大津綾香/政治家女子48党
2023.03.23
[最年少党首] ― 平成生まれのゆとり世代 ―


従来の政治家にはない身の丈で動けるか?



「NHKから国民を守る党」所属のガーシーこと東谷義和参議院議員が去る3月15日に除名になりました。

これに先立つ8日、責任をとるかたちで立花孝志党首が辞任を表明しています。※)

同時に党名を「政治家女子48党」に変更しました。

そして最年少党首に就いたのが元子役で池上彰氏の“娘役”として3年間ほど「週刊こどもニュース」(NHK)に出演していた大津綾香(おおつ あやか)氏です。

平成生まれ初の党首でもあることから「ソーラーチャート」を作成してみました。


※)元「NHKから国民を守る党」党首/立花孝志氏の執行猶予付きの有罪が3月23日に最高裁で確定しました。
当該判決を予測しての辞任だったともいえるでしょう。



≪大津綾香のソーラーチャート≫


「ソーラーチャート」は、出生時の「太陽」を通常のホロスコープ(出生天球図)の左端、ASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置においたものです。

出生時間が不明でも作成できます。



「出生時間」が分からなければ作成できなかったり、リーディングできないということではありません。

ASCハウスシステムによる一般的なホロスコープとは異なり、「ソーラーチャート」なりの独自の象意やリーディングが可能です。


【One Point】 上掲の「ソーラーチャート」は、サイン(宮)とハウス(室)を30度ずつにしたハウスホイールです。

「太陽」が中心のソーラーチャートなので、日の出の時刻で作成しています。ただし、「月」のみは1日に動く度数を記しています。






≪時宜を得た「政治家女子48党」≫

「政治家女子48党」は、NHKから国民を守る党の議員はそのままに、地方議会への立候補を予定しているアラサー女性たちによる政党になっています。

これが時宜を得ているのは、宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとし、国民の一人ひとりが“主人公”になっていく時代だからです。

「政治家」のための政治ではなく、国民の一人ひとりがそれぞれの立場で相応に関与していくことに意味があります。

男性でも女性でも老熟でも若輩でも、また貴賤の別なく社会的な立場があろうとなかろうと同じです。

政治に数は重要ですが、もはや「対立二元論」の時代ではないことから、古臭い二大政党の時代ではなく、さまざまな政党があってもいいのです。

最近の例でいえば、知られたところでは「参政党」「ごぼう(護防)の党」「政治家女子48党」などがみかけられます。


【One Point】 「政治家女子48党」などというと、“支配/被支配”の既成概念のまま「政治家らしくない!」「何のおふざけ?」とお感じの方がいらっしゃるかもしれません。

ですが、現在の「政治家らしい」議員の在り方にどれくらいの国民が満足しているのでしょうか?



【ご参考:一般的な等身大の候補者】

何をもって「政治家らしさ」とするのかのご判断はご自由です。

かつての双魚宮時代と今後の宝瓶宮時代は大きく異なってきます。

いずれにしても、ご自分に代わる「議員」(政治家)を選ぶ「議会制民主主義」の日本です。

「当選」するための口先だけの公約や、給料また権力のためだけの議員ではなく、同じ身の丈で考えて動く“国民の代弁者”のご自覚や意識を持った人が相応しいでしょう。

特定の主義主張を持たれる方は、もちろん同じ主義や思想の候補者を選ぶ自由があります。

逆に、それらに関係なく一般的な等身大の候補者を選ぶ自由もあります。

必ずしも法的な知識をもった専門家である必要はもはやないのは、法や条例は専門家のアドバイスを正しく受ければ何とかなるからです。




≪平成生まれのゆとり世代≫

大津綾香党首は「平成生まれ」で「ゆとり世代」に当たります。

元号が「平成」に改まった1989年に人知れず起きた「宝瓶宮時代のビッグバン」によって宝瓶宮時代は正式に始まりました。

そのため、平成生まれの人々は生まれながらに宝瓶宮時代の「宇宙波動エネルギー」を受けていて、何かしら従来とは異なる感性を持っています。

立花元党首が「政治家女子48党」の党首に最終的に白羽の矢を立てたのが、平成4年(1992年)生まれの大津綾香氏です。

「街頭演説でメロンパンをかじるな!」「党首らしくない!」と非難されたこともあるようですが、かつての政治家の概念ではなく一般的であることが重要で、立花氏は「立場が人をつくる」といったことからも党首就任を依頼したようです。

実際に、「ソーラーチャート」を見れば分かるのですが、大津綾香氏は相応の“TOP運”をお持ちです。


【One Point】 矛盾や葛藤を感じやすい性質や気質も読めます。

それらは政治活動に活かせばよいものです。

蠍宮生まれの多くが持つ、深刻さや本質を見抜く感性を真っ直ぐに持つことからも党首を打診されたのではないでしょうか。




≪全天的なアスペクト・パターン≫

上掲のホロチャートの最大の特徴は、蠍宮の「太陽&冥王星」の合(コンジャクション=0度)が、蟹宮の「火星」を上三分(アッパー・トライン=120度)としていることです。

強い活動パワーを秘めていて、性格的にも運勢的にも“パワフル”です。

一見、そのように見えないのは、「冥王星&太陽&水星」の連続合(ローリング・コンジャクション=0/0度)が、乙女宮の「月」を上方矩(アッパースクエア=90度)として対外的に“受け身的”で“ナイーブさ”を発揮されるためです。

また、精神的に矛盾や葛藤を体験されたり感じやすいようです。

ほかにも「水星」を頂点に「木星」と「土星&ケレス」の小三角(ミニトライン=60/60/120度)や、「海王星」を合=0度とする「天王星」と「土星」の交歓(ミューチュアル・レセプション)を形成していることなど、“現実感覚”も併せて活性化していることも特徴です。

これらは、運勢的に影響力が強いソーシャル・プラネット(冥王星、海王星、天王星、土星、木星)のすべてが、パーソナル・プラネット(太陽、月、水星、金星、火星)をそれぞれに交えて、全天的なアスペクト・パターン(複合アスペクト)を形成していることが最大の特徴になっています。

「出生時間」が不明ながら4つの基本点(ASC=上昇点、IC=北中点、DES=下降点、MC=南中点)も、これらにかかわる可能性が高く、人生経験を積むほどに大化けする可能性を秘めた「ホロチャート」だといえます。


【One Point】 ふつうに見えても常人ならざる運勢パワーを秘めています。

ご本人の自覚次第ですが、立場や政治環境に馴染んできたときに、どのように動かれて、頂点に立つかウラに回るか“両極端”に分かれます。




≪SJJ48の関係性≫

立花元党首は獅子宮生まれ(太陽:以下同じ)で、同党の浜田聡議員は牡牛宮生まれで、ガーシー元議員は天秤宮生まれです。

そこに蠍宮生まれの大塚綾香党首が加わって「牡牛宮+獅子宮+蠍宮」のT矩(Tスクエア=90/90/180度)+天秤宮の位置関係の主要メンバーで構成されることになります。

このT矩=90/90/180度を“凶座相”と解釈すると、表面的な解釈になります。

お互いに見識や良識があって目的を一にした場合、課題を伴ないつつも今後の時代に沿った新しい方法論や方向性を生みだしていくことが可能になります。

また、ホリエモンこと堀江氏も蠍宮生まれですが、詳細は不明ながら立花氏は堀江氏とのYouTubeをはじめとした対談のなかでSJJ48を思いついたようです。

堀江氏も時代に即したSJJ48のアイデアや戦略を評価しておられるようです。


【One Point】 立花氏の言動からは、かなり“蠍宮”もしくは“冥王星”の象意を持っていることが推測できます。

その点では蠍宮とはご理解し合える共通点があり、牡牛宮生まれの浜田聡議員とは役割分担した活動ができることになります。









日本覚醒のディレクション
2023.03.20
[海王星と新時代] ― 幻想と従属から自主性へ ―


ふつうに伝統的な“日本的霊性”でOK!



日本にとって重要な岐路に立つときが訪れました。

といっても、私たちはふつうにやるべきことをやればいいだけでご心配はいりません。

ふつうに日本人として言動をされればOKです。

以前にも少し触れましたが、時代の“宇宙的背景”が変わってきたからです。

そのあたりの事情を日本を取りまく「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)からご紹介させていただきます。



≪時代の“回天”のお話≫

先の「夢から醒めて現実を認識」や「新しい霊性意識の覚醒[1]」の続きともなるお話です。

今後は次のようなことが起きていくようになります。

「これまで真実だと思っていたことがどうやら“夢”だったみたいだ」

何のことか分かりにくいかもしれません。

極論いたしますと、“夢見る”ことが当然だった時代の流れの中にいたけれども、時代が変わってきたということです。

もっとも、現在は、人知れず起きた1989年の“波動変化”「宝瓶宮時代のビックバン」によって目覚めておられる方が増えています。

それ以前は、歴史波動の真っ只中にいるため気づくことは難しいのですが、双魚宮時代末期の海王星の古い象意“まだ見ぬ理想”の影響を、陰に陽にまた大なり小なり気づかずに誰もが受けていました。

なぜなら、1846年に海王星が発見されて以来、19世紀後半の「マルキシズム」(共産主義)運動や心霊ブームこと「近代スピリチュアリズム」の影響のもとに社会風潮や“常識”が培われてきたからです。


【One Point】 海王星のディレクションの特徴は、自分が“夢想”の中にいるとは気づきにくいことです。

紛(まご)うことなき“事実”や“真実”だと、主観的に思い込んでしまう象意を持つためです。





【ご参考:海王星による“混迷”の20世紀】

海王星の発見は、ディレクション的にみますと、日本をはじめ世界に「新興宗教」を林立させました。

また、宗教を否定する「マルキシズム」も同様で、プロレタリアートによる「共産主義理想社会」の到来を信じ、ブルジョアジーまた国家権力との対立闘争こそが“歴史の真実”であり“正義”だと信じ込んでいる点で、新興宗教と似たりよったりです。

両者がベースとなった世界的な「対立二元論」によって、20世紀は“混迷”を深め、“戦争の世紀”と呼ばれました。

第1次世界大戦や第2次世界大戦、続く東西冷戦と呼ばれる事実上の第3次世界大戦がそれです。

しかし、人知れず起きた1989年の「宝瓶宮時代のビッグバン」によって、「対立二元論」の双魚宮時代はいったん終わりを迎えます。

米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」が同年12月に出されたのも、それゆえです。

ところが、発見後、ホロスコープを1周した海王星が、2009年に魚宮の影響圏またその後、魚宮に入宮していくことによって「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが始まりました。

一例ですが、2009年頃以降、ロシアや中国が世界覇権の野望をむき出しにしはじめ、世界を再び混乱に陥れていったのです。




≪日本人らしい精神意識≫

もう少し正しく申し上げます。

実際は“夢想”半分、“現実”半分なのですが、すべてが現実だと思い込んでしまいやすいのです。

歴史の流れには、実は深い“宇宙意志”の計らいがあるために、良し悪しの問題ではなく、必然的にそのような人類歴史を経ざるをえませんでした。

気づくと気づかないとにかかわらず、とくに日本人は“夢想”しやすくなります。

なぜなら、日本人の“民族性”は、海王星を共鳴星とする「魚宮」で象徴されているからです。

そのため、魚宮と共鳴する「双魚宮時代」の歴史パラダイム「対立二元論」によって、二律背反的な思いや考えを持つことになります。

一方では、伝統的な日本的霊性に通じる「スピリチュアリズム」の感性を根底に持ち、もう一方では、近年の共産主義による「唯物論的合理主義」といった非合理的な影響をわれ知らずとも強く受けていても気づくことはできませんでした。


【One Point】 海王星が魚宮25度を通過していった今年2023年3月前後から、時代の“宇宙波動”は変わりました。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの一段落です。

ネットで話題の“Colabo問題”や“小西文書”などの出来事は“夢想”から“現実”にめざめていくための一例です。




≪新しい霊性意識の覚醒≫

海王星のディレクション(運勢変化、時代変化)の影響は、ゆるやかに現われます。

魚宮25度を通過したから急激に変わるというのではなく、すでに昨年末から徐々に変化の兆しが現われはじめ、今年3月13日以降は、もはや後戻りすることなく進んでいくことになります。

2009年以降、約13年間続いた「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくためで、これは古代ギリシャ文明の紀元前2世紀以降、約2,160年間(計算値)続いた「双魚宮時代」の終焉となる歴史的エポック・メイキングです。

今後、約16年間近く続く「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのはじまりともなっています。

ちなみに“新しい霊性意識”というのは、10年以上前に伝授講座こと「数理法則とクオリアル・ワールド」において「今後30年間のメイン・ディレクション」の中で使った言葉です。

当時は、既存の単語を用いて表現しないと伝わりにくかったため“新しい霊性意識”という言葉を用いました。

海王星の古い象意“心霊”や一部の“お花畑スピリチュアリズム”とは異なる概念です。

「霊識」や「クオリチュアル」への“次元拡張”(次元上昇)を意味します。


【One Point】 海王星による「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションには、次のような意味があります。

冥王星による「深層の精神意識の変革」のデレクションと並行して、日本また日本人の覚醒をもたらしていく複合ディレクションになります。



【ご参考:重要ポイント】

現代は、約2,160年(計算値)ぶりの歴史的なアストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)の転換期です。

そのため、今後の流れや方向性を何となくでも意識的にインプットしておくことは重要です。

「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)がそうで、時代の流れとともにある「天運」と共鳴しやすく、知らないうちにご判断やヒラメキやが誤りにくくなります。

もし、従来どおりの「対立二元論」の慣習や社会通念のまま、神秘主義やマルキシズムといった観念論による言動を続けられると、歴史の流れに逆行するように渦巻いていくことになります。




≪日本人の命運の分岐点≫

冥王星は、今月2023年3月23日に一時的ながら水瓶宮に入宮します。

すでに昨年2022年(正確には2021年末)から始まっているのですが、いよいよ「深層の精神意識の変革」のデレクションが本格化していくことになります。

同時に、日本においては“繁栄か滅亡”かといった“両極端”の命運を投げかけていく冥王星のディレクションになっていきます。

なぜなら、日本の“国体”を象徴する水瓶宮に“両極端”の出来事を象わす冥王星が入宮していき、今後約20年間をかけてトランシットしていくからです。

さらに申し上げますと、現在、水瓶宮と宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」は、水瓶宮の下方矩(ロウアー・スクエア=90度)の牡牛宮をトランシットしており、日本に新たなスタートをうながす重大な時期となるディレクションを投げかけています。


【One Point】 かといって、難しく深刻に考える必要はありません。

日本人らしくふつうであることに、勇気をもてばいいのです。

なお、天王星は今年2023年1月に順行に戻り、今月3月に牡牛宮15度を超えて、次のステップへと移っていきます。



【ご参考:日本の「天運」と現在】

日本は、この時のために有史以来「天運」に守られてきました。

他国に侵略されることなく、国体が護持されてきたのはそれゆえです。

縄文時代以来、平和的な国民性と大自然に恵まれ、日本的霊性(精神性)がしぜんとはぐくまれてきました。

人間が教団など組織の維持と拡大のために作った教理や教義とは相容れなかったのです。

昨今、神学ゆえの弱者保護また正当ではない歪められた人為的なLGBT政策や、異様な食料政策などはもとより日本には馴染みません。

大自然をありのままに崇敬し、受け入れる「かんながら」の道による日本に人為的な政策は不要です。

「深層の精神意識の変革」や「新しい霊性意識の覚醒」のディレクションが始まっていくために、ふつうに日本的霊性(精神)によって、「友愛精神」(和、絆、民度)や「共鳴関係論」を伴なえばことたりるお話です。






≪建設的な日常生活へ≫

天王星の牡牛宮デレクションについてです。

牡牛宮に天王星が影響圏を含めて2019年から入宮することで、「日常生活の変化」のディレクションが日本などをメインにもたらされました。

「新型コロナ」にかかわる日常生活の変化や、身体の安全に関心が深まり、過度に生活や人生が脅かされてきました。

なぜなら、牡牛宮の象意は、“衣食住”をはじめとした“身体”や“日常生活の安全や安定”、また生活環境の“快適性”を特徴とするからです。

結果、当然のように知らずに“ワクチン接種”を受けることになりますが、美食や安全にこだわる牡牛宮を“現体制”とする以上、さすがに“コオロギ食”は相当に無理が生じます。

トランシットの天王星が今年2023年3月に牡牛宮15度を正式に越えたことで、「日常生活の変化」のディレクションが後半期に進むことから、今後は建設的な方向でのご応対が可能になってまいります。

「新型コロナ」に一段落がもたらされ、国民の一人ひとりが多様な考えや意見をもたれていたとしても、ネットの活用とともに「友愛精神」や「共鳴関係論」によって、宝瓶宮時代の新たな国民社会を築いていくことが可能になります。


【One Point】 かつてのように、政府や専門家やマスコミなど、お上の一部がトップダウン式に“支配的”に物事を進めるのではなく、ネットなどの活用を含めて国民の一人ひとりが主体的に、ボトムアップ式に行なっていく宝瓶宮時代になります。



【ご参考:昨今の「天王星」の動き】

ご参考に、昨今の「天王星」の動きを記載しておきます。

宝瓶宮時代の共鳴星と同時に日本の“国体”を象徴する水瓶宮の共鳴星でもある天王星は、現在、日本の“現体制”を象徴する牡牛宮をトランシットしています。

2018年5月 牡牛宮に一時入宮。
2018年11月 逆行により牡羊宮に戻る。
2019年3月 牡牛宮に正式に入宮。
2022年5月 牡牛宮15度を一時的に通過し、その後、逆行。
2023年3月 再度、牡牛宮15度を通過。
 ※後半期のディレクションに移行。
2025年7月 双子宮に一時入宮。
2026年4月 双子宮に正式に入宮。

今回のディレクションは、15度を通過する前半期は「新型コロナ」による混乱や変化がもたらされました。

一方、15度を過ぎた後半期は、いくぶんの“後遺症”は残るものの、衣食住など日常生活の安全や安定性を築いていくことになります。


※注) すべてのサイン(宮)で「15度」が分岐点になるものではありません。









最新2講座のガイダンス
2023.03.16
[基本三数&マイデレ] ― ホロスコープと宇宙哲理 ―


“占い”ではない本来の「ホロスコープ」について



ものごとの成り行き上ながら“勘違い”するのは仕方がないことです。

海王星が発見されて以降、ホロスコープは“占い”のツールかのように思われてきました。

しかし、それは本来のご理解ではありません。

なぜなら、海王星が発見されて以降、とくに占星術においては“事実誤認”や“勘違い”が散見される混迷状態の中にあるためです。

本来のクオリアルな「ホロスコープ」は、未知なる「宇宙波動エネルギー」の解読ツールになっています。



≪宇宙波動エネルギー≫

この記事は、次の最新2講座についてのガイダンスです。

[1] ホロスコープ基本三数講座

[2] マイ・ディレクション講座

宇宙の根幹法則が「基本三数」なので、本来のホロスコープ解釈には欠かせません。

それだけではなく、「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は「基本三数」に伴なう「宇宙波動エネルギー」にかかわってもたらされます。

「星のディレクション」というのは、人生の“天気予報”のようなもので、宇宙の根幹を成すシンプルな「基本三数」と「宇宙波動エネルギー」に依拠しています。


【One Point】 なかには「基本三数…、そんなものあるの? 」と初めて聞く方もいらっしゃるでしょう。

「光の三原色」のようにというか、光の三原色(色の三原色)もE=mcも「基本三数」に基づいています。



【ご参考:「クオリアル宇宙」の実在】

現代最先端の物理科学は「物理宇宙」のみを探求してきました。

天文学や占星術のホロスコープは、その上に成り立っています。

流行の「心理占星学」といえども、根本は同様です。

しかし、本来のホロスコープは「エネルギー宇宙」を含めた「クオリアル宇宙」をベースとします。

宝瓶宮時代の新しい概念なのですが、波動的な「エネルギー宇宙」と「物理宇宙」との両方を合わせた現実的な“実際宇宙”のことをいいます。

最先端の「量子論」において、最小単位の量子は“粒”であり“波”であるというのと同じです。

広大無辺な宇宙も類似構造を持ちます。

“粒”的な「物理宇宙」と“波”的な「エネルギー宇宙」との、いわゆる「共鳴関係」によって「クオリアル宇宙」は形成されています。




≪宇宙波動エネルギー≫

正しい本来のホロスコープ解釈の時代になりました。

すべての存在は、時空を超越した「エネルギー宇宙」にかかわり、共鳴関係を伴なって自存しています。

大宇宙自体がそうですし、太陽系もそうですし、当然、宇宙の一員である地球上の私たち人類社会や個人も同様です。

「信じられない、アンビリーバボ―!」とお思いの方は「時計」を想起されてみられてください。

12数の文字盤の上を「針」が動いて時々刻々と変化していく「時間」を示します。

ですが、物理的な「時計」そのものが「時間」ではないように、12数によって構成された本来のホロスコープ上の「星」の動きから、見えざる「宇宙波動エネルギー」の変化をリーディングできるのです。


【One Point】 時計の針の位置から、例えば「あと10分で12時」といったことが分かります。

同じように「基本三数」によって解釈された本来のホロスコープから、未来の「星のディレクション」がリーディングできるのです。




≪超簡単シンプルな「基本三数」≫

以上のようなことをご理解いただけますと、当たるも八卦の“ホロスコープ占い”から卒業できます。

難しいことではありません。

超簡単シンプルな「基本三数」からスルッとみえてきます。

当然ですが、「なぜ空の星から地上のことがわかるのか?」といったホロスコープの根本命題も容易にみえてくるのです。

さらには「ホロスコープはなぜそのような象意になっているのか?」といった理由も「基本三数」からマルッとみえてきます。

“信じる/信じない”“当たる/当たらない”ではなく、論理的に宇宙の根幹法則が語りかけてくるためです。


【One Point】 かつては「伝授講座」によって「基本三数」とその成り立ちや展開をご紹介してきました。

今後は「ホロスコープ基本三数講座」によって伝授講座(WEB版)を含めてお届けしてまいります。






≪ホロスコープの構成要素≫

以上のとおり、宇宙の根幹法則「基本三数」と本来の「ホロスコープ」と「星のディレクション」とは表裏一体の関係にあります。

宇宙この世界の根幹法則が「基本三数」なので、宇宙的な「ホロスコープ」と地上の「人類歴史」や「個々人」は一体不可分で、「エネルギー宇宙」によって共鳴関係にあるためです。

例えば、宇宙森羅のすべての「色」(可視光)は、最小単位に分割すると「光の三原色」(R/G/B:透明)になります。

同様に、宇宙この世界の“プロセス”や“事象”のすべては“関係性”を含めて、「基本三数」(1数/2数/3数:4数)に基づいて展開されています。


【One Point】 結局、「基本三数」が基本三数展開された「数理法則」の12数理によって、ホロスコープを解釈することで、宇宙森羅のすべての象意が見えてきます。

“占う”ことなく現実的なリーディングが可能になるわけです。



【ご参考:「基本三数」は大発見】

ふり返ると「基本三数」の発見は驚くべきものでした。

最初は便利だけど、当たり前のことなので、たいしたことではないと思っていました。

ところが、ホロスコープ・リーディングをはじめ、実際的に応用展開が可能になっていくにしたがって、とんでもなくスゴイことだと実感するようになったのです。

まだ、完璧に応用展開を極めているわけではありませんが、その基礎的な概要をまとめたのが、宝瓶宮時代の新しい宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」、通称「伝授講座」です。

宇宙この世界の根幹法則が「基本三数」なので、ホロスコープに留まらず、社会また日常の実生活すべてに応用展開できることが分かります。

皆さまの個性やご専門にかかわる分野で、ご活用されてみられてください。




≪2種類の最新講座≫

これまで各種講座を展開してまいりましたが、上述の事情から根本の「基本三数」自体の講座の必要性を痛感しました。

まずは、「ホロスコープ基本三数講座」をはじめさせていただきます。

一方、ご自身のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)をテキストとして「星のディレクション」(運勢変化)を学べる「マイ・ディレクション講座」も、開始いたします。

影響力の大きい約30年間の「ソーシャル・プラネット」(冥王星、海王星、天王星、土星、木星)の過去と未来の動きから、ご自身の運勢変化をみていくものです。

具体的には、ご自身の過去の「星のディレクション」体験をご参考に振り返りつつ、今後、ご自身に働く「星のディレクション」を「基本三数」によるホロスコープ解釈から学んでいくことになります。


【One Point】 今年4月から第3期をはじめる「ホロスコープ・マスター奥義講座」は、「基本三数」をホロスコープの“マスター・キー”として、トータルに「ホロスコープ・リーディング」を学ぶ講座になっています。


※「ホロスコープ基本三数講座」は“基礎理論”にかかわり、「マイ・ディレクション講座」は“実践講座”の一つになっています。

「ホロスコープ・マスター奥義講座」はホロスコープ・リーディングを網羅する“総合講座”です。

いずれも「講座お申込みフォーム」からお申し込みいただけます。









小西議員のソーラーチャート
2023.03.08
[権勢欲と冥王星] ― 毎度お騒がせの理由は? ―


冥王星のディレクションを受けはじめた変革期



まるで「売り言葉に買い言葉」です。

一部に推測交じりの捏造が仕組まれた総務省の内部文書を片手に、3月3日参議院予算委員会で高市大臣に迫った毎度お騒がせ小西洋之議員。

自信満々の総務省文書を高市氏に頭から否定されて、思わず「本物だったら大臣も議員も辞任するか?」と問い掛け、身に覚えのない高市氏も「結構です」と受けて立った格好です。

それはそれとして、なぜ小西議員はたびたび問題発言を行なうのか「ソーラーチャート」からみてみました。






≪高市大臣とのやりとり≫

真偽はともかく、ポイントは次のようなやりとり、です。

「それは捏造文書だと私は考えております」

「仮にこれが捏造の文書でなければ、大臣そして議員を辞職するということでよろしいですね?」

「結構ですよ」

といった高市大臣と小西議員のやりとりがありました。

事実は下の【ご参考】に書いたようなことだと思いますが、なぜ小西議員ってイージーミスを連発するのか「ソーラーチャート」を作成してみました。


【One Point】 高市氏は、終始落ち着いた口調で答弁し、自信をもって「結構ですよ」と答えていました。

一方、小西議員は自信満々の内部文書を「捏造」だと否定されて赤っ恥をかくわけにもいかないので、思わず「辞職でいいですね?」と言ったようです。



【ご参考:総務省の“内部文書”】

小西議員は、持ち前の“権勢欲”や“目立ちたがり屋”ゆえのスタンドプレーの性向を、誰かに利用されたのかもしれません。

一方で、楽観的で受け身的な人の好さや情にほだされる側面をイージーにお持ちでもあるためです。

いずれにしても、相応の「ホロスコープ」(出生天球図)をお持ちなのですが未熟です。

件の総務省の内部文書は全78ページほどで、大半が“本物”のようです。

ですが、最初の高市大臣に関する2~4ページは、推測を交えた“メモ”程度のもので、ありていに言えば“捏造”です。

高市氏は、ご自分について書かれた最初の4ページしか読んでいないと答弁していて、身に覚えがないために捏造文書だと述べています。

一方、小西議員は、残りの74ページほどは“本物”なので、高市氏について書かれた最初の部分までも、本物だと自信をもっているようです。

でも、そういった「取扱厳重注意」の総務省の文書が、省内の“エース課長”から議員に渡って、予算委員会で使われるって、もともとたいした文書ではないから渡したのか、明確な違反なのか、どっち?

【追記:23.03.12】
3月10日、総務省による国会答弁が行われ、「行政文書」ではあるものの内容については「認識が異なる」「事実か確認できない」「作成者が不明」などの部分が相当数あるとのことでした。
要は、真偽不明の部分があるために取扱厳重注意のようですが、小西議員は「これは超一級の文書です」と述べていたのですが…。





≪小西議員のソーラーチャート≫

それはともかく、で、小西議員のソーラーチャートは次のとおりです。



出生時間が不明なので、日の出の時刻7時7分で作成しました。

その場合だと、出生時の「月」は蟹宮5度になりますが、正確を期すために「月」のみ当日に移動する度数を記しています。


【One Point】 上掲の「ソーラーチャート」は、出生時間が不明なために、ハウスシステムを用いた一般的なホロスコープではありません。

一般的なホロスコープで最左端となるASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置に、出生時の「太陽」を置いたハウスホイール(イコールハウス)のソーラー・チャートで作成しています。




≪“権勢欲”と“自己顕示欲”≫

今般の出来事に関連して、上掲の小西議員の「ソーラーチャート」の特徴は次のとおりです。

1、
水瓶宮7度の「太陽」が、天秤宮1度の「冥王星」を上三分(アッパー・トライン=120度)とし、獅子宮5度の「ドラゴンテール」を衝(オポジション=180度)としていること。

また「太陽」は牡牛宮29度の土星を交えて、太陽&ドラゴンヘッド/土星/冥王星のパワフルな大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。

2、
さらに「太陽」は、牡羊宮20度の「火星」と五分(クインタイル=72度)を形成しています。

3、
次に、小西議員が受けはじめている「冥王星のディレクション」(運勢変化)が重要で、山羊宮29度に進んだ冥王星は、彼の出生時の「太陽」に合(コンジャクション=0度)をとりはじめており、なおかつ出生時の「冥王星」に三分(トライン=120度)の昨今です。

太陽の許容度数(オーブ)10度の場合はそうで、彼にとって“権勢欲”や“自己顕示欲”などが爆上げ中の人生期になっています。


【One Point】 もともと“権勢欲”が強く、周囲から注目されて中心にいたいタイプでもあり、奇をてらった“スタンドプレー”に走る傾向を持ちます。

それが昨今は「冥王星のディレクション」を受けて強まっています。

そのため重要なのは、逆に心の内面の「深層の精神意識」の分野に移ってきている昨今の彼の運勢期です。



≪そのほかの特徴の一例≫

ほかのポイントとなる特徴もご参考に書いておきましょう。

4、
「冥王星」を軸に、「金星」を上三分(アッパー・トライン=120度)とする「月」と、「木星」との衝=180度によるT矩(Tスクエア=90/90/180度)があります。

失礼な言い方ですが、これはニヤけた表情の一因になっています。

5、
また、山羊宮23度の「水星」を軸に、上述の「火星」と、天秤宮18度の「天王星」のT矩=90/90/180度もお持ちです。

奇をてらいマウントをとりたがるスタンドプレーの言動が未熟なときほど出やすくなります。


【One Point】 ほかにも、出生時の「太陽」と「海王星」を底辺とし「月」を頂点とするYOD(ヨッド=150/150/60度)の可能性があります。

また「太陽」が「土星」と「海王星」を交えた神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120度)を形成していることも、彼の星の配置においてはポイントです。





≪冥王星のディレクション≫

さて、最後は「星のディレクション」(運勢変化)です。

トランシットの冥王星は、昨年2022年から歴史的な「深層の精神意識の変革」のデレクションを社会に投げかけはじめました。

小西議員に対しては、出生時の「太陽」や「冥王星」にアスペクトをとって、強く働きはじめている昨今で、持ち前の“権勢欲”や“自己顕示欲”をプッシュしているのですが、残念ながら今は、逆に“深層の精神意識”などの内面性を高めていくことが優先になっています。

そのため彼は議員辞職をするしないにかかわらず、今般の出来事を“心の糧”として「深層の精神意識の変革」のデレクションに沿っていかざるをえない人生期に突入しているのが本当のところです。

今は内面性を見つめていくとよい人生期です。

“権勢欲”などをお持ちになるのは悪いことではないのですが、まずは内面性を整えておかないと、運勢的に齟齬が生じ、仮にトップに立っても足元をすくわれるなど長続きしません。

以上、ほんの一例です。

ご参考になればと存じます。


【One Point】 一方、トランシットの土星は、昨日3月7日に魚宮に入宮しました。

そのこともあって、昨日が誕生日で魚宮生まれ(太陽)の高市早苗氏は、冷静に誤魔化すことなく現実をみて、クールにご対応できる人生期にあります。









「奥義講座」第3期の概要
2023.03.01
[2023年4月開講] ― ご理解度に応じたスカイプ受講 ―


約2,000年ぶりの最先端ホロスコープの解釈理論



「奥義講座」第3期のスカイプ受講を今年2023年4月からはじめます。

ご受講をご希望のかたは「受講要項」をご高覧のうえ、このチャンスにお申し込みください。

電気代等高騰のおり、ささやかながら第3期特価でご奉仕させていただきます。

第1期、第2期と講座開始前に紙媒体でお送りしています全224ページ(A4判)の「講座テキスト」のリライトも完了いたしました。

同一テキストながら、スカイプ受講はマンツーマンによってご理解度に応じてゆるりと行なってまいります。



≪レベル別のレスポンス≫

「奥義講座」をご受講される方々のご理解度は実にさまざまです。

ご参考に3タイプのレスポンス例をご紹介いたします。

特徴的には次のとおりです。

1、初学者の方
「ふ~ん、ホロスコープ・リーディングってそういうものなのね」
…あれ? 反応が薄いなぁ。

2、一般的マニアの方
「納得できる部分は多いね。でも私の個別の象意解釈はこうよ!」
…はい、想定どおりのご反応ですね。ご自由に解釈されてOKです。

3、習熟者の方またホロスコープ研究家
「これなのよ! 私が探し求めていたものは! 基本三数か、なるほどね」
…ありがとうございます。

やや極端ですが、これまでの実施を踏まえると、深くホロスコープを探求されてこられた方ほど、スゴさにお気づきになられるようです。



【One Point】 根拠の乏しい“ホロスコープ占い”に限界を感じた方は、最先端の宇宙理論「基本三数」の解釈に驚嘆し感動されることになります。

「基本三数」を“マスター・キー”とした解釈がストンと腑に落ちるからでしょう。




≪最大のメリットは?≫

なかには「理論なんて、どうでもいい!」という方もいらっしゃるでしょう。

「これまで時間と経費をかけて占星術を学んできたけれど、それと何が違うの?」ということでしょう。

特徴やメリットは何なのかですね。

おススメの特長やメリットは次のようになります。

「ホロスコープの構成要素は、なぜそのような象意になっているのか」、その理由が宇宙法則に基づいてご理解できることです。

「アラ不思議!」宇宙の根幹法則「基本三数」によって象意の根本がまるっと見えてきます。


【One Point】 ご自分の頭で理解できるようになりますので挫折ということがなくなります。

世界に2つと同じものがないホロスコープに対して、根本の象意からご自身の頭でイメージすればいいからです。

学ぶ手間ひまが必要なくなりますので、時短修得も可能になります。



【ご参考:現代占星術の“虚構”】

19世紀後半に始まった現代占星術(秘境占星術)は、「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”を伴ないます。

その意味は、理屈が分からないゆえに、逆に神秘的な占い解釈に「スゴイ!」と興味を逆に持つことが起こります。

探求し続ければ、いずれは当たるようになると“まだ見ぬ理想”を抱くのです。

ですが、現代占星術は「解釈論」自体がメビウスの輪状態ゆえに実現不可能なことをやがて悟り、学ぶほどに壁にぶつかったり抜け出れないことを悟ります。

ご自由にチョイスされていいのですが「奥義講座」は異なります。

双魚宮時代から宝瓶宮時代に変わった以上、最先端の「アストロロジー」に、未来を見出すことができます。




≪最先端のホロスコープ解釈理論≫

個人的な体験談を少し書いておきます。

学生の頃、西洋占星術に興味を持って極めようと思い真剣に学びました。

分からないところは研究し、探究しつづけてきた結論は、古代ギリシャのアストロロジーはともかく、現代占星術は解釈の方法論に限界があるということです。

なぜなら、なぜ当たることがあるのか、逆になぜ当たらないのか、どのような根拠によって成り立っているのか、誰も答えられず、象意は「統計だ」という迷答もありました。

“当たる/当たらない”の不確実な占いから一生抜けられないことが分かったからです。

最終的には、西洋占星術をはぐくんできた双魚宮時代が終わることが決定的でした。

これ以上の発展は望めないと理解できたのですが、一筋の光明は、アストロロジカル・エイジが宝瓶宮時代に変わるということ、そして「基本三数」また「数理法則」を発見できたことです。

「数理法則」の1数~12数(宇宙森羅の最小象徴数)とホロスコープとが、共鳴関係にあるという驚愕の事実です。


【One Point】 以降、ホロスコープの謎がどんどん解けていきました。

いろんなホロスコープに適応して検証してきました。そして、最先端の「ホロスコープ理論」として間違いないことが確認できたのです。




≪かつての最先端の学問≫

一度は傾倒した西洋占星術(現代占星術)ですが残念です。

もはや宝瓶宮時代なので、次元拡張した本来の「アストロロジー」に移行せざるをえません。

双魚宮時代の“ホロスコープ占い”は、時代的な役割を終えて本来の「ホロスコープ」とは何か、宇宙的な叡智を伴なった新しい解釈に変わっていきます。

世の中から“ホロスコープ占い”が完全になくなるとは申しませんが、主流ではなくなりつつあります。

今後は事実や現実にそった宇宙の根幹法則「基本三数」を伴なうクオリアルな解釈のホロスコープになっていく宝瓶宮時代です。

趣味やビジネス、また人生や社会に役立てたいのであればベストチョイスの「ホロスコープ・マスター奥義講座」です。


【One Point】 宇宙太陽系の星の配置を写しとったホロスコープです。

その解釈は、人間が勝手に星をつなげて想像した星座ではなく、また創作された古代の神話でもなく、地上も宇宙の一員ですので、宇宙の根幹法則が見事に適用できます。




【ご参考:「基本三数」と光の「三原色」】

「基本三数」が、ホロスコープ解釈の“マスター・キー”になります。

その根拠は?

宇宙この世界の根本となる「光」をみても、根幹は三原色だからです。

なぜなら、宇宙この世界の根幹法則が「基本三数」なので、すべては三数によって構成され、宇宙波動エネルギーを伴なうようになっています。

そのため「基本三数」を光の三原色「R/G/B」のように「1数」「2数」「3数」といった基本象意を宇宙から正確に見出せば、12色の色相環のように、12サイン(宮)や12ハウス(室)といった「ホロスコープ12数」の本意がみえてきます。

それが「数理法則」の宇宙森羅の最小象徴数12数です。




≪ご受講要項≫

講座お申込みフォーム」からお申込みが可能です。

「スカイプ受講」と「ペーパー受講」から選べます。


■第3期の受講要項

【スカイプ受講】

音声のみのスカイプで行ないます。
「講座テキスト」と「基礎資料+WEB資料」また「マイチャート」を用います。
※マンツーマンなので、気兼ねせずにごゆるりと受講できます。

【期間】 2023年4月中から約7か月間。
※ご都合のよい日時をメールにてすり合わせのうえ、開催日時を決定いたします。

【受講サイクル 】 隔週。
※土曜日~火曜日の10時半~2時のうち1時間ほど。
※先着順での決定になります。

【資料】 紙媒体の「講座テキスト」+「マイチャート2種」+基礎資料&WEB資料。
※初回「スカイプ・テスト」の後に、簡単な「マイチャート講座」を行ないます。

【料金】 一式28万円(税込)…第3期特価。
※電気代高騰の折、第3期割引価格です。
※「伝授講座」もしくは「実技講座」をご受講された方は、一部重複のため4万円の割引きになります。


【ペーパー受講

紙媒体の「講座テキスト」(A4判 228頁)がメインです。
※ご自分の好きな時間に読まれて学び、いつでもメール等でご質問をいただけます。
※スカイプ受講と兼用の「WEB資料」のURLもお伝えいたします。

【資料】 紙媒体の「講座テキスト」+「基礎資料」+「マイチャート2種」とネット上の「WEB資料」。
※「マイチャート」は、ソーラーチャートと通常のASCホロスコープです。

【料金】 一式21万円(税込)…第3期特価。
※電気代高騰の折、第3期割引価格です。
※「伝授講座」もしくは「実技講座」をご受講された方は、一部重複のため4万円の割引きになります。


【特商法表記】
※「鑑定メニューのご案内」ページ(本サイト)の最下段に記載いたしております。


【One Point】 クレジットでのお支払いをご希望の方は、お申込みの際にメッセージ欄でお知らせください。

ご確認のメールでご案内を差し上げます。


【ご参考:「「奥義講座」目次のご紹介









瀬織津姫の実像
2023.02.23
[隠匿] ― 最初の国づくりを支えた姫神 ―


なぜ瀬織津姫は『日本書紀』から隠されたのか



正体不明ゆえにスピリチュアル界隈でもアレコレと取り沙汰されています。

直観や霊視などの主観は、ご自由なのでかまいません。

ですが、古代に実在したナゾの神「瀬織津姫」(せおりつひめ)とは?

『古事記』や『日本書紀』には登場しませんが、神道の「大祓詞」に登場し、また日本最古の歴史書で偽書の「ホツマツタヱ」に記され、『倭姫命世記』に補記されています。

天皇誕生日記念「伊勢神宮と倭大国魂神社」の補足記事です。



≪天照大神と瀬織津姫≫

記事をアップした翌日、なぜか「瀬織津姫」に関するコンテンツにアクセスしました。

なんで? と思いつつみていくと、伊勢に祀られる天照大神との関連に気づきました。

「これゆえか!」と思いました。

伊勢に祀られている歴史上に実在した天照大神について「伊勢神宮と倭大国魂神社」で取り上げたからでしょう。

『日本書紀』に記される“神話上”の「天照大神」のお話ではありません。

そういえば、かつて伊勢神宮を訪れたとき次のようなことがありました。


【One Point】 当サイトで以前、ナゾの神「瀬織津姫」の正体に触れたことがあります。

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の祓ぎはらいによって最初に生まれた「八十枉津日神」(やそ まがつひ の かみ)として『日本書紀』に出てきます。

「禍いの神」ゆえ、忌避されるよう仕向けられていたのです。



≪荒祭宮と多賀宮≫



伊勢神宮は、ご存じのように天照大神を祀る内宮と豊受大神を祀る下宮とがあります。

下宮の別宮(わけのみや)「多賀宮」(たかのみや)をご参拝したときです。

個人的には何も感じませんでしたが「剣」と「巻物」を授けられたと言われたのです。

もちろん実際の剣や巻物ではありません。

ですが、これは“真実を見出して明らかにする”といったような意味が認められます。

それはともかく、下宮の「多賀宮」にも内宮の「荒祭宮」にも鳥居がありません。

さらに多賀宮は、外宮のご祭神豊受大神を祀る本殿よりも小高い丘の上に位置している特別な別宮になっていました。

なぜかといえば、内宮の荒祭宮に祀っていた八十枉津日神を天照大神の荒魂とし、下宮を造営した際に本来のご祭神を多賀宮に遷したからのようです。


【One Point】 鳥居がないということは、重要な意味を持ちます。

内宮全体または下宮全体の鳥居が対応し、内宮や下宮のご祭神と同等ということになります。

それゆえ、荒祭宮も多賀宮も第一別宮に位置づけられており、天照大神や豊受大神と同格のお立場を意味することになります。




≪『日本書紀』の作為≫

伊勢神宮が今日のように立派にご造営される前、歴史上の天照大神と瀬織津姫は小さな祠に祀られていました。

それが第40代天武天皇のご発意を受け、后の第41代持統天皇によって立派に造営されたとき「御正宮」に天照大神をお祀りし、背後の第一別宮「荒祭宮」に瀬織津姫を分祀されたようです。

ただし、直後に編纂された『日本書紀』にとっては不都合でした。

なぜなら、持統天皇を「天照大神」になぞらえ、孫の第42代文武天皇を天照大神の孫=天孫降臨の瓊瓊杵尊になぞらえることで、女帝から孫への皇位継承の正当性の根拠とする意図があったからです。

つまるところ「万世一系」の定着です。

そのため、天照大神を“女性神”と解釈できるようにしたほうが説得力が増しスムーズです。

そういった事由がありまして、後年、下宮の造営に際して『日本書紀』の影響もあって荒祭宮の瀬織津姫をご遷座することによって、隠匿が図られました。

結果、荒祭宮のご祭神は現在、天照大御神の荒御魂(あらみたま)とされています。


【One Point】 最初に国づくりを行なった天孫の天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてる くにてる ひこ あめのほあかり くしたま にぎはやひ の みこと)こと伊勢の天照大神と瀬織津姫は、御正宮とそのすぐ背後の荒祭宮にそれぞれ祀られていたことから、ご夫婦だったといえます。



【ご参考:宮崎県「速川神社」のご由緒】

宮崎県の西都市に速川神社があります。

ご祭神は、祓戸大神こと瀬織津姫です。

伝承によれば、天照大神の命を受け瀬織津姫が瓊瓊杵尊に伴なって、南下し当地を訪れた際に、速川の瀬で急流に足を取られて亡くなります。

その際に、瓊瓊杵尊が小さな祠を建立して御霊を鎮めたのがはじまりとされます。

速川神社自体の創建は、つまびらかではありません。



≪「アワの歌」が記される≫

神話上の「天照大神」ではなく、実在の天照大神こと饒速日命と瀬織津姫がご夫婦と推理できたところ、なんとその記録が残されていることが分かりました。

日本最古の歴史書とされる一方で、偽書とされる「ホツマツタヱ」です。

そこにはアマテル神と呼ばれる天照大神は男神で、12人の妻を持ち、瀬織津姫は正妻だと書かれているというのです。

ホツマツタヱが記される原文の古代文字を、現代の約50音にそのまま当てはめて読めるとはとうてい思えません。

もし、そのまま一音一音読めるなら、逆に相応の時代になってつくられた偽書ということが確実になります。

さらには、七五調の「アワの歌」と呼ばれる現代に通じる48音で構成された歌が掲載されているそうです。

これに及んでは、勝者の歴史書『日本書紀』に反発して、国譲りをさせられた側すなわち最初に国づくりをした神々を出自とする海人側またあわ四国側の人物による後世の歴史書です


【One Point】 『日本書紀』もそうですが、歴史は勝者の視点から記されます。

敗者の海人側また四国側が自分たちの歴史を世に知らしめようと残したものが「ホツマツタヱ」でしょう。

一面の事実はあっても、全体的な視点に欠けるために全部が正しいとするのは間違いです。




≪倭姫命世紀と瀬織津姫≫

『日本書紀』や「ホツマツタヱ」の記述はともかく、実際に伊勢の地に祀られていたのは、丹後や尾張に拠点を置いた海人族の祖であり、最初に国づくりを行なった天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(饒速日命)です。

実在の天照大神になります。

「神武天皇紀」からも分かるように、国譲りをした饒速日命は同じ天孫系です。

その饒速日命の妻が瀬織津姫で、通称天照大神と一緒に伊勢に祀らたものの、後年、秘匿されて“ナゾの神”と言われるようになったものです。

鎌倉時代の中期に編纂された『倭姫世紀』(やまとひめ の せいき)には、次のような記述があります。

◇荒祭宮一座〔皇太神宮荒魂、伊弉那伎大神の生める神、名は八十枉津日神なり〕
一名、瀬織津比咩神、是也、御形は鏡に座す。【別宮・荒祭宮】

つまり「荒祭宮」のご祭神は、八十枉津日神で、またの名を瀬織津姫といい、そのご神体は鏡だと記されています。


【One Point】 直観や霊視などでなく、また偽書とされる「ホツマツタヱ」に記されているからでもなく、歴史的な事実と記録とをプロファイリングして検証した結果です。

上述のように、最初に国づくりを行なった海人族の祖「饒速日命」(天照大神)の正妻が瀬織津姫ということになります。









伊勢神宮と倭大国魂神社
2023.02.21
[天皇誕生日記念] ― 驚愕の大どんでん返しが起きた ―


天照大神も倭大国魂神も皇祖ではなかったが…



双魚宮時代の末期は「海王星」の象意“誤認”や“欺瞞”などに基づいて、驚くほど多くの誤解や勘違いが発生しています。

“〇〇で当然”と思われているケースが多いのですが、ここでは「伊勢神宮」と「倭大国魂神社」を取り上げてみます。

明治天皇のご裁可によって、皇祖神は「天照大神」(あまてらす おおみかみ)と定められました。

ですが『日本書紀』が720年に奏上されて以降、庶民は異なりますが、天照大神は幕末まで歴代天皇からはむしろ疎んじられ忌避されていました。

歴史的な事実はそういうことで、皇祖神ではないものの、日本の「祖神」といえるご存在です。



≪皇祖でなかった天照大神≫

皇祖神は、天照大神ではありませんでした。

『日本書紀』神代(下巻)の冒頭に「皇祖の高皇産霊尊(たかみ むすひ の みこと)は…」とハッキリと書かれています。

『日本書紀』によると、高皇産霊尊の娘と、天照大神の子の天忍穂耳尊(あめ の おしほみみ の みこと)が結婚し、天孫降臨された「瓊瓊杵尊」(ににぎのみこと)が誕生します。

後年、皇祖の親戚となりましたが、もともとは別の系統です。

また、天照大神は「女性神」のように思われていて卑弥呼と同一視されることがありますが、「LGBT」でもなくれっきとした男性神です。


【One Point】 『日本書紀』が、なぜ「女性神」とも解釈できるように記述したのかというと、編纂当時の第41代持統天皇(高天原広野姫天皇)から、孫の文武天皇(天之真宗豊祖父天皇)への皇位継承によって万世一系を確立させるためです。



【ご参考:『日本書紀』がつくった中性神「天照大神」】

『日本書紀』は、なぜ「天照大神」を女性神と読めるようにしたのでしょうか。

ポイントは次のとおりです。

「天照大神」→孫の「瓊瓊杵尊」の天孫降臨による天皇家の正当性。

「持統天皇」→孫の「文武天皇」への皇位継承による万世一系の正当性。

女性の持統天皇を「天照大神」になぞらえ、孫の文武天皇への皇位継承をスムーズに行なうことで、念願の万世一系の定着を図るためです。

両天皇の和風諡号(しごう)をみれば明らかです。

もう一つは、卑弥呼(大日「霝の下に女」貴)をはじめ、素戔嗚尊との誓約(うけい)や各地の豪族の祖神を神話上の「天照大神」に習合させて、日本を一つにまとめるためです。



≪伊勢を遥拝した天武天皇≫



天照大神が皇祖神ではなかったもう一つの理由をご説明いたします。

大和の支配をかけた古代最大の戦い「壬申の乱」(じんしんのらん:672年)に際し、のちの天武天皇(天渟中原瀛真人天皇)こと大海人皇子(おおあま の おうじ)は、隠棲先の吉野から東国へ向かう途中、伊勢を遥拝します。

当時の伊勢は小さな祠がある程度にすぎません。

「壬申の乱」に勝利した天武天皇の発意によって、后の持統天皇が今日のように立派な伊勢神宮に造りかえ、式年遷宮まで行なうようにしたものです。

ところが、歴代天皇は立派になった伊勢神宮を以後、誰一人としてご親拝していないのです。

天照大神が皇祖神であれば、ありえないお話です。

明治になって初めて明治天皇が伊勢神宮をご親拝されました。


【One Point】 歴代天皇が盛んに熊野詣をした記録はあっても、伊勢を訪れなかった主な理由は、次の2つです。

1つは天照大神が皇祖神ではなかったこと。

もう1つは、神仏習合によって天皇は「院号」を名のるなど、神道よりも仏教に帰依していたからです。




≪実在の天照大神とは≫

では、歴史的な実在の天照大神とはどなたなのでしょうか。

最初に国づくりを行ない、『日本書紀』の記述では初代「神武天皇」に国譲りをし、実際的には実質上の初代である第10代「崇神天皇」(御間城入彦五十瓊殖天皇)に国譲りをされた天孫系の祖です。

『日本書紀』神代(上巻)をみてみましょう。

伊弉諾尊(いざなぎ の みこと)が、黄泉の国に葬られた伊弉冉尊(いざなみ の みこと)のもとから帰ってきて、祓(みそ)ぎはらいをされて左目を洗ったときに生まれたのが「天照大神」とされています。

それに先駆けて、伊弉諾尊と伊弉冉尊が最初に国生みをしたときに、天下の君たるものとして生んだ“日の神”が「大日靈貴」(おおひるめ の むち:「靈」の巫の部分は女)です。

のちに高天原に送り上げられたり、「一書に天照大神という」とも記されていることなどから「天照大神」と混同されていますが、その正体は、通称「魏志倭人伝」に記される卑弥呼(ひみこ)です。

神話上の「天照大神」は中性神ですが、歴史上の天照大神は男性で、卑弥呼は女性なのでまったくの別人です。


【One Point】 伊勢に祀られていた天照大神は、最初に国づくりを行なって大和を治めていた天照国照彦天火明櫛玉饒速日尊(あまてる くにてる ひこ あまのほのあかり くしたま にぎはやひ の みこと)と申し上げます。




≪大洋航海祈願の原伊勢≫

天武天皇こと大海人皇子は、伊勢に海人族の祖が祀られていることを知っていました。

尾張に拠点を構えていた海人族とのつながりが深いためで、伊勢湾の入り口に祖神を祀って大洋航海に際し、当時は小さな祠だった“原伊勢”に安全を祈願していたのでしょう。

最初に国づくりをし、かつて大和を治めていたので、大和の支配権をかけた「壬申の乱」に際して、大海人皇子は伊勢を遥拝しました。

結局、『日本書紀』においては高皇産霊尊が「皇祖」と記され、歴史的には国譲りを行なった敵対側の天照大神だったことから、歴代天皇が伊勢をご親拝することはありませんでした。

一方、庶民は、古代の国づくりにおいて、最初に国を治めた主という意味をもつ“大国主”こと別称:天照大神が、病気の治療を含めて、いろいろと教え助けてくれた祖神でもあるために、何気に感じていたようでお伊勢参りを行なっています。

ちなみに、『日本書紀』に記される「天照大神」というのは、当時の国家分裂と他国からの侵攻の可能性という危機的な国情から、天皇のもとに臣民一体の挙国一致体制を図り、統一独立国家「大和」を建国するために、全豪族らが崇拝できる象徴となる習合神です。


【One Point】 『日本書紀』は、古代の歴史書であると同時にプロパガンダ(政治宣伝)の書です。

編纂に際して、レトリックを駆使して万世一系を確立させたカゲの編者:藤原不比等は天才ですが、藤原本家を古来から天皇家とともにある由緒ある家柄として描いています。




≪四国の倭大国魂神社≫



初代神武天皇と並んで、「御肇国天皇」(初めて国を治めた天皇)と記される第10代「崇神天皇」がいらっしゃいます。

その天皇紀に不思議な記述があります。

宮殿に祀っていた「天照大神」と「倭大国魂神」(やまと おおくにたま の かみ)の神威に不安を覚え、ほかに移すことにしたというのです。

倭大国魂神は、いわゆる最初に国々をまとめられた各地の大国主(大国魂)のトップともいえるお方です。

天照大神も倭大国魂神も天皇家ゆかりであれば、その「ご神威」を喜びこそすれ、不安を覚える必要はないはずです。

真相は、崇神天皇の御世に事実上の“国譲り”が行なわれ、結果的に天照大神は伊勢に、倭大国魂神は四国に戻して鎮魂し、大神神社(おおみわじんじゃ:大物主神)を拝殿として三ツ鳥居によって、それぞれを祀るようにしたものと考えられます。

ちなみに、東京都府中市に大国魂大神を祀る「大国魂神社」がありますが、そちらではなく四国に戻して祀られた延喜式に記される「倭大国魂神社」のほうです。


【One Point】 明治以降、最初に国づくりを成し遂げた天照大神が明治天皇のご裁可によって皇祖神に定められたということは、国譲りの前の日本の原点に戻ったという仕儀です。

日本のルーツいわば霊統に宝瓶宮時代に向けて驚愕の大どんでん返しが起きたことを意味します。



【ご参考:四国:本家本元の事実と勘違い】

ご参考に書いておきます。

最初の国づくりに四国は重要な拠点でした。

ただし、万世一系の皇統を記した『日本書紀』に四国が出てこないことからもお分かりのように、天皇家に国譲りをした側なので忘れ去られていくことになります。

徳島の阿波忌部氏をみてもお感じの方がいらっしゃるかもしれませんが、その無念の魂の叫びが今日にも残っているようです。

四国にかかわる歴史研究家や好事家の多くは、無意識にそのことを感じとっているのです。

そのため、古代の発祥や所在などに関して、ウリジナルならぬ「我こそが本家本元!」いった“反発”や“恨み”、また純朴な人柄ゆえに“思い込み”が強く、自己主張をされることがみられます。

四国は歴史的に由緒ある土地柄なので、その後の歴史的事実やご認識を混同し、国づくりの過去と現状との勘違いがみられます。









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