「シュメール起源説」の間違い
2019.02.12
宝瓶宮占星学サイトに、建国記念の日 特別編9「「シュメール起源説」の間違い」を昨日アップいたしました。

まことしやかに語られる「天皇シュメール起源説」は、そもそも根本から間違っていることが明らかです。

それは、1846年の「海王星の発見」に起因します。

宝瓶宮占星学の「星のディレクション」から申し上げますと、海王星の発見の2年後に、『共産党宣言』の発刊や、スピリチュアリズム(心霊主義)の発端となった「フォックス姉妹事件」が起こり、その3年後の1851年にシュメールにかかわる古代都市「ニップル」が発見されています。

これらは、当時の海王星発見のディレクションにもとづいて、“事実誤認”や“勘違い”また“妄想”を含んでいるのです。

では、昭和2年の『天孫人種六千年史の研究』で論証された「天皇シュメール起源説」のどこが“事実誤認”で、“勘違い”や“妄想”をともなった間違いなのでしょうか。

これについても記事では具体的にふれています。

そもそも、シュメール文明があたかも“理想的”な素晴らしいものかのように“勘違い”させ“幻想”をいだかせたのは、「ゼカリア・シッチン」(1920-2010) なる人物です。

シュメール語の粘土板が1920年代に大量に発見されて、その内容をまだ専門家以外に知らない時期に、シッチンは、自説の「人類宇宙人起源説」に合うように、シュメール語をかってに読み替えて、“シュメール宇宙人起源説”を発表したことが間違いのスタートです。

シッチンは、天体学的に存在できない3,600年の周期をもつ「惑星ニビル」をでっち上げ、地球外生命体「アヌンナキ」が45万年前にニビルから地球に来てシュメール文明の建設を指導したなどといったトンデモ説が、さもシュメール語の粘土板に書かれているかのように、意図的に“誤訳”をしたのです。

また、当時からシュメール人が冥王星まで9つの惑星を知っていたかのように、シュメールの神の名前を「海王星」と読み替えるなど自分勝手な“解読”をしたことが、シュメール語の解明がすすんだ現在では明らかになっています。

ご興味がありましたらご高覧ください。





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