三億円事件の犯人像
2018.12.11
ちょうど50年前の1968年12月10日、世間から“喝采”を浴びた「府中市三億円強奪事件」が起きました。

なぜ喝采を浴びたのかというと、現在であれば20億円以上もの金額を奪いながら、だれも傷つけず、その被害も海外の保険会社によって補填され、土砂降りの雨の中、わずか3分間で被害者が見守る中で見事に三億円を奪いさったからです。

事件は、偽装「白バイ」が犯行につかわれたこともあって、警察あげての大々的な捜査となりました。
しかし、傷害事件ではないために、時効までの期間が短く、結局、犯人もお金の行方も不明なまま迷宮入りになりました。

しかも、150点もの犯行遺留品を残しているにもかかわらずです。
捜査陣いわく、すべてがどこにでもある市販品だったため、犯人特定には至らなかったというのですが、にわかには信じられません。

事件から40年が経った10年前にも、「宝瓶宮占星学」サイトに記事をアップしましたが、今回、新たに「ホラリー・ホロスコープ」(事件天球図、設時天球図)から、犯人像をお伝えいたします。

以前、「三億円事件」をあつかった『初恋』(主演:宮崎あおい)という小説が映画化されました。
その犯人は女子高生です。

また、今年2018年に、白田と名乗る人物が、ネット上に発表し、同じく小説化された『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。 』においても、共犯者として当時、高校生の女性がでてきます。

ホロスコープも同じです。

“犯行”には、若い女性が関与していたことがリーディングできます。

ただし、ホラリー・ホロスコープからみた場合、彼女は才能ある若者とともに「実行犯」の一人であって、事件を示唆した黒幕となる「真犯人」がほかにいることがリーディングできます。

当時、世間を牛耳っていた権力者の一人で、その密命によって、計画を立案したのが、“カミソリ”と呼ばれた元警察官僚の出身者です。

あくまでも、ホロスコープ・リーディングでのお話です。

事件直後、青酸カリを飲んで“自殺”したとされる、白バイ隊員の「息子」が犯人とする向きが絶えないのですが、警察や黒幕側としては、そうしておいたほうが都合がよいので、意図的に流され続けているのかもしれません。

実際にも、犯行は銀行の内部事情に詳しくなければ行なうことができず、一般の少年少女だけの犯行とは考えられません。

また、銀行にも、ボーナスとして三億円が支払われる企業側にも何の実害が出ないように、綿密に計画されていることなどから、社会の仕組みに相当、詳しい人物でなければ、計画できないのです。

また、犯人を挙げられず、時効を迎えたというのも、例の有名な「モンタージュ写真」などをはじめ、捜査を「ミスリード」すべく、上層部から意図的な犯人隠匿の指示がだされていたようです。

それができるのは、相当の警察官僚経験者しかありえないことから、「真犯人」は“実行犯”の若い男女ではなく、かなりの社会的な立場と権力や実力をもった人物です。

当時の時節がら、現在の金額で20億円を上回る「3億円」を秘密の活動資金として必要としていた、というのが犯行の理由です。


■事件発生時の「ホラリー・ホロスコープ」
1968年12月10日 午前9時21分 府中市



【ミニ解説】

1、「実行犯」は、金星と天王星の交歓(ミューチュアル・リセプション)によって象わされています。

2、カゲの「立案者」(黒幕)は、火星と太陽&水星&ケレスを底辺とし、IC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)に合(0度)の土星を頂点としたYOD(ヨッド=60・150・150)によって示唆されています。

3、「被害者」側のTOPは、なんと「立案者」(黒幕)側と意を通じており、すべてが計画的です。

4、万一、実行犯が捕まっても、トカゲの尻尾切りができるように仕組まれていますが、「黒幕」は“隠れて見えない”というホロスコープになっていますので、ほぼ完全犯罪になります。






「惑星直列」って言うけど
2018.12.09
ときおり、「惑星直列」という言葉をネット・ニュースでみることがあります。

だいたいは、「1999年人類滅亡」といったノストラダムスの大預言の解釈において、星が大十字(グランド・クロス=90度×4)をとるため、といった誤解にちなんで、「惑星直列」が起きると、地震や災害など地球や人類に“不幸”な出来事が起きるといったお話です。

今回、目にした記事も、次のタイトルでした。

「太陽系内の惑星が一直線に並ぶ“惑星直列”のピークは2018年12月21日。アラスカで発生した地震とも関連性があるのか?」

昨日の「BIGLOBEニュース」12月8日(土)22時30分の記事ですが、出所は、同日の「ガラパイア」サイトからの引用です。

記事にいわく「惑星の整列という科学的には認知されていない手法で地震を予測する研究家がいる。
惑星と月の位置が地球のテクトニックプレートの動きに影響を与えるのだそうで、“惑星直列”の時は注意が必要なのだという」

といった書き出しで、続けて「2018年11月30日、アラスカ州アンカレッジでM7.0の地震が発生した。
太陽系では水星、金星、地球、火星、木星がほぼ一列に並ぶという”惑星直列”がはじまっている。
果たして関連性はあるのだろうか?」等々、書かれていました。

「ほんとに?」と当方としては、まずおどろきです。

なぜなら、毎日毎週、将来をふくめて「ホロスコープ」(天球図)を読んだり作成しているのですが、近々、惑星直列なんて起こる星の動きはまったくないからです。

なので、手前の「ホロスコープ作成ソフト」が、設定を間違えているのかと思い、「エフェメリス」(天体暦)を引っ張り出してきて、2018年12月21日の星の位置を確認しました。

安心です。「ホロスコープ作成ソフト」は正常でした。

何年か前も似たようなことがあって、「惑星直列」が起こるため天変地異うんぬんという記事がありました。
そのときも、星の動きを調べてみたのですが、惑星直列など起こる気配もなく、まったくのデタラメでした。

今回も同じです。
地球を中心に星の配置を記した「ホロスコープ」(天球図)をみても、太陽を中心にした実際の「アストロガイド」(天体ソフト)をみても、水星、金星、地球、火星、木星は直線上にはならびません。

結局のところ、記事を書いたライターも、それを転載したサイトも、自分で調べて“ウラどり”をしておらず、もはや、“煽動記事”か“無責任記事”でしかなく、そもそもニュース・サイトとはいえない内容です。

最近、一般の反日マスコミの記事をみても多いんですよね。

ちなみに、”惑星直列”のピークだという、今年2018年12月21日の「ホロスコープ」と「アストロガイド」を掲載しておきます。


 

●左の「ホロスコープ」は、地球(日本)からみた当日の太陽系の星々の位置で、地球をふくめた惑星直列というのなら、水星&金星が合(0度)で、火星&木星も合(0度)、そして両者が衝(180度)でなければなりません。
一方、右側の「アストロガイド」は、天の北極側からみた当日の実際の太陽系の天体の配置ですが、金星は25度近くはずれていますし、火星にいたってはまったくあさっての方向に位置しています。






韓国がマジでヤバイ!
2018.12.06
募集工をいわゆる“徴用工”と言いつのって国家(司法)ぐるみで日本企業から“賠償金”をふんだくろうとする一件は、すでに多くの方がご存じのとおりなので、ここで書く必要はありません。

そうではなく、対外的な国家運営に重要な三本柱「外交」「軍事」「経済」の分野で、文在寅政権が“国家破綻”の危機に瀕しているというお話です。

なぜ、韓国が日米や先進諸国(自由陣営)に受け入れられ必要とされてきたのかというと、過去に東西冷戦によって日米や自由陣営の一員として“防共堤”になってきたからです。

そのため、アメリカも日本も、これまでは韓国に“甘い顔”をするなど、なにかと援助してきました。

しかし、今年2018年以降は「組織運営変革の深化」のディレクションがピークをむかえたこともあって、国際情勢が様変わりしはじめています。

にもかかわらず、文在寅は、自分の頭の中の“脳内妄想”しかみえておらず、アメリカ・ファーストならぬ「ウリナラがイチバン!」と、まるで“小2病”なみの政治オンチぶりを発揮しつづけています。

その言動にあきれ果てた日米や自由主義陣営は、ついに韓国を見限りはじめたのです。

わかりやすくいうと、韓国はこれまで地理的に反共の“最前線”に位置し、日本とアメリカの「仲間」だったために、世界の自由主義国からも認められ、“一目”を置かれてきました。

ところが昨今、文在寅は、自らの容共思想ゆえに、核ミサイル実験を繰り返して自由主義陣営に脅しをかける北朝鮮との融和政策を進めています。

さらには、韓国のなかでは常識的な日米同盟よりの軍人たちを“粛清”しはじめるなど、完全に中国や北朝鮮寄りのスタンスになりました。

そのため、韓国は、もはや自由主義陣営の“最前線”ではなく、“防共提”でもなく、日本(アメリカ)からも“離反”した自由主義世界の“裏切り者”(敵国)の状態なのです。

現在は、まだ日米ともに実力行使を控えた“様子見”の段階ですが、これ以上、文在寅が“脳内妄想”を激化させていくと、日米欧の自由主義陣営は、韓国への締め付けに打ってでることになります。

たとえば、日韓基本条約を無視した“徴用工判決”に対して、今年2018年12月24日午後5時までに「新日鉄住金」が応じない場合は、韓国内にある「資産」を差し押さえると通告してきました。

それ、マジで言ってます?

日本が「国際司法裁判所」に訴えるだけでは“実害”はでませんが、もし日本が、「資産」差し押さえに対して本気で“全面報復”に出れば、韓国経済は潰れることを、経済オンチの文在寅政権は、まったくご存じないらしい。

文在寅は、中国に泣きつく公算で動いていますが、中国も先進諸国から孤立化しており、アメリカからは勝ち目のない関税圧力をかけられて、中国自身が日本に泣きついてきている現状です。

北朝鮮の金正恩も、トランプがいるかぎり“恐怖”にふるえて動けませんので、だれにも助けてはもらえません。

第一、昨今の国際情勢の変化によって、上述のように中国が孤立化し、北朝鮮がアメリカに怯え、ロシアが日本に経済協力を求めてきている現状が生じているゆえに、自由主義陣営は、以前ほど「韓国」を必要としなくなってきています。

こういうときこそ、韓国は、日米欧の自由主義陣営としっかりと手を組むことが生き延びる道なのですが、文在寅は“アホ丸出し”で正反対のことをやっているのです。

一方、日本は、防衛力の整備と安保法制によって、日米の絆のみならず、「セキュリティー・ダイヤモンド構想」や「TPP」などによって、自由主義各国との絆を、「外交」「軍事」「経済」において完全に結びを強めてきました。

もはや、すぐに“日和ったり”、“ファビョったり”、“裏切ったり”する文在寅政権の韓国など、いてもいなくてもかまわない東アジア情勢に変化していることを、文在寅はまったく気づいていないようです。





アメリカの“原点回帰”
2018.12.04
どうでもいいのですが、ご参考にひと言、書いておきます。

よく、「アメリカは移民の国」と言われますが、基本、間違いです。
たしかに、アメリカは建国以来、黒人奴隷を受け入れましたが、それは“奴隷”であって“移民”ではありません。

南北戦争後、奴隷制度が廃止されると、中国などからの移民が増え、19世紀末には、ヨーロッパの不況によって東欧や南欧からの移民が増えました。

さらに、第1次世界大戦や第2次世界大戦の勝利によって、国家が安定するにしたがって、毎年100万人単位での移民が増えているといいます。

不法移民をくわえるとそれ以上で、本来のアメリカ人よりも「ヒスパニック系」や「アジア系」などの移民人口が増え続けて、2050年には白人人口が50%を割るのではないかと予測されています。

ここで問題です。

本来のアメリカ人(白人)も「移民」になるのでしょうか。

もし、アメリカを建国した本来のアメリカ人(WASP)を“移民”としてしまうと、すべての国家はアフリカからのグレート・ジャーニーによって誕生した移民国家になってしまいます。
日本も例外ではなくなってしまうのです。

ですが、日本を「移民の国」とは言いません。

なので、原住インデアンがいたとしても現在のアメリカは、17世紀にイギリス南西部のプリマスから、メイフラワー号に乗って新大陸アメリカ(現在のマサチューセッツ州プリマス)へやってきた「ピルグリム・ファーザーズ」を嚆矢として、「WASP」(ホワイト・アングロサクソン・プロテスタント)こと、白人でピューリタン(清教徒:キリスト教プロテスタント)などの人々によって、新たに建国された国家です。

そのため、WASP出身でなければ、以前は大統領になれなかったほどです。

それが有名なところでは、カトリック信者のケネディーが大統領になり、最近では黒人のオバマが大統領になりました。

これは、WASP以外の移民が増えたことと、“民族性”「射手宮」らしいアメリカの“寛容”な精神が招いた結果です。

しかし、そのことがオバマ以降、必要以上にアメリカに弊害をもたらすようになりました。

ピルグリム・ファーザーズが掲げた「信教の自由」はもちろん「アメリカ建国の精神」が揺らぎはじめ、「WASP」による理想の国ではなくなりつつあるのです。

そこで立ち上がったのがトランプです。
また、トランプを根強く支持し、移民が増え続けることに危機感を覚えるアメリカ建国の原点となった「WASP」に代表される本来のアメリカ人です。

つまり、トランプは、新大陸に求「自由の国」をめた本来のアメリカへと「原点回帰」をうながしているのです。

これが、トランプ支持が常に一定数、確実に継続している理由です。





ウィルタネン彗星が通過
2018.12.01
少し暗いので、見えにくいかもしれません。

だいたい3.5等星くらいの明るさなので、街の明かりが少ない田舎のほうがよいのでしょう。

5.4年で太陽を周回している「ウィルタネン彗星」が、今月12月中頃「双子宮」(おうし座)を通過していきます。

ウィルタネン彗星は、おうし座のなかに位置する12月13日に「近日点」(太陽に最も近い位置)を通過したあと、翌14日~15日にかけて双子宮に入宮し、16日に地球に最接近します。

その位置は、下の図をご覧いただけましたら分かりやすいと存じますが、夜中10時ごろに、ほぼ天頂付近に位置し、プレアデス星団(日本名:すばる)の左下あたり、おうし座のアルファ星「アルデバラン」の方向です。

おうし座自体の位置は、有名なオリオン座のベルトにあたる「三つ星」の右上の方向、延長線上にあります。

1つの星にしか見えない「プレアデス」(すばる)は、ほんとうに目のいいかたであれば、6~7つほどの星が集まっているのが見えるそうです。

もちろん天体望遠鏡などでご覧になられれば、それがわかるでしょう。

ちなみに、夜の星座(コンステレーション:座)の「おうし座」は、占星学(術:ホロスコープ)でいえば、30度の幅をもつ「双子宮」(サイン:宮)を包み込み、約36度ほどの幅を黄道上にもっています。

約40度の幅をもつ「おとめ座」(天秤宮:30度が入る)に次いで、「しし座」(乙女宮:30度が入る)と同じくらいの幅をもった大きめの星座が「おうし座」です。

ちなみに、黄道13星座のなかで、もっとも黄道上の幅が狭いのは、「さそり座」です。
黄道上では10度弱の幅しかなく、次の星座、20度を超える「へびつかい座」とともに、ほぼ「射手宮」の位置にあたります。


下図は、今月2018年12月16日の夜10時に東京から見た南側の夜空です。
※黄色い★マークが「ウィルタネン彗星」の動きです(12月13日~17日のみ記載)。



ほぼMC(南中点)に「ウィルタネン彗星」が位置しています。
「天頂」は、地上に垂直な頭上(真上)なので、かなり首を上に向けた位置になります。

ちなみに、福岡など九州の場合は、東京との経度差が10度弱ほどありますので、そのぶん夜10時の時点ではMC(南中点)の左側に見えることになります。
もっとも、時間でいえば、10時40分頃にはMC(南中点)付近に位置することになります。

札幌は、経度でいえは、東京とさほぼ変わりませんので、上図がご参考になるでしょう。




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