邪馬台国トンデモ“別府”説
2020.08.23
 
また「邪馬台国」の所在について、“耳”を疑うトンデモ説がでました。

いわく、『邪馬台国は別府温泉だった!』というものです。

今年2020年7月30日に「小学館新書」(288頁)で発売され、昨日8月22日、概容がネットニュースで掲載されていました。

当該書籍には、「火山灰に封印された卑弥呼の王宮」とサブタイトルがつけられ、どうやら別府温泉の地下に卑弥呼の王宮が眠ると推測されているようです。


著者は、東大農学部卒業で一流企業の中央研究所に勤め、「全国邪馬台国連絡協議会会員」でもある酒井正士氏です。

内容を紹介する記事を読みましたが、思わず“突っこみたく”なるほど、一見、“科学”を装った勘違い内容がある記事でしたので、同じ間違いをされないためにも、勝手に指摘しておきます。

もっともご本人は、“科学は正しい”と信じておられるようなので、そこに根本的な間違いがあるのですが、以下の指摘は“門外漢”のものとしてご一考にとどめるだけでかまいません。


「邪馬台国」の所在について、多くみられる間違いを著者もされています。

俗称「魏志倭人伝」を読めば、誰でも知っているポイント中のポイントをご理解していないのです。

それは、「女王が都とする邪馬台国に至るには、水行10日、陸行1月」(原文:邪馬壹国 女王之所都 水行十日 陸行一月)という箇所です。

しかし、著者は次のように述べています。


―― 私は、「魏志倭人伝」――正確には(中略)を、丹念に読み込み、陳寿の記したとおりの距離と方角をたどれば、邪馬台国は、別府市の扇状地にあったのではないか、との結論を導き出しました。 ――


本当に「丹念に読み込み」ました?

邪馬台国に至るには、上述のように「陸行1月」と書いている以上、内陸部しか比定できません。

仮に、「水行だと10日」「陸行だと1か月」と併行読みの解釈をしても、当時、水行で10日で行ける場所に、わざわざ北部九州の港から危険の多い当時の山道を1月もかけて「別府」に行きます?

当時の交通は「船」が主流なのです。

瀬戸内海の西端に位置する別府は、穏やかな内海に面し船が便利です。

事実、「邪馬台国」の直前に記される「投馬国」(つまこく)に至るには「水行20日」のみで記され、陸行は記されていません。

つまり、投馬国は間違いなく海に面した場所にあった国です。

もし、「邪馬台国」が海に面した“別府”にあったのなら、わざわざ「陸行1月」を記す必要はないのです。

水行に続き「陸行」と書かれている以上、邪馬台国は河川の上流域にあたる内陸部にありました。

所在地比定にあたって、著者は「丹念に読み込んだ」と書いているものの、“基礎中の基礎”となるポイントをごを理解できていないようです。

それは、次の記述からも明らかです。


―― 自然科学の仕事をする研究者として、いちばんに心がけてきたことは「生データを大切に扱うことの重要性」です。 ――

―― 邪馬台国へ至るルートの探索では、魏志倭人伝中の行程記述、とくに方向や距離、日数などが「生データ」に相当すると思います。 ――


「はぁ!」ってな記述でしょ。


著者は、「魏志倭人伝」に記載される“方向”や“距離”や“日数”を(科学的な)“生データ”として、「別府温泉」の位置を割り出したと言っているのです。

その結果、「一大国」(壱岐)から「千余里で末盧国に至る」を、通説の“唐津”近辺だと短いため、宗像市近辺を勝手に港とし、さらに東に進んだ北九州市を「末盧国」に比定しています。

そこから南に「不弥国」を中津市に、さらに別府を「邪馬台国」に比定し、“生データ”どおりの解釈だと主張しているわけです。

主張は勝手です。

ですが、そもそも科学における「生データ」と、歴史記録書における“方向”や“距離”また“日数”などの数字は、同じ“生データ”として扱えるたぐいのものではありません。

「歴史は勝者の記録」といわれることがあるように、プロパガンダ(政治宣伝)や主観が混じることがあるのは、もはや多くの人が知っています。

そのため、文献から歴史の真実を見出そうとするとき、共産主義者はともかく、“文献批判”の観点を一応はもって、記述のウラをとることが重要なのです。

それもせず、“生データ”として「科学」と同一に扱うのはご自由ですが、科学が大事にする「客観的」な検証とは正反対の行ないだということに気づいておられないのです。


以上は一例ですが、要は「邪馬台国 別府説」は、著者の「読み込み不足」と重篤な「勘違い」を論拠とした“トンデモ説”になっていると考えられます。


以下は余談です。

著者はご存じないようですが、“公文書を隠蔽・改竄”したのは、著作郎・陳寿のほうです。

倭(国)偵察記録には、ちゃんと「邪馬台国」(臺)と記されていました。

それを歴史を書き換えることでも知られる陳寿は、「倭人条」を記すにあたって、勝手に「邪馬壹国」(一、壱)と改竄したことは、古来より専門家のあいだでは知られている常識です。

それゆえ歴史学者たちは、「魏志倭人伝」(倭人条)に“邪馬壹国”(一、壱)と記されているにもかかわらず、正しく「邪馬台国」と修正して語り伝えてきたのです。

そんな著作郎・陳寿の記述を「生データ」として扱うのは、科学的にもおかしいことこのうえないお話だといえます。

“門外漢”としてはそう思いますが、いかがでしょうか。










伊藤-山口 準強姦疑惑
2020.08.22
 
裁判でも争われた2015年の“事件”です。

両者の主張が真っ向から対立しているため「ホラリー・ホロスコープ」でみることにしました。

事件当時もそう考えていたのですが、肝心の“時間”が分かりませんでした。

今回、当該“事件”は、午前2時頃~3時頃の間に起きたことがハッキリしましたので、ホロスコープを作成してリーディングを行なうことにしました。


概容は、元TBS記者でワシントン支局長も務めた山口敬之氏(牡牛宮)が、当時ニューヨークでジャーナリストになりたいということで初めて会った伊藤詩織氏(不明)と、東京で再会。

そののち2015年4月3日の会食のあと、“泥酔”した伊藤氏と「シェラトン都ホテル東京」で未明(4月4日午前2時半頃)に起きた“出来事”(準強姦疑惑)です。

山口氏は、伊藤氏に“意識”(意思)があったと主張し、伊藤氏は朝5時頃に目覚めたら“痛み”を感じたと山口氏による“レイプ”を主張しました。

しかし、「刑事事件」としては“不起訴”になっています。

その後、伊藤氏は2017年9月に慰謝料1,100万円を求めて「民事裁判」を起こし、山口氏に330万円の支払を命じる判決が出ています。

これに対して山口氏は、月刊「Hanada」に“事実と異なる”として手記を発表し、二人の主張は真っ向から対立しています。


疑惑の「ホラリー・ホロスコープ」は、次のとおりです。




一見して特徴は、「YOD(60・150・150)」が3つもあることです。

ここから次のようなことが読みとれます。


1、つくられた“事件”

当該ホロスコープでの「YOD(60・150・150)」は、男女でいえば“女性”を象わす「月」や、“行動”を象わす「火星」といった「ホラリー・ホロスコープ」では重要な意味をもつ「星」を頂点としています。

さらに、“勘違い”や“事実誤認”また“欺瞞”などを象わす「海王星」を頂点としています。

そのため、“不可抗力”とは異なりますが、否応なく引き起こされた出来事(準強姦疑惑事件)ということがわかります。

伊藤氏にせよ、山口氏にせよ、自ら積極的に起こした出来事ではなく、何らかの“事情”や“強制力”があって、いわゆる“作為”された「準強姦疑惑」であることがリーディングできます。


2、出来事の主体は“女性”

双方の主張が異なる場合、いったいどちらが“意志”や“動機”をもっていたのかということが重要になります。

宝瓶宮占星学の「新ホラリー占星学」は、宇宙この世界をつらぬく「数理法則」によってホロスコープを解釈し、リーディングを導き出しています。

そこからいえるのは、“事件”の場合、その意志は「ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)」が象わし、深層の動機は「IC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)」が象わすことになります。

「ASC(上昇点)」は水瓶宮6度で、「ケレス」が合(コンジャンクション=0度)です。

そして、「月&ドラゴン・ヘッド」がスムーズに影響をもたらす上三分(アッパー・トライン=120度)をとっています。

「月」は上述しましたように、ここでは“女性”を象わすことになります。

つまり、当該“事件”(出来事)の意志や主導権は“女性”がにぎっていたことがわかります。

しかし、ASC(上昇点)には「ケレス」が合(0度)をとっていますので、その事実は“隠され”て明らかになりにくいことが示されている「ホロスコープ」になっています。


3、動機は“双方”

事件(出来事)の“動機”を象わす「IC(北中点)」は、牡牛宮25度です。

IC(北中点)には、“若い女性”を象わす「金星」が合(0度)です。

「金星」には、“両極端”で“強い情動”を象わす「冥王星」が上三分(120度)です。

また「IC(北中点)」には、「ケレス」が上三分(120度)です。

この意味は、事件の“動機”が見えにくい(明らかになりにくい)ことを象わすと同時に、“若い女性”が動機をもつことを意味します。

また、「IC(北中点)」が「牡牛宮」で山口氏が「牡牛宮生まれ」(太陽)であることから、動機は山口氏自身に向けられたものであることを示しています。

と同時に、山口氏自身の“スケベ根性”がゼロではなかったことを象わすものとなっています。

この点では、意に反して起きた出来事“事件”ながら、双方に隠された“動機”があったことがリーディングできるものになっています。


4、事件の被害者は“両方”

“事件”の疑惑は、さらに深まります。

「新ホラリー占星学」では、“被害者”は「DES(Descendant ディセンダント=下降点)」から読みとります。

DES(下降点)は「獅子宮」です。

獅子宮の共鳴星「太陽」は、“記者”などを象わす「水星」を合(0度)としており、両星は「DES(下降点)」に上三分(120度)をとっています。

この点では、“被害者”は元TBS記者の山口氏で、上述のリーディングをふくめて、まんまと“ハメ”られたことが読みとれます。

しかし、ことはそう単純ではありません。

DES(下降点)には「木星」が合(0度)で、木星にはこの出来事の“意志”を象わす「ASC(上昇点)」の共鳴星「天王星」までもが上三分(120度)をとっているからです。

つまり、木星をワン・クッションおくものの伊藤氏もまた間接的ながら“被害者”となっています。

この意味は、“自分であって自分ではないが、やはり自分である”といった「YOD(60・150・150)」が3つもある「ホラリー・ホロスコープ」であることから、当該“事件”(準強姦疑惑)は、否応なく仕組まれたものであることがリーディングできます。

つまり、山口氏はもちろん、伊藤氏ご自身も、そうせざるをえない“事情”が隠されていて、いずれも“被害者”になってしまったということです。


5、事実と異なる“欺瞞”

なぜ、そのようなことに至ったのかというと、当該ホロスコープには“犯行”(出来事)の意志を象わす「ASC(上昇点)」にも、また“犯行”(出来事)の動機を象わ「IC(北中点)」にも、「ケレス」が強く働いています。

そのため、当該“事件”(準強姦疑惑)には、隠されてオモテには出てこない“経緯”があって、「月」や「火星」がYOD(60・150・150)の頂点であることから、そのように行動せざるをえない“仕組まれた”ものになっている“裏事情”があると解釈できるためです。

つまり、“真相”は隠されて闇に包まれており、それが山口氏も伊藤氏も“被害者”になっている理由です。

一つだけ“推測”を交えつつヒントを書いておきますと、結果的には“失敗”したものの、「ハニートラップ」に似た“某国のスパイ活動”が巧妙にかかわっていなければこのような事態にはなりません。


そういうことがありまして、“現実錯誤”を象わす「海王星」も、またYOD(60・150・150)の頂点となって、否応なく“事実誤認”や“欺瞞”によって「真相」が明らかにされない「ホロスコープ」になっています。

なぜなら、“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星が、「海王星」と、“スタンス”が異なる「矩(スクエア=90度)」をとっていることから、明らかに事実と異なる“状況”を象わしているためです。

ということで、まさに“スパイ活動”のようにオモテに出にくく、“真相”が容易には明らかにならない出来事(準強姦疑惑)になっていました。










日向坂46 金村美玖(17)
2020.08.21
 
「宝瓶宮占星学」サイトの「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきです。

日向坂46のメンバーを“リーディング・サンプル”として、まず「ソーラーチャート」の特徴をご紹介しています。

今回は、日向坂46全体では7人め、“最大勢力”の「乙女宮生まれのメンバー」では4人めご紹介となる「金村美玖」(乙女宮、17歳)です。

乙女宮生まれ(太陽)は、今月8月末もしくは来月9月の誕生日で、記載している年齢は1つプラスになります。


今回取り上げます金村美玖は、先回ご紹介いたしました小坂菜緒(乙女宮、17歳)の3日後に生まれています。

そのため、「ソーラーチャート」の場合、ほとんど変わらない星の配置です。

とはいえ「月」は、約1か月でホロスコープ(12サイン:宮)を1周するために、3日ではサイン(宮)1つ半ほど動きます。

また、内惑星の「水星」と「金星」は、平均して太陽と同様にほぼ3度ほど進みます。

金村美玖の「ソーラーチャート」は次のとおりです。




小阪菜緒の場合、「太陽&月&火星」の三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)を形成していた「月」は、その3日後に生まれた金村の場合、サイン(宮)1つ半ほど進んで、蠍宮1度の「金星」と合(0度)になります。

「金星」も小阪菜緒の天秤宮28度から、蠍宮1度に変わっていて、ここが小阪と金村のホロスコープ(出生天球図)で最も大きく異なる箇所になります。

金村美玖が、午前10時以降の生まれの場合、「月」は、「木星」と「海王星」の衝(オポジション=180度)の軸となってT矩(Tスクエア=90・90・180)を形成するようになるのもその大きな違いです。

「月」と合(0度)の「金星」は、許容度数(オーブ)6度ギリギリの7度差ながら、T矩(90・90・180)の影響を受けやすくなります。


女性の場合、「月」は影響の大きい最も重要な星になります。

その「月」が、小坂菜緒のように、「太陽&月&火星」と三重合(0・0・0度)をとるのか、それとも3日後に生まれた金村のように、“(若い)女性”を象わすことがある「金星」と合(0度)をとるのかは、やはり大きな違いが生じることになります。

とくに午前10時以降の生まれで「月」が「木星」と「海王星」とT矩(90・90・180)をとっている場合、良し悪しは関係ありませんが、その差は大きくなります。


ちなみに、「月&金星」の合(0度)は“人気運”を象わします。

それが「蠍宮」に位置し、太陽&火星は「乙女宮」にあることから、一見、“清楚系”や“優等生”また“美少女”系キャラの素地になっています。

一方、「木星」や「海王星」と「月」(また金星)が矩(スクエア=90度)なので、これらは非現実的ともいえる精神面や心理面の象意のほうが強い星たちなので、“ソフト”な印象を金村美玖がもつことになります。

さはさりながら、それらによって“控えめ”で“ソフト”また“ロマンチスト”だと断定はできません。

なぜなら、金村の「月&金星」の合(0度)は、同時に“現実的”で“シビア”な「土星」また“個性的”で“信念”をもつ「天王星」と、スムーズに象意の関係を結ぶ大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成しているためです。

なので、“ソフト”な印象に留まらず、“ハード”な強さも金村は持つことになります。

それ以外では、小阪と金村の「ソーラーチャート」は、ほぼ同じ星の配置です。


ただし、次のことを忘れてはいけません。

占星学に詳しい方ならご存じのように、「出生時間」が違えば、「ASC(上昇点)」をはじめ重要な4つの「基本点」(ASC、IC、DES、MC)は変わってきます。

星たちが位置することになるハウス(室)も、それぞれに異なることになりますので、たとえ同じ「ソーラーチャート」の星の配置であったとしても、性質や性格また運勢に大きな違いが生じていくことになります。

ちなみに、小阪や金村を番組や動画でモニタリングした感じでは、お二人の出生時間(ASC:上昇点)はかなり異なっています。

どちらかというと“陰”で“ハード”な小阪と、“陽”で“ソフト”な金村です。

良し悪しは、関係がありません。

“キャラ”や“運勢”の出方がかなり異なってくるということです。













日向坂46 小坂菜緒(17)
2020.08.20
 
「宝瓶宮占星学」サイトの「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきとなる下書き記事です。

日向坂46のメンバーを“リーディング・サンプル”としてご紹介していくシリーズ第6弾です。

6人めは、日向坂46の“最大勢力”「乙女宮生まれのメンバー」ての3人め。

順不同でご紹介するその3人めは、「日向坂46」のデビュー以来、センターをつとめてきた小坂菜緒(乙女宮、17歳)です。


早速、「ソーラーチャート」をご覧いただきましょう。




これまでご紹介してきたメンバーの「ソーラーチャート」と異なるのは、ホロスコープ全体に星が散らばっていることです。

ですが、やはりこれまでご紹介してまいりました多くのメンバーと類似している点は、出生時の「太陽」が多重合(マルチプル・コンジャンクション=0度)をとっていることです。

先回ご紹介いたしました高瀬愛奈(乙女宮)の場合は、出生時の「太陽」と「月」という個人にとって影響力が最も強い2つの星の合(0度)に、パーソナル・プラネットの「水星」と「金星」が加わった四重合(クワドラプル・コンジャンクション=0度)を生まれもっていました。

これに対して小坂菜緒の場合は、出生時の「太陽」と「月」に加えて同じパーソナル・プラネットながら「火星」を交えた三重合(トリプル・コンジャンクション=0・0・0度)になります。

高瀬の場合は、四重合(0度)ながらソフトな「金星&水星」なので、牡羊宮のキャラが加わったツッコミ型ながら、どこかおっとりした感じが漂います。

これに対して小坂菜緒の場合は、同じく牡羊宮のキャラが加わる三重合(0度)とはいえ、“辛らつなツッコミ”や“反抗心”をもつことになるいくぶんハードな「火星」です。


なのですが、小阪の場合、「太陽」は「ケレス」と転(クインカンクス、インコンジャンクション=150度)です。

「火星」は、「海王星」と同じく転(150度)です。

また、「月」も出生時間が不明なので確定ではありませんが、「ケレス」または「海王星」のどちらかと転(150度)をとる可能性が約80%以上もあります。

そのため、ふだんは“辛らつなツッコミ”や“反抗心”は抑制され、隠されがちになります。

ただし、“ポテンシャル”として隠し持っていて「ない」わけではありませんので、イザといった事態になれば、“反抗心”や“辛らつなツッコミ”が出ることになります。


さて、小坂菜緒の「ソーラーチャート」の最大の特徴は、大三角(グランド・トライン=120度×3)を含むことに必然的になりますが、大六角(グランド・セクスタイル=60度×6)の1角のみが欠けた、いわゆる“大六角(60度×6)崩れ”です。

六分(セクスタイル=60度)を許容度数(オーブ)6度でとっているためにそうなのですが、許容度数(オーブ)を8度にとれば大六角(60度×6)を生まれもつことになります。

そうでなくても、出生時間次第では大六角(60度×6)が形成される可能性が残っています。

“大六角(60度×6)崩れ”というのは、牡羊宮16度の「ケレス」と水瓶宮8度の「海王星」が8度差になっているためです。

ですが、8度差でも、出生時間(ハウス:室)次第によっては、共鳴関係が生じることがありますので、その場合、最大で9度まで許容度数(オーブ)を広げることが可能になります。

その場合、六分(60度)が成立し、ひいては大六角(60度×6)が形成されることになります。

「宝瓶宮占星学」では、宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」によって“共鳴リーディング”を行ないます。

アスペクトにおいて「共鳴関係」が強い場合、最大で1.5倍まで、許容度数(オーブ)を広げることがあるためです。


いずれにしましても、2つの大三角(120度×3)をふくめた「大六角(60度×6)」(崩れ)が、小坂菜緒の「ソーラーチャート」の特徴です。

ここでは「特徴」をお伝えするのが目的なので、「大六角(60度×6)」の象意にまでは触れません。


最後に、もう一つの特徴です。

直接の「トップ運」ではないものの、“ワン・クッション”をおいたトップ運を小坂菜緒は“隠し”もっています。

そういうことも含めて、“隠れた”要素(ポテンシャル)をいろいろともつというのが、小坂菜緒の「ソーラーチャート」の特徴になっています。









#FreeAgnes:日本発
2020.08.16
 
「それにしても“大”の中国が香港の一人の“女の子”を逮捕とは…」

“大国”のなすべきことではありませんよね。

もし、“本気”でそうしたのであれば、たった一人の“女の子”にうろたえるなど“大国”いや中国はもはや終わっています。

常識的にはそういうことです。


ちなみに、香港の一人の“女の子”とは、もちろん周庭(Agnes Chow Ting、射手宮:23歳)さんです。

40日ほど前に施行された「香港国家安全維持法」(国安法)によって、民主化のリーダー「蘋果日報」の創業者・黎智英(Jimmy Lai Chee-ying、射手宮:71歳)氏とともに、今月8月10日に逮捕され、翌11日の深夜に保釈されたのはご存じのとおりです。

「国安法」で逮捕されると“保釈”はないといわれていましたが、周さんは270万円、黎氏は690万円で即保釈されました。

香港当局は、保釈の理由を「罪状を見極めるため」といった旨の理由を述べているようです。

でも、それだと“罪状”も定まらないまま逮捕したことになってしまい、ナニかヘンです。


推測ですが、中国特有の“ウラ”事情があるのではないでしょうか。

たとえば、本来は総資産額 1,060億円以上とされる黎智英氏の資産を、没収することが狙いだとか。

黎智英氏のみを逮捕すると、モロバレなので、だれもが知る周庭さんも一緒に逮捕してカムフラージュし、周さんに対しては「SNSで国際社会と連携した」などとワケのわからない“罪状”をつけたということも考えられます。

ところが、上層部(本土)は、いずれ自分たちが横取りするために“保釈”を香港当局に命じたという推測です。

オモテ向きの理由は、“日米”などからの強い反発があったこと、今は国際社会からの孤立を避けるために事を荒立てたくないこと、などです。

なぜなら、周さんの保釈金270万円はともかく、黎氏の保釈金は、総資産額に対して“690万円”は少なすぎることからそういえます。

要は、なにか“ウラ”がなければ、国家の威信をかけた「国安法」で逮捕しておいて、翌日の即保釈はありえないのです。


それはともかく、「#FreeAgnes」が話題になりました。

ご存じのように、“周庭さんの自由を求める”という「#FreeAgnes」は、日本をはじめ各国でツイートされました。

10日の逮捕から翌11日の保釈までの間に17時間連続で「トレンド1位」を占めたのです。


各国の内訳をみると、日本が「61.1%」でトップでした。

以下は、香港が「27.4%」、アメリカが「2.7%」、タイが「2.6%」、台湾が「1.2%」、イギリスが「1.1%」、その他が「3.8%」となっています。

香港の場合、ヘタにツイートすると当局に目をつけられるという思惑があったのかもしれません。

それはそうと、「#FreeAgnes」を立ち上げて呼びかけたのは日本でした。

中国寄りの日本のテレビが報道することはないかもしれませんが、ダントツのトップは、日本人の「香港」へ高いの関心を示す“嬉しい”数字です。

そういうこともあって、周庭さんは日本語をはじめ、広東語と英語でも感謝のメッセージを述べていました。










日向坂46 高瀬愛奈(22)
2020.08.15
 
「宝瓶宮占星学」サイトの「「日向坂46」への改名/独立」(リーディングサンプル&メモ)のつづきで、日向坂46のメンバーを“リーディング・サンプル”としてご紹介する下書きの5人めです。

「牽引メンバー」の3人につづいて、日向坂46の“最大勢力”「乙女宮生まれのメンバー」2人めをご紹介いたします。

順不同ながら2人めは、高瀬愛奈(乙女宮、22歳)です。

前置きはともかく、早速、「ソーラーチャート」をご覧ください。


※冥王星とドラゴン・ヘッドの矩(90度)のラインが抜けていますので、明日16日中に追加します。


一見すればわかるように、「ソーラーチャート」とはいえ驚くほどシンプルです。

そのため“シンプル”ということが、そのままホロスコープ(出生天球図)の特徴になります。

なのですが、出生時間が不明なため「ソーラーチャート」で作成しているので、もし出生時間が明確になっていずれかの「ASCハウスシステム」で作成すれば、4つの「基本点」(ASC、IC、DES、MC)の位置次第によっては、複雑なアスペクトがふえる可能性があります。


さて、そんな高瀬愛奈のホロスコープ(出生天球図)の特徴は、次の2点です。


1、「太陽」が「パーソナル・プラネット」の内惑星すべてと四重合(クワドラプル・コンジャンクション=0度)を形成していることです。

「パーソナル・プラネット」というのは、個人の特性を象わす星たちで、「太陽~火星」まで5つの星をいいます。

そのなかで「内惑星」というのは、地球の軌道の内側をまわる星たちです。

具体的には、外惑星の「火星」を除き、地球の衛星の「月」、「金星」、「水星」、そして恒星の「太陽」です。

これは、ホロスコープで用いる“惑星”の場合をさし、「天体学」では衛星の「月」と恒星の「太陽」は“惑星”とは呼びません。

ホロスコープでは、便宜上、「太陽」も「月」も“十大惑星”(メイン・プラネット)のひとつとして占断またリーディングを行なうので“惑星”あつかいになっています。

そのような「内惑星」すべてが、四重合(0度)を形成しているために、わかりやすくひっくるめてアバウトに申し上げますと、高瀬愛奈は「乙女宮生まれ」(太陽)ながら同時に「牡羊宮」(火星)の性質をも併せ持つことになり、物怖じしない“突っ込み”の個性(キャラ)をもつことになります。

つまり、乙女宮の個人的な“完璧性”(潔癖性)によって周囲を“批判”することがないとはいえないことにくわえ、思ったことをズバリと口にする牡羊宮のキャラが加わることによって、悪気のない一見“辛らつさ”が高瀬愛奈の持ち味になります。

もともとが大阪出身なので、地域的にも“ツッコミ”のスタンスをとりやすいこともあるでしょう。


2、「木星」と「海王星」をのぞく「ソーシャル・プラネット」が、強力なアスペクトをもたない。

「ソーシャル・プラネット」というのは、十大惑星(メイン・プラネット)のうち、5つのパーソナル・プラネットをのぞいた「木星~冥王星」までの5つの星をいいます。

もっとも、西洋占星術の場合、木星と土星のみを「ソーシャル・プラネット」と呼び、天王星、海王星、冥王星を、古典占星学に含まれないという観点から「トランス・サタニアン」(土星外惑星)とするケースがあります。

ですが、すでに宝瓶宮時代ゆえに、トランス・サタニアンをふくめて「ソーシャル・プラネット」とするのが適切で、どちらかといえば“運勢的”な作用をもたらします。

上述の「太陽&月」をはじめとした四重合(0度)に、「木星」が衝(オポジション=180度)で、「海王星」が下三分(ロウアー・トライン=120度)です。

「木星」と「海王星」は、主に“発展”と“膨張”などを象わしますが、シビアな「現実」にかかわるよりも、“気分”や“観念的”な象意をメインとします。

これは、高瀬愛奈がそのような個性や感性の側面をもつことを象わします。

一方、「現実」的な影響力を強く持つ「土星」や「天王星」また「冥王星」は、高瀬愛奈の「ソーラーチャート」の場合、どこか弱いアスペクトしかもたないのが特徴です。

たとえば、実体のない「交点」(ノード)の「ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール」に、「土星」が調停(メディエーション=60・120・180)の座相をとり、「冥王星」を軸にTスクエア(T矩=90・90・180)を形成しています。

これだと、実際の影響力としては良し悪しに関係なく弱いのです。

さらに、「天王星」にいたっては「ケレス」と三分(トライン=120度)です。

“ポテンシャル”は秘めるとしても、ふだんはオモテに出にくくなります。

そんなこんなで、出生時間を抜きに「ソーラーチャート」のみでみた場合、「太陽」と「月」など内惑星(パーソナル・プラネット)のみの四重合(0度)”だけが際立ち、主体的に“自分”といった特徴を持つ、高瀬愛奈のホロスコープになっています。








カマラ・ハリスで大丈夫?
2020.08.14
アメリカ民主党の大統領候補ジョー・バイデン(蠍宮、77歳)は、副大統領候補にカマラ・ハリス(天秤宮、55歳)を選びました。

このハリス副大統領候補を“黒人女性”と呼ぶのは、正しくありません。

なぜなら、ハリスの母親はインド人で、父親はカリブ海の英国連邦の1国ジャマイカ人だからです。

それはともかく、バイデンがハリスを選んだのは、「黒人票」と「女性票」の獲得をねらって副大統領候補に選出したといえるでしょう。

もちろん、生粋の「白人票」に根強い支持勢力を持つトランプに対抗するためです。

大統領選挙は、結果をみなければ“わかりません”が、バイデンの狙いは正鵠を得ているのでしょうか。


私見を述べれば、“諸刃の剣”です。

なぜなら、バイデンが「黒人票」(また「有色人票」)をねらったとおりの「黒人女性」ではないことが、まず1点。

次に、74歳のトランプに対し、バイデンは77歳。

わずか3歳差とはいえ、トランプ側のペンス副大統領は、トランプ以上の“保守”であって、アメリカを建国した“キリスト教”の基盤をもつ生粋のアメリカ人です。

一方、ハリスは、バイデンがもし大統領に選出されて任期のあいだに何かあれば、“ハリス副大統領”が女性初というだけでなく、アメリカ出身ではないといってもよい、初の“移民大統領”に昇格して就任することになります。

それを知っている選挙人は、ジョー・バイデンを大統領に選ぶでしょうか。

逆にいえば、反アメリカの選挙人は喜んでバイデンに投票するでしょう。

当然のことながら、熱心なトランプ支持者はもちろん生粋のアメリカ人の多くは、バイデンに投票することをためらい、逆にトランプに投票する可能性が高まることになります。

そういったこともあって、バイデンがハリスを副大統領に選出したのは、のるかそるかの“諸刃の剣”に等しい賭けだといえます。


最後に、副大統領候補になったカマラ・ハリスは「天秤宮27度」に太陽を持ちます。

ご参考ながらASC(Ascendant アセンダント=上昇点)は「双子宮24度」で三分(トライン=120度)です。

ASC(上昇点)はともかく、この場合、ハリスが現在受けている「星のディレクション」は、精神的にも現実的にも、過去にこだわらずに新たな人生をめざして再出発しなければならない人生期になっているのです。

その意味は、過去にこだわるほど“運勢を失くす”ことが起こりえます。

しかし、バイデンは、ハリスが上院公聴会でトランプが指名した最高裁判事をめぐる質問で再三ネチっこく追及したことで、トランプが激しく嫌っていることを知って副大統領候補に選んだという理由もありそうです。

もっとわかりやすい言葉を使えば、過去が通じにくくなる今のハリスは、“最低期”ともいえる運勢期なのです。

そんな時期に、栄えある“社会運”となるアメリカ史上初の女性副大統領に就くことが可能とは思えません。

詳しくホロスコープ(出生天球図)をみなければ断定はできませんが、仮に就いたとしても、過去のとおりには動けませんので、ASC(上昇点)「双子宮」で太陽「天秤宮」のはリスは、“信念”があるといえばそうなのですが、行動を変えにくいという点で、今の運勢期に大丈夫なのかという懸念が生じます。

ということで、“火中の栗を拾う”に等しい博打をバイデンは選択したようです。

さらにいえば、ハリスが副大統領に就く可能性は確率的には“低い”でしょう。








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