ウ航空752便墜落のホロ
2020.01.10
イラクに拠点をおくアル・アサド米基地を、イランが10数発の弾道ミサイルで攻撃した直後のことでした。

イランの首都テヘランのイマーム・ホメイニ空港を離陸した直後に、「ウクライナ国際航空752便」(ボーイング737-800型機)が墜落し、乗員乗客176人全員が死亡しました。

これに対し、イラン側は「技術的問題」により墜落したと報じました。

一方、イラン人乗客82名につぐ、63名もの乗客を失ったカナダ政府は、複数筋の情報からイランのミサイルによって「撃墜」されたと発表しました。

ただし、ミサイルの“誤動作”によってと述べています。

一方、トランプ米大統領は、9日「誰かが間違いを犯した可能性がある」と示唆するにとどまっています。

では、本当のところは、どうなのでしょうか?

「数理法則」を基礎理論とする宝瓶宮占星学の「新ホラリー占星学」からリーディングしてみました。

データは、2020年1月8日、6時10分にテヘランの空港を離陸した数分後で、場所は墜落したテヘラン郊外のパランド付近による「ホラリー・ホロスコープ」です。




リーディングの結果は、おどろくほど簡単でした。

ミサイルによる撃墜です。

ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)の「獅子宮」は、“国家主権”のイランを象わします。

ASC(上昇点)に下三分(ロウアー・トライン=120度)の「射手宮の火星」は、ものの見事に“ミサイル”を象わしているためです。

ごく簡単に解説いたしますと、ホラリー・ホロスコープでの「火星」は多くの場合、“凶器”や“武器”を象わします。

今回、それがどんな武器なのかといえば、“遠い場所”を象わす「射手宮」に火星が位置しているために、遠方を攻撃できる“ミサイル”だということがわかります。

一方、墜落した航空機は、“民間機”で、“被害者側”を象わすDES(Descendant ディセンダント=下降点)は、“一般市民”を象わす「水瓶宮」になっていることから、民間航空機が「被害」にあったことは間違いありません。

なによりも、DES(下降点)水瓶宮の共鳴星「天王星」と、“被害者側”である「DES(下降点)」が、立場の違いを象わす矩(スクエア=90度)をとっていますので、被害者自身(航空機)の問題ではないことが明らかです。

つまり、整備不良や操縦ミスなど「技術的問題」による墜落ではないということです。


では、ミサイル発射の“動機”は何なのでしょうか。

事件の“動機”を象わすIC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)は「天秤宮」です。

その共鳴星「金星」は、IC(北中点)に下三分(ロウアー・トライン=120度)で、またIC(北中点)に共鳴する「月」を上三分(アッパー・トライン=120度)として、三者は大三角(グランド・トライン=120度×3)をとってスムーズ(自動的)に関係しています。

しかも、動機を象徴する「金星」は、墜落した航空機を象徴する「天王星」と交歓(ミューチュアル・リセプション)をとって、一体不可分の関係にありますので、明らかに航空機を狙って発射されたものであることがわかります。

世間では、ミサイルの“誤作動”による撃墜(墜落)という声も多いのですが、「ホラリー・ホロスコープ」からは、たしかに“自動”(オートマチック)と解釈できますが、「ウクライナ国際航空752便」を狙ったものであることは間違いありません。

通常、ミサイルは「標的識別システム」を備えており、間違って味方機や関係のない民間機を攻撃しないように設定されているものです。

ですが、どうやらそこまでではなかったようで、いずれにしてもイラン側の落ち度(ミス)や責任なのは明らかです。

ただし、タイミングがタイミングなだけに、これ以上、イランとことを荒立てて、開戦へと進みたくないトランプもカナダも、“ミサイルの誤作動”ということにして穏便にことを収めようとしているようです。







アメリカvsイランの裏事情
2020.01.10
アメリカ軍によるソレイマニ革命軍司令官の殺害と、イランによるアル・アサド米基地や米大使館へのミサイル攻撃によって、「戦争は起きるのか」と複数のかたからご質問を受けました。

6日の時点で、当ブログのご質問にお答えした回答の出だしは、次のような内容です。

                   *

まず、「革命軍司令官」の意味ですが、ここでいう“革命”というのは、中国の「文化大革命」の“革命”と同様です。

実態は、“革命”という名のもとに古い伝統的なシナ大陸の文化文明を自分たちの“思想”(イランは“宗教”)によって破壊し、伝統を受け継ぐ者の大量殺人を行なうことを意味します。

なので「革命軍」や「文化大革命」といった“美名”に惑わされると本質を見失います。

事実、イランのロウハニ大統領ではなく、最高指導者ハメネイ師のもとにある「革命軍」は、イラクのアメリカ軍施設や設備を攻撃したり、未確定ながらサウジアラビアの石油施設を巡航ミサイルで破壊したとされます。

要は、アメリカをはじめとした「自由民主主義国家」からみれば、“革命”という名の「テロリスト」もしくは「テロ支援組織」が「革命軍」でそのボス(司令官)でした。



さて、お話を戻しますが、一連の出来事は、どの部分を切り取るかで、イランが正しいのかアメリカが正しいのか、見方が180度変わります。


そのため、“ソレイマニ革命軍司令官”とは、どんな人物で、何をやってきたのかを理解しなければ、どちらが正しいかはともかく、本筋が見えてきません。

日本の場合は軍隊ではなく、自国防衛のための「自衛隊」と称します。

ですが、イランには世界各国の正規軍と同様のイラン軍とは別に、ハメイニ師直属の「革命軍」がいます。

「革命軍」というのは、その名のとおり、よくいえば積極的にイスラム革命を推進する軍隊ですが、アメリカなどの自由民主主義陣営からみれば、過激派イスラムによるテロ組織などへの「軍事指南役」なのです。

たとえば、ISIL(自称「イスラム国」)やヒズボラなど、多くのテロ組織を積極的に支援し、資金援助や軍事テロの手ほどきをして、アメリカをはじめ西側諸国に対して、過激テロを実行させてきた「元締め」がソレイマニ革命軍司令官だという認識を、これまでの情報活動によってアメリカはつかんでいました。

昨年12月27日、そのソレイマニ革命軍司令官の指南によるロケット弾攻撃によって、基地内の民間アメリカ人に犠牲者が出たために、トランプは報復をかねてソレイマニ革命軍司令官の殺害をチョイスしたわけです。

革命軍司令官を空爆によって殺害するという究極の選択に、アメリカの関係者は驚いたといいますが、トランプはイランは戦争までは仕掛けてこないと読んでいたようです。

事実、軍司令官の喪があけた6日、イランは十数発のミサイルをアル・アサド米基地に報復として撃ち込み「80名を殺害した」とアナウンスしましたが、そんなすぐに確認できるはずもありません。

実際は“人的被害”が出ないようにミサイルを撃ち込み、自国民や世界に向けて「報復した」とのポーズをとったわけです。

もし、ほんとうに80人ものアメリカ兵が殺害されていたとすれば、その瞬間、インド洋に待機していた52機ともいわれるB52爆撃機やアラビア沿岸に控えていたアメリカ空母などから、直ちに「イラン壊滅作戦」が行なわれていたはずです。

そこまで準備をして、アメリカはソレイマニ革命軍司令官の殺害を実行したのです。

最高指導者ハメネイ師も、そんなアメリカ軍の展開をつかんでいましたので、「戦争」を避けるべく、アメリカに人的被害がでないようにわざと外してミサイルを撃ち込みました。

6日のご質問への回答に戻りますと、占星学から次のように書いておきました。

                    *

出生時の「太陽」と「月」を牡羊宮にもち、山羊宮の「火星」をほぼ上方矩(90度)とするハメネイ師は、“攻撃的”な人物で、そういった過激な発言をしますが、一方で現実をクールにみる“冷静”さもなくはありません。

実質、イランは、アメリカと全面戦争をするだけの実力(世界14位の軍事力)もありませんし、財政的な余裕も今はありません。(以下略)



ということで、結局、大人の判断と対応で、直接の戦争は避けたことがよくわかります。

もっとも、新たな革命軍司令官のもと、イランは立て直しをはかり、直接間接を問わず、どこかの国で“革命”という名の「報復テロ」を画策することでしょう。









ゴーンが「グレタ」に見える
2020.01.09
今回は“勝手”な主観記事です。

ある程度、事実をベースにしてますが個人的には「こう見える」という内容です。

タイトルどおり、昨日8日に逃亡先のレバノンで会見を開いた“カルロス・ゴーン”元社長兼CEOが何を語ったとしても、結局、事実の片面しか見ずに国連の温暖化対策サミットで“自由主義先進国”の大人をののしった“環境少女”グレタにしか見えません。

ゴーン氏の今回の逃亡劇から結局のところ、彼には日本における“遵法精神”がないことが明白になりました。

そういった人物が、長年、日産のTOPに君臨し続けていれば法律を守るはずがありません。

彼が罪に問われている金融商品取引法違反の有価証券報告書への不記載「約90億円」と
会社法違反(特別背任)2ルート「約36億円」もこうなると、ホロスコープ・リーディングによらずとも事実としか思えません。

今回の会見で、違法に逃亡した理由を、自身の逮捕が日本の検察と日産の取締役が仕組んだ“クーデター”だと述べて、いくら逃亡劇を正当化しても、法にのっとって堂々と弁明するという姿勢がない以上、彼が法律を守っていたとは考えられないということです。

中国がウラにいる「ルノー」と、優れた技術をもった「日産」の合併を画策したことによって、日本政府が日産幹部と結託して自分を負い落とす“クーデター”を仕組んだ、その証拠もあると彼は語っていますが、むしろ法律違反よりも、日本の国益に反する中国をバックにした合併を自ら図ったゆえに、“政治犯”的な形を恐れて逃亡を図ったと思われます。

もっとも、これらがウソでもホントでも、ゴーン氏が百億円以上を不正操作した出来事と、クーデターは無関係で、要は自分の“悪事”を棚に上げて、日本政府や日産の“陰謀”だとわめいているわけです。

“環境活動家”のグレタも、似たようなものでした。

“純粋”なのは認めますが、要はウラにいる中国や環境ビジネスで金儲けをもくろむ大人たちにあることないことを吹き込まれ、洗脳されて一面のみしか見えていないことに、彼女自身が気づいていません。

昨今の“地球温暖化”の原因が“CO2”なのかは、データ的にも科学においても意図的に操作されたものはあっても、ホントの理由はまだ明らかになっていません。

それを、「日本」や「アメリカ」など先進国(自由民主主義国家)を“環境規制”で経済活動をしばり、世界第2位のGDP(国民総生産)ながらいまだに“発展途上国”だと言い張る中国に対しては、“CO2排出規制”を守らなくてもいいかのように、いっさい批判しないグレタは、客観性にも公平性にも欠けるし、要は少し“アタマ”が弱いようです。

グレタをウラで操っている中国や反日米主義者たちから、そのように洗脳されているので、少女にそこまで求めるのは酷ですが、グレタを“英雄”か“ジャンヌダルク”かのように持ち上げる人物やマスコミは、やはりウラがある大人たちです。

事実、グレタを大々的にとりあげて報道しているのは、容共反日反トランプの2大マスコミ「NHK」と「朝日新聞」です。

彼らは、中国が“環境問題”にことかけて、グレタを用いている“ウラ”の意図をよく知っているのです。

昨今の星のディレクションからみても、自身の一方的な“現実”(事情)のみからみて、相手を非難する主張が強まっていますので、両側面からみることはもちろん、第3の視点からみる「三数思考」(クオリアル・シンキング)によって、ご判断されると事実が見えますし、間違いも少なくなります。

もっとも、当記事も“主観”が含まれますので、皆さまもご自由にご判断されてかまいません。






2020年のライン・ホロスコ-プ
2020.01.05
宝瓶宮占星学サイトに「2020年のライン・ホロスコープ - “変革の深化”のピークの1年」をアップしました。

といっても、拡大してもキレイなベクター型式のPDFによる「2020年のライン・ホロスコープ」自体は、『入門講座』のご購読者をアフターフォローしています「レクチャールーム」でのアップです。

ちなみに、「レクチャールーム」に入室するには、IDとパスワードが必要なので、当該アップ記事では、ご参考のJPGで「2020年のライン・ホロスコープ」をどんなものかご確認するにとどまります。


当該アップ記事では、「2020年のライン・ホロスコープ」からどんな「星のディレクション」が読めるのか、そこからどんな出来事による2020年になるとリーディングできるのか、ポイントとなる一般的な内容でご紹介しています。

今年2020年は、サイン(宮)ごとに不特定多数の個人にむけた運勢を取り上げても、何が起きてもおかしくない1年なので、あまり意味がありません。

なので、代表して身近な各国TOPとその国の2020年また昨今の運勢をとりあげました。

【日本と安倍首相】、【アメリカとトランプ大統領】、【中国と習近平国家主星】、【韓国と文在寅大統領】などのうち一部分です。


ご関心がありましたらご一瞥ください。






「霊識開元」への序章
2020.01.03
令和2年(2020年)あけおめです。

「数理法則」を基礎理論とする宝瓶宮占星学の星のディレクションから申し上げますと、来年2021年から、正確には今年2020年12月中頃から「霊識開元」の影響圏に入っていきます。

10年前の2010年(~2012年)には「霊識元年」でした。

それゆえ、「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)のモニター受講は、ここからはじまり、その後、毎年の追稿とリライトをくわえたり、イラストによる図説を増やしてまいりました。

時代の流れや進展におうじて、内容の充実と理解のしやすさを図ってきたわけです。

そして昨年「2019年版 伝授講座」にてベースが定まりました。


そういうことがありまして、かねてからのお約束どおり、「伝授講座」をこれまでご受講くださいました皆さまに、リライトがすすみイラストも追加した「2019年版 伝授講座」をネット上でご高覧いただけるWEB版を公開することができました。

手違いやメアド変更などによって、まだご連絡がいっていない受講者の皆さまがいらっしゃれば、当AQASTまで、お手数ですがご連絡をいただければ、無料閲覧が可能です。


さて、今年「2020年版 伝授講座」は、すでにお申し込みがありますが、「霊識開元」への序章に向けて、徐々に“霊識”ベースの「応用編」の追稿とリライトを行なってまいります。


現在の「組織運営変革の深化」のディレクションの次に人類にとってメイン・ディレクションとなるのは、約25年間続く歴史的な「精神意識の変革」のディレクションです。

この「精神意識」こそ“霊識”につうじるもので、新しい意識による「宝瓶宮時代」を開いていくものになります。

かんたんに人類歴史のアウトラインからご説明しますと、これまでの双魚宮時代において人類歴史に影響を与え導いてきた“ヘブライズム”と“ヘレニズム”による二元対立の西洋文明は、その役目を終えつつあります。

今後、人知れず世界人類に影響を与えていくことになる「精神意識の変革」のディレクションと、それにともなう「霊識開元」への動きは、約6,000年の歴史をもって秘密裏に準備されてきた極東の島国「日本文明」の“精神意識”(日本的霊性)につうじるものです。


結果、今後約25年間にわたる「精神意識の変革」のディレクションによって、世界は徐々に「宝瓶宮時代」の精神意識ともいえる日本的“友愛”精神(和、絆、民度)に近づいていくことになります。

そこにおける、宝瓶宮時代の“天運”を秘めた心ある日本人は、たぶん皆さまのご想像どおりに、その“バックボーン”をもつゆえ世界の“精神的リーダー”となっていく内容をもつことになります。


ちなみに、正式な「霊識開元」は、4年後の2024年からです。

ですが、その影響圏のはじまりは今年2020年年末ゆえに、今年「組織運営変革の深化」のディレクションのピークとなる本年は、「何が起きてもおかしくない」変革が続く1年になってまいります。

20世紀に起きた第3次にわたる現実的な世界大戦の対極にあるのが“精神意識の変革”です。

それゆえ、本質的には地下のマグマのように深く静かに潜行して働くディレクションでますが、逆に地上に表出したときには、火山の大噴火のように環境や世界を一気に変えていくことが起こります。

大きくは、紆余曲折となる逆流を繰り返しながらゆっくりと進みますので、歴史の大河の中に生きているとその流れに気づかないことも多いのですが、確実に大海に向かってすすんでいきます。

「霊識開元」や星のディレクションをご理解されていれば、明確な変化として認識し的確に対処していくことが可能ですが、そうでない場合は“逆流”に巻き込まれないようにご注意も必要になってまいります。

まずは、今年2020年の「組織運営変革の深化」のピークに呼応してまいりましょう。








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