「認識のギャップ」
2020.02.15
宝瓶宮占星学サイトで「未来予測」をリーディングして、ご紹介しています。

ときどき思うのですが、これって“アホ”なんです。

どういう意味かというと、書いた当初は通常、信じてもらえず「何言ってんの?」と受けとられることも多いと存じます。

後日、「そう言ってた!」となればまだいいのですが、だいたいは事が終わってから読まれる方も多いので、要は当たっていればいるほど「何当たり前のことを書いてるの?」となります。

もちろん当たらなければ「しょせん“占い”だ」ととらえられるリスクを負いますので、確率的に得なことはさほどありません。

なぜこんなことを書くのかと申し上げますと、“新型コロナウイルス”への警告も類似の“ギャップ”があることに、いまさらながら気づいたからです。

宝瓶宮占星学のディレクション・リーディング(未来予測)では、1月下旬末のリーディングで、今後の星の動きから「パンデミック」(広域感染)が読めていました。

また、“生物兵器”由来の可能性が高いことも、中国の想像以上の異様な対応から気づいていましたので、併せて警告を発していました。

ですが、新聞は見ないので分かりませんが、ニュース番組やワイドショーまたネット記事では、「インフルエンザよりも死亡率が低い」「感染しても軽症で済む」「さわぐ必要はない」といった学者や医師などのコメントがほとんどでした。

また、生物兵器の専門家も、「とても“生物兵器”といえるほど強力なウイルスではない。デマだ」と、ワケ知り顔のコメントを発していました。

いずれも占星学からは、今後の感染拡大がリーディングできる以上、「何言ってんの? 初期対策が重要なので、安全性はともかく、すぐに警告を発すべき」と思っていました。

また「おいおい、中国から金でももらっているの?」と思うほどの内容もありました。

それが一変したのは、昨日、日本でも死者が出てからです。

ワイドショーで「さほど騒ぐ必要はない」とコメントしていた学者兼医師の方も、MCの問いかけにシドロモドロ、はじめて事態の深刻さに気づき、重大さを認識したようでした。

「だから…」と思いつつ、とはいうものの、ホロスコープ・リーディングからの警告のほうが、どうやら一般的ではないことに気づきました。

それはそうとして、こういった事案は、“イザ”という最悪の事態を想定した「危機管理」の意識が重要なのですが、一般的にもそうかもしれませんが学者や医師また厚労省などの事務的なお役人には欠けているようです。

というか、政府が指示をすればいいのですが、一年越しの“お花見騒動”に追われていることもあって、意識が半減してしまうことも否めません。

もし、“YouTube”でもいいのですが、日頃から玉石混交の情報をネットから収集していれば、中国政府の公式見解を信じるだけでなく、武漢をはじめ中国人民からの生の情報や動画などから、異常な「感染拡大」の可能性が相応ながら予測できたはずです。

つまり、イザというケースを想定した危機管理によって、早急に“感染拡大”の注意を厚労省やマスコミが国民に呼びかけることができたし、そうすればSARSのときのように、水際での防止ができたのです。

事実、中国のコメントを信用していない他国では、直ちに水際での防止策を早々にとっています。

それを中国政府の“隠蔽”や“過少データ”またWHOの“意図的な見解”をもとに、「心配はない」と結論づけるから、「感染拡大」の警告との間にギャップが生じたようです。

いずれにしましても、もはや「宝瓶宮時代」です。

この意味は、国家や政府の国民保護の対応はもちろん、それ以上に、国民の一人ひとりが“民度”や“意識”をもって、責任ある対応を主体的にすることが正解という時代が、すでに訪れていることを示した一つの事例だといえます。







2020.02.15 22:03 | 固定リンク | | コメント (0)

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