「負の戦争」の時代
2022.01.21
 
「負の戦争」の時代
― 冥王星からみた過去と現状 ―


◆「現在は“第2次世界大戦”と正反対のとき」



かつて「世界覇権」を争った第2次世界大戦がありました。

その開戦から80余年が経った現在、「負の世界大戦」が起きています。

「冥王星」のデレクションから、それがハッキリとわかります。

すでに影響圏入りした深層の「精神意識の変革のデレクション」からもそういえます。

もはや人類は「見えない世界」を見直す時代を迎えています。



≪負の第2次世界大戦≫

重要な内容なので、現在の国内外の情勢や見方を、切り口を変えて述べてみたいと存じます。

わかりにくいのを承知で書きます。

現在は“負の第2次世界大戦”の最中です。

実際的な戦争は起きませんが「負の戦争」が生じるためです。


「負の戦争ってなんのこっちゃ」ってことですよね?


いろんな解釈や見方があります。

限定してしまうと、解釈や対応の幅がせばまりますので、各自の立場や状況またお考えに応じて、それぞれに策定していいんです。

そのような「共鳴関係論」を歴史パラダイムとした時代が、実際にはじまっているためです。

つまり、“AかBか”や“善か悪か”はたまた単純に“〇(正解)か×(不正解)か”ではなく、10人いれば10の答えがあってもいいし、千人いれば千の答えがあってもおかしくない時代を迎えつつあるのです。



≪獅子宮と対宮の「水瓶宮」≫

ただ「根本の理由」をご説明しておかないと、解釈にズレが生じすぎても困ります。

ハッキリと書きましょう。

「冥王星」のデレクション(運勢変化、時代変化)からみて、第2次世界大戦の当時と、現在の国内外の情勢は、ある意味「正反対」です。


もう少し具体性をもって申し上げます。

かつて「獅子宮」を1939年から正式にトランシット(運行)しはじめた「冥王星」の時代と、獅子宮の正反対のサイン(宮)「水瓶宮」を今後、正式にトランシットしていく現代の違いです。

なぜなら、占星学また「ホロスコープ」で正反対に位置するサイン(宮)は、原則的に正反対の象意をもつためです。

そのため、両サイン(宮)をトランシットしていくときの「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)は、「正反対」の内実になっています。

とくに「冥王星」の場合、人類社会の世俗と宇宙的な霊性といった「両極端」の象意をもつのでそうなります。

また、歴史的な象意力も大きいので、獅子宮と水瓶宮をトランシットしたさいの時代変化は、確実に正反対になるのです。

「冥王星」は、第1次世界大戦が終わった直後といえる1930年に発見されました。

当時はまだ“支配/被支配”などの「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)でした。

ということもあって、獅子宮をトランシットしたさいに、「世界覇権のデレクション」を投げかけていったのです。

当時は、獅子宮ゆえにそうなるのです。



≪「負の戦争」は複数ある≫

現在、「冥王星」は昨年2021年12月直前に山羊宮25度を通過して、「水瓶宮」の影響圏をトランシットしはじめました。

獅子宮の正反対の対宮が「水瓶宮」です。

そのため、上述の「世俗」と「霊性」といった両極端の象意をもつ「冥王星」の“世界覇権”を象わす社会的なデレクションは発動しにくくなっています。

具体的に申し上げますと、国家間の覇権をめぐる戦争、とくに世界大戦は起こりにくくなった時代です。

その代わり、見えざる世界(分野)での「負の戦争」が起きても、おかしくない現代また今後になっています。


「そういう意味で“負の戦争”。ああ、なるほどね」


と、ピンときたかた。

それも正解です。

ほかにもピンときたかたは多いと存じます。

「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする時代なので十人十色、百人百様、千姿万態なのです。

どちらが正しいとか正しくないとかではなく、いろんな「負の戦争」が起きているし、今後ともあるのです。



≪固定観念と柔軟発想≫

これまでの社会通念とは異なり、新しい概念にもとづく「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)です。

賢く柔軟発想でとらえて宝瓶宮時代を生き抜きましょう。

多様に異なる知恵と、力を合わせて「負の戦争」に対処していくのです。

内実は異なりますが、人類はそうやって新しい時代を築き、歴史を発展させてきたのです。

とくに宝瓶宮時代は「友愛精神」(和、絆、民度)また「人類愛」が重要になります。

新しい概念の「友愛精神」なので、お一人ひとりの力が必要になります。

過去の双魚宮時代の常識や概念、また固定観念では計れない異次元ともいえる時代に向かっています。

なので、心や頭を柔軟発想に切り替えてとらえ直してみましょう。


文章の流れから必要なので、ここでメッセージしておきます。

単発のメール講座「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)は期間限定で配信中です(2022.01.20現在)。

上述のアドバイスが多々、盛り込まれています。

ご好評であれば、3月10日に「魚宮」に入宮する「水星」がもたらす“希望のメッセージ”を考慮中です。

昨今の「双魚宮時代のリバイバル」にとどまらず「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションにも触れてまいります。



≪具体例としては何?≫

結局のところ、「負の戦争」をどのようにとらえるのかは、自分次第はもちろん、人それぞれにあっていいのです。

個性や使命またお立場に応じてご自由なのですが、「負の戦争」が起きている、また起きていくといった、新しい視点をもたれるとことは重要です。


常識的な一例を分かりにくいというかたのために、挙げてみましょう。

たとえば、政治的に「負の戦争」といった場合、情報戦だったり、諜報(スパイ)戦、またプロパガンダのような宣伝戦などが挙げられます。

あくまでも一例です。

次に技術的には、いわゆるサイバー戦争もそうですが、5Gをはじめとした通信網戦以外にも、IT関係は見えにくい世界だけに、たくさんの「負の戦争」があります。

社会的には「新型コロナ」の問題はだれもが思い浮かべたでしょう。

ですが、ほかの分野もありえますので1つにとらわれすぎないで、意識を広げておきましょう。

さらに重要なことを書いておきます。

それは、上述も個々にそうですが、各自における内面の心性面がポイントです。

すなわち、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)を、新しい時代に呼応できるように自分自身で次元上昇させていく、ご自身でしか成しえない(霊性的な)「心理戦争」です。

いちばんの「負の戦争」です。

いずれにも限定しないでおきましょう。

結局は、個々人の「深層の精神意識」の在りかたに集約されるためです。

「冥王星」の水瓶宮トランシットがもたらす深層の「精神意識の変革のデレクション」のメインテーマは、歴史の曲がり角に立つ「個人デレクション」だからです。

そのためのポイントは、広く意識されて、情報アンテナの感度を高めておき、漸次、認識を深められていくとよいのです。









宇宙森羅の最小象徴数
2022.01.21
 
ホロスコープ随感:その9 宇宙森羅の最小象徴数
―新しい「基礎理論」の重要性―


◆「宇宙波動、天地の実体、希望のメッセージ」



先回、ホロスコープには、秘密の“道路標識”があることをお伝えいたしました。

初耳のかたが多いと存じます。

宝瓶宮時代の新しい「基礎理論」によって明かされた事柄なので当然です。

新しい「基礎理論」は、奥義講座でもお伝えしている“マスター・キー”となっています。



≪「根本命題」の答え≫

誤解を承知で、ハッキリと書きます.

占いとなった現代占星術のホロスコープというとき、それはいくぶんミステリアスな様相をふくみます。

現代占星術の発祥自体が、知る人ぞ知る神秘的(オカルトチック)な19世紀の神智学協会なので、それもやむをえません。

当時の神智学協会は、海王星の発見直後の世界的な心霊主義(神秘主義、スピリチュアリズム)がブームとなっている社会風潮のなかにあって、霊媒師マダム・ブラヴァツキーらによって設立された“新興宗教団体”だからです。

その占星術ロッジ(支部)において、現代占星術は過去の理論を捨てて「占い」として誕生しました。

そういったことがありまして、ホロスコープの根本命題「なぜ、空の星から地上のことが分かるのか?」という古くからの疑問に、現代占星術は答えられないでいます。

その理由として以前、「引力」が関係しているという珍説を読んだことがあります。

双魚宮時代らしいお答えで、「ニュートン力学」にもとづいた考え方だからです。

そうではなく、最先端の物理科学「量子力学」(量子論)からご説明したほうが正解に近きます。

「量子力学」(量子論)の現場では、1つの量子が同時に2つの穴を通り抜けたり、2つの量子間に瞬時に時空を超えて作用が働く「量子もつれ」など、「ニュートン力学」では説明がつかない不思議な共鳴現象が確認されています。




≪根本の解釈が異なる≫

「共鳴関係」につきましては、「奥義講座」の「実際編J-占星要素の共鳴関係」で述べています。

要は、「宇宙」とその一員である「人間」(人類)の「波動共鳴」なのです。

そういったことがありまして、次元上昇した宝瓶宮時代の「ホロスコープ解釈」は、「現実的」(実際的)に宇宙この世界の共鳴関係をリーディングしますのて、実学を標榜(ひょうぼう)できるのです。

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」といったミステリアスで神秘的(オカルトチック)な占断や解釈とは、根本が異なっています。

見た目、同じ「ホロスコープ」をもちいていますが、根本の解釈の次元が違うのです。

ご参考に、実際的な差異であれば、12サイン(宮)や12ハウス(室)だけでなく、12アスペクトや12プラネットをもちいていることが違います。

なぜ「12」なのかといえば、12数は「宇宙森羅の最小象徴数」になっているからです。

ホロスコープの基礎理論となっている「数理法則」の12数のことです。

現代占星術は5つのメジャーアスペクトと、それぞれのマイナーアスペクトをもちいます。

星は、メインプラネット(十大惑星)がベースで、それぞれに小惑星を個別にもちいるのは、ご存じのかたも多いでしょう。




≪ホロスコープの違い≫

皆さまは、どちらのホロスコープの解釈を選ばれますか。

事実にどこまで即しているのか分からないミステリアスな「ホロスコープ」ですか、それとも事実に即した「ホロスコープ」ですか。

どちらでもいいのです。

好みや相性は人それぞれですし、選択の自由も自己責任で保障されています。

ただ、次元上昇した宝瓶宮時代の「共鳴リーディング」が可能なのは後者です。

もっとも「ホロスコープ」自体は、地上の占星地(出生地など)からみて宇宙太陽系の星の配置を忠実に写しとったという点で同じなので、違いがありません。

占星要素の扱いが若干、異なるとはいえ、外見上は同じで問題は「理論」による解釈かそうでないかの大きな違いです。

一見、同一食材による料理なのですが、味付けが大きく異なっているようなものです。

おいしいかおいしくないかは、個々人の好みや味覚の問題があるので別として、どちらが実際的で生活や人生の役に立つかは、ハッキリしています。



≪新しい「基礎理論」≫

占星術なので、理論がないのは当然と思っていませんか。

それは、わずか170年ほど前の海王星の発見によって、それまでの理論を捨てて「占い」に変容して誕生したのが現代占星術だからです。

なので2,000年以上前の古典占星学にせよ、近代の古典占星術にせよ、ちゃんと理論が「古代ギリシャの世界観」にもとづいてありました。

ただし、近代科学の発展によって疑似科学(迷信)とされ、通用しなくなっていたのです。

現代に通用しなくなった古代ギリシャ時代の「理論」を、19世紀後半に捨てて成立していったのが現代占星術であるために、現実世界にもとづく根っこがないのは仕方ありません。

一方、「宝瓶宮時代の新しい宇宙観」にもとづいて、宇宙の根本の根っこにつながったのが後者の新しいホロスコープ解釈です。

根っこがあるのと、ないのとでは大きな違いが生じます。

植物も、根っこがあればどんどんと生長して、自分自身で花を咲かせることができますが、どんなに美しい切り花でも、根っこがないために、いつかは枯れていくのと同じ道理です。

ここでいう「理論」というのは、宇宙の法則にもとづいた根本の基礎理論「ホロスコープ理論」のことです。

なぜなら、太陽系も、その星を地から見て写しとったホロスコープも、また人間や地球も、同じ宇宙の一員だからです。

具体的には宇宙この世界は「基本三数」によって成り立っており、それが展開された「数理法則」の12数が「宇宙森羅の最小象徴数」になっています。




≪お好きにどうぞ≫

繰り返しますが、どちらのホロスコープ解釈を信用されるなり、好まれてお使いになられようといいんですよ。

個々人の自由です。

ただ、ここで申し上げたいのは、重要なポイントですが、宇宙法則にもとづいた新しい「ホロスコープ解釈」には、当然、宇宙に起因した「波動」や「実体」(現実)や「メッセージ」が込められているという点です。

宇宙この世界をつらぬく根本法則によるホロスコープの解釈また構成やリーディングなので、宇宙波動や、天地の実体、また希望のメッセージとなっているのです。

それが可能という意味です。

それ以上でも、それ以下でもなく、「共鳴関係論」による実際的なホロスコープ・リーディングが可能です。

上述の根本命題から申し上げますと、ホロスコープのご理解は「波動」がベースになります。

次に、天体(惑星)の配置によって地上の個人や人類といった「実体」をリーディングします。

そこに調和的な宇宙の希望の「メッセージ」が秘められているのです。









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