超越リーディングと「香港」
2020.06.10
ふだんの「ホロスコープ・リーディング」を越えた「超越リーディング」をお届けいたします。
先の全人代で採択された「香港国家安全法」にかかわる中国の“命運”のお話です。
ちなみに、「超越リーディング」というのは、「数理法則とクオリアル・ワールド」による宇宙この世界を貫く、見えない「運勢波動」によるリーディングといいかえてもさしつかえありません。
「香港「国家安全法」の“代償”」の記事(5月29日アップ)もあわせてご参照ください。
さて“ソ連共産主義”は、先の「双魚宮時代」の最後を飾った国家体制でした。
ですが、1989年に「宝瓶宮時代」が正式にはじまると、新しい時代の“運勢波動”とは相容れないために、巨大な帝国もあっけなく滅びていきました。
しかし、発展途上国だった“中国共産主義”は、ワケあって地道ながら生き残っていたのです。
というか、日米の支援もあって着々と力を蓄え、オバマの「アメリカは世界の警察官ではない」というマヌケ発言をキッカケに、ついに牙をむきはじめました。
共産党一党独裁による「世界覇権」の野望を具体的な言動にうつしはじめたのです。
今日に至るその状況は、皆さまもご存じのとおりです。
では、なぜ、「宝瓶宮時代」にありながら、先の“双魚宮時代”の遺物「中国共産主義」は、世界覇権への野望を発揮できるのでしょうか。
「星のディレクション」(運勢変化)から申し上げますと、双魚宮時代の共鳴星「海王星」が自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」に入宮することによって、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまったからです。
「宝瓶宮占星学」サイト、もしくは当ブログをご高覧のかたであれば、ご存じと思いますが、2008年に影響圏入りし、2011年(2012年)に海王星が正式に「魚宮」に入宮しました。
このことによって、双魚宮時代の“運勢波動”が強まり、それと共鳴する「中国共産主義」が台頭することが可能になったからです。
しかし、もはや「宝瓶宮時代」なので、その大前提があります。
その最大の理由は「香港」です。
香港は、1997年に返還されましたが、中国にあって、その後、50年間、一国二制度のもと自由民主主義体制を維持存続できる約束だったからです。
本来、宝瓶宮時代の波動とあわず、滅んでもおかしくないはずの「中国共産主義」が生きながらえてきたのは、小さいながらも「香港」の存在があったからです。
それゆえ「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションに乗って、中国は“経済”でもって世界に覇をとなえることができたのです。
どこまでご納得をいただけるかはともかく、「超越リーディング」でみればそうなります。
「運勢」また「運勢波動」について、簡単にご説明しておきます。
「運勢」を100%なくした場合、国家にかぎらず会社組織も、次第に存続ができず、崩壊がはじまります。
それは、ときに個人にもあてはまることがあります。
このように、宇宙この世界をつらぬく「数理法則」にもとづいて“運勢波動”をみる超越リーディング(クオリアル・リーディング)を行なったとき、双魚宮時代の遺物「中国共産主義」が生き残り、大きくなれたのは、宝瓶宮時代の自由を掲げた「香港」があったからです。
適切なたとえかどうかはわかりませんが、“種子”や“卵”にたとえたとき、全体が「中国」で、そのなかで小さいながらも最初に“生命”(運勢)を宿す「胚」の立場が「香港」です。
なので、「香港」を失えば「中国共産主義」全体が“生命”(運勢)をなくしはじめます。
今般、中国全人代が採択した「香港国家安全法」という名の“支配法案”は、結局、自らの“生命”(運勢)を断つ、自殺行為の法案です。
習近平は、“武漢ウイルス”でとち狂ったのかキケンな手段に出ました。
もはや、一党独裁「中国共産主義」の“命運”は、「香港国家安全法」とともに、早ければ今年2020年にもつきかねません。
いずれであっても、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションとともに消えていきますので、もはや時間の問題です。
日本が、自由の盟主“アメリカ”を選ぶのは懸命な判断で、アメリカが時代の“天運”をもつ日本とともにあるのは賢い判断です。
ちなみに、「中国共産主義」と類似の“運勢波動”のお話をすれば、韓国も同様です。
これまで韓国の経済的な繁栄は、「星のディレクション」によるものでした。
ですが、このディレクションは、国際ルールを無視し、自分がイチバンだと謙虚さを忘れると、あっというまに社会のどん底に転落しかねない“両極端”のディレクションなのです。
韓国は最近、ものの見事にそのドツボにはまっていることに早く気づかなければなりません。
自分の力だと過信し、“傲慢”になり、謙虚さを失うほど、“運勢波動”を失い地に落ちていきます。
先の選挙で、文在寅率いる与党が勝利したことが仇となって、ますます暴挙を重ねる韓国は、中国共産主義と歩を一にして、これまた命運がつきようとしているといって過言ではない昨今です。