トランプのアジア歴訪
2017.10.29
中国憲法の上位に位置する「中国共産党大会」が24日に終わり、習近平の独裁色が強まりました。
同時に、トランプ米大統領のアジア歴訪が来月(11月)3日から約10日間ほどかけて行なわれます。
日本を皮切りに、韓国、中国をはじめ、ベトナム、フィリピンを訪れるとされますが、人類歴史の命運をかけた歴訪になると予測しています。
世間では、北朝鮮の“核ミサイル開発”にたいする周辺国の“合意形成”が歴訪の目的ともくされることがありますが、さはさりながら、ポイントはそこではありません。
“北朝鮮の驚異”は、喫緊(きっきん)の課題ではありますが、アメリカが本気を出せば「周辺国の被害」はともかく一瞬で解決する問題です。
うがったみかたをすれば、北朝鮮対策は即、中国対策でもあり、かつての米ソ対立の東西冷戦に似た米中対立を造成していくことを、このまま容認するのかどうか大きな選択を迫られる歴訪です。
習近平が独裁を維持するためには、党員や人民に弱みをみせられず、武力を背景とした覇権侵出をすすめざるをえません。
このことは、北朝鮮問題以上に人類にとって重要な課題です。
弱腰のオバマ政権ならいざしらず、歴戦練磨の有能な元将軍たちを要職にもつトランプ政権が、どこまでオモテに出すのかはともかく、習近平をスルーするはずはありません。
結論的に書きます。
オモテ向きは「北朝鮮」をテーマとした核ミサイル開発阻止にむけた日米韓中の最終的な歴訪ですが、実際は覇権侵出を強める「中国」をテーマにした、今後の包囲網の形成や対策が裏テーマになっているはずです。
証拠があるわけではありませんが、トランプは“暴言王”にみえて駆け引き上手です。
また、戦略につうじた元将軍たちがトランプ政権をささえ「アメリカ・ファースト」(強いアメリカ)を補佐している以上、真に警戒すべきは「中国」であることを安倍首相からの“サジェスチョン”をふくめて知っているはずです。
今回の「中国共産党大会」の全員が60歳以上というチャイナ・セブンの選出は、プーチン同様に、習近平が“終身国家首席”を狙ったものと解釈できます。
そのため、北の金正恩が“強気発言”をかまして、自分への忠誠が失われないように、また威信を損なわないように“キャンキャン”と弱い犬が吠えているように、習近平も自らの威信をたもつためには、強気の“膨張政策”(覇権侵出)を続けざるをえないわけです。
そのため、このままほうっておくと、北朝鮮に比肩できないほどの日本やアメリカに対する脅威はもちろん、世界の自由民主主義体制を危地に陥れる中国になります。
門外漢でもこれくらいのことはわかりますので、元将軍たちが、このまま手をこまねいて中国をのさばらせておくはずはないと考えています。
同時に、トランプ米大統領のアジア歴訪が来月(11月)3日から約10日間ほどかけて行なわれます。
日本を皮切りに、韓国、中国をはじめ、ベトナム、フィリピンを訪れるとされますが、人類歴史の命運をかけた歴訪になると予測しています。
世間では、北朝鮮の“核ミサイル開発”にたいする周辺国の“合意形成”が歴訪の目的ともくされることがありますが、さはさりながら、ポイントはそこではありません。
“北朝鮮の驚異”は、喫緊(きっきん)の課題ではありますが、アメリカが本気を出せば「周辺国の被害」はともかく一瞬で解決する問題です。
うがったみかたをすれば、北朝鮮対策は即、中国対策でもあり、かつての米ソ対立の東西冷戦に似た米中対立を造成していくことを、このまま容認するのかどうか大きな選択を迫られる歴訪です。
習近平が独裁を維持するためには、党員や人民に弱みをみせられず、武力を背景とした覇権侵出をすすめざるをえません。
このことは、北朝鮮問題以上に人類にとって重要な課題です。
弱腰のオバマ政権ならいざしらず、歴戦練磨の有能な元将軍たちを要職にもつトランプ政権が、どこまでオモテに出すのかはともかく、習近平をスルーするはずはありません。
結論的に書きます。
オモテ向きは「北朝鮮」をテーマとした核ミサイル開発阻止にむけた日米韓中の最終的な歴訪ですが、実際は覇権侵出を強める「中国」をテーマにした、今後の包囲網の形成や対策が裏テーマになっているはずです。
証拠があるわけではありませんが、トランプは“暴言王”にみえて駆け引き上手です。
また、戦略につうじた元将軍たちがトランプ政権をささえ「アメリカ・ファースト」(強いアメリカ)を補佐している以上、真に警戒すべきは「中国」であることを安倍首相からの“サジェスチョン”をふくめて知っているはずです。
今回の「中国共産党大会」の全員が60歳以上というチャイナ・セブンの選出は、プーチン同様に、習近平が“終身国家首席”を狙ったものと解釈できます。
そのため、北の金正恩が“強気発言”をかまして、自分への忠誠が失われないように、また威信を損なわないように“キャンキャン”と弱い犬が吠えているように、習近平も自らの威信をたもつためには、強気の“膨張政策”(覇権侵出)を続けざるをえないわけです。
そのため、このままほうっておくと、北朝鮮に比肩できないほどの日本やアメリカに対する脅威はもちろん、世界の自由民主主義体制を危地に陥れる中国になります。
門外漢でもこれくらいのことはわかりますので、元将軍たちが、このまま手をこまねいて中国をのさばらせておくはずはないと考えています。