「以牙还牙 加倍奉環!」
2020.09.28
 
以牙还牙 加倍奉環!

ご存じ、昨日、2020年9月27日で今回のシリーズが終了した「半沢直樹」の名セリフです。

「やられたらやり返す、倍返しだ!」の中国版です。


主演が「堺雅人」(天秤宮、46歳)ということもあって、7年前の初回シリーズから珍しくドラマを見ていて思ったのは次のことです。

これは中国人好みのドラマになる。

一見、銀行員としての“正義”が描かれますが、それは今回シリーズでのお話。

初回シリーズは、“カゲの主人公”大和田常務こと「香川照之」(射手宮、54歳)に土下座をさせたことで一件落着し、次のテーマが必要になったからです。

初回シリーズの本来のテーマは「復讐」でした。

今回シリーズのテーマにも、根底には「柄本 明」(蠍宮、71歳)が演じる“進政党幹事長 箕部啓治”への「復讐」が隠れています。


ちなみに、真偽は定かではありませんが、“箕部幹事長”のモデルは、現立憲の「小沢一郎」(双子宮、78歳)だとか。

そういえば、“カネと権力”、“元幹事長”、また“辺野古基地移転”に関して、土地をあらかじめ購入していたという“ウワサ”などがよく似ています。


なぜ、ドラマ「半沢直樹」が、中国人に人気が出ると7年前に予測できたのかというと、中国は民族性を“蠍宮”とするからです。

民族性“蠍宮”は、ほかの12サイン(宮)に比べて、“うらみ”や“復讐心”が強いのが特徴です。

なので、初回シリーズを見ていくうちに、これは中国人の「メンタリティー」と共鳴(共感)する、中国でのヒットを予測していました。


もう一つ、強いてながら挙げておきます。

中国の現体制は“天秤宮”です。

これは、主人公を演じる堺雅人氏の「天秤宮生まれ」(太陽)とつうじる側面があるからです。

ちなみに、堺氏の「ホロスコープ」(出生天球図)には、YOD(ヨッド=60・150・150)が3つもあります。

YOD(60・150・150)は、ボカした表現で書きますと、“自分であって、自分ではないが、やはり自分である”といった象意をもちます。

これは、自分以外の役柄を演じる「役者」にはピッタリのアスペクト・パターンなのです。

競演した役者仲間からの評判では、堺雅人氏はNGを一度も出さなかったと言います。

その理由の一つは、3つものYOD(ヨッド)をもつことによって、“自分ではない”役柄に完全になりきれる側面が大きいからです。


それはともかく、ドラマ「半沢直樹」は、よくいえば、“勧善懲悪”ですが、“復讐”がテーマなので中国人は、“大好物”です。

まさに、強大な国家権力をバックに私腹を肥やし、半沢直樹ら東京中央銀行に圧力をかけてきた箕部幹事長への“勧善懲悪”を兼ねた“復讐”のドラマだからです。

冒頭の「以牙还牙 加倍奉環!」(やられたらやり返す、倍返しだ)は、中国でもブームになりました。

未確認情報ですが、中国政府はドラマ「半沢直樹」を中国人民が見るのを恐れているとか。

なんとなく首肯できるお話です。

なぜなら、習近平をはじめとした中国共産党の“支配層”は、まさに箕部幹事長と同じことをやって“私腹”を肥やし、“人民”をいじめているからです。

もっとも、それは古来支那からの“慣習”で、人民は慣れっこなので、“面従腹背”が上手でカンタンにはホンネを口にしません。


さらに、“にくい”「キャスティング」がありました。

“顔芸”がじょうずな歌舞伎役者をメインどころに配したのは周知のとおりです。

それがドラマチックでわかりやすくはありました。

ですが、ここでいっているのは、そうではなく、箕部幹事長の子飼いの元キャスターを役どころにした新鋭の“国土交通大臣 白井亜希子”を演じた「江口のりこ」(牡牛宮、40歳)氏と、“箕部幹事長役”の「柄本 明」(蠍宮、71歳)氏との関係です。

江口氏は、実生活でも柄本氏が主宰する「劇団東京乾電池」に所属しています。

つまり、ドラマ「半沢直樹」の役柄でも、実生活の演劇でも、2人は「師弟関係」なのです。

その江口氏が演じる“白井国交大臣”は、“箕部幹事長”の前では借りてきた猫状態で描かれ、リアリティ-がありました。

この状態を、そのまま「中国人民」の姿に重ねると、最後の見せ場で、“白井国交大臣”が半沢直樹らとともに“箕部幹事長”に反旗をひるがえし追求する側にまわったことが大きいのです。

そんな、“大どんでん返し”に、劇中のお話にもかかわらず、“スカッ”とした視聴者も多かったようです。

それは「中国人民」も同様でしょう。

ですが、一党独裁の「中共指導部」からすると、“箕部幹事長”を自分たち指導層になぞらえて、“半沢直樹”や“白井国交大臣”らに「中国人民」が共感してしまうと、“スカッ”とすることが、ガス抜きになればいいのですが、逆に現実の出来事の方向に動いてしまうと困るからです。


お話はまったく変わります。

菅義偉新首相(射手宮、71歳)は、「ホロスコープ」(出生天球図)を拝見すると、“寸鉄人を刺す”、また“裏切られたら許さない”といった「蠍宮」の“性質”を案外と強くもっています。

一見、“甘党”だったり、“温厚”そうな「令和おじさん」と呼ばれますが、それだけではありません。

「射手宮生まれ」(太陽)なので、“寛容”(気にしない)側面はもちますが、裏切られたり、自身を攻撃してくる“敵”に対しては、容赦しない「蠍宮」の一面をもつのです。

菅新首相の「やられたらやりかえす 倍返しだ!」が、どこまで表層化するかはともかく、起こりえないとはいえないわけです。

つまり、見た目だけで菅新首相を判断すると、実は“恐い”一面をもちますので、ご参考に知っておかれるのもよいでしょう。


ちなみに、今回シリーズの最終回の平均視聴率は「32.7%」で、7年前の2013年の初回シリーズの最終回の平均視聴率は、なんと「42.2%」でした。










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