図説:自分軸と実在軸
2023.07.01
[原点] ― 本来の「ホロスコープ」の解釈 ―


占いではない現実に根差して働く見えない波動



先日アップしました「ホロの軸/自分軸と実在軸」の図説です。

既存の“ホロスコープ占い”はともかく、宝瓶宮時代の新しいアストロロジーによる“実学”の解説です。

「ホロスコープ」は、正しくは現実宇宙を模しつつ位置関係を、地上世界をも視野に写しとったものです。

宇宙この世界は「基本三数」を根幹法則としますので、現実宇宙を模したホロスコープも「基本三数」をベースに構成されていて、知る人ぞ知るそのまま「基本三数」によって象意化されています。

その意味は、本来の「ホロスコープ」には、地上の現実の出来事はもちろん、個々人の生き方の根幹が象徴されているということです。



≪地上の「自分軸」≫



上図は、私たちが生きる地上の空間を模式的に表わしたものです。

「ホロスコープ」の中心は、ご存じのとおり個々人においては地上の「出生地」(イベント・ポイント)です。


【One Point】 生まれた瞬間の出生地と天空との位置関係を写しとった「ホロスコープ」(出生天球図)は、生まれもつ個性や運勢を象わします。

もし、現在の運勢を知りたいという場合は、宝瓶宮時代のアストロロジーによる「星のディレクション」がベストです。




≪社会における刷り込み≫

上図でいえば、地上の水平面が「自分軸」です。

人は通常、地上でしか生きられないため、日常生活を営む地上によって本来の「自分軸」が象わされています。

「自分軸」は無自覚なことが多く、無意識の「ああしたい」「こう生きよう」といった本能にも似た意志や衝動が人生生活の“原点”になっています。

にもかかわらず、一般的には学校や社会生活でインプットされた「人はこう生きるべき」や「自分はこうあるべき」といった刷り込み(思い込み)が常態となっていて、誤ってご理解されている場合は、一時的とはいえ人生を間違うことが起こります。

「自分軸」は明示されるまで無自覚で、見えない“衝動”めいたものによって行動していることが多く、後者は歴史的に雑多な“社会的知識”によって、顕在意識となっているのがふつうです。

本来の「自分軸」は、実在宇宙による“スターティング・ポジション”(出発点)が象わされているだけでなく、どのような方向を目標やターゲットとして目指していくのか、われ知らずとも理想としているものや、“エンディング・ポジション”の方向性が象わされていたりします。


【One Point】 神秘主義的な“ホロスコープ占い”のお話ではなく、現実の人生のお話です。

本質的には“宿を定めぬ旅人”のように生きていて、太陽が東から昇り西に沈むように、終着点の“常世の宿”に近づく「自分軸」にかかわるお話です。



【ご参考:社会からのインプリンティング】

生まれ持つ「自分軸」と、周囲や学校また社会からイン・プリンティング(刷り込み)された疑似自分軸があります。

同じとはかぎりません。

感性アンテナの鋭い宝瓶宮時代生まれ、すなわち平成生まれ以降の人々は、深層の精神意識が無意識に“ギャップ”を感じることがあります。

何か違う! と魂の訴えを何気に感知することもあり、「不登校」や「引きこもり」になることも多い現代です。

ポイントは、自分では気付きにくいことです。

意に沿わないことを含めて、社会の通念によって、さまざまに人生体験を重ねていくことで、本来の生き方や人生の目的に気づいたりします。

それで自分自身の「覚悟」に近づき、おぼろげながらでも見えてくれば、それはそれで御の字です。





≪天地の「実在軸」≫

次に、誤解される言葉かもしれませんが「実在軸」のお話です。

「実在軸」は、垂直の天地を結ぶラインで象徴されています。

出生地から見た頭上の天頂と、足元の地球さらには宇宙空間の天底へと伸びる基本軸です。

それが「なんで実在軸?」とイメージしにくい方もいらっしゃるでしょう。

その場合は大木をイメージされてください。

大木という実在は、足元の大地にしっかりと根づき、天空を目指して生長し伸びていきます。

人間も大自然の大木と同様に、足元の地上の生活にしっかりと根差して、「自分軸」によって左右に枝葉を広げつつ、一方で「実在軸」によって天空の「クオリアル宇宙」(エネルギー宇宙と物理宇宙)に向かって“深層の精神意識”の成長を軸に実在しています。

そのような天地を結ぶタテ軸が「実在軸」です。

「自分軸」と「実在軸」は宇宙この世界の現実に基づいて、アストロロジカル・ポイント(出生地)から正しく写しとった本来の「ホロスコープ」の水平のヨコ軸と垂直のタテ軸にあたります。


【One Point】 難しく考える必要はありません。

現実宇宙と地上空間との様態から素直に見ればいいのです。

「基本三数」による本来の「ホロスコープ」(出生天球図)はそういうことで、素直に現実に基づいて解釈すればいいだけです。




≪バーチカル・ラインは垂直≫

「自分軸」や「実在軸」は既存の“ホロスコープ占い”では語られません。

語られていても似て非なるものになります。

水平の「自分軸」はともかく、「実在軸」を象徴する「MC=南中点-IC=北中点」の垂直のバーチカル・ライン(vertical line:鉛直線)が、ほとんどの「ホロスコープ作成ソフト」のデフォルトでは、右に左に傾いて出力されるために、正しい“解釈波動”が働くことがむずかしいためです。

「ホロスコープ」を成り立たせている肝心の“位置関係”を無視して、正しい解釈もリーディングもできません。

“位置関係”をいいかげんに扱うと、自分でも気づかないうちにどこかズレた波動での解釈になってしまいます。

「MC=南中点-IC=北中点」のバーチカル・ラインがナナメっていて、現実とは異なるのにホロスコープはそれで当然と思い“事実誤認”や“勘違い”のまま、人為的な主観による象意解釈や鑑定を繰り返し、延々と引き継がれているのが“ホロスコープ占い”こと現代占星術です。

非現実的なホロスコープを当然のように用いていますので、天文学者やマニアからは密かにバカにされ笑われているのです。


【One Point】 “まだ見ぬ理想”をはじめとして“事実誤認”や“勘違い”を時代的な象意とするのが19世紀後半以降の双魚宮時代末期です。

そこで誕生したのがアラン・レオの「秘境占星術」(神秘占星術)を発端とする“現代西洋占星術”です。




【ご参考:宝瓶宮時代の宇宙波動】

古い双魚宮時代は、「平成」に元号が変わった1989年までで終わり、平成以降は宝瓶宮時代の宇宙波動に変わりました。

にもかかわらず、19世紀後半以降の“事実誤認”や“勘違い”の波動まま、“ホロスコープ占い”に染まり続けていると、「風の時代」などと勘違いすることが起こります。

現実宇宙にそった理解や解釈をしづらくなるためで、知らないうちに宇宙波動エネルギーをキャッチする「深層の精神意識」が“壁”や“バリア”にはばまれた状態になるためです。

時空を超越した「宇宙波動エネルギー」の存在を正しく認識することなしに、今後の現実に即したホロスコープ理解やリーディングは、漸次、困難になります。




5≪実際の正しい「ホロスコープ」≫

では、はどれでしょうか。

ご参考に図示いたします。



上図の左は、現実に沿ったホロスコープの一例で、「基本軸」の2つがちゃんと直角90度になっています。

一方、右はとある「ホロスコープ作成ソフト」のある日時のデフォルト出力です。

垂直であるべき「基本軸」(バーチカル・ライン)が左に傾いているのがお分かりでしょう。

ちなみに、このソフトには「ハウスホイール」の機能がついていて、まだ良識的ですが、残念ながらサイン(宮)の度数のままでした。

“ホロスコープ占い”に沿ったソフトですし、プログラミングの都合上やむをえないといえばそういえなくもありませんが、現実と乖離した便宜的なものになっているのは事実です。


【One Point】 「自分軸」と「実在軸」から見て、地上の現実と正しい「ホロスコープ」との相似性の一端をご紹介いたしました。

便宜的な占い用といえるホロスコープの波動の“ズレ”につきましては、ここではスルーさせていただきました。




※「基本軸の鑑定」は「鑑定&お問い合わせ」から。









Dr.チョコート白山乃愛
2023.06.21
[子役] ― 史上最年少グランプリ ―


秀逸な3つのT矩(Tスクエア=90/90/180度)を持つ



今週6月の第4土曜日で大詰めの最終回を迎える日テレドラマ「Dr.チョコレート」。

シリアス系なのかスイーツ系なのか分からないタイトルですが、秋元康の企画・原案だとクレジットで知って納得しました。

で、今回は、昨年2022年11月の東宝「シンデレラ」オーデションで史上最年少の10歳4か月でグランプリに輝いた埼玉県出身の白山乃愛(しろやま のあ)さんのソーラーチャートをリーディングさせていただきます。

受賞後、いきなりのドラマ出演で、しかも堂々の準主役。

主役のイケメン坂口健太郎氏と“狂言回し”の役処ともいえる新聞記者役の西野七瀬さんなど、重層的な設定です。



≪白山乃愛さんのソーラーチャート≫

白山乃愛さんのソーラーチャートは次のとおりです。

今年の7月、アップ日の本日からあと20日ほどで11歳になる白山乃愛さんです。



出生時間が不明なため、日の出の時刻で作成しています。

「月」は動きが速いので、誕生日当日の0時~24時までに移動する度数を記しています。

「太陽」と「月」は許容度数(オーブ)10度をとり、そのほかは6度です。


【One Point】 一般的なハウスシステムによるネイタル・ホロスコープ(出生天球図)とは異なり、知られざる内面性をリーディングするのに適しています。

ちなみに、坂口健太郎氏も7月11日の生まれで、21歳違いです。



【ご参考:“秘密”のリーディングの内容】

いつもそうですが、ワケがあって書けないリーディングがあります。

ご参考になるように、現代占星術ではあまり解釈されない内容をメインに書くようにしています。

ですが、書きすぎても逆に「何だソレ?」となりかねません。

際もののように思われて。ご理解いただけないのです。

乃愛さんの場合、蟹宮生まれ(太陽)ゆえ一般的には、情緒的でセンシティブな受け身の性質と解釈をされると存じますが、それを書いても、当たり前すぎて宝瓶宮占星学になりません。

ですが、右のソーラー・チャートからは「獅子宮」由来の親分/姉御気質など、TOP(中心)の運勢を持たれていることが「基本三数」からリーディングできます。

と新基軸の解釈を書いたところで、ホロスコープに詳しい方ほど「何いってんの?」と信用されないでしょう。

既存の占星術ではリーディングできない「基本三数」によるアスペクト解釈だからです。




≪個性を発揮できるタイプ≫

彼女の場合、個性を見抜く最大の特徴は、「太陽」と「月」になっています。

蟹宮生まれ(太陽)で、蟹宮の共鳴星の「月」が太陽に上方矩(アッパースクエア=90度)をとり、牡羊宮に位置しているためです。

同時に牡羊宮の「天王星」も「太陽」に上方矩=90度で、「月」と合(コンジャクション=0度)なのでそうなります。

また、蟹宮生まれ(太陽)ながら、バリバリと個性を発揮できるタイプになっています。

ご本人は、若いときほど内面に矛盾感を抱えることがありますが、現実や周囲を受け入れながら学習し吸収していく能力は高いので、周囲からどんどんと学び、積極果敢に成長していくことがアスペクト・パターンに象わされています。


【One Point】 既存の占星術のように、「そういった星周りです」と書けばご納得されやすいかもしれません。

ですが全構成要素の位置関係をメインにもたらされる象意ですので、星だけでなくトータルなアスペクトによって象わされています。



初代沢口靖子さん、近年では浜辺美波さんや上白石萌歌さんなどを排出し、6年ぶりに開催された第9回東宝「シンデレラ」オーデションで、史上最年少でグランプリに輝いた白山乃愛さんです。



≪当該ソーラーチャートの特徴≫

上掲のソーラーチャートの特徴をピックアップしてみました。

特徴1、3つもあるT矩(Tスクエア=90/90/180度)。
  a、「太陽」…「月」と「土星」。
  b、「海王星」…「ドラゴンヘッド」「ドラゴンテール」。
  c、「冥王星」…「火星」「天王星」。
  ※「軸」となる星が最初の記述で、後者の星は軸星からみた上方矩=90度と下方矩=90度です。

特徴2、「金星&ケレス&木星&ドラゴンテール」の複合合(マルチプル・コンジャクション=0度)。
  ※2つの三重合(トリプル・コンジャクション=0/0/0度)の一部が重複した連続合(ローリング・コンジャクション=0/0度)です。

特徴3、上掲の複合合=0度と「火星」の三分(トライン=120度)。


【One Point】 “吉凶解釈”ではない解釈が必要です。

1989年以降の平成生まれはとくにそうで、“吉凶解釈”が該当しにくい宝瓶宮時代に相応しい実際的な象意での解釈が適切になってまいります。




≪調停とT矩に共通する衝=180度≫

3つのT矩=90/90/180度のうち、「太陽」が軸となっているものを除けば、衝(オポジション=180度)には、調停(メディエーション=60/120/180度)の座相が見られます。

逆に言えば、「火星」を調停=60/120/180度の星とする衝=180度が、「海王星」を軸としてT矩=90/90/180度を形成しています。

また、「金星&ケレス&木星&ドラゴンテール」の複合合=0度を調停=60/120/180度の星とする衝=180度が、「冥王星」を軸としてT矩=90/90/180度を形成しているといえます。

どちらのアスペクト・パターンをメインとするかで、解釈は正反対にも変わってきます。

肝要なのは、いずれも「衝=180度」のアスペクトを正しく理解することで、調停=60/120/180度の座相とT矩=90/90/180度をケース・バイ・ケースで解釈すれば、容易にアスペクト・パターンの象意はご理解できます。


【One Point】 「基本三数」からみて、衝=180度は重要な「基本アスペクト」の一つです。

単独アスペクトが組み合わさった「アスペクト・パターン」の象意はもちろん、複合アスペクトを解釈する際には欠かせません。




≪時代的な感性や運勢≫

上掲のソーラーチャートでは、外からは見えにくい内面の用心深さと同時に、乳幼児の乃愛さんは、早熟かつ個性的で風変りなところがあったことが分かります。

今現在まだ10歳ですので、成長や変化は続き、今後の2年後3年後には、いっそう社会的な立場や地位を築き、ご活躍されていく「星のディレクション」(運勢変化)を受けることになっています。

ドラマの中で注目すべきセリフは、10歳の主人公の少女(Dr.チョコレート)が、大人でも難しい手術を執刀することを依頼者が知って、思わず懐疑的な言葉を発するのに対して、「子供扱いしないで。年齢なんてただの数字」という一言です。

この“時代的”な意味は、人種や宗教また老若男女といった年齢で分け隔てしない宝瓶宮時代の社会を象わしている点です。

「月&天王星」が出生時の「太陽」に上方矩=90度なのは、まさにそういった時代的な感性や運勢を乃愛さんが生まれ持つことを象わしています。

ちなみに「金星&ケレス&木星」の三重合=0/0/0度は、基本、“人気運”を象わし、ふだんは潜在的でも「火星」の下三分=120度もあって、突如として発揮される“人気運”を象わしています。


【One Point】 誤解のないように一筆添えておきます。

巷で話題の「LGBT理解促進法」は分け隔てしない宝瓶宮時代の精神としては相応ですが、法律にして過度に強制するのは、逆に女性の人権を奪うことになりかねず、ご注意が必要になりかねません。









ホロの軸/自分軸と実在軸
2023.06.19
[人類の叡智] ― どう生べき自分なのかを読む ―


デヴィネーションそれとも次元拡張したアストロロジー?



ご参考です。

“占い”ではないホロスコープからみたとき、どう生くべきかという「基本軸」が個人のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)にあります。

聞き慣れないと存じますが、「自分軸」と「実在軸」とから成り立っていて、建築中のビルでいえば、鉄骨部分が基本軸で、縦横に組み合わさった鉄骨のように、ホロスコープの中心を成す骨格となっています。

最終的には、内装工事も終えて完成したビルディング、すなわち「ホロスコープ」全体から補足や裏付けのリーディングをしますが、骨格の「自分軸」と「実在軸」は「自分はどのように生きるべき存在なのか、また何をもって成すべき役割を果たしていくのか」などが象わされています。

人は、基本となる軸が定まらないと生きる方向性が定まらずにブレたり迷うことが起こりかねないので重要です。



≪「自分軸」は地平軸≫

ホロスコープにおける「自分軸」とは現実的には左右の水平軸が相当します。

一方、「実在軸」は上下天地の垂直軸です。

垂直軸は後述するとして、「自分軸」は“どのような自分で、何をターゲットや目標にして生きているのか”といった自分自身の生くべき方向性を示してくれます。

日常社会の現実生活を意味しますので、地上面で現わされており、ビルでいえば各フロアのヨコ組の“鉄骨”に当たります。

ホロスコープでは、「出生地」から見た東側の地平線を延長した黄道上の1点「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)と、西側の地平線を延長した黄道上の1点「DES」(Desendant:ディセンダント=下降点)を結ぶラインが象わします。

「基本三数」また「数理法則」から「ASC=上昇点」や「DES=下降点」の本来の意味を知ることでリーディングが可能です。


【One Point】 地上において生きていくうえで日常生活のスタンスとなる現実面です。

生きる方向性といってもかまいません。生きていく“スタート地点”と“目標ターゲット”といった水平方向の“軸”が象わされています。




≪「実在軸」は天地をつなぐ≫

次は「実在軸」です。

“内心でどう感じ、何を想って無意識の霊性意識を伴なっているのか。また社会的にどのように言動し活動をしていくべきなのか”を象わす基本軸です。

家事や仕事などの働き方や、社会的な役割や本分また天命などが、この「実在軸」によって象わされています。

これまた、「基本三数」や「数理法則」によって解釈することで、正しくリーディングすることができます。

ホロスコープでは、自分の足元を地球の裏側にまで垂直に延長して交わる黄道上の1点「IC」(Immn Coeli:イムン・コエリ=北中点) と、自分の頭上を垂直に天空に延長した黄道上の1点「MC」(Medium Coeli:メディウム・コエリ=南中点)を結ぶ垂直のラインで象徴されます。

ビルで言えば、タテ組みの“鉄骨”に当たり、これによって高さが決まります。

また、家事を含めた仕事などの「対外的な活動」のみならず、外からは見えない地中の土台部分に匹敵する「深層の精神意識」の両分野が象わされています。


【One Point】 ホロスコープの基本軸の2つを「基本三数」から正しく理解すると“軸”が定まります。

また、判断基準が定まり、生き方を迷いにくくなります。ただし、「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は誰であっても不可避です。






≪人類の叡智の真骨頂≫

何の話か見えてこないという方がいらっしゃいましたら申し訳ありません。

既存の“ホロスコープ占い”こと現代占星術にはない「基本三数」による現実に即した解釈のお話です。

信じられないかもしれませんが、「基本三数」によってホロスコープはすべて際限なく解釈できます。

書いている本人でさえ100%は分かっていると断言できない奥深さがあります。

「基本三数」は、宇宙この世界の根幹法則なので、現実の地上世界にも、本来の正しいホロスコープにも、共通して貫かれており、新基軸の実際的な解釈が可能です。

以前、西洋占星術を学んできて、それはそれで参考になりましたが、初学の頃はともかく、私事ですが、学ぶほど過去の陳腐とも思える主観的な象意解釈に飽き足らなくなりました。

そのため、お話は飛びますが、「基本三数」による新基軸の解釈は現実に根付いてご自分で象意を極めていけますので、実生活に役立てようとされておられる方に至極おすすめできる根幹法則です。

ホロスコープ(アストロロジー)というのは、知る人ぞ知る「人類の叡智」ゆえに、今後の社会と個人の発展に役立つ内容でのご提供を考えています。


【One Point】 現代日本にホロスコープを広めた故ルル・ラブア師は、その著書の中で「人類の叡智」と表現していました。

まさにそのとおりで、占星術でさえそうなので、「基本三数」による本来のアストロロジーによる現実解釈は、究極的な「人類の叡智」といえます。




≪現実空間とホロスコープ≫

お話を戻します。

基本軸の2つは、私たちが住む現実空間では、地上の“水平軸”と天地の“垂直軸”に相当します。

現実空間がそうなので、出生地から見た位置関係をそのまま写しとった本来の「ホロスコープ」(出生天球図)も同様です。

ご注意すべきは、便宜的にプログラミングされたホロスコープは除きます。

ホロスコープは宇宙と同じ「基本三数」から成り立っており、ご本人との共鳴関係を「宇宙波動エネルギー」を介して位置関係そのままに象意としてもたらしているためです。

4つの「基本点」(Angle=アングル)のうち、「ASC=上昇点⇔DES=下降点」によって象わされる「自分軸」と、「IC=北中点⇔MC=南中点」の垂直ラインによって象わされる「実在軸」は、傾くことなく直角90度が本来のホロスコープです。

であってこそ、気づきにくいかもしれませんが、現実とマッチして共鳴波動が働きます。


【One Point】 平たく申し上げますと、直感が働きやすく正しい解釈やリーディングが可能になります。

一方、ナナメったホロスコープの場合、気づきにくいのですが、微妙に解釈のズレが生じていても、感知しにくくなっていきます。




≪「アストロロジー」の真意≫

「占星術」を正しく英訳すると、“Astro Divination”(アストロ・デビネーション:天体占い、星占い)になります。

決して「アストロロジー」(Astrology)ではありません。

なぜなら、「-logy」(~ロジー)は“占い”とは対極のカテゴリーを意味するからです。

客観的な現実分野の学術などが「~ロジー」と呼ばれています。

「ロゴス」や「ロジック」など“論理”や“理法”で、日本で「アストロロジー」といえば“占星術”と誤訳されていますが、歴史的な経緯や海外の事情があって致し方のない側面はあります。

ですが、その根底にあるアストロロジックな理由は、双魚宮時代末期の“事実誤認”や“勘違い”といった現代占星術の象意とオーバーラップしてもたらされていることに気づいている方はいません。

ちなみに、「四大元素説」とともに古代ギリシャ時代に発祥した「古典アストロロジー」は“占い”ではなく、当時は最先端の学問で世界的に活用されていました。

ただし、16世紀に“疑似科学”とされたことで、学術としての立場を失います。

そのとき、「四大元素説」の理論は引き継いだまま古典アストロロジーと現代占星術の中間に位置する占い稼業“擬似アストロロジー”に転化したのが、ケプラー(1571-1630)らによる「古典占星学」です。


【One Point】 現代占星術は、正統な理論なき“ホロスコープ占い”で間違いありません。

どのように思われても、1846年の「海王星」の発見によってはじまった心霊系のアラン・レオによる秘境占星術が前身です。

※アストロロジーとは似て非なる別ものがその本体なのですが、知ってか知らずか、関係者は黙しているために一般の方が気づくことはありません。



【ホロスコープの“NEW HORIZON”】

●かつて、西洋占星術を探求していて“挫折”しました。

大ブームの中で混迷を深めていく占星術に「これはアカン!」と見切りをつけたのです。

“ホロスコープ占い”の現代占星術には数多(あまた)の“事実誤認”が認められていて、稀に指摘するマニアはいても、改善のきざしはなく放置状態でした。

それは現在も続いています。

後日、現実にマッチした納得のできるホロスコープ理論を自分で探究せざるをえなくなりました。

見出したのが「基本三数」です。

宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「星学」の開眼で、現在は通称「宝瓶宮占星学」と称しています。

第1章「啓蒙編」、第2章「技術編」と続き、並行して第3章「宇宙波動編」をご紹介しています。



※新リーディング・メニューのご案内

新リーディング・メニュー「基本軸の鑑定(自分軸と実在軸)」のご紹介です。

“本来の自分はどのような「基本軸」をもっていて、どう生べき天運なのか”をホロスコープ(出生天球図)からリーディングするものです。

ご自身に相応しい“生き方”や“ターゲット”、また“深層の精神意識”をはじめとした“プライベート”や“仕事”また“対外的な社会活動”などを水平軸と垂直軸とから、基本となる運勢をお届けいたします。

ハンドメイドのホロスコープ(PDF)付きで、料金は5,000円(税込)です。

ご自身の正しい「ホロスコープ」(出生天球図)を抑えておくためにも役立ちます。

鑑定は、読みやすいように行間を設定したHTMLメールで、1週間前後を目安にお届けいたします。


※「鑑定メニューのご案内」← 宝瓶宮占星学サイト









The READING Revolution
2023.06.13
[ホロスコープ随感18] ― 古い占断は捨てましょう ―


パラダイムシフトの今日、占星術は変わる



現在は、歴史的な「パラダイムシフト」の時代に突入しています。

「信じるか信じないかはあなた次第」ですが、現実に起きている“異常”とも思える社会の状況はなにゆえでしょうか。

アストロロジカル・エイジ(占星学的な時代区分)からみていくと、納得のいく答えがハッキリと理解できます。

約2,160年(計算値)ぶりに起きている“エポック・メイキング”です。

双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)から宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)へのパラダイム・シフトが起きているために、個々人に身近な分野でも確実に変化していきます。



≪TOPと一般人の平準化≫

政治の世界にかぎりません。

気づくと気づかないとにかかわらず、過去の常識では理解し難い状況が生じてまいります。

もっとも、それらの多くは最初は驚き、やがて常態になって、そういうものかと慣れが生じていきます。

中には(新しい)時代の流れとともに自然消滅していくものもあります。

近年、突出した市井人がスーパースターになるケースがいろんな分野で増えてきたのですが、最近ではふつうになりました。

昔の話で恐縮ですが、昭和時代に「銀幕のスター」と呼ばれる人たちがいて、映画館で拝めるだけで、プライベートな生活の様子が明かされることはないために、スクリーンの中のかっこよさがその人の実像かのように思い込むケースが多々あったのはご存じのとおりです。

今はもう、そんなことは完全にありません。

歌舞伎役者であろうとテレビで見れるし、バラエティーにふつうに出演して“素”をさらしているし、何なら「会いに行けるアイドル」よろしくネットでふつうに交流できていたりするためです。


【One Point】 当たり前のことを書いていますが、奇しくも、昭和が終わった平成元年(1989年)以降、宝瓶宮時代がはじまり、上下の別なく共鳴関係の「友愛化社会」へと移行していくことで、そうなったものです。

もっとも、平成生まれにとっては生まれてこのかた当然です。





≪アストロロジーの大変革≫

で、本題です。

他分野はともかく、占星術やアストロロジーの世界、「星読み」や「占断」また「ホロスコープ・リーディング」といわれる分野では、とくに顕著なパラダイムシフトが認められます。

双魚宮時代から宝瓶宮時代へ「アストロロジカル・エイジ」の変遷なので当然です。

もし、万が一にも「そんなこと全然ないよ」という占星師の方がいらっしゃいましたら問題です。

理論面でいえば、基礎の基礎の「春分点歳差」の知識が抜けおちているか、感性面でいえば、双魚宮時代の理論理屈を超えて真実を突くアンテナに課題があるか、妄想に偏して双魚宮時代と運勢をともにしていくのか…。

もしくは、逆にまだ始まってもいないのかもしれません。

もっとも、当サイトにアクセスされておられる方で「ヘンなこと書いてるなぁ。まあ、たまには見てやるか」と気が向かれたときにでもご高覧されておられる方の中には、そういった時代遅れのタイプの方はいらっしゃいません。

きっと寛容な方で、ご自身で気づいていなくても「宇宙波動エネルギー」と共鳴し、無意識にでも何かを感じていたり知らない何に導かれている方です。


【One Point】 「宇宙波動エネルギー」は、新しい宝瓶宮時代のアストロロジーの概念です。

第3章「宇宙波動編」から公開しました。「宇宙波動エネルギー」なくしてアストロロジー「星学」や共鳴世界をリーディングするホロスコープは成り立ちません。




≪概念、言霊、波動パワー≫

では、占星術やアストロロジーのパラダイム・シフトは何でしょうか。

時がこないと書けないことも多いのですが、ここでは今現在、明らかになっている中で2つ3つご紹介させていただきます。

最初に大前提となる「概念」のお話をまずさせてください。

パラダイムシフトは、多くの新しい概念を生みだすからです。

そのため、既存の単語ではご説明ができないことも多々あり、同じ言葉を使っていても、お互いに概念が異なるとご理解できないことが起こり、双方ともに時間のムダになってしまいます。

言語には、理知的に「概念」があり、感覚的に「言霊」があり、実際的に作用をもたらす「波動パワー」を秘めて用いられているためです。

とくに、「星読み」や「占断」(鑑定)また「ホロスコープ・リーディング」という語句をどのようにとらえているのか、概念を確認しておかなければなりません。


【One Point】 言葉のとらえ方は一人ひとり微妙に異なります。

ここでは「星読み」は星をメインとして解釈をしているもので、「占断」(鑑定)は“ホロスコープ占い”のことで、「ホロスコープ・リーディング」は何はともあれ、総体的に解釈するものをいいます。



≪ロマンを伴なった“星読み”≫

まず、ご理解いただきたいのは“星読み”の不満足です。

星をメインとして解釈できても、ホロスコープ全体をリーディングすることはできません。

ロマンを伴なった美しい“星読み”という言葉なので、言霊イメージに敏感で優先度を“爆上げ”して受け入れる不思議系の感性に優れた方に対してセンシティブに訴求します。

ですが、ゆえにご注意ください。

星は重要とはいえホロスコープを構成する1パーツだからです。

星の持つ象意は適応範囲に限界があるため、どんなに“星読み”を探求し続けても“井”の中から出ることはできません。

それだけでホロスコープを偏らずに総体的に読めるようには一生ならないことを断言できます。

占星術の主観的な占断手法を、美しい言葉で“星読み”と言い替えているわけで、かえって視野狭窄を起こして未来を狭めているためです。


【One Point】 星の象意はパラダイム・シフトによって変わります。

白羊宮時代の共鳴星「火星」しかり、「金星」もそうですが「木星」の一部を含めて双魚宮時代の共鳴星(支配星)「海王星」も現在、象意を変容中です。




≪The READING Revolution≫

もっとも“星読み”という言葉の問題だけではありません。

時間的には、「パラダイム・シフト」に呼応できるかの問題です。

空間的には、“星”に留まらず「ホロスコープ全体を読む」といった現実の問題です。

関係的には、「宇宙波動エネルギー」に伴なう共鳴リーディングが欠かせない時代だからです。

宝瓶宮時代の社会は、“タテ”の序列が“ヨコ”に平準化していきますので、ひとことで言えば次元がパラレル(並行)またフラクタル(相似)に拡張していくことになります。

いずれにしても、表題のように「The READING Revolution」は必至です。

“星”だけでなくホロスコープを成り立たせているのはすべて「位置関係」ゆえに、構成要素(占星要素)全体にかかわるアスペクトは、象意の90%以上を占めています。


【One Point】 「なにをホザいているのか分からない」という方は、双魚宮時代の“物理的”また“神秘的”な視点だけでなく、“ブレイク・スルー”(既成概念の突破)をご検討ください。

両視点にない「共鳴関係」がリーディングの肝になっているためです。









JAL123便墜落事故の真相
2023.06.09
[新ホラリー占星学] ― 1985年8月12日相模湾上空 ―


やっぱり尋常ではなかった事故の真相をリーディング



ふと、いまだに疑惑の消えない日本航空123便の墜落事故をリーディングしてみようと思いました。

航空機事故では世界最大の犠牲者を出した痛ましい事故です。

あと約2か月後の8月12日で、1985年の事故から38年になります。

いつものようにハンドメイドでホラリー・ホロスコープを作成していて戦慄を覚えました。

そこに象われていたのは「やはり、そうだったのか…」という星の配置でした。



≪墜落事故のあらまし≫

予定時間を少し遅れて、夕方18時12分に羽田空港を離陸。

「航空事故調査報告書」には次のように記されています。

「推定墜落時刻は、18時56分ごろであった」

その2ページ前には「18時24分34秒、(中略)伊豆半島南部の東岸上空に差し掛かるころ、「ドーン」というような音とともに飛行の継続に重大な影響を及ぼす異常事態が発生し」と問題の瞬間が報告されています。

さて、どちらの時刻でホラリー・ホロスコープを作成すべきか。

事故の直接の原因は、異常事態が発生した18時24分です。

ビンゴ! でした。




【One Point】 墜落時刻の18時56分でも念のためにホロスコープを出してみたのですが、18時24分のホロスコープほど迫力はありませんでした。

事故原因については「後部圧力隔壁の損壊により(中略)操縦系統の損壊が連鎖的に発生した」と記されていました。




≪“自損事故”ではない≫

18時24分でのホラリー・ホロスコープは次のとおりです。



ASC=上昇点は「水瓶宮」、DES=下降点は「獅子宮」でした。

この組み合わせは、公権力サイドによって民間人が事件や事故に巻き込まれたケースに多いタイプです。

実際、当該ホロスコープにおいても、獅子宮の共鳴星「太陽」がDES=下降点に合(コンジャクション=0度)であるために間違いありません。

さらに「水星」と「火星」を交えて四重合(クワドラプル・コンジャクション=0度)を形成していることをみても“自損事故”というリーディングはできません。

なぜなら、この場合「水星」は、ほかの星とのかかわりから知的なオペレーションやシュミレーションなどIT(情報技術)を含めた“作戦”を象わします。

そして「火星」は、ホラリー・ホロスコープでは“凶器”や“武器”また“戦闘”や“軍隊”(日本では自衛隊)などを象わし、“組織の中心”といった「太陽」とともにDES=下降点に合=0度だからです。


【One Point】 一方、ASC=上昇点は、事故の当事者側を象わします。通常の事件の場合は、犯人側を象わすことが多いのですが、今回のように原因不明の事故の場合は、いずれなのか特定できないためにASC=上昇点でみてみます。




≪IC=北中点がYOD=150/150/60度の頂点≫

驚いたのは、「水瓶宮」の共鳴星「天王星」が、DES=下降点を含む四重合=0度に下三分=120度をとっていることです。

さらに、YOD(ヨッド=150/150/60度)の頂点になっていたことでした。

「天王星」は予期せぬ突発的な“トラブル”というだけでなく、航空機など“飛行体”を象わすために、間違いなく「JAL123便」を象徴しています。

DES=下降点に下三分=120度といい、YOD=150/150/60度の頂点といい、単なる事故ではなく、否応なく巻き込まれた“人為事故”の様相が見えてきます。

さらに、IC=北中点も別のYOD=150/150/60度の頂点になっており、こちらは「冥王星」と「海王星」を底辺の星としていることから、ご説明は省きますが、当面は“深層”が明かされることはないでしょう。


【One Point】 先日の宮古島での陸自ヘリ墜落事故も、IC=北中点を頂点とするYOD=150/150/60度が形成されていました。

底辺の星が「水星&ドラゴン・ヘッド」と「火星」と異なるために一律ではないのですが、回収されたフライトレコーダーから「事故は機体の不具合が発端で起きた可能性が高まった」とされています。




≪二重YODの「金星」の驚愕の意味≫

「天王星」を、“突発的なトラブル”や“アクシデント”と解釈することはふつうです。

間違いとまでは言えませんが、重要なのはDES=下降点を含む四重合=0度の下三分=120度で、YOD=150/150/60度の頂点となる位置関係がポイントです。

天王星の象意だけでなく、ほかの星とのアスペクトなど位置関係をみた解釈をしないと、単純解釈は占断ミスにつながります。

DES=下降点を含む四重合=0度の本意を知れば、戦慄の原因が見えてきます。

また「天王星」を頂点とするYOD=150/150/60度の底辺の一つ「金星」が、交歓(ミューチュアル・レセプション:M.R.)の「木星」と「天王星」を底辺として、頂点の星ともなっていることは、驚愕の事故原因が秘められていることを象わしています。

これら複雑に絡み合ったアスペクトの意味を解釈できれば、ハッキリと事故の真相がリーディングできるホラリー・ホロスコープになっています。


【One Point】 蟹宮の「金星」で「木星」と「天王星」のM.R.が底辺のYOD=60/150/150度です。

このM.R.を含めた12種類のアスペクトの象意を知れば、ホラリー・ホロスコープにかぎらず、ネイタル、シナストリー、トランシットや星のディレクションなど全リーディングが可能です。




≪意図された墜落事故≫

“当事者”サイドを象わすASC=上昇点に「木星」が合=0度なのは“幸運”などではありません。

逆に、大惨事の事故になることが「木星」はもちろん、「DES=下降点」を含む四重合=0度(太陽&水星&火星)やドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テールを含めた大十字(グランドクロス=90度×4)を交えて意味されています。

間違えてはいけないのは、たとえ大十字=90度×4であっても「木星」がかかわっていなければ大惨事にはなりにくいことです。

また、蟹宮直前の“センシティブ”な「月」が“欺瞞”や“茫漠”とした「海王星」と衝=180度で、蠍宮でしかも第8ハウス(室)に位置する「冥王星」が三分(トライン=120度)の位置関係というのも、“両極端”ゆえに二重三重に被害が拡大されることを象わしています。

単なる「圧力隔壁」損壊による事故ではないことがリーディングできます。

意図されたもので、否応なく運命的な要素が大きい墜落事故といえます。


【One Point】 「時効」と同じで時を経なければ書けないことがあります。

ですが、真実が明らかになる宝瓶宮時代です。

TOPやオールド・メディアは立場があって書けないことも、新時代の主人公一般市民は異なるためです。









解説:No.828今週の運勢
2023.06.08
[太古神“艮の金神”]― 「時代のうねり」を乗りこなそう ―


冥王星と海王星が主役のアスペクト・パターンの複合



歴史や時代の転換点は、一般的に“大きな出来事”が起こったときに認識されます。

ですが、一部の人は、見えない変化や予兆や前兆を見抜いて準備をします。

「パレートの法則」ではありませんが、約20%の人が何かしらの予兆を感じ、そのうちさらに80%の人は感じても言動に至らず、結局は全体の約96%の人がスルーしていきます。

でも大丈夫というしかありません。

これまでのリーディング体験から申し上げますと「星のディレクション」によって、心性面も現実社会面も見えない予兆や変化も含めて、おおむね本質面を見抜くことができるからです。



≪太古神“艮の金神”の復活≫

今回の「今週の運勢」No.828に次のように書きました。

「天王星を除いて、アスペクト・パターンが複合した見たこともない強烈な“コングロマリット”のようなアスペクトの今週です」

この異常なアスペクトを前に、エネルギー宇宙と物理宇宙そして共鳴関係をみたリーディングが可能です。

エネルギー的には太古神“艮の金神”(うしとらのこんじん)の復活ともなるキックオフで、物理的には“核戦争”を象わすアスペクト・パターンの複合という通常の解釈を含め、トータルでは「エポック・メイキング」のキッカケを象わすものになっています。

これまでおよそ18年間にわたって毎週、ホロスコープを作成してきましたが、見たこともない特別な複合なアスペクトになっていて、時代が決定的に移り変わっていくことを知るべきものになっています。

その予兆や前兆が、常ならぬ「大きなうねり」として現われていく昨今です。


【One Point】 いずれも「深層の精神意識」にかかわり、見えない世界での予兆でもあって「信じられない!」というかたもいらっしゃるでしょう。

日本人の深層の大本(おおもと)の太古神こと“艮の金神”にもかかわる“日本的霊性”へのキックオフです。




≪冥王星の大十字=90度×4≫

ホロスコープ的には、次のようなアスペクト・パターンの複合です。

時代変化のリーディングですので、NULL(ヌル)のホロスコープからお届けしています。

ポイントは水瓶宮0度の「冥王星」です。

「冥王星」は、昨今の大十字(グランド・クロス=90度×4)にも大三角(グランド・トライン=120度×3)にも共通してポイントとなる一角を占めています。

ホロスコープの位置的にもそうですし、冥王星自体の象意的にもそうですし、また昨今の「深層の精神意識の変革」のデレクション的にも最重要です。

1か月ほど前の5月10日~6月2日(蟹宮24度~獅子宮6度)まで「火星」が「冥王星」と衝(オポジション=180度)をとっていて、5月30日からは蟹宮24度を通過した「金星」が加わり、獅子宮に入宮しました。

この「冥王星と火星→金星」の衝=180度に対して、牡牛宮3度の「木星」と2度の「ドラゴン・ヘッド」の合(コンジャクション=0度)、また蠍宮の「ドラゴン・テール」とが大十字(グランド・クロス=90度×4)を形成している昨今です。



【One Point】 「冥王星」が絡んだ1か月以上に及ぶ大十字(グランドクロス=90度×4)です。

その一角が惑星ではなく、太陽の黄道と月の白道との「交点」(ノード、ドラゴン・ヘッド&ドラゴン・テール)ゆえなのか、話題にはなっていないようです。




≪冥王星の大三角=120度×3≫

「火星」が一角を占めた期間の大十字=90度×4は、星々の象意からみて“核戦争”が起きておかしくないほど重要なものでした。

ただし“幸運”なことに、2つの星によって相応ながら抑制が効いていたのも事実です。

その一つは“ポテンシャル”(潜在力)の星で、もう一つは冷静に現実判断をもたらす星でした。

もし、この2つの星がなければ、核攻撃に踏み切っていてもおかしくない状態が象わされていたのです。

当サイトの「今週の運勢」では、相応ながら2つの星によるセーブをリーディングしていたこともあって、不要な混乱を避けるためにあえて触れませんでした。

この大十字=90度×4に複数の「アスペクト・パターン」が絡んで複合アスペクトを形成しています。

その最右翼となるアスペクト・パターンは、次の大三角(グランド・トライン=120度×3)で、水瓶宮0度の「冥王星」、双子宮に入宮する「水星」、天秤宮の影響圏にある乙女宮の「ケレス」です。



次に、この大三角=120度×3は、上述いたしました大十字=90度×4の1角を占める「金星」、そして「ケレス」と衝=180度の魚宮27度の「海王星」の2つを尻尾として大三角凧(トライン・カイト=120/120/60/60度)を形成しています。



さらに、神秘長方形(ミスティック・レクタングル=120/60/120/60度)が、上述の「冥王星」や「海王星」と「ケレス」また「金星」とで形成されています。



加えて、魚宮の「土星」が「天王星&ドラゴンヘッド」と蠍宮の「ドラゴンテール」との衝=180度に、調停(メディエーション=60/120/180度)の座相を投げかけている昨今です。


【One Point】 これらは個人的な心理面のみでも、社会的な出来事面のみでもなく、見えない世界を交えた予兆を含めてリーディングができます。

単純には「冥王星」や「海王星」がもたらしている「星のディレクション」が陰に陽に強まることになります。




≪社会に起こるおかしな出来事≫

当該複合アスペクトの社会的な出来事面の特徴は上述しました。

心性面を含めた「星のディレクション」から申し上げます。

主役の「冥王星」による「深層の精神意識の変革」のディレクションと、「海王星」の「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションのキックオフです。

大十字=90度×4によってお互いのスタンスや考え方の相違が際立ち、新たなスタートや新展開がもたらされます。

大三角=120度×3によって、良し悪しはともかく拍車がかかります。

トライン・カイトは、目標やターゲットとなって作用し、神秘十字による交錯や重層化が起こり、個人的にも社会的にも内実を含めて“うねり”となります。

見えない世界の宇宙波動エネルギー的には、個々人に留まらず日本的にも深層の精神意識がかかわり、エポック・メイキングがもたらされます。

約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代よりも前、太古日本の深層の精神意識“る日本的霊性”や太古神“艮の金神”の顕現だといえば分かる方には何となくでも首肯いただけるでしょうか。


【One Point】 抽象的になりますが、初代神武以前の“ニギハヤヒ”にかかわり、(宇宙)大自然を崇める太古神道“惟神”(かんながら)の神なき古代神こと“艮の金神”にかかわり、新時代の「友愛精神」(和、絆、民度)にかかわっていくものです。




≪新たな時代の扉が開かれていく≫

で、そんなわけの分からないお話はどうでもいいという方を含めて、実際的に申し上げますと、いろいろと個々人の意に沿わないことが起こります。

「いやだ!」といっても宇宙波動エネルギーにともなう「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)は時代を進めるものなので、仕方がありません。

上掲の複合アスペクトや「星のディレクション」を知って、ふさわしいご対処を見出していくことです。

上述の両ディレクションは始まったばかりで、20年前後続きます。

地震も最初の揺れがいちばん大きいので、まずは2025年内ほどまでの“時代のうねり”をサーフィンよろしく楽しんで乗り切りましょう。

「個人ディレクション」ですので、自己責任というか、最後のご判断は個々人が見出されていくことになります。


【One Point】 未来宇宙の戦いを描いた映画「スターウォーズ」でいうフォースの暗黒面、恐れや怒り、憎しみ、攻撃性といった暗い感情などのダークサイドの“うねり”に落ち込まず、ジェダイの騎士にでもなったつもりで愉しみ、方途を見出していけばいいんです。








初学時のアスペクト開眼
2023.06.02
[局面] ― Aspectは角度より“様相”を提示 ―


ホロスコープ・リーディングと“同義”のアスペクト



初学の頃のアスペクト体験談です。

あまりお役に立たないかもしれませんが、お時間とご興味のある方のみご高覧ください。

当時は、西洋占星術がブームになりはじめの頃で、星がどの“星座”にあるかといった解釈がメインでした。

一方、星が各ハウス(室)にあるときの解釈は確立されておらず、あまり的を射ておらず総じてホロスコープ解釈に行き詰まりを感じていました。

その後、アスペクトの象意の一端を知り、リーディングに一縷の光明が見えてきました。



《 サイン(宮)からアスペクトへ 》

数ある占いの中で、西洋占星術がいちばん自分のことを言い当てていたので、自分に合うと思って学びはじめました。

星がサイン(宮)やハウス(室)にある場合の解説は、星がないケースがあったり、あっても的外れと思えるケースがあるなど当てにならず、臨機応変な解釈が難しかった時代です。

そんなとき、初歩的ながらアスペクトの解釈に触れる機会がありました。

どんなホロスコープであってもアスペクトは必ずありますので、何かしら適用できたので有用でした。

当時の解釈であっても“当たってる”と思えるケースもそこそこあって、ようやく納得できる解釈を見出しました。


【One Point】 星がサイン(宮)やハウス(室)にある場合の解説は「箱の中身は何じゃろな?」といった解釈です。

ホロスコープ・リーディングの重要度からいえば、3番めに過ぎず個々のホロスコープを機応変に解釈するのは無謀です。




《 リーディングの糸口 》

今ならその理由がよく分かります。

なぜなら、ホロスコープはすべて「位置関係」から成り立っているために、ホロスコープ・リーディングの本筋は、本来の正しい「アスペクト」の象意の中に秘められているからです。

当時は、西洋占星術ブームといってもまだはしりの頃で、深いアスペクトの解明はなされておらず、古典的名著といわれた『占星学の見方』(ルル・ラブア著 東京東雲堂)を例に挙げれば、次のようにシンプルなものでした。

東西易占シリーズの中の一冊で、その89頁に「惑星の座相の主な意味(要点)」と題され「太陽と月の合 宮と室の特徴を強調する。新規計画の成功」といった程度の記述でした。

その後、アスペクトの解釈が深まっていくとともに、どんどんホロスコープ・リーディングに手ごたえが感じられるようになりました。


【One Point】 初めて「ホロスコープ」を日本に一般向けに公開したのは『ホロスコープ入門』(ルル・ラブア著 PLAY BOOKS 新書判)です。

今でこそ「ホロスコープ作成ソフト」といった便利なものがありますが、当時は「室項表」や「天文暦」を使った手計算での作成でした。






《 相性リーディングにアスペクト 》

当時の西洋占星術のアスペクト解釈ながら「相性判断」に向いていることを直感しました。

友人や知人また同僚たちの相性をアスペクトをメインにリーディングしてあげたのです。

まだ「ホロスコープ作成ソフト」がなかった時期で、一晩かけて二人のホロスコープを作成し、お互いの星のアスペクトから相性をみて、結果をメモにして渡しました。

当初は半信半疑だった人も、後日、「あれ当たってるよ」といってくれました。

ホロスコープ・リーディングの目途が立ちはじめたのです。

ですが、その後、現代占星術はどんどん混迷していきました。

13星座占いや、発見されたばかりで象意も定まっていない小惑星を用いたり、トロピカル方式とは異なるインド占星術のサイデリア方式の解釈が混じってきたり、マジカル・スピリチュアル系の摩訶不思議な解釈など、ブームゆえの解釈手法の混迷と乱立が起きていました。

もはや何でもありの状態で、センパイ占術師もサジを投げるほど誰にも収拾ができない占星術の現状を目の当たりにして、「これはアカン」と見切りをつけました。


【One Point】 ところが、不思議なご縁です。

ヒョンなことからホロスコープはなぜそのような象意になるのか、論拠を見出さざるをえなくなりました。

ない頭を絞って考えるしかありません。そうして見出したのが宇宙の根幹法則「基本三数」です。




《 宇宙とホロスコープの法則「基本三数」の大発見 》

ラッキーでした。

双魚宮時代が終わり、宝瓶宮時代が始まっていたからです。

新しいアストロロジーの波動と探究の方向性が一致し、我知らず共鳴することができたようです。

ヒラメキがヒラメキを呼ぶように宇宙この世界と「ホロスコープ」の根幹をつらぬく「基本三数」から、個々の構成要素のほんとうの象意は何なのかをとらえていったら、まるで自動ドアーの前に立ったかのようでした。

次々とホロスコープの“秘密の扉”が開かれていったのです。

あれーっ、簡単じゃん!

「光の三原色」と同じでした。

宇宙森羅万象におけるさまざまな色彩は、R/G/Bの「光の三原色」からすべて展開されているように、ホロスコープも宇宙この世界も1数/2数/3数(原意)の「基本三数」から展開されていたのです


【One Point】 また「基本三数」から宇宙この世界の成り立ちや様態など哲理的な側面もみえてきました。

宇宙を模したホロスコープなので当然ですが、ホロスコープ・リーディングのバックボーンまで理解できたのです。




《 アスペクトによるホロスコープ・リーディング 》

最後に12数の本意をもたらす「数理法則」に触れておきます。

1数/2数/3数の「基本三数」が、基本三数自らの原意をもって基本三数展開されたものが宇宙森羅の最小象徴数=12数の「数理法則」です。

1数~12数までの簡単な数理による「数理法則」は、ホロスコープを構成する個々の構成要素12種類の本意(基本の象意、ほんとうの象意)となっていました。

「基本三数」を正しく知って、「数理法則」の本意を知れば、誰でも簡単にホロスコープの象意をご自分でイメージ的にとらえてリーディングができることが分かりました。

その中核になっているのがホロスコープを成り立たせている個々の構成要素(占星要素)の「位置関係」で、端的に言えば「アスペクト」でした。

「ホロスコープ・リーディングそのもの」といえる出来事など“局面”や“様相”などの象意を持つのが本来の「アスペクト」だったのです。


【One Point】 座相という表現は単に「角度」をあらわすにすぎませんでした。

「基本三数」を知ったことで、本来の「アスペクト」は局面などの状況を意味し、ホロスコープ・リーディングと同義の象意を提示しているという核心を突く事由が分かったのです。

そのような本来の「アスペクト」の全容をお伝えする「アスペクト完璧講座」です。



お知らせ「アスペクト完璧講座」のテーマと状況

第1回テーマは「合(コンジャクション=0度)」でした。
第2回テーマは「衝(オポジション=180度)」です。
※5月25日までに単独コースまた全12講座コースを問わず、お申し込みされた方には、すでに2023年5月31日までに 配信いたしました。

第1回分の本年のお申し込みはで、第2回講座の配信は、2023年6月25~30日 です。
6月25日まで、全12講座コースの割安料金でのお申し込みは可能です。
※「講座お申込みフォーム」」からお申し込みいただけます。









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