大詰めトランプの2つの狙い
2021.01.08
 
「アメリカ大統領戦」もいよいよ大詰めです。

これまでのトランプ大統領の“余裕”のある動きをみていると、2つの“狙い”を感じます。

その“狙い”がほぼ見極められ、大詰めを迎えたという意味です。


トランプが時間をかけて狙ってきたのは、一つは、人々が“真実”に気づき、「改心」するのを待ってきたことです。

とくに、俗にいう“ディープステート”側の人々や、“中共”に篭絡(ろうらく)された人々が“過ち”に気づき、自由の国また建国精神に立ち返ることを願ってきたトランプでした。

もう一つは、「あ~ぁ、やっちゃったwww」という記事に書いたようなことです。

「あ~ぁ、やっちゃったwww」の記事内容は、“スィング・ステート”と呼ばれる激戦州で、不正な得票数のまま“選挙人”を選ぶことで、“犯罪”(者)が「確定」することです。

ですが、トランプの狙いは、州レベルにとどまりません。

国家レベルでも同様で、「アメリカ」を中共に売ろうとする“裏切り者”はだれなのか、“国家反逆罪”に相当する人物をあぶりだし確定させることでした。


この二つの狙いは、ワンセットです。


そのため、トランプは幾度もメッセージを発しながら、何度も“裏切り者”に立ち直りの機会を与えています。

ジョージア州の長官らに対してもそうですし、民主党のバイデンらに対しても、また共和党の上院内総務マコネールやペンス副大統領らに対してもそうです。

しかし、その結果は、警察また警備員に誘導されたアンティファやBLMら左翼過激派集団が議場になだれ込んで大波乱となった昨日1月6日~7日(アメリカ時間)の「上下院合同会議」での各議員や関係者らの動きで、ほぼ判明しました。

誰がアメリカを売ろうとする“裏切り者”か。


そこで、トランプサイドから「大逆転」(国家反逆罪)に該当する情報が出され、公にされるとバイデン陣営や関係者は困るので、テッド・クルーズ上院議員が発言するタイミングをみて、“トランプファン”に偽装したアンティファやBLMを議場になだれ込ませ“波乱”を起こし、トランプの評判を落とそうとしたわけです。

もちろん、引き続き大手SNSは、トランプ大統領やリン・ウッド弁護士が、情報発信をできないようにアカウントを凍結したり削除する暴挙に出ています。

というか、そこまでしないと彼らの立場が保てない瀬戸際にまで追いこまれていることを、彼らも知っているのです。

すなわち、トランプが“切り札”を出せないように封じようとしています。

逆に申し上げますと、トランプは、いくら不正選挙が行なわれても、バイデンに勝てる“切り札”を手に入れていますので、余裕で時間をかけて上述の2つの狙いを見極めようとしているのです。


そして、昨今の星の動きは、いよいよ歴史的な“そのとき”が近づいたことを象わしています。

代表して1月12日の「ホロスコープ」をみてみましょう。

順番に、次の5つの合(コンジャンクション=0度)が形成されます。

山羊宮初盤での「月&金星」の合(0度)。

山羊宮終盤での「太陽&冥王星」の合(0度)。

水瓶宮での「水星&木星&土星」の三重合(0/0度)。

魚宮での「海王星&ケレス」の合(0度)。

牡牛宮での「火星&天王星」の合(0度)。

これらが「海王星」を軸とした、双子宮の「ドラゴン・ヘッド」と射手宮の「ドラゴン・テール」とのT矩(Tスクエア=90・90・180)を交えて複合的な三分(トライン=120度)や矩(スクエア=90度)を形成します。


動きの早い「月」を除き、このようなアスペクト・パターンが形成される意味は、「ホロスコープ」の概略とともに後日追記します。

いずれにしても、「太陽&冥王星」の合(0度)が、ほぼ独立したかたちで続くことは、一見“バイデン確定”と読めるものの、山羊宮ゆえに実は「トランプ大統領確定」の時期に入っていくことを意味しています。












「精神意識の変革(覚醒)」
2021.01.04
 
今月1月下旬から“影響圏入り”する「精神意識の変革(覚醒)」のディレクションの占星学的なお話です。


ご説明をわかりやすくするために、「冥王星」の発見からお話をさせていただきます。

「冥王星」の発見は、今から90年前の1930年2月18日です。

その特徴の一つは、アメリカ人(クライド・ トンボー 1906-1997)が発見した唯一の惑星だということです。

その「冥王星」が、“上方矩”(90度)の「獅子宮2度」の位置にあるとき、「第2次世界大戦」が勃発しました。

それは、「冥王星」がもつ“両極端”の象意のうち、“対外的”な“世界覇権”が最大限に発現されたディレクションです。

それから81年後の2021年1月現在、「冥王星」は、“下方矩”(90度)の「水瓶宮」の影響圏(山羊宮25度)に入ろうとしています。


これは、「冥王星」がもつ“両極端”の象意のうち、“対内的”な宇宙この世界の“真実の霊性”にかかわるディレクションになっていきます。

ひらたくいえば、深層の「精神意識の変革(覚醒)のディレクション」のはじまりです。

細かなことをぬきに、単純にいえばそういうことです。

これらのディレクションは、実際には、「双魚宮時代」(そうぎょきゅうじだい)の末期といった事情や、「宝瓶宮時代のビッグバン」がはじまってのち、最初の下方矩(90度)の通過といった事情があって、そうなっています。

また、「冥王星」が発見されてのち、最初の上方矩(90度)、合(0度)、また下方矩(90度)を通過するといった複数の要素が絡んでそのようにリーディングできます。

ちなみに、占断もそうですが、星のリーディングを行なうときに、宇宙的な「人類歴史」などの上位ディレクションから順番に読んで、地上の個々人のリーディングを行わないと、方向性が正しく定まりません。

それはともかく、上述のご理解をえようとするとご説明が長くなりますので、ここでは省略させていただきました。

「宝瓶宮占星学」サイトのどこかにヒントを書いたと思いますし、「伝授講座」や「実技講座」をご受講されておられるかたならすぐにわかると存じます。


上方矩(90度)の「獅子宮」で起きた「世界大戦」は、だれの目にも見える“戦争”なので、全世界の人々が認知し、その後、世界の枠組みは大きく変わりました。

その代表が西洋列強による「植民地支配」からの解放で、国々の「独立」です。

一方、今後の下方矩(90度)の「水瓶宮」の通過(トランシット)で起きる「精神意識の変革(覚醒)」のディレクションは、どうなのでしょうか。

冥王星の“両極端”の象意によって、上方矩(90度)の真逆で、見ることができない一人ひとりの心の中の変革(覚醒)がメイン・テーマになります。

それが「精神意識の変革」のディレクションを“負の世界大戦”とご紹介してきた理由です。

今、その“前哨戦”が「アメリカ大統領選挙」をめぐって行なわれています。


そして、上方矩(90度)の世界大戦のディレクションと同様に、この下方矩(90度)のディレクションののちも、世界の枠組みは大きく変わっていきます。

どのように変わっていくのかというと、“共鳴関係論”を歴史パラダイムとする「宝瓶宮時代」の世界体制が現実的にはじまっていきます。

わかりやすくいえば、先人が血を流して手に入れた個人の“自由”と“権利”を第一義とする“自由民主主義”ですが、人類にとっては「双魚宮時代」の“支配・被支配”から脱却するための“便宜的”(通過的)な体制にすぎません。

早いお話が、まだ“不完全”な体制なのです。

今回の「アメリカ大統領選挙」をみてもおわかりのように、“不正”がまかりとおり、悪意ある権力者に利用されかねない体制です。

これでは、約2,160年(計算値)続く今後の「宝瓶宮時代」をはじめられません。


そのため、「冥王星」の下方矩(90度)のディレクション、すなわち今月1月下旬に影響圏入りをし、2024~2025年に正式にはじまる「精神意識の変革(覚醒)」のディレクションによって、“自由民主主義体制”を昇華(アセンション:次元上昇)させていく出来事が今後の約24年間で漸次、起きていきます。

わかりやすくいえば、“自由民主主義体制”に“魂”(宇宙的霊性)が入ります。

それによって、宝瓶宮時代の「新しい友愛社会体制」(共鳴世界体制)がはじまっていきます。

でなければ、現実の「宝瓶宮時代」を正式にスタートできず“流産”となりかねないからです。

意味がわかりにくいかもしれませんので、「宝瓶宮時代」を“一人の人間”にたとえて、昨今のディレクションをお話いたします。


「宝瓶宮占星学」では、約30年ほど前の1989年に人知れず「宝瓶宮時代のビッグバン」が起きたとメッセージしてきています。

これは、古典占星学が発祥した古代ギリシャ時代以来、約2,160年間(計算値)続いた思想哲学や主義また宗教による「双魚宮時代」が終わったことを意味します。

時代の「宇宙波動」は、新たに“自由”や“個性”また“友愛精神”(和、絆、民度)による「宝瓶宮時代」へと変わりました。

ただ、宇宙波動が変わったからといって、すぐにすべてが現実化(実体化)することはありません。

宇宙法則がそのようになっているためです。

なので、「宝瓶宮時代のビッグバン」というのは、個人の人生でいえば、いわば“受精”の瞬間にあたります。

人は、それから“十月十日”(とつきとおか)、母親の胎内で生育し次第に“人”としてかたちづくられながら過ごします。

この“胎児”の期間が、1989年以降、これまでの約30年間(+α)です。

そして、今年2021年1月下旬からはじまる「精神意識の変革(覚醒)」のディレクションが“影響圏入り”することによって、いよいよ“生命誕生”に向けた“陣痛”から“出産準備”を意味します。

これまでの人類とは異なる“新たな生命体”の誕生に向けて動きだしていきます。

「星のディレクション」からみると、そのようなことが人類歴史の規模で現在はじまっているということです。


そのため、過去の古い“体制”と新たに誕生しつつある“生命体”(新体制)とが、一時期、混在することになりますが、未来は“新たな生命体”が築いていくことになります。

これが意味するところが「人類規模」で重要なことがおわかりいただけますでしょうか。

このディレクションが終わるのは、約24年後の2043年~2044年になっています。

もちろん、この間も海王星の牡羊宮トランシットによる「霊性意識の目覚め」(2023年~2038年)など、ほかのディレクションが生じます。

それは「今後30年間のメイン・ディレクション」(伝授講座-QW講座04)に書いたとおりです。

それまでには、「宝瓶宮時代の新たな社会体制」すなわち輝ける“生命体”がオギャーとばかりに正式に誕生し、現実実体として“新たな人生”すなわち「人類歴史」を出発していくことになります。

このように「宝瓶宮時代」の“新しい友愛的社会体制”を実際にはじめていくための重要なディレクションになっています。

それが、今後、はじまる「精神意識の変革(覚醒)」のディレクションです。



※注) ここでいう「友愛」を過去の「フランス革命」や「共産主義」の古い概念で、“仲間内”の“同胞愛”などととらえると間違います。宝瓶宮時代の「友愛」は、老若男女をとわずフラットな“精神波動”の関係(共鳴関係論)を意味しますので、現実を踏まえた、いわゆる「霊識」(クオリチュアル)をともないます。











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