「星のディレクション」
2021.01.27
 
アメリカ大統領選挙と「星のディレクション」についてです。

「星のディレクション」というのは、「数理法則」に絡んで厳密なご説明はめんどうなので、簡潔に“運勢変化”と注釈することにしています。

もう少し踏み込んで、“宇宙的な波動変化”と書くこともあります。

一般にというか、古代ギリシャに発祥した「古典占星学」で「ディレクション」というとき、それは単に星の“順行”を意味します。

ちなみに、“逆行”は「レトログラデーション」ですね。

略して「R」と表記されることは、占星学を学んだかたならご存じのとおりです。

さらに付加しておきますと、順行から逆行に転じるとき、また逆行から順行に戻るときは、一時的に星が止まったようにみえますので「ステーション」と呼ばれます。

記号では「S」ですね。

余談はともかく、宝瓶宮占星学で重視しているのは、そういったダイナミックな星の動きによる“運勢変化”すなわち宇宙波動の変化です。

静止した星を記した「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)だけでなく、日々刻々と変化していく「星のトランシット」(運行)による個人の“運勢変化”や世の中の“動き”(時代の流れ)をみるときに「星のディレクション」のリーディングは絶対的に欠かせません。

そのような“運勢変化”(宇宙波動の変化)を、宝瓶宮占星学では「星のディレクション」と呼んで、「トランシット・ホロスコープ」(未来天球図)からリーディングいたします。


「トランシット・ホロスコープ」による“未来予測”自体は、以前からあります。

ですが、そこに「数理法則」による宇宙的な新たな解釈「数理法則」を付加してリーディングしたのが、「宝瓶宮占星学」による「星のディレクション」です。

一見、三重円の「ホロスコープ」による“未来予測”と同じではと思われるかたがいらっしゃるかもしれませんが、古典占星学や西洋占星術のホロスコープに「星のディレクション」という概念はないのです。


こまかなお話はともかく、「星のディレクション」には“種類”があります。

「数理法則」(基本三数)から単純にいえば次の3つです。


【1数の星のディレクション】“未来”の「方向性」(ディレクション)のみ定まっているもの。

【2数の星のディレクション】その時点で「決定」されるもの。

【3数の星のディレクション】“結果”は定まっているものの「プロセス」が必要で人間の自由な意志や行ないに委ねられているもの。


一例として、過去にご紹介いたしました「アメリカ大統領選挙」のホロスコープからみてみましょう。


以下は、昨年2020年11月3日に「アメリカ大統領選挙」が行なわれる10日ほど前に宝瓶宮占星学サイトにアップした「米大統領選挙2020を読む」の記事からです。

もう一つは、今年2021年1月20日の「アメリカ大統領就任式」の50時間ほど前に当ブログにアップした「1.20 リアル百万倍返し!」に書いた「星のディレクション」です。


●「アメリカ大統領選挙2020を読む」

1、
当該記事に書いた“選挙不正”は、その時点で「決定」された「星のディレクション」です。

2、
不正選挙による“バイデン当選”は、「最終結果」ではないので、無視した「星のディレクション」です。

3、
一方、「トランプの大逆転勝利」は、“結果”として定まっているものの、そこにいたる「プロセス」は人間次第となる「星のディレクション」です。


結果的に、本日1月27日現在、マスコミ報道はともかく、実際的には“トランプの勝利”が確定しています。

ただし、その「星のディレクション」(宇宙波動変化)に“激しく抵抗”する人々がいて、一般社会的にはまだ「プロセス」が必要になっています。

そのため、詳細は存じ上げませんが、実際にはすでにトランプが新大統領に“就任”していて、戦略上、今は隠されているか、もう少し「プロセス」(時間)が必要ということでしょう。

いずれにしても、「星のディレクション」(宇宙波動)に“抵抗”したり著しく“反する”ことになる行動は、遠くない時期に「運勢」を失うことになりかねません。

個々人には、いろんな自由な意志がありますので、“抵抗”や“反抗”が起きることは充分にあります。

ですが、リーディングが間違えていなければ、「星のディレクション」(宇宙意志波動)は、宇宙この世界の“時の流れ”の方向性を意味し、そこには「天運」がともないます。

これに反する行動は、ときに“反面教師”として必要なケースもありますので全面否定はいたしませんが、“時の流れ”に逆らう行為なのは事実なので、「天運」から離れ、次第に“運勢を失う”ということが起こりえます。


●「1.20 リアル百万倍返し!」

4、
本年2021年1月20日の「大統領就任式」の「星のディレクション」(リーディング)に移ります。

そこに書いたバイデンの就任式には「リアリティー」がなく、“フェイク”だという「星のディレクション」は、その時点で「決定」されたものです。

5、
一方で、“大統領の就任”という「星のディレクション」は確かにありました。

ただし、バイデンの「就任式」でない以上、それはバイデンにおいては「“終”任式」であり、「バイデン大統領(仮)」といった「星のディレクション」を意味することは、ご納得いただけるのではないでしょうか。

そういった不思議な「ホラリー・ホロスコープ」だったのです。

ですが、上述しましたように「大統領の就任」はたしかにリーディングできました。

なので、この「大統領就任」の「星のディレクション」は、その場で“実現”されるものとはかぎらず、“結果”は定まっているものの「プロセス」が必要な、人間次第となる「星のディレクション」になります。

「アメリカ大統領選挙」における「就任式」のリーディングなので、バイデンでなければ、「トランプ」しかいません。

なので、実際の就任には、相応の「時間」(プロセス)が必要な「星のディレクション」になっているということです。

6、
もう一つ、あります。

その「星のディレクション」は、次のように書いておいたものです。

「“ビジョン”は示されるものの“実現”は必ずしも当日とはかぎらず、先送りになるかもしれないとリーディングできるのです」

これは、「火星&天王星」の合(コンジャンクション=0度)にかかわるリーディングです。

なので、“軍事行動”や“軍事改革”に関する可能性が高いものです。

事実、就任式の当日、“大きな(軍事的な)出来事”は起こりませんでした。

つまり、就任式の時点では“ビジョン”に終わり“先送り”になるという「プロセス」(時間)が必要になる「星のディレクション」の一例なのです。

ただ。当日は「星のディレクション」どおり“実現”はされなかったのですが、当該「星の配置」が“消失”したわけではありません。

つまり、就任式当日の「12時前後」は、たまたま“ビジョン”のみに終わることが示唆されていたということです。

それゆえ「時間」の経過とともに、その後、人知れずとも漸次、“実現”に向かっていく「プロセス」を必要とする「星のディレクション」になります。

たぶん、もうしばらく(星の動きからは2月2日前後まで)は継続するのではないでしょうか。


そんなこんなで、上記2点の「アメリカ大統領選挙」における「ホラリー・ホロスコープ」からリーディングできた「星のディレクション」を一例にとりあげました。

どこまでご賛同いただけるのでしょうか。

こういった記事は、リーディング内容が突飛であるほど「そんなバカな」と思われますし、仮に的を射ていたとしても当該“イベント”が過ぎれば、「当たり前のことを書いてる」と想われかねません。


まあ、どちらでもいいのですが、トランプの「大統領の就任」は時間の問題で、あるいはすでに密かに“就任”しているか、現実化には相応の「時間」(プロセス)は必要なのでしょう。

要は、そんな「3数の星のディレクション」になっている側面があるということです。


今般の「アメリカ大統領選挙」の「ホロスコープ」もそうですし「就任式」の「ホロスコープ」も、“両側面”の可能性がある“複雑”(不思議)なものでした。

それでも、「星のディレクション」の“整合性”は、「トランプ大統領」を象わしていたということです。















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