サイクリング・ハイ
2020.02.04
「ランナーズハイ」ならぬ、“サイクリング・ハイ”のお話です。

ご存じのように、「ランナーズハイ」というのは、マラソンなど長時間走っていると麻薬作用のあるβ-エンドルフィンが出て“爽快感”や“恍惚感”などを体験することです。

人体に故障でもないかぎり、“走ることが楽しい”と感じ、苦しいはずの長距離なのにまた走りたくなるというものです。

そういった体験を「ロードバイク」(自転車)で長距離を走るたびに体験するので、「サイクリングハイ」というものがあるようです。

1日の大半をパソコンの前に座っていると、どうしても「運動不足」に陥ります。

なので、気候のよい春や秋、また昨今のような暖冬の時期は、片道65km、往復で130kmほどを泊りがけで走ることがあります。

道の駅などで休憩しながら、片道4時間~5時間ほど、寄り道が過ぎるときには6時間近くかけて走ることもあります。

最初の1時間めは、「目的地」を目指す想いでいっぱいです。
2時間めが過ぎると、「約半分まで来た」って感じです。

ところが、3時間めを過ぎたあたりから、「次はどこか九州の海岸沿いでも泊まりがけで走りたいな~」と、毎回、“ぶらりサイクリングの旅”を思い描いている自分にはじめて気づきました

どうやら、“チャリ”でも走ることが「快感」に変わってきているのです。

もっとも、雑踏の市内に戻って事務所に着くころには、仕事モードになることも多いのですが、「走るのが楽しい」という想いがどこか心の片隅にでも残ったままなのです。

多分、人間の脳は3時間も単純にペダルをこぎ続けていると、そこそこ順調であることが条件ですが、同じことを続けている状態が「ラク」だと感じてきて、“ランニングハイ”ならぬ「サイクリング・ハイ」が起きているようです。

また、山に登りたくなる「クライマーズ・ハイ」や、仕事が楽しくなる「ワーカーズ・ハイ」などもあるようですが、頭を使いすぎると疲れる星まわりを生まれもつせいか、後者はあまり体験したことはありません。


ちなみに、日常生活は、“フル・サスペンション”(ダブル・サスペンションとも)の「シティ・マウンテン」(1.95インチ)が段差の多い街中ではクッション性もよく快適に走れます。

ママチャリなど通常の1-3/8インチのタイヤでサスペンションがないと、段差で前カゴから荷物が飛び出ることがあります。

今はバリアフリー化が進んだので知りませんが、20年ほど前に23区内を走ったときには、段差が多く、ほんとに走りづらかった記憶があります。

長距離のサイクリングは細めの1.25インチの「ロードバイク」(18段変速)が快適です。

とくに空気をいっぱい入れて、駆動部には「KURE 5-56」などの潤滑油をさして出発すると、軽快さが増しスピードがでます。





- CafeNote -