宇宙の果てはどんな感じ?
2018.07.25
科学番組や宇宙を扱った番組で、「宇宙の果て」に関する質問がでることがあります。

結論は、科学者も宇宙の果てについは、よくわかっていないということで、質問された科学者が要領よく答えているのをみたことがありません。

要は、釈然としないで終わるのが実際です。

酷かったのは、NHKの番組で学者らしき人物が言うには、「答えても一般の人にはわからない。自分しか知らない」と語っていたときには、その傲慢さに驚きました。

なぜなら、ほんとうに理解していれば、例えるなどして一般向けに“シンプル”に答えることができるためです。
また、専門用語を連発するなど、なにかとむずしく答える場合も、真に理解していないことが多いものです。

それはともかく、宇宙の年齢は、最新の発表では138億歳(137.99±0.21)ということです。
宇宙誕生の“ビッグバン”から、現在までの時間です。

“宇宙最古の光”(宇宙背景放射)からそれがわかるわけですが、“膨張宇宙論”によれば、宇宙は今も光よりも速く膨張しているそうです。

その最先端が、“宇宙の果て”ということになります。
物理学においては「光」以上の速さは存在しないので、光よりも早く膨張する宇宙の果てなど、わかるはずもありません。

観測もできなければ、理論天体物理学にしても計算もシミュレーションもできないからです。

それゆえ結局、物理科学では「宇宙の果てはわからない」というのが答えです。

では、「数理法則とクオリアル・ワールド」からみた場合はどうでしょうか。

宇宙この世界は「基本三数」によって構成されています。

「基本三数」というのは、宇宙この世界でこれ以上は分けられない三要素のことで、「1数=時間(意志)」「2数=空間(実体)」「3数=人間(関係)」(作用)にわけられます。

詳しいご説明は、「数理法則とクオリアル・ワールド」にゆずりますが、基本三数は一体なので、物理学においても「時間」と「空間」をわけてとらえずに、昨今では「時空」と一体のものとして呼んでいます。

宇宙というのは、物理学的には「空間」にあたりますが、同時に「時間」でもありますし、また「数理法則とクオリアル・ワールド」から申し上げますと「人間(関係)」とも切り離せない2数=実体存在です。

要するに、「宇宙」(空間)というのは「時間」や「人間(関係)」と一体の存在なのです。

このことがわかれば、「宇宙の果て」といった場合、それは単に空間的な“果て”ではなく、時間的な“果て”でもあり、人間(関係)的(作用的)な“果て”でもあるわけです。

そういった、基本三数も何もない「0(ゼロ)」が“果て”でありながら、一方では、膨張し続ける宇宙を受け入れる「∞(無限大)」の“存在なき存在”の世界ともなっています。

そういった存在なき存在は、「数理法則」からいえば1つしかありません。

「数理法則とクオリアル・ワールド伝授講座」を受講されておられるかたならすぐにご理解できるでしょう。

一般向けにわかりやすいお答えいたしますと、宇宙の果ては人間でいうところの“深層の精神意識”と類似の「超越意識世界」になっています。

超越意識世界というのは、「時間」もなく、「空間」もなく、「人間(関係)」もない、それらを超越した、いわゆる精神意識世界のことです。

“膨張宇宙論”からいえば、「宇宙」(この世界)を今もダイナミックに生成し続けている最先端(宇宙の果て)の世界です。

なので、現在も続く“ビッグバン”の延長線上に宇宙の果てはあって、「時間」も「空間」も「人間(関係)」もなく、逆にいえば、すべてを有する∞(無限大)の“超越意識世界”が宇宙の果てになっています。
 

※わかりにくかったらゴメンナサイ。

スピ系のかたであれば、“超越意識世界”は時空を超越した“霊性ゾーン”とでも考えていただければ、イメージしやすいかもしれません。





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