「惑星直列」って何
2020.07.05
 
何年か前もそうでしたが、「惑星直列」が騒がれました。

昨日、アメリカ建国記念日の2020年7月4日も一部で「惑星直列」と騒がれましたし、その一方で惑星直列ではなく「惑星勢ぞろい」だともいわれていました。

ハッキリ書きますが、「惑星直列」など起こることはありません。

惑星の周期を計算すれば、本来、わかるお話なのです。

もっとも、どこからどこまでを「惑星」とするか、また何を「基準」とした直列なのか、さらには「直列」の誤差を何度以内におさめるのか、前提条件が必要です。

天体学では、「太陽」を恒星として、太陽系惑星は、「水星」、「金星」、「地球」、「火星」、「木星」、「土星」、「天王星」、「海王星」の8個です。

一方、“星の配置が地上に影響をもたらす”とする西洋占星術では、「太陽」をふくめて、上述に「月」と「冥王星」を加えて、10個の星をメインとしています。


いくつか説があるのですが、今回、7月4日の「惑星直列」云々のお話は、第一に「月」を除いて「太陽」~「冥王星」までの惑星が、空の180度以内に位置するといった“惑星勢ぞろい”が起きるといったことのようです。

それが、当たり前なのですが黄道上に(一直線に)“並ぶ”といった一種の“惑星勢ぞろい”のお話に、なにをどう勘違いしたのか、尾ひれがついて「惑星直列」などといういつもの“騒ぎ”になったようです。

言葉よりも、実際をいくつかの図でみてみましょう。


まず、「プラネタリウム」のような天体図で示すと下図のようになっています。

【図1】


東京から見た全天で、太陽がのぼる直前であれば「水星」~「冥王星」までずべての惑星が観測できる500年に一度の“天体ショー”だといえます。

ですが、これを「惑星直列」とはいいません。


一方、このときの星の配置を「天の北極」側からみると、下図のようになります。

【図2】



「天王星」と「冥王星」を除けば、こちらはいくらかでも“直列”といえなくもありません。

ですが、これは昨日7月4日にかぎったことではありません。

比較的に動きの早い「水星」と「金星」が、逆行に入ったこともあり、1か月弱ほど続いているのです。

もし、“惑星勢ぞろい”でいえば、昨年2019年12月~今年7月15日頃まで、ときに「月」をふくめて、天空の180度以内に惑星が集まる状態が続いています。


このような配置のまま、これらの星たちは、地球の自転にともなって、毎日、地球を“一周”して見えますので、昼夜となく“惑星の勢ぞろい”は継続し続けています。

そのなかで、昨日7月4日は“理論上”、太陽がのぼる直前に全部の惑星が“夜空”に観察できるというお話と、たぶん、ゴッチャになったものです。

実際は、「太陽」と「水星」の距離が近すぎるので、目視で観測できるわけではありません。

逆にいえば、約12時間前や約12時間後は、東京からみて【図1】とは正反対にすべての惑星が「月」を除いて地球の裏側に隠れてしまうので、惑星が一つも観測できないことになります。


次に、“星の配置が地上に影響をもたらす”として占断やリーディングを行なう「西洋占星術」また「宝瓶宮占星学」のホロスコープ(天球図)からみると、昨日7月4日午前5時の星の配置は、下図のようになります。

【図3】



ホロスコープの上下真ん中は「地平線」を象わしますので、上半球に星が集まっていれば、地上から見えることを意味します。

逆に、下半球に集まっていれば、西の地平線に沈んでしまって見えないか、東の地平線からのぼる前で見えないことを意味します。

地球の自転によって、これを毎日繰り返している昨今です。

比較的動きの早い「水星」や「金星」は、平均して1年で太陽またホロスコープを1周しますので、このような配置は、最長でも半年以上続くことはありません。

「海王星」や「冥王星」の場合、平均すれば1年で2度/360度ほどしか進まないし、太陽からみて“直列”することはありません。

ということで、太陽から遠い星ほど位置が変わるには、かなりの年月を要します。


結局、「惑星直列」は太陽からみても、またホロスコープのように地球からみても、すべての惑星が直列に並ぶということは、その周期の違いから起こることはありません。

「太陽」を含めた惑星たちが、180度以内にまとまって位置する“惑星勢ぞろい”自体は、500年に一度しか起こらないというものでもなく、案外と起きています。

一例をあげますと、1952年5月21日~8月10日までの期間、180度以内に太陽と惑星たちが位置し運行していました。

さらには、翌1953年5月25日からもそうで、とくに同年7月24日~10月3日の2か月間ほどは、今回の一時期と同様にほぼ120度内外に、すべての星たちが集中したことがあるほどです。


まとめますと今回の「惑星直列」騒動は、「天王星」と「海王星」を除いて、冥王星までの星がやや直列的に並ぶというここ1か月間程度の出来事がまずあったようです。

次に、この半年間ほど「月」を除いて(その半分は「月」もふくめて)、すべての惑星が“天の半球側”に集まっているために、理論上、一度に観測できるといったことが、7月4日に限定されたようです。

これらを、ゴッチャにとらえた一部の人が、誤まって「500年に1度の惑星直列」などと、“アクセス数”や“いいね”稼ぎをふくめて、記事やニュースにして広まったのが原因のようです。










民族性「情実サイン:宮」2
2020.07.03
 
昨日アップいたしました“民族性「情実サイン:宮」1”の記事では、日本の“民族性”は「魚宮」で、中国の“民族性”は「蠍宮」、韓国の“民族性”は「蟹宮」だと書きました。

この「蟹宮」「蠍宮」「魚宮」は、占星学(術)のホロスコープ(天球図)「12サイン(宮)」のうち、「情実サイン(宮)」に区分されます。

もっとも、西洋占星術では“水の星座”に属する“蟹座”、“蠍座”、“魚座”だといったほうが、わかりやすいでしょう。

ですが、正規の「占星学」(Astrology)では、“~座”と空の星座名で称するのは間違いで、正しくは「~宮」というように「サイン(宮)」で称するのが正解です。

それを、知ってか知らずが改めようとしない西洋占星術は、やはり「双魚宮時代」の“幻想”や“欺瞞”といった“事実誤認”に陥っているとしかいいようがありません。


それはともかく、極東アジアの三国「日本」、「中国」(支那)、「韓国」の“民族性”は、「情実サイン:宮」(西洋占星術では“水の星座”)に属すると書きました。

では、「情実サイン:宮」の「蟹宮」、「蠍宮」、「魚宮」は、どのように違うのでしょうか。

いずれも、「情実サイン:宮」ゆえに“情”をメインとした“メンタリティー”をもつのですが、明確な違いがあります。

もっとも、国家は“民族性”だけではなく、“国体”や“現体制”を象わすサイン(宮)がありますので、これら3つによって、その国家の“在り方”のみならず“運勢”までもが象わされます。

当たるも八卦、当たらぬも八卦の“占い”ではなく、宇宙この世界をつらぬく「数理法則」によって、実際にそのようになっています。


前口上はともかく、具体的にみてまいりましょう。


【韓国】

韓国は、“民族性”を「蟹宮」とします。

蟹宮は、“情”をメインとした同じ「情実サイン:宮」のなかでも、どちらかというと個人的な“情”ともいえる“情”そのものによる民族性をもちます。

物事の価値判断の基準が個人の“情”そのものなので、民主主義国家を運営する客観的で公正な「法律」や「ルール」よりも、個々人がどう感じるかといった“情”が優先されます。

なので、韓国内では、むやみに相手の“情”を傷つけないように、丁寧に下出にでるような話し方をすることがありますが、それは相手の“情”を無視して自分が攻撃されないためで、社長や大統領などのようにTOPに立って権力を握ると、攻撃される心配が少なくなるので、突如、いばりちらすようになることがよくあります。

また、何かあると、すぐに“○○に謝れ”というのも同様で、最近では“日本に謝れ”といったことを聞くこともありますが、謝ってもらったから問題が解決するのではなく、個人的に“情”で納得するという韓国人のメンタリティーのお話で、日本人もそうだろうと思っているのにすぎません。

ふつうは、“民族性”が「蟹宮」だと“受け身”になるのですが、国家間においては“攻撃的”に出ることが多いのは、韓国の場合、“国体”が「牡羊宮」で“現体制”が「獅子宮」になっているためです。

そのため、牡羊宮の“短慮”や“攻撃性”が頭をもたげ、獅子宮の“オレ様がイチバン”といった言動をとるようになります。

この“民族性”「蟹宮」、“国体”「牡羊宮」、“現体制”「獅子宮」の組み合わせは、精神性を高くもたないと、“幼児性”が発動され、子供のように“自己本位”に振舞うことが起こります。

そんな“幼児性”をもった韓国でありながら、先ごろスマホやIT技術で世界的に“TOP”に立つことができたのは、実際のところ10数年間、“社会(世界)の頂点”に立つことができる「星のディレクション」(運勢変化)を国家的に受けていたからです。

しかし、このディレクションは、それで謙虚さを失い傲慢になって、「法律」や「ルール」を守らず調子にのると、頂点から一気に“社会のどん底”に落ちる運命を秘めています。

事実、彼らが日本などに対して行なった近年の言動はそうで、それゆえ今日、“どん底”の現状を呈している韓国になっていることを知らなければなりません。

実は、そこからよみがえる方法があるのですが、共産主義の“幻想”に浸っている文在寅の韓国には成しえないお話です。


【中国】(支那)

次に、中国(支那)は、古来より“民族性”を「蠍宮」とします。

蠍宮は、“情”をメインとした「情実サイン:宮」のなかでも、どちらかというと“情の実体”化を求める民族性を象わします。

家族や組織内では“情”で固く結ばれた“実体”を求めますので、“裏切り”は許しません。

そのぶん、固く“情”の絆で一体的に結ばれた場合は、自分を犠牲にしてでも“相手”や“義兄弟”の契りを結んだ他者を助けようとします。

おなじみの『三国志演義』のなかで、「劉備・関羽・張飛」が、“死ぬときは一緒だ”と桃園の誓いを結ぶ名シーンは、“民族性”「蠍宮」によるものです。

家族や仲間内ではそうでも、異質な外部とくに他国との関係においては、「蠍宮」の“民族性”は両極端にでます。

自国の利益が第一となる「国家」の場合、聖人君子のような外交を展開することはまずなく正反対に、“目的のためには手段を選ばない、何でもあり”の悪逆非道の国家になりやすいのです。

もっとも、中華思想をもつことからもわかるように、中国(支那)は“国体”が「獅子宮」です。

獅子宮は、自分に従うものに対しては“寛大”で、宝物などを与え手なづけようとします。

逆に、自分たちに反発したり侮辱するものに対しては、相手が屈服するまで、叩き潰そうとします。

いずれにしても“プライド”が高いのです。

そのため、一見、“善人高徳”な国家かのように装いますが、“民族性”を「蠍宮」とする以上、“情の実体”化を他国に対しても求めますので、“民族浄化”という美名のもと、他民族の種を根絶やしにして自分たちと同じ“漢民族”化をはかる、人種差別以上の“悪逆非道”を行なうことになります。

日本もヘタに中国(支那)に尻尾を振り続けると、最初は“国体”「獅子宮」によって“寛大”に冊封国家のように接します。

ですが、次第に「蠍宮」の“民族性”によって、同化を進めてきて、日本人を漢民族にしていきます。

実際、中国が違法に支配するウイグルなどでは、女性は中国人と結婚するか、もしくは避妊をせまられ、ウイグル人を根絶やしにして、“漢民族”にしてしまう“悪逆非道”の政策が行なわれているのです。

最初は厚遇してもらえるので喜んでいると、最後はそのように“日本民族の消滅”といった事態が、実際にはありえないことですが、まっています。


【日本】

長くなりましたので、最後に日本の“民族性”「魚宮」について簡潔に書いて終わります。

魚宮は、“情”をメインとした「情実サイン:宮」のなかでも、良し悪しはともかく“情の関係性”を結ぶ民族性です。

わかりやすく一例を申し上げますと、相手の“情”を自分のことのようにとらえて心配したり同情したりして、無意識に“情”の関係性をむすんだり、受け入れていく、いわゆる“情愛”をもつことになります。

そういった日本人どうしであれば、このような“人の好さ”は、宝瓶宮時代の今日、日本の“国体”「水瓶宮」ともあいまって、“友愛精神”(和、絆、民度)として働きますので、今後の世界の模範ともなっていきます。

なので、それを受け入れて理解する相手や国家であれば問題はありません。

しかし、国家は自国の利益が第一と考えますので、とくに近隣の国家に接する場合、“お人好し”は単に利用されるだけで終わります。

そのため、日本の“領土”や“財産”また国民の“安全”を守ろうとする場合、“民族性”「魚宮」によって相手を受け入れる“お人好し”の関係ではなく、“情”を超えた「法」(国内法)や「国際ルール」にのっとって、粛々と接することが必要になります。

もっとも、「情実サイン(宮)」の蟹宮や蠍宮“民族性”にもち、自らを中心とする“国体”「獅子宮」をもつ中国(支那)や、“現体制”「獅子宮」の韓国は、日本の“国体”「水瓶宮」においても、また“現体制”「牡牛宮」においても、“クール”で“現実的”な考えとはスタンスが異なりますので、日本を受け入れることは、まずありえません。


このようなことを知っておくだけでも、両隣国との接し方は、“情”のみで接すると似て非なる側面があって間違いやすいので、一歩、距離をおくしかないことがハッキリとわかります。










民族性「情実サイン:宮」1
2020.07.02
 
西洋占星術では、古代ギリシャの世界観「四大元素説」から、“水の星座”と呼ばれています。

いわゆる、“蟹座”、“蠍座”、“魚座”のことです。

ですが、占星術の“蟹座”というのは、空の星座ではほぼ「ふたご座」の位置にあたり、空の「かに座」というのは、占星学(ホロスコープ)では「獅子宮」の範囲に含まれます。

こむずかしいお話はともかく、西洋占星術で“~座”にあたる「宮:サイン」と、空の12星座は1つずつズレた位置になっていて間違って呼称しているのです。

このことを知ってか知らずか、いまだに“蟹座”、“蠍座”、“魚座”といった空の星座名で西洋占星術は「12サイン(宮)」を呼んでいます。

正しくは空の星座名“~座”を使うのではなく、「蟹宮」、「蠍宮」、「魚宮」というように、春分点にはじまる「サイン(宮)」で呼ぶのが、本来の占星学(占星術)です。


「ホロスコープ」を学ぶうえで、基礎中の基礎のお話なのですが、西洋占星術はいまだに2,000年ほど前の「12サイン(宮)」の位置のまま、“~座”と呼んでいて改める気配がみられず旧弊におちいっています。


古いまま使っているのは、サイン(宮)名だけではなく、“火の星座”、“土の星座”、“風の星座”、“水の星座”といった4区分も同様です。

この区分は、2,000年以上も前の古代ギリシャの世界観「四大元素説」による古典占星学の時代の呼び名で、古典占星学の“基礎理論”を捨てた西洋占星術が、後生大事に“火、土、風、水”の区分名をもちいているのは、実はこっけいでしかありません。

なぜなら、近代科学の発展とともに、古代ギリシャの「四大元素説」は、現在では“疑似科学”として退けられ、もはや過去の遺物となっているからです。

実状をいえば、西洋占星術がいまだにそのような“四区分”の名称をもちいているのは、現代科学が発達した今日の「宝瓶宮時代」に通用する「基礎理論」をいまだに見出しえていないためです。

宇宙この世界をつらぬく「数理法則」を基礎理論とする宝瓶宮占星学では、双魚宮時代の「古代ギリシャの世界観」に代わって、数理法則にもとづく「宝瓶宮時代の新しい宇宙観」を提示しています。

「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)がそれなのですが、数理法則の根幹をなす「基本三数」3(4)数から、次のような4区分をもちいています。

 「1数」に共鳴…「意志サイン(宮)」(牡羊宮、獅子宮、射手宮)
 「2数」に共鳴…「実体サイン(宮)」(牡牛宮、乙女宮、山羊宮)
 「3数」に共鳴…「関係サイン(宮)」(双子宮、天秤宮、水瓶宮)
 「4数」に共鳴…「情実サイン(宮)」(蟹宮、蠍宮、魚宮)

原則どおりに表記していますが、「3数」の場合、「3数=人間(関係)」という二方向性をもつことから、「友愛サイン(宮)」と呼ぶこともあります。


それはともかく、「蟹宮」、「蠍宮」、「魚宮」をそれぞれに国家の“民族性”とするのは、東アジアでは、「蟹宮」が韓国、「蠍宮」が中国(支那)、日本は「魚宮」です。

「情実サイン(宮)」の区分どおりに、欧米などほかの国家とは異なり、民族性に“情”をメインとしたそれぞれの“メンタリティー”をもつのが特徴です。

“民族性”にかぎらず、それぞれの国家には“国体”や“現体制”があり、これまた占星学のサイン(宮)によって象わすことができます。

個人に「太陽、月、ASC(上昇点)」といった、重要な3つの占星ポイントがあるように、国家にもまた「民族性、国体、現体制」といった3つのポイントがあるためです。

注意すべきは、個人の場合は、あくまでも1つの個体がもつ3つのポイントなので、自体内で調整が可能ですが、国家の場合は、国という総体としての3つのポイントなので、融通がききにくく、よりシリアスにあらわれやすいという点です。

“民族性”は、どんな国が建国されようと、当該民族による国家であるかぎり変わりません。

また、“国体”は、国の根幹をなすものなので、やはり変わりにくいのですが、絶対ではありません。

日本は古来から“天皇”を中心とした国家なので、建国以来「水瓶宮」のままです。

一方、“現体制”は、憲法や法度によって随時変わります。

江戸時代は、武家諸法度などによって日本の“現体制”は「乙女宮」で、明治時代は「射手宮」に変わり、戦後は「牡牛宮」になりました。

戦前、日本が広く海外に進出したのは、“現体制”が「射手宮」だったからで、戦後は日本国憲法によって「牡牛宮」に変わったために内向きになり、国民生活の快適化を牡牛宮らしく図ってきたわけです。

ちなみに、自由の国、アメリカは、海外イギリスからの移民によるため“民族性”は「射手宮」で、“国体”は日本と同じ「水瓶宮」で、現体制は防衛本能が突出した「蟹宮」になっています。

太平洋戦争また大東亜戦争は、「射手宮」の“現体制”によって広く海外に進出した日本と、同じく「射手宮」の“民族性”をもったアメリカが、太平洋またフィリピンなど東アジアを舞台にお互いの“国体”「水瓶宮」による自由と存立をかけて戦ったものです。

しかし、戦後日本は「牡牛宮」の“現体制”に変わり、“内向き”になることによって、同じ“国体”「水瓶宮」どうし、アジアと世界の自由民主主義を守る「日米同盟」によって結ばれています。

これら3つが、どのような「サイン(宮)」で象わされるかによって、その国の特徴はもちろん、ときどきの「星のディレクション」によって、“国家の運勢”が相応に変わっていきます。

以上を前提に、次回は、同じ「情実サイン(宮)」を“民族性”にもつ、日本、中国、韓国の違いを占星学からご紹介してまいります。









天子の不徳「災異説」
2020.07.01
 
古来より支那では、「天子(皇帝)が不徳であると、地震や凶作などの災害が起こる」とされていました。

儒教のなかにこのような「災異説」(天譴論:てんけんろん、天人相関説)を持ち込んだのは、「前漢」の儒学者で紀元前2世紀に生きた董仲舒(とう ちゅうじょ)だとされます。

董仲舒がいうには、「天地も人も、ともに“陰陽”に支配されており、人君の政治が乱れると、天地の陰陽も乱れて、災異が生じる」という理論のようです。

最初は、何かの本でこういったことを読んで、「人の言動で自然科学の分野の災害が起きるのはヘンだ」と思っていました。

しかし、その後、何かの出来事などから、「もしかして、関係がある場合があるのかも…」と疑問をもつようになりました。

そして、「宝瓶宮占星学」や「数理法則とクオリアル・ワールド伝授講座」をはじめた今日では、“民族性”を蠍宮とする「支那」(今の中国)では、あってもおかしくないと考えるようになりました。


事実、数千万人を殺戮した旧ソ連のスターリンや、のべつまくなしにユダヤ人を殺害した第2次世界大戦のヒトラーに匹敵する現在の“人間の悪魔”「習近平」ひきいる共産党一党独裁政権「中国」の所業は、今般の“武漢ウイルス”の被害をみるまでもなく、もはや地上に存在してはならない非人道的な“国家”になっています。

今年2020年1月に、山羊宮22度で起きたトランシットの「土星」と「冥王星」のジャストの合(コンジャンクション=0度)によって、かねてよりの「組織運営変革の深化」のディレクションがピークを迎えた今年、もはやまったなしで「組織運営の変革」が中国のみならず、全世界に波及している今日です。

当初から「宝瓶宮占星学」サイトでお伝えしてきたとおり、国連も、国家も、また会社組織も、さらには国民生活も、これまでとは異なる「組織運営の変革」を“武漢ウイルス”はもちろん、“米中対立”のなかで否応なく行なわなければならない時代を迎えています。

一見、中国は、武漢での感染拡大以降、いかにも“コロナウイルス”を抑えこんだたかのような報道を行ない、数字を誤魔化して発表し続けています。

“親中反日”の日本のマスメディアは、そのような中国製の映像やニュースを垂れ流しにし、プロパガンダ(政治宣伝)の片棒をかついで国民をあざむき、中共にくみしてなんら恥じていないかのようです。

ただし、ネットでは、いくら中国が「感染者ゼロ」と発表しても、感染拡大の情報はどこかしら漏れ続け、事実、昨今では隠しきれなくなって武漢以外の都市や首都北京でも、感染が続いていることが明らかになり、“都市封鎖”の可能性さえウワサされています。


ことは、武漢ウイルスのみにとどまりません。

すでに、昨年2019年より、アフリカで発生したサバクトビ・バッタの大軍が、海を越えて中国に向かっていることが今年初めに流されていて、ついに先ごろには、中国都市部で大量発生に至り、主食のトウモロコシや小麦への被害が懸念されている現状です。

かと思えば、100万人単位の死者を出した1931年の中国大洪水に匹敵する大洪水が、先月6月に発生し、2009年に長江の中域に完成した570kmものダム湖を誇る巨大な「三峡ダム」が、“手抜き工事”のせいもあって歪みが生じていることが、衛星写真などでも確認されており、いまにも決壊するのではないかと心配されています。

そして、6月25日には、首都北京で武漢ウイルスのように突起をもった野球ボール大の雹(ひょう)”が大量に降ってニュースになるなど、天変地異の様相をみせています。

ほかにも、昨今では“新型豚インフルエンザ”の発生とヒトへの感染が中国で確認されており、これまた世界的な感染拡大にいたるのではないかと心配されているところです。


広い国土をもった中国なので、どこかで何かが起きてもおかしくはないのですが、それでも異常です。

規模や状況がふだんとは違うのです。

やはり、古来からいわれているとおり、「天子(国家主席)の不徳が、天変地異を招いているのではないか」と考えたくなります。

というのも、“民族性”を蠍宮にもつ支那また中国の場合、宇宙の真実につうじる“聖人”か、犬畜生にも劣る“極悪人”かといった両極端になりやすいからです。

現在の“赤い皇帝”「習近平」(中国共産党)は、どうみても前者ではありえません。

宇宙創成の道理「数理法則」からみて“反面教師”にしても、“悪行”の度がすぎるのです。

まして、「組織運営変革の深化」のディレクションがピークを迎えた今年2020年である以上、もはや何が起きてもおかしくない状況に至っています。


中国は、昨今「戦狼作戦」を展開し強硬に出はじめていますが、これは追い詰められている証拠です。

老子や孫子の兵法でいうとおり、本来「水のごとく」が最強最善なのですが、その余裕もないほど完全に“柔軟性”を忘れ去っています。

お酒の銘柄にもあるように「上善如水」(上善は水の如し)と喝破したのは老子です。

また、孫子も「兵の形は水にかたどる。水の行くは高きを避けて低きにおもむく」と情勢に応じた戦略や兵の使い方を示しています。

ところが、現在の中国の「戦狼作戦」は、一か八かの体当たり戦法で、弱い相手や同程度の戦力の相手には功を奏しますが、トータルでみて3倍以上の戦力を有するアメリカに対抗しては、いつか強硬ゆえに“ポッキリ”と折れてしまう無謀な作戦でしかありません。

“老獪”だったかつての中国が、もはや習近平になって“裸の王様”とみまごう強気一辺倒の“バカ丸出し”の覇権侵出に陥っているのは、逆説的にいえば、世界人類にとっては「中共の終末」ともいえる“朗報”なのです。


ちなみに、日本でも「天子が不徳であると、地震や凶作などの災害が起こる」といったことに類する出来事が起きています。

55年体制以降、長きにわたって政権を担当し戦後日本の繁栄を築いてきた自民党政権から、初めて親中親北の「社会党政権」(1994~1998)が誕生したとき、直後に「阪神・淡路大震災」が1995年に起きています。

さらには、マスコミに踊らされて「民主党政権」(2009~2012)が誕生しましたが、そのとき鳩山首相は「これは(共産)革命です」と誇らしげに述べた、その1年半後、「3.11東日本大震災」が2011年に起きました。

人知れず1989年に正式にはじまった「宝瓶宮時代」に、ときの“天運”をもった日本が、民度に反する「容共的」な政権を選択したとき、時代の波動に合わずに、どこかしら歪(ひずみ)が生じて美しい日本の“大自然”に影響をもたらしたのかもしれません。









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