ハチとクマのWHO漫談3
2020.04.29
「いやぁ、こまった、こまった」

「呼んだか? ハチ」

「呼んじゃねえよクマ。このごろ“非常事態宣言”でよ。おマンマのくいあげだよぉ~」

「だよな。火事とケンカは江戸の華っていうけど、減ったな」

「そういや、例の“ギョロ目”と“トラさん”、ケンカしてるっていうじゃねぇか。なにかあったのか?」

「トラさん? 葛飾柴又のフーテンの寅さんか?」

「ちげぇよクマ、ほら、黒船とやらの国の…」

「あ~、トランプ大統領ね」

「そうそう、トランプ でぇとうりょう とかいったな」

「ケンカじゃないけどよ、ギョロ目じゃなかった『WHOに金は出さない』と言うし、『米国はWHOのワクチン・プロジェクトには参加しない』って言ってたな」

「どうして? どうしてトラさんはそんなこと言うんだよぉ?
“スガさん”って日本のおエライさんはよぉ、『WHOを中心に…』とか言ってたような…」

「どっちの立場もわからなくないけど。ハチ…」

「なんでぇ?」

「考えてもみろよ。
トランプはな、街に火を放った“放火犯”とウラでつながってるギョロ目のおっさんのWHOが、新しい“消化器”を開発しますっていって開発したらどうなると思う?」

「ダメか? どうなるんでぇ」

「決まってるだろ。出来上がっても“テスト”とかなんとかいって、自分ちを優先させて、結局はいいように利用されるだけで、アメリカや世界の役立つようにはにはならないって、わかってるからだろ」

「そうかぁ…」

「それになハチ」

「なんでぇ…」

「トランプはな、来月5月4日にはイタリアで『伝染病に関する世界サミット』を開催するってよ」

「ほんとか!」

「それだけじゃないぞ、翌6月4日にはイギリスが主催するって話もすでに出てる」

「するってぇと、ギョロ目のおっさんもこれからてぇへんだなぁ」

「WHOに代わる動きがすでに出はじめているってことだ」

「そうかぁ、で、日本はどうするんでぇ」

「G7ベースなら参加しないわけいかんだろ。
日本は台湾みたいな“優等生”ではないけど、今のところ比較的押さえ込んでいるほうだし、アビガンなどの代替治療薬もあるし…」

「そうかクマ。
オイラはよ、てっきり“放火犯”をトっちめるためかと思っちまったよ」

「!!!」

「だってよ、“放火”はよ、火元を潰さなきゃ、またいつ放火するかわかんねぇだろ?」

「たまには鋭いなぁ、ハチ」
“放火犯”に“ワクチン・プロジェクト”に関与させたら、それこそ“マッチ・ポンプ”だしな」

「マッチ・ポンプ?」

「そう“マッチ・ポンプ”だよ」

「おいクマ、こちとら江戸っ子なんでぇ。
火をつける“まっち”やら、火を消す“ぽんぷ”なら知っちゃぁいるが、“マッチ・ポンプ”なんてアチラ語、知らねぇよ!」

「そのマッチとポンプのことだよハチ」

「へっ?」


またまた、おあとがよろしいようで。

チャンチャン。








2020.04.29 01:30 | 固定リンク | | コメント (0)

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