日田川開き観光祭
2017.05.22
戦後の観光復興のためにはじまった九州の小京都、「日田川開き観光祭」が5月20日~21日に行なわれました。

今年は第70回め。
いつものことながら、目玉は2つ。

九州でいちばん早い「鮎漁」の解禁と、連日1時間20分前後にわたって打ち上げられる「花火大会」です。

15分~30分程度の小規模の花火大会は、3月11日に行なわれた「熱海海上花火大会」が今年最初だと思われますが、1時間以上でしかも連日行なわれる本格的な花火大会は日田が最初かも。

その特徴は、なんといっても目の前のかぶりつきで見ることができること。
そして、盆地ゆえに四方の山にこだまする大迫力の音響効果。

音のない花火は気の抜けたビールと同じ、花火の半分は「音」で決まります。
そのため、ほかの花火大会では、「音」だけの花火を景気づけに通常の連発に交えて打ち上げることもあるほど。

「花火大会」の前後は毎年、旅館も予約がいっぱい。
その旅館が繰り出す遊船(ゆうせん)と呼ばれる屋形船に乗って、宿泊客の皆さんは船上からお酒とお料理と花火をたのしみます。

一方、釣り師の皆さんは、早速、解禁になった「鮎の友釣り」を楽しんでいました。

3月に放流した107万匹の鮎の稚魚は、15cm~20cmに成長しています。
釣った鮎は「塩焼き」によし、日田名物の「鮎のうるか」にしてお酒のおつまみによし。
水郷日田の名のとおり、水がよければお酒もうまい。

以前はニッカウヰスキーの工場があり、今は下町のナポレオンこと「いいちこ」の工場に、またサッポロビール日田工場も今年で17年め。
もちろん江戸時代からつづく地元の日本酒の酒蔵も複数あって、転勤族にも好評です。


 

花火大会直前の花火会場 三隈川(筑後川上流)。ホテルや各旅館からは遊船(屋形船)がでます。



鮎の友釣りをたのしむ釣り師、この場所には25人ほどがいました。






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