水星のメッセージ 木星編
2022.02.28
「星講座] 水星のメッセージ Vol.6:木星編」
“大吉星”ではなく解放の星
― 次元上昇に重要な役割 ―
◆「水星&海王星との三重合がもたらす木星の先輩風」
水星のメッセージ Vol.6は、木星編です。
冥王星から順番に土星までお届けして、木星をお届けしないわけにはいきません。
そのメッセージのひとつ「フリー」は、先の今年2022年2月2日の記事「「水星編-魚宮」検討中」でもお伝えいたしました。
今回は、この2022年3月に、「魚宮」で「水星&木星&海王星」が三重合=0/0/0度をとっていく重要なデレクション・メッセージの一端をお届けします。
≪先を急ぐ水星と木星≫
通常、トランシット(運行)の「木星」は、平均して各サイン(宮)に約1年間ほど留まります。
今年2022年の元日の直前に魚宮に入宮した「木星」は、先を急ぐかのように早々に5月中旬には、次の牡羊宮に入宮していきます。
わずか4か月ほどの「魚宮トランシット」です。
その後、11月~12月中旬の2か月弱ほど逆行によって「魚宮」に戻りますが、28度までしか戻りませんので、牡羊宮の影響圏内です。
先を急ぐのは、「木星」だけでなく「水星」も同様です。
そのため、出生時の「太陽」などを魚宮にもたれるかたにトランシットの「木星」がデレクションを投げかける期間は、極度に短くなります。
ただし、昨今、魚宮をトランシットする「海王星」の影響をご自身でも気づかず想定外に大きく受けておられるかたにとっては、悪いことではありません。
≪木星は大吉星とはかぎらない≫
上述の「One-Point」を読まれて、木星の合(コンジャクション=0度)の期間が今年2022年は極度に短いと知って、「えーっ、そんなぁ」と思われたかた。
「木星は大吉星」という迷信を信じ込みすぎかもしれません。
「木星」は、イージーに「何とかなる」といった気分をもたらしますので、一見、吉星かのように感じます。
そういったこともあるために一概に否定はしませんが、何ごとも信じ込み過ぎたり、度が過ぎるのは考えものです。
ということで「木星は大吉星」というのは、「木星」にかぎらずほかの星も状況によってはそういうケースがありえますので、必ずしも正解ではありません。
逆に、大問題を引き起こすケースもありますので、けっして「大吉星」とは断定できないのです。
解釈の重要ポイントです。
「木星」の象意が茫漠として膨張展延していく今年2022年4月前半をピークとした3月中旬~5月中旬あたりは、要注意の時期になります。
たとえば、左傾国家の暴挙、宗教がらみのテロ、スピや神秘系グループの現実無視など、問題が生じやすい可能性があるからです。
個人的にはイージーでマイペースになり、安易な気分ですが、反社会的な出来事も起こりえます。
≪水星の重要なメッセージ≫
平均して1つのサイン(宮)に1か月ほどとどまる「水星」です。
ですが、本年は3月10日に魚宮に入宮したかと思えば、同月27日には次の牡羊宮に早々に移っていきます。
わずか17日間です。
次の牡羊宮でも、3月27日~4月11日まで16日間にとどまり、次の牡牛宮に移ります。
ただ、この間の「水星のメッセージ」はあなどれません。
魚宮では、「ケレス」に上方矩(アッパースクエア=90度)をとり、「木星」と「海王星」に合=0度また三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)をとっていくからです。
次の牡羊宮の終盤には、「冥王星」に下方矩(ロウアー・スクエア=90度)をとっていくことも同様です。
そのすべてに重要なメッセージがあって、宝瓶宮時代をうながしていきます。
ふだんの「水星」であれば、パーソナルなデレクション・メッセージにとどまります。
ですが、宝瓶宮時代を実際的にスタートしていくための「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革がうながされている現在は特別です。
その重要なメッセージの一端を、以下ご紹介いたします。
ただし詳細な経緯は「水星編-魚宮」にゆずります。
≪海王星への引導≫
「水星のメッセージ Vol.6 木星編」のポイントです。
その一端のご紹介です。
「水星」が「木星」とジャストの合=0度をとっていく3月21日の直前、3月15日に「ケレス」にジャストの上方矩=90度をとります。
その後の「木星」との合=0度だけでなく、その勢いのまま3日後の24日に「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションをもたらしている「海王星」とジャストの合=0度を含めて、水星&木星&海王星の三重合(コンジャクション=0度)を形成していきます。
これは想像以上に重要です。
なぜなら、双魚宮時代の「海王星」に引導をわたし、宝瓶宮時代の「海王星」への転化をうながしていくことになるからです。
そういうことがありまして、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションの勢いは、今後は漸次、弱まっていくことになります。
また、現代占星術で“凶星”とされる古い双魚宮時代の「海王星」ではなく、宝瓶宮時代の美しい理想をもたらす姿に変容していくためのはじまりになっていきます。
なぜ、そのようなことが「魚宮トランシット」で起こりえるのか?
その理由は長くなるので、「水星編-魚宮」でお届けしていたしました。
先の「水瓶宮」の影響圏で「水星」が、「冥王星」と3度も合=0度をとってメッセージを投げかけていく理由も同様です。
双魚宮時代から宝瓶宮時代への移行なので、「星講座 水星編-水瓶宮」と「水星編-魚宮」はワンセットです。
基本三数で申し上げますと、「水星編-水瓶宮」は1数の方向性をソフトに示し、「水星編-魚宮」は2数のハードともいえる実際的な内容でお届けしています。
≪木星は海王星の大先輩≫
最後に、「木星」と「海王星」の関係です。
「木星」は、「海王星」の大先輩にあたります。
なぜなら、古代ギリシャはじまったアストロロジー(通称:古典占星学)以来、「魚宮」また「双魚宮時代」の支配星(共鳴星)の役割を「木星」は長い間、担ってきたからです。
※【注】 宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)では、支配星ではなく「共鳴星」と呼びます。
しかし、19世紀中ごろに「海王星」が発見されると、「木星」は支配星の任を解かれてフリーになりました。
自由の象意を手にしたのはもちろん、個人レベルや地球規模ながら遠くの世界を気ままにいっそう象わすようになったのです。
「海王星」に対しても、過去の“凶星”という呪縛からの解放をうながし、メッセンジャーの「水星」と協力して、宝瓶宮時代の美しい象意や姿への転化をうながすなど、先輩風を吹かす「木星」です。
解釈は皆さまのご自由です。
吉凶解釈を続ければ、「海王星」は“凶星”のまま、ご自身やクライアントに象意的な影響をおよぼすでしょう。
宇宙この世界は「共鳴関係論」によって、そのようなっています。
その場合は、美しい象意や姿に変容していく「海王星」の真実を見失いかねません。
【水星のメッセージ、次回は「星講座」】
「宝瓶宮時代を生きる星講座」の次回Vol.3は、「水星編-牡羊宮&牡牛宮」を予定しています。
そのほうが、内容的にしっくりくるし、基本三数にも沿っているためです。
初回の「水星編-水瓶宮は、基本三数でいえば「1数=時間(意志)」で、宝瓶宮時代をソフトにご紹介して方向性をメッセージするものでした。
先回の「水星編-魚宮」は、「2数=空間(実体)」に相当し、宝瓶宮時代に向かう実際をハード気味にメッセージするものでした。
次回のVol.3は「3数=人間(関係)」に該当し、2方向性をもつことから「牡羊宮」と「牡牛宮」の合併がふさわしいのではないかと考えています。
その中で、牡羊宮の共鳴星「火星」について「水星のメッセージ Vol.7:火星編」をお届けする予定です。
これまでの「火星」とは異なる、その象意の本質に触れてまいります。
なお、Vol.3の詳細は後日ご案内いたします。
随感13 宇宙の叡智見っけ
2022.02.26
ホロスコープ随感 その13 宇宙の叡智見っけ
― ホロスコープと共鳴リーディング ―
◆「吉凶解釈からは見えてこない宇宙また星の叡智」
今ごろになって、ハッキリと気づいたことがあります。
「ホロスコープは星の叡智に満ちている」ということです。
以前から吉凶解釈では見えてこないことは分かっていました。
宝瓶宮占星学の「共鳴リーディング」によって見えてきた事実です。
前から感じてはいたのですが、昨今、明確に認識できました。
≪宇宙の叡智≫
「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)は、吉凶解釈を行ないません。
ただし、占星術と同じ「ホロスコープ」を一見、もちいます。
ですが別物です。
星やアスペクトなどの占星要素を「吉凶」に分けて占うのは、もはや古い考えかただからです。
吉凶解釈の場合、善悪といったご判断にとどまり、それ以上のものが出てこなくなるからです。
人知を超えた宇宙また星の叡智のメッセージが見えなくなるのです。
ただし、念のために書いておきます。
吉凶解釈でも、宇宙の意図を感じることはあります。
であっても、それ以上のものにはならないのです。
逆に、宇宙や星の意図に畏怖や恐怖を覚えることが起こります。
すると、そこから先に進むのを人は避けるようになっているのです。
そういったことが吉凶解釈では起こりえるために、人知を超えた叡智までにはたどりつけません。
≪共鳴リーディング≫
では、「共鳴リーディング」ではどうでしょうか。
「共鳴リーディング」というのは、宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」にもとづいたホロスコープ・リーディングです。
「共鳴リーディング? そんな言葉、聞いたことがないゾ」
当然です。
次元上昇した宝瓶宮時代のアストロロジーだからです。
人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、「占星学的な時代区分」が宝瓶宮時代に変わりました。
2,160年(計算値)ぶりのことです。
これまで約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)が終わり、新しい人類歴史へと移行したのです。
占星学からいえば、「対立二元論」による古い吉凶解釈が終わり、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」による新しいアストロロジーへと、「基礎理論」によるホロスコープ解釈がはじまっていくことを意味しています。
どちらでもいいんですよ。
個人の選択の自由が保障された現代ですから。
「対立二元論」の双魚宮時代にあって1630年から宝瓶宮時代が影響圏に入り、漸次、個人の自由や友愛精神に代表されるような「共鳴関係論」の方向性が人類歴史のメインストリームになってきたのです。
≪吉凶解釈の現場≫
では、吉凶解釈の現場では今後どのようなことが起きるのでしょうか。
ご理解やご納得していただけるかどうかは分かりませんが、少しご説明しておきます。
吉凶でもって星やアスペクトなどの「ホロスコープ」を解釈されると、占術師またホロスコープの奴隷に陥ります。
「これは凶星だから、注意が必要ね」とか「悪い運勢だね」と占断がくだされることがあります。
さらに、「このアスペクトは凶座相だから良くないことが起こるよ」など鑑定されることがあるからです。
逆も同様です。
そのことが人間は深層の意識に、無意識ながら残ってしまいます。
ご自分でも気づかずに潜在的に働くことが起こるのです。
というか、気をつけるほど逆に意識が働いてしまい、ストップがかかったり、次のプロセスやステップに進めなくなっていくことがありえます。
そのことにさえ気づかないケースが多いのです。
ですが、なかには「おかしい」とお感じになられるかたかたがいらっしゃるでしょう。
人間は、時空を超えた宇宙的な叡智を持っているからです。
そこが運命の分れ目です。
「開運」を願って占断を依頼したはずなのに、吉凶解釈で道を閉ざされることがあるのです。
そこで運勢も人生も終わりではありません。
未来があるのです。
逆に「共鳴リーディング」では、時代の流れとともにある天運の方向に宇宙の叡智との共鳴関係によって、道が見えてくることが起こります。
≪星のデレクション≫
お話は、いったん戻ります。
吉凶解釈でもって、もし「あ~、私は運が悪いのね」と信じ込んだらどうなるでしょうか。
信じ込まなくてもそういう意識が頭の片隅や潜在的に残れば、知らずに影響されるのが人間です。
俗にいう「へそ曲がり」や「反骨精神の強い人」は、逆にそんなことあるものかと奮発されることもあるでしょう。
いずれにしても、運勢変化をもたらす宇宙波動は、つねに変化し続けていて見えない世界で働いています。
そのような宇宙波動エネルギーを共鳴リーディングしているのが「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)ともなっています。
理論を捨てた現代占星術からは、ご理解不能でしょう。
感情交じりに否定することしかできないのではないでしょうか。
かまいません。
当たる当たらないといった、もはや表層的な対立二元論の「解釈脳」にわれ知らず陥ってしまいますので、仕方ないのです。
≪宇宙の根本法則≫
それはともかく、宇宙この世界の根本法則にもとづくホロスコープのマスターキー「基礎理論」によって「共鳴リーディング」を行なうと、新しい発見が次々とあります。
新しい象意解釈や、奥深い象意の関係性が見えてくるのです。
すると、宇宙の叡智が感じられるようになります。
たとえば、現代占星術がいう凶意をカバーしたり、逆転する道や星また象意が見えてきます。
結果、どこに注意して、どのようにすればよいのか、どうすれば活かせるようになるのかを、ご理解できるようなことなどが起こります。
たぶん、類似体験をされないと、ご理解やご納得はいただきにくいと存じます。
ですが、事実です。
結局、星の動きは物理科学的に定まっています。
にもかかわらず、そのときどきの星の配置や動きを「共鳴リーディング」すると、宇宙や星に秘められた叡智が発見できるのです。
不思議でしょ。
実際のところ、宇宙の根本法則にもとづいた「基礎理論」によるホロスコープ・リーディングによって、そんな叡智の発見がありえるというお話です。
マスコミからパソコミへ
2022.02.23
[宝瓶宮時代へ歴史の息吹] マスコミから「パソコミ」へ
― すぐそこにある真実 ―
◆「古くなった第4権力のマスコミまた通称プロ&専門家」
お気づきですか?
すでに、新しい時代がはじまろうとしています。
そういったことには鈍感を自称する私でさえ感じるのですから。
きっと、大多数のかたが相応ながらも察知されていると存じます。
≪マスコミは旧メディア≫
どうやら、見えない世界では、すさまじい勢いで時代が動いているようです。
日常の現実社会や国際社会のみをみていると、いつもと変わらぬマスコミの報道なので気づくことはありません。
逆にマスコミを信じすぎたり、どっぷりと浸(つ)かっていると気づけなくなるでしょう。
なぜなら、マスコミは近現代の物理科学を基盤にしているからです。
時代を超越した見えない世界を話題にすることはまずないためです。
それ以前にマスコミ人は“進歩的”といえば聞こえはいいのですが、過去の遺物となりつつある左翼(マルキシズム)的な反権力など左巻きのお考えをもたれたかたが多いようです。
戦後から昨今まで、それがふつうで進歩的とされてきました。
しかし、東側(共産主義)陣営に強大な影響をもたらしてきた盟主国「ソ連」が、30年ほど前に崩壊してから変わったのです。
もはや前衛などではなく、前近代的な主義思想だったことが明らかになりました。
それゆえ、どこかで挫折感を感じながらも、いまだに変わらぬスタンスをとり続けている人がいるようです。
どのような主義信条をもとうとそれは個人の自由です。
ただし、テレビ新聞雑誌などは、結局のところ商業主義のなかにいます。
経済資本です。
なので左翼思想とは相容れないはずの“資本主義”に左右されて働くなり、報道する矛盾をはらんでいるようです。
≪ネットは市民社会≫
そういった状況などから、あえて断定的に書きます。
もはや「マスコミ」は古いのです。
経営や編集のトップ層には、双魚宮時代の「支配/被支配」また「反権力」といった記憶をもつかたが一部にいるでしょう。
そのため、一記者の良識的な原稿がデスクに上がったとしても、握りつぶされることが起こります。
活字になることはないのです。
もう一つ、別の視点から述べておきます。
現代のインフラとなった「ネット社会」からみても同様です。
ネットでは、一人ひとりが生活に密着した記者であり、また編集者であり、レベルを年々あげてきている状況にあります。
この状況は、マスコミならぬ「パソコミ」を意味します。
マスコミュニケーションという情報のトップダウンの業態そのものが、一時代の役割を終えつつあるのかもしれません。
かつて、庶民や一般大衆が情報を手にすることができなかった時代がありました。
そのようなときに画一的に上からもたらされてきたのがマスコミです。
昨今では俗称「インターネット」と呼ばれるWWW(ワールド・ワイド・ウエブ)が個人にまで普及していますので、必要度は低下している現状にあります。
≪退歩的文化人?≫
実際、既存マスコミの広告収入よりも、ネットにかける企業の広告費のほうが大きくなっています。
また、昨年2021年は、インターネットの利用時間がテレビの視聴時間を初めて上回ったという「情報通信白書」(総務省)がでました。
情報の真贋を見抜く一般国民のセンスは、ネットによって格段にレベルアップしているのです。
さらにいえば、ネットでは、いろんな立場の個人からの情報やチェックがほぼ瞬時入り、変更しやすいこともあって、マスコミもふくめていいのですが、ウソが通用しにくくなっています。
恣意的に操作された記事や底の浅い情報は、ネットにかぎらずマスコミ記事さえも、たちどころに暴かれてしまうことが起こる昨今です。
そうでなくても時代の進展とともに、以前の“進歩的”なスタンスは、人々の目からは、もはや「退歩的」にうつっています。
そういう時流に気づかない経営者はいないと存じます。
なので、いずれ大変革がありえるでしょう。
たとえば、ネットとの融合や一般大衆との密接な情報交流システムの構築など、マスコミの在り方そのものが変わって、生き残りが模索されるようになります。
≪第4権力自体が矛盾?≫
「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)に向かっていく時代の潮流をみれば、そのことがわかります。
双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の晩期に、社会体制の逆転をうながす「市民革命」が起きました。
古い専制君主や宗教支配から、市民が個々人の自由と平等を手にするために、相次いで起きた一連の歴史的改革がそうです。
イギリスのピューリタン革命や名誉革命をはじめ、「自由、平等、博愛(友愛)」のスローガンで有名なフランス革命などがよく知られています。
「博愛」(友愛)というのは、本来、宝瓶宮時代に向かう流れでした。
ですが、時期尚早ゆえに、当時の人々も理解できず、捨象され、個人の「自由」と「権利」(平等、対等)のみに走っていった、その後の歴史があります。
その自由や権利が、マスコミをはじめとした左巻きグループの「反権力」の大義名分や名目になったのです。
結果、マスコミ自身が「第四権力」と呼ばれ、本末転倒が起きたのは、歴史のアイロニー(皮肉)でしょう。
いえ、当然の帰結です。
なぜなら、やみくもに権力否定に走れば、自分が権力者になるしかないのが宇宙の道理だからです。
なので、そのような主義の人たちが集まった組織や団体また国家は、内部に権力闘争が絶えません。
だれが言ったのか「権力は腐敗する。絶対的権力は絶対的に腐敗する」という言葉がマスコミ自身にも当てはまってきたのです。
≪個人が歴史の大河≫
さて、お話がそれたかもしれません。
新しくはじまった宝瓶宮時代は、これまでの双魚宮時代とは異なります。
その最大の特徴は、国民や市民のお一人ひとりが、主人公になっていく社会だということです。
これまでは、いわゆるプロや専門家など、一部の秀でたトップクラスによって社会が動いてきました。
ですが今後は、宝瓶宮時代が進んでいくほど、逆転が起きていくのです。
子供や若いかたをはじめ老若男女を問わず、市井(しせい)のお一人ひとりが、個性や独自の才能に応じて、社会をリードしていく時代になっていきます。
かつてのプロや専門家を凌駕していくことさえ起きる時代に近づいていくのです。
「宝瓶宮時代のビックバン」が人知れず起きた1989年頃以降、その傾向が顕著になってきたと思われませんか。
もはや、見える見えないを問わず、時代は大きく変わりつつあります。
宝瓶宮時代の方向性や特徴、またその位置づけなどから、今日の社会の動きをみれば明々白々です。
友愛精神や共鳴関係論など、宝瓶宮時代からみれば、見えない世界をふくめ時代の底流が、大きなうねりとなりつつあることが理解できます。
明日を生き抜く[判断]
2022.02.20
[星講座] 明日を生き抜く[判断]
― 未来の方向性を知る ―
◆「星講座で学べる最大のポイント=[天運]を掴む」
「星講座」で学べる最大のメリットのお話です。
それは何かといえば、今、そこにある未来へのチャンス、すなわち明日を生き抜くための「ご判断」です。
人生を生き抜くには、今、何を選択するか、すべて「ご判断」にかかっています。
未来が分かる“天気予報”や人生の“道路標識”があれば、「ご判断」の助けになるのです。
≪真っ直ぐ進んだら≫
それをお教えします。
まず最初に、このまま真っ直ぐ進んだら崖(ガケ、谷底)というお話をします。
もちろん、たとえ話です。
ですが、案外と今の時代に当てはまるお話です。
私たちは今、「歴史の大きな曲がり角」に立っています。
このまま曲がらずに真っ直ぐ進んで行って、その先も平坦で広い道が続いていればいいのですが、残念ですね。
ここが運命の分岐点です。
人生の“交差点”はすぐそこにあります。
ですが、世の中は相変わらずの霧の中という現状にあります。
昨今の状況をたとえてみました。
「私は関係がない」と断言できるかたは、以下の文章を読まれる必要はありません。
自己責任のご時世です。
ですが、今後もできるだけ人生のドライブを楽しみたいというかたは、以下ご一読ください。
≪双魚宮時代のリバイバル≫
少し、なぞ解きをいたします。
「このまま真っ直ぐに進めればいい」というのは、私たちがこれまで生きてきた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)を象わします。
約2,160年(計算値)つづいた双魚宮時代は、30年ほど前の1989年に終わったのです。
ですが、その社会風潮や慣習が根強く残っていることはもちろん、現在、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(運勢変化、時代変化)が継続中です。
かつて、民主党が政権を奪取し、頭がお花畑と揶揄された当時のH首相が「これは革命です」と言ってのけた2009年から、海王星が魚宮の影響圏をトランシット(運行)しはじめたことによって、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションがはじまりました。
そういったことがありまして、私たちは現在、宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)のハナ(端)を生きているものの、かつての双魚宮時代の影響も今なお受けているといった状況です。
ただし、当該デレクションはまもなく終わります。
そのため、「歴史の曲がり角」はすぐそこに迫っているのです。
トランシット(運行)の海王星は、来年2023年3月に、次の牡羊宮の影響圏に進みます。
そして、新たに「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションをうながしはじめます。
すると、冥王星と海王星のダブル・ディレクションを受けていくことになります。
たいへんですね。
ということを、まずはご理解いただきたいと存じます。
ですが、今の世の中は相変わらずの濃霧の中にある状況です。
これをドライブにたとえれば、交差点どころか信号機も道路標識も見えず、真っ直ぐに進んでいる状況です。
≪予感は時空を超える≫
でも、大丈夫ですよ。
現世に生きている私たちには、時空を超える霊性や霊感、もとい「深層の精神意識」があります。
ちょっとした知識やアドバイス、またサジェスチョン(示唆)があれば、未来を予見したり、正しくご理解「ご判断」されることは可能だからです。
たとえば、「魚宮」に太陽や月また水星などの星を生まれもつ場合、精神状態や環境条件が穏やかであれば、理論理屈を超えて未来を予感したり、真実をつく直感や霊感がはたらくことがあります。
そんなかたはもちろん、そうでなくても大丈夫です。
「星講座」Vol.2があるので、お教えいたします。
「深層の精神意識」(霊性、深層心理)は、だれでもお持ちです。
当サイトの記事を読まれているかたは、ご自身でどこまでご自覚されておられるのかはともかく、未来感度が高かったり、精神意識のバイブレーションが敏感だったり、優れているかたでしょう。
≪宇宙波動を読む≫
よく、次のような言葉を見聞きすることがあります。
「人生一寸先は闇」、「人生は霧の中」。
そうですね。
そういう側面が一部にあるのは事実です。
それは結局、「人間、明日のことは分からない」また「未来は見えない」ということですが、本当でしょうか。
それが皆無ではないにしても、人類の英知「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)からは、未来の方向性がみえてきます。
宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)は、時代の流れの根底にある“宇宙波動エネルギー”をリーディングして、「星のデレクション」としてお伝えしています。
これまでも、多くの記事をアップしてまいりましたように、案外と未来予測は可能です。
宇宙この世界をつらぬく基本法則をベースとした「基礎理論」(ホロスコープ理論)があるからです。
宝瓶宮時代の新しい宇宙観によって、宇宙この世界をつらぬく根本法則を明らかにし、「宇宙創成プロセス」や「宇宙この世界の根本様態」などを「数理法則」とともに伝授できるからです。
それがリーディングのバックボーンともなっているためです。
【ご参考:基礎理論】
今では疑似科学(迷信)となったのが、古代ギリシャの世界観「四大元素説」です。
その「基礎理論」(占星学理論)を捨てて、19世紀後半に萌芽した現代占星術は、完全に「占い」に変容しました。
基礎理論がないということは、科学的な客観性がないことを意味します。
なので、実際のホロスコープにおける象意展開をご自身で見出すことに困難をともないます。
≪未来へのご判断≫
宝瓶宮占星学の基礎理論(ホロスコープ理論)は、けっしてむずかいものではありません。
根本法則だからです。
いずれにしましても、明日や将来また未来の方向性(行き先)が見えないために、道に迷われたり、ご判断ができないのです。
ですが、「星のデレクション」(運勢変化、時代変化)によって、人類歴史はもちろん個々人の未来や近未来の方向性がリーディングできます。
宝瓶宮時代の新しい宇宙観にもとづいた「数理法則」からそれが可能になりました。
でないと、宇宙太陽系の「星の動きや配置」を忠実に写しとった「ホロスコープ」から、地上の人類や個人の性質や運勢(星のデレクション)といった未来予測はできません。
信じられないかたがいらっしゃるとは存じますが事実です。
未来の方向性が見えればどうでしょうか。
どなたでもそうですが、現状の把握や、どのように進めばよいか「ご判断」の助けになります。
すると、時代の流れとともにある「天運」がともなっていくようになるのです。
当然です。
時代の流れと共鳴するようになるためです。
「星講座」からそれが学べるのですが、このことの意味をよくお考えいただきたく存じます。
【ご参考:星講座】
適宜、お届けしています「宝瓶宮時代を生きる星講座」の意味や価値は、ここにあります。
昨年2021年12月に水瓶宮の影響圏入りした冥王星による深層の「精神意識の変革のデレクション」の方向性が「水星編-水瓶宮」でした。
次に、来年2023年3月から牡羊宮の影響圏に入り、魚宮の共鳴星「海王星」によってはじまっていくのが「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)のデレクション」です。
冥王星と海王星のコンビによる両デレクションは、私たちの精神意識が「歴史の曲がり角」にあって逃れられないことを意味しています。
交差点に差しかかっているのです。
そういうことがありまして、現在、ターニング・ポイントにあることをお伝えしつつ、星の“英知のメッセージ”をシェアすべく、「星講座」をタイムリーに期間限定ではじめました。
「ご判断」に役立つサジェスチョン(示唆)に富んだ単発のメール講座です。
「真っ直ぐに進んだらキケン」という道路標識の役割でもあり、宝瓶宮時代の方向性を指し示す行き先表示の案内板ともなっています。
“メッセンジャー”の「水星」による“希望のメッセージ”です。
先回「水星編-水瓶宮」をご受講されたかたは、実際編となる「水星編-魚宮」を読まれることで、より深くご理解できるでしょう。
→「講座お申込みフォーム」
随感12 ノードの読み方
2022.02.20
ホロスコープ随感 その12:2つのノード[交点]の読み方
― ドラゴンヘッドとテール ―
◆「基礎理論から見えてくる正しい象意解釈」
現代占星術では、「ノード」(交点)という言葉を使います。
「ノースノード」(昇交点)、「サウスノード」(降交点)というようにです。
別の表現をいたしますと、「ドラゴンヘッド」(龍頭)と「ドラゴンテール」(龍尾)です。
後者はインド占星術(ジョーテッシュ)が用いているものです。
そのせいか、現代占星術では本家の西洋風に「ノード」(交点)という天文学用語をお使いなのかもしれません。が、そこには問題が含まれています。
≪ノード(交点)はいろいろある≫
ノード(交点)の問題点は、「どの天体(星)のノードなのか」ということです。
ノード(node:交点)は天文学用語ですが、太陽と地球以外のすべての天体(星)にあてはまります。
一方、ドラゴンヘッド&ドラゴンテールという場合、地球の衛星の「月」にかぎられます。
ドラゴンヘッド&ドラゴンテールは、太陽の軌道である黄道と、月の軌道の白道が交わる2点で、そこに太陽と月が同時に重なるとき日蝕や月蝕が観測されます。
占い好きでオカルトチックなインド人が、それをドラゴン(龍)が太陽や月を食ったと考えたためです。
太陽と地球以外のすべての天体(星)にあてはまるノード(交点)という表現と、月にしかあはまらないドラゴンヘッド&ドラゴンテールという表現のどちらが適切だと思われますか。
以下の文章を読まれて、お好きにご判断ください。
≪昇交点と降交点≫
天文学的なご説明を少ししておきます。
なぜ、それぞれの星にノード(交点)が生じるのかについてです。
太陽系天体(星)は、軌道傾斜角をもちます。
たとえば、太陽の通り道とされる黄道を水平としたとき、それぞれの惑星はいくばくかの角度をとって公転しています。
その惑星の公転面(軌道)が、黄道と2か所の位置で交わるのがノード(交点)です。
惑星や衛星などの天体が、南半球から北半球に抜ける交点は、ノースノード(昇交点)と呼ばれます。
その正反対に、北半球から南半球に通り抜ける交点は、サウスノード(降交点)です。
現代占星学は天文学の用語を流用して、衛星である月の2つの交点をノードと呼称しています。
近年の用語なので、当然、古代ギリシャのアストロロジー(通称:古典占星学)にはなかった言葉です。
要は、インド占星術もそうですが現代占星術の用語です。
≪地球の公転が太陽の黄道≫
さて、もう一つのクエスチョンです。
惑星のノード(交点)と、それぞれの惑星を回る衛星のノード(交点)は、基本となる軌道が異なるといえます。
ただし、地球の衛星の月に関しては、地球が太陽の周りを公転している軌道が、そのままいわゆる太陽の通り道とされる黄道なので同じです。
つまり、黄道というのは、地球からみた太陽の通り道であって、実際は地球のほうが太陽の周りを回っていますので、その公転面を水平とした言葉です。
そのため、月の通り道である白道の軌道傾斜角5度は、そのまま黄道に対する傾きをあらわします。
ホロスコープで、太陽系惑星と同列に月が扱われる事由の一つだといえます。
面倒くさいかたは、ご理解しようとされずスルーしてかまいません。
現代占星術的はどちらでもいいんだと存じます。
しかし、実学を標榜する宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)では、宇宙この世界の現実に根差すために、一応はおさえておかなければならないポイントです。
≪定まっていない象意≫
結局、ノード(交点)という呼称は、どの天体(星)のノード(交点)なのかあいまいさが残るので、宝瓶宮占星学ではもちいません。
月にしか当てはまらない「ドラゴンヘッド」と「ドラゴンテール」をもちいます。
ただし、その解釈はインド占星術とは異なります。
また、象意が定まっていない現代占星術とも異なります。
宝瓶宮占星学の「基礎理論」(ホロスコープ理論)から導き出された、ドラゴンヘッドとドラゴンテールそれぞれの解釈(象意)になっています。
なので「宿業」(カルマ)を象わすとか、「人間関係の結合」を象わすといった、何にでも当てはまりそうな神秘系(オカルト系)や不思議系の解釈にはなりません。
古典占星学にはなかった占星点(Astrological Point)なので、古代ギリシャからの伝統と歴史のあるアストロロジー(通称:古典占星学)が用いた「太陽」~「土星」まで7つの星とは異なり、19世紀後後半に萌芽した現代占星術においては、象意がまだ定まっていないのです。
≪正反対の象意≫
宝瓶宮時代のアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)の象意解釈を、ここで詳しく述べる余地はありません。
なぜなら、「基礎理論」(ホロスコープ理論)からドラゴンヘッド&ドラゴンテールの象意は案外と簡単に導き出すことができますが、ご理解をいただくには、ご説明が長くなりすぎるためです。
なので以下、「実技講座」や「奥義講座」などをご受講されておられるかたは分かると存じますが、ポイントのみを挙げておきます。
1、「月」と「太陽」との象意がかかわっています。
当然ですよね。
太陽の黄道と、月の白道との2つの軌道の交点ですから。
2、同じく「南半球」と「北半球」とがかかわっています。
これも当然です。
結論のみを書けば、北半球に向かうのが「ドラゴンヘッド」の象意で、南半球に向かうのが「ドラゴンテール」の象意です。
ホロスコープでは「南」が上ですが、天文学では地図と同じように「北」が上です。
なので、北半球に向かうのがノースノード(昇交点)でドラゴンヘッドです。
逆に、南半球に向かうのがサウスノード(降交点)でドラゴンテールになっています。
それぞれ北半球と南半球に共鳴する象意をもちます。
社会変革から個人変革へ
2022.02.18
社会変革から個人変革へ
― 新しい霊性意識の目覚め ―
◆「現在の冥王星と今後の海王星の両デレクション」
驚くことに、「星のデレクション」自体が変わりました。
昨年までは「社会」の変革をうながすデレクションがメインでした。
それが副次的になり、新たに「個人」の精神の変革をうながすディレクションになったのです。
その点で現代人は、「歴史の曲がり角」に立っています。
≪人類歴史と宗教≫
本来の宗教は、古来、個人の霊性(魂)の成長をうながすものでした。
約4,000年以上前にはじまった「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)から、約2,000年以上前の「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)への変化がそのためでした。
今日まで約2,160年間(計算値)続いた双魚宮時代は、いわゆる世界宗教にはじまっているのはそのためです。
たとえば、紀元前5~6世紀の影響圏において「仏教」の開祖ブッダ(お釈迦さま)が生まれました。
双魚宮時代が正式にはじまって約170年のちには、「キリスト教」の開祖イエス・キリストがあらわれています。
その後、イスラム教などをふくめて双魚宮時代の中期までは、宗教の全盛期でした。
では、なぜ現代人はそのことを感じにくいのでしょうか。
理由はかんたんです。
1630年から「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の影響圏に入ったからです。
近現代科学の発達をはじめ、個々人の信教の自由などが市民権を得て社会に定着したからです。
≪白羊宮時代は「ルール」≫
念のためにご説明しておきます。
牡羊宮に共鳴する白羊宮時代というのは、紀元前24世紀頃~紀元前2世紀頃までのことです。
この時代は、“国家”の興亡盛衰がめまぐるしく、群雄割拠の戦国時代で、宗教というより「ルール」の時代でした。
戦いに勝って王となったトップ(頭:かしら)が、社会のルールを決めるルーラー(支配者、統治者)となって、人々を統治した帝国志向の時代です。
宗教的にみれば、モーセ(BC16頃、BC13とも)の十戒などのように、「戒律」(ルール)でもって人々を戒(いまし)めてきた時代でもありました。
ルールは、表面的に従えばすむ問題です。
なので、その後、いわゆる本心からの魂や霊性への目覚めと成長とをうながす、宗教による双魚宮時代がはじまっていったわけです。
異論があるかたはご自由にご判断されてください。
「占星学的な時代区分」から、人類歴史の変遷をみたとき、そのような宇宙の意図や時代の流れがあります。
占いではなく、本来の「アストロロジー」(天体学、星の学問)が人類の英知の学問とされる事由の一つです。
≪双魚宮時代のリバイバル≫
このサイトをご高覧のかたはご存じのように、現在は「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)がはじまっています。
日本では、元号が「平成」に変わった1989年に「宝瓶宮時代のビッグバン」が人知れず起きて正式にはじまりました。
さりながら、現在は宝瓶宮時代を実感しにくいというかたも多いでしょう。
理由は、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(運勢変化)がはじまったからです。
当該ディレクションは、もはや終盤とはいえ現在も続いているからです。
また、「宝瓶宮時代のビッグバン」が“宇宙波動エネルギーの変化”だったこともあるでしょう。
そのような事由から、かつての双魚宮時代の“善(神)悪(サタン)”や“支配/被支配”といった「対立二元論」の歴史パラダイムが一時的にぶり返している現状です。
双魚宮時代がリバイバルしたことが問題ではありません。
その真意は、本来の宗教がうながしてきた個々人の霊性(魂)の成長を再認識して、宝瓶宮時代の実質的なスタートに備えていくことにあるためです。
≪深層の精神意識≫
いずれにしましても、これまで時代変化をうながしてきたデレクションは、20世紀中ごろの「世界覇権のデレクション」にはじまり、平成以降は「既成権力の崩壊」や「組織変革のデレクション」また「組織変革の深化のデレクション」など、社会の変革でした。
そういった「星のデレクション」自体が、個々人の精神変革をうながすものに変わったのです。
昨年2021年12月から正式に影響圏入りした深層の「精神意識の変革のデレクション」からがそうです。
詳細は、次の記事をご参照ください。(別画面で開きます)
「冥王星のデレクション」
「【重要】歴史の曲がり角」
「国家存在の変革」
ただ、国家など社会にデレクションの影響がないとは申しません。
「国家存在の変革」などのように、副次的ながら共鳴波動を受けるためです。
ですが、トランシット(運行)の「冥王星」が、山羊宮25度を通過して「水瓶宮」の影響圏に入ったために、冥王星自体が変わりました。
個々人の「深層の精神意識」(霊性、深層心理)に変革をうながすデレクション(運勢変化)を投げかけはじめたのです。
当該デレクションは、宝瓶宮時代の実際的なスタートに向けたものです。
双魚宮時代の「冥王星」ではなく、宝瓶宮時代の「深層の精神意識」(新しい宇宙的霊性、宇宙的生命エネルギー)をもたらす姿に変わったようです。
≪新しい霊性意識の覚醒≫
それは「冥王星」だけにとどまりませんでした。
「海王星」までもが冥王星に続いて、まもなく「霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションを投げかけはじめていくからです。
トランシットの「海王星」が魚宮25度を越えて、牡羊宮の影響圏に進むことによってはじまる「星のデレクション」(運勢変化)がそれです。
時期は、来年2023年3月からです。
「宝瓶宮時代を生きる星講座」を開催した事由の一つとなっている「新しい霊性意識の覚醒(目覚め)」のデレクションが、早々と影響圏入りをしていきます。
「海王星」と「牡羊宮0度」いわゆる「春分点」の象意から、このことがリーディングできます。
正式入宮は3年後の2025年3月でいいのですが、遅くとも2026年正月からです。
何も考えずに星の動きをリーディングしていたのですが、冥王星も海王星も、個人の精神意識のアセンション(次元上昇)をうながすデレクションになっていました。
これでハッキリしました。
双魚宮時代の本来の宗教による、“霊性”(魂)の成就が、宝瓶宮時代の新しい「深層の精神意識」のはじまりをうながしていくのです。
それが実際的なスタートにつながっていたということです。
びっくりですよね。
太陽の影響度はどれくらい
2022.02.16
“太陽”の影響度はどれくらい?
― 今週の運勢を読むには ―
◆「太陽サイン(宮)の影響が強い人と弱い人」
「あなたは〇〇座生まれね」という言葉をよく聞きます。
それは生まれたときにあった「太陽」の位置、「太陽サイン(宮)」のことです。
「星占い」や「今週の運勢」などでは、「太陽星座」こと「太陽サイン(宮)」でもって、ご自身にあてはまるサイン(宮)を読まれると存じます。
では、実際のところ、「太陽星座」正しくは「太陽サイン(宮)」の運勢は、ご自分に何パーセントくらい当てはまるのでしょうか。
≪人によって異なる≫
次のようなことを考えてみられてください。
ある人の場合、「星占い? そんなもの当たったことない」。
また、ある人の場合、「スゴイよね。よく当たるよね」というかたもいらっしゃるでしょう。
同じ「星座」(正しくはサイン:宮)の生まれで、同じ内容を読んでいても、そういうことが起こります。
どちらかがウソをいっているのでしょうか?
違います。
どちらも本当なのです。
当然です。
ホロスコープ(出生天球図)また占星術の仕組みからいえば、そのようなことは当然に起こります。
その理由を以下、書いておきましょう。
≪占星師の力量は度外視≫
前提として、ここでは占星師の力量は度外視します。
同じ占断やリーディングの文章を読まれて、そういったことが起こるためです。
相応の力量はお持ちだとしても、占星師の力量はピンキリですし、占星師との相性もあるのですが、それは考慮にふくめません。
それでも、個々人によって評価が異なるのは当然なのです。
その理由です。
第一の理由は、「太陽」だけで、その人の運勢や性質は決まるものではないということです。
ほかの星やハウス(室)やアスペクトが影響します。
それ以外の要素も大なり小なりかかわっているためです。
それを「太陽星座」こと「太陽サイン(宮)」だけでご判断するのは無謀です。
第二に、重要な内容です。
「星占い」は俗にいう「太陽星座」しかみていません。
ですが、出生時の「太陽サイン(宮)」(太陽星座)が、どれくらいその人に影響を及ぼしているのかは、人それぞれに異なるからです。
まったく該当しないということはないのですが、100パーセント該当するということでもありません。
同じ「太陽サイン(宮)」(太陽星座)の生まれでも、そのサイン(宮)の象意が、どれくらい該当するかは、人それぞれに異なってきます。
「ホロスコープ」(出生天球図)の状態によって異なるのです。
≪2つとない出生天球図≫
さて、では出生時の「太陽」の影響度です。
一般的に、ホロスコープ(出生天球図)において「太陽」の影響度は何パーセントくらいなのでしょうか。
そのお答えは、問い自体が無意味だといえます。
ホロスコープの仕組みを正しくご理解していれば、出てこない質問だからです。
どれくらい「太陽」のあるサイン(宮)の象意があらわれるのかは、個々人のホロスコープ(出生天球図)の状態によって千差万別になります。
ある人は10パーセントしかないとしても、またある人は70~80パーセントも太陽サイン(宮)の象意を生まれもつことがあるためです。
ホロスコープ(出生天球図)は、そういうものです。
個々に異なっていて、世界に2つと同じものがありません。
いちがいに「太陽」の影響力は何パーセントと決められないのです。
≪太陽サイン(宮)の影響度≫
結局、ある人は太陽サイン(宮)の影響を10パーセントしか受けていないのに、太陽サイン(宮)の「星占い」さらには「占星術」の当該箇所が当たるという道理はありません。
逆に、太陽サイン(宮)の影響を70~80パーセントほども受けていれば、当たる確率は、ぐっと高まるはずです。
当然のお話ですよね。
そのため、太陽サイン(宮)だけをみる「星占い」や、一般に太陽サイン(宮)がメインの「占星術」に対して“当たる/当たらない”の評価は人によって異なってきます。
これに、さらに占星師のピンキリの力量を加味しますと、もはや魑魅魍魎(ちみもうりょう)ともいえる混沌世界になってまいります。
その人がうたぐり深いタイプなのか、逆に信じ込みやすいタイプかといったことを抜きにして、そういうことが起こります。
出生時の「太陽」はたしかに重要です。
ですが太陽といえども一部分なので、パーツのみをみて全体だと思い込むと間違います。
やはりホロスコープ(出生天球図)全体をみて、「共鳴関係」を交えつつ、ホロスコープ・リーディングをしなければなりません。
≪運勢にかかわるサイン(宮)≫
最後に、「運勢サイン(宮)」についてです。
「太陽サイン(宮)」以外に、大きく運勢にかかわるサイン(宮)があるのかどうかについてです。
太陽のあるサイン(宮)以外で代表的なのは、やはりASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)が位置する「上昇サイン(宮)」でしょう。
太陽サイン(宮)と同等、またはそれ以上だったり、人によっては限定的だったりします。
それ以外の「運勢サイン(宮)」となると、これまたホロスコープ(出生天球図)の星の配置などの状態次第なので、個々に異なり、千差万別です。
サイン(宮)も異なれば、その強さや運勢がはたらく分野、また関係性もてんでんばらばらになるのが実状になります。
しいていえば、星がより多く集まっている大会合(ステリウム)などがあれば、その星たちによって異なり、断定はいたしませんが、「運勢サイン(宮)」の候補にあげられるでしょう。
結局、相応のプロ以外、一般のかたをふくめて「運勢サイン(宮)」をみつけるいちばん簡単で確実な方法は、一定期間全サイン(宮)の運勢傾向をチェックされてみることです。
ご自身にあてはめてみられるとよいのですが、それでも時期によって当てはまりやすいときとそうでないときのバラツキがでてくるでしょう。
太陽サイン(宮)や上昇サイン(宮)以外に「運勢サイン(宮)」がある場合は、比較的確実なご確認方法です。