降点)は「牡牛宮」で、日本です。

このような解釈は、西洋占星術にはない理論「基本三数」に基づくものなので、ご了承ください。

なぜ、牡牛宮が日本を象徴するのかというと、「日本は何座宮」(宝瓶宮占星学サイト)をご高覧いただけましたらお分かりのように、戦後日本の「現体制」は、牡牛宮で象わされるようになったためです。

さらに上掲のホロスコープからは、日本の知的財産権や技術的なスキルなどが目的としてかかわっていることがリーディングできます。

流出防止やその保護が隠された目的で真の狙いだと考えられます。


【One Point】 発足式の現場である日本を当該ホロスコープで象徴する「太陽」が「水星」と合=0度であり、これらに冥王星が上三分(アッパー・トライン=120度)をとっているためです。

牡牛宮の共鳴星「金星」も第6ハウス(室)にあって、冥王星と矩(スクエア=90度)をとっていることから、アメリカの憂慮が垣間みえます。




≪ダブル・ミーニングの象意が隠されている≫

細かなリーディングの解説は省略させていただき、次のポイントを挙げておきます。

IPEFが視野に入れているのは、中国であることは多くの識者が指摘しています。

それがどのように当該ホロスコープに秘められているのかも、ご参考に書いておきます。

蠍宮のASC=上昇点を頂点(apex)に、太陽と木星を底辺とするYOD(ヨッド=150/150/60度)が形成されているためです。

中国は「民族性」を蠍宮とし、「国体」は獅子宮で、オモテ向きの「現体制」は天秤宮で象わすことができます。→ 上掲「日本は何座宮」(宝瓶宮占星学サイト)ご参照。

星でいえば、冥王星と太陽と金星です。

上掲のホロスコープはややこしいことに、中国がお得意とするダブル・ミーニングが隠されていて、二重の解釈が必要なものになっています。

ここでは、「蠍宮」はバイデン大統領と中国に重なるサイン(宮)になっており、「太陽」と「金星」は日本と中国に重なる星になっているという例外的な特殊なホロスコープです。


【One Point】 いずれにしてもこの場合、蠍宮を頂点としたYODは、中国を視野に入れたIPEFであることを象わしています。

さらに底辺の太陽は、上掲のホロスコープでは発足式が行われた日本を象わします。

もう一方の星、木星は、アメリカの「民族性」を象徴する射手宮の共鳴星であることからそれが明らかにできます。




≪サイバー戦、情報戦、宣伝戦、心理戦≫

今後、IPEFの内容が、いつ、どこまで発表されるかは、具体的には協議次第で変わってきます。

発足式の現段階では、アバウト次の4点からなっています。

1、関税引き下げを除くデジタル経済を含めた貿易。
2、半導体などサプライチェーンの強化。
3、高品質なインフラや脱炭素化またクリーンエネルギー。
4、公平な経済を促進する税また腐敗対策。

TPP11やRCEPのように、関税撤廃や引き下げがメインではないようです。

国際情勢は、軍事力を背景としながらもサイバー戦や情報戦や宣伝戦また心理戦はもちろん、経済力がそのベースとして重要です。

上述いたしました冥王星と太陽の三分=120度が、火星&木星&海王星のほぼ三重合(トリプル・コンジャクション=0/0度)を頂点として、小三角(ミニ・トライン=60/60/120度)を形成していることがそれを如実に象わしています。


【One Point】 細かなリーディング解説やノウハウのご説明は省略させていただきました。

当該リーディングは、過去の占いによらず、現実宇宙の根幹法則「基本三数」に基づいたほかにない宇宙哲理的な解釈になっています。

ご了承ください。









尹錫悦/韓国大統領の運勢
2022.06.09
 
[ホロスコープの特徴] 尹錫悦/韓国大統領の運勢
― 文在寅前大統領とは反対の政策 ―



◆「信念が強く大きな変化は起こらざるをえない



韓国の新大統領に尹錫悦(ユン・ソンギョル)氏が5月10日に就任しました。

彼のホロスコープ(出生天球図)のリーディングです。

どのような人物なのか、日本との関係はどうなのか、いつものように反日に転向していくのか、個性や運勢などを含めてみてみました。



≪尹錫悦氏のホロスコープ≫

下図は、尹錫悦大統領のホロスコープ(出生天球図)です。







出生時間が分かりませんので、「ソーラーチャート」で作成しています。

ソーラーチャートというのは、太陽をホロスコープの始点、左端中央の通常のホロスコープではASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置においたものです。

理論とノウハウを正しくつかめば、そこからリーディングできる内容は案外と有用です。


【One Point】 上掲のソーラーチャートは、サイン(宮)とハウス(室)を30度ずつに配置したイコールハウスシステムです。

当然、ハウスホイールになります。

太陽がASC=上昇点に重なる「日の出時刻」で作成し、月は当日1日に動く度数を記しています。



≪射手宮+水瓶宮の運勢≫

上掲のソーラーチャートから、尹氏の内面に秘められた性質や運勢がリーディングできます。

今後の運勢変化の「星のディレクション」も見えてきます。

全部ではなく、次の3点についてお伝えいたします。

1、元職、検事総長への適性。

2、文在寅前大統領への対応。

3、日本との関係修復の可能性。

出生時間が不明でも星の配置やアスペクト自体はほぼ変わることはありません。

そこから、ハウス(室)を除いて大半がリーディングできます。

ゼレンスキーのホロスコープ」のように、ハウス(室)の4つの基本点がリーディング・ポイントとなっているケースもなくはありませんが、ノウハウがあれば相応にできるという意味です。


【One Point】 尹錫悦氏の特徴は、上掲のホロスコープをみるかぎり多くはありません。

ですが明確な特徴も散見できます。

そのポイントの1つは、山羊宮の影響圏にある「射手宮」の太陽ながら、「水瓶宮」の運勢を強く持つことです。

元職、検事総長への適性もリーディングできます。



≪検事総長職への適性≫

尹錫悦氏は、独自の強い信念をお持ちです。

太陽と月が合(コンジャクション=0度)で、両星に天王星が上三分(アッパー・トライン=120度)をとっているからです。

ですが、自分の意志や目的をもって、相手や周囲を自ら強くどうこうしようといった“想い”が少ないため、与えられたアクションに対して客観的に法にのっとってご判断をしていく検事総長は適職だったことが読みとれます。

出生時の太陽に、衝(オポジション=180度)や上方矩(アッパースクエア=90度)また下方矩(ロウアー・スクエア=90度)といった自ら強い方向性をもつアスペクトがないためです。

韓国特有の、自分の主観的な感情を優先して法解釈をしがちななかでは稀有なタイプで、そんな彼が韓国大統領というTOPに立った意味は少なくありません。

ただ文前大統領に元職の検事総長の座を非業に剥奪されるなどしていることから、強い信念を持つ彼は、内心では大きく反発していることも、ほかの星を合わせてみればリーディングできます。

朴槿恵元大統領を弾劾し逮捕したのは、文氏の飼い犬になったからではなく、法にのっとって客観的に行動した彼の個性や信念だったということです。


【One Point】 かつて頭がお花畑と揶揄されたどこかの元首相も文前大統領も、ホロスコープ(出生天球図)をみるとご自分の“想い”が強いタイプでした。

一国のTOPというよりも、活動家の運勢のほうが強かったのです。

尹氏は逆で、ご自身の“想い”よりも状況によって自主的ながら客観的に動きます。



≪文在寅氏や日本への対応は?≫

一方で尹錫悦氏は、寛容さをともなった高尚な善意か、逆に敵対的報復心か、両極に出る強い情動をお持ちで、通常は前者です。

蠍宮の海王星を頂点に、冥王星&ドラゴンヘッドと木星が形成する小三角(ミニトライン=60/60/120)に加え、さらには火星とドラゴンテールを交えた大三角(グランドトライン=120度×3)が形成されていて、特徴の1つとなっているからです。

文在寅前大統領の逮捕は、周囲の状況をみながら、客観的に法にのっとって粛々と行なうことでしょう。

射手宮の太陽&月の合=0度が天王星を上三分(120度)としていることなどから、自由また自由民主主義を尊重して強い信念を持つためです。

その信念や自由を頭ごなしに抑圧してきた文前大統領に強く反発する可能性は高くなります。

結果、文在寅前大統領がとってきた「親北親中/反日反米」とは反対のことを、ある一定段階まで逐次、行ないはじめるでしょう。


【One Point】 日韓関係の修復には賛否があります。

文在寅前大統領はコウモリ外交よろしく、アメリカには面従腹背し、北朝鮮と中国ばかりを向いて両国から“犬扱い”されなら、裏では日本とアメリカを欺き続けました。

尹氏はその反対を指向することになるでしょう。



≪韓民族の生き残りの習性≫

去る6月1日に行われた統一地方選挙の結果は、大方の予想をうらぎりました。

日本でいう首長選では、17の選挙区のうち12を、国会議員の補選では、7議席のうち5つを尹錫悦大統領の「国民の力」がとって圧勝しました。

文在寅前大統領は、退陣直前の5月3日に、自分の身の安泰を図って「検察捜査権完全剥奪法案」を議決しましたが、「共に民主党」の大敗北によって文氏の命運は先行き不透明になりつつあります。

また、尹氏はバイデン米大統領の来韓を受け、北朝鮮が8発のミサイルを6月5日に発射したことに対して、翌6日に米韓軍として8発のミサイルを日本海に打ち返しました。



このような対抗姿勢は、かつてなかったことです。

尹錫悦氏を大統領に選出した今年3月の得票数は、1632万票対1605万票の僅差で、議会は文在寅大統領の「共に民主党」が3分の2近くを押さえていたことから、思うような政策は遂行できないとみられていました。

しかし、勝ち馬に乗ることが「生き残り」の習性として身についている半島民族であることを思い起こさねばなりません。

今や、尹錫悦大統領が勝ち馬なのです。


【One Point】 昨今の「星のディレクション」(運勢変化)をみても、尹氏に運勢がきています。

今月あたりは、とくにイケイケ状態です。

韓国にはよくある、例によって彼やその家族など親族が権力をかさにきてのさばったり違法行為をすればお話は別ですが、元検事総長一家らしくあれば、運勢を継続することも可能になります。





【尹錫悦(ユン・ソンニョル)プロフィール】

1960年12月18日、ソウル特別市城北区普門洞で生まれる。1979年、ソウル大学校法学科。

1994年に検事に任用。検察首脳部の反対にもかかわらず国家情報院押収捜索を断行し従業員を逮捕し、1カ月の停職処分を受けた。

2016年、朴槿恵(パククネ)大統領をめぐる疑惑を捜査。のちに朴氏を逮捕。

翌2017年に文在寅政権からソウル中央地検長に任命され、李明博(イミョンバク)元大統領の逮捕を指揮。

2019年に検事総長に抜擢。2021年3月4日、辞任を表明。

2022年5月10日に第20代大韓民国大統領に就任。









日本の安全保障と牡牛宮
2022.05.21
 
[自立した積極防衛] 日本の安全保障と牡牛宮
― 戦後現体制からの再始動 ―



◆「牡牛宮の象意に基づいた日本独自の安全保障 



戦後の日本は、「現体制」が牡牛宮で象徴されるようになりました。

牡牛宮は、日常生活や快適性(アメニティー)を重視しつつ、攻撃よりも防衛を図る性質をもつことから、戦後日本は「経済重視」と「専守防衛」に突き進んできたのです。

ところが現在、牡牛宮を天王星がトランシットすることで、単なる専守防衛ではなく、独自の自主的な安全保障の構築といった変化がもたらされていく可能性が出てきました。

天王星は、日本の「国体」を象徴する水瓶宮の共鳴星だからです。



↑ JDS IZUMO(いずも)


≪牡牛宮の天王星トランシット≫

日本国を象徴する「民族性」と「国体」と「現体制」の三要素は、どのようなサイン(宮)で象徴されるのでしょうか。

詳しくは、「日本は何座宮?」(宝瓶宮占星学サイト)をご参照ください。

この3つのサイン(宮)によって、米中韓などとの基本的な関係性もみえてきます。

日本の「民族性」は魚宮によって象わされ、「国体」は水瓶宮で、戦後の「現体制」は牡牛宮によって象徴されるようになりました。

その牡牛宮を現在、水瓶宮の共鳴星「天王星」がトランシット(運行)していることは、安全保障にとって重要な意味があります。

この意味は、先の記事「新型コロナと牡牛宮の天王星」に書いた内容だけでなく、日本の「現体制」の変化が人知れずもたらされてもおかしくない可能性を示唆しています。

一方、獅子宮生まれ(太陽)の岸田首相においては、考えや立場の違いが強調されることになるため、前に進めなかったり、三すくみの状態が起きやすくなっています。

岸田氏は、内心では信念をお持ちになることがホロスコープ(出生天球図)からわかるのですが、周囲との立場や考えの違いを考慮して、動きづらい状況が生じやすい昨今です。


【One Point】 現在、ロシアのウクライナ侵攻によって国防意識が高まっています。

ロシアと極東で接している日本としては当然でしょう。

専守防衛のままでいいのか、敵基地攻撃能力(反撃能力)が必要なのか、アメリカは動いてくれるのかなど、安全保障のありかたが見直される昨今です。



≪えっ! 未だに陸兵戦? ≫

ロシアのウクライナ侵攻は世界の軍事関係者にとって注目の的になっています。

軍備兵器はもちろん戦い方が参考になるためです。

しかし、人海戦術によるロシアの古い陸兵戦といえる戦い方は、中国人もビックリでしょう。

最初はロシアの肩をもっていた中国でしたが、お得意の人海戦術は現代の戦争には芳しい効果をもたらさない可能性があるとわかったこともあり、どうやらロシア離れを画策しているようです。

一人っ子政策の影響もあって、ロシア以上に厭戦気分が蔓延する可能性が高く、必ずしも当てにならないことを実感したからでしょう。


【One Point】 一方、1991年1月のイラク空爆からはじまった多国籍軍(実質はアメリカ軍)による湾岸戦争の戦い方やドローンによるISILとの戦い方にみる遠隔戦またデジタル戦とは雲泥の差があります。

軍事関係者は、今どきのロシアの戦い方を物笑いのタネにしていることでしょう。




≪アメリカの戦い方≫

アメリカの戦い方はプロフェッショナルで、ロシアより2枚も3枚も上手(うわて)です。

自分が攻撃したくても、まず国連や諸国の世論づくりや合意を形成して、民主的に「多国籍軍」を組み、侵略戦争のレッテルを貼られないように細心の注意をしています。

戦い方をみても、内外の厭戦気分が盛り上がらないように、前線の兵士に犠牲者が出ないようにドローンをもちいるなど、遠隔戦だったり、制空権を確立したうえで近代兵器による攻撃を行なうなど、着実に勝ちにいきます。

20世紀のベトナム戦争の失敗のわだちを踏まないように、今回のロシアのような先が見通せなくなる戦い方はしません。

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ホロスコープ(出生天球図)を見るかぎり、信用しづらい人物ですが、自国を守るというウクライナ兵士の士気は、ロシアにくらべて段違いで最高の「戦力」になっています。


【One Point】 陸兵戦となる地上戦の場合、ロシアにしてもウクライナにしても、兵士の士気を高める「大義名分」が重要です。

ロシアから攻撃されたため、自国や国民を守るという国防意識は、最高の大義名分になり、士気を高めます。

そのため、ロシアの戦い方はマズイ一手で、大国といえども必ずしも有利とはかぎりません。




≪天王星のデレクション≫

日本の専守防衛も同様です。

国土や国民を守るという防衛意識は、戦いに際しては最高の「大義名分」となるので、自衛隊の士気は高く、また防衛に特化した兵器開発は、少ない予算では効率的で功を奏しました。

戦後の大宰相・吉田茂が、戦後憲法を逆手にとってアメリカから要望された再軍備を拒否し、経済復興を第一に掲げる政策を促進したからです。

そのため、専守防衛を旨とした日本になりました。

それはそうなのですが、「攻撃は最大の防御なり」という言葉があるように、攻撃を受けたさいの反攻・反撃の手立てまでも無用ということにはなりません。

「正当防衛」という法解釈があるように、攻撃された場合、相手に反撃(敵地攻撃)をすることは、過剰防衛や戦争犯罪にならない範囲で許されています。

日本の「現体制」牡牛宮は、お隣の大陸国家「民族性」蠍宮とは正反対で、自室やシェルターなどに籠って防衛に徹する性質をもちます。

ですが、牡牛宮をトランシットする天王星は、「友愛精神」(和、絆、民度)をもつものの、自由を束縛し非難また攻撃する者に対しては、強い反発心を発揮します。



【One Point】 それゆえ、内に籠る専守防衛の一方で攻撃されたら出て行って反撃する敵基地攻撃(反撃)能力が議論される今日になっています。

ちなみに、牡牛宮の次は双子宮をトランシットする天王星なので、情報戦やサイバー戦が、次の議論の的になってくることでしょう。



≪専守防衛の自主的再検討≫

牡牛宮の対宮は、大陸にある隣国の「民族性」を象わす蠍宮です。

蠍宮は、自分から攻撃に出ることによって守ろうとしますので、牡牛宮を「現体制」とする日本とは正反対です。

また、獅子宮を「国体」としますので、日本に憧憬とライバルといった敵対心の両方をもって、両サイン(宮)の象意にもとづいてトップ(権威、権力)に立とうとしますが、意外なことに「現体制」は天秤宮なので、相手の意志を推し量って配慮する一面を持っていることになります。

さて、最後になりましたが、戦後日本の「現体制」が牡牛宮となった根拠を述べておきます。

戦後の日本国憲法は1947年(昭和22年)5月3日に施行され、5年後の1952年4月28日にはサンフランシスコ講和条約の発効によって、GHQの占領支配下にあった日本は解放され自立します。

5月3日と4月28日は、いずれも牡牛宮に属するゆえに、その象意によって専守防衛を安全保障とする「現体制」が、見えない宇宙波動エネルギーの作用によって築かれていったことがわかります。


【One Point】 一方で、日本の「国体」は、天王星を共鳴星とする水瓶宮です。

自国の「現体制」牡牛宮とも、隣国の「民族性」蠍宮とも、よって立つスタンスが異なる象意内容をもちます。

ふだんは友愛的でありながらも、自分を頭から否定し攻撃する者には、自由を守るために徹底して戦います。

自立した積極防衛を採るのです。









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