金正恩ニセモノ説の真贋
2020.05.03
20日ぶりに姿を現わしたとされる「金正恩」の画像に対して、“ニセモノ”説が上がっています。

もっとも、だからといって金正恩が“死亡”しているかは今現在、確定していません。

さらには、“病み上がり”だから精彩を欠いた表情だともとれますが、それにしても低レベルの「替え玉」です。

というか、「金正恩」とされる画像の多くは、北朝鮮国内のものを含めて、だいたいは“ニセモノ”です。


さて問題です。

次の画像をのなかで“ホンモノ”はどれでしょう?



【答え】
後半はほとんど全部が“ニセモノ”です。

若い頃の画像のなかに比較的本物がありそうです。


ここ数年は、暗殺をおそれるために北朝鮮国内の公式行事でも当人が姿を現わすことはほとんどないといえます。

当然、その画像も“ニセモノ”です。

そのため、ネットやマスコミで私たちが見る「金正恩」の近影は大半が“ニセモノ”です。

画像のどれかが“ホンモノ”ではないかと考えること自体が、すでに誤魔化されている可能性が高いのです。

たとえば、次のようなことを考えてみてください。


一般人とは際立って異なる服装や髪型などの特徴があると、それに目を奪われて“同一人物”だと認識しやすくなります。

「金正恩」の場合、それが“黒電話”のヘアースタイルです。

そういった髪型で風貌が似ていると、「金正恩」? と思い込みやすくなります。

北朝鮮は、そういった人間心理を利用して、“黒電話”を特徴にした「替え玉」を準備しているといえます。

その人数は、10数人~一説では60人ほどもいるといわれます。

逆に申し上げますと、本物の金正恩は、ふだんはですが、そこまでキッカリと固めたヘアースタイルはしていません。

なので、各国との首脳会談の「金正恩」の画像もだいたいは“ニセモノ”です。


文在寅との「南北首脳会談」にしても、習近平との「中朝首脳会談」にしても、またトランプとの「米朝首脳会談」にしても、ほぼ同様だと考えられます。

なぜなら北朝鮮は、もともと“韓国”とは休戦中ですし、“中国”は信用できず、“アメリカ”も敵対関係にある国家だからです。

中国が入っていることに意外だと思われる方がいるかもしれませんが、同じ“共産主義”ゆえに最も警戒していて、父の金正日が金正恩を後継者にするさいに、「中国を信用するな」と言いおくったほどです。

そういうこともあってナンバー2だった叔父の「張成沢」は、中国とのパイプ役ゆえに粛清されました。


占星学からみても金正恩は、山羊宮生まれ(太陽)なのです。

山羊宮の本質は、“用心深く”また“慎重”なので、“計算高い”タイプです。

ときに、石橋を叩いても渡らないほどで、近年の北朝鮮はそうでもないと、いつ暗殺されるかわかりません。

そのような山羊宮の性質の反面、金正恩は、激高するとなにをするかわからない闘争的な星まわりを生まれもっています。


さて、そろそろ結論を述べなければなりません。

本物の金正恩についてです。

その“タネ明かし”となるお答えは、ロシアを訪れたときの金正恩が本物です。

なぜなら、北朝鮮はもともと旧ソ連が祖父の金日成(初代国家主席)を立てて、建国した共産主義国家だからです。

そのため、旧ソ連だった現在のロシアは、比較的ながら他国よりも安全で、万が一のさいの亡命にあたっては、ロシア経由が準備されているほどです。

また、ロシアを訪れた金正恩が本物である理由は、元“KGB”出身の現ロシアのプーチンの前では、「替え玉」などすぐに見破られて通用しないためです。


ということで、ロシアとの関係をつないでおくためにも、金正恩本人がプーチンとの会談に臨んでいます。

そう考えて他の画像とみくらべてみると、ふだんの“黒電話”の「金正恩」とは異なり、凄みだったり、威風さえ相応ながも感じられます。



↑ 2019年 ロシアを訪問したときの金正恩







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