石破茂を“読む”
2020.09.02
 
石破茂(水瓶宮、63歳)。

派閥に所属しない議員らによる「無派閥連絡会」を、いつのまにか“石破派”(水月会)として2015年に発足。

現在、総裁候補推薦議員数「20名」に満たない19名(ご本人を除くと18名)の派閥の長です。

そんな弱小派閥にもかかわらず、「総裁選」がとりざたされると、未熟な“人気先行”の「小泉進次郎」(牡羊宮)とともに、いの一番に名前があがり、なぜか“首相候補”と呼ばれます。

テレビや新聞など“反日マスコミ”のいつもながらの世論操作です。


なぜなら、一例ですが、先日の「ポスト安倍に関する街頭アンケート」では、わずか50名の調査ながら次のような結果が出ているからです。

「ポスト安倍は誰がよいか」のトップは菅氏(官房長官)の18名でした。

2位は河野氏(防衛相)で9名。

3位は小泉氏(環境相)で8名、石破氏は4位にすぎず6名、そして岸田氏(政調会長)が3名で5位と続きます。

もはや“トップ3”にも入らない石破氏を、“反日マスコミ”は一番人気かのように報道しています。

ということなどから、本当のところ石破茂はどんな人物なのか、「ソーラーチャート」(占星学、ホロスコープ)からリーディングをしてみました。




主な特徴は次のとおりです。


1、複合YOD(60・150・150)

午後8時頃以前の生まれの場合、「複合YOD」(ヨッド=60・150・150)をもちます。

「冥王星」と「月」をお互いに頂点の星と底辺の星にして、「金星」と「海王星」をもう一方の底辺の星とする相互的なYOD(60・150・150)です。

この「複合YOD」を簡単にご説明しますと、石破氏は否応なく“権力”(TOP)を目指す運勢をもつことになります。

同時に、強めの“人気運”を生まれもつことを象わします。

もし、そのほかの「星」たちに不可分がなければ、“首相”の芽がなくはありません。

しかし、そうはなっていないといえます。


2、5つのT矩(90・90・180)

2つめの特徴は、5つもあるT矩(Tスクエア=90・90・180)です。

T矩(90・90・180)自体は、一般に悪い(凶)ものではありません。

詳しいご説明は省いて、5つのT矩(90・90・180)をご紹介します。

まず、彼は4つの衝(オポジション=180度)をもちます。

ですが、大十字(グランド・クロス=90度×4)はありません。

ただし、大十字(90度×4)以上に注意が必要なT矩(90・90・180)たちになっています。

衝(180度)に対して、両サイドからT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成する箇所が、2つもあり、計4つのT矩(90・90・180)があります。

両サイドの軸となる星は、彼の場合、いずれも衝(180度)をとっていないのです。

なので、厳密には大十字(90度×4)ではなく“大十字崩れ”となります。

1)
「火星」と「海王星」の衝(180度)に、「金星」と「天王星」が両サイドから2つのT矩(90・90・180)を形成しています。

両星は衝(180度)ではありません。

2)
「ドラゴン・ヘッド」と「ドラゴン・テール」の衝(180度)に、「太陽」と「冥王星」が両サイドから軸となって2つのT矩(90・90・180)を形成しています。

こちらも両星は衝(180度)をとっていません。

3)
関連して、もう一つ単独の“重要”なT矩(90・90・180)があります。

「太陽」と「天王星」の衝(180度)に、「火星」が軸になって、5つめのT矩(90・90・180)を形成しています。

「水瓶宮生まれ」(太陽)の石破氏にとって、衝(180度)の「天王星」は共鳴星で、同時に「太陽」と「天王星」は交歓(ミューチュアル・リセプション)を形成しています。

これに「火星」がT矩(90・90・180)なのです。

「火星」は、“欺瞞”や“オタク”などを象わす「海王星」と前述のように衝(180度)を形成しており、ほかのT矩(90・90・180)を構成する星ともなっています。

火星自体が“行動”などを象わす星でもあることから、この火星はかなりの影響力を発揮しています。


一例をあげますと、“反抗心”が強く、ライバルなどに対して信念をもって“非難”しがちになります。

さらに、「太陽」や「火星」また「天王星」や「冥王星」など、重要な星がからんだ5つものT矩(90・90・180)は、高い「見識」や「人徳」(自制心)をもたないと、その一貫性のない言動によって、自ら“敵”をつくるアスペクト・パターンになりかねません。

面倒なので解説は控えますが、石破氏の「ソーラーチャート」は、全体的に“権力”を目指したり、高い“人気運”はありますが、自分でも気づかずに“ダブル・スタンダード”や“トリフル・スタンダード”をとってしまう要因が強いのです。

T矩(90・90・180)自体の問題ではありませんが、このような象意やアスペクト・パターンの場合、自己本意にふるまうと逆効果です。

正しい「軸」(人生観、世界観、宇宙観)を持たなければなりません。

でないと、状況によって“言”を左右する人物になります。

“野”にくだって活動するならともかく、否応なく“権力”を目指さざるをえない運勢をもつ以上、状況(利)によって安易に言動を変えると、“信頼”のおけない人物と思われてしまいます。

わかりやすくいえば、「目的のために手段を選ばない」言動をとることになりかねないのです。


ですが、石破氏の「ソーラーチャート」の場合、それをやったら確実に“権力”は獲れません。

TOPに立っても一時的なものになり、すぐに“地”に落とされてしまいます。

そのため、石破氏に必要なのは、自分が“損”をしても「信義」を貫くくらいの“愚鈍さ”(律儀さ)を持つことで、そのほうが持ち前の“人気運”によって成功する“逆説タイプ”の「ソーラーチャート」になっています。


あくまでも“部分解説”ですが、そういえます。









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