“おしどり夫婦”の破局
2017.07.11
ご存じのように、かつて芸能界きっての“おしどり夫婦”といわれ、2005年には「ベストファミリー マン&ワイフ」を同時受賞し、2006年には理想の夫婦に贈られる「パートナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したカップルが破局を迎え、話題になっています。

両者の言い分に、かなりの温度差がありますので、お二人のホロスコープ(出生天球図)をリーディングしてみました。
ネットから生年月日はわかりましたが、カギとなる出生時間がわかりません。

それでも「結婚相性」をみてみますと、たしかにMさんの太陽とFさんの月が合(0度)、同じくMさんの月にFさんの火星が合(0度)で、一方、Fさんの太陽にはMさんの金星と火星が合(0度)をとっているなど、“婦唱夫随”ながら「夫婦相性」をもつお二人です。

ですが、運勢的な木星以遠のソーシャル・プラネットの強いサポートの相性がないために、どうしても個人レベルの相性にとどまることになります。

さて、お二人の言い分の違いは、“DV”と“浮気”です。

Mさんは、太陽や月や火星が、ほかの星と三分(120度)のアスペクトをもつと同時に、矩(90度)のアスペクトの両方を持ちます。
ここで三分(120度)が“吉”で、矩(90度)が“凶”というのではありませんが、人の好い面と同時に、自分本位の面を秘めた、いわゆる“二面性”をもつタイプになっていました。

お二人とも好い人ではあるのですが、相手を理想化してみすぎる一面をもちます。
ですが、推測できる出生時間をふくめていえば、やはりFさんのほうが相手を柔軟に受け入れるタイプなので、“婦唱夫随”の夫婦相性がうまく活きてきたようです。
ただし“優柔不断”に受け入れすぎてしまうために、Mさんのように“二面性”をもつタイプを相手にした場合、結果的に、次第に相手を増長させて暴力的にさせてしまうことがないとはいえません。

その点では、お互いに情で判断して人に接する蟹宮生まれ(太陽)なので、関係が良いときはいいのですが、月がドラゴン・テールと合(0度)、ドラゴン・ヘッドと衝(180度)、木星と三分(120度)、冥王星と矩(90度)を生まれもつうえに、火星と天王星の合(0度)をもつMさんは、ときに常軌を逸するところのあるために、ふだんは“好い人”ながら、激しさ(暴力的なところや自己本位なところ)がでてきます。

一方、ふだんは“好い人”で受け身のFさんも、ここ数年は星のディレクションによって「自己」(個性)を主張をするようになってきています。
その点では、結婚当初と違い昨今は、頭から押さえつけられると「反発」する人生期に入っています。

次に、“浮気”ですが、夫婦関係がよければ相手や家庭を大事にして浮気をしない蟹宮ですが、亀裂が入ればゼロではありません。

ホロスコープ(出生天球図)からは、年齢がいって経済的にも余裕ができるほど、どこまでかはともかくFさんは若くて美人でステイタスのある女性に“フェミニスト”的な言動もふくめて、関わりをもちやすいタイプになっています。
要は、ソフトでやさしい面がありますので、実際に接すると女性にモテるのです。

またFさんは、太陽をYOD(ヨッド=60・150・150)の頂点とし、太陽が水星と金星との連続合(0度)を生まれもちます。
これは、まさに“役者”の星(運命)でもありますので、その点では女性づきあいも“芸”の勉強が半分で、“遊び”が半分あるかないかといったところです。





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