クオリアル生活-深層心理編
2022.03.30
 
クオリアル生活-深層心理編
― 信仰生活から友愛生活へ ―



◆「深層の意識波動と宇宙波動との共鳴関係」



ここでいう「クオリアル生活」は、宝瓶宮時代を視野に入れた「試論」です。

これまでの双魚宮時代の「生活」と、「クオリアル生活」とはどこが異なるのでしょうか。

双魚宮時代の特徴を代表的にいえば、“祈りの生活”や“信仰生活”でした。

といっても現代人、とくに若いかたにはピンとこないと思います。



≪双魚宮時代の信仰生活≫

約2,000年前、具体的には「仏陀」生誕の約400年後、そして「イエス」生誕の約170年ほど前に、双魚宮時代そうぎょきゅう じだい)は正式にはじまりました。

それ以降、中世まで人類史をけん引してきた西欧の日常は“信仰生活”といってもいいものでした。

かつて西欧の中心だったローマ帝国において313年「ミラノ勅令」によって、キリスト教が国教と定められたからです。

それ以来、西欧社会はローマン・カトリックの支配下にありました。

ローマ皇帝といえども、神やイエスを否定できずぬかづくしかなかったのです。

事実、17世紀初頭になって、近代科学をひらいたガリレオ・ガリレイ(1564-1642)は、キリスト教の教えに反して「地球が太陽の周りを回っている」(地動説)を主張し、翻意しなかったために宗教裁判(異端審問)にかけられて、終身刑を言い渡されました。

しかし、宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)が正式にはじまる6年前の1983年、当時のローマ法王ヨハネ・パウロ二世は、ガリレオに対する1633年の第2回異端審問の誤りを認め謝罪しました。

ガリレオの破門を解いて、彼の科学的功績をたたえるミサを2009年に行なっています。

近代科学による合理思考はガリレオ以降、急速に発達しました。

1630年頃から宝瓶宮時代の影響圏に入ったことも、その理由の一つです。

それでも宗教支配から人々が脱して信教の自由をはじめ自由の権利を着実に得るには、数々の市民革命を経つつ、定着には20世紀まで待たなければなりませんでした。



≪宗教の時代の終わり≫

現代では宗教支配の面影はありません。

今から33年前の1989年に宇宙波動が変わり、宝瓶宮時代が正式にはじまったからです。

有名なオウム真理教(現在は解散)による地下鉄サリン事件(1995)や、その前後、多くの洗脳事件が社会を騒がせたのも、宗教の時代ではなくなったからです。

もっとも、現在は「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション中です。

そのため“善/悪”や“支配/被支配”といった双魚宮時代の歴史パラダイム「対立二元論」が一時的にぶり返しています。

といったことがありまして、今はまだ宝瓶宮時代というよりは、その過渡期にあります。

ですが、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションは、もはや長くはありません。

当該デレクションを本質的にみれば、双魚宮時代の霊性を“再認識”していくことにあります。

そのご認識を前提に、「海王星」は来年2023年3月から「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションを投げかけはじめます。



≪意識波動の芽吹き≫

宝瓶宮時代は、1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって正式にはじまりました。

人知れず“宇宙波動”が変化したのです。

以降、人々の深層の精神意識に宝瓶宮時代の「意識波動」が、われ知らずとも芽吹きはじめました。

どこまでご自覚されておられるかは人それぞれなのですが、日本人の言動をみればまぎれもない事実です。

“民族性”を「魚宮」とし、古来より大自然を崇拝する「日本的霊性」をもち、“国体”を水瓶宮とする日本および日本人に顕著にはたらくディレクションが、当該「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションの本質だからです。

ちなみに、深層の「精神意識の変革のデレクション」も、日本および日本人に最も強くうながすものになっています。

日本人の「精神意識」が高く、最先端だからです。

それが、どのような「意識波動」によるものなのかというと、宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」や「友愛精神」(和、絆、民度:人類愛)に基づきます。

このような宇宙波動は、時代的な恵沢なので多くの場合、無意識に受けます。

人によっては意識を奪われて発揮できなかったり、いずれ消えていくこともあります。

そのため、ご自分で意識されつつ定立していくことが必要です。



≪宇宙波動との共鳴≫

今回の「クオリアル生活」は、そのような見えない意識波動がテーマです。

内面性をクオリアルに保つのは自分自身しかできません。

ブランド品のように金銭や他人の製作に依存して、「よろしく」とはいかないのです。

肉体をもって「オギャーッ!」と生まれたときから、古い言葉でいえば人は“霊性”をともないます。

見ることも、自覚することも、難しい深層の精神意識ですが、人生経験によるさまざまな感情や言動などとともに、いずれにも育っていくのが深層の精神意識こと“霊性”や“深層心理”です。

それらが宝瓶宮時代の宇宙波動と共鳴するほど、時代の流れとともにある運勢すなわち「天運」を受けていくようになります。

「天運」というのは、時代の流れとともにあるからです。



≪自分自身の課題≫

かといって焦る必要はありません。

今後の「クオリアル生活」のポイントの一つをご紹介しているのです。

宇宙波動との共鳴は、自分自身が意識して行動していくしかありません。

ご自身の“想い”を探りながら、「イヤだな、気持ち良くないな」と感じることは、ご自身のレベルに照らしてご判断されつつ、極力避けるほうがよいといえます。

なんとなくでも、ご自分の心が「喜んでいる」と思えたり、「嬉しい」と感じたりしているといったようなことがあれば、ご自身のレベルや周囲の状況を吟味されつつ、行なわれてみてはいかがでしょうか。

そういった日常の些細なことのなかに、案外と深層の精神意識を育てる「クオリアル生活」の一端があったりします。

それはともかく「クオリアル生活」は、意識波動のみならず、現実の社会生活をふくみます。

両立させることによって成り立ちます。

宇宙波動と共鳴して、自らの意志で人生をエンジョイしていく日常の生活だからです。

双魚宮時代のように、誰かから「〇〇しなければならない」といった強制や社会通念ではなく、自分自身が課題としていくのが「クオリアル生活」です。









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