2024年の展望
2024.01.01
[“分水嶺”のピーク] ― はじまる深層の精神意識の変革 ―


双魚宮時代を手放して深層の精神意識を拡張しよう



人類の未来には“希望”しかありません。

ただ、その過程にはいろいろありますし、“分水嶺”のピークを迎えた今年2024年も同様です。

“分水嶺”は峠やひと山を越えていくことを意味しますので、相応に課題は伴ないます。

逆に“課題”や“問題”が起きることで、歴史を進めていく転換期の昨今にあるゆえに、従来の考えが通じず思うようにいかない苦しみも体験することでしょう。

人生も社会も歴史もそこで終わりではなく、ピークの果てにトンネルの出口が見えはじめてくるのが“分水嶺”です。



《 避けられない歴史の裂けめ 》

昨今の「星のディレクション」をリーディングしていて思います。

他人事のようですが、“大変”な時代です。

滔々とたゆむことなく、力強くゆっくりと流れる歴史の大河と、双魚宮時代の終末ゆえ、そこかしこで生じる逆流とが身近な岸辺で渦巻くことになるためです。

一例を挙げますと、世界の国々には必要でも、世界に先駆ける先進文化の国家日本からみると“退行”でしかないヘンな“Lなんたら法案”だとか、過度にすぎる移民政策だとか、政策と一般国民との間に重大な乖離が生じています。

今日の時代に避けられない歴史の裂けめです。

そのような異様な法案や政策をはじめとして旧弊となっていくトップや支配層の終焉(しゅうえん)が進み、一般国民大衆の時代の到来を体験的に漸次、実感していくことになります。


【One Point】 昨今は古代ギリシャ時代以来、約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代(そうぎょきゅう じだい)が名実ともに完全終了していきます。

今後、約2,160年(計算値)続く宝瓶宮時代(ほうへいきゅう じだい)への実体的な転換期です。




《 事実上の「共産主義」 》

繰り返します。

双魚宮時代、とくにその末期1846年の「海王星」発見後の19世紀後半以降は、顕著に“支配/被支配”の「対立二元論」を歴史パラダイムとしてきました。

その65年前、アメリカ独立戦争の最中、フランス革命の直前、宝瓶宮時代の共鳴星「天王星」の発見に象徴される“近代民主主義革命”の狼煙が相前後して社会化しています。

1781年のことです。

約20年後のケレスの発見に続く19世紀中頃の「海王星」の発見に象徴される“まだ見ぬ理想”マルクスの「共産主義思想」は、“資本家vs労働者”という階級対立をあおる思想でした。

問題は、マルクスの理想的共産主義にとどまることなく、“革命は武力によらなければ成しえない”とするレーニンの思想が加わり、「マルクス・レーニン主義」(事実上の「共産主義」)によって、20世紀は武力革命是認による世界的な大混乱の時代を誘引したことです。

それらは、アストロロジカルに申し上げますと海王星のみならず、1930年に発見された当時の「冥王星」の象意を伴なったゆえです。

獅子宮をトランシットした当時の「冥王星」の宇宙波動は、双魚宮時代最後の世界的な「対立二元論」となる“世界覇権”を人類の頭上にもたらし「第2次世界大戦」を誘発することになります。

その後の「東西冷戦」も同様で、人類歴史を核戦争一歩前の混乱と恐怖のどん底に落としました。


【一時は大衆が押しかけた「参政党」の街頭演説だったが“ワンマン”によってボードの3人が抜けた後は…。】

【One Point】 人知れず宝瓶宮時代の宇宙波動に変わった1989年、米ソ首脳による「東西冷戦の終結宣言」が出され、ついに双魚宮時代は終わります。

ところが、2009年から「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションがはじまり、今日は2025年までのモラトリアム期間の末期です。




《 トチ狂った政治家と二流官僚 》

2024年のお正月現在、双魚宮時代はあと2年で完全終了します。

「共鳴関係論」を歴史パラダイムとする宝瓶宮時代の社会体制へと移行していくためです。

移行は歴史プロセスの“必然”ですが、“宇宙波動エネルギー”に強制力はなく、どのように進むかは人類次第です。

“支配/被支配”の「対立二元論」が終わる以上、これまで人類や国民大衆を主導してきた“支配層”政治家や権力者に歴史の流れとともにある「天運」が働かなくなります。

日本においても、すでにその兆候は現われており、“トチ狂った政治家”や“二流官僚”に成り下がり、彼ら個人が悪いわけではないのですが、時代の流れとともにある「天運」が働かなくなった以上、判断に誤りが生じやすくなっています。

古い社会通年のままだと、気づくことができない時代の“犠牲者”です。

そうではなく、“共鳴関係”を旨として、一般国民に寄り添おうとする政(まつりごと)を行なえば、時代の流れとともにある「天運」が働きます。

一時は“参政党”というネーミングはよかったのですが、ワンマンや独裁に流れたようで、今や良識的な一般国民に寄り添う「日本保守党」に「天運」が移ったといえます。


【One Point】 現役の国会議員がまだいないにもかかわらず、10月17日の「結党記者会見」の翌日の大阪での街頭演説も、その後の東京新橋での街頭演説も人・人・人の大盛況でした。

時代の流れに沿う「天運」ゆえで方向性を誤らなければ、バブル人気からの現実化がありえます。



《 “ポピュリズム”の時代 》

今後は“権力支配”によるトップや為政者の世の中ではなく、いわば一般国民による一般国民のための一般国民による政策といった“ポピュリズム”の時代です。

ポピュリズムの対義語はエリート主義ですが、オールド・メディアの“マスコミ”のようにトップダウン式の意図的な情報操作が含まれる仕組みは終わります。

左翼また“リベラル”思想に偏った検閲によるポスト監視のない旧ツィッターこと「X」のような、良識的な国民によるボトムアップのSNSに「天運」は働き、時代を先駆けることになります。

双魚宮時代から宝瓶宮時代へ“分水嶺”の昨今ゆえで、そのピークが今年2024年です。

ピークを越えれば、翌2025年は坂道を転げ落ちるように双魚宮時代の完全終了を迎えていきます。


【One Point】 アストロロジカルに申し上げますと、今から2年後の2026年1月に、歴史的「春分点」を「海王星」が越えていきます。

正式に牡羊宮をトランシットしはじめる海王星は、“実現可能な希望のビジョン”をもたらすようにに生まれ変わっていきます。



【ご参考:宝瓶宮の「春分点」を超える】

●「星デレ講座」でも重要なのでご説明しています。

地球の歳差運動に伴なう「春分点」が宝瓶宮に進んだことで、人知れず“宇宙波動の変化”「宝瓶宮時代のビッグバン」が起きました。

波動的ながら宝瓶宮時代が正式にはじまったです。

「東西冷戦の終結宣言」が出された1989年のことです。

厳密にいえば、宝瓶宮と水瓶宮は黄道上の位置が異なるのですが、「数理法則」からみると同じ第11サイン(宮)として、象意の共通性を持ちます。

その宝瓶宮に逆入宮した「春分点」を、2026年1月に「海王星」が超えていきます。

それは「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションの終了を意味し、同時に約2,160年(計算値)続いた双魚宮時代は完全に幕を閉じます。

人類歴史は前人未到の新たなステージへへと変化していきます。




《 深層の精神意識の変革 》

さて、宝瓶宮時代の実質的なはじまりに伴なう「星のディレクション」(運勢変化、時代変化)を再掲しておきます。

ご存じのように山羊宮25度を越えた「冥王星」によって、一昨年2022年から正式に「深層の精神意識の変革」のデレクションの影響圏に入りました。

これは個々人が宝瓶宮時代を生きるにあたり、深層の精神意識の変革をうながすものです。

良し悪しは関係がありません。

旧来の人類歴史とは異なって、国民一人ひとりが独自の個性や才能を発揮されて、それぞれの分野において役割を果たし主人公となっていく宝瓶宮時代ですので、個々人の深層の精神意識(霊性、深層心理)は重要です。

分かりにくければ、平易に、日本人にみられる宝瓶宮時代の「友愛精神」(和、絆、民度)ととらえられても、あながち間違いではありません。


【One Point】 当該ディレクションは12年前の「伝授講座」でも、また昨今の当サイトでもお伝えしてきた内容です。

「星のディレクション」などとアストロロジカルに述べなくても、昨今の社会の状況から分かる方には直ちにご納得できるでしょう。




《 新しい霊性意識の覚醒と日常生活の変化 》

さて、トランシットの「海王星」による新しいディレクションも類似です。

昨年12月6日に魚宮24度53分で順行に戻った「海王星」は、同年末に「春分点」の影響圏に入ったことで、「新しい霊性意識の覚醒」(目覚め)のディレクションを正式にもたらしはじめました。

こちらも2012年の「伝授講座」でお伝えしたものなので、言葉遣いに若干の古臭さが残りますがご容赦ください。

従来の単語を用いて名付けないと、ニュアンスさえ伝わらないことがあるためです。

「友愛精神」という言葉もそうですが、双魚宮時代の概念ではなく、宝瓶宮時代の新しい歴史パラダイムに基づいてご理解をいただければと存じます。

さらには、牡牛宮をトランシットする「天王星」は、1月27日に牡牛宮19度で順行に戻ります。

すでに牡牛宮の後半にあり、前半の“新型コロナ”による「日常生活の変化」のディレクションから、後半の宝瓶宮時代に向けた「日常生活の変化」のディレクションを推し進めはじめていく2024年になります。


【One Point】 末尾になりましたが、「新年 明けましておめでとうございます」。

お気が向かれましたら本年も当サイトを「何か面白いこと書いていないかな」とでも覗かれてください。

今後の時代状況や天運の在処にもご参考になる各種講座もご用意いたしています。











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