“トランプ革命”とユダヤ財閥
2020.12.24
 
今回は、「アメリカ大統領選挙」にかんする“わき道”です。

約3,700年ほど前、中近東(メソポタミア地方)のカルデアのウルに「アブラハム」(改名前:アブラム)という人物がいました。

ちなみに、「カルデア」というのは、星を観測し、“占星学”の基礎を築いたカルデア人のことです。

彼らは、東の地平線上に昇る星を長年観測して、“時”(季節のはじまり、のちの春分)を定め、“時の見張り人”と呼ばれたために、「カレンダー」の語源ともなったといわれています。


それはともかく、年老いた「アブラハム」に「イシュマエル」と「イサク」が生まれました。

前者は“イスラム教”となり、後者は“ユダヤ教”となります。

後年、後者のユダヤ教から“キリスト教”が誕生しています。

そういうことがありまして、「アブラハム」は、ユダヤ教からも、イスラム教からも、ときにキリスト教からも、“信仰の祖”と呼ばれる歴史上の重要人物です。

さて、アブラハムの子がイサクで、イサクの子が「ヤコブ」です。

『旧約聖書』によると、「ヤコブ」は天使との戦いに勝利して「イスラエル」(勝利者)と呼ばれることになります。

このヤコブと4人の妻たちレアやラケルから生まれた12人の子供たちが、「イスラエル12支族」の始祖となります。

ここで注意しておきたいのは、かれら「古代イスラエル」と「ユダヤ教」また現在の「イスラエル国家」は、必ずしもイコールではないことです。

なので一般に、“日ユ同祖論”というとき、この“ユ”は「ユダヤ教」や現在の「イスラエル」ではなく、むしろ「古代イスラエル」で、ときに、“失われた10支族”だったりしますので同祖論などと呼ぶのは間違いです。

両者は古い遺伝子DとEをもちますので、“共通”する部分はあるのですが、ヤコブが「イスラエル」と名乗ることになった約1,800年も前から日本には、“縄文文化”が存在していたからです。


それはそれとして、少し面倒なご説明になります。

「イスラエル12支族」というのは、ヤコブの12人の子供たちにはじまるのですが、実際には13支族ともいえます。

祭司をつとめた「レビ族」を除いて、11支族になるのですが、古代エジプトで“首相”にまで出世した末っ子の「ヨセフ」の子供たちが「マナセ族」と「エフライム族」の2支族にわかれたことから、これをふくめて「イスラエル12支族」になります。

いずれにしても「12支族」による「古代イスラエル王国」は、ダビデ王とソロモン王の時代に最盛期をむかえます。

ですが、その直後、今から2,900年ほど前に2つの国に分裂してしまいます。

信仰に篤かった「ユダ族」と「ベニヤミン族」は、「南ユダ王国」をつくります。
これには、代々祭司の家系の「レビ族」が含まれます。

残りの「10支族」は異教の神を崇拝することも多い多神教で、「北イスラエル王国」をつくります。

これが俗にいう“失われた10支族”です。


「ユダヤ教」というのは、前者の信仰に篤かった「ユダ族」がもとになっており、ほかの支族は“兄弟族”であっても、必ずしも『旧約聖書』の創造神(The GOD)を信仰した“ユダヤ教徒”というわけではありません。

ちなみに、イスラエル“本流”ともいえる「ユダ族」から「ダビデ王」やその子「ソロモン王」が出ています。

そして、今から約2,000年ほど前にその子孫として「イエス」が誕生し、彼は「イエス・キリスト」(救世主イエス)と呼ばれ、キリスト教の教祖となったはご存じのとおりです。

ここまでは、ご理解いただけますでしょうか。


ここからが“本題”です。

中近東に生じた黄色人種の「ユダヤ教」(イエスも黄色人種でアジア人)に、1,200年ほど前に、白人種のハザール王国の大半が“改宗”して加わります。

ハザール王国というのは、黒海からカスピ海の間をはじめ北部をモスクワ近くまで版図とした国家です。

そのハザール人が自分たちを守るために便宜上、ユダヤ教に国策として改宗し、“白系ユダヤ”(ニセユダヤ人)と呼ばれる「アシュケナージ系ユダヤ人」になります。

彼らは、ヤコブ(イスラエル)はもちろんユダ族との血のつながりはないものの、ユダヤ教を信奉するゆえに“ユダヤ人”と呼ばれ、現在の“ユダヤ教徒”の大半(90%)を占めるまでになります。

今日のアメリカの「ロスチャイルド」や「ロックフェラー」などユダヤ財閥は、このアシュケナージ系ユダヤ人なのです。

いずれも“グローバリスト”であり、俗にいう“ディープ・ステート”の一派といっても間違いではありません。

とはいえ、世界に分散したユダヤ教徒を集めて、現在の「イスラエル国家」を築いた「シオニズム運動」を促進したのは、イギリスとも関係がある、今日のアメリカの「ロスチャイルド財閥」です。

同じ“グローバリズム”とはいえ、単純にいえば、どちらかというと“トランプ”側になります。

実際は、もう少し複雑です。

いずれにしても、“ユダヤ教”に改宗した白系ユダヤ人のうち、「ロックフェラー」がバックとなって、“悪の帝国”「中共」と組んだ、「オバマ元大統領」や「ヒラリー元国務長官」また「ペロシ下院議長」や「ハリス副大統領候補」らが今般の「アメリカ大統領選挙」の不正を首謀したといえます。


さて、ユダヤ教から誕生した「イエス・キリスト」の弟子たちは、迫害に負けず、強大なローマ帝国を屈服させて、伝統的な「カトリック」(旧教)と呼ばれる一大勢力を築きます。

カトリックの亜流ともいえるのが、イギリスの「英国国教会」(アングリカン)ですが、いずれもピラミッド型支配体制で、これに反発して「信仰の自由」を求めて起きたのが、「プロテスタント」(新教)です。

プロテスタントのなかで、とくに「清教徒」(ピューリタン)と呼ばれる人々は、「宝瓶宮時代」の影響圏がはじまろうとする1620年、メイフラワー号に乗って大西洋をわたり、新大陸「アメリカ」を目指して自由な信仰の国をつくろうとします。

彼らが、今日のアメリカの原点となった「ピルグリム・ファーザーズ」です。

後に、1781年の「天王星」の発見に重なる1775~1783年のイギリスとの「独立戦争」に勝利して、1783年のパリ条約でイギリスの承認をえて「アメリカ建国」(独立)を果たします。

その後、アメリカン・ドリームをもとめて多くの移民が国民となりましたが、もともとは「WASP」(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント:ピューリタンとも)による「ゴッド・ブレス・アメリカ」(神が祝福した国アメリカ)の誕生です。

そういうこともありまして、かつては「WASP」でなければ「アメリカ大統領」にはなれませんでした。

ですが、ケネディーは、20世紀生まれの最初の大統領であり、カトリック教徒で初めて「アメリカ大統領」になった人物です。

中共や民主党は、“ポリティカル・コレクトネス”などという表層的な“麗言”によって、「WASP」を排除し、“アメリカ建国の精神”を骨抜きにして、アメリカの弱体化をたくらんできました。


結局、世界支配をたくらむユダヤ系「経済資本」と中国共産党「一党独裁」がタッグを組んで、個人や信仰の自由による「アメリカ建国精神」をつぶそうとしている戦いが、今般の“アメリカ大統領戦”です。

「自由」は、失ってはじめてその価値に気づくものです。

そのため、「独立戦争」がそうであったように、「アメリカ建国精神」(憲法)のもとに“命”をかけた戦いをしているのが「トランプ陣営」です。

彼らの言葉を借りれば、それは俗にいう“ディープ・ステート”やアメリカ史上最低の大統領“オバマ”が密かに仕込んだ「ワシントンの沼にひそむ“ワニ”」を一掃するための戦いでもあります。


なぜなら、宝瓶宮占星学による“時代の流れ”をリーディングした「星のディレクション」(宇宙的運勢変化)から申し上げますと、来年2021年1月下旬に、21世紀の最重要ディレクションである「精神意識の変革(覚醒)」のディレクションの影響圏に、いよいよ入っていくためです。

正式には、トランプの第2期政権が終わる2024年~2025年にはじまります。

これは、来年1月からの影響圏をふくめて、2043年頃まで約23年間も続く人類史上の根幹となるメインのディレクションです。

今般の「アメリカ大統領戦」はその準備段階であり、“予行練習”ともいえるものです。

これ以降、人類は“新たな精神意識”に目覚めていかないと、“自由民主主義体制”を超える「宝瓶宮時代」の新しい友愛社会体制を出発できないのです。

それゆえ、歴史上、必然的に人類が試され、生じざるをえない昨今の出来事になっています。




※画像は、毎年恒例の博多駅前クリスマス・イルミネーション(ツリー部分)








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