歴史の大河へ転換の始まり
2022.10.08
[冥王星&カロン] ― 順行へ戻る“ラスボス”冥王星 ―



“支配/被支配”時代の終わりの始まりを意味




“歴史の逆流”の時期はもうしばらく続きますが、終わりの秋(とき)がはじまったようです。

なぜなら、“ラスボス”冥王星が、逆行から順行に戻るためです。

「何のことを言っているのか、わけが分からない」という方がいらっしゃるでしょう。

星のことはともかく、懸案となっています国内外を交えた数々の“お騒がせ”の出来事の推移をオモテ向きのニュースに惑わされずに、眼光紙背に徹すかのようにご賢察いただければ、見えてくるものがますます生じてくるのではないかと存じます。

10月9日の冥王星を皮切りに、今後の4か月間ほどで、すべての「ソーシャル・プラネット」が次々と順行に戻って、歴史を推し進める方向に時代変化をもたらすようになるためです。



《 時代のフィクサー冥王星 》

冥王星以外の「ソーシャル・プラネット」は、まだまだ逆行中なので、今すぐすべてが新時代に向けて変わるというわけにはまいりません。

ですが、冥王星(&カロン)は、時代を動かし変革していく「宇宙波動エネルギー」(仮称)からみると、ラスボスのような黒幕(フィクサー)です。

悪い意味とはかぎらず、ホワイトハッカーやホワイトナイトのような存在です。

水瓶宮の影響圏、山羊宮28度において、この10月9日に逆行から順行へ転じていく冥王星は、時代を前に推し進めていく“大変革”などを象わす星です。

旧い「専制国家」の“世界覇権”の野望や、独裁的な“国家権力”をなきものにする役割を、今後、水瓶宮をトランシットしていく冥王星は果たしていくようになります。


【One Point】 その一方で個々人においては、深層の精神意識に“友愛精神”をもたらしていく役割を果たします。

たとえて申し上げますと、異次元もののアニメやゲームなどで、閉じ込められたダンジョンから脱出して、次元を上げていくような状況で、そのような新段階の時代に移っていくことになります。



【ご参考:ソーシャル・プラネットの動き】

ご参考です。

ソーシャル・プラネットというのは、木星から冥王星まで5つの星です。

今年は4月以降、順次、逆行に転じていきました。

それが、この10月9日の冥王星の順行にはじまり、同月下旬の土星、その1か月後の木星、さらに12月初旬の海王星、そして最後に来年2023年1月下旬の天王星と、ソーシャル・プラネットのすべてが順行に戻っていきます。

冥王星が4月に逆行に転じたことによって、新時代に向けて平和や“友愛精神”をうながす「深層の精神意識の変革」のデレクションが振り出しに向かい、それに反して旧時代の“支配/被支配”を復活させる「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが強まって混迷のピークを迎えていった今年2022年でした。

この間にいったい何が起きたのでしょうか。

国内外の情勢を見れば、誰もが分かるとおりです。

代表的には、ロシアのウクライナ侵攻の激化で、国内では安倍元首相銃撃事件とマスコミの一種異様な高揚でした。

新時代に向かう歴史の大河にストップがかかり、世情不安が生じていった2022年だったのです。



《 冥王星の留(ステーション) 》

実は、今年2022年の10月以前から、冥王星は留(ステーション)の状態に入り、順行へ転じる準備をしていました。

留(ステーション)というのは、順行から逆行へ、または逆行から順行へと転じる際に、星の動きが一時的に止まっているようにみえることです。

スイッチバックをしながら急こう配を登っていく登山列車のように、進行方向を変えるために、いったん停止するような状態です。

山羊宮28度での冥王星の留(ステーション)は、山羊宮ながらも水瓶宮の影響圏に位置するために、個々人の内奥を宝瓶宮時代へと向かわせる「深層の精神意識の変革」のディレクション(運勢変化、社会変化)をもたらしはじめる「宇宙波動エネルギー」(仮称)を象わします。

こののちは来年2023年3月に、海王星の魚宮25度通過と土星の魚宮入宮にタイミングを合わせるかのように、一過的に水瓶宮に入宮する冥王星(&カロン)です。

海王星の魚宮25度の通過は、次の牡羊宮の影響圏に入って新しい象意へ変化していくために、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくことを意味しています。


【One Point】 一方、土星の魚宮入宮は、それに歩調を合わせるかのように、それまで海王星がもたらしてきた世界覇権などの“妄想”に「グランディング」(現実着地)をもたらし、夢から醒めていくといった出来事を象わします。

結局、短日時ながらも水瓶宮に入宮する冥王星を含めて、新たな時代の息吹が強まり、歴史が動き出すエポック・メイキングな出来事が奈辺で起こることもあるでしょう。



《 ロシア、中国、北朝鮮の断末魔 》




冥王星が順行に戻っていくことによって、どのように世界が変わっていくのでしょうか。

「星のディレクション」(運勢変化)に対して、個々人は比較的自由に意志決定をすることができます。

無意識の深層に、「星のディレクション」を確かに受けていくのですが、気づく気づかないはもちろん、顕在意識でどのようにご判断をされて進んでいかれるかは、ご本人の自由な意思決定に委ねられているからです。

ただし、個々人が集まった社会や国家や世界といったように、パイが大きくなるほど「星のディレクション」は全体的に共鳴して影響をおよぼしますので、その動きに対しては無視はできにくくなるのがふつうです。

宝瓶宮時代の流れに反する「専制国家」(共産主義体制国家のなれの果て)のロシア、中国、北朝鮮は、今後、そのような国民(人民)の覚醒によって、どこまで日本に正しく伝わってくるかはともかく、断末魔の動きが生じていく時代になってまいります。


【One Point】 冥王星が順行に戻ることよって、「深層の精神意識」が友愛精神(和、絆、民度)へと確実に動きだします。

その流れに反する国家や国民は、時代の流れとともにある「天運」から離れていくため、体制を変えなければ生き残れず、最悪は滅亡していくことになりかねません。

それは日本も例外とはいえない側面があります。



《 近隣諸国それぞれの動き 》

では、近隣諸国は今後、どのような動きを見せていくのでしょうか。


【韓国、北朝鮮】

まずは、文在寅前大統領のもと、親北親中共でバリバリの反日反米だった韓国の昨今と今後です。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)新大統領に変わり、「国家間の約束を守れる国にならないといけない」と明言し、日韓関係改善に着手しています。

さらには、アメリカとの信頼回復に成功しつつあり、北朝鮮の手前、前大統領下で中断していた「米韓合同軍事演習」を規模を拡大して、この10月にも行なっています。

焦ったのは北朝鮮で、演習海域にミサイルを着弾させるという抵抗を試みたり、前アメリカ大統領のトランプとの会談を望むなど、今にも米韓が攻めてくるのではないかと窮地に陥り、焦っている様子が伝わってきます。


【中国】

一方、中国も習近平氏が3選をしようが、指導層全体的に独裁支配の共産主義傾向が薄れていく時代になってまいります。

習主席自身の見果てぬ世界制覇や台湾併合の“大望”(妄想)も、海王星が順行に戻り、土星が魚宮に進むにしたがって、現実認識に目覚めて、もはや不可能なことを悟っていくようになるでしょう。

当初、「6月生まれ」というだけで、出生日時不明とされていた習近平の誕生日が、昨今では最初の6月1日や真ん中の6月15日とされることに、その信ぴょう性を問わざるをえません。

大雑把に「双子宮生まれ」(太陽)の習近平氏とした場合、上述のようにいえます。


【ロシア】

また、ロシアも10月に入って、親クレムリンの女性アナウンサーが、軍事指導者へのインタビューで、劣勢を認める発言を引き出してしまいました。

いわく「ロシア軍が戦っている相手はウクライナ軍ではなく、ロシアより優れたNATOの衛星情報で、ロシア軍の動きが筒抜けになっている」といった内容です。

苦境の現状が全国的に放送されたのです。

このような動きは、どこまで意図したものかは不明ですが、大きなうねりになっていかざるをえません。


【One Point】 「窮鼠猫を噛む」の例えどおり、行き詰ったプーチンには注意が必要です。

ですが、長引く侵攻に、冥王星の水瓶宮(影響圏)トランシットによる「深層の精神意識の変革」のデレクションとも相まって、ロシア国内の徴兵回避の動きや厭戦気分はますます高まっていくことになります。



《 冥王星/水瓶宮の意味 》

さて、冥王星(&カロン)は、どのような宇宙波動エネルギーをもたらすのでしょうか。

冥王星がかつて獅子宮をトランシットし、“世界覇権”をもたらした「第2次世界大戦」当時とは正反対になります。

今日、ロシアや中国が“世界覇権”の動きを復活させたのは、ホロスコープを1周した海王星によって、13年前の2009年から“支配/被支配”の「対立二元論」の歴史パラダイムを再びもたらす「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まったためです。

“狂い咲き”ともいえる最後のあだ花ゆえです。

冥王星が順行に転じたため、今後は水瓶宮(影響圏)の宇宙波動エネルギーとの共鳴関係が再び強まっていき、リバイバルのディレクションは“ストップ”がかかったように次第に勢いを失っていくようになります。

実際的にも、来年2023年3月に「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション自体が一段落していきますので、今後はますますそうなっていかざるをえません。

冥王星の水瓶宮トランシットは、個人的には深層の精神意識に「友愛精神」(和、絆、民度:平和)をもたらしていき、社会的には情報宣伝戦やサイバー戦など“負の戦争”をもたらす「星のディレクション」(運勢変化。時代変化)を象わします。

なので、“世界覇権”や“国家権力”とは対極に位置する国民(人民)お一人ひとりが、メインになっていく時代がパワーアップしていくようになります。


【One Point】 いずれにしましても、今年2022年は歴史に残る暗黒の1年になりました。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えると同時に、ソーシャル・プラネットのすべてが逆行に転じたためです。

ですが、“ラスボス”冥王星がこの10月に順行に転じたために、今後は漸次、“逆流の逆流”となる大変革期を迎えていくことになります。









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