すみっこぐらし世代間格差
2022.10.29
[戦後と平成] ― 冥王星がもたらす世代のギャップ ―


学園闘争の敗者たちと今や主流のスミッコ族



ひさびさの「社会風潮を読む」です。

現代社会には、大きなジェネレーション・ギャップ(世代間格差)が存在することが、冥王星のこれまでの動きから分かります。

戦後の「団塊の世代」と、高度成長期の「新人類世代」と、平成以降の「友愛精神世代」に大別できます。

「宇宙船地球号」ではありませんが、現在という歴史の転換点の同行人として、過去と未来をつなぐ三世代同居の一端を「冥王星」のトランシット(運行)とともにお届けいたします。




≪「すみっコぐらし」のブーム≫

「すみっコぐらし」というキャラクターが、今年2022年で10周年を迎え、隅っこというネーミングに似合わずメインに躍り出てきました。

もともと人気はあったのですが、さまざまな著名企業とのコラボや、今年11月には映画化第2弾の「すみっコぐらし:青い月夜のまほうのコ」が公開されるなど営業戦略は活発です。



ゆるキャラブームの先駆けとなった「たれパンダ」の延長戦上にある平成のキャラクターといえるもので、昭和の角度のあるキャラクターとは一線を画します。

戦後のアニメや漫画は「スポ根」(スポーツ根性)ものや「戦隊ヒーローもの」に代表されるように「勝ち負け」が特徴でした。

戦争の風潮が残る敗戦直後や、戦後復興の高度成長期だったので仕方ありませんが、「ここがおちつくんです」といったサブタイトルの「すみっコぐらし」とは対照的な社会風潮の時代でした。


【One Point】 「歌は世につれ、世は歌につれ」ではありませんが、時代が変われば社会風潮も変わります。

良し悪しではなく、現代は時代の変わり目にあるために、その変化が著しく、異なる感性や価値観の世代が混然と同居する複雑な社会になっています。




≪世代間断層によるジェネレーション・ギャップ≫

お気づきの方もいらっしゃると存じます。

戦後の70年ほどをみていくと、そこには世代間の大きな断層が2か所でみられます。

社会風潮からもそういえますし、アストロロジーにおいても冥王星の動きから「ジェネレーション・ギャップ」(世代間格差)が明確にあることがリーディングできます。

代表的には、戦後の「団塊の世代」と、高度成長期の「新人類世代」と、平成以降の名付けて「友愛精神世代」です。

当該世代の全員がそうだというのではなく、特徴をみたものです。

1930年に発見された“ラスボス”「冥王星」の宇宙波動エネルギーが、これに色濃く影響しています。


【One Point】 ホロスコープで用いる星のなかで、最も動きが遅く、最も遠い辺縁の星で、最後に発見された惑星が冥王星です。

かつては第9惑星とされましたが、2006年のIAU(国際天文学連合)総会によって、小惑星「ケレス」と同様に準惑星に区分されました。




≪団塊の世代の時代背景≫

「冥王星」は太陽系から外れたわけではなく、準惑星に区分されただけです。

IAUが定めた「惑星」の新たな定義から、冥王星は楕円軌道を描き、軌道傾斜角が大きく、第8惑星の海王星の軌道と一部重なるために準惑星とされたのです。

その「冥王星」が1939年から「獅子宮」をトランシットしたとき「世界覇権のディレクション」がもたらされ「第2次世界大戦」が勃発しました。

なぜなら、冥王星の一方の象意“頂点”(権力)と、獅子宮の象意“中心”(王様、皇帝)によって、地上の最高権力となる“世界覇権”の象意が、第8ハウス(室)に冥王星を生まれ持つヒトラーなどによって表層化したためです。

日本においては、敗戦の1945年直後、まだ冥王星が獅子宮の象意の強い前半をトランシットしている最中のベビーブームによって生まれた人々が「団塊の世代」です。

彼らの特徴は、階級闘争という名のもとに、権力闘争や反日闘争を繰り広げる「共産主義運動」の影響を強く受け、安保闘争や学園闘争による青春時代を過ごし、その残滓をいまだに「アベガー」や「マスコミ」に亡霊化させていることです。


【One Point】 現代の若者からみると“怖い”と感じることがあるキレる老人世代の一部です。

全員がそうではありませんが、主義思想による偏った善悪観や、団塊ゆえに生存競争に生き残らざるをえなかった闘争心や自己本位にみえる言動が一因しているようです。




≪新人類と友愛精神世代≫

次の特筆すべき世代は、1960年代に生まれた「新人類世代」です。

彼らが社会に出た1980年前後に、それまでの戦前や戦中世代のお国のためまた会社のためといった考え方とは大きく異なる「マイホーム主義」(家庭主義)ゆえに、「新人類」と呼ばれたことに由来します。

この世代の特徴は、「冥王星」と「天王星」の合(コンジャクション=0度)を「乙女宮」に生まれ持つことです。

「冥王星」は“変革”、「天王星」は“改革”、いわゆる類似の象意を持ち、個人的な“完璧性”を象わす「乙女宮」での合=0度によって突出化し、国家や会社よりも個人を優先する価値観をもって自己発揮や社会貢献をするタイプになっていったことです。

かつての社会の常識だった双魚宮時代の“滅私奉公”とは異なる生き方を目指すタイプです。

さらに、その次の世代は「冥王星」が蠍宮を通過していくことで、人知れず1989年に起きた「宝瓶宮時代のビッグバン」とともに、元号が「平成」に変わって以降に生まれた「友愛精神世代」です。


【One Point】 これら三世代の間に大きな世代間の断層があります。

社会風潮に影響をもたらす「星のディレクション」からリーディングできます。

ただし「ホロスコープ」(出生天球図)は一人ひとり異なりますので、同世代のすべての人々が同じだと断定するものではありません。




≪新時代への変化のディレクション≫

現代は、考えや価値観が正反対にも異なる三世代が同居する時代になっています。

相応に成人した三世代同居のご家庭におきましても同様だと存じます。

若者や世間一般からみて、団塊の世代の一部が“暴走老人”と思えることは否定できません。

逆にみれば、競争社会を生き延びた団塊の世代からは、隅っこが落ち着くんですといった安心感は、ご自身が生きてきた社会風潮からみれば「窓際族」といった“敗北者”のように思えるかもしれません。

平成生まれの「友愛精神世代」は、まだ第一期ながら「和」「絆」「民度」をしぜんと備えています。

トップや中心者にならなくても、みんなの中の一人(ワンオブゼム)であっても、お互いに尊重して自分らしく生きられれば、隅っこでも相応に満足できるため、「すみっコぐらし」に共感を持つ方も多く人気のキャラクターになっているのでしょう。

詳しくはわかりませんが、「新人類世代」がかつての「団塊の世代」と新しい「友愛精神世代」との両方にかかわって生活を営なまざるをえないことから、賛否はともかく、それなりに両者を理解することができるかもしれません。

それとも、ご自身の完璧性や潔癖性にこだわりをもたれていて無意識であっても、どちらでもいいのかもしれません。


【One Point】 重要なことは、現在、獅子宮とは正反対の象意を持つ「水瓶宮」の影響圏に「冥王星」が進んでおり、世界覇権とは真逆の“深層の精神意識”に変革をうながしはじめていることです。

今後は「友愛精神世代」の第二期が誕生していき、社会風潮はさらに変わっていきます。










どうなる&どうしたい2023年
2022.10.26
[妄想の終わり] ― 自ら活かすリクエスト運勢 ―


受動的な運勢からポジティブな運勢鑑定へ



来年2023年の運勢リーディングは「ポジティブな運勢鑑定」になります。

数年が経って振り返ってみると、転換期のはじまりとなった来年2023年だったことに気づくでしょう。

「海王星」が魚宮25度を超えて、牡羊宮の影響圏へと進み、新しい海王星に生まれ変わっていくこともその一つです。

また、同3月に「土星」が魚宮に入宮して“妄想の時代”に終わりを告げていくこともそうです。

ほかにもありますが、従来のように受け身の「来年の運勢」ではなく、それを踏まえつつも、ご自身で「どうしたいか」といったポジティブな運勢鑑定はいかがでしょうか。




≪ポジティブな運勢鑑定とは≫

具体的には、通常の運勢リーディングと併せて、ご自身でパーソナル・プラネットの「星のディレクション」のリーディングにチャレンジしてみようというものです。

「来年はどうなる?」といった受け身から、「来年2023年はどうしたい?」といった視点を交えて、自らリーディング解釈を行なってみるものです。

2023年のライン・ホロスコープ」(PDF)を添付した「ライン・ホロスコープの見方」からそれが可能です。

影響力が大きい「ソーシャル・プラネット」(冥王星、海王星、天王星、土星、木星)の運勢ディレクションは、いつもどおりお届けいたします。

加えて、個人差が大きい「パーソナル・プラネット」(太陽、水星、金星、月、火星)のディレクションは、ご自身の実状に照らし合わせつつ、ご自分でリーディングをされたほうが、実際的になるためです。

そうして、パーソナル・プラネットのディレクションへの対応や、積極的に活かす道を探っていく試みです。


【One Point】 「星のディレクション」(運勢変化)を知ってから受けるのと、知らずに受けていくのとでは、大きな違いが生じます。

人は想定外の出来事に直面するとパニックに陥り、ご判断を誤るなど、ますます運勢を下げていくことがあります。




≪ディレクション・リーディング≫

「2023年のライン・ホロスコープ」を用いたディレクション・リーディングは、以下のように行なえます。



上図は、来年の運勢リーディングに無料で添付してお届けする「2023年のライン・ホロスコープ」の一部を抜粋したものです。

横一直線のラインは、ご依頼者の「ディレクション・ポイント」と「ディレクション・ゾーン」を表わします。

この中を、トランシットの星のラインが通過していく時期が「星のディレクション」(運勢変化)が働く可能性が生じていく期間です。

それがどのようなディレクションになるのかは、ラインの色によって色別できるように工夫されています。

あとは、添付本体の「ライン・ホロスコープの見方:2023年版」から、ご自身の体験を交えつつ、ポジティブに活かす解釈を行なえば可能でしょう。


【One Point】 何ごとでも多少の慣れは必要です。

ただ、これまでの人生で何度も受けてきたパーソナル・プラネットのディレクションなので、トライされていけば、積極的な対処の方法や活かし方がみえてくるでしょう。




≪自由と個性と友愛精神はワンセット≫

現実の変化に至るには、少々時間が必要です。

2023年春すぎから漸次、実質的にはじまっていく新時代は、個々人においては「自由」と「個性」(才能)と「友愛精神」(和、絆、民度)の時代です。

「自由」「個性」「友愛精神」は、ワンセットの一体不可分なものなので、どれか一つだけを取り上げて云々すると、意味が半減するだけならまだしも間違ったものになります。

「ポジティブな運勢鑑定」はこれらを意識において「星のディレクション」(運勢変化)に対して、どう解釈し、対処していくか、考えていくのが効果的になります。

ご自身で実生活に活かせるように、主体的な姿勢が、これからの時代はポイントです。

身近で日常的なパーソナル・プラネットからまずはトライしていけば、コツをつかむにつれて、ソーシャル・プラネットの人生期的なディレクションにも展開できるようになっていくでしょう。


【One Point】 ご自身で主体的にご判断やご対処をされていくシーンが増えていくことになる時代です。

まずはご自身でコントロールしやすいパーソナル・プラネットのディレクションからマスターされていかれることをお奨めいたします。




≪ご自分で事実を見出す≫

来年2023年以降は、時代の波動が変わっていきます。

それゆえ主体的で「ポジティブな運勢鑑定」は効果的です。



昨今のマスコミのように、どこまで正しいのか分からない一部のみを面白おかしく意図的に切り取ったニュース報道などではなく、玉石混交とはいえ、多様性を伴なったネットの中から、自主的なご判断で真相や事実を見出されていくようにならないと、“負の戦争”の時代ゆえに惑わされかねない時代です。

今後の運勢においてもそれは同様です。

ご自分で過去の体験から、ご自身に働くパーソナル・プラネットの「星のディレクション」の傾向をつかまれていかれるとよいのです。


【One Point】 来年2023年3月に、牡羊宮の影響圏に進む「海王星」は、実現可能な構想(ヴィジョン)によって、積極的にトライしていく方向に働きます。

そのほうが同月、魚宮に入宮していく誤魔化すことのできない現実を象わす「土星」ともマッチします。




≪牡羊宮(春分点)の影響圏≫

来年春以降は、ご自身で「どうする」「どうしたい」といったポジティブな運勢の方向へと徐々に変わっていきます。

BC171年頃~AD1989年頃まで、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代が一段落し、積極的な星まわりへと変わっていくからです。

双魚宮時代は、“神とサタン”や“善と悪”また“支配/被支配”といった「対立二元論」にもとづいて、「宗教」や「専制君主」(支配者)など、お上のご意向に従うことで生活が成り立ってきました。

大衆は、神のため、お国のため、お家のため、会社のため、夫のためといった“自己犠牲”の精神で、自分を捨てることが美徳とされ、滅私奉公をするのが当然だった時代です。

そのような時代風潮は、1630年から宝瓶宮時代の影響圏へと進んでいくほどに弱まっていき、1989年に宝瓶宮時代が正式にはじまると、ほぼ終わり、逆に「ブラック企業」などと揶揄されるようになってきました。


【One Point】 そして、来年2023年春すぎには、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落します。

“チャレンジ精神”や“積極果敢”また“アクティブ”など、ご自身の意志による牡羊宮(春分点)の影響圏へと、「海王星」は進んでいきます。




【ご参考:マイ・ディレクション講座】

「海王星」と「牡羊宮」の組み合わせは、ご自身の「意志」による積極的で実現可能な“将来ビジョン”(構想)を描いてチャレンジしていくものになります。

といったこともありまして、ご自身の2種類のホロチャートによる「マイ・ディレクション講座」を予約受付開始いたします。

出生時の太陽を中心にした「ソーラーチャート」と、一般的な「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)をベースに、過去と未来を併せて約30年程度のご自身に働く「星のディレクション」(運勢変化)を、ソーシャル・プラネットをメインにディレクション・リーディングを学んでいくものです。

音声のみのスカイプと、WEB上の資料と、マイチャートを用いて、質疑もご自由なインタラクティブ(双方向)な講座になります。

ご自身の30年程度の運勢変化を知ることができますし、ディレクション・リーディングの方法もを学べる一石二鳥の講座です。

「2023年の運勢リーディング」とのセットでお申込みの場合は、運勢リーディングは年内にお届けし、日時調整のうえ、来年2023年にディレクション講座を順次、開催することになります。

→ ご予約は「鑑定&お問い合わせ」から可能です。

※後日詳報の予定です。









23日に順行に戻る土星
2022.10.22
[現実転回] ― ラスボス冥王星をサポート ―


約半年後の幻想時代の幕引きに向けた黎明のとき




土星がこの10月23日に水瓶宮18度で順行に戻ります。

“誤魔化すことのできない現実”を象わす土星です。

逆行そのものに意味はありませんが、逆行に転じたり、順行に戻ったりすることで、その後の「星のディレクション」(運勢変化、状況変化)に影響をもたらすことがあります。

では今回、土星が順行に戻ることに何か意味はあるのでしょうか。

ややロングスパンになりますが、第1に牡牛宮の天王星との矩(スクエア=90度)を解消する方向に進み、第2に来年2023年3月の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの終焉に一役かうことになります。



≪地球から見た逆行≫

古典占星術において「ディレクション」(ダイレクション)という言葉は、単に「順行」を意味しました。

「逆行」はレトログラデーション(レトログラデ)です。

宝瓶宮占星学で「星のディレクション」というとき、「運勢変化」や「時代変化」また「状況変化」を象わします。

そもそも星は逆行などせず、地球からの見た目で“逆行”するかのようにみえるだけなので、ディレクションしかありません。

それによって、星の象意のあらわれ方が強まったり弱まったりすることが起こります。

土星が実際どおり見た目で順行に戻ることで、今回、象わされていくのは、昨今の厳しい現実が徐々にながら緩んでいく黎明の時代への転換のはじまりです。




【One Point】 一昨年末の2020年12月に、木星と土星は古い呼び名でいえば「大合」(グレート・コンジャクション=0度)をとったまま、土星が水瓶宮に入宮しました。

これによって、牡牛宮をトランシットする天王星との間に、随時ながら矩=90度を形成することが起こるようになりました。

現在(2022年10月)は、最後の逆行矩=90度のときで、3回めです。


【グレート・コンジャクション?】

土星と木星の合(コンジャンクション=0度)を「大合」(グレート・コンジャクション=0度)と呼ぶのは大昔のお話です。

かつては、太陽~土星まで肉眼で見える7つの星を用いて、個々人をリーディングしていましたので、約15年前後に一度の両星の合=0度は珍しく、大合=グレート・コンジャクションと特別視されていました。

現在では、18世紀以降、土星外惑星(トランス・サタニアン)が順次発見されたこともあって、古い概念になっています。




≪現実の地上世界に混乱≫

土星と天王星の逆行矩=90度」によって、現実社会が混濁する出来事が起きます。

土星と天王星は現実に関する正反対の象意(宇宙波動エネルギー)を秘め、それが矩=90度によって立場を異にするからです。

天王星は、現実理想と同時に普段とは異なる突発的な変化を象わします。

そのため“日常生活”を象わす牡牛宮での矩=90度は、平常とは異なる“生きにくい”社会や日常生活がもたらされていくことになります。

そういった2020年~2022年でした。


【One Point】 水瓶宮の「土星」と牡牛宮の「天王星」のみをみた宇宙波動エネルギーのお話です。

変化は世の常で「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えている昨今は、“分水嶺”の時代で新時代へと流れが変わる転換期ゆえに、もともと状況変化は避けられません。




≪見果てぬ夢と大望と妄想≫

土星がもたらすディレクションを凌駕するのが、土星外惑星(トランス・サタニアン)のディレクションで、天王星、海王星、冥王星によるものです。

土星と天王星の矩=90度のディレクションは、「現実」を共通項にしますので、地上の出来事に直接的に影響します。

古い海王星のディレクションは、その「現実」を誤認させ、“見果てぬ夢”や“大望”といった“妄想”をもたらし、社会を混乱に陥れますので、現実的な象意でなくても逆に侮れません。

実例でいえば、プーチンは、ASC=上昇点(蠍宮)に海王星の下三分=120度のディレクションを受けてきた昨今で、その影響が残り、さらに周辺との関係変化がもたらされるトランシットの天王星の衝=180度のディレクションを受けている真っ最中です。

習近平は、正確な生誕日の確証がとれないのですが、双子宮の太陽に海王星の上方矩=90度のディレクションを現在も受けているか、その影響が残る時期です。

いずれも、“見果てぬ夢”や“大望”や“妄想”による「事実誤認」を招く人生期にあって、プーチンは現実を無視した大望をその“生き方”に、習近平は“対外的な言動”に出しやすい人生期です。


【One Point】 日本のような自由民主主義国家では、国のTOPといえども国民のチェックが働きます。

ですが、ロシアや中国また北朝鮮のような共産主義国家のなれの果ての「専制国家」(強権国家)では、TOPの意向や運勢が大きく国策に影響しますので、道を誤ることが起こります。




≪根本から一変させる変革力≫

冥王星のディレクションはさらに侮れません。

ふだんは深く静かに潜行し、あるとき火山の大噴火のように突如として表面化すると、思わぬ方向へと状況を一変させていくことがあります。

その冥王星は、「深層の精神意識の変革」のデレクションを今年2022年から本格化させました。

まだ影響圏に正式に入ったばかりで、緒についたばかりの時期なので、目に見える大きな変化は確認しにくい段階です。

ですが、今後は着実に進行していきますので、あるとき両極端に「深層の精神意識」を変革させて、宝瓶宮時代を実質的にスタートさせていくことになります。


【One Point】 「深層の精神意識」は自覚しにくいものです。

そのため、当該デレクションは無自覚のうちに働き、始まったばかりということもあってご認識しにくい現在です。

ですが、冥王星は想定外の働きによって状況を根本から一変させていくことがありますので、今後は注視が必要でしょう。




≪土星の順行の今日的意味≫

さて、誤魔化すことのできない現実を象わす土星は順行に戻ったあと、見た目上ながら徐々にスピードを上げていきます。

来年2023年3月に「魚宮」に入宮すると、海王星の共鳴サイン(宮)ゆえに古い“まだ見ぬ理想”や“妄想”を誤魔化すことのできない現実に目覚めさせるディレクションをもたらしていきます。

一方、海王星自身も、魚宮25度を超えて次の「新しい霊性意識の覚醒」のディレクションにうつりはじめますので、非現実的な“夢”や“妄想”といった「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションを一段落させていくことになります。

新しい「海王星」の象意へと、美しい転換のスタートです。

端的に申し上げますと、古い“まだ見ぬ理想”(幻想、妄想)から、新しい“実現可能なヴィジョン”への象意への転換です。

その現実化を、土星とともにうながしていくことになります。

さらに、同じ3月、冥王星が一時的ながら水瓶宮に入宮します。

結局のところ、今月10月23日に順行に戻る土星がもたらす意味は、「歴史の転換点」への黎明で、先頃のラスボス「冥王星」の順行とともに、時代変化をうながしていくものになるでしょう。


【One Point】 一般に「夜明け前がいちばん暗い」といわれます。

そういった時代です。

かつて「軍拡競争」華やかかりし20世紀の「東西冷戦」の時代、ベルリンの壁がついに崩壊し、「東西冷戦の終結宣言」が出された1989年の“直前”と似た時代の空気感の昨今です。









深層の精神意識って何?
2022.10.18
[第3章/波動編] ― 宇宙波動エネルギーとの関係性 ―


時空を超えた無自覚の宇宙波動エネルギーの世界 




「深層の精神意識」って何? というお話です。

無自覚、無意識の深層エネルギー世界なので、真偽不明のよく分からない内容のお話になります。

ただ今後の人類歴史では、重要なテーマの一つになっていかざるをえません。

個性が重要な宝瓶宮時代において、自分自身が依って立つ基盤が深層の精神意識だからです。

「星のディレクション」をもたらす宇宙波動エネルギーの受容体また共鳴体ともなっているためです。




≪結論的に申し上げます≫

無意識の世界のお話なので、先に結論を述べておかないと余計に分かりにくいでしょう。

ご納得いただけるかどうかはともかく次のようになります。

「深層の精神意識」は、宇宙この世界の根幹にある時空を超えた「宇宙波動エネルギー」の受容体また共鳴体です。

見えない電波をキャッチする“アンテナ”や“チューナー”(同調器)のようなものが人間の深層世界にはあるとお考えください。

宝瓶宮占星学でいう「星のディレクション」(運勢変化)は、この宇宙波動エネルギーや深層の精神意識にかかわり、宇宙の根幹法則「基本三数」からリーディングが可能です。


【One Point】 初めて聞くお話だと存じます。

今後の時代においても、またアストロロジー(宝瓶星学)においても、「宇宙波動エネルギー」は重要な概念になっていきます。

ご不明な部分は保留にされて、ごゆるりと機会をみられてご賢察ください。




≪宇宙波動エネルギーとは≫

「量子論」(量子力学)のお話を補足的にさせていただきます。

一対の量子が時空を超えて瞬時に作用し合う「量子もつれ」(Quantum Entanglement:クウォンタム・エンタングルメント)という現象が、科学的に実証されています。

二分した一対の量子は、スピンの方向が必ず逆向きになるという法則があります。

スピンの方向が不確定だった一方の量子の方向が決まると、地上と宇宙空間といったように遠く離れたもう一方の量子のスピンの方向が、光の速さを超えて瞬時に決定するというのです。

アインシュタインは、光の速さ以上の物質は存在しないということを解明しました。

そのため、この一対の量子の間に作用する時空を超越した働きは、光や電波のような物質的性質を有するものではなく、物理科学を超越した「超波動共鳴」といった作用が、宇宙この世界にあることを意味します。

光子(光量子)といったフォトンや、電気といった電磁波を超えた「超波動エネルギー」による共鳴関係(≒もつれ)です。

そのような時空を超越した「宇宙波動エネルギー」が、私たちの世界の根底にあります。


【One Point】 科学のドシロウトがこんなことを書くと、科学者はビックリするかもしれません。

もっとも、そんなことはとっくに「合点承知の助」で、現代物理科学では証明できないだけだ、とおっしゃるかもしれません。






≪アストロロジーの根本命題≫

「宇宙波動エネルギー」は、私たちの無自覚の「深層の精神意識」と共鳴関係にあります。

そのような宇宙波動エネルギーが、ホロスコープの背後にあることを「基本三数」によって解明いたしました。

でなければ、「空の星からなぜ地上のことが分かるのか?」といったアストロロジーの根本命題に答えられないのです。

答えられなければ、ホロスコープ解釈は根拠のない神秘的な占いに留まってしまいます。

それはそれで楽しめばいいのですが、いつでも勘違いが起こりうる可能性から逃れられないことを意味します。

「実学」を標榜(ひょうぼう)する「宝瓶宮占星学」としては、それは避けたいので、実社会や実生活に役立つ本来のアストロロジーの確立のためにも、明確に答えられる論拠を持ったホロスコープ解釈を見出す必要がありました。


【One Point】 宇宙この世界は、なぜ「基本三数」から成り立っているのか?

それが根幹法則になっている理由は?

解明していったら、結果的に宇宙この世界の根幹に時空を超えた「宇宙波動エネルギー」が存在していて、深層の精神意識とも共鳴関係にあることが見えてきました。




≪第3章「波動編」のはじまり≫

宇宙波動エネルギーは、「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする今後の人類歴史「宝瓶宮時代」において、重要な超科学的なテーマになります。

現代物理科学の量子論がその扉を開きつつあるのですが、「波動共鳴科学」といった分野に進まなければ、もはやこの世界の謎を解き明かすことができないところまできているためです。

たとえば、不思議系の現象や超常現象を解き明かせません。

結局は、「量子もつれ」などを参考に、時空を超えた共鳴関係の謎をサイキック(psychic)な「深層の精神意識」を交えつつ、見出すしかないのです。

そうすれば、世俗的にはトリックではないスプーン曲げやテレパシー、また「FBI超能力捜査官」と誤称されるマクモニーグルのような遠隔透視(リモート・ビューイング)の理由もいくらか見えてくると考えています。


【One Point】 信じられないかもしれませんが、ホロスコープの星たちの中で「宇宙エネルギー」を象徴する「冥王星」が山羊宮25度を越えて「水瓶宮」の影響圏をトランシット(運行)しはじめたことによって、「深層の精神意識の変革」のデレクションが正式にはじまりました。




≪心理学ではなく超科学≫

「深層の精神意識の変革」のデレクションは、2041年~2043年頃まで今後20年間ほど続きます。

今を生きる人類にとって誰も逃れることができません。

「冥王星」と「水瓶宮」(古称:宝瓶宮)の象意にもとづいて、一般には解釈されない「深層の精神意識」を変革していく時代がはじまっているのです。

そのような宇宙波動エネルギーが人知れず、時代変化によってもたされはじめました。

厄介なのは、「深層の精神意識」は自覚できないことです。

自覚できなくても、「星のディレクション」によって確実に宇宙波動エネルギーを受けていくことになります。

しかし、一方では人為的な情念エネルギーや誤った知識や古い意識の影響を同時並行的に受けていくので、自らをクリアに保つ必要が生じていくことになります。


【One Point】 一体不可分の「基本三数」と同様に、「宇宙波動エネルギー」と「地上の現実社会」と「深層の精神意識」の世界とは、密接に結びついています。

かつては、“霊肉”のように対立的な別存在としてとらえられ、解釈されたのですが、時代は変わり、共鳴関係を伴なう不可分な存在であることが明らかだといえます。



【宝瓶宮占星学 第3章「波動編」】

宝瓶宮占星学は、第1章「啓蒙編」、第2章「実技編」に続き、2022年からは並行して第3章「波動編」がはじまりました。

昨年2021年12月の直前に、冥王星が水瓶宮の影響圏に入ることによって、「深層の精神意識の変革」のデレクションが正式にはじまったからです。

ただし、今年2022年を含め、来年2023年3月頃までは「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが最後のピークを迎えています。

そういったこともありまして、現実世界は古い“支配/被支配”の「対立二元論」の世情が盛り上がりを見せている昨今です。


【「基本三数による宇宙論」講座】

「深層の精神意識の変革」のデレクションからみたお話です。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションによる世情の不安をもたらす出来事は、反面教師の役割を果たすことになります。

現実世界とはウラハラに、人々の深層の精神意識に、新しい時代への息吹がもたらされるからです。
そして来年2023年3月を超えていくほど、新時代がスタートしていきます。

【告知】そういったこともありまして、「基本三数による宇宙論講座」を開始予定です。

※資料およびテキストは、WEBにアップした「数理法則とクオリアル・ワールド」伝授講座です。

スカイプによる「基本三数」を解説する短期集中講座になります。









[Re]歴史の大河への転換
2022.10.14
[冥王星&カロン] ― 順行へ戻る“ラスボス”冥王星 ―
※10月8日の記事を一部リライトしたものです。


“支配/被支配”時代の終わりの始まりを意味




“歴史の逆流”の時期はもうしばらく続きますが、終わりの秋(とき)がはじまったようです。

“ラスボス”冥王星が、逆行から順行に戻ったためです。

国内外を交えた数々の出来事の推移を、オモテ向きのニュースにとらわれずご賢察いただければ見えてくるものがあるでしょう。

10月9日の冥王星を皮切りに、今後の4か月間ほどで、すべての「ソーシャル・プラネット」が次々と順行に戻ります。




《 時代のフィクサー冥王星 》

冥王星以外の「ソーシャル・プラネット」は、まだ逆行中なので、今すぐすべてが新時代に向けて変わるというわけにはまいりません。

ですが、冥王星(&カロン)は、時代を動かし変革していく“ラスボス”のような黒幕(フィクサー)です。

悪い意味とはかぎりません。

水瓶宮の影響圏の山羊宮28度で10月9日に逆行から順行へ転じた冥王星(&カロン)は、時代を前に推し進めていく“大変革”などを象わす星です。

たとえば、ロシアや中国の世界覇権の野望や独裁的な国家権力に、“大変革”をうながしていく役割を水瓶宮をトランシットしていく冥王星は今後、果たしていくようになります。


【One Point】 一方、個々人においては、深層の精神意識に無意識ながら友愛精神をもたらしていく役割を果たします。

異次元もののアニメやゲームなどで閉じ込められたダンジョンから脱出して次元を上げていくようなものだとご想像ください。



【ソーシャル・プラネットの動き】

●ソーシャル・プラネットは、木星から冥王星までの5つの星で、今年4月以降、順次、逆行に転じていきました。

それが、この10月9日の冥王星の順行にはじまり、同月下旬の土星、その1か月後の木星、さらに12月初旬の海王星、そして最後に来年2023年1月下旬の天王星と、すべてが順行に戻っていきます。

冥王星が、半年前の4月に逆行に転じたことによって、「深層の精神意識の変革」のデレクションが振り出しに向かい、それに反し、旧時代の“支配/被支配”を復活させる「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの宇宙波動エネルギーが相対的に強まり、混迷のピークを迎えていくことになった今年2022年でした。

この間、何が起きたのか。

ロシアのウクライナ侵攻の激化と、安倍元首相銃撃事件と、マスコミの一種異様な高揚でした。

新時代に向かう歴史の大河にストップがかかり、世情不安が生じていきました。




《 冥王星の留(ステーション) 》

今年2022年10月以前から冥王星は「留」(ステーション)の状態に入り、順行へ転じる準備をしてきました。

留(ステーション)というのは、順行から逆行へ、または逆行から順行へと転じる際に、星の動きが一時的に止まっているようにみえる状態のことです。

山羊宮28度での冥王星の留(ステーション)は、水瓶宮の影響圏に位置するために、個々人の内奥を宝瓶宮時代へと向かわせる「深層の精神意識の変革」のディレクション(運勢変化、社会変化)をもたらしはじめていきます。

来年2023年3月には、海王星の魚宮25度通過と、土星の魚宮入宮にタイミングを合わせるかのように、一過的に水瓶宮に入宮していく冥王星(&カロン)です。

海王星の魚宮25度の通過は、「春分点」にはじまる牡羊宮の影響圏に入ることを意味し、新しい象意へと変化するため、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくことを意味します。


【One Point】 土星の魚宮入宮は、それに歩調を合わせるかのように、それまで海王星がもたらしてきた“世界覇権”などの妄想にグランディング(現実着地)をもたらします。

夢から醒めていく出来事を象わすのです。

新たな時代へと歴史が動き出す「エポック・メイキング」(画期的)な出来事さえ生じるでしょう。




《 ロシア、中国、北朝鮮の断末魔 》




冥王星が順行に戻ったことによって、どのようになっていくのでしょうか。

「星のディレクション」(運勢変化)に対して、個々人は比較的自由に意志決定をしていくことができます。

無意識の深層に「星のディレクション」を受けていくのですが、顕在意識でどのようにご判断をされて進んでいかれるかは、ご本人の自由な意思決定に委ねられています。

ただし、個々人が集まった社会や国家や世界といったようにパイが大きくなるほど、「星のディレクション」は全体に共鳴して影響をおよぼしますので、その社会的な動きに対しては無視はできにくくなっていきます。

宝瓶宮時代の流れに反する専制国家(共産主義体制国家のなれの果て)のロシア、中国、北朝鮮は、今後、そのような国民(人民)の覚醒によって、どこまで日本に正しく伝わってくるかはともかく、断末魔の動きが生じていく時代になってまいります。


【One Point】 冥王星が順行に戻ることよって、「深層の精神意識」が友愛精神(和、絆、民度)の方向へと確実に動きだします。

その流れに反する国家や国民は「天運」から離れていくため、体制を変えなければ生き残れません。

最悪は滅亡していくことになりますが、長期的にみれば日本も例外とはいえないのです。




《 近隣諸国それぞれの動き 》

では、近隣諸国は今後、どのような動きを見せていくのでしょうか。


【韓国、北朝鮮】

まずは、文在寅前大統領のもと、親北親中共でバリバリの反日反米だった韓国の昨今と今後です。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)新大統領に変わり、「国家間の約束を守れる国にならないといけない」と明言し、日韓関係改善に着手しています。

さらには、アメリカとの信頼回復に成功しつつあり、北朝鮮の手前、前大統領下で中断していた「米韓合同軍事演習」を規模を拡大して、この10月にも行なっています。

焦ったのは北朝鮮で、演習海域にミサイルを着弾させるという抵抗を試みたり、前アメリカ大統領のトランプとの会談を望むなど、今にも米韓が攻めてくるのではないかと窮地に陥り、焦っている様子が伝わってきます。


【中国】

一方、中国も習近平氏が3選をしようが、指導層全体的に独裁支配の共産主義傾向が薄れていく時代になってまいります。

習主席自身の見果てぬ世界制覇や台湾併合の“大望”(妄想)も、海王星が順行に戻り、土星が魚宮に進むにしたがって、現実認識に目覚めて、もはや不可能なことを悟っていくようになります。

当初、「6月生まれ」というだけで、出生日時不明とされていた習近平の誕生日が、昨今では最初の6月1日や真ん中の6月15日とされることに、その信ぴょう性を問わざるをえません。

大雑把に「双子宮生まれ」(太陽)の習近平氏とした場合、上述のようにいえます。


【ロシア】

また、ロシアも10月に入って、親クレムリンの女性アナウンサーが、軍事指導者へのインタビューで、劣勢を認める発言を引き出してしまいました。

いわく「ロシア軍が戦っている相手はウクライナ軍ではなく、ロシアより優れたNATOの衛星情報で、ロシア軍の動きが筒抜けになっている」といった内容です。

苦境の現状が全国的に放送されたのです。

このような動きは、どこまで意図したものかは不明ですが、大きなうねりになっていかざるをえません。


One-Point ◆ 「窮鼠猫を噛む」の例えどおり、行き詰ったプーチンには注意が必要です。

ですが、長引く侵攻に、冥王星の水瓶宮(影響圏)トランシットによる「深層の精神意識の変革」のデレクションとも相まって、ロシア国内の徴兵回避の動きや厭戦気分はますます高まっていくことでしょう。




《 冥王星/水瓶宮の意味 》

さて、冥王星(&カロン)は、どのような宇宙波動エネルギーをもたらすのでしょうか。

冥王星がかつて獅子宮をトランシットし、“世界覇権”をもたらした「第2次世界大戦」当時とは正反対の「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)になります。

今日、ロシアや中国が“世界覇権”の動きを復活させたのは、ホロスコープを1周した海王星が13年前の2009年から“支配/被支配”の「対立二元論」の歴史パラダイムを復活させる「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションをもたらしはじめたからです。

“狂い咲き”ともいえる最後のあだ花です。

しかし、冥王星が順行に転じたため、水瓶宮の宇宙波動エネルギーとの共鳴関係が再び強まり、双魚宮時代のリバイバルのディレクションは次第に勢いを失っていくようになります。

冥王星の水瓶宮トランシットは、無自覚ながらお一人ひとりの深層の精神意識に「友愛精神」(和、絆、民度:平和)をもたらしていきます。

社会的には、サイバー戦や情報宣伝戦また心理戦など「負の戦争」をもたらしていきます。

“世界覇権”や“国家権力”とは対極に位置する国民(人民)一人ひとりが、今後は主役となって、“自由”と“個性”や“友愛精神”を主張していくような時代になってまいります。


【One Point】 今年2022年は、歴史に残る暗黒の1年になりました。

「星のディレクション」によるその理由は上述のとおりです。

ですが、“ラスボス”冥王星がこの10月に順行の皮切りに転じたため、今後は漸次、“逆流の逆流”となる宇宙波動エネルギーが強まっていくことを象わしています。









[Re]天王星と土星の逆行矩
2022.10.14
[新旧共存] ― 獅子&蠍&水瓶は転換期のとき ―
※10月4日の記事をリライトしたものです。


表層の旧守の動きと深層の未来への動きによる新生開闢




逆行する土星と天王星の矩(スクエア=90度)が形成されています。

土星と天王星は“現実”にかかわる象意を共通とする一方で正反対の“守旧”と“革新”にかかわる象意を持ちます。

それゆえ、土星と天王星の矩(90度)は、同時並行的に個人の内面性や対外的な言動にもそうですが、現実社会に正反対の問題や出来事を生じやすくなります。

なにかと気をつけなければなりませんが、一例を挙げますと、オーソドックスに秩序やセオリーを守りつつも、新たな方向性や改革など、相反する両側面への意識が必要になります。




《 新旧交錯や転換の出来事 》

天王星は2019年から「牡牛宮」をトランシット(運行)しはじめました。

牡牛宮は、日本の“現体制”を象徴するサイン(宮)です。

一般的には、“日常生活の安定と安全”などを象わします。

そこに、変化や改革また“革命”を象わす「天王星」がトランシットしていくことで、日常生活が不安定になり、日本にとっては“現体制”を揺るがす事件や出来事がおきかねません。

一方、土星は、牡牛宮の天王星とは三分(トライン=120度)のいわば“新旧共存”の位置関係にあった「山羊宮」から、2020年3月に「水瓶宮」に入宮して、以後、矩=90度を随時、形成しれていく今年2022年までになっています。


【One Point】 矩(90度)は“凶座相”とはかぎりません。

ですが、いろんな価値観の人々が集う社会においては、矩=90度の異なるスタンスのエネルギーを活かせない短慮な人々によって、問題や事件が起こりやすくなることは認められます。




《 日常生活と現体制の変化 》

実際的な“日常生活”や日本の“現体制”を象徴する牡牛宮を、“現実の変化”を象わす天王星がトランシットしていくことで「日常生活の変化」のディレクションがもたらされている昨今です。

日本では、2020年からですが、すでに前年2019年から始まっていた「新型コロナ」がそれです。

一方、予期しない“現体制の変化”が突発的にもたらされることが起こりえますが、7月8日の「安倍元首相銃撃事件」はその代表でしょう。

この事件は、陰暴論を超える深い意味が、事件の瞬間の「ホラリー・ホロスコープ」(事件事故天球図、設時天球図)からリーディングできますので「水星編-蠍宮」で、驚愕の“クオリチュアル”な真相をお伝えいたします。

多くのかたが悲しみ憤り驚きを感じるなか、完璧な星の配置の真意を知っても、書くことを躊躇せざるをえませんでした。

この出来事は、水瓶宮の「土星」を軸にしたT矩(Tスクエア=90/90/180度)が始まったときに起き、新たな展開を象わしています。


【One Point】 T矩=90/90/180度には“凶座相”を超える深い意味があります。

立場の相違が際立つのと同時に、新たなスタートが二重にもたらされることが起こるためです。

通常の解釈ではリーディングが不可能です。




《 国葬儀とウクライナ4州併合 》



「土星と天王星の逆行矩=90度」にお話を戻します。

土星も天王星も“現実”を象わしますので、現実的に“守旧派”と“革新派”の考えが対立したり、併存したり、共鳴していくことで、結果的に“新たな現実がスタート”していくことが起こります。

ただし、マスコミは表層の出来事しか報道することができませんので、オモテに出てこない心理面や想いなど深層の動きもまた重要な「土星と天王星の逆行矩=90度」です。

具体的な事例は、ニュースや身近な出来事からご確認いただければと存じますが、表層の出来事のカゲで新たな動きが生じ、漸次、現実化していくと論調や風向きが変わってくることが起こりえます。

国際的には、ロシアのウクライナ4州併合の動きが生じた一方で、それを取り戻そうとする動きなど、深層心理を含めた新たなスタートへの動きが生じていくことになります。

そのような“現実”をふまえた見えないスタートとなる転換が、「土星と天王星の逆行矩=90度」の本質にはあります。


【One Point】 双魚宮時代のリバイバルがピークの今年までは、「対立二元論」によってとらえざるをえません。

ですが、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」が見えざる底流にあるのも事実なので、そこから真相をとらえていくと新たなスタートが見えてきます。



【国葬儀を巡るエピソード】
●とあるワイドショーの番組内で、菅元首相の感動的な弔辞を、国葬儀を取り仕切った電通による演出だと、自信満々に言い放った反権力的なコメンティターがいました。

事実無根の発言に、各所からツッコミが入ったことをご存じの方も多いでしょう。

また、麻生元首相は、福岡市での国会議員パーティーで、安倍元首相に献花をたむけようと日が暮れても自主的に並ぶ一般人に、しぜんと頭が下がりお辞儀をされたようです。

そのうえで、「若い人たちのなかに、多くの日本人が育ちつつある。若い人のなかに希望を確信して、日本の政治に取り組んで参りたい」とのあいさつを述べたという報道がありました。

これらも新しい動きのごく一環です。




《 時代の本流は「天運」を伴なう 》

人それぞれにご自由な解釈があっていいのですが、「土星と天王星の逆行矩=90度」にかかわって、転換期の「星のディレクション」(運勢変化)を現在、受けているのが、獅子宮や蠍宮また水瓶宮に象意を持つ大多数の方々です。

ご当人の「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)によって詳細は異なりますが、太陽サイン(宮)だけとはかぎりません。

一般的には、ASC(Ascendant アセンダント=上昇点)に代表されますが、運勢が働くサイン(宮)が該当する場合も相応に転換期の昨今になります。

とくに今年2022年は、双魚宮時代のリバイバルが最後のピークを迎えている混迷期です。

宝瓶宮時代の歴史の大河の底流“本流”と、表層の“逆流”とが渦巻くように両方の出来事が起こりますので、上述の転換期にある「星のディレクション」(運勢変化)を受けておられる方々は、当該サイン(宮)以外にも多いのですが、どの方向に進んだらいいのか、余計にご判断しにくい現在です。

とはいえ「天運」を伴なう時代の方向性はハッキリしていますので、ご留意ください。


【One Point】 「土星と天王星の逆行矩=90度」を迎えた今日、新しい時代の実質的なスタートは迫っています。

前人未到の新時代になりますので気づきにくくなっていますが、黎明の中にうっすらボンヤリと姿を現わしつつあるときです。









えなこ/超人気キャラの理由
2022.10.13
[コスプレイヤー] ― 月の強烈な複合三分=120度 ―


教科書の見本のような「人気運」のホロチャート




知る人ぞ知る超人気コスプレイヤー「えなこ」さん。

昨年2021年、プロゲーマー「けんき」さんとの交際と同棲の事実を双方ともに認めましたが、その後、ご本人は「結婚は今のところ考えてない。予定がないです。」ときっぱり否定されました。

昨今の相性変化のディレクションからも、その事実はうなづけます。

出生時間がわかりませんので、ソーラーチャートから特徴をご紹介いたします。

占星術の教科書に載ってもおかしくないほどの「月」の複合三分(トライン=120度)による「人気運」の星の配置をお持ちでした。




≪ウィキペディアからの抜粋≫

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、次のように紹介されています。

一部抜粋です。

日本の女性コスプレイヤー、グラビアアイドル、タレント、歌手、声優。

PPエンタープライズ所属。プラチナムプロダクションと業務提携をしている。

2020年4月、内閣府に「クールジャパン」のアンバサダーに任命される。

月収は100万円以上で、コミックマーケットでは夏と冬を合わせて2日間で1,000万円以上を売り上げた。

ただし、同人写真集(電子書籍:CD-ROM)の衣装・装備品・入稿・スタジオ・カメラマンの代金も自費で支払っている。

2019年のテレビ番組で売り上げを2,000万円以上と語る。etc。


【One Point】 テレビやネットで見たことあるよという方もいらっしゃるでしょう。

数多くのコスプレイヤーの方がいて、コミケなどでも取り囲んで写真撮影をされているのですが、えなこさんの場合、その輪の大きさが桁違いに大きく、ざっと3桁以上の“カメラ小僧”が集まるほどの大人気です。





≪えなこのソーラーチャート≫

そんな超人気のえなこさんのソーラーチャートが下図です。



出生時間がわかりませんので、日の出の時刻で星の位置を出し、動きの早い月のみ当日一日に動く範囲の度数を記しています。

12サイン(宮)と12ハウス(室)がともに30度ずつの「ハウスホイール」でのソーラーチャートです。


【One Point】 出生時間が分からない場合、通常、お昼12時で割り出すのが一般的です。

平均値をとれるからなのですが、動きの早い月までもそれで決定するのは早計です。

また、春分点やASC=上昇点がリーディング・ポイントのホロスコープなので日の出の時刻で作成しています。




≪超人気運のアスペクト・パターン≫

名古屋城ならぬ「名古屋嬢」で有名な名古屋のご出身です。

名古屋嬢は、名古屋で生まれ育ったブランド好きで名古屋巻きと呼ばれる独特の巻き髪や可愛らしくてゴージャスな服装などを好む独身のお嬢様のことをいいます。

そういったあでやかな地元の風潮の中、持ち前の「人気運」と「パワフル」さを発揮されて夢見る個性とタフな頑張りによって、名古屋嬢に負けない超がつく有名コスプレーヤーに昇りつめたようです。

上掲のソーラーチャートの特徴は次の2点です。

特徴1:超人気運

「金星&太陽」と「太陽&火星」の合(コンジャクション=0度)と「火星&天王星&海王星」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)が連続した5つの星による複合合(マルチプル・コンジャクション=0度)をお持ちです。

このすべてに「月」が複合した三分(トライン=120度)をとるという「超人気運」のアスペクト・パターンの星まわりが最大の特徴になっています。


【One Point】 「火星」を共通項にした強烈な複数の合=0度を持つために、オモテ向きの人気運や見た目の女性らしさとはうらはらに、かなりの負けず嫌いであることを象わします。

それに輪をかけているのが「天王星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)の「土星」を軸にしたT矩(Tスクエア=90/90/180度)です。




≪内面の強さと行動力≫

「太陽&金星」の合=0度に「月」が下三分(ロウアートライン=120度)なので、受け身的な女性らしい温和さを持つことが超人気運のベースになっています。

ほかにも「月」が「天王星&海王星」と三分=120度であることも拍車をかけています。

ですが、「太陽&火星」の合=0度や「火星&天王星&海王星」の三重合=0/0/0度など、「火星」が威力を発揮していることから、男性的と言っては失礼ながら積極果敢な行動力をお持ちです。

自ら新境地を切り開く活動力やフロンティア精神があり、女性らしさの反面、男性に負けないしたたかな強さを内面に持つことになります。

それをバックアップしているのが、次の第2の特徴です。

特徴2:辛抱強くパワフル

超人気運を象わす「月」が、「冥王星」と衝(オポジション=180度)で「天王星」と交歓(M.R.)の「土星」が軸となったT矩(Tスクエア=90/90/180度)形成しています。

「月」は本質的に“感性”や“感受性”を象わします。

とくに女性にとっては重要で、その「月」が「冥王星」を衝=180度としていることは、ご本人が気づくと気づかないとにかかわらず、“トップ志向”が強く、冥王星の“頂上運”にかかわる「宇宙波動エネルギー」を運勢的に受けることになります。


【One Point】 一方、「月」は「天王星」と交歓(M.R.)の「土星」を上方矩(アッパースクエア=90度)としていることも見逃せません。

実力次第ですが、「月」による“超人気運”や“トップ志向”を交え“独自の個性や才能”とともに現実社会で発揮していける運勢をお持ちです。




≪相性変化の土星回帰≫

特徴をまとめますと、女性らしさをベースにした「超人気運」とともに、内面には男性顔負けの勝気な強さや頑張りやトップへの志向など、「パワフル」さと「辛抱強さ」を秘めています。

この10月10日に初めてショートカットにした画像をインスタグラムにのせて話題になったニュースを目にしましたが、内面の強さを併せ持つタイプです。

彼女の出生時の「月」は、けんきさんの出生時の「太陽」とも、また「月」とも合=0度の可能性が高く、お二人には「夫婦相性」があります。

ですが、そう簡単な相性とはなっていません。

なぜなら、お互いに「天王星」とM.R.の「土星」と「太陽」また出生時間によっては「月」が、自他ともに矩=90度の相性で、「冥王星」との衝=180度をご自身にも相性にも持ち、破局の相性になっていますので予断は許しません。

とくに、今年2022年と来年2023年は、お互いの出生時の土星の位置に、トランシットの土星が巡ってくる「土星回帰」(サターンリターン)を迎える時期です。

土星回帰が必ずしも「不運」とはかぎりませんが、お二人の場合は波乱必至の運勢期で、また破局含みの相性変化のときになっています。

そういったこともありまして、初めての「ショートカット」かもと推測できます。

いずれにしても逆境への強さをお持ちなので、持ち前のパワーを発揮されて、コスプレ活動や芸能活動を今後とも活性化していくことになるのではないでしょうか。


【One Point】 細かくはほかにもいろいろあるのですが、特徴のポイントのみご紹介させていただきました。

ちなみに、許容度数(オーブ)は、太陽と月は10度、ほかの星は6度をとっています。


インスタグラムにアップされたという
ショートカットの画像。











- CafeNote -