福岡市高島市長の取組み
2020.04.22
福岡市の“対応”のお知らせです。

高島市長は、感染軽症者から「アビガン」を使用する要望書を内閣府に提出したとのことです。

“武漢ウイルス”(チャイナ・ウイルス)の治療に「アビガン」が相応の効果をあげていることはご存じだと思います。

使用には制約もあるのですが、このたび福岡市の高島市長は「国家戦略特区」に指定されていることを活用して、重症になるのをまたず“感染軽症者”からアビガンによる治療を行なうことを、いわゆる“テストケース”として提案したようです。

その観察研究で得られた情報を適宜、全国に共有していき、治療の突破口にできればと考えています。

以下、順不同また一部に編集を加えていますが、高島市長のFBからの抜粋です。


1、
「私は医療分野は素人ですが、副市長には医師がいます。
医師である荒瀬副市長と福岡市医師会会長、福岡市薬剤師会会長にも内容についてご相談の上、この特区の規制緩和を活用することにしました。

そして今日(4月21日)、九州大学病院長、福岡大学病院長と連名で厚生労働大臣や特区の担当省庁である内閣府に要望書を提出しました。
私から加藤大臣や内閣府の審議官にも直接陳情しました。」


2、
「インフルエンザは、陽性と判定されればすぐにタミフルなどの薬を処方されます。
同じように新型コロナウイルスのPCR検査で陽性と判定され、医師の判断で早期にアビガンを処方してもらえばかなりのケースで重症化が防げることになると思われます。

もちろん副作用もすでに明らかになっているので、妊婦への投与は出来ませんし、投与する本人の同意が大前提です。」


3、
「平時であればしっかりと治験をして、より安全性の確認をすべきです。
でも今は有事です。

ここまで世界中を大きく混乱させて、死者の増加や医療崩壊、また地域経済の崩壊をさせている新型コロナウイルスの超巨大なリスクを考えれば、理想的な完全さを求めるより、現実的に対応した方がいいと思うのです。」

「アビガン以外の治療が適切と判断されればそこから別の治療方法を行います。」

 としたうえで、

「これが可能になれば今後はこのような流れが可能になります。」


 と、次のような流れを想定しているようです。


4、
「→PCR検査で陽性が出る。

→観察研究を行う病院(九州大学病院、福岡大学病院、福岡市民病院など)で医師の診察の上、副作用等を考慮。

→投与が適切と判断されれば、初期の軽症の段階からアビガン投与。

→自宅やホテルなど病床以外の隔離などで済む。

→重症化が減少。

→地域を限定してうまくいけば、速やかに全国適用にする。」


 このようなことは、福岡市が「国家戦略特区」に指定されているので可能だということです。
 特区は「岩盤規制を破るドリルの刃」のようなものとの考えにもとづいています。


5、
「福岡市としては、これを福岡市限定ではなく、速やかに全国適用になることを期待している旨も要望書には書いています。

最終的には、いかに早くアビガンを新型コロナウイルス治療薬として保険適用で承認していただけるか。一般の病院やクリニックでも処方できるかです。

いずれにしても医療という専門分野なので、内容については今後とも大学や医師会、薬剤師会、病院、保健所などの専門家のご意見を十分に聞きながら、関係者と一緒になって進めていきます。」

 と結んでいます。



※ご参考ながら高島市長のFB(フェイスブック)のURLです。
 https://www.facebook.com/soichiro.takashima.33
 (FBのアカウントをもってログインしないと本文はみれません)








2020.04.22 13:48 | 固定リンク | | コメント (0)

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