引き寄せの法則と共鳴関係
2023.04.27
[真相] ― 宇宙波動エネルギーの秘密 ―


「引き寄せよう」と思わないことが法則の真相?



「引き寄せの法則」を知って、何かを引き寄せようとすると、矛盾が生じて引き寄せられないことが起こります。

宝瓶宮時代の歴史パラダイム「共鳴関係論」なら分かりますが、引き寄せの法則は詳しくは存じ上げませんので、アレですが(どれや!)…。

「引き寄せの法則」によれば、“引き寄せよう”とする思いや言動は、逆にそのものを“持たない”から引き寄せたいと想うことになりかねません。

であれば、結局、引き寄せの法則が正しいと仮定すればのお話ですが、“引き寄せよう”と思うほど、逆の効果を生むことになってしまいます。





≪“引き寄せ”られない法則?≫

上述の道理はご理解いただけますでしょうか。

であれば“引き寄せよう”と思わないことが正解になってしまいます。

そういった「法則」があるというお話で、お門違いのお花畑スピリチュアリズムに陥りかねません。

実際、時空を超越した「宇宙波動エネルギー」による共鳴関係論から申し上げますと「何だかなぁ」という部分が残ります。

間違っているとは言いませんが、現実化の歯車が一つ二つ抜けているのです。


【One Point】 いいんですよ、ご自由に解釈されて。

現実化の“歯車”を最初から持たれている方なら「引き寄せの法則」という名の共鳴現象が働くことは充分にありえるからです。




≪なぜ空の星から地上が…≫

なぜ、こんなお話をするのかと言えば、ホロスコープの仕組みに一脈通じる内実が含まれているからです。

「なぜ、空の星から地上のことがわかるのか?」

ホロスコープの根本命題です。

にもかかわらず、長いこと学んできましたが現代占星術が、正しくご説明されているのを寡聞にして聞いたり読んだりしたことはありません。

理論がなく、過去の象意解釈の検証が不可能のまま、経験則的に個々人が主観でもって「ああでもない、こうでもない」とご判断して、不確実解釈を重ねています。

個人の真偽不明の主観による象意解釈を、また次の世代の占術師がさらに主観でもって真偽不明のまま解釈をして、屋上屋を重ねるという不滅の連鎖です。


【One Point】 現代占星術の父とされる19世紀の後半のアラン・レオ以降、理論なき秘境占星術の“ホロスコープ占い”は主観による解釈を繰り返していかざるをえません。

延々と紆余曲折を続け、“いつかは当たるようになる”という“幻想”を抱いているようです。




≪12ハウス(室)がベース≫

ホロスコープの構成要素(占星要素)の背後には、時空を超越した「宇宙波動エネルギー」が実在します。

時間経過による構成要素の位置関係の変化をもたらして、宇宙的な象意にもかかわっています。

出生地など「イベント・ポイント」からみた不動の12ハウス(室)をベースにホロスコープは成り立っていて、12サイン(宮)や星ではなく、重要なのは多彩な位置関係による象意また象意変化です。

12ハウス(室)の空間の中で、時間経過とともに刻々と動いて織りなされる12サイン(宮)や星たち、またそれ自体の位置関係(アスペクト)によって、個々人のホロスコープの象意は千姿万態に定まっています。

12星座占いの「星占い」のように、太陽がどのサイン(宮)にあるのかを読む“星読み”がホロスコープ・リーディングではないのです。


【One Point】 それはともかく「基本三数」からホロスコープの事実を知ると驚くと同時に呆れるでしょう。

まず「数理法則」の12数理の本意(基本の象意、ほんとうの象意)の万能性に驚かれます。

次に数々の“欺瞞”や“事実誤認”また“勘違い”が現代占星術に多いことに呆れます。



【ご参考:勘違いや事実誤認の一例】

現代占星術が放置している“勘違い”や“事実誤認”の一例です。

“〇〇座”といった星座(constellation)ではなく、〇〇サイン(sign=宮)なのは関係者であれば知らない人はいないでしょう。

プラシーダスにせよコッホにせよ、ハウスシステムによるホロスコープは、12ハウス(室)が30度ずつに等分されたものです。

ですが、ホロスコープ作成ソフトのデフォルトでは、12サイン(宮)のほうを30度ずつに固定して、出力する根本的なミスが標準となっています。

「アストロロジー」(Astrology)は、日本では「占星術」と訳されますが、古代ギリシャの古典アストロロジーは“占い”ではなく当時の最先端学問でした。

であるにもかかわらず最大の“欺瞞”は、アラン・レオ以降の現代占星術は同じものかのように“勘違い”し“誤魔化”して、喧伝していることです。

アストロロジーも占星術も同じように「ホロスコープ」を用いますが、“学”と“術”ほど似て非なる別物といって過言ではありません。

ほかにも多々ありますが、ご自身で「あれ? おかしいな?」とお気づきになられることが重要なので、以下は省略させていただきます。





≪宇宙波動エネルギー≫

ホロスコープや宇宙この世界の背後に通底している「宇宙波動エネルギー」は、「基本三数」に伴なう時空を超越した実在の波動エネルギーです。

ただし、アインシュタインのE=mc2(エネルギー=質量×光速の2乗)で表わされる物理的な光や電波といったエネルギーとは異なります。

「宇宙波動エネルギーだって! そんなものがあるの?」 と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

最先端の量子論で、時空を超越した“共鳴関係”の“実在”は実験で確認されているのですが、なぜそうなるのか説明できないでいる「量子もつれ」(quantum entanglement=クオンタム・エンタングルメント)をご確認いただきたく存じます。

一対の量子の間には、光の速さを超えた相互作用があることが証明されていて、光の早さを超える物資は存在しないために現代物理科学では解明できないでいるのです。

物理科学を超えた「宇宙波動エネルギー」も同様です。

ホロスコープの根底にある宇宙の根幹法則「基本三数」に伴なう「宇宙波動エネルギー」は、物理科学では解明できない実在のエネルギーですといったら、多少は首肯していただけますでしょうか。

このことを「基本三数」からご理解できると、宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」、通称:宝瓶宮占星学の真髄に触れることができます。


【One Point】 「奥義講座」を除けば本邦初公開です。

人類史上初めてです。

世界は広いので、どこかで誰かが似たようなことを述べているかもしれませんが、論理的かつ法則的つまり宇宙哲理的に解明してお伝えするのは初めてでしょう。




≪リーディング自体は簡単≫

「数理法則」は小難しい理論ではありません。

1数~12数までの本意を簡潔に述べたもので、足し算、引き算、掛け算、割り算よりも簡単な象意の根本原則です。

ただし、人間の個性や運勢など心理的かつ社会現実にかかわる本意(象意)ですので、算数ほど単純には割り切れない側面を有するのはやむをえません。

そのため、ホロスコープ・リーディング自体は「数理法則」の本意から簡単にご自身でイメージできますが、それを第三者に正しくお伝えできるかどうかは、また別の問題になってまいります。

何でもそうですが、イメージした内容を相手に正しく伝えられるかどうかは、語彙力や表現力などコミュニケーション能力、また一般的な常識的な判断力が必要とされるからです。

さはさりながら、「基本三数」と「数理法則」の本意からホロスコープ・リーディングは簡単にできるのです。


【One Point】 結局のところ、「宇宙波動エネルギー」と個々人の「深層の精神意識」との共鳴関係がホロスコープ・リーディングの根本にあります。

お花畑スピリチュアリズムでいう「引き寄せの法則」とは似て非なるものです。









成功は成功ではなくなる
2023.04.25
[天運の行方] ― 心の断捨離はいかが? ―


手っ取り早く新時代にワープしていく一つの方法



「成功法則」はこれからの時代も通用するのでしょうか?

個々人によって「成功」という概念は今後ますます異なってきます。

成功という定義や状態が、人によって異なってくるために十把一絡げ的な「成功法則」が通用しなくなるのが宝瓶宮時代です。

双魚宮時代の“支配/被支配”に伴なうタテの序列社会や身分また階級など“立身出世”が成功とはかぎらなくなるためです。

新時代の成功について、ご関心のある方はご一読ください。



≪社会も時代も変わる≫

現代マンガ界を切り開いた巨匠、手塚治虫氏の四コマか何かに次のような風刺がありました。

「三つ目がとおる」ならぬ一つ目の人々が住む世界を発見した人が、一つ目の人間を見世物にするために捕まえようとしたところ、逆に目が二つの人間のほうが珍しがられてオリに閉じ込められ見世物になったというお話です。

双魚宮時代から宝瓶宮時代の社会変化も同じようなことが起こりえます。

古いタテ社会を常識としてきた社会通念をいつまでも正しいと信じて、新しいヨコのフラットな生き方や考えや態度を非礼だとか非常識だと感じて、上から目線でお説教を垂れていると、“逆切れ老人”などと非難されたり、いつのまにか物珍しがられることになりかねません。

終戦直後に生まれた「団塊の世代」の全員ではありませんが、学生の頃のように鉄パイプや棒切れを振り回して“共産主義暴力革命”を気取って「安保反対!」といった左巻きの思想を社会正義だと勘違いしていると、多様な価値観や考えや意見に満ちたネットはもちろん、社会から総スカンを食らうことが起こります。


【One Point】 敗戦直後の団塊の世代と、宝瓶宮時代の“波動”を受けた平成以降の世代とでは、育ってきた時代背景が違いすぎます。

加えて双魚宮時代の「対立二元論」から宝瓶宮時代の「共鳴関係論」へと歴史パラダイムの大転換が起きている現代です。



【ご参考:双魚宮時代の終焉】

過去約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代は、波動的ながら1989年に宝瓶宮時代が正式にはじまることによって終わりました。

新時代の風が吹きはじめたのですが、約20年後の2009年頃から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まったことによって、新しい宝瓶宮時代の息吹を感じにくくなったのも事実です。

それもようやく、一段落したのが今年2023年3月頃です。

ここから新時代の実際的な社会体制への移行と、状況によっては混乱がはじまります。

過去の常識や考えが通用しにくくなっていくことがあちこちで起きていくでしょう。

古い考えや固定観念また生活スタイルや価値観のままだと、後年「ハッ」と気づいたときには“白い煙”に包まれて浦島太郎状態になりかねません。





≪時代の流れと「天運」≫

具体例は多々あるのですが、ここでは当サイトらしくホロスコープ・リーディングの根底をなす「宇宙波動エネルギー」を視野にした最先端のアストロロジー「星学」から今後の成功について一つの見解を述べてみたいと存じます。

新時代の方向性から次のことが見えてきます。

今後の宝瓶宮時代に共鳴する「第11サイン」(宮)こと水瓶宮と共鳴星「天王星」の正しい象意にヒントがあります。

“正しい象意”というのは、宇宙の現実にもとづいたナチュラルな象意で、宇宙の根幹法則「基本三数」による本意です。

それらの事象から注意深く昨今の動きや状況変化を見ていくと、時代の方向性が見えてきます。

時代の流れとともにある「天運」の方向性です。


【One Point】 より確実なのは、当サイトで実証済みの「基本三数」に伴なう時空を超越した「宇宙波動エネルギー」を視野に入れた「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)のリーディングです。




≪“ウソ”に満ちていた社会≫

で、「そんなことは知らへん!」という方のために一般的な方法を述べておきます。

まず、大前提をご確認ください。

これまで私たちが生きてきた双魚宮時代の末期すなわち19世紀後半以降の現代社会は、いわば「海王星」の古い“まだ見ぬ理想”や“事実誤認”また“勘違い”といった“欺瞞”などの象意に案外とどっぷりと浸ってきた社会でした。

それが当たり前となっていて美化されてきた状態がノーマル(平常)ゆえに誰も気づかなかった時代です。

今もその残滓は、ここかしこに散見できます。

平たく申し上げますと、われ知らずとも夢の中にいるように“ウソ”に満ちた世界を現実として受け入れ、疑うことなく信じ込んできて人生を営んできた時代でした。


【One Point】 一方、徐々にながらすでに事実が明らかになっていく宝瓶宮時代の歴史の大河の中にある今日です。

波動的ながら人知れず1989年に「宝瓶宮時代のビックバン」が起きて、すでに正式はじまっているためです。



【ご参考:新しい霊性意識の覚醒(目覚め)】

海王星が魚宮25度に達した今年2023年3月13日※注1)、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは、この前後一段落しはじめました。

※注1)使用する「エフェメリス」(天体暦)によって、日時は微細に異なることがあります。

例えば、昨今の新型コロナに関する出来事などは、“欺瞞”の一例で、昨年2022年はその最後のピークのときでした。

トランシットの海王星は、今後は逆行しても魚宮25度以前に戻ることなく、2~3年後の牡羊宮への正式入宮へと進んでいきます。

この間は「双魚宮時代のリバイバル」の完全終了と「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションとが交差していく時代です。





≪今後の成功とは?≫

逆説的なお話をいたします。

終わったはずの過去の“欺瞞”の双魚宮時代は、2009年以降、今日まで約23年間にわたってぶり返されてきました。

海王星が、発見後ホロスコープを一周して、発見時の魚宮の影響圏を含め魚宮をトランシットすることによってもたらされてきた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがそれです。

では、このような時代の逆流ディレクションは、何のために生じていくのでしょうか。

最大の理由は、時代を進めるためです。

第一には、宝瓶宮時代の新しい価値観や感性波動を受けはじめて、多くの人々がわれ知らずとも体感しはじめているために、もう二度と“支配/被支配”といった「対立二元論」の欺瞞に満ちた双魚宮時代の過去に戻りたくないと無意識に感じるためです。

第二には、そうやって、なるはやで時代を前に進めていく“反面教師”の役割があります。

気づく気づかないにかかわらず、そういった宝瓶宮時代の宇宙波動を受けて、共鳴関係を結んで啓発されていく人々が増えてきていますので、結果的に否応なくそうなっていきます。


【One Point】 古い考えや動きは、過去の栄華にこだわってあがけばあがくほど、今後は泥沼やドツボにはまっていきます。

“公金チューチュー”と揶揄されたColabo問題や立民の小西議員などはその分かりやすい実例です。




≪観念や心の断捨離≫

では、どのように心掛けていけば、新時代の「天運」を伴ない、個々人の“成功”に近づいていけるのでしょうか。

過去の考えや価値観はご参考にしても、基本的にはあてにしないことです。

新聞やテレビなどオールド・メディアの報道やワイドショーなどの報道関連はとくにそうで、タテのものをヨコにしていくような見方やとらえ方の大転換が必要になっている今日です。

アストロロジカルにみましても、宝瓶宮時代に共鳴する「第11サイン(宮)」や「天王星」は、そのような過去の常識や通念が通用しにくくなる象意を特徴として有します。

近現代の物理科学的な思考や価値観、また古い心霊主義に由来するお花畑スピリチュアリズムに偏せず、ポジティブな意味での“斜め上”を行く発想が時代の波動に合っていくようになっています。

一時期、「断捨離」がブームになりましたが、モノの断捨離にとどまらず、“心の断捨離”はいかがでしょうか。

過去の科学や物質的な側面に固執した考えや成功概念といった刹那的な想いやこだわりを完全に否定までは致しませんが、いったん断ち切ってみられるのも一つの方法で、新時代の流れの中にご自分の深層の精神意識の主軸を新しく見出していくことです。


【One Point】 生きている以上、身体(実)は重要ですが、こだわり過ぎると、次の古歌の“栃殻”(とちから)にたとえることができる心ともども川底に沈んでしまいます。

「山川の 末に流れる 栃殻も 身を捨ててこそ 浮かぶ瀬もあれ」

歴史の大河の流れに乗ってみることです。



【ご参考】

昨年2022年に「水星」が12サイン(宮)に入宮する度にお届けしてまいりました新時代を生き抜くための「新時代講座」(旧星講座)をご購読されたかたは、併せてご参照いただけましたらいっそう今後の生き方が見えてくると存じます。

なお、今後の「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)のメインストリームは、個々人の心の内奥にかかわる「深層の精神意識の変革」と「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)になっています。

これまでにない観点からの“次元拡張”(上昇)の時代がはじまっているのです。









邪馬壹国ではなかった!
2023.04.20
[邪馬台国] ― 4.29「昭和の日」特別記念 ―


卑弥呼が都とした記事の真贋を見抜く1stステップ



俗称「魏志倭人伝」では女王「卑弥呼」が都とした“邪馬壹國”(やまいちこく:原文ママ)が記されています。

にもかかわらず、一般的には邪馬台国(やまたいこく:邪馬臺国)と呼ばれています。

“邪馬壹國”(邪馬壱国)という表記は「魏志倭人伝」どおりなので一見、正しいかのように思われがちです。

ですが事実は逆で、そのように表記した記事や動画は信ぴょう性に欠けるものにならざるをえません。

本日、牡羊宮29度、牡牛宮直前の日蝕&新月で、9日後の4月29日「昭和の日」の特別記念として上記の真相に触れておきます。



≪“邪馬壹国”ではなく邪馬台国≫

「昭和の日」は、かつては「天皇誕生日」と呼ばれ昭和天皇の誕生日でした。

3世紀末に成立した通称「魏志倭人伝」(『三国志』)の著者、晋の著作郎「陳寿」は、倭の女王「卑弥呼」が都としたところを“邪馬壱国”(やまいちこく、原文:邪馬壹國)と記しています。

で、歴史家や古代史研究者は、もとよりそんなことはご存じです。

にもかかわらず、なぜ「邪馬台国」(やまたいこく)と呼んできているのでしょうか?

歴史書の記述は、“文献批判”などといった言葉を用いるまでもなく、他の記録などと照合してどこまで正しいのか真偽を確認する作業が必要なのは基礎中の基礎だからです。

その結果「邪馬台国」が正しいと結論づけられ、事実、『梁書』(629年成立)倭の条や『北史』(659年成立)の倭国伝などでは邪馬台国と正しく記されています。


【One Point】 ということから、“邪馬壹国”(邪馬壱国)と表記する記事や動画は基礎的な確認作業が不十分なので、根拠の乏しい個人的な憶測や思い込みによって表わされています。

では、なぜ「邪馬台国」なのか根拠を述べておきます。




≪馬臺を以って都を建てる≫

かつて『邪馬台国はなかった』(1971、朝日新聞社)という書籍が出版されました。

高名な歴史研究家の著作で、ご本人は後日「あれは出版社(編集者)が勝手につけたものだ」と述べておられました。

その意味は、売らんかなのために、あえてセンセーショナルに奇をてらった題名にされたもので暗に間違い(極論)だと認めているのです。

事実、調べれば分かるのですが、陳寿が「魏志倭人伝」を記述するために参考にした記録や史書には「馬臺を以って都を建てる」と記されています。

古来は“馬臺”であった都を陳寿が“邪馬壹国”と記したのは、東夷(東の未開人の意)の倭人に“中央官庁”や“朝廷”を意味する「臺」(うてな:台)の字を用いて表記するのを厭ったからでしょう。

東夷の国ゆえ貶める意味で頭に「邪」の文字を付けて、「邪馬臺」とするにとどまらず、さらに臺(台)の字を似ている壹(壱)の字に変えて“邪馬壹國”(邪馬壱国)としたものです。


【One Point】 “邪馬壹国”が正しいと信じ込んでいる人々に多いのですが、卑弥呼に続く二代目女王も、台与(臺與:とよ)ではなく“壱与”(壹與:いよ)すなわち伊予(愛媛県)の関連だと妄想し「邪馬壹国四国説」を信じ込んでいるようです。



【ご参考:壹與(いよ)ではなく臺與(とよ)】

古来の史料には正しく「臺與」(とよ)と記されています。

陳寿は、本文に書いたような理由から「臺」の字を用いるのを厭い、邪馬臺国と同様に臺與を“壹與”に変えて「魏志倭人伝」に記しています。

「邪馬壹国四国説」を信じ込んでいる人は検証が浅く、日本古来の“四国阿波王国”と2~3世紀の卑弥呼や台与の邪馬台国を混同し、錯乱しているようです。

なぜなら、阿波徳島の古代国づくりのほうが古く由緒があり、日本独自の誇れるものになっているからです。

第一、時代が異なります。

大陸の冊封下にあった九州倭国(首都:伊都国、女王の都:邪馬台国)と、のちの大和に通じる四国に由来する古代阿波徳島を中心とした国づくりは別物です。


■忌部神社(御所神社:徳島県美馬郡つるぎ町)



≪7世紀に誕生した統一大和≫

古代日本の原点となる国づくりは、卑弥呼や台与の3世紀の邪馬台国よりも、“四国阿波王国”と呼べる阿波徳島の歴史のほうが古く由緒があります。

経緯は複雑なのですが、7世紀の統一大和の拠点となった畿内国の由縁は、忌部氏でも知られる阿波や四国にあって、卑弥呼を女王として共立した九州北部の倭国とは別の系統です。

当時、大陸の冊封下にあった奴国(博多周辺)や倭国(女王の都:邪馬台国)が、もし四国であれば、国譲りして建国された畿内大和国(日本)は、そのまま大陸の属国という口実を中国に与えることになりかねません。

そうではなく、九州倭国と畿内大和国(日本)は、6世紀まで別々で、大陸の正史『旧唐書』(くとうじょ:945年成立)には倭国伝と日本伝が別々に記されていることからもそれが分かります。

統一後の7世紀の『日本書紀』(720年奏上)の記述をうのみにして、日本は古代から単独の“統一独立国家”だったとする「日本書紀史観」を信じ込んでおられる方は、当記事の内容を“騙り”だとお感じになられるでしょう。


【One Point】 『日本書紀』は初めて「天皇」号を用いた7世紀の大和朝廷を、日本国統治の正統とする意図で編纂されたものです。

辻褄の合わない記述を客観的に種々照らし合わせていくと史実が見えてきます。


【ご参考】

九州から寺院や塔が大和に移転されたのも、九州倭国を大和畿内国に“吸収合併”という名目で、大和移転による乗っ取り併合に等しく、端緒は九州倭国王「阿毎多利思北孤」(あめのたりしひこ)の画策です。



【ご参考:】「阿毎多利思北孤」の正体

『隋書』には次のように記されています。

【原文】俀王姓阿毎字多利思北孤 號阿輩雞彌

【読み下し】倭王(俀)の姓は阿毎(あめ)、字は多利思北孤(たりしひこ:多利思比孤)、号は阿輩鷄彌(あほけみ、大王:おおきみ)という。

『隋書』開皇20年(600年)の遣隋使の記録です。

『日本書紀』では女帝推古天皇の時代に当たるため、男王と記される「阿毎多利思北孤」は“聖徳太子”のことだとするのが一般的な解釈ですが、太子は大王ではなく摂政なので、こじつけともいえる間違いです。

当時の倭国は、北部九州(と半島南端)で、畿内大和国は『旧唐書』では「日本」と記される別の国でした。

次の607年と608年は小野妹子で有名な遣隋使で「日出処の天子、書を日没処の天子に致す恙なきや…」という一文が有名で、これは九州倭国と統一大和の合併報告であり、大陸国の冊封下から離れた“独立宣言”でもあります。


『旧唐書』「日本伝」の冒頭には次のように記されています。

【原文】日本國者倭國之別種也以其國在日邊(以下略)

【読み下し】日本国は倭国の別種なり。その国は日辺にあるをもって(以下略)

意味は、九州倭国の東に日本国があり、同じ倭人の国だと記されています。

当初からの「統一独立国家大和」だったというのは『日本書紀』のプロパガンダで、史実は7世紀初頭に九州倭国と畿内大和国(日本)が合併して統一独立国家大和が誕生しています。




≪偽りの“大化の改新”≫

『日本書紀』の記述は、史実をベースにしつつも、意図的なプロパガンダ(政治宣伝)を兼ねた歴史書です。

当時は国内外ともに危機的な状況にあって、早急に諸国の豪族やその祖神を天皇と大和政権のもとにまとめ、受け入れつつ統合することで唐や新羅の侵攻に備える必要がありました。

そのため、壬申の乱(672年)に勝利した天武天皇(てんむ)の皇子:舎人親王(とねり しんのう)を日本書紀編纂の総裁に担いで、中臣鎌足の子:藤原不比等の天才的な知恵を交えて、統一独立国家「大和」の基盤形成と、第41代持統天皇から孫の文武天皇への「万世一系」の定着を主軸に歴史編纂がなされています。

美しい「日本書紀史観」を信じ込むことは悪いことではありませんが、史実は別というご認識は必要だというお話です。

史実は、九州倭国王「阿毎多利思北孤」こと蘇我氏が、当時は小国で“弟分”にあたる畿内大和国日本に九州倭国を吸収合併させるかたちで大陸の冊封下から離れ、仏教文化とともに統一大和の実質上の大王(天皇)として7世紀前半の政務を司っています。


【One Point】 畿内大和国から見れば、外様の“蘇我政権”を面白く思わなかったのは当然です。

“中大兄”(天智天皇)と“中臣鎌足”(藤原鎌足)は、大極殿で3代目蘇我大王入鹿を殺害し、政権奪取となる「乙巳の変」(645年)を起こしています。



■石舞台古墳(奈良県高市郡明日香村)


≪創られた“聖徳太子”信仰≫

蘇我氏三代が実質的な大王(天皇)で統一独立国家に数々の功績を残したことは、『日本書紀』には絶対に書くことができません。

藤原不比等にとって父鎌足の名誉を損ないかねないお話でもあることから、横暴があったのは事実でしょうが蘇我氏を徹底的に悪者に仕立て上げて乙巳の変の弑逆クーデターを正統化するしかありません。

その後の歴史は、およそご存じのとおりです。

重要なことは、カゲから『日本書紀』の編纂に携わった不比等は、蘇我氏による「仏教導入」を含めた「冠位12階」の制定など近代化の功績を、父鎌足が中大兄とともに弑逆した蘇我大王家の業績と記すわけにはいかず、架空の人物「聖徳太子」こと“厩戸豊聡耳皇子命”(うまやと の とよとみみ の みこ の みこと)の功績として『日本書紀』に記したことです。

事実、聖徳太子の本名とされる“厩戸皇子”の名は、古代の文献には見られず、なんと巷間、聖徳太子が定めたとされる「冠位12階」は、603年の『日本書紀』に記された制定よりも早く、九州倭国王阿毎多利思北孤が最初に隋に使いを送った600年の項にすでに記録が残されています。

ちなみに「万世一系」は、第40代天武天皇の発案(意志)で、その妃第41代持統天皇が定着実現(実体)に命をかけ、両天皇の皇子舎人親王と直臣藤原不比等による理論化(関係性)となる歴史書『日本書紀』によって今日まで存続しています。


【One Point】 なぜ万世一系が奇跡的に続いているのかというと、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」にのっとっているからです。

相応の紆余曲折はあっても「天運」を伴ないつつ継続しているのはそれゆえです。



【ご参考:『隋書』に記された冠位12階】

第1回遣唐使は開皇20年(600年)に九州倭国王「阿毎多利思北孤」が派遣したものです。

そこには『日本書紀』の制定よりも早く、冠位12階が次のように記されています。

【原文】 内官有十二等 一曰大徳 次小徳 次大仁 次小仁 次大義 次小義 次大禮 次小禮 次大智 次小智 次大信 次小信 員無定数

【読み下し】 内官に12等あり、(中略)、員に定数無し。

「徳仁義礼智信」の順番で、一方『日本書紀』は「徳仁礼信義智」の順です。

ですが、儒教の徳目を用いた冠位12階なのは同じで、九州倭国での内官制度を合併後の統一大和でもそのまま用いていたのです。









北朝鮮ミサイル行方不明
2023.04.19
[4月13日]― 固体燃料の多段式ICBMか? ―


Jアラート発出 レーダーから消えた火星-18の謎を解く



北朝鮮の平壌近くから発射されたミサイルがレーダーから消えて話題になっています。

打ち上げの初期の弾道計算から北海道への落下が懸念され、朝7時55分に北海道を中心に「Jアラート」(全国瞬時警報システム)が発出されました。

ところが、約50分後、北海道および周辺への落下の可能性がなくなったと確認され解除されました。

突如レーダーから消えた不可思議なミサイルに当初は、爆発したのではないかと考えられました。

ところが、北朝鮮の技術進歩は予想以上ですし、今回はいつでも発射可能な固体燃料の新型ミサイルで、これまでも途中で軌道を変えることがあったために、さらに改良が重ねられてレーダーで捕捉できずに見失ったのではないかという観測さえ出てきました。



≪「基本三数」によるホラリー・ホロスコープ≫

そうであれば大変なことです。

もし、軌道を途中で変更して目標に着弾できるミサイルであったり、レーダーから消えて補足できなくなる新型ミサイルであれば、従来の迎撃システムが使えないことになるからです。

早急に、敵基地反撃能力や報復可能な防衛システムを構築しなければならないのです。

実際のところはどうなのか、発射時のホラリー・ホロスコープからリーディングをしてみました。



宇宙の根幹法則「基本三数」にもとづいた新しいホロスコープ解釈ですので、既存の“ホロスコープ占い”では解釈できない、現実世界の深淵なリーディングが可能です。

そのため、既存のホロスコープに詳しい方ほど、「何でそういう解釈になるの?」といった箇所が出てくると存じますので、何卒よろしくご理解を賜りたく存じます。


【One Point】 時刻は当該ミサイルが発射された2023年4月13日朝7時22分(防衛省発表)です。

場所は北朝鮮で、「数理法則」12数理に基づいた新ホラリー・ホロスコープです。




≪画期的な技術革新のミサイル≫

リーディングのポイントをお伝えいたします。

ASCハウスシステムによるホロスコープの始まり、「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)は、当該宇宙理論ではミサイルを打ち上げた“意志”(意図や動機)などに共鳴します。

上掲のホロスコープでは牡牛宮15度です。

そこには上昇星の「天王星」とともに、同じく「ASC=上昇点」に合(コンジャクション=0度)をとる第2の上昇星となっている「水星」が位置し、双子宮の「金星」と特殊なアスペクト(位相、座相、局面)をもたらす交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)を形成しています。

すなわち、「ASC=上昇点&水星&金星&天王星」の四重合(クワドラプル・コンジャクション=0度)が形成されていることになり、強い“意志”が読み取れます。

これらは「水星」や「金星」また「天王星」の象意から、端的には“画期的な技術革新”を意図して行なった新型ミサイルの発射であることになります。


【One Point】 おまけに此度のミサイル実験の“深層”に共鳴する「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点)もまた「金星」を共鳴星とする「天秤宮」です。

齟齬はみられませんので、初めて固体燃料を用いた変則軌道のミサイルの可能性は充分です。



≪激変をもたらす冥王星≫

一方、ミサイル発射実験の目的をはじめ、その結果や成果は「DES」(Desendant:ディセンダント=下降点)などによって示唆されてまいります。

ここに今回の結論が秘められています。

DES=下降点は「蠍宮15度」で、共鳴星は“両極端”の象意をもつ「冥王星」です。

“破壊と創造”や“大変革”などといった象意も“両極端”のあらわれであって、ASC=上昇点に合=0度の“飛行体”などを象わす天王星と複合して、軍事的なホラリー・ホロスコープでは“核兵器”すなわち戦術核ミサイルなどを象わすことになります。

いずれにしても、“大成功”か“大失敗”かを象わす「冥王星」が「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)にジャストの合=0度でもあるために、どこまで発表され、表出するのかはともかく、結果は両極端にもたらされます。

どちらでしょうか。

スタンスや分野によって両方なのですが、「冥王星」は「ケレス」を上三分(アッパー・トライン=120度)とし「金星」を下三分(ロウアートライン=120度)としており、さらには「IC=北中点」を尻尾とする大三角凧(トライン・カイト=120/120/60/60度)を形成していることから、潜在的なポテンシャルを秘めつつも、“喪失”が象わされています。




【One Point】 レーダーから消えたこともそうです。

有体にいえば目的を達成することができず“大成功”とはいえないのです。

ただし、もし、核弾頭を載せて飛翔実験を行なったということであれば、現実化でき“大成功”になります。




≪迎撃の可能性をリーディング≫

さて、もう一つ重要なポイントがあります。

軍事関係や事件などのホラリー・ホロスコープにおいては、“武器”を象わす「火星」が「DES」=下降点に上三分=120度のアスペクトをとっていることです。

さらにこの「火星」は、“誤魔化すことのできない現実”を象わす「土星」を上三分=120度としているために、北朝鮮の新型ミサイルは迎撃ミサイルなどの武器によって撃墜されたことで、レーダーから消えたとリーディングすることも可能です。

かなりシビアな解釈ですが、「北海道に着弾する可能性がある」と判断されたことは、もはや実験ではなく戦闘行為を意味します。

そのため、洋上に展開されているイージス・システムが働いて“自動的”に迎撃した“可能性”さえリーディングできます。

仮に、そうであっても、国際関係や軍事機密の関係上、発表されることはありません。

公式に「レーダーから消えた」というアナウンスに留まるでしょう。


【One Point】 もう一つは、北海道ないし近辺への着弾の初期軌道で打ち上げ、途中で軌道変更するようにしつつステルス弾頭にしていたのか、このままだとヤバイと思って自爆させた可能性も考えられなくはありません。




≪Jアラートのメッセージ内容≫

いずれにしても、蟹宮9度に位置し、第3ハウス(室)のカスプ(尖点:象意の最も強い点:境界線)上の「火星」は強力です。

端的に“防衛技術”による武器などを象わすために、当該リーディングでは、国土防衛(国民防衛)のためのイージス・システムによる迎撃、撃墜の可能性は高いと考えています。

ちなみに、7時55分のJアラートのメッセージは、北海道の方なら直接体験された方も多く、怖い思いもされたと存じます。

次のような内容でした。

■Jアラートにより発信された「国民保護情報」

【政府発表】 直ちに非難。直ちに非難。直ちに建物の中、又…

4月13日 7:55発令

【発表時間】
2023年04月13日 7時55分
政府発表

【内容】
直ちに非難。直ちに非難。直ちに建物の中、又は地下に避難して下さい。
ミサイルが、08時00分頃、北海道周辺に落下するものとみられます。直ちに非難して下さい。

(以下、略)


【One Point】 ドラマや架空のお話ではありません。北海道および近隣とはいえ、日本に起きた現実の出来事です。









第1回 アスペクト完璧講座
2023.04.16
[合=0度] ― 原点となる人の“意志” ―


「数理法則」の12数理を以って学べる完璧講座



「アスペクト完璧講座」の初回は5月25日前後の予定です。

最初のテーマは、2つ以上の構成要素(占星要素)が同じ位置にある「合(コンジャクション=0度)」です。

当サイトでは日本語表記で「合(ごう)」と呼んでいます。

合=0度には複数の種類があって「三重合=0/0/0度」や「連続合=0/0度」、また「複合合=0度」や「大会合」があります。

合=0度の象意を強く持つ人は、一言でいえば当該星や形成するその位置により多少異なりますが、いずれも“意志”をもってどこかパワフルになるのが特徴です。

詳細は、初回講座で「理論」から「応用展開」や「実例」まで詳しくお伝えいたします。



【ご参考:合=0度の種類】

「三重合」(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)は、3つの構成要素が同じ位置にあって、許容度数(オーブ)内に収まっていることです。

「連続合」(ローリング・コンジャクション=0/0度)は、両端の星が中側にある星などの構成要素(占星要素)を共用して連続の合=0度を形成したものです。

「複合合」(マルチプル・コンジャクション=0度)は、多くの構成要素による複数の合=0度が組み合わさったものです。

「大会合」(ステリウム)は、1つのサイン(宮)やハウス(室)に星が集中し、会合しているものをいいます。



≪“アスペクトの見本市”≫

ふと思い立って「アスペクト完璧講座」を始める2023年5月25日のホラリー・ホロスコープを作成してみました。



アスペクトをご紹介するのに、何かのお役に立つかもと思ったからです。

予想以上にビンゴ! でした。

多彩なアスペクトによって構成されたホロスコープで、まるで“アスペクトの見本市”のようです。

12種類のアスペクトを解説する「アスペクト完璧講座」にふさわしいものでした。


【One Point】 5月25日午前0時のホロスコープです。

真夜中なので「太陽」は天底近くに位置します。「月」は獅子宮0度でした。

東京での日の出の時刻4時半頃だと「月」は、獅子宮2度に進み「火星」とジャストの合=0度をとる一日です。




≪合=0度と衝=180度≫

これ幸いに上掲のホロスコープを実例に各種アスペクトをご紹介いたします。

合=0度は次の3つが認められます。



左から「太陽&IC=北中点」、「月&火星」、「木星&ドラゴンヘッド」です。

衝(オポジション=180度)は次の4つが認められます。



「太陽とMC=南中点」、「月&火星と冥王星」、「木星&ドラゴンヘッドとドラゴンテール」、「海王星とケレス」で、図では前から3つを掲載しました。


【One Point】 アスペクト・パターンを形成しやすい基本アスペクトの一つが衝=180度です。

どちらか一方または両方が合=0度をとっている場合、その星や位置によって“能動的”な側面と“受動的”な側面の両方を発揮することになります。



≪三分=120度と矩=90度≫

三分(トライン=120度)は5つも認められます。



「太陽と冥王星」、「冥王星とケレス」、「太陽とケレス」、そして「月&火星と海王星」、「月&火星とMC=南中点」、「天王星とケレス」です。

上図は大三角(グランド・トライン=120度×3)を形成する前三つのみをサンプルに掲載しました。

「太陽」と「月」は影響力が大きいため許容度数(オーブ)10度です。

矩=90度はアスペクト・パターンを形成しているものを含めて多くあります。



「太陽」は2つの矩=90度をとっており、「月&火星」は4つの矩=90度によって構成される大十字(グランドクロス=90度×4)の一角を形成しています。

もう一つは、天王星とDES(Desendant:ディセンダント=下降点)です。

矩=90度はもちろんT矩(Tスクエア=180/90/90度)や大十字=90度×4を単純に“凶座相”ととらえると表層的な解釈にとどまり、重要な真意がみえなくなります。

せっかくのアスペクトの象意の醍醐味や、その本質をご理解できなくなってしまいます。


【One Point】 単独アスペクトの合=0度、衝=180度、三分=120度、矩=90度、さらに六分=60度が組み合わさることによって、さまざまなアスペクト・パターン(複合アスペクト)が形成されます。

アスペクトの基本を押さえておくことは、必然的に世界に2つと同じものがないホロスコープをリーディングする最大の「キモ」になっています。



≪五分=72度と六分=60度≫

五分(クインタイル=72度)は、西洋占星術では“マイナー・アスペクト”に区分されています。

許容度数(オーブ)は3度とされています。



それはともかく、五分=72度が象意を発揮するには、特定の構成要素(占星要素)がかかわることもあって、影響度が大きく異なってくるのが特徴です。

上掲のホロスコープでは、第5ハウス(室)の「金星」がとる「天王星」との五分=72度をご紹介いたしました。

六分(セクスタイル=60度)は、占星術では“メジャー・アスペクト”に含まれますが、専門的な象意は持つものの、補助的な働きが強いアスペクトです。

そのため、単独アスペクトでの象意よりもアスペクト・パターンで重要な役割を果たすのが六分=60度です。


【One Point】 「アスペクト完璧講座」では、12種類のアスペクトを個別に「数理法則」による理論、象意解説、相性やディレクションへの応用展開、さらにご受講者のホロスコープ(出生天球図)での実例解説などを交えてご説明をさせていただきます。




≪YOD=150/150/60度と交歓(M.R.)≫

見逃せない特殊なアスペクトに「転」(クインカンクス、インコンジャクション:インコンジャンクトとも=150度)があります。

運命的なアスペクト・パターンYOD(ヨッド=150/150/60度)を構成します。

「転」という日本語表記は、象意内容から当サイトで命名させていただきました。

もう一つ特別なアスペクトに、2つの星がお互いに相手の共鳴サイン(宮)に位置する「交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)」があります。

見逃しやすいのですが、共鳴関係に基づくものゆえに重要な解釈変化を伴なうことになります。

また、アスペクト・パターンも上掲のホラリー・ホロスコープには含まれます。

「調停」(メディエーション=60/120/180度)の座相、そして調停の座相が2つてれこに重なった「神秘長方形」(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)、お馴染みの「大三角」(グランド・トライン=120度×3)や「大十字」(グランド・クロス=90度×4)もあります。

完全な「大六角」(グランド・セクスタイル=60度×6)とまでは至りませんが、1角が欠いたものも上掲のホロスコープには含まれ、盛沢山です。


【One Point】 基本の6つの単独アスペクトと、6つのアスペクト・パターンを宇宙森羅の最小象徴数=12数「数理法則」の本意ととも12回講座でお届けいたします。

初回特典を兼ねて「数理法則と12種類のアスペクト」が含まれます。リーディングの先鋭化に必読です。


※毎月1回の講座配信で、お好きな「1講座」のみでも、「全12講座コース」でも、ご自由に選択してお申し込みいただけます。

講座お申込みフォーム」から匿名でも可能です。









アスペクト完璧講座のご案内
2023.04.12
[決定版] ― ホロスコープ解釈の1丁目1番地 ―


12種類のアスペクトを「理論、解説、応用、実践」から毎月講座



これまでにないアスペクトの真実を学べる講座のご案内です。

宇宙森羅の最小象徴数=12数に基づく12種類のアスペクトの真の象意のご紹介です。

単独アスペクトの6種類と、それらが複合したアスペクト・パターンの6種類です。

なぜなら、アスペクトの象意を“吉凶”でなく正しく知ることは、先の「アスペクトのお話」でお伝えしたとおり、ホロスコープ・リーディングのキモになっているためです。

ホロスコープはアスペクト、すなわち位置関係によってすべて成り立ち、それによって相対的な象意が決まっていきます。

宝瓶宮時代は「共鳴関係」を歴史パラダイムとする時代ですのでアスペクトは重要です。






≪講座概要のご紹介≫

以下「アスペクト完璧講座」の概要をご紹介させていただきます。

1、講座形式:HTMLメール講座。

2、開始時期:2023年5月から(12回)。

3、講座サイクル:毎月1講座。

4、主な講座内容:12種類のアスペクトをそれぞれ次の内容でご紹介いたします。

  A) 1数~12数までの「基本三数」による原意「理論」
  B) 当該アスペクトの象意「基本三数」によるほんとうの象意「解説」
  C) 相性アスペクトとディレクションのアスペクトへの展開「応用」
  D) ご受講者のホロスコープ(出生天球図)におけるアスペクト解釈「実践」

以上の4点を12種類のアスペクトごとにお届けいたします。

初回5月の講座は、全体の概要となる「数理法則と12種類のアスペクト」を初回特典を兼ねてお届けいたします。

5、ご受講料金:1講座1万円(税込)、全12講座のセット料金10万円(税込)。


【One Point】 お申し込みは匿名またWEBネームが可能です。

ただし、「出生データ」(生年月日のみでもOK)が必要です。

講座お申込みフォーム」からお申し込みができます。



≪単発のチョイスと全12回セット≫

毎月1講座、合計12回で、いつでも読めるメール講座です。

文章は読みやすいように行間を設定したHTMLメールでお送りいたします。

必要に応じてイラスト(図形)も付いています。

知りたいアスペクトの講座のみを単発でご自由にチョイスしたお申し込みが可能です。

もちろん全12回セットでのお得なお申込みも可能です。

締め切りは毎月15日頃までで、お申し込み後、オリジナルで「ホロスコープ」(出生天球図)を作成し、テーマの「アスペクト」をリーディングしたうえでコンテンツと共にお送りいたします。


【One Point】 該当する「アスペクト」をお持ちでない場合は、適切なホロスコープから当該アスペクトのリーディングをもって代えさせていただきます。




≪その他の特記事項≫

アスペクトの象意には「基本三数」また「数理法則」の12数理にともなう秘密があります。

当然、それらを含めて完璧にお伝えするホロスコープ解釈における必修講座になってまいります。

表示のご受講料金は特別割引価格にさせていただきました。

なお、「奥義講座」をご受講された方は、重複する内容が一部含まれることになりますので、さらに40%の割引料金です。

クレジットをご希望の場合は、お申し込み時にメッセージ欄にご記入いただけましたらご案内を差し上げます。

分割はご使用のカード会社とのお支払い方法を活用してのご利用になります


【One Point】 イベントチケット販売サイト「Peatix」(ピーティックス)にて当方が設定したページからクレジット払いが可能です。

お申し込み後、URLをご連絡いたします。

世界的な実績がありますので安心してご利用いただけます。



≪講座スケジュール≫

全12講座のスケジュールは次のとおりです。

5月25日…合(コンジャクション=0度)
6月25日…衝(オポジション=180度)
7月25日…三分(トライン=120度)
8月25日…矩(スクエア=90度)
9月25日…五分(クインタイル=72度)
10月25日…六分(セクスタイル=60度)
11月25日…調停(メディエーション=60/120/180度)
12月25日…YOD(ヨッド=150/150/60度)
  ※転(クインカンクス、インコンジャクション=150度)
1月25日…大三角(グランドトライン=120度×3)
2月25日…大十字(グランドクロス=90度×4)
3月25日…神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)
4月25日…大六角(グランド・セクスタイル=60度×6)

以上の全アスペクトを「基本三数」また「数理法則」による理論、象意解説、相性やディレクションにおける応用、ご受講者のホロスコープでの実践解釈など、アスペクトに関して網羅的に学べます。


【One Point】 「アスペクト」の象意を知ることが早道です。

ホロスコープ・リーディングをご自身の人生や社会活動に役立てるためにも有用です。

もし、講座内容でご不明な点や分かりにくい箇所があっても、ご質問やお問い合せはいつでも承ります。


※初回5月分から「アスペクト」毎に、ご案内の記事をアップいたします。

ご参考にされてください。

お申し込みをお待ちいたしております。









陸自ヘリ墜落の原因を読む
2023.04.09
[新ホラリー占星学] ― 防衛省は「事故」と発表 ―


IC=北中点を頂点にしたYOD(ヨッド)がリーディング・ポイント



沖縄との間の海峡を中国軍艦が通過する宮古島で、幹部ら10人が乗った陸自ヘリが4月6日午後4時頃にレーダーから消え、墜落が確認されました。

現在も原因究明中ながら防衛省は墜落から5時間後「事故」と公表しました。

あたかも中国海軍空母「山東」などが近隣の公海上を航行するなか、あらぬ憶測を生まないためだと思われます。

それを知ってか知らずか、撃墜説や時限爆弾説、はたまたステルス・ドローン説などの推測が飛び出しており、急ぎホロスコープからホラリー・リーディングを試みてみました。





≪事故発生時のホロスコープ≫

下図は陸自ヘリ、通称「ブラックホーク」ことUH60が消息を絶った15時55分の現場、宮古島をイベント・ポイント(占星地)としたホロスコープです。



太陽と月のみ許容度数(オーブ)は10度、ほかは6度を標準とし、YOD(ヨッド=150/150/60度)を形成する転(クインカンクス、インコンジャクション=150度)は3度にしています。

ちなみに、「転」という日本語は、その象意内容から当サイトで名付けたものです。


【One Point】 「基本三数」理論に基づいて作成しています。

ハウスシステムは理論に最も近いレジオモンタナス(未修整)を用いており、アスペクトの種類や用いているプラネットも理論に即したハンドメイドです。




≪DES=下降点は“被害者”を象わす≫

まず、最初の解明のポイントは「事件」か「事故」か分かりませんので、その特定から入ることになります。

ポイントはASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)とその共鳴星です。

ASC=上昇点は「乙女宮6度」、共鳴星は「水星」で「牡牛宮4度」+「第9ハウス(室)」に位置し、アスペクトは解説しながら述べます。



被害者側を象わすのは、DES(Desendant:ディセンダント=下降点)です。

DES=下降点は、日本の“民族性”が象徴される「魚宮」で、共鳴星「海王星」もまた「魚宮」に位置し、しかも同じ「第7ハウス(室)」なので齟齬はみられません。

DES=下降点は、「火星」を下三分(ロウアートライン=120度)として、スムーズな象意の関係性を結んでおり“アクション”などをはじめ、ホラリーでは“武器”や“軍事関係”を象わすために、被害者は「自衛隊」で間違いはありません。


【One Point】 ちなみに、中国の“民族性”は「蠍宮」(共鳴星:冥王星)で“国体”は「獅子宮」(共鳴星:太陽)で象徴されます。

上掲のホラリー・ホロスコープでは、残念ながら? 直接的な関与は見られません。




≪世論の“暴騰”を防ぐ≫

多くの方は「事故」ではなく、「他国からの攻撃による墜落事件ではないか?」と疑念を持たれたことでしょう。

なぜなら、有事が生起した場合、南九州を管轄とする警備区域を超えて、沖縄方面にも緊急展開する「第8師団」に1週間ほど前に着任したばかりの師団長ら方面幹部らが多数同行していたためタイミングがよすぎるからです。

もし、当ホラリー・リーディングの結果を、“撃墜事件”と結論付ければ納得してもらいやすいかもしれません。

ですが、国際的な駆け引きが伴なう軍事情勢は、最も慎重な配慮が必要で、そんな単純な動きはありえません。

なぜなら、国家の存亡を決する紛争や戦争に結びつくためです。

相手国の国家の権力者の立場はもちろん、我が国においても日本国民を守ることが難しくなってしまいます。


【One Point】 軽々に判断できる問題ではありません。

防衛省が早々に「事故」と発表したのは、深い理由があって、憶測が憶測を呼んで世論が“暴騰”することを防ぐことが第一だからでしょう。




≪IC=北中点を頂点としたYOD≫

上掲のホラリー・ホロスコープをリーディングした結果は、90%以上の確率で“精神面が絡んだ事故”であることを示しています。

リーディングのポイントは、「IC(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点:天底)」 を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)です。

当該YOD=150/150/60度の底辺は「水星」と「火星」になっています。

「水星」は、今回の“イベント”の主体者側を象わすASC=上昇点の共鳴星です。

もう一方の「火星」は、被害者側を象わすDES=下降点にスムーズにかかわる下三分=120度をとっています。

その両星が「IC=北中点」を頂点としたYOD=150/150/60度を形成している意味は、当該イベントの主体者側と被害者側が同一であって、避けがたい「事故」であったことを象わしています。


【One Point】 宝瓶宮時代のアストロロジーによる「新ホラリー占星学」は、宇宙の根幹法則「基本三数」を適用し内情を含めた解明を行なえます。

イベントが生じた時間や空間(場所)また人間への「運命波動」をリーディングいたします。




≪残り10%の「陰謀論」の場合≫

最後に、10%に満たないレベルですが、第三者による撃墜の可能性に触れておきます。

日本の象意は読みとれても、中国の象意はほぼありませんでした。

しかし、アメリカの象意は案外と見事に読みとれました。

アメリカは“民族性”を「射手宮」(共鳴星:木星)とし、“国体”は日本と同じ「水瓶宮」(共鳴星:天王星)で、“現体制”は蟹宮(共鳴星:月)で象徴されています。

ASC=上昇点の共鳴星「水星」は、アメリカの“民族性”「射手宮」に共鳴する「第9ハウス(室)」に位置します。

当該イベントが起きた“深層”を象わすIC=北中点は「射手宮」自身になっています。

被害者側を象わすDES=下降点に下三分=120度の“武器”などを象わす「火星」は、アメリカの“現体制”を象徴する「蟹宮」に位置しているためです。


【One Point】 結論的に、90%は“逆噴射”で知られる「羽田沖日航機墜落事故」のような“メンタリティー”が絡んだ「事故」です。

残り10%は、日中のトラブルを誘引し、共倒れ狙いか、出張る口実をうかがった「陰謀論」的な見方も可能というものです。









- CafeNote -