北朝鮮のミサイル開発
2017.04.12
かねてから疑問に思っていたことがあります。

北朝鮮の核実験に対して、国連安保理が制裁を決めても、また日本が輸出制限をしても効果がありません。
それは、例の“ウソつき国家”が、オモテでは制裁の共同歩調をとっているようにみせかけて、ウラでは仕送りをしていることは明白で大方の見方としても“周知の事実”です。

ですが、疑問なのは「核実験」や「ミサイル開発」です。

北朝鮮の国内事情をみたとき、先進国並みの「核実験」や「ミサイル開発」を次々と行なえることに、どうしても疑問をぬぐえなかったのです。

もちろん、推測はできます。
ロシアなどから技術者が入っていたり、拉致したり、いろいろと考えることはできますが、ロシアや中国や韓国にとって、北朝鮮の核開発は自国にも危険な「両刃の剣」なので、すなおに首肯はできないのです。

結果、さまざまな情報から、次のケースがいちばん可能性が高いと考えました。

まず、中国は一枚岩ではないことです。
さきごろ、中国は7つあった軍区を5つの戦区に再編しましたが、「核ミサイル」や「宇宙開発」は、習近平の北京戦区が管轄しています。

これに対して、江沢民は北朝鮮に近い瀋陽戦区を握っており、反習近平派の拠点となっています。

つまり、江沢民の後ろ盾をえて、瀋陽戦区が北朝鮮と手を握り、習近平の北京戦区が独占する核や宇宙開発に「対抗」して発言権をえるべく、北朝鮮のもとで「核実験」と「ミサイル開発」を進めているという“事実”です。

であれば、次のことも納得できます。

1、バックに江沢民や瀋陽戦区の人民解放軍がいるために、金正恩は強気に出れる。
2、金正恩が、叔父でナンバー2の張成沢を処刑したのも、習近平側とつうじていたため。
3、資金や設備や技術も反習近平派の瀋陽戦区から流出しているので、継続できる。
4、ちなみに、兄の金正男を暗殺したのも反習近平派の根回しや情報によってできた。

これだと、金正恩はアメリカが怖くて核開発をやめたくても、江沢民や瀋陽戦区が許可しない以上、やめられません。
やめれば、瀋陽戦区から殺されるか、供給を断たれて国が滅びます。
そういったことから北朝鮮は、アメリカと交渉をしたがっているのです。

いずれにしても現状では、金正恩は、核とミサイルの開発を続けることで一縷の望みをつなぐしかないというわけです。




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