9.15北朝鮮のミサイル発射
2017.09.19
今月(2017年9月)15日、北朝鮮はグアムを射程におさめるミサイル1発を発射しました。
2度目となる北海道の苫小牧上空を通過する中距離弾道弾(IRBM)です。

飛行距離は3,700kmでしたので、射程だけならグアムまでの3,400kmを超えるものでした。

まあ、北朝鮮が本気でグアムをはじめアメリカを攻撃することはありませんので、どうでもいいのですが、危機管理は「万が一」にそなえておくのがセオリーなので、当然、国体を「蟹宮」とするアメリカは、自己防衛にはどこよりも全力を尽くします。

実際、アメリカには「自由民主主義体制を守る」という否応ない“天命”が課せられていますので、それを実行しないとアメリカ自体が危うくなります。

お話をもどして9月15日のミサイル発射は午前6時57分でしたので、ホロスコープを作成してみました。
場所は、平壌(ピョンヤン)の順安です。



宝瓶宮占星学の「新ホラリー占星学」から解説してみます。

ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)は乙女宮29度で、共鳴星の水星も乙女宮4度にあって、現体制を「乙女宮」とする北朝鮮の仕技であることは間違いありません。

ちなみに、乙女宮29度は、もはや天秤宮といってもいいほどの影響圏内ですが、朝鮮労働党創建記念日は10月10日の天秤宮なので問題はありません。

それはともかく、ASC(上昇点)に「中心人物」を象わす太陽が合(コンジャンクション=0度)で、「核」や「権力者」を象わす冥王星とスムーズに関係を結ぶ三分(トライン=120度)をとっていますので、明確に北朝鮮国家主席の金正恩の計らいです。

さらに、「首謀者」を象わすASC(上昇点)の共鳴星の水星は、「武力」や「軍事力」を象わす火星と2度違いの合(0度)です。

参考に、ASC(上昇点)の影響圏である天秤宮の共鳴星の金星をみてみますと、「飛行機」や「ロケット」(ミサイル)など飛翔体を象わす天王星とこれまた三分(120度)です。

それはうなづけるとして、その一方で「慎重さ」や「現実」を象わす土星とも三分(120度)なので、彼らが何も考えず無謀や若気の至りでミサイルを発射しているのではなく、土星を共鳴星とする山羊宮生まれ(太陽)の金正恩らしく、ちゃんと現実をみた計算のうえで、慎重に行なっている一面があることを象わしています。

一方、「ターゲット」を象わすDES(Descendant ディセンダント=下降点)は魚宮29度で、海王星を共鳴星とします。
もちろん、こちらもすでに牡羊宮といってもよいほどの影響圏内にあり、その共鳴星は火星です。

つまり、首謀者である「水星」が、ターゲットである「火星」を合(0度)として、さらには水星+火星の合(0度)が「海王星」を衝(オポジション=180度)として対象体にしていることの意味は、「攻撃」ではなく、「ミサイル発射実験」そのものに、今回は「意図」(意志)と「目的」(対象実体)があったことを象わしています。

いわゆる、「実験」と「力の誇示」なのですが、これがいつかは本番に変わる可能性をゼロとしないのが危機管理の鉄則なので、早急に、最低でも防衛体制をととのえておかなければならないのはいうまでもありません。

1基800億円とされる地上配備型のイージス・アショア2基で日本全土をカバーできますので、日本国民の安全を守るために、税金から予算をつけることに反対する国民はいないはずです。

もし、早急な防衛体制の整備に反対する政治家や学者や識者またマスコミやコメンティターがいれば、それは反日工作員のたぐいか、よほどのアタマの持ち主で、当該職にはふさわしくないボンクラでしょう。


※それはともかく、上掲のホラリー・ホロスコープ(設時天球図)からリーディングできることはほかにもありますが、一般的なディレクションでいえば、トランシット(運行)の火星と海王星の衝(180度)は、人によっては自分のことしか見えなくなって、我知らず相手や周囲に迷惑をかけることがありますので注意が必要です。
また、月の位置によっては主観的になりやすく宗教テロなども起こりやすい配置の一つです。





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