量子力学の謎と「基本三数」
2023.09.15
[二重スリット実験]― 宇宙の根幹法則からみた量子論 ―



★ 「基本三数」から量子論の限界が見える ★




で、難しいことは分かりません。

現代最先端の物理科学といっても“万能”どころか、宇宙全体の5パーセントほどしか解明できないのです。

なぜかといえば、「物理宇宙」だけでなく、物質を超えた「エネルギー宇宙」が併存するからです。

「宝瓶星学」では、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」(クオリアル・セオリー)に基づいて、両宇宙に「共鳴宇宙」を加えて、宇宙全体を「クオリアル宇宙」と呼んでいます。

物理宇宙の最小単位「量子」の世界を解き明かそうとする量子論の巨匠たちは「量子力学の何かを理解できるようになれるとは思わないほうがいいでしょう」と述べています。

正解なのですが、では「基本三数」から何か見えてくるものはあるのでしょうか。

「ホロスコープ」を交えた「量子論」のお話です。



《 「基本三数」はマスター・キー 》

先にお答えを書いておきます。

量子論における有名な「二重スリット実験」も「量子もつれ」の謎も、物理学的な細部は分かりませんが、「基本三数」から相応にみえてきます。

なぜなら「基本三数」は、宇宙この世界の根幹法則なので、宇宙に満ちた「光」が三原色であるように、量子の世界も根幹は「基本三数」になっているためです。

“事実誤認”や“勘違い”など“誤解”の多い一部のお花畑スピリチュアリズムの「引き寄せも法則」などと結び付けた「二重スリット実験」の曲解ではなく、純粋に「基本三数」からみてみましょう。

「基本三数」によって量子論の謎がどこまで解けるのか、またホロスコープ解釈やリーディングとどうかかわっているのか、その根幹です。


【One Point】 “ホロスコープ占い”こと19世紀後半以降の現代占星術は、ご自覚はされていないと存じますが、双魚宮時代の「対立二元論」に基づいて、スピリチュアルと古典物理学(ニュートン力学)をベースにした解釈が根底にあります。





《 量子も「基本三数」から成り立つ 》

多くの方がご存じのように、量子論では「量子は“波”であり“粒”である」とされます。

これ以上のことは「現代物理学」では分からないのです。

当然ですが、「基本三数」(クオリアル・セオリー)では「1数/2数/3数」の基本三数は一体不可分で、時空を超越した「宇宙波動エネルギー」を伴なうというように宇宙この世界の根幹を解明しています。

「量子論」に当てはめると、“波”(波動性)は1数で、“粒”(粒状性)は2数、“観測問題”は3数に該当します。

さらにいえば、「量子もつれ」(quantum entanglement)において、一対の量子が時空を超越した相互関係をみせるのは、「宇宙波動エネルギー」が「基本三数」に伴なって実在するゆえです。

宇宙この世界には“物理”しか存在しないと勘違いをすると、光速を超える作用が量子間に実在する実験結果を見て、「実は光速以上のものがある!」と勘違いをしてしまいます。

残念ながら、量子といえども物質的に「粒状性」を持つ以上、光速を超えることはできません。

量子の「波動性」による時空を超越した「宇宙波動エネルギー」との共鳴作用です。


【One Point】 「物理科学のどシロウトがなに語ってんの?」と自分でも思います。

でも、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」に伴なって、ホロスコープ・リーディングの根底にある「宇宙波動エネルギー」から間違いなくそういえます。




《 二重スリット実験の「観測」はムリ 》

量子は「波動性」と「粒状性」を併せもちますが、“波”を観測すると“粒”が見えなくなり、“粒”を観測すると“波”が見えなくなるといいます。

この「見える」という言葉に、一部のスピラーの中に勘違いをされておられる方がいらっしゃいます。

超極微小の量子は「肉眼」では見えません。

カメラなどで観測することもできません。



「二重スリット実験」のイラストは、分かりやすいように模式化したもので、スリットは数マイクロメートル(1μm=0.000001m)の幅しかなく、その間隔も1~50マイクロメートルと非常に極微狭です。

これをスクリーンというより、数10センチ~1メートルほど離れた検出装置でパターンを読み取るものだといいます。

当然、スリットを設けた“壁”も物質存在ではないでしょう。

また、量子がどちらのスリットを通ったのか「観測」しようとしても、肉眼やカメラでは不可能で、仮に撮影しようと「光」を当てれば、「実験量子」は光子の“波”や“粒”に影響を受けてしまいます。


【One Point】 さて、ご理解しにくいことを書きます。

量子の“波動性”は「1数」でホロスコープでは「12サイン(宮)」で象わされます。

“粒状性”は「2数」で「12ハウス(室)」、“観測問題”は「3数」で「12アスペクト」と共鳴しています。




《 光の速さを超える精神エネルギー 》

宇宙の根本法則は“シンプル”です。

“世界でいちばん美しい方程式”と物理科学の分野で言われるアインシュタインの「E=mc2」もそうです。

予断ですが「二重スリット実験」は、“ 世界でもっとも美しい実験”と評されています。

「E=mc2」は、「E=エネルギー(物理)」は「m」=質量と「c」=光の速さ」の2乗によって表わされるという物理宇宙の根本を解き明かしたものです。

これによって「光の速さ以上の物質は存在しない」ことが証明されます。

重要なことを書いておきます。

光の速さ以上の物質は存在しませんが、たとえば“精神エネルギー”のように物質ならざる「宇宙波動エネルギー」は、光の速さ(時空)を超越した共鳴作用が可能です。


【One Point】 このことをご理解いただかないと、「宝瓶星学」通称:宝瓶宮占星学のホロスコープ解釈やリーディングの真髄は実感できないでしょう。

もっとも、双魚宮時代の“ホロスコープ占い”現代占星術を信じるのは“信教の自由”に属します。




《 量子と人間は“フラクタル” 》

最後に、少し面白い話を書いて終わります。

宇宙この世界のすべては「基本三数」によって成り立っているため、「クオリアル宇宙」も「量子」も「ホロスコープ」も「人間」も、同じように「基本三数」構造を持ちます。

“波”であり“粒”であるとされる量子は、「心性面」と「肉体面」を持つ人間と“フラクタル”(相似性)です。

そのため、「物理科学」において「心性面」は、研究の対象外であるように、量子の“波”(波動性)は、時空(物理)を超える性質を持つことから、「物理科学」の範疇外の側面を持ちます。

この意味は、“波”を“物理的な電磁波”かのように考えて解明しようとしても、物理科学では人間の心を解明できないのと同じように、不可能なことが「基本三数」から分かります。


【One Point】 双魚宮時代の「物理科学」は、限界を迎えています。

今後の宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとするために、「物理科学」を超えた“波動共鳴科学”といった超科学的な分野に進まなければ、ホロスコープ解釈と同様に未来はありません。











双魚宮時代の総決算
2023.09.11
[木星の時代]― 太陽系最大の惑星の変遷 ―


“崇高”な双魚宮時代を引き継いで未来へ



人類歴史は不思議です。

「ホロスコープ」には現代占星術では明かすことができない秘密があります。

宇宙的な「アストロロジカル・エイジ」の変遷からみていくと、「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)は人類歴史の中でエポックメイキングな転換点でした。

双魚宮時代の影響圏がはじまった約2,600年前にブッダが現われ、正式にはじまって約200年後、今から約2,000年ほど前にイエスが現われています。

この歴史的な意味は小さくないのです。



《 木星の過去の象意は“科学” 》

「宗教」のお話ではありません。



宇宙学「アストロロジー」からみたとき、双魚宮時代は「木星」を共鳴星(占星術では“支配星”)としてはじまりました。

皆さまよくご存じの“拡大”や“発展”といった「木星」の未来を拓く象意だけでなく、信じられないと存じますが、当時の「木星」の象意は“科学”(精神科学)でした。

それゆえ古代ギリシャの古典「アストロロジー」(星学)なのです。

星占いこと「占星術」(アストロ・ディヴィネーション)ではありません。

木星の象意は“科学”だったと書くと、占星術関係者は「なに言ってんの?」と思われるでしょう。

お気持ちは分かりますが、事実です。


【One Point】 「アストロロジー」は双魚宮時代の影響圏にホロスコープの発祥とともに古代ギリシャ時代にはじまりました。

それ以前の「白羊宮時代」(はくようきゅう じだい)の古代カルデア人よる天体観測(ホロスコポス)を受けたものです。




《 物理科学以前の“精神科学” 》

科学と言えば、現代では“物理科学”をメインとします。

近代物理科学の発展によって、宗教的な主観を排し客観的な物質的探究を是としたためです。

一長一短があるのですが、それ以前は“精神科学”と呼べるものが“科学”(学術)でした。

誤解を恐れずに言えば、仏教やキリスト教(高等宗教)は当時、世界で最高の学問だったのです。

日本でも、双魚宮時代の前半期に位置する平安時代や鎌倉時代の仏教は、“大学院”にも相当する最高の学問かつ学府だったことが知られています。

西洋でも、初期キリスト教は古代ギリシャのフィロソフィー(愛智、学術、科学)を取り入れて、キリスト教神学を形成したことからも同様です。


【One Point】 現代からみれば、仏教もキリスト教も“信じる/信じない”の宗教にすぎません。

19世紀中頃に発見された「海王星」の象意の影響でもあり、それ以前の双魚宮時代の共鳴星「木星」の象意とは似て非なるかなり異なるものです。



【ご参考:12数は宇宙森羅の最小象徴数】

小惑星の中で最も重要な象意を持つのが、小惑星番号1番の「ケレス」です。

宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」通称:宝瓶宮占星学では、「十大惑星」(メイン・プラネット)に「ケレス」と「ドラゴンヘッド&ドラゴンテール」を加えてリーディングします。

「数理法則」どおり「12数」は“宇宙森羅の最小象徴数”なので、プラネットも12(13)個の星(またアストロロジカル・ポイント)を用います。




《 「木星」から「海王星」へ 》

象意は時代とともに変化します。

当時は“学問”(科学)であった「木星」も、人類を“発展”に導いてきた近世に入ると、近代物理科学のカテゴリーから離れて“精神”的な象意が認識されていくようになりました。

西洋占星術の古い占星師が、木星の象意を“宗教”や“学問”などと解釈することがあるのはそのためです。

今日、19世紀後半以降、魚宮また双魚宮時代の共鳴星(支配星)は「海王星」に変わりました。

近代になって1781年に「天王星」が発見され、1846年に「海王星」、1930年に「冥王星」など「土星外惑星」(トランス・サタニアン)が次々と発見されます。

これによって、「蠍宮」は火星から冥王星に、「水瓶宮」は土星から天王星に、「魚宮」は木星から海王星に“支配星”の変更が行われました。


【One Point】 天王星の発見から20年後の1801年に「ケレス」が発見されています。

土星外惑星に匹敵する重要な星です。ですが「ケレス」自身の象意ゆえか、現代占星術ではメイン・プラネット(十大惑星)に入れてもらえません。




《 残り、あと2年4か月ほど 》

「木星」は、仏教やキリスト教など“伝統宗教”(世界宗教)を象わします。

一方、19世紀中頃に発見された「海王星」は、そこから派生した“新興宗教”(新宗教)を象わします。

「木星」は、もともと“学術”(フィロソフィー)などを象わし、「海王星」は“まだ見ぬ理想”など、思い込みや信仰に通じる形而上的な象意を持つためです。

また、「海王星」の発見に前後して、仏教やキリスト教など世界宗教の教義を、現代向けに“世俗的”に焼き直した新興宗教が数多く誕生していることもその証左です。

日本では幕末から明治にかけて、名前を挙げれば知らない人がいないまさに“宗教”(新興宗教、地域宗教)が乱立しています。

「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”によって、マルクスの「理想的共産主義思想」と同時に世界的な“心霊ブーム”こと「近代スピリチュアリズム」(神秘主義)が、19世紀後半以降に起きた事実があります。

ちなみに、アストロロジーから“ホロスコープ占い”に堕した現代占星術の母胎となった当時の「神智学協会」も、霊媒師マダム・ブラヴァッキーのもとに誕生した新興宗教です。

今日、考えなければならないのは、発見されてのちホロスコープを1周し、2009年から影響圏を含めて魚宮をトランシットしはじめた「海王星」による「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが、あと2年余り2006年の1月に完全に終わろうとしていて、現代は“双魚宮時代の終末”にあることです。


【One Point】 当サイトの用語で「星のディレクション」というとき、“運勢変化”や“時代変化”を象わします。

今日、双魚宮時代の完全終了を迎える“終末”にあたって、重要なのは「双魚宮時代の総決算」です。



【ご参考:TOPや為政者の天運失墜】

ちなみに、書いておきます。

「個人の信仰」はいいのですが、教団として“組織化”されると、共産主義も宗教組織も一部で腐敗が起こります。

双魚宮時代は、“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとする宇宙波動エネルギーのもとにあるためです。

その一方で、宝瓶宮時代は「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする時代です。

「個」が重要な時代であると同時に、日本人が得意な「友愛的精神」(和、絆、民度)の両立による、宇宙波動エネルギーによる「共鳴関係論」の時代です。

その方向に時代の流れとともにある「天運」が伴ないます。

それゆえ、双魚宮時代の終末は、これまで人類歴史や大衆を導いてきた“TOP”や“為政者”への運勢(天運)は働きにくくなっています。




《 双魚宮時代の総決算 》

いろんな意味で、双魚宮時代は“美しい時代”でした。

いまでこそ“宗教”の範疇に属しますが、仏教やキリスト教は当時最高の学問(科学)でもあったのは述べたとおりです。

また、“まだ見ぬ理想”「極楽浄土」(厭離穢土)や「天上天国」を想い描き、“善悪の対立二元観”によって、人類に“人倫道徳”を指し示し、人としての成長をうながしてきた人類歴史の隠れた“メイン・ストリーム”だったのです。

白羊宮時代の“闘争”や“自己主張”から抜け出して、良し悪しはともかく人類に秩序と憐憫をもたらし、“神と悪魔(サタン)”といった対極的な善悪観と同時に天国理想(木星の時代)によって大衆を導いてきた時代です。

一方、双魚宮時代の末期(海王星の時代)は、世界を二分する対立闘争(共産主義と心霊/神秘主義)の世情を経て、それらを総決算して、新たに宝瓶宮時代を迎えていくという「歴史プログラム」が、「基本三数」(数理法則)解釈のホロスコープから見えてきます。


【One Point】 ブッダやイエスのような“精神指導者”が人類歴史を牽引する時代は終わりました。

「双魚宮時代の総決算」として、今後は役目を終えて「天運」が伴ないにくいTOPや為政者ではなく、美しい精神意識を引き継ぐ一人ひとり個々人が重要になっていく時代です。











基本三数リーディング講座
2023.09.11
[初学者でもプロの味]― 1、2、3(4)数でホロを読む ―


信じられないかもしれませんが「基本三数」はスゴイ!



「立ちどころ!」にプロ級のリーディングができるようになる最新セオリー「基本三数リーディング講座」のご案内です。

「快気御礼!スーパー講座」をお申し込まれた方は、骨子は同じですので、ご受講の必要はありません。

宝瓶宮時代のミラクルな宇宙の根幹法則「基本三数」に基づいた、最新リーディングのノウハウが身につく即実践可能な特別講座です。

主観にもとづいた膨大な象意解釈をも適切にチョイスして活かすこともできる理論ベースの講座です。






《 ホロスコープと「基本三数」 》

「基本三数リーディング」のセオリーは、シンプルで確実なので初学者でも即、実践が可能です。

「えーっ! こんな実際的でカンタンな方法があったの!」と驚かれます。

拡大してもキレイなベクター形式のPDFによる「実例解説」とともにお届けするメールによる講座です。

好きな時に好きな場所で何度でも読み返せるのはもちろん、ご質問も無料で受け付けています。

実例解説は、どなたでもご存じながら真相が不明な下記の有名な事件または事故です。

なぜ、「1+1=2」くらい超簡単なのかというと、そもそも「ホロスコープ」が拠って成り立つ宇宙この世界、その根幹法則「基本三数」自体によるセオリーだからです。


【One Point】 実は宇宙この世界もホロスコープも「基本三数」で解明できます。

そのため“自分で作った試験問題を自分で解く”ように「基本三数リーディング」は可能です。




《 5つの著名な実例がテキスト 》

下記の5つの“イベント”が講座テキストです。

事件または事故が起きた瞬間のホロスコープに「基本三数リーディング」のセオリーを適用する、奇跡の方法を解説し、お届けいたします。

1、木原妻の元夫不審死事件(2006-2023)
2、プリゴジンの乱/反転とプリゴジン機撃墜(2023)
3、JAL123便墜落事故(1985)
4、安倍元首相銃撃事件(2022)
5、ハワイ/マウイ島山火事(2023)

すべて“真相”が疑われ、不明とされるものばかりです。

ところが「あら、不思議?」。

「基本三数リーディング」で謎が解けます。

「基本三数リーディング」のセオリーを知ると、身近な日常生活の出来事や、ほかの興味深い事件や事故、また慣れてきたらという条件付きですが、通常のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)などにも応用することが可能です。

ホロスコープ・リーディングの基礎となるセオリーだからです。


【One Point】 「基本三数リーディング」を適応の仕方に踏み込んでお届けするのは初公開というか、先頃、わずか1週間で受付を締め切った「快気御礼! スーパー講座」以来です。




《 実例のポイントご紹介 》

以下、上記実例解説のポイントのみを簡単にご紹介いたします。

1、木原妻の元夫不審死事件

別に“複数の犯人がいる」ことが示唆されているホロスコープとなっていました。

ただし、事件はコールドケース(迷宮入り)として扱われることが象わされています。



2、プリゴジンの乱/反転とプリゴジン機撃墜

反乱の声明を出した時刻と、突如、進軍を停止し、反転して引き返した時刻が24時間の差なので、「月」の位置の違いが正反対の出来事につながっている興味深い事例です。

その2か月後に起きたプリゴジン機の墜落は、“最新式ミサイルによる撃墜”であることがホロスコープからリーディングできます。



3、JAL123便墜落事故

事故調が発表した“圧力隔壁”の損壊ではないのは明白です。

プリゴジン機墜落原因と同じ配置(アスペクト)が、相模湾上空を通過時のホロスコープにあって、その解説を「基本三数リーディング」のセオリーからお届けいたします。



4、安倍元首相銃撃事件

事件の瞬間の「ホラリー・ホロスコープ」は、殺害事件にあるまじき“完璧”なものでした。

特殊なケースなので、一般的なリーディングのご参考にはなりにくいのですが、時代変化の今日には、このような想定外のリーディングの結果は信じられないという方もいらっしゃるでしょうが、ホロスコープの奥深さを知ることは可能です。



5、ハワイ/マウイ島山火事

近年100年ほどのアメリカの山火事のなかで、最大の犠牲者が出た先月8月8日に発生したばかりの大規模火災です。

その深層また真相が「基本三数リーディング」から天災なのか、ミスによる火災なのか、それとも意図されものなのか、はっきりと解読できます。




【One Point】 マウイ島山火事でも、なんと「水星&火星」の合=0度のアスペクトがみられます。

最先端技術が発展している今日、このような事件や事故はますます起きることでしょう。




《 すべてのホロスコープの基礎 》

「なんだ、“基本三数リーディング”ってホラリー・リーディングのことなの?」

違います。

すべてのホロスコープの基本は「ホラリー・ホロスコープ」なんです。

“事件”や“事故”が起きた「イベント」の瞬間を、個人が「オギャーッ!」と生まれた“誕生”の瞬間に変えれば、「ネイタル・ホロスコープ」(出生天球図)になります。

また、過去ではなく未来のある時点に変えれば、「トランシット・ホロスコープ」(未来天球図)になります。

それらすべてに「基本三数リーディング」は適用可能です。

宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」通称、宝瓶宮占星学では、宇宙波動エネルギーに伴なう「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)を、その根底に置いています。

「基本三数リーディング」のとっかかりに事件や事故のホロスコープは、最も適しているためです。


【One Point】 宝瓶宮時代最先端のリーディング・ノウハウです。

「スーパー講座」の骨子と類似です。

ただし受講料は7万円です。

もとい。

期間は未定ですが今なら限定的に4万円(税込)での割引料金です。



※宝瓶宮時代に相応しく、「実学」となるホロスコープ・リーディングをお一人ひとり自ら切り開いていただければと存じます。



■ 講座テキストの中身

「kouza-QReading2023.zip」…圧縮フォルダ(約14.1MB)

【セオリー解説】
1、表紙&ごあいさつ。
2、なぜ基本三数リーディングか。
3、数理ホロスコープとは。
4、「基本三数リーディング」セオリーメモ。

【ホロスコープと事例解説】
5、木原妻の元夫不審死ホロスコープ。
6、【解説】木原妻の元夫不審死…5頁
7、プリゴジンの乱_反転ホロスコープ。
8、プーチンとプリゴジンのホロスコープ。
9、プリゴジン機撃墜のホロスコープ。
10、【解説】プリゴジンの乱_反転、撃墜 6頁。
11、JAL123便墜落事故ASCホロスコープ。
12、JAL123便墜落事故ソーラー・チャート。
13、【解説】JAL123便墜落事故 6頁。
14、安倍元首相銃撃事件のホロスコープ。
15、【解説】安倍元首相銃撃事件 5頁。
16、マウイ島山火事ソーラーチャート。
17、【解説】ハワイ/マウイ島山火事 5頁。
以上


※「講座お申込みフォーム











「百田新党」(仮)ってどうよ
2023.09.04
[ホラリーで読む] ― 10月17日「立上げ」の予定 ―


緊急アップ/時間がわからない1か月半後のホラリーってあり?



まだ立ち上がっていませんが、9月1日の「あさ8」で発表があったようです。

売れっ子作家百田尚樹氏を党首に、ジャーナリストの有本香氏を幹事長に、真の保守を目指して「百田新党」(仮)を来月10月17日に立ち上げ結党するということです。

当日、旧ツイッターこと「X]にアカウントが開設されています。

すると、たちどころに真の保守政治を期待する人々などフォロワーが続出、半日で5万、40時間で12万5千、9月3日現在「共産党」の13万台を超え、14万直前の「れいわ」をも超えそうな勢いです。

時間が未定ですが10月17日のホラリー・チャートから、実際はどうなのか、リーディングしてみることにしました。



《 「百田新党(仮)」結党発表 》

2日前(執筆時点)の9月1日の「あさ8」での正式発表。

その後、「X」にアカウント「百田新党(仮)」が開設され次のようにツイートされました。

【 (前略) 10月17日に正式な結党発表(記者会見)と「結党の集い」を行ないます。詳細は改めて発表します 】

翌2日、今度は「百田尚樹」の個人アカウントで次のようにあおっています。

【 ★重大秘密告知★
(中略)
そこで!
フライングで党名を発表します!
「百田新党(仮)」のフォロワーが20万を超えたら、有本さんに内緒でこっそり発表します 】


【One Point】 この“あおりツイート”もあってか、フォロワーは爆増。

それだけ「百田新党(仮)」に期待している人も多いということでしょう。

でも、実際はどうなのか? ちょっと“ホラリ”ってみようと思いました。




《 来月17日のホラリー・チャート!? 》

「記者会見」の時間も、「結党の集い」の時間も分かりません。

なので、「太陽」をASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)の位置におく、ソーラーチャートで前代未聞のホラリー・リーディングになります。

ご参考です。





【One Point】 動きの早い「月」は、当日、蠍宮14度から27度を24時間で移動します。

いくら何でも夜中には行ないませんので、朝8時~夕方6時の間だと、蠍宮18度~24度を移動する「月」になります。




《 アスペクト・パターンがいっぱい 》

17日、日中の蠍宮の「月」は、許容度数(オーブ)10度でみると、早朝ではギリギリながら魚宮25度の「海王星」と三分(トライン=120度)です。

さらに、天秤宮23度の太陽に上方矩(アッパースクエア=90度)の「蟹宮23度」とも三分=120度に位置する「月」で、大三角(グランドトライン=120度×3)を形成しています。

当日、会場(現場)は一般大衆の人気も含めて“大盛況”が心象風景で象わされています。

「水星」と「ドラゴンテール」を交えて三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)の「太陽」は、山羊宮23度の「冥王星」を下方矩(ロウアー・スクエア=90度)としています。

また、「太陽」に、牡羊宮24度の「ドラゴンヘッド」が衝=180度です。

上述の大三角=120度×3の1角、「蟹宮23度」を交えれば大十字(グランドクロス=90度×4)です。

準備に追われ、対処すべき課題も多そうです。

一方、天秤宮の「水星」は乙女宮の「金星」と交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)で、新党立ち上げは百田氏の“理想像”となっていることが分かります。

さらに「太陽」を頂点に、「天王星」と「海王星」を底辺とするYOD(ヨッド=150/150/60度)までも形成されています。


【One Point】 一般的なハウスシステムによるホラリー・ホロスコープではなく、ソーラーチャートです。

表わす分野が根本的に異なります。ですが「基本三数リーディング」のセオリーは変わりませんので、同じようにリーディングできます。






《 自民党“リベラル”偏向への憂い 》

カンタンに解説いたします。

太陽に下方矩=90度の「冥王星」は、現在の自民党“リベラル”偏向政治への深い憂慮が深層にあり、また「百田新党(仮)立ち上げ」の真相ともなっていることがリーディングできます。

「山羊宮」また共鳴星「土星」は“誤魔化すことのできない現実”や“組織”や“実務”(運営)、つまりここでは政治への深く強い情動が根底にあることが象わされ、“衝動”や“アクション”を象わす「火星」が、「土星」に上三分(アッパー・トライン=120度)をとっていることからも、確実にそうリーディングできます。

さらに「火星」は、百田氏らが“新党結成”の目的やターゲットを象わす「牡羊宮」の共鳴星ですので、ウラの意図はなく、純粋かつ単純に「新党結成」そのものが意図されたものになっています。


【One Point】 「快気御礼! スーパー講座」は、“基本三数ホラリー・リーディング講座”ともなっています。

スカイプご受講の方でも、ペーパーご受講の方でも、セオリーを当てはめられてみられれば、案外とカンタンに分かると存じます。




《 現実に落とし込めれるか 》

天秤宮の「水星」が、天秤宮の共鳴星「金星」と交歓(M.R.)で、天秤宮の「太陽」に合=0度なのも、百田氏の「新党結成」の“意志”にウラがないことを象わしています。

悪くいえば、単純で純粋です。

あ、「ホメ言葉」ですよ。

また、「太陽」が、百田氏の太陽サイン(宮)「魚宮」の共鳴星「海王星」と、新しい宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」を底辺の星として、YOD=150/150/60度の頂点となっているのも、やむにやまれず否応なく「新党結成」を企図したことが象わされています。

総合的に見て、“夢”や“ビジョン”また茫漠とした“膨張”が、良し悪しはともかく随所に読みとれますので、どこまで“深層/真相”にそいつつ「現実」に落とし込めるかが成否を決めます。


【One Point】 それさえうまくいけば、“ランニング・ホームラン”も期待できる大ヒットが象わされたホラリー・チャートになっています。

“夢”や“ビジョン”を現実化できるサポートがあれば、成功するチャートになっています。










アスペクトらしくない五分
2023.09.02
[Quantile=72度]― 第5回「アスペクト完璧講座」 ―


★ 構成要素を選ぶ特別な72度のアスペクト ★




最もアスペクトらしくないカテゴリーに属するのが「五分(クインタイル=72度)」です。

逆に、アスペクトらしい象意を持つのは、7月にご紹介しました三分(トライン=120度)です。

今月9月の第5回「アスペクト完璧講座」のテーマは、五分(クインタイル=72度)です。

現代占星術では“マイナー・アスペクト”に区分されます。

その理由は、アスペクトらしからぬ象意を持つためで、その反面、特定の構成要素には強力に作用します。



《 局所的に重要なアスペクト 》

先回、第4回のテーマは、宇宙の深奥に関わるアスペクト「矩(スクエア=90度)」でした。

ご受講された方は“吉凶解釈”では見えてこない矩=90度の奥深さをご理解いただけたと存じます。

「基本三数」による「基本アスペクト」は、第1回テーマの「合=0度」、第2回の「衝=180度」、第3回の「三分=120度」、第4回の「矩=90度」の4つです。

「五分=72度」は、基本アスペクトのようにどの構成要素にも強い象意をもたらすわけではなく、「六分(セクスタイル=60度)」のように多くのアスペクト・パターンを輔弼するわけでもありませんが、単独アスペクトの中で異彩を放つ部分的に重要な象意をもたらします。

詳しくは、下掲の「CONTENTS」のように、「数理法則」の本意(基本の象意、ほんとうの象意)などとともに「アスペクト完璧講座」の中でお伝えいたします。

いずれにしましても、重要なことは「ホロスコープ・リーディングはアスペクト・リーディング」といえるほどリーディングの90%以上を占めることです。


【One Point】 次のように言えます。

「アスペクトを解読せずして、ホロスコープを語るなかれ」。

本当です。

たとえば、ハウスシステムが間違っていても、アスペクトは変わらないために、ウソをつきません(笑)。




《 千姿万態の位置関係 》

アスペクトを正しくご理解していなければ、ホロスコープ・リーディングはできません。

どなたであっても、考えれば分かることです。

たとえば、「12サイン(宮)」や「12ハウス(室)」またメインプラネットをはじめとした「12プラネット」は、個々に単独の象意を持つだけなのです。

これらの構成要素は、どのホロスコープにおいても、必ず1つずつあります。

では、それぞれのホロスコープにおける“個性”や“運勢”の違いというのは、どこから生じるのでしょうか。

“位置関係”≒アスペクトです。

最重要ポイントなのですが、誰も意識していないようです。

ネイタル・ホロスコープ(出生天球図)をみても“出生時間”と“出生場所”のデータから作成されるように、「基本三数」で解き明かしているように、「時間」と「空間」(場所)に伴なう構成要素の「関係」(配置)から、どのような象意なのかをリーディング解釈するものになっているためです。


【One Point】 構成要素の千態万様の位置関係(アスペクト)の組み合わせによって、ホロスコープは成り立っています。

同じ配置は2つとありません。そこに唯一の“個性”や“運勢”また“局面”(出来事)が象わされています。




《 Aspect(アスペクト)は“局面” 》

そのため、「アスペクト完璧講座」は必須です。

「私は牡羊宮生まれよ」というとき、その“性質”や“運勢”は、牡羊宮や太陽にあるのではなく、「牡羊宮」と「太陽」の合(コンジャクション=0度)というアスペクトによって象わされたものです。

英語のAspect(アスペクト)には、“局面”という意味があります。

アスペクトを“座相”と訳してしまうと単なる角度のことになってしまいます。

それで間違いではないのでいいのですが、本意的には位置関係による”局面”を象わします。

宇宙この世界の根幹法則「基本三数」からみましも、関係性によって“意味象意”が派生していくというのは、宇宙この世界の事実です。


【One Point】 宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶星学」は、根幹法則「基本三数」を基礎理論として、本来の「ホロスコープ」を解釈します。

主観的な“占い”ではなく、事実に基づいた「実学」が可能になってまいります。







《 「はじめに」より引用 》

「アスペクト完璧講座」って何? という方に、先回8月の第4回講座の「はじめに」の一部と、「コンテンツ」を以下、ご参考に掲載させていただきます。

●「はじめに」より抜粋

当講座は、アスペクトを完璧に理解して、ホロスコープ・リーディングを先鋭化するためのメール講座になっています。

6種類の「単独アスペクト」と、同じく6種類の主要な「アスペクト・パターン」(複合アスペクト)の合計12種類を毎月1回、それぞれのアスペクトごとに1年間12講座をお送りいたします。

ホロスコープ・リーディングは“アスペクト・リーディング”と言い換えることができます。

なぜなら、ホロスコープはすべて“位置関係”によって成り立っているためです。

具体的には、「時間」の経過にともなって「空間」が変化していき、地上のある1点(出生地などのイベント・ポイント)から見た12サイン(宮)や12プラネットの“位置関係”「アスペクト」が構成され、そこに“象意”すなわち個々の「運勢」(局面)が象わされていくためです。

…以下、略


【One Point】 アスペクトを一部分ではなく、実践的にリーディングに即応できるように多角的に掲載しています。

“占い解釈”に依存することなくご自身の頭と感性によるリーディングが可能であることを次の「CONTENTS」コンテンツからご推察いただければと存じます。




《 第4回講座の「CONTENTS」 》

第4回「矩(スクエア=90度)」のコンテンツです。

CONTENTS
1◇ はじめに
2◇ 数理法則「4数」:矩(スクエア=90度)
3◇ 矩=90度の象意解釈
  【矩=90度の本質】
  【矩=90度と“生みの苦しみ”】
  【“新生/成長”が矩=90度の本意】
  【矩=90度のリーディングをどう伝えるか】
4◇ 矩=90度の「相性」リーディング
  【「太陽」と「月」の矩=90度】
  【相手の火星との矩=90度】
  【相手の土星との矩=90度】
  【矩=90度の相性の不思議】
5◇ 矩=90度の「星のディレクション」
  【上方矩=90度の土星のディレクション:MC=南中点に共鳴】
  【下方矩=90度の土星のディレクション:IC=北中点に共鳴】
6◇ ご自身のホロスコープにおける矩=90度


【One Point】 必要なアスペクトを単発でチョイスされてもご受講可能です。残り全講座をまとめて、割引でのご受講も可能です。

ご自身のホロスコープ(出生天球図)の当該アスペクトの“解釈例”を含めて毎月25日~月末にお届けしています。




【「アスペクト完璧講座」のテーマと配信スケジュール】

第1回 合(コンジャクション=0度) …5月25~31日 配信済み
第2回 衝(オポジション=180度) …6月25~30日 配信済み
第3回 三分(トライン=120度) …7月25~31日 配信済み
第4回 矩(スクエア=90度) …8月25~31日 配信済み
第5回 五分(クインタイル=72度) …9月25~30日 ※次回配信
第6回 六分(セクスタイル=60度) …10月25~31日
第7回 調停(メディエーション=60/120/180度) …11月25~30日
第8回 YOD(ヨッド=150/150/60度) …12月25~31日
第9回 大三角(グランドトライン=120度×3) …1月25~31日
第10回 大十字(グランドクロス=90度×4) …2月25~29日
第11回 神秘長方形(ミスティック・レクタングル=60/120/60/120) …3月25~30日
第12回 大六角(グランド・セクスタイル=60度×6) …4月25~31日


※お申込みは「「講座お申込みフォーム」」から可能です。










Re.双魚宮時代の終末
2023.08.31
[天運の転換]― 日本/中国/韓国/米国 ―


“終末”に起きる新時代直前の暗闇と混乱



国内外が騒然とするロシア、バブル崩壊が表層化した中国、隠れた危機の北朝鮮、デフォルト(債務不履行)で破産危機の韓国。

これらの身近な国々は、韓国をグレーゾーンとして、いずれも20世紀に沸き起こった共産主義運動の“支配/被支配”の独裁強権体制の国家です。

なぜ今、これら元共産主義国が“国家消滅”の危機にあるのかとえば、共産主義をもたらした双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)の終末にあるためです。

すでに双魚宮時代は1989年に人知れず終わり、その後の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションも、あと2年余りで終了しようとしています。

根因は、新しい時代の運勢波動“共鳴関係論”に沿わない敵対思想を主軸とするためです。



《 20世紀の“変異天運”の終わり 》

“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとする双魚宮時代は、あと2年余りで完全終了します。

それゆえ無意識でもそのことを何気に感知した“支配権力”は、焦って世界に混乱を振りまいているのが昨今の世情です。

初めて当サイトにアクセスされて、「いったい何の話?」と思われる方は次のことをご承知ください。

古代ギリシャ時代の末期、約2,200年ほど前にはじまったのが“アストロロジカル・エイジ”でいう「双魚宮時代」(そうぎょきゅう じだい)です。

知る人ぞ知る「プラトン月」(グレート・マンス)の1つです。

約72年に1度ずつ太陽とは逆方向に黄道上を移動していく「春分点」が、約25,920年(計算値)をかけて1周する「プラトン年」(グレート・イヤー)を12等分したものが、プラトン月(グレート・マンス)で約2,160年(計算値)のスパンを持ちます。

そのBC2世紀(ヒッパルコス:BC170頃-BC120頃)以降の約2,160年間を「双魚宮時代」といいます。

双魚宮時代よりも、新たにはじまった「宝瓶宮時代」(ほうへいきゅう じだい:Aquariun Age または Age of Aquarius)という言葉のほうが、ミュージカル「ヘアー」の劇中曲やアニメゲームなどでご存じの方も多いでしょう。


【One Point】 )かつて当サイトでは“占星学的な時代区分”と表現していました。

第3章「宇宙波動編」は実学となるため、「宝瓶星学」によって「アストロロジカル・エイジ」という表現に改めさせていただきました。







《 共産主義とスピリチュアリズム 》

お話は現代に移ります。

「海王星」の発見(1846)は、見えざる“宇宙波動”によって、双魚宮時代の末期の20世紀に大きな影響力を与えた2つのムーブメントをもたらしました。

「共産主義運動」と美称「近代スピリチュアリズム」です。

“物質経済中心”の前者と、根本にキリスト教信仰があり“霊界(天国)信仰”の後者は、まったくの正反対です。

なぜなら、双魚宮時代は「対立二元論」を歴史パラダイムとするため、その末期に当たって世界的な二元対立が表層化し、止揚/昇華/次元拡張(上昇)するためです。

その一方で、両者には「海王星」の象意に基づく共通点があることをご存じでしょうか。

「海王星」の古い象意“まだ見ぬ理想”です。


【One Point】 )海王星の発見から2年後、1848年の『共産党宣言』の出版と、同年の“ハイズビル事件”ことフォックス姉妹の「ポルタ―ガイスト現象」が両運動の発端です。

いずれも海王星の波動エネルギーと共鳴してもたらされました。



【ご参考:共通点は“まだ見ぬ理想”】

マルクスの思想は「理想的共産主義」でした。

労働者による誰もが平等といったうたい文句の“まだ見ぬ理想”「共産主義理想社会」が、階級闘争史観によって、確実に訪れると“信仰”に似た確信を持ち、また信奉者に植えつけたのです。

その一方で“近親憎悪”にも似て、宗教を完全否定しています。

一方、ポルタ―ガイスト現象による世界的な心霊ブームこと美称「近代スピリチュアリズム」も同様でした。

ラップによる死者からの応答に、“まだ見ぬ理想”「死後の天国世界」を確信し、世界的な降霊術など、心霊ブームの発端になったのです。

それらは現代にも、パワースポットやパワーストーンまた引き寄せの法則など今風にアレンジされて続いています。




《 「武力革命」への変貌 》

ご存じの方も多いと思いますが、今日に至る両者の経緯を簡単にご紹介しておきます。

「マルクスの“理想的”(観念的)な共産主義思想では生ぬるい! 政権は武力によってしか倒せない」とするレーニンの権力奪取の主義思想によって、ロシア武力共産革命が成功し「ソ連」が誕生すると、「マルクス・レーニン主義」へと変貌していきます。

事実、ソ連を筆頭に北朝鮮や中国、さらに一時は世界の半分以上が武力革命によって共産主義武力支配体制国家に変わりました。

日本は、20世紀後半に共産主義シンパの都政や知事が次々と誕生するなど、合法的革命一歩手前までいきました。

しかし、人知れず起きた“宝瓶宮時代のビッグバン”によって、1989年に双魚宮時代は終わります。

その象徴的な出来事が同年12月の米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」、すなわち世界的な対立二元論の終焉です。


【One Point】 )学校やマスコミで、歴史の根幹にアストロロジカル・エイジがあると取り上げられることはありません。

知らない人が多いのも事実です。

※宝瓶宮時代のアストロロジー「宝瓶実学」は、“占い”ではなく、宇宙この世界の根幹法則「基本三数」とそれに伴なう「宇宙波動エネルギー」から「実学」としてハッキリと認識しています。




《 双魚宮時代のリバイバル 》

いったんは終わったのが、双魚宮時代です。

ところが、発見後160数年経って、黄道(≒ホロスコープ)を1周した海王星は、発見時の位置に戻るとそのまま、自らの共鳴サイン(宮)「魚宮」の影響圏から「魚宮」へと入宮し、トランシット(運行)しはじめました。

2009年以降の「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(運勢変化、時代変化)のはじまりです。

「東西冷戦の終結宣言」によって、アメリカの手前おとなしくしていたロシアと中国は、“世界覇権”にむけて蠢きはじめました。

“共産主義の亡霊”の復活です。

ロシアは中近東やウクライナに触手を伸ばし、中国は南シナ海はもちろん一帯一路によって世界を支配下に治めようと策動しだしたのです。

日本も例外ではなく、2009年に旧民主党政権が誕生すると、当時の鳩山首相は「これは革命です」と言ってのけたのです。


【One Point】 )ですが歴史は動きます。

今年2023年3月に海王星が魚宮25度を通過し、新たに「春分点」(牡羊宮)の影響圏に移ったことによって、「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションは一段落し、あと2年余り、2026年1月には完全終了します。




【ご参考:「深層の精神意識の変革」】

ありていに申し上げます。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わっていくと、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代の完全終了です。

そのため、今日、双魚宮時代の終末現象が起きています。

海王星の古い象意に基づいた世界の“混乱”です。

私たちは惑わされずに、正しく宝瓶宮時代の波動エネルギーを培っていくことが、天運の継承には必要です。

日本は古来から“国体”が水瓶宮(宝瓶宮)によって象徴されていることもあって、継承が可能になっています。

国家的にも、組織的にも、また個人的にも、“善/悪”や“支配/被支配”の「対立二元論」を“必要悪”として、変異天運がもたらされていた時代は終わりました。

そのような考えはなくして、新時代への「深層の精神意識の変革」や「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)が必要な時代へと移行しています。



《 宇宙波動エネルギーと天運 》

ご理解またご納得いただけるかどうかは、皆さま次第でご自由なご判断です。

「宇宙波動エネルギー」に強制力はありませんが、時間(時代)の流れとともに変化し、天運をもたらし天運を奪い去ります。

共産主義運動や、その後の変形である専制国家や強権国家のままで、もはや天運が伴なうことはありません。

それゆえ、1989年以降、また悪あがきをしても旧体制を続ける以上、今年2023年3月以降、徐々に衰退していかざるをえないですが、昨今の「ロシア/中国/北朝鮮」またグレーゾーンながら“儒教的対立二元論”の「韓国」の現状がそれを物語るものになっています。

ポリコレと言われる過度なマイノリティー優遇の考えや、LGBTまたBLMなどもそうですが、方向性は一見、宝瓶宮時代的ですが、目的や意図は正反対に異なり、共産主義的な“権力闘争”をあおるものになっています。

ですが、双魚宮時代の終末とともに、化けの皮がはがされる運命です。


【One Point】 )何かのご参考にされていただければと存じます。

また、心霊ブーム(近代スピリチュアリズムのなか霊媒師マダム・ブラヴァッキーが率いる当時の神智学協会から広まったのが、皆さまご存じの現代占星術こと“ホロスコープ占い”のはじまりです。











無謀? ホラリー乙巳の変
2023.08.26
[時間不詳]― 首謀者/中臣鎌足の狙い ―


蘇我入鹿が弑逆されたのは大極殿ではなかった!



“ホラリー占星術”は「ホラリー」(時点、設時)の名のとおり、イベントが起きた瞬間のホロスコープからリーディングをします。

古代日本を大きくレジーム・チェンジさせた一大事件「乙巳の変」(いっしの へん)をリーディングしてみようと思いました。

『隋書』なども参考にすると、九州倭国は大陸の冊封下から離れて独立し、畿内の小国に自ら吸収合併されるカタチで、7世紀初頭に「統一大和」を形成させています。

そのとき、現在の「首相」に相当する「大臣」(おおおみ)として『日本書紀』に記される、事実上の最高権力者“蘇我大王家”の三代目が入鹿(いるか)で、「乙巳の変」というのは、中臣鎌子(なかとみの かまこ:藤原鎌足)と事件から約23年後に天智天皇となる中大兄(なかの おおえ)らに蘇我入鹿が弑逆(しいぎゃく)されたクーデター事件です。

その日付は『日本書紀』に記されているものの、肝心の時間が不明です。

それでもホラリー・リーディングは可能なのでしょうか?





《 初のソーラーチャートによるホラリー 》

「時間が分からない? それでホラリー・リーディング? バカを言うな!」

“ホラリー占星術”に詳しい方ほど、そうおっしゃるかもしれません。

一般に「時間」が分からなければホラリー・ホロスコープの作成も占断もできないのは常識だからです。

それでも、どうしても「乙巳の変」の真相を確認したいという想いがありました

そこで「快気謝恩!スーパー講座」(基本三数ホラリー・リーディング講座)のついでに「ホラリー・リーディング」をしてみることにしました。

「基本三数」理論を駆使すれば、「太陽」をASC=上昇点の位置におく「ソーラーチャート」から「基本三数リーディング」によって首謀者「中臣鎌子」(藤原鎌足)がなぜ乙巳の変を起こしたのかがみえてきます。

無謀と思われるかもしれませんが「基本三数」理論から可能です。


【One Point】 やってみるだけの価値があるのです。なぜなら、鎌足の子、天才藤原不比等(ふひと)が実質的に編纂を主導した『日本書紀』に記述される、父が起こした「乙巳の変」の記述に不審な点が散見できるからです。




【ご参考:皇極大王(女帝)は実在しない?】

夫、舒明天皇のあとを継いだのが皇極天皇(和風諡号:天豊財重日足姫天皇:あめ とよ たから いかし ひ たらし ひめの すめらみこと)です。

翌8世紀の淡海三船(おうみのみふね)は、『日本書紀』に記される和風諡号を歴代天皇の業績や人となりから、漢字2文字の漢風諡号に改めました。

皇極天皇は推古天皇につぐ歴史上2人めの女帝になります。

「天皇」という号は、当時はまだありませんので大王(女帝)です。

皇極大王(女帝)は初の「譲位」と、斉明大王(女帝)として「重祚」をしていますが、そのわりには業績や人となりが見えません。

一方、重祚後の斉明大王は、土木工事が大好きで、人々から“たわむれ心の溝工事”と謗(そし)られています。

同一人物であるはずなのですが、キャラが違いすぎます。




《 「乙巳の変」のソーラーチャート 》

下図が、古代日本を大きく変えた歴史的大事件「乙巳の変」のソーラーチャートです。




【One Point】 「乙巳の変」が起きたのは、実在が疑われる皇極天皇(こうぎょく てんのう)の御世です。“皇極”という漢風諡号は、約100年後に付けられたもので、“最後の大王(天皇)”といった意味解釈ができます。




【ご参考:蘇我氏は“三代大王”だった】

7世紀初頭に「統一大和」が成立した直後、実権を握っていたのは、『日本書紀』に天皇を輔弼する大臣(おおおみ)と記されている蘇我馬子(そがの うまこ)です。

ただし、そのような事実は万世一系を旨とする『日本書紀』には書けません。

そのため、倭の女王「卑弥呼」を共立して“和”がもたらされた故事にならって、統一大和に際して立てられた「推古女帝」を初の女性天皇として描き、実力者蘇我馬子の業績は、通称「聖徳太子」を創作して摂政として描いたようです。

九州倭国が自ら畿内国に吸収合併されるかたちで、統一大和を成立させたため、初期の事実上の大王(おおきみ)は、九州倭国を出自とする“よそ者”「蘇我氏」だったわけです。

その三代目が入鹿です。

元畿内国の人間にとっては面白いわけがなく、蘇我氏を滅ぼして、政権奪取を謀ったのが「乙巳の変」です。

そんなことは神代(かみよ)の昔から独立国家「統一大和」で「万世一系」だったとする『日本書紀』に書けるはずもありません。

天武天皇の発案による『日本書紀』の意図からしても、早急に国家の体制を整える必要があった編纂当時の国内外の情況からは、藤原不比等のシナリオは正解でした。

ちなみに、統一大和の初代大王「蘇我馬子」の代わりが推古女帝で、三代目大王「入鹿」の代わりが皇極女帝を創作して「乙巳の変」を作文したとすれば、すべての辻褄が合います。




《 『日本書紀』に記される乙巳の変 》

『日本書紀』に、「乙巳の変」は次のように記されています。

●『日本書紀』「皇極天皇紀」より抜粋

6月8日、中大兄は(中略)ついに入鹿を斬ろうという謀(はかりごと)を述べた。
12日、天皇は大極殿にお出ましになった。
古人大兄(ふるひとの おおえ)が傍に侍した。
中臣鎌子連(なかとみの かまこの むらじ:鎌足)は、蘇我入鹿臣の人となりが疑い深くて、昼夜剣を帯びていたのを知っていたので、俳優(わざひと)に教えてだまし剣を解かせた。
(中略)

中大兄は自ら長槍をとって大極殿の脇に隠れた。[注:脇って?]
中臣鎌子連は弓矢をもって護衛した。
(中略)

中大兄は小麻呂らが入鹿の威勢に恐れたじろいでいるのを見て、「ヤア」と掛声もろとも小麻呂らとともに、おどりだし、剣で入鹿の頭から肩にかけて斬りつけた。
[注:長槍ではなかったんだ]
(中略)

入鹿は御座の下に転落し、頭を振って、「日嗣(ひつぎ)の位においでになるのは天子である。私にいったい何の罪があるのか。そのわけをいえ」と言った。
[注:日嗣=天皇のお立場を敬って言う辞。
それはそうと、なぜ、当たり前のことをここで入鹿に言わせる必要が…?]
(中略)

天皇は立って殿舎の中に入られた。
佐伯連小麻呂・稚犬養連網田は入鹿臣を斬った。
[注:ふつう天皇直属の臣下をその目前で許可なく斬殺することはない]


【One Point】 本当っぽく描写されていますが、随所に違和感があります。入鹿の「首塚」は“大極殿”があったとされる「飛鳥板蓋宮」から600mも離れた飛鳥寺の近くです。当時、大極殿がすでにあったのかどうか不明です。




《 ホラリー・チャートのポイント解説 》
上掲の「ホラリー・チャート」のポイント解説です。

細かな部分を除いて、ポイントは次の3点です。

【ポイント1:入鹿の不徳】
弑逆された蘇我入鹿は、最高権力者の地位にあり、実力者だったことが「土星&冥王星&ドラゴンヘッド」の三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)などからリーディングできます。
「太陽」に「火星」が衝(オポジション=180度)で、火星がこの三重合=0/0/0度を下三分(ロウアートライン=120度)としていることは、「売り家と唐様で書く三代目」ではありませんが、『日本書紀』の記述とほぼ同じで入鹿の権力と傲慢さを象わしワンマンまた横暴さのある三代目だったようです。

【ポイント2:中臣一族の危機】
首謀者、のちの藤原鎌足こと中臣鎌子は、そんな入鹿に中臣一族の危機を感じ、国や一族を守るために「乙巳の変」を策謀しました。
蟹宮の「太陽&金星」の合(コンジャクション=0度)、また「金星」は運命的なアスペクト・パターンYOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点になっていて、その底辺の「木星」と「天王星」が交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)をとっており、なおかつ天王星もまたYOD=150/150/60度の頂点といった複合パターン、さらにMC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)の上三分(アッパー・トライン=120度)が「天王星」であることからも、革命すなわちクーデターであったことを象わしています。
九州倭国に奪われた機内国大和の政権を奪取するためにも、また中臣一族防衛のためにも、中大兄らをたきつけ、やむをえず「乙巳の変」を策謀したことがリーディングできます。


【One Point】 ハウスシステムによる通常の「ホラリー・ホロスコープ」が何をメインに意味し、「太陽」による「ソーラーチャート」が何を意味するのか。「基本三数」から違いが分かっていれば、ホラリー・チャートは相応に可能です。




《 捏造される運命の「乙巳の変 》

最後に、3つめのポイントです。

【ポイント3:事件の現場は大極殿ではない】
『日本書紀』では蘇我入鹿大臣を弑逆した場所は“大極殿”に設定されています。
ですが、上掲のホラリー・チャートをみるかぎり、そのような兆候すらありません。
実際は「本能寺の変」のように護衛の少ない蘇我入鹿を、軍隊をもって襲撃し戦いの末に殺害した軍事クーデターであったことが読みとれます。
「太陽」に衝=180度の山羊宮の「火星」になっており、太陽の上方矩(アッパースクエア=90度)が「火星」の共鳴サイン(宮)「牡羊宮」19度となっていることからもそういえます。
事件現場は“軍事組織”(軍隊)が示唆されており、建物の中ではなく外であることからも、太極殿ではなく「首塚」の近辺のようです。

結局、「乙巳の変」は、統一大和の成立に多大な功績のあった蘇我氏を悪者に仕立てて、畿内政権の奪取と入鹿の横暴から一族を守るための軍隊による“クーデター”だったことが象わされています。


【One Point】 上掲のホラリーチャートからは、乙巳の変の真相は“事実誤認”され“誤解”されるものになっています。そのため、史実が明らかになることはありません。策謀によって迷宮入りとなることが象わされていることからも、『日本書紀』による「乙巳の変」は捏造です。











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