TPPの発効と「変革の深化」
2018.12.31
宝瓶宮占星学サイトでお届けしてまいりましたように、昨今は「組織運営変革の深化」のディレクションの真っ最中です。

約9年間続くものですが、その最後の3年間となる今年2018年~再来年2020年はピークの時期で、組織運営の変革が急激にすすんでまいります。

このディレクションをみても、また昨今の国際情勢からみても「TPP」(環太平洋パートナーシップ構想)は重要なものとなるために、つどつどお届けしてまいりました。

そして昨日12月30日、ついにTPPが発効したわけです。

トランプ大統領になって、アメリカが当初のTPPから撤退したあとも、日本を中心とした残りの11か国で協議をかさね、今年2018年3月8日の協議で、参加11か国の署名によって6カ国が批准した2か月後にTPPが正式に発効することが決定されました。

ということで、その後、承認に至ったメキシコ、日本、シンガポール、ニュージーランド、カナダに続いて、オーストラリアが10月31日に国内手続きを終えたことで、12月30日の発効が決まっていたものです。

まだはじまったばかりなので、実感していくのはこれからになります。

ただし、イオンがTPP発効に先駆けて、牛肉を値下げしたという微々たる動きはあるものの、今後は年単位(4月1日ごと)に徐々に関税が下がっていきますので、年を経るごとにTPPの恩恵を受けていくようになります。

長いものでは11年から16年をかけて徐々に関税を廃止していくものがあります。

ですが、昨日の発効と同時に、「関税撤廃」となる商品が30種目ほどあります。

関税率が大きいものとしては「ぶどうのしぼり汁」23%が撤廃になりましたので、ぶどうジュース類や酸化防止剤無添加ワインなどが今後、徐々に値下がりしていくと思われます。

ほかで主なところは、関税12%だったコーヒーもそうで、これまで10%前後の関税がかかっていた繊維やアパレル系の多くが撤廃になることによって、衣料品もさらなるお得感がでてくるはずです。

これは、日本から参加各国への輸出も同様なので、相応の輸出拡大も期待されます。

要は、今後は徐々に関税が撤廃されていくことで、消費者としては、“安い商品”が手に入るようになるわけです。

また、価格の問題だけではなく、品質も重要なので、消費者もそれなりに海外商品の知識を深めていく必要があります。

いずれにしましても、すぐに「TPPの効果」を感じられるわけではありませんが、国民生活のレベルにおいても、「組織運営変革の深化」のディレクション影響が、如実にではじめるキッカケとなるわけです。





- CafeNote -