アメリカの“原点回帰”
2018.12.04
どうでもいいのですが、ご参考にひと言、書いておきます。

よく、「アメリカは移民の国」と言われますが、基本、間違いです。
たしかに、アメリカは建国以来、黒人奴隷を受け入れましたが、それは“奴隷”であって“移民”ではありません。

南北戦争後、奴隷制度が廃止されると、中国などからの移民が増え、19世紀末には、ヨーロッパの不況によって東欧や南欧からの移民が増えました。

さらに、第1次世界大戦や第2次世界大戦の勝利によって、国家が安定するにしたがって、毎年100万人単位での移民が増えているといいます。

不法移民をくわえるとそれ以上で、本来のアメリカ人よりも「ヒスパニック系」や「アジア系」などの移民人口が増え続けて、2050年には白人人口が50%を割るのではないかと予測されています。

ここで問題です。

本来のアメリカ人(白人)も「移民」になるのでしょうか。

もし、アメリカを建国した本来のアメリカ人(WASP)を“移民”としてしまうと、すべての国家はアフリカからのグレート・ジャーニーによって誕生した移民国家になってしまいます。
日本も例外ではなくなってしまうのです。

ですが、日本を「移民の国」とは言いません。

なので、原住インデアンがいたとしても現在のアメリカは、17世紀にイギリス南西部のプリマスから、メイフラワー号に乗って新大陸アメリカ(現在のマサチューセッツ州プリマス)へやってきた「ピルグリム・ファーザーズ」を嚆矢として、「WASP」(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)こと、白人でピューリタン(清教徒:キリスト教プロテスタント)などの人々によって、新たに建国された国家です。

そのため、WASP出身でなければ、以前は大統領になれなかったほどです。

それが有名なところでは、カトリック信者のケネディーが大統領になり、最近では黒人のオバマが大統領になりました。

これは、WASP以外の移民が増えたことと、“民族性”「射手宮」らしいアメリカの“寛容”な精神が招いた結果です。

しかし、そのことがオバマ以降、必要以上にアメリカに弊害をもたらすようになりました。

ピルグリム・ファーザーズが掲げた「信教の自由」はもちろん「アメリカ建国の精神」が揺らぎはじめ、「WASP」による理想の国ではなくなりつつあるのです。

そこで立ち上がったのがトランプです。
また、トランプを根強く支持し、移民が増え続けることに危機感を覚えるアメリカ建国の原点となった「WASP」に代表される本来のアメリカ人です。

つまり、トランプは、新大陸に求「自由の国」をめた本来のアメリカへと「原点回帰」をうながしているのです。

これが、トランプ支持が常に一定数、確実に継続している理由です。





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