水星のメッセージ 土星編
2022.02.14
 
[星講座] 水星のメッセージ vol.5:土星編

“大凶星”ではなく栄光の星へ
― 交錯していく現実世界 ―


◆「新しく生まれ変わった海王星からみた「土星」



本年2022年1月3日にアップいたしました「ご報告:水星のメッセージ」第1回めに続く第5回めvol.5です。

第2回めvol.2は「冥王星編」、第3回めvol.3は「海王星編」、第4回めvol.4は「天王星編」でした。

今回、vol.5は「土星編」です。

「土星」の重要な“現実メッセージ”を一部ながらお届けいたします。



≪水星のメッセージの継続≫

予期しないことが起こるのが「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)です。

なぜなら、宝瓶宮時代と共鳴する「天王星」は、過去の常識や体制をひっくり返すなど予期しにくい“改革”の象意をもつからです。

ということがありまして、正直なところ1月2日の「水星」の水瓶宮入宮にはじまる一連の「水星のメッセージ」をvol.5までお届けするようになるとは思いませんでした。

単発で終わると思っていたのです。

水瓶宮に入宮直前の昨年2021年12月30日に「水星」が合(コンジャクション=0度)をとっていった「冥王星」でした。

その「冥王星」がもたらしているのが、深層の「精神意識の変革のデレクション」です。

「冥王星」自身が、宝瓶宮時代に新たに生まれ変わることもあって、「冥王星」などの「土星外惑星」(トランス・サタニアン)をご紹介することになりました。



≪土星外惑星≫

これまでの「水星のメッセージ」vol.2~vol.4は、宝瓶宮時代の影響圏に1630年頃に入って以降、発見された土星外惑星でした。

古代ギリシャに発祥したアストロロジー(通称:古典占星学)においては、まだ発見前なので使われていない星たちです。

そのため、古典占星学から派生した古典占星術の象意を受け継ぐ19世紀後半以降の現代占星術では、どちらかというと土星外惑星の象意解釈は定まっていません。

たぶん、実占研究された蓄積が少なく、あいまいさを残したり、苦手としているのが、一部の占星術師は反論するかもしれませんが、「冥王星」「海王星」「天王星」の土星外惑星です。

仕方ありません。

1781年の「天王星」の発見と、続く1801年の「ケレス」の発見によって、古典占星学(術)は理論破綻し、引導を渡されたからです。

双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)からみて、新しく発見された土星外惑星の第1号は「天王星」でした。

天王星は、双魚宮時代の次の宝瓶宮時代の共鳴星(現代占星術では“支配星”)ゆえに、そうなります。

続いて、一時は第8惑星発見かと騒がれた「ケレス」も、その象意から古典占星学(術)は、上述のようにならざるをえませんでした。



≪アストロロジーと占星術の違い≫

その後、「海王星」(太陽系第8惑星)が1846年に発見されます。

海王星は、たとえばスピチュアリズム(当時は心霊主義、神秘主義)など、“まだ見ぬ世界や理想”など形而上世界(けいじじょう せかい)を象わします。

その象意によって、著名な霊媒師マダム・ブラバツキー率いる神智学協会から神秘的(オカルトチック)な現代占星術が萌芽していきました。

さはさりながら現代占星術は、その後に発見された「冥王星」をふくむ土星外惑星を取り入れて、十大惑星(メインプラネット)をもちいることになります。

結局、「太陽」~「土星」まで7つの星による古典占星学(術)の古い「基礎理論」を捨てて、“当たる/当たらない”の占いに特化した神秘占星術が現代占星術の原点です。

古代ギリシャ以来、「木星」を“支配星”として、その象意の学問や哲学的なアストロロジー(天体学、星の学問)ではなくなったのです。

しかしながら、今ではアストロロジー(Asorology)といえば、“占星術”と誤訳されるほどです。

この違いは、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)を理解するポイントともなっています。

宇宙この世界にもとづいた「基礎理論」をもつのが、本来の「アストロロジー」です。

現実にもとづく論拠がなければ、それは“当たるも八卦、当たらぬも八卦”の占いといえます。



≪海王星と正反対の「土星」≫

それはそれとして、「古典占星学」の7つの星を代表して土星のメッセージをお伝えいたします。

「土星」が、ほかの星と決定的に異なるのは、“誤魔化すことのできない現実”(形而下世界:けいじか せかい)を象わすことです。

心の中の“想い”や“観念”また“まだ見ぬ理想”など、形而上世界を象わす海王星とは、正反対の象意をもちます。

良し悪しは関係がありません。

「土星」は、実際的な現実社会を象わしますので、海王星の象意によってはじまった神秘的な占いの範疇(はんちゅう:カテゴリー)に収まりにくい象意をもつのは事実です。

むしろ、占いとは相容れない星です。

ということから、占星術師がもっともご理解しにくい星になっているため、そのことが“大凶星”かのように誤ってとらえられる理由の一つになっているようです。

一方、木星は逆です。

「魚宮」や「双魚宮時代」のかつての“支配星”でもあるからでしょう。

また、学術や哲学など形而上世界を象意の一つとして持つために、海王星と類似しています。

なので、占星術師にとっても理解しやすいこともあり、“大吉星”として扱われています。

そのような吉凶解釈自体が誤りなのですが…。



≪「交錯」のメッセージ≫

さて、“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星のメッセージは、一言でいえば「交錯」でした。

現実世界の交錯(クロス)、すなわちクロッシング(交差、横断、渡航、交差点、十字路、踏切)です。

「土星」なので、現実世界が交錯していくという意味になります。

もう一つ、「土星」にはメッセージがあるのですが、それはまだ時期尚早とのことのようです。

機会があれば、後日、ご紹介することになるでしょう。

いずれにしましても、現代は時代の「交錯」(交差)、すなわち「歴史の曲がり角」にあることを、「土星」は誤魔化すことなく実直にメッセージしてくれました。

先の「水星のメッセージ Vol.3:海王星編」でお伝えいたしましたように、美しい姿に生まれ変わった海王星です。

もはや「土星」を“大凶星”などと解釈することはなくなり、理想の現実社会を象わす栄光の星へと漸次、次元上昇していくことになると考えています。


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「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編)は、“希望のメッセージ”を分かち合うものです。

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文章ゆえ何度でも読み返しができ、後日、いつでも閲覧できます。

現在、Vol.2「水星編-魚宮」のご受講お申込み受付け中です。

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2022.02.14 10:53 | 固定リンク | | コメント (0)
平成は宝瓶宮時代元年
2022.02.11
 
「建国記念の日」特別編 平成は宝瓶宮時代元年
― 国体「天皇制」と水瓶宮 ―


◆「天皇は権力者ではなく和と絆と臣民一体の象徴」



古来日本の建国と、“国体”は、「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)に共鳴する「水瓶宮」に由来します。

それは「建国記念の日」が2月11日で「水瓶宮」だからというだけではなく、それは「太陽」が水瓶宮にあるという意味にすぎず、「和」と「絆」といった「臣民一体」だからです。

日本の“民族性”は「魚宮」で、大自然を崇拝する「日本的霊性」ゆえでもありますが、“国体”は「水瓶宮」で、それは「天皇制」にもとづいています。

宝瓶宮時代が正式にはじまった1989年は、元号が「平成」に変わり、そのことがいっそう顕著になりました。



≪天皇は権力者か?≫

最初にお断りしておきます。

「天皇制」という言葉が左巻きだとか、左翼用語というご意見があるのは承知のうえで、便利なので使わせていただいています。

ただし、彼らの勘違いは、天皇は日本の国主だと海外からは認識されているのですが、彼らが思うような権力者ではありません。

国家や国民の安寧と平穏を祈る、むしろ祭祀長のお立場です。

彼らは、すべてをブルジョアジー(資本家、支配者)とプロレタリアート(労働者、被支配者)に図式化して、二元対立でとらえて階級闘争をうながす主義思想をもつようです。

明治以降、先の戦前戦中までは軍部など国家権力に利用されてきた天皇でした。

ですが、敗戦後(終戦後)は、現行憲法で象徴天皇と定められ、とくに宝瓶宮時代がはじまった平成の御世以降は、ご存じのように権力者というのはまったく該当しません。



≪統一独立国家「日本」≫

もともと天皇が権力者であった時期は、日本の歴史の中で多くありません。

天皇以前は「大王」号であり、「天皇」号に変わったのは第40代「天武天皇」からだとされています。

先の天智天皇(大王)が「白村江の戦い」で唐羅連合(唐と新羅)に大敗北し、天智が崩御後、その御子(大友皇子)との国家を二分した古代最大の内戦「壬申の乱」という2大国難に直面して、内戦に勝利した大海人皇子(おおあまのおうじ)こと天武天皇は、早急な日本国の統一と立て直しの必要がありました。

そのような国難に際しては、強いリーダーシップが求められるのは洋の東西を問いません。

事実、天武天皇は、天皇の正統性をひもとく『古事記』や『日本書紀』の編纂を勅命され、統一独立国家「日本」を7世紀に築き上げます。

それまでの日本こと、古(いにしえ)の「倭国」(わこく)は、大陸や半島との交流や関係を深めつつ、相互に影響しながら国づくりをしてきたところがあります。

しかし、7世紀初頭以来、統一日本へと独立してきた歴史があるのです。



≪御輿に担がれた歴代天皇≫

そこで生まれたのが「天皇」号で、皇親政治を行なった天武天皇だとされます。

なので当初は、国家の礎を築くため相応のリーダーシップや権力は仕方ありません。

その後、天武系の皇統から天智系の皇統に代わるにしたがって、権力をなくし、完全なお飾りになっていきます。

体(てい)のいい「御輿」に天皇を担ぎ上げて、世の権力をほしいままにしていたのが、約300年近く続いた平安時代の藤原氏でした。

その後の時代も、しばらくは塀が壊れ、雨漏りがするような屋敷に天皇お住まいだったのです。

もっとも、鎌倉幕府が滅亡した翌1334年、後醍醐天皇は、権力を手にしようと動き「建武の親政(中興)」を図りました。

ですが、わずか3年足らずで潰(つい)えています。

結局、天皇の“復権”は「明治維新」による武家から天皇への「大政奉還」が行なわれるまで、その後、500年以上待つことになります。

それとて、まだ若かった当時の明治天皇に権力が移譲されることはなく、明治新政府に御輿に担がれた状態でした。



≪卑弥呼と7世紀の大和≫

いずれであっても、日本史における天皇の存在は偉大でした。

当時の権力者から御輿に担がれていても、相応の内乱や戦国時代また軍部による先の戦争はあったとしても、天皇ゆえに革命は起こらず、日本(国体)は護持され、今日まで続いているからです。

それは、天皇のもとにある「和」や「絆」など古い言葉でいえば「臣民一体」の想いがあるからです。

たとえば、それは2~3世紀の「倭国大乱」のさいに、霊媒による鬼道をもちいる「卑弥呼」(ひみこ)を女王に共立して平和をもたらした歴史的事実を嚆矢(こうし)とします。

卑弥呼は女王に祀り上げられただけで政治権力はなく、祭祀を行なう立場であり、事実上は通称「魏志倭人伝」に「世々王あり」と記された伊都国(いとこく)の王が“議長役”で取り仕切っていたようです。

ということもあり、当時の倭の女王が都とした「邪馬台国」から7世紀の「大和」に受け継がれ、『日本書紀』に記される「17条憲法」の冒頭に「和をもって貴しとなす」とあるように、日本の根幹思想に定められていきます。

異論があってもかまいません。アバウトでは、そのような歴史の流れがあります。

結局、“プレ天皇”の役割を果たした「卑弥呼」といい、権力は行使したものの「天武天皇」といい、また日露戦争の開戦にさいして「四方の海 みな同胞(はらから)と 思う世に など波風の 立ち騒ぐらん」と詠まれた近年の「明治天皇」といい、国家や臣民の安寧と平和を祈る祭祀の役割を果たしていたのです。



≪国民の「和」の象徴≫

上述の内容は、「水瓶宮」またその共鳴星「天王星」の象意をご存じのかたならお気づきでしょう。

天皇による日本の国体が「水瓶宮」で象わされて、おかしくないことを意味します。

戦後もそうですが、「君臨すれども統治せず」というお立場の天皇は、権力者たりえません。

国民の「和」の象徴なのです。

倭国大乱のさいに共立され、「平和」をもたらした倭の女王「卑弥呼」の立場がそうでした。

“プレ天皇”また“天皇のプロトタイプ(原型)”です。

そのスタンスを引き継いだのが、大和の「天武天皇」で、千年のちまでも皇位をめぐる争いが起きないように、自らを戒めつつ「吉野の盟約」を天智天皇の御子らとともに結んでいます。

近年の「明治天皇」も上述のとおり同胞の平和を願っています。

さらに申し上げますと、宝瓶宮時代(水瓶宮時代)のはじまりとともに「平成」へと元号が変わり、名実ともに、水瓶宮にみられる「友愛精神」(和、絆、民度)とともに、「和の象徴」としての天皇のスタンスは、“宇宙波動エネルギー的”にも確立されたのです。









星講座 水星編-魚宮 概要
2022.02.10
 
「宝瓶宮時代を生きる星講座」 新時代へ「水星編-魚宮」の概要
― 「水星編-水瓶宮」へのご解答 ―


◆「最終サイン「魚宮」で未来をメッセージする「水星」



「宝瓶宮時代を生きる星講座」Vol.2となる「水星編-魚宮」のコンテンツ項目と概要をご紹介いたします。

先回「水星編-水瓶宮」と構成は変わりませんが、中身は異なる斬新な内容と解答となる内容ふくまれています。

「水星編-水瓶宮」は、脅さないように表現が控えめでした。
「魚宮」はホロスコープの最終サイン(宮)なので、メッセージも解答的で強力です。

「宝瓶宮時代を生きるアドバイス…共鳴関係論編」は必見の保存版となっているのは先回同様です。



≪コンテンツ項目ご紹介≫

早速、コンテンツをご紹介いたします。

以下の8項目です。

項目の中身となる内容としては、初回の「水星編-水瓶宮」とは異なり、サジェスチョンに富んでいます。


1■はじめに
2■星講座「水星編」の意図と目的
3■「宝瓶宮時代」の位置づけ…12サイン(宮)編
4■「魚宮」2022と「水星デレクション」
 【トランシットの「ケレス」に上方矩=90度】
 【トランシットの「木星」と合=0度】
 【トランシットの「海王星」と合=0度】
5■「星講座」で宝瓶宮時代を生きる重要性
6■「水星」が「魚宮」にある場合…新旧解釈例
7■宝瓶宮時代を生きるアドバイス…共鳴関係論編
8■「水星」の12サイン(宮)入宮日…2022年

充実した内容で、ボリュームも先回と同等か以上です。

「水星編-水瓶宮」で表現が抑えめだったぶん、消化不良の一面を感じたかもしれませんが、「水星編-魚宮」では、そのご解答もふくめてたコンテンツ内容になっています。



≪コンテンツの概説≫

では、「水星編-魚宮」のコンテンツの概要をご紹介いたします。

■はじめに

骨子は同じです。より詳しい内容にリライトいたしました。。

■星講座「水星編」の意図と目的

これも内容が変わることはなく、上と同様に分かりやすくリライトいたしました。

■「宝瓶宮時代」の位置づけ…12サイン(宮)編

先回の「水星編-水瓶宮」は「人類歴史編」でした。

今回は12ハウス(室)に共鳴する「12サイン(宮)編」です。

ホロスコープの12ハウス(室)の配置から、「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の共鳴サイン(宮)やハウス(室)から、宝瓶宮時代はどのような位置づけになるのか、また私たちが何に気をつけて、どう意識すればよいのかがメッセージされています。

この項はもちろん、「宝瓶宮時代を生きる星講座」は、星読みやホロスコープ・リーディングの学びとなる一石二鳥の内容がふくまれます。

その点、お得です。

「魚宮」が共鳴する第12ハウス(室)は、太陽が昇る東の地平線上「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)の直後に位置することから、宝瓶宮時代の位置づけがみえてきます。



≪入宮時のアスペクトの影響≫

■「魚宮」2022と「水星デレクション」
 【トランシットの「ケレス」に上方矩=90度】
 【トランシットの「木星」と合=0度】
 【トランシットの「海王星」と合=0度】

「水星編-水瓶宮」に引き続き重要な内容です。

先回、水瓶宮入宮の直前や逆行また再入宮のさいに「水星」は、深層の「精神意識の変革のデレクション」をもたらす「冥王星」と、なぜ3度も合(コンジャクション=0度)をとっていったのか。

また、今回、「魚宮」への入宮と同時に、なぜ双子宮の「ケレス」に「水星」が上方矩(アッパースクエア=90度)をとっていくのか。

これらには、当該サイン(宮)で「水星」がもたらす重要なデレクション・メッセージの意図が秘められています。

「水星編-魚宮」では両者の理由を明らかにして解説しています。

現代占星術はもちろん宝瓶宮占星学のリーディングでも明かされなかった特殊なデレクション・リーディングです。

「水星」が今般、当該サイン(宮)を通過する一定期間に、「冥王星」また「ケレス」とのアスペクトによる“特別なメッセージ”を伝える内容になっています。



≪占断またリーディングのご参考に≫

■「星講座」で宝瓶宮時代を生きる重要性

表題どおりの内容ですが、リライトしました。

■「水星」が「魚宮」にある場合…新旧解釈例

「水星」が「魚宮」にある場合の伝統的な解釈例と、宝瓶宮時代に次元上昇した「水星」の場合の解釈例です。

まず、これまでの解釈例を信頼できる既存の西洋占星術本などから、ご紹介しています。

次に、宝瓶宮時代が定着し、次元上昇していったさいの解釈例をご紹介しています。

「対立二元論」の象意は、近い将来、しぜんと当てはまらなくなっていきます。

ホロスコープ・リーディングや、占断また星読みをされるかたはご参考になります。

占断や星読みが“吉凶解釈”のまま身についてしまうと、なかなか元に戻れなくなります。

意識の根底が、“吉凶”や“善悪”の思考回路になってしまうためです。

これはキケンです。「対立二元論」と「共鳴関係論」は正反対に近いので、宝瓶宮時代を生きるにさいして、適応できにくくなるためです。



≪保存必須のアドバイス≫

■宝瓶宮時代を生きるアドバイス…共鳴関係論編

先回「水星編-水瓶宮」の「友愛精神編」に続き、今回の「水星編-魚宮」の宝瓶宮時代を生きるアドバイスも保存必須です。

「歴史パラダイム」(枠組み)となっている「共鳴関係論編」です。

「共鳴関係論」は、「対立二元論」とはまるで正反対ともいえる内実をもちますので、正しくご理解されることが必要です。

両者の違いをご理解いただくために、宗教の「神と人間」の関係やとらえ方の違いを一例としてご紹介いたしました。

過去の宗教概念に凝り固まっておられるかたは、「そんなバカな」という想いを抱かれるかもしれませんが、「共鳴関係論」に似た考えかたは、実は双魚宮時代からも一部にありました。

ただし、異端として排除されてきたために一般化しなかっただけです。

「共鳴関係論」は、先回の「宝瓶宮時代を生きるアドバイス…友愛精神編」ともリンクしています。

西洋キリスト教用語の和訳ゆえに日本人には理解しがたい、「友愛精神」や「人類愛」といったときの「愛」の正しい概念について触れています。

最後の「8■「水星」の12サイン(宮)入宮日…2022年」内容は変わりません。



【お申込み期間と料金のご案内】

「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)は、単発のメール講座です。

先回同様、期間限定の配信です。

受付開始は2月11日です。

締切は2月25日で、「講座お申込みフォーム」」からお申し込みできます。

料金は、定価7,500円(税込)です。

ただし、先回「水星編-水瓶宮」をご受講のかたは、5,000円(税込)です。

また、「水星編-水瓶宮」をバックナンバーとしてご購読の場合、個別に手間暇をいただくことから、ご購読料金1万円です。

そのうえで「水星編-魚宮」をお申込みの場合は、5,000円(税込)でご受講いただけます。合計1万5千円(税込)です。

いずれも、ご入金をもちまして正式のお申し込みになります。

配信は、2月22日~3月1日です。









2022.02.10 14:55 | 固定リンク | | コメント (0)
随感11 ホロスコープ時計論
2022.02.08
 
ホロスコープ随感 その11 ホロスコープ時計論
― 愉しいリーディングのお話 ―


◆「簡単なお話がホロスコープは“宇宙時計”です」



占星術また占星学に興味をお持ちのかた、必見のお話です。

いずれも「ホロスコープ」を読めなければ、ご興味があっても楽しみが半減します。

というと、次のような声が聞こえてきそうです。

「興味はあるけど、ホロスコープって難しいいんでしょ。実際、どう読めばいいか分からないし…」

大丈夫、時計は読めるでしょ。

何時何分とか、それと同じです。



≪視認性は重要≫

面白いお話をします。

ホロスコープって実は「宇宙時計」なんです。

昨今は主流となった時刻が数字で直接に表示されるデジタル時計ですが、昔ながらに長短の針で読むアナログ時計も人気です。

時間の進み具合が、視覚的にここからここまで何時間や何分と直感的に把握できることもその一つです。

これって重要なんです。

同様に広い画面のデスクトップパソコンが、最近は人気なんだとか。

スマホは便利なのですが、画面サイズが小さいですよね。

それって一度に視認できる情報量が少ないということです。

なので「思考視野」に制限がかかりやすいこともあって、やっぱり広い画面のデスクトップが見直されているんだとか。



≪星は時計の針と同じ≫

ホロスコープも類似です。

一部だけを見ても、正しいリーディングまた“星読み”(占断)はできません。

アナログ時計も同じです。

秒針だけを見て「今、何秒」と分かっても、何時何分なのか分からなければ意味がありません。

ホロスコープの「星」は、時計のそれぞれの針と同じようなものというのが、ここでいう「ホロスコープ時計論」です。

実際の時計は「時分秒」と3つの針しかありませんが、ホロスコープには「太陽~冥王星」まで10個以上の「星」があります。

そのような違いなどから、少々複雑なのは事実です。

ですが、それぞれの針の位置によって「何時、何分、何秒」と分かるように、星の位置や関係性によって「今はこういう時代」だとか「だから今の状況なのね」とか「そういう運勢なのね」ということがわかります。



≪ホロスコープを読む≫

逆も読めます。

「ホロスコープ」(出生天球図)をみれば、その人が何年、何月、何日、何時頃に生まれたのかが分かります。

動きの早さが異なる星の位置関係から分かるのです。

時計の針と同じ役割をもっています。

違うのは、指し示す内容と、位置の関係性による象意があることです。

実は、そこにホロスコープ・リーディングのコツや秘密があります。

宝瓶宮時代の新しい「基礎理論」から、それが分かるのです。

やみくもに象意解釈による“星読み”をしても、かえって混乱するだけです。

ですが、だれでも時計を読めるように、ホロスコープとベースの「基礎理論」を知って、当てはめながらリーディングすればアバウトながらでも分かりますよ。



≪宇宙時計と天気予報≫

書いている意味は難しくはないですよね。

ホロスコープという時計や針が何を意味するのか、象意やリーディングのベースとなる「基礎理論」(ホロスコープ理論)があるということです。

現代占星術にはありませんが、宝瓶宮時代の新しいアストロロジー(通称:宝瓶宮占星学)には、「基礎理論」があるのです。

時計でいう何時、何分、何秒ということが、「基礎理論」(ホロスコープ理論)によって、たちどころに見えてきます。

なぜなら、ホロスコープの「マスター・キー」ともなっているので、開かない部屋(象意)はありません。

12サイン(宮)、12ハウス(室)、アスペクト、メイン・プラネット(十大惑星)等々、基本的な象意が全部みえてきます。

ただし、ご自分では読めても、ちゃんと相手に伝える難しさが、人によってはあるでしょう。

ホロスコープは、歴史や人生を読む「宇宙時計」です。それぞれの星の位置から、今または将来の「時代状況」や個々人の「運勢の状況」が、天気予報のようにみえてきます。


≪マスターキーとカーナビ≫

ご自分で読んでご納得するのは、基礎理論を知ればむずかしくはありません。

他人にご理解いただけるように、正しく伝えられるかという場合に、語彙力(ボキャブラリー)や表現力またカウンセリング能力などが必要になってきます。

それが課題なだけなので、基本のリーディングはできるのです。

また「基礎理論」(ホロスコープ理論)は、“マスター・キー”と同時に“カーナビ”でもあります。

目的地までの最短の道筋や、進むべき道路の状況や天候などを、星は時事刻々と動いて示唆しているからです。

それも「基礎理論」からリーディングが可能です。

さらには、隠された内面の心理状態や、相性また相性の変化までも、星の動きからリーディングすることが、案外と簡単にできます。

他人に伝える場合の言葉選びに若干の練度が必要ですが、ご自分で愉しむぶんには充分です。

要するに趣味もしくはアマチュアとしてホロスコープを読むぶんには、ホロスコープは「時計」と同じなので、基本三数(数理法則)による「基礎理論」を知ってしまえば、むずかしくはないのです。

また、「基礎理論」をもとにより多くのホロスコープをみて、ご自身の心と頭で、実際的な象意を考えていけば、応用解釈ができるようになります。

さまざまな人間関係で活用できるのです。









星講座 水星編-魚宮決定
2022.02.06
 
宝瓶宮時代を生きる星講座 「水星編-魚宮」のご案内
― 配信を決定いたしました ―


◆「将来に役立つ宝瓶宮時代を生き抜く単発メール講座」



結局というかやっぱりというか、「水星編-魚宮」をお送りすことにいたしました。

先回同様、単発のメール講座で期間限定での配信になります。

理由は、以下の本文に書いたとおり、美しい姿に生まれ変わった「海王星」だからです。

宝瓶宮時代の海王星は、対立二元論の“凶星”ではなく、むしろ「共鳴関係論」の“共星”になっていきます。

そのような新旧“支配星”の「海王星」また「木星」と、「水星」が「魚宮」で合=0度をとってメッセージを投げかけていくためです。



≪焦らずに納得する≫

「宝瓶宮時代を生きる星講座」…は、焦ると間違う方向に行きかねません。

? 主語「星講座」と、述語「焦る」の関係がヘンです。

書き直しますと、「星講座」でお伝えしようとしている内容の「体感や体得」は、焦る必要はないということをお伝えしたいのです。

というか、逆に焦らないほうがよいのです。

なぜなら、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)は、すぐには変わりません。

霊性や魂は、その人の“根っこ”のようなものなので、そうなります。

つまり、心からのご納得やご理解をしながら、ゆっくりと「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)を生き抜く「深層の精神意識」にかわっていくことが重要です。

なにごとも焦りは禁物です。

焦って変えようとすると、間違った方向に進んだり、逆に“根っこ”を地上に引っこ抜いてしまうことになりかねません。



≪心からの納得と喜び≫

「深層の精神意識」(霊性、深層心理)といった“根っこ”は、恐怖や脅し文句でなんとかしようとしても、本当に変ったことにはなりません。

霊性や魂は、心からのご納得や喜んでこそ変わっていきます。

そういった実情がありますので、先の「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)では、穏やかな表現で、新たに訪れた宝瓶宮時代の一端をご紹介し、ご理解いただくことに努めました。

むやみに恐怖心をあおる脅しのような文章で、一気に変えようとする書き方は逆効果を生みかねません。

皆さまの「霊性や魂」はすでに“知って”いるからです。

顕在意識にまで表面化していなくても、重要だと知っておられるからこそ、ご受講をお申し込まれたのです。

深層の精神意識をご理解するポイントがここにあります。

霊性や魂はすでに分かっていることが多いのです。

もちろん、霊性では知っておられながら、古い観念やさまざまな世情によって、アクションにまで結びつかなかったというかたはいらっしゃるでしょう。

それはそれでいいのです。

両者の兼ね合いといった解決すべき課題がご当人にはあるからです。



≪ご自分なりでOK≫

いずれにしましても、宝瓶宮時代を生き抜くにあたって、今般の「水星」の「水瓶宮トランシット」はタイムリーでした。

「水瓶宮」の影響圏にあって、深層の「精神意識の変革のデレクション」をもたらしている「冥王星」と3度の合(コンジャクション=0度)をとっていくなど、ほかにも重要なメッセージを「水星」は投げかけていくことになるからです。

皆さまなりに「星講座」をご参考にされたりヒントにされて、プラス・アルファとして「水星」の“希望のメッセージ”を感じとっていただければと存じます。

最初のうちは、よくご注意しておかないと、気づけないような小さなことだったりします。

何も感じなくても気にされる必要はありません。

最初はそんなものです。

焦りは禁物なのです。

焦ると、逆に感じとれなくなるのはまだしも、間違ってしまいやすくなるためです。

重要なのは、力を抜いてメッセージを受け止めようとする姿勢が少しあるかどうかです。



≪新しい「木星」と「海王星」≫

そんなこんなで、次は3月10日に「魚宮」に入宮していく「水星」です。

そして、魚宮を現在トランシット中の「木星」と「海王星」に合=0度をとっていきます。

その前に、もう一つあるのですが、重要なポイントなので「水星編-魚宮」で解説いたします。

「海王星」と「木星」は「魚宮」の新旧の共鳴星(現代占星術では“支配星”)なので、これまたタイムリーです。

ただし、「木星」は、すでに「魚宮」の“支配星”から解放されて“自由”になっています。

「海王星」は、宝瓶宮時代の海王星として美しい“理想のビジョン”をもたらす姿に生まれ変わっています。

そのため「海王星」は今後、宝瓶宮時代の実際的なスタートに向けて“理想のメッセージ”をもたらします。

そんな「水星」のデレクション・メッセージを感じとられてみてください。

すでにプレ・メッセ―ジの骨子は、「水星編-魚宮 検討中」の記事に書いておきました。

「宝瓶宮時代を生きる星講座」では解説を交えて、さらに詳しい内容でお届けします。

先回同様、単発のメール講座で期間限定です。

宝瓶宮時代を生きるアドバイスは、「共鳴関係論」を予定しています。



≪Vol.2予価のご案内≫

先回のメール講座で、念のためにふっておいた「Vol.1」が役立ちました。

次回「水星編-魚宮」は、「星講座」のVol.2ということになります。

今回、新たに「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)をご受講のかたがいらっしゃるでしょう。

そのため「星講座」の意図と目的などを掲載しておく必要があります。

「水星編-水瓶宮」をご受講のかたにはご理解をいただきたいのですが、内容が一部とはいえダブらざるをえません。

そこはご配慮して、ご受講料金にも反映いたします。

新規ご受講の料金は、定価は7,500円(税込)です。

前回ご受講のかたにかぎり5,000円(税込)とさせていただきます。

もちろん、新たな必読の内容がふくまれています。

先回の「水星編-水瓶宮」や、今回の「水星編-魚宮」をバックナンバーとして後日、ご希望の場合、個別に手間暇を頂戴することもあり、お知らせしてまいりましたとおり1万円(税込)です。

※ほかでは学べない特別な講座です。

将来的に大きく役立つ内容なので割安です。

受け付け開始は2月11日を予定しており、配信は2月22日から3月1日を予定しています。

コンテンツの項目や概要はそれまでにお知らせいたします。









2022.02.06 10:43 | 固定リンク | | コメント (0)
2つの宇宙とホロスコープ
2022.02.04
 
2つの宇宙とホロスコープ
― 物質宇宙とインナー宇宙 ―


◆「アンビリーバボーな精神宇宙の共鳴関係」



ホロスコープの「フレームワーク」です。

今年2022年1月25日に「精神面の四大識」をアップしました。

その拡大版と言えなくもないのですが、「物質宇宙」と心の中のインナー宇宙こと「精神宇宙」についてのフレームワークです。

「ホロスコープ」にも、物質宇宙と精神宇宙に関する象意が認められます。



≪現代物理科学の思考≫

私たちは「宇宙」といえば、遠く地球から離れた「夜空」を思い浮かべます。

それは「物質宇宙」です。

近代物理科学からいえば、たしかに間違いなく実在の「宇宙」です。

ですが、すべてを物質でのみとらえると、気づかないうちに科学万能主義に陥ります。

肝心のことが思考から抜けたり、要所でご判断を間違えてしまうことが起こります。

人に「心」と「体」の両面性があるように、信じられないとは存じますが、「宇宙この世界」は物質のみで成り立っているわけではないからです。

物理科学にもとづいた学校教育やマスコミをはじめとした一般社会では、そんなことは当然、教えてくれません。

「宇宙」となると、当たり前のように物理的なご理解が優先されているからです。

宇宙この世界を物質的に分析して客観的な知識としてとらえることは現代人として重要です。

ただ、それを絶対だと信じ込んだり、何かと対立する概念だと無意識のうちにとらえてしまうと、間違った「対立二元論」の思考に思考に陥ります。



≪新しい科学の黎明≫

「物質宇宙」の存在を否定しているわけではありません。

見えない心と同時に、人間は「肉体」を持つようにそれは事実です。

ただ、そこには物質宇宙や肉体を超えるさらなる事実、「精神宇宙」(宇宙波動)や「心」(深層の精神意識)の世界が、共鳴関係をともないつつ潜んでいないか考えてみなければなりません。

これまでの近代物理科学は、「ニュートン力学」による物質の引力(重力)を基本とする世界でした。

たとえば、地球と月の関係もそうですが、太陽と地球をはじめとする私たちの太陽と太陽の周りを公転している惑星との関係性は、引力(重力)と遠心力によって解釈し説明できたのです。

ですが、最先端の現代科学では、「物質」(粒子)の概念を超えた見えない「波」(波動:エネルギー)が併存していることが明らかにされています。

物理的な「ニュートン力学」では説明や解釈できない現象が、実験によって確認されています。

ご存じのかたも多いと思います。

「量子力学」(量子論)がそれです。

たとえば、「光りは粒であり波である」とか。

粒(物質)であり波(波動:エネルギー)って「何やねん!」って思わずツッコミを入れてしまいそうになります。



≪よく分かっていない宇宙≫

結局、物質宇宙オンリーや、物理絶対主義に陥ると科学信仰になりかねません。

最先端の現代物理科学におきましても、「宇宙」のことはまだよく分かっていないからです。

よく理解できていないものを「そこにある事実」かのように無自覚であっても信じ込むことを「信仰」ということができます。

信仰といえば、代表的には「神」(The God=創造主)を信じる「宗教」があります。

ですが、本当のところ神という存在を、「客観的な実在」としてご理解またご認識しているかたがいるのでしょうか。

実際に見たわけではなく、たとえば“まばゆいほどの光”だとか“最高度のエネルギー体”だとかいうかたはいても、多くのかたが確認したわけでもないので、客観性に乏しいのも事実です。

もっとも、いろんな信仰のカタチがあるので、一概に断定はいたしません。

古くはそういうことのようです。

いいのです。

信じることは個々人の自由です。

そのような体験また感性は事実だからです。

つまり、ここで言いたいのは、「物質」はもちろん、「想い」(感性)も、両方とも否定できない実在であって、さらには「共鳴関係」という事実もあるということです。



≪ホロスコープの宇宙観≫

以上を前振りと前提として、ここからは「ホロスコープ」のお話です。

次元上昇した「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)の新しいホロスコープ解釈では、「物質宇宙」とインナー宇宙ともいえる「精神宇宙」の両側面がホロスコープにはあります。

新しい基礎理論からそういえるのですが、両者は二元対立する関係ではなく、共鳴しあう関係性をもっています。

ただし、現状におきましては、両方の可能性があります。

個々人や組織国家などの集合体によって、二元対立する側に出やすいのか、それとも共鳴する方向であらわれるのか、はたまたその中間なのかは、案外と複雑に入り混じった昨今になっています。

現代占星術の解釈からは、アンビリーバボーでしょ。

「そんなバカな」という声が聞こえてきそうです。

ご納得してもらえないと存じますが、現代占星術には「基礎理論」がないので仕方ありません。

でも事実です。

「宇宙この世界」には根本法則があるのですが、宇宙太陽系の星の配置を忠実に写しとった「ホロスコープ」にも根本法則が秘められています。

いわゆる「物質宇宙」と「精神宇宙」の両方の象意が、本来のホロスコープには認められます。



≪心の中の共鳴波動≫

これは重要な「フレームワーク」のひとつです。

そうでなければ、ホロスコープという「星図」(天球図)から、個人の性質や運勢、また人類社会や歴史が相応の確実性をもって、リーディングできるということはありえません。

つまり、上述のように「物理宇宙」のことでさえ、最先端科学でもまだよく分かっていないのです。

まして「精神宇宙」といった心の中のインナー宇宙は、科学においてはアンタッチャブルな分野です。

科学者が扱うと異端視されるほどなので、解明されていないのです。

かといって、心理学や精神科学においても、インナー宇宙こと「精神宇宙」の世界は、物質宇宙と同様によく分かっていないというのが実情です。

宇宙を象わす時代でもある「宝瓶宮時代」はこれからが実際的なスタートであり、その先に定着があるので当然です。

心の中の世界は広大無辺で、融通無碍(ゆうずうむげ)の共鳴波動の世界なので、解明はこれからです。

「融通無碍」というのは、仏教用語で「この世にあるすべてのものはつながっていて、お互いに影響を与えている」といった意味です。

共鳴関係論と類似しています。

宇宙は天王星が象わす空間域なので、詳しい解明は、天王星を共鳴星とする宝瓶宮時代がさらに進んでからになります。









星講座 水星編-魚宮検討
2022.02.02
 
[星講座] 「水星編-魚宮」検討中
― 精神意識世界のリセット ―


◆「木星」と「海王星」による水星のプレ・メッセージ」


「水星」の水瓶宮トランシットに続き、3月10日に水星が「魚宮」に入宮します。

「魚宮」をトランシットする「水星」は、同宮の新旧“支配星”「木星」と「海王星」に合(コンジャンクション=0度)をとって、連続的にメッセージを投げかけていきます。

先回の「水星編-水瓶宮」に続く「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-魚宮)を検討中なのですが、水星のプレ・メッセージをお届けいたします。

宝瓶宮時代は、常識離れしたことが起こりえます。

これまでの社会通念が通用せず、過去とは異なる状況が「ふつう」になっていきます。



≪「海王星」の象意の変化≫

既存の記事、今年2022年1月22日にアップした「水星のメッセージ その3:海王星編」は斬新な内容でした。

「海王星」の“姿”(象意)が大きく変わっていくというものです。

「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい)が今後、実際的にスタートし定着に向かって次元上昇していくと、未来へ向かう“夢と希望”をもたらす「海王星」へと変わっていきます。

そこには、もはや現代占星術で“凶星”とされた「海王星」の姿はありません。

ですが、考えてみれば当然のお話でした。

「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)は終わったからです。

ただし、現在は「海王星」が「魚宮」をトランシット中なので、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションによって、一時的に双魚宮時代がぶり返している部分があります。

それもあと数年を経ずして終わります。

そういうこともありまして、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革の準備が、今からでも必要になっています。

「双魚宮時代のリバイバル」のデレクションが終わると、当然、「対立二元論」の世界ではなくなります。

そのため、社会通念だった“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”といった考えかたも、漸次、人々の意識や記憶から消えていきます。

そうなるほど「海王星」の姿(象意)は変わっていくことになります。



≪“凶意”が働けない≫

上述には、奥深い意味があります。

現代占星術で“凶星”に区分されている「海王星」ですが、双魚宮時代が終わり、世の中から“凶意”そのものがなくなるとどうなるのでしょうか?

宝瓶宮時代を生きる人々から次第に“善悪”や“吉凶”また“支配/被支配”といった古い考えや意識また通念が、漸次とはいえなくなるのです。

すると、「共鳴関係」が成立しなくなるため“働けなく”なります。

結果、「海王星」は、本来の“美しい象意”のみをもつ星に変わっていきます。

具体的に申し上げますと、“未来への夢や想い”また“理想のイメージ”や“希望のビジョン”といった、バラ色に輝く象意が本来の姿です。

個々人が今後、「深層の精神意識」を宝瓶宮時代の新しい「友愛精神」や「共鳴関係論」に変わられたぶんだけ、そうなっていきます。

生まれ変わった個人に、美しい象意のみを投げかけていくようになるのです。



≪木星と海王星への合=0度≫

さて、3月10日に「魚宮」に入宮する「水星」は、貴重なメッセージをもたらします。

「魚宮」また「双魚宮時代」の新旧の共鳴星(現代占星術では“支配星”)の「木星」と「海王星」に、連続的に合=0度をとっていくからです。

「木星」とのジャストの合=0度は、3月21日です。

「海王星」とのジャストの合=0度は、その3日後の3月24日です。

これらの前後、数日間がそうなります。

許容度数(オーブ)は、占星者によって異なりますが、なぜ違いがでてくるのかといった理由は把握しています。

宝瓶宮占星学では、いろんなケースを想定して、太陽と月またマイナー・アスペクトを除いて一律6度にしています。



≪木星のプレ・メッセージ≫

最初に「水星」と「木星」の合=0度によるプレ・メッセージです。

今から2,000年以上前の古代ギリシャ時代に発祥したアストロロジー(通称:古典占星学)では、「魚宮」また「双魚宮時代」の“支配星”は「木星」でした。

「海王星」が発見される前だったからです。

「海王星」の発見は、今から180年ほど前の1846年です。

その後、「魚宮」の新しい“支配星”になります。

そのときまでは“哲学”や“学術”を象わす「木星」が、「魚宮」また双魚宮時代の“支配星”でした。

結局、木星は「海王星」の発見によってその任を解かれ、“自由”になり“遠くの世界”などを象わします。

自由(気まま)になった「木星」と合=0度をとっていくトランシット(運行)の「水星」のプレ・メッセージは、それこそ「フリー」でした。

次のようなことからの解放です。

これまでは時代や国家また地域や組織の支配者、さらには思想や宗教の祭司など、トップ層の“支配”を受けて影響されてきました。

身近な例でいえば、学校教育やマスコミなどによっても、“こうあるべき”といったルールや風潮をわれ知らずとも刷り込まれてきたのです。

いわば、一種の“洗脳”による時代でもありました。

それらを全面否定するものではありませんが、「木星」はそれらから“遠くの世界”(精神的自立)をうながし、“気まま”やマイペースなど、個性にもとづいた“自由”(フリー)になることをメッセージしています。

ご理解やご判断は、それこそ皆さまの自由です。

状況や置かれた立場に応じて、ご自由にご判断されていけばよいのです。

「木星のメッセージ」で終わるのではなく、引き続き「海王星のメッセージ」がもたらされていきます。



≪海王星のプレ・メッセージ≫

「木星」の次は、「海王星」のプレ・メッセージです。

「海王星」には、2通りのメッセージがありました。

双魚宮時代の「海王星」と、次元上昇した宝瓶宮時代の「海王星」のメッセージです。

個別にお伝えすると、かえって誤解が生じかねません。

そのため、まとめてご紹介いたします。

いずれも古い「霊性」のあり方と、新しい霊性ともいえる「深層の精神意識」のあり方に関するものです。

皆さまが現段階で、どちらをご選択されてもご自由なのですが、「海王星のデレクション」によっては、いったん“リセット”されることが起こります。

全員がそうだとはかぎりません。

「海王星」の象意と共鳴する“バイブレーション”の持ち主、すなわち感覚や感性が豊かだったり鋭敏なかたのみになるでしょう。

いずれにしても、“リセット”になったとき重要なのは、“あわてたり混乱しない”ことです。

まずは落ち着いて、“美しい理想のビジョン”をもたらす「海王星」のメッセージを受けとれる自分自身になっていくことがベストだからです。

1月配信の「宝瓶宮時代を生きる星講座」(水星編-水瓶宮)に続いて、「水星編-魚宮」を検討中です。

その場合、同じく単発のメール講座で、期間限定になるのは変わりません。


※本文中の「木星」と「海王星」のメッセージに関する詳しい内容は、そのさいに「水星編-魚宮」でご紹介することになると存じます。









2022.02.02 15:03 | 固定リンク | | コメント (0)

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